JPH0638707A - 腸内腐敗産物生成抑制食品組成物 - Google Patents

腸内腐敗産物生成抑制食品組成物

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JPH0638707A
JPH0638707A JP5076628A JP7662893A JPH0638707A JP H0638707 A JPH0638707 A JP H0638707A JP 5076628 A JP5076628 A JP 5076628A JP 7662893 A JP7662893 A JP 7662893A JP H0638707 A JPH0638707 A JP H0638707A
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晶久 高市
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俊彦 岡本
Yoshihide Azuma
喜英 東
Yoshiya Watanabe
義也 渡辺
Toshiaki Matsumoto
敏明 松本
Katsuya Miyata
克也 宮田
Shuichi Sakamoto
修一 坂本
Hiroshi Okamatsu
洋 岡松
Megumi Kumemura
恵 久米村
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Abstract

(57)【要約】 【構成】本発明は、ラクトシュクロースを有効成分とす
ることを特徴とする 腸内腐敗産物生成抑制食品組成物を提供する。 【効果】低カロリーであり、腐敗産物の腸内産生量を減
少させることができ 、これらがプロモーターとなり得る各種のガンを予防す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、腸内腐敗産物生成抑制
食品組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】スカトール、インドール、p−クレゾー
ル、4−エチルフェノール等は、トリプトファン、チロ
シン等を由来とする腸内腐敗産物であり、各種癌のプロ
モーターとなり得ることが知られている。よって、これ
らの成分の腸内産物の生成量を減少することが望まれ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、腸内
における腐敗産物の生成量を減少し得る腸内腐敗産物生
成抑制食品組成物を提供することである。
【0004】本発明の他の目的は、有効成分の分解を抑
制し、有効成分の安定性を高めた腸内腐敗産物生成抑制
飲料組成物を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、ラクトシュ
クロースの摂取による、ヒト糞便中の腐敗産物、糞便状
態、排便感等に及ぼす影響等を検討する過程において、
糞便中におけるp−クレゾール、スカトール、インドー
ル等の含量の低下を認めると共に、腐敗産物の生成に関
与する菌の糞便中における検出率の大幅な低下を認め、
この結果に基づいて、ラクトシュクロースの摂取により
腸内における腐敗産物量を減少できることを見出し、こ
こに本発明を完成するに至った。
【0006】即ち、本発明は、ラクトシュクロースを有
効成分とすることを特徴とする腸内腐敗産物生成抑制食
品組成物に係る。
【0007】本発明で用いるラクトシュクロース(以
下、LSという)は、下記の構造式
【0008】
【化1】
【0009】で表わされる公知の物質、O−β−D−ガ
ラクトピラノシル−(1→4)−O−α−D−グルコピ
ラノシル−(1←2)−β−D−フラクトフラノシドで
ある。本発明では、従来公知の製造法で製造されたLS
がいずれも使用でき、例えば、特公昭57−58905
号公報に記載されるようにアエロバクター属菌起源のレ
バンシュクラーゼをシュクロースとラクトースとの溶液
に作用させて得られたもの、特開昭64−85090号
公報に記載のように特定のスポロボロマイセス属菌の菌
体抽出物を用いる方法により製造されたもの、特開平2
−35095号公報に記載のようにローネラ属菌を用い
て製造されたもの等が挙げられる。本発明では、LS
は、上記のごとき製造法で得られる反応混合物をそのま
ま用いてもよいし、カラムクロマトグラフィーなどによ
り精製して使用してもよい。
【0010】本発明の食品組成物は、その形態は特に限
定的ではなく、例えば、塊状、液状、シロップ状、粉末
状等とすることができ、増量剤、甘味剤、糖質、ビタミ
ン類、ビフィズス菌菌体等の他の成分を含有させること
もできる。具体的な食品としては、例えば、シロップの
ような液状またはテーブルシュガーのような粉末の甘味
料、清涼飲料や乳飲料等の飲料、パン類、クッキー、市
販のカロリーメイト(商標)のようなブロック菓子、キ
ャンディーなどの菓子類、健康食品等の種々の飲食物、
栄養補給用飲料、錠剤、発泡剤等とすることができる。
【0011】本発明の食品組成物では、組成物100g
中にLSを0.5〜70g程度含有させることが好まし
い。
【0012】本発明食品組成物では、LSを必須の成分
とする他は、食品組成物の形態に応じて、従来食品組成
物に添加される各種の公知の成分を添加することができ
る。
【0013】本発明食品組成物の飲料としての配合の一
例として、LSを0.5〜30g/100ml、好まし
くは1〜15g/100ml含有し、緩衝剤を添加し
て、pH4.0〜6.5程度、好ましくは4.5〜6.
