JPH0331111Y2 - - Google Patents

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JPH0331111Y2
JPH0331111Y2 JP1986074880U JP7488086U JPH0331111Y2 JP H0331111 Y2 JPH0331111 Y2 JP H0331111Y2 JP 1986074880 U JP1986074880 U JP 1986074880U JP 7488086 U JP7488086 U JP 7488086U JP H0331111 Y2 JPH0331111 Y2 JP H0331111Y2
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conductive mesh
mesh
transparent
conductive
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、コンピユータ、オシロスコープな
ど産業用、医療用機器類のデイスプレイからの電
磁波漏洩を防止するのに好適な透明電磁遮蔽板に
関するものである。
「従来の技術」 透明電磁波遮蔽板は、その透明性および導電性
を利用する用途、たとえばコンピユータ、測定機
器等の透視性を必要とされる部分(たとえばデイ
スプレイなど)の電磁波シールドとして広く利用
されている。
従来よりこの種の透明電磁遮蔽板の構造として
は次のようなものがある。すなわち、透明な基板
上に、)金、銀などの良導電性金属を蒸着した
もの、)酸化インジウム、酸化スズなどの透明
導電膜を形成したもの、あるいは、)網目の細
かい金網を貼り合わせたものなどである。
「考案が解決しようとする問題点」 しかしながら、これら従来構造の透明電磁遮蔽
板にあつては次のような解決すべき問題点があつ
た。
すなわち、)の透明な基板の上に良導電性金
属を、透視性を有する程度の厚みで蒸着した構造
のものでは、良好な導電性、つまり良好なシール
ド効果を得ることができるが、摩耗やキズなどと
いつた膜自体の物理的強度が弱いためにトツプコ
ーテイング等の保護層が必要であり、このコーテ
イング作業、特にアース部のマスキングに手間が
かかる上に、均一な透明性を得るために、膜厚の
均一性を要求され、)の酸化インジウム等の膜
を形成した構造のものでは、所望の電気抵抗を得
るのが難しく、また、)の金網を貼り付ける構
造のもので、透明基板との貼り合わせや埋め込み
を必要とする上に、その外観上に問題があるな
ど、それぞれに欠点があつた。本考案は、上記の
事情に鑑みてなされたもので、透視性を有しかつ
電磁波をシールドするものとしてその機能を十分
に発揮し、かつ物理的強度にも優れ、しかも製造
工程の簡単な透明電磁遮蔽板を提供することをそ
の目的とするものである。
「問題点を解決するための手段」 そこで本考案は上記目的を達するために、透明
基板と、該透明基板の遮蔽すべき電磁波が放射さ
れる側の片面に印刷された、銀の導電性微粒子を
含むインキよりなる格子状の導電メツシユとで構
成した。さらには、該導電メツシユに重なる形態
で、導電メツシユと透明基板との間に、または透
明基板の、導電メツシユが印刷された面と反対の
透視する側の面に、カーボンインキを印刷する構
成とした。
「作用」 電磁遮蔽の機能を発揮する導電体をメツシユと
することにより、金属薄膜による全面被覆を施す
場合のように膜厚の均一性を考慮する必要がな
い。また、メツシユはいわゆる金網ではなく、印
刷という手段により基板上に直接形成されたもの
であるので、金網の貼り合わせ、または埋め込み
といつた作業を必要とせず、これがために製作工
程が簡単となる上に外観上も優れたものとなる。
さらに、カーボンインキの黒色により、銀の微粒
子を含むことによつて銀色を呈する導電メツシユ
が透視側から不可視状態となり、これにより透明
電磁遮蔽板を介して透視されるべきデイスプレイ
等の視認性が高まる。
「実施例」 以下、本考案の第一実施例を第1図ないし第4
図を参照しながら説明する。
図において、符号Aで示されるものは、本考案
による透明電磁遮蔽板を示すもので、この透明電
磁遮蔽板Aは、透明基板1と、その上面全面に形
成された導電メツシユ2とで構成されている。
前記透明基板1は、ガラスないしは、光線透過
率が90%付近のアクリル樹脂、ポリカーボネート
などの無色透明な合成樹脂からなるものである。
前記導電メツシユ2は、銀(Ag)の微粒子を
含んだ導電インキ2aからなるもので、この導電
性インキ2aが前記透明基板1の上面に網の目状
に印刷されることにより導電メツシユ2が形成さ
れている。導電性インキ2aの印刷手段として
は、近来のPWB(プリント配線板)の製造手段の
一つとして行なわれているアデイテイヴ法などを
用いることができる。また、導電メツシユ2のメ
ツシユパターンは格子状とし、パターン幅は0.1
mm〜1.0mm、パターン間隔は0.1mm〜3.0mm、さら
に、面積抵抗値としては100Ω/□以下とするの
が好ましい。
なお、導電メツシユ2のアース部の構成として
は、第3図に示すように、前記透明基板1の透視
を妨げない端部に、前記導電メツシユ2を構成す
る素線の複数本と接触するアース帯3を設ける