0程度とした飲料組成物を挙げることができる。
【0014】LSを含有する飲料組成物は、腸内におけ
る腐敗産物量を減少する働きがあるが、pH4以下の酸
性飲料にLSを配合した飲料組成物では、経時的にLS
の顕著な分解が認められる。一方、pH4以上の中性飲
料では、LSの分解は緩やかとなるが、このような中性
飲料においてもLSの自己分解によるpHの低下のた
め、経時的にある時点から分解が促進される。
【0015】上記した緩衝剤を添加してpHを所定の範
囲とした本発明の飲料では、LSを飲料組成物中におい
て長時間安定な形で維持することができる。該飲料組成
物では、pHが中性に近い程LSが安定であるが、pH
が高くなると官能的に爽やかさを欠く傾向にあるので、
pH範囲を4.0〜6.5程度、好ましくは4.5〜
6.0程度とするのが良い。更に、炭酸を加えると爽や
かさが倍増すると共に、殺菌条件が緩和されるためにL
Sの安定性が向上する。
【0016】該飲料組成物に配合する緩衝剤としては、
クエン酸、酒石酸、乳酸、リンゴ酸、炭酸等の弱酸及び
それらの塩を適宜組合わせたものを用いることができ
る。弱酸の塩の具体例としては、クエン酸ナトリウム、
酒石酸ナトリウム、リンゴ酸ナトリウム、乳酸カルシウ
ム、乳酸ナトリウム、リン酸水素ナトリウム、炭酸ナト
リウム、炭酸水素ナトリウム等を例示できる。該緩衝剤
は、上記pH範囲に飲料組成物が保たれるように、成分
の組合わせ、配合比率を適宜調整すれば良い。緩衝剤の
配合量は、飲料組成物の種類によって広い範囲に亘り得
るが、好ましい配合量は0.03〜2重量%程度、より
好ましい配合量は0.05〜0.3重量%程度である。
【0017】上記本発明の飲料組成物は、LSの所定量
を必須成分として含有する液状形態を有する限り、一般
的な飲料と同様に、各種の糖質乃至甘味料等を添加する
ことができる。糖質成分としては、例えば、グルコー
ス、フラクトース等の単糖類、マルトース、スクロース
等の二糖類等の通常の各種の糖類や、デキストリン、シ
クロデキストリン等の多糖類、キシリトール、エリスリ
トール、ソルビトール等の糖アルコール類を例示でき
る。また、甘味料としては天然甘味料(ソーマチン、ス
テビア抽出物、グリチルリチン等)、合成甘味料(サッ
カリン、アスパルテーム等)を用いることができる。糖
質成分は、通常15重量%以下、好ましくは13重量%
以下配合するのがよい。
【0018】上記飲料組成物には、上記各成分の他、グ
レープフルーツ、リンゴ、オレンジ、レモン、パイナッ
プル、バナナ、ナシ、グレープ等の各種果汁(濃縮果
汁)や更にはアミノ酸(グルタミン酸ナトリウム、グリ
シン、アラニン、アスパラギン酸ナトリウム等)、ミネ
ラル源としての無機電解質(塩化ナトリウム、塩化カリ
ウム、塩化マグネシウム、炭酸マグネシウム、塩化カル
シウム等)、ビタミン類、香味料等を必要に応じて配合
できる。
【0019】本発明食品組成物の飲料としてのその他の
配合の例として、無機電解質成分と有機酸成分とを含有
する飲料組成物であって、LSを0.5〜10g/10
0ml、好ましくは2〜7g/100ml含有し、ステ
ビア抽出物を無機電解質陽イオンのmEq/l当り2〜
15mgの割合で含有する低カロリー飲料組成物を挙げ
ることができる。
【0020】該低カロリー飲料組成物は、LSを配合す
ることによって腸内における腐敗産物量を減少できる。
また、甘味料としてステビア抽出物を無機電解質陽イオ
ンのmEq/l当り2〜15mgの範囲で配合すること
により、無機電解質陽イオンに基づく苦み、あく味、渋
味等の悪い後味を一挙に解消でき、呈味良好であり、し
かも組成物の呈味安定性に悪影響を与えることなく長期
に亘って良好な呈味を保持することができる。天然糖質
成分の使用を皆無若しくは大巾に減少させることがで
き、従って飲料組成物のカロリーを充分に低くできると
共に浸透圧を吸収性良好な160〜300(mOsmo
l)の範囲とできる。
【0021】該低カロリー飲料組成物に配合される無機
電解質成分は、発汗により失われる無機電解質陽イオン
及び陰イオンを補給するために配合されるが、無機電解
質単独のみならず無機電解質と共に有機電解質の形態で
も配合される。無機電解質成分としては、従来此種組成
物に用いられてきた各種無機電解質を使用できる。例え
ばNaCl、KCl、MgCl2 、MgSO4 、MgC
3 、CaCl2 、CaSO4 、Na2 SO4 、K3
4 、Ca3 [PO4 2 、K2 HPO4 、KH2 PO
4 、CaHPO4 等のアルカリ金属又はアルカリ土類金
属の各種無機酸の塩類を例示できる。これらは通常数種
組合せて配合されるが、通常ナトリウム塩及びカリウム
塩と共にマグネシウム塩及び/又はカルシウム塩が配合
される。上記無機電解質成分は無機電解質陽イオンと共
に、無機電解質陰イオンとしての塩素イオン、燐酸イオ
ン等の補給を考慮して適当な無機酸の塩の形態で配合さ
れる。また無機電解質陽イオンは、無機電解質としての
みでなく有機酸塩の形態でも配合され得る。たとえばク
エン酸、乳酸、L−グルタミン酸、コハク酸、アスパラ
ギン酸、アルギン酸、リンゴ酸、グルコン酸等の各種有
機酸塩の形態で配合される。具体的にはたとえばクエン
酸ナトリウム、クエン酸カルシウム、乳酸ナトリウム、
乳酸カルシウム、コハク酸ナトリウム、コハク酸二ナト
リウム、L−グルタミン酸ナトリウム、アスパラギン酸
ナトリウム、アスパラギン酸カルシウム、アルギン酸ナ
トリウム、リンゴ酸ナトリウム、グルコン酸カルシウム
等を挙げることができる。
【0022】これら無機及び/又は有機電解質成分は発
汗により失われる無機電解質陽イオン及び陰イオンを補
給するに必要な量配合すればよい。配合量は此種飲料組
成物の配合に従って広い範囲に亘り得るが、好ましい配
合量は飲料組成物1000ml中無機陽イオンとして1
0〜40mEq程度、より好ましくは20〜30mEq
程度の範囲である。無機陰イオンとしては10〜25m
Eq程度配合すればよい。
【0023】該低カロリー飲料組成物に用いられる有機
酸成分は上記有機酸塩類の形態で及び/又は遊離の酸の
形態で配合される。使用される有機酸としては前記有機
電解質成分の項に述べたと同様の酸を例示できる。有機
酸成分の配合量も特に限定されず、此種飲料組成物に通
常配合されている割合で配合すれば良く、また必要に応
じそれよりも多く或いは少く配合しても良い。通常飲料
組成物1000ml中に1.3〜2.5gとなる割合で
配合するのが好ましい。
【0024】該低カロリー飲料組成物に於ては上記無機
電解質成分及び有機酸成分と共に甘味料としてステビア
抽出物を配合する。ステビア抽出物はキク科の多年性植
物ステビアから抽出される甘味料で、それ自身公知であ
り、例えば特開昭52−83731号及び特公昭58−
56628号に記されている。本発明に於ては公知の各
種ステビア抽出物を使用できるが、好ましいのはレバウ
デオサイドA、レバウデオサイドB、レバウデオサイド
C、レバウデオサイドD、レバウデオサイドE及びグリ
コシルステビオサイドであり、これらの中でもレバウデ
オサイドAが特に好ましい。本発明に於ては上記ステビ
ア抽出物を前記無機電解質陽イオンのmEq/l当り2
〜15mg配合することを不可欠とする。上記範囲内で
配合することにより無機電解質陽イオンに基づく好まし
くない後味を解消できる。特に好ましい配合量は無機電
解質陽イオンのmEq/l当り2.5〜10mgの範囲
である。
【0025】該低カロリー飲料組成物に於ては、LSは
難消化性オリゴ糖であり、2kcal/gと低カロリー
である。また、上記ステビア抽出物の配合により天然糖
質成分の使用を不要乃至は大巾に少くすることができ
る。これによりカロリーを充分に低くできまた浸透圧の
好ましくない上昇を回避して容易に吸収性の良い浸透圧
を有する飲料とできる。該低カロリー飲料組成物は10
0ml当り25kcal以下特に好ましくは15kca
l以下の低カロリーとし、且つ浸透圧を160〜300
(mOsmol)好ましくは200〜270(mOsm
ol)とするのがよい。本発明に於て糖質成分は組成物
の上記カロリー及び浸透圧を考慮して適宜配合すればよ
い。通常飲料組成物1000ml当り30g以下好まし
くは25g以下配合するのが好ましい。糖質成分として
は此種組成物に通常用いられる砂糖、ぶどう糖、果糖等
が用いられる。
【0026】該低カロリー飲料組成物には上記各成分の
他、グレープフルーツ、リンゴ、オレンジ、レモン、パ
イナップル、バナナ、ナシ等の各種果汁(濃縮果汁)や
更にはビタミン類、香味料、アミノ酸(たとえばグルタ
ミン酸ナトリウム、グリシン、アラニン、アスパラギン
酸ナトリウム等)、食物繊維(例えばポリデキストロー
ス、ペクチン、キサンタンガム、アラビアガム、アルギ
ン酸等)、呈味成分(たとえばグルタミン酸、イノシン
酸等)やオリゴ糖等の各種成分の1種又は2種以上を必
要に応じ配合できる。
【0027】また、本発明の組成物は、LS、ポリデキ
ストロース及びカロチノイドを有効成分として含有させ
た健康飲料組成物とすることができ、特にLS0.5〜
10g/100ml、ポリデキストロース1〜20g/
100ml及びカロチノイド0.5〜30mg/100
mlを有効成分として含有させた健康飲料組成物、更に
ビタミンEを0.5〜20mg/100ml及びビタミ
ンCを10〜1000mg/100ml含有する上記組
成物、糖質1〜15g/100mlを含有する組成物等
とすることができる。