か、第4図に示すように、透明基板1の外縁部
に、導電メツシユ2と同様に導電メツシユ2と一
体的に導電性インキ2aを枠状に印刷してアース
枠4を形成する等の手段を用いる。前記アース帯
3を設けるものは、たとえばアース線を用いてア
ースを該透明電磁遮蔽板Aから離れた部位に接続
する形式のものに、また、前記アース枠4による
ものは、該アース枠4を透明電磁遮蔽板4を保持
する機器のシヤシー等に直接接触させてアースを
とる形式のものに適している。
上記のように構成された透明電磁遮蔽板Aにお
いては、電磁遮蔽の機能を発揮する導電体をメツ
シユ状に形成することにより、金属薄膜による全
面被覆を施す場合のように膜厚の均一性を考慮す
る必要がない。また、導電メツシユ2を導電体な
らしむるものとして、極めて良好な導電性を有す
る銀を使用しているために優れた遮蔽効果を得る
ことができる。しかも、メツシユはいわゆる金網
ではなく、印刷という手段により基板上に直接形
成されるものであるので、金網の貼り合わせ、ま
たは埋め込み等の作業を排除せしめ、これがため
に製作工程が簡単となる上に外観上も優れたもの
となる。
第5図は本考案の第二実施例を示すもので、第
二実施例のものでは、上記第一実施例に示した導
電メツシユ2と透明基板1との間に、ちようどこ
の導電メツシユ2が重なる形態でカーボンインキ
5が設けられている。その他の構成は上記第一実
施例のものと同じである。
第二実施例のものでは、カーボンインキ5の黒
色により、銀の微粒子を含むことによつて銀色を
呈する前記導電メツシユ2を透視側から不可視状
態とすることができ、これにより該透明電磁遮蔽
板Aを介して透視されるべきデイスプレイ等(図
示は省略)の視認性が高められる。
第6図は本考案の第三実施例を示すもので、第
三実施例のものでは、透明基板1の、導電メツシ
ユ2が印刷された面と反対の面に、上記第二実施
例で示したカーボンインキ5が、透明基板1を介
してちようど導電メツシユ2に重なる形態でムツ
シユ状に印刷されている。その他の構成は前記第
一実施例と同じである。このカーボンインキ5
は、前記導電メツシユ2より若干幅広のものであ
り、このため、透明基板1の前記導電メツシユ2
側をデイスプレイ側に、カーボンインキ5側を透
視側とすれば、銀色なる導電メツシユ2が使用者
から直接見えることがない。
第三実施例のものでもその作用は上記第二実施
例で示したものと同じである。
「考案の効果」 以上説明したように、本考案によれば、透明電
磁遮蔽板を、透明基板と、該透明基板の遮蔽すべ
き電磁波が放射される側の片面に印刷された銀の
導電性微粒子を含むインキよりなる格子状の導電
メツシユとで構成し、該導電メツシユに重なる形
態で、導電メツシユと透明基板との間に、または
透明基板の、導電メツシユが印刷された面と反対
の透視する側の面に、カーボンインキを格子状に
印刷する構成としたから、カーボンインキの黒色
により、銀の微粒子を含むことによつて銀色を呈
する導電メツシユが使用者側から直接見えること
がなく、この銀色なる導電メツシユを透視側から
不可視状態とすることができ、これにより本考案
の透明電磁遮蔽板を介して透視されるデイスプレ
イ等の視認性を高めることができる。
また、導電メツシユを導電体ならしめるものと
して極めて良好な導電性を有する銀を使用してい
るため、優れた遮蔽効果を得ることができ、さら
には、金属被膜による全面被覆を施す場合のよう
に透視性や膜厚の均一を考慮する必要がない上
に、メツシユはいわゆる金網ではなく、印刷とい
う手段により基板上に直接形成されているので、
製作工程が極めて簡単である上に優れた外観を呈
し、しかも格子状に形成されて高価な銀の使用を
節約できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案の第一実施例を示
すもので、第1図は上面図、第2図は部分側断面
図、第3図は部分上面図、第4図は同じく部分上
面図。第5図は本考案の第二実施例を示す部分側
断面図。第6図は本考案の第三実施例を示す部分
側断面図である。 A……透明電磁遮蔽板、1……透明基板、2…
…導電メツシユ、2a……導電性インキ、5……
カーボンインキ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 透明基板1と、該透明基板1の遮蔽すべき電磁
    波が放射される側の片面に印刷された、銀の導電
    性微粒子を含むインキよりなる格子状の導電メツ
    シユ2とで構成され、該導電メツシユ2に重なる
    形態で、導電メツシユ2と透明基板1との間に、
    または透明基板1の、導電メツシユ2が印刷され
    た面と反対の透視する側の面に、カーボンインキ
    5が格子状に印刷されていることを特徴とする透
    明電磁遮蔽板。
JP1986074880U 1986-05-19 1986-05-19 Expired JPH0331111Y2 (ja)

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JPS62186498U JPS62186498U (ja) 1987-11-27
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