【0028】本発明の健康飲料組成物は、斯界の要望に
合致してカロチノイドとポリデキストロースとを同時に
摂取でき、これによって不規則な食生活の改善、健康状
態の改善、肥満、成人病発症等の予防、発ガンの危険の
回避、免疫賦活、紫外線防止、便秘の改善等を有効に行
ない得る。更に、該ラクトシュークロースの配合に基づ
いて、体内ビフィズス菌の増加、腐敗産物の低下を可能
とし、これにより、発ガン予防及び免疫系の増強をより
一層著しいものとすることができる。また、本発明組成
物は、味覚、臭、飲食感等も充分に満足できるものであ
る。
【0029】従って、本発明の健康飲料組成物は、例え
ば外食をする機会の多い人、野菜を食べる機会の少ない
人、健康指向の人、便秘がちな人等の現代人の健康保持
飲料として非常に好適であり、手軽に摂取でき、またお
年寄りや成人病患者等の闘病生活を送っている人の栄養
補給飲料としても好適である。
【0030】本発明の健康飲料組成物において用いられ
るカロチノイドとしては、従来より食品乃至医薬品分野
で知られている各種のもののいずれでもよく、之等は天
然物(パームカロチン、ディナリエラ等)起源の精製品
でも、合成品でもよく、また精製品に限らず、α−、β
−、γ−カロチン、リコペン、ルテイン、カンタキサチ
ン等のカロチノイドを混合して又は単体で含む各種動植
物等の粉末やエキス等をそのまま用いることもできる。
之等の内では特にβ−カロチンが好ましい。かかるカロ
チノイドは、通常本発明飲料組成物100ml中に、
0.5〜30mg、好ましくは1〜10mgの範囲で添
加配合することができる。カロチノイドの配合量がこの
範囲を超える場合には、風味が悪くなったり、カロチノ
イドの分散性及び溶解性が悪くなるので好ましくない。
【0031】上記カロチノイドは油溶性であるため、こ
れを配合して調製される本発明の健康飲料組成物には、
該カロチノイドを溶解させるための油剤(可食性油性材
料)及びこれを乳化させるための乳化剤の利用が必要で
ある。之等の油剤及び乳化剤としては、特に制限はな
く、従来より食品乃至飲料分野で慣用されている各種の
ものをいずれも利用することができる。上記油剤の具体
例としては、例えば、大豆油、ナタネ油、米油、綿実
油、サフラワー油、ゴマ油、コーン油、落花生油、ヒマ
ワリ油、パーム油等を挙げることができる。乳化剤の具
体例としては、例えばポリグリセリン脂肪酸エステル
類、グリセリン脂肪酸エステル類、プロピレングリコー
ル脂肪酸エステル類、蔗糖脂肪酸エステル類、大豆リン
脂質等を例示できる。
【0032】また本発明の健康飲料組成物において、ポ
リデキストロースとしては、ファイザー(Pfizer Centr
al Research Laboratories)にて見出だされた一連のポ
リサッカライドをいずれも利用できる。之等は例えば酸
及び可塑剤としてのポリオールの存在下にグルコースを
熱重合させることにより製造され、その製品は既に市販
されている。該ポリデキストロースは、通常本発明飲料
組成物100ml中に、1〜20g、好ましくは3〜1
0gの範囲で添加配合することができる。ポリデキスト
ロースの配合量がこの範囲を超える場合には、風味の劣
化、粘度上昇に伴うのどごしの悪さ、下痢の発生等がお
こるので好ましくない。
【0033】本発明の健康飲料組成物は、上記LS、カ
ロチノイド及びポリデキストロースの所定量を必須成分
として含有する液状形態を有する限り、他の組成等には
特に限定はなく、一般的な飲料製品と同様に、各種の甘
味剤乃至糖質等を添加存在させることができる。糖質と
しては、例えばグルコース、フラクトース等の単糖類、
マルトース、蔗糖等の二糖類等の通常の各種の糖類や、
例えばデキストリン、シクロデキストリン等の多糖類、
キシリトール、ソルビトール、エリスリトール等の糖ア
ルコール類を例示できる。また、上記以外の甘味料とし
ては、天然甘味剤(ソーマチン、ステビア抽出物(レバ
ウディオサイドA等)、グリチルリチン等)、合成甘味
剤(サッカリン、アスパルテーム等)を有利に用いるこ
とができる。上記糖質の配合量は、一般に、本発明組成
物100ml中に約1〜15g程度、好ましくは3〜1
2g程度とされるのが適当である。
【0034】本発明の健康飲料組成物には、上記以外に
も更に各種の栄養素、ビタミン類、ミネラル類(電解質
類)、合成香料及び天然香料等の香料、着色料等や風味
物質(チーズ、チョコレート等)、ペクチン酸及びその
塩類、アルギン酸及びその塩類等、有機酸類、保護コロ
イド物質としての増粘剤、pH調節剤、安定化剤、保存
料、グリセリン類、アルコール類、炭酸飲料用発泡性成
分等を添加配合することができる。加えて本発明の組成
物は、これを果汁飲料や野菜飲料等とするための天然果
汁や果肉等を添加存在させることもできる。之等は1種
単独でもまた2種以上組み合わせても利用できる。之等
添加剤の配合割合は、特に限定されるものではないが、
通常本発明組成物100重量部に対して0〜20重量部
程度の範囲から選択されるのが一般的である。
【0035】上記ビタミン類としては、水溶性及び脂溶
性を問わず、各種のもの、例えばパルミチン酸レチノー
ル、ビスベンチアミン、リボフラビン、塩酸ピリドキシ
ン、シアノコバラミン、アスコルビン酸ナトリウム、ニ
コチン酸アミド、パントテン酸カルシウム、葉酸、ビオ
チン、コレカルシフェロール、重酒石酸コリン等を例示
でき、之等の内では特にビタミンE及びビタミンCの添
加が好ましく、之等の添加によれば抗酸化作用による抗
ガン作用が期待できる。
【0036】電解質(ミネラル)類乃至微量元素として
も、通常のもの、例えば塩化ナトリウム、酢酸ナトリウ
ム、硫酸マグネシウム、塩化マグネシウム、塩化カルシ
ウム、リン酸二カリウム、リン酸一ナトリウム、グリセ
ロリン酸カルシウム、クエン酸第一鉄ナトリウム、硫酸
マンガン、硫酸銅、硫酸亜鉛、ヨウ化ナトリウム、ソル
ビン酸カリウム、亜鉛、マンガン、銅、ヨウ素、コバル
ト等をそれぞれ挙げることができる。之等の配合量は必
要に応じて適宜決定することができる。
【0037】本発明の健康飲料組成物は、上記各成分を
混合して調製され、その調製方法は特に制限されるもの
ではなく、全ての成分を同時に混合してもよいが、より
好ましくはカロチノイドを予め油剤に溶解し、これと、
ポリデキストロース及びその他の添加剤の水溶液とを、
乳化剤を用いて乳化させる方法を採用するのがよく、か
くして本発明組成物を調製できる。上記方法はより詳し
くは予め水と適当な乳化剤との混合液に、カロチノイド
溶液もしくは結晶を加えて乳化後、得られる乳化液とポ
リデキストロースその他の成分の水溶液を添加して混合
する方法を例示できる。上記各成分の混合操作は、常温
下に実施してもよいが、若干の加温操作を採用して実施
するのが好適である。上記乳化は、通常の方法に従い、
それぞれ適当な乳化機、例えばホモミキサー、高圧ホモ
ジナイザー等を用いて、完全通過方式でもまた循環方式
でも実施することができる。上記乳化後の乳化液は、こ
れを常法に従い濾過し、適当な容器に充填し、滅菌する
ことにより、所望の飲料製品とすることができ、上記滅
菌は加熱滅菌又は無菌濾過等により実施できる。また本
発明組成物を炭酸飲料とする場合には、上記乳化液に炭
酸ガスを常法に従って圧入する方法を採用すればよい。
【0038】本発明の食品組成物は、発泡製剤とするこ
ともできる。該発泡製剤中のLS量は20〜50%(重
量%、以下同じ)程度とすることが好ましい。
【0039】該発泡製剤は、発泡成分として炭酸水素ナ
トリウムおよび(又は)炭酸ナトリウムを含有するもの
であり、発泡成分の配合割合は、製剤の形状、用途、使
用目的等により適当に選ぶことができる。発泡性を得る
ため、好ましくは8〜60%の範囲から選択されるのが
良い。
【0040】本発明発泡製剤は、通常発泡製剤に使用さ
れる有機酸を中和剤として含有する。上記中和剤として
は製剤の形状、用途、使用目的等により、例えばクエン
酸、洒石酸、フマル酸、アスコルビン酸、乳酸及びリン
ゴ酸の中から単独又は複数選ぶことができる。上記中和
剤の本発明製剤への配合割合は、発泡成分の含有量によ
り適当に選択し、中和剤全体で製剤の10〜70%とす
るのが良い。
【0041】上記発泡成分及び中和剤の配合により、本
発明製剤はこれを水に溶解させた溶液のpHが酸性とな
り、良好な溶解性を得、炭酸ガスの発生が充分に行わ
れ、水溶液の味も美味しいものとなる。
【0042】本発明の発泡製剤は、使用目的により選択
される各種薬剤、例えばビタミン類、鉄塩等を含有でき
る。例えばこれを栄養剤として用いる場合は、ビタミン
類、鉄塩、他の無機塩類及び糖類等を配合できる。
【0043】また本発明の発泡製剤には、上記薬剤のほ
か必要に応じ各種の添加剤を添加でき、例えば結合剤、
賦形剤、崩壊剤、滑沢剤、増粘剤、表面活性剤、浸透圧
調整剤、電解質、甘味料、香料、色素、pH調整剤等を
適宜添加配合することができる。
【0044】本発明発泡製剤の製造は、通常の発泡製剤
の製造法と同様にして炭酸カリウムを配合して行うこと
ができ、直接粉末圧縮法又は、乾式又は湿式顆粒圧縮法
等によって製造できる。
【0045】本発明発泡製剤の形態は、錠剤のほか、水
中に溶解分散させて用いられる適宜の形態、例えば顆粒
剤、散剤、カプセル剤等の形態であってもよい。
【0046】本発明発泡製剤の投与形態は、本製剤を水
中に投入すれば、経口投与に適した飲料形態となる。
【0047】その投与量は、使用目的により、又これを
適用すべき生体の年齢、性別、体重や疾患の程度等に応
じて適宜決定され、特に限定されるものではないが、経
口投与される場合は、約1.5〜6.0gの本発明製剤
を1回に水100〜300mlに溶かして服用させれば
よい。
【0048】本製剤中への発泡成分及び中和剤の配合割
合は、発泡成分として炭酸ナトリウム及び(又は)炭酸
水素ナトリウム8〜60%及び中和剤10〜70%の範
囲から選択される。炭酸ナトリウム及び(又は)炭酸水
素ナトリウムは、10〜35重量%とするのが好まし
く、特に炭酸ナトリウムは9〜50%、好ましくは22
〜26%、炭酸水素ナトリウムは8〜50%、好ましく
は20〜45%の範囲から選ばれるのがよい。中和剤は
好ましくは20〜50%、より好ましくは30〜40%
の範囲から選ばれ、特に炭酸水素ナトリウム等に対して
当量以上用いられるのがよい。
【0049】本発明の食品組成物は、アスレチック、エ
アロビックス、サイクリング、マラソン、トライアスロ
ン、スパルタクロン等の健康人のシェイプアップ等に適
用する高蛋白高粘性栄養補給食品とすることができる。
この食品は通常の製造法により製造することができる。
【0050】更に本発明の食品組成物は、オリゴペプチ
ド混合物を含有する飲料にも適用でき、ドロップ(チュ
アブル)菓子等にも適用することができる。
【0051】本発明食品組成物をドロップ(チュアブ
ル)菓子とする場合には、口中で解けて口臭等に対して
はそう快感を与えるものがよく、粒状からペレット状ま
で種々の大きさの形態とするのがよい。該ドロップ菓子
は、LS含有量を10〜70重量%程度とすればよく、
具体的には0.2〜5gのドロップでLSを0.1〜3
g程度含有する錠剤とするのが良い。LSは前記するご
とくLS単品として用いる他、製造行程で未反応の単
糖、二単類及びオリゴ糖を含有する混合物としても使用
することができる。
【0052】該ドロップ菓子の打錠のためには滑沢剤を
添加するのが良く、その具体例としては、シュガーエス
テル、ステアリン酸マグネシウム、タルク、合成ケイ酸
アルミニウム、微粒子性酸化ケイ素、デンプン、ラウリ
ル硫酸ナトリウム、ホウ素、酸化マグネシウム、高級脂
肪酸、高級アルコール、マクロゴール、シリコン、ポリ
オキシエチレングリコール脂肪酸エステル等を例示する
ことができる。滑沢剤の配合量は、ドロップ菓子に対し
0.3〜3%程度とするのが良い。他の成分としてビタ
ミン類、香料、甘味料、果汁等を適宜添加することがで
きる。
【0053】特にドロップ菓子としてはそう快感を与え
るl−メントール、ニッキ、レモンフレーバー、オレン
ジフレーバー等のフレーバを通常の手段で添加すること
ができる。該ドロップ菓子は、これらの成分を混合し直
接粉末圧縮法、顆粒圧縮法、湿式成型法等の常套手段に
より、錠剤として得ることができるまた、該ドロップ形
態の食品組成物には、上記と同様の発泡成分を配合する
ことによって、口中にそう快感を生じさせることもでき
る。
【0054】本発明の腸内腐敗産物生成抑制食品組成物
では、その摂取量は特に限定的ではないが、通常1日に
つき、体重1kg当りLS量として0.03〜0.6g
程度とすればよい。
【0055】
【発明の効果】本発明の腸内腐敗産物生成抑制食品組成
物の摂取により、腸内における腐敗産物であるp−クレ
ゾール、スカトール、インドール、4−エチルフェノー
ル等の腸内産生量を減少させることができ、これらがプ
ロモーターとなり得る各種のガンを予防することができ
る。また、本発明の腸内腐敗産物生成抑制食品組成物で
は、有効成分であるLSは、難消化性オリゴ糖であり、
カロリーが非常に低く、低カロリー食品とすることがで
きる。
【0056】
【実施例】以下、実施例を示して本発明を詳細に説明す
る。
【0057】試験例1 以下の方法により、本発明の腸内腐敗産物生成抑制用組
成物の投与による糞便中の腐敗産物量の変化を測定し
た。
【0058】*被験物 スクロースとラクトースを原料として、その混合物にβ
−フラクトフラノシダーゼを作用させた後、脱色、脱
塩、濾過、乾燥の各工程を経て、ラクトシュクロースを
59.0%含有する粉末製剤(LS55P)を調製し
た。LS55Pの組成は、ラクトシュクロース59.0
%、ラクトース22.7%、スクロース8.4%、フラ
クトース1.6%、グルコース0.8%、その他の糖
6.8%、水分0.8%であった。
【0059】*被験者 55歳以上の長期入院中の脳梗塞、糖尿病等の基礎疾患
を持つ慢性便秘症高齢者13名を被験者とした。被験者
13名中11名は、試験開始前より、緩下剤を常用して
いた。試験期間中は、被験物の生理作用を精度高くする
ため、緩下剤の服用量を最少限に抑えた。
【0060】*被験物の摂取 試験期間は、連続する4週間とした。最初の1週間を被
験物を摂取しない対照期間とし、対照期間に続く3週間
を被験物の摂取期間とした。LS55Pの一日当りの摂
取量は、0.32g/kgB.W.とした。被験物の摂
取期間中は、1日に摂取する被験物を半量に分け、それ
ぞれ約100mlの水道水に溶解して摂取させた。被験
物の摂取時刻は、午前10時および午後3時とした。
【0061】*分析 排便後、糞便と尿を分離し、直ちに糞便全量を回収し、
糞便重量を測定した。糞便はよくこねて均質化した後、
−30℃以下の条件で保存し、腐敗産物の分析に供し
た。同分析は、試験期間中に排泄された全ての糞便につ
いて実施した。
【0062】糞便中の腐敗産物含量と同排泄量は、2元
配置の分散分析を行った後、Tukeyの多重比較によ
り有意差検定を行った。
【0063】*測定法及び結果 糞便中の腐敗産物の分析 糞便中の腐敗産物として、p−クレゾール、4−エチル
フェノール、インドール、スカトールを以下の方法で分
析した。
【0064】約2gの糞便を精秤後、200ml容ケル
ダールフラスコに分取し、精製水約10mlを加えて十
分懸濁した。同溶液に2N水酸化ナトリウム溶液を適量
加えて、pHを8.5〜9.0に調整した後、同溶液を
水蒸気蒸留し、蒸留液を約95ml回収した。同蒸留液
に精製水を加えて、全量を正確に100mlとした後、
ガスクロマトグラフ質量分析計(GC−MS:島津製作
所(株)製 GC−MS QP1000EX)による腐
敗産物の分析に供した。GC−MSの分析条件を以下に
示す。イオン化法:EI、イオン化電圧:70eV、セ
パレーター温度:270℃、イオン源温度:250℃、
カラム:島津HiCap CBP1−M25−025、
キャリアーガス:ヘリウム0.75kg/cm2 、注入
口温度:250℃、カラム温度:50〜200℃(30
℃/min)。
【0065】糞便中の腐敗産物の分析後、対照期間、摂
取1週間、2週間、3週間の腐敗産物の総量を算出し、
これを糞便中への腐敗産物排泄量とした。また、同排泄
量と各試験期間における糞便の総重量から糞便中の腐敗
産物含量を算出した。糞便中の腐敗産物含量及び同排泄
量の変化を下記表1に示す。結果は、平均値±標準偏差
で表わし、対照期間の値に対する有意差を*;P<0.
05、**;P<0.01、***;P<0.001で
示す。表中、糞便1g当りの腐敗産物含量を上段に示
し、1週間当りの糞便中への腐敗産物排泄量を下段に示
す。
【0066】
【表1】
【0067】実施例1〜6 下記表2に記載の組成により本発明組成物を調製した。
また、各実施例の配合には更に適宜香料及びビタミン類
を配合した。各配合は、水により全量を1000mlと
した。
【0068】
【表2】
【0069】実施例7 LS55P 34% L−アスコルビン酸 21% L−洒石酸 20% 甘味料 適 量 炭酸水素ナトリウム 21% 塩化ナトリウム 適 量 炭酸カリウム 0.5% 香料・着色料 微 量 100%(全量5g) 上記成分を混合し、直接打錠により調整し(錠剤)、又
は各成分を秤量混合し分包し(散剤)、或いは各成分を
秤量混合し、造粒乾燥後、分包して(顆粒剤)、製剤を
製造した。
【0070】以下実施例7と同様にして下記実施例8〜
12の製剤を調剤した。
【0071】実施例8 LS55P 40% L−アスコルビン酸 10% L−洒石酸 23% 甘味料 適 量 炭酸水素ナトリウム 22% クエン酸ナトリウム 適 量 炭酸カリウム 0.4% 香料・着色料 微 量 100%(全量5g) 実施例9 LS55P 40% L−アスコルビン酸 11% L−洒石酸 23% 甘味料 適 量 クエン酸鉄アンモニウム 0.8% 炭酸水素ナトリウム 22% シアノコバラミン 微 量 クエン酸ナトリウム 微 量 炭酸カリウム 0.4% 香料・着色料 微 量 100%(全量4.6g) 実施例10 LS55P 40% L−洒石酸 29% 甘味料 適 量 クエン酸鉄アンモニウム 3.6% 炭酸水素ナトリウム 24% シアノコバラミン 適 量 炭酸カリウム 0.5% 香料・着色料 微 量 100%(全量4g) 実施例11〜18 以下実施例7〜10と同様にして第3表に示す実施例1
1〜18の発泡剤を作製した。
【0072】
【表3】
【0073】実施例19〜30 以下に示す方法で高蛋白高粘性栄養補給食品を作製し
た。
【0074】カゼインナトリウム、カゼインカルシウ
ム、ゼラチン、及びLS55Pを水中に投入し撹拌、溶
解後、NaCl等のミネラル分を更に投入し、撹拌溶解
してA液を調製した。一方カゼインを水に溶解し、Na
OHを加え、中和溶解した後、MgSO4 等のミネラル
分、ビタミン類、油類を加え、撹拌溶解してB液を調製
した。
【0075】上記A液とB液の両液を混合し、撹拌後、
液量を調整し、これにビタミン類、フレーバー等を加え
て乳化して、本発明食品組成物を得た。
【0076】得られた液をそれぞれ80mlずつチュー
ブタイプの容器に充填し、滅菌して製品とした。
【0077】下記表4に、上記で調整した本発明組成物
の組成(成分及び配合量)を示す。
【0078】尚、ビタミン類及びミネラル類の種類及び
配合量は次の通りである。
【0079】 <ビタミン類> ビタミンA 1155IU ビタミンB1 0.92mg ビタミンB2 0.92mg ビタミンB6 0.92mg ビタミンB12 2.77μg ビタミンC 34.64mg ビタミンD 92.36IU ビタミンE 6.93IU パントテン酸 4.62mg ナイアシン 9.24mg 葉酸 184.72μg ビオチン 138.54μg ビタミンK 69.27μg コリン 115.45mg <ミネラル類> Ca 230.90mg PO4 230.90mg Mg 92.36mg Na 323.26mg K 600.34mg Cl 461.80mg Fe 7.39mg Zn 3.69mg Cu 0.46mg Mn 9.24mg I 34.64μg
【0080】
【表4】
【0081】 実施例31〜33 オリゴペプチド混合物(特開平3−272694号記
載)を用いて、表5に示 す配合成分を1lの水に溶解してオリゴペプチド飲料を
製造した。
【0082】
【表5】
【0083】 実施例34〜43 表6に示す各成分を混合し、水を加えて100mlと
し、飲料を作製した。
【0084】
【表6】
【0085】 実施例44〜49 表7の各成分(mg)を混合し、直接粉末圧縮法によ
り、チュアブル錠剤を作 製した。
【0086】
【表7】
【0087】 実施例51〜59 表8の各成分を混合し、水を加えて100mlとして、
健康飲料組成物を作製 した。
【0088】
【表8】
【0089】 実施例60〜70 表9の各成分を混合し、水を加えて100mlとして、
飲料組成物を作製した 。尚、表中のガスボリューム値は、溶液と同体積の二酸
化炭素の気体を溶解させ た場合に1としたものであり、含有炭素量を表す指針で
あり、数値が大きいほど 含有炭素量が多くなる。
【0090】
【表9】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 敏明 徳島県徳島市住吉3丁目3−5 コーポ森 101 (72)発明者 宮田 克也 徳島県徳島市川内町加賀須野463−10 大 塚今切寮 (72)発明者 坂本 修一 福岡県久留米市諏訪野町2352−7 ダイア パレス諏訪野304号 (72)発明者 岡松 洋 福岡県久留米市津福今町491−15 (72)発明者 久米村 恵 福岡県久留米市野中町1175−1 ファミー ルハイツ久留米608号

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラクトシュクロースを有効成分とすること
    を特徴とする腸内腐敗産物生成抑制食品組成物。
  2. 【請求項2】食品組成物100g中に、ラクトシュクロ
    ースを0.5〜70g含有することを特徴とする請求項
    1に記載の腸内腐敗産物生成抑制食品組成物。
  3. 【請求項3】ラクトシュクロースを0.5〜30g/1
    00m含有し、緩衝剤を添加して、pH4.0〜6.5
    としたことを特徴とする腸内腐敗産物生成抑制飲料組成
    物。
  4. 【請求項4】無機電解質成分と有機酸成分とを含有する
    飲料組成物であって、ラクトシュクロースを0.5〜1
    0g/100ml含有し、ステビア抽出物を無機電解質
    陽イオンのmEq/l当り2〜15mgの割合で含有す
    ることを特徴とする腸内腐敗産物生成抑制低カロリー飲
    料組成物。
  5. 【請求項5】ラクトシュクロースを0.5〜10g/1
    00ml、ポリデキストロースを1〜20g/100m
    l及びカロチノイドを0.5〜30mg/100ml含
    有することを特徴とする腸内腐敗産物生成抑制飲料組成
    物。
  6. 【請求項6】ラクトシュクロース20〜50重量%、炭
    酸水素ナトリウム及び/又は炭酸ナトリウム8〜60重
    量%、並びに中和剤10〜70重量%からなる腸内腐敗
    産物生成抑制発泡製剤。
  7. 【請求項7】ラクトシュクロースを10〜70重量%含
    有することを特徴とする腸内腐敗産物生成抑制ドロップ
    状食品組成物。
  8. 【請求項8】発泡成分を含有してなる請求項6に記載の
    ドロップ状食品組成物。
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