JPH0638584Y2 - 鋼板の角孔加工工具 - Google Patents

鋼板の角孔加工工具

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JPH0638584Y2
JPH0638584Y2 JP1989006603U JP660389U JPH0638584Y2 JP H0638584 Y2 JPH0638584 Y2 JP H0638584Y2 JP 1989006603 U JP1989006603 U JP 1989006603U JP 660389 U JP660389 U JP 660389U JP H0638584 Y2 JPH0638584 Y2 JP H0638584Y2
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JP
Japan
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slide shaft
square hole
female die
steel plate
hole
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JP1989006603U
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JPH0297916U (ja
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和修 野川
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UD Trucks Corp
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UD Trucks Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、鋼板の角孔加工工具に関する。
〔従来の技術〕
キャブを構成するパネル(鋼板)に部品を取り付ける場
合、従来では実開昭62−92027号公報又は特開昭61−602
25号公報に開示されるような孔開け装置でパネルに丸孔
を設け、そして、当該丸孔部にウエルドナットを溶接し
てこれにスクリューを螺合し乍ら、ブラケットを介して
部品を取り付けていた。
而して、昨今では、上記ウエルドナットに代えて第6図
に示すように樹脂製の軽量なスクリューグロメット1が
用いられており、これに伴いパネル3には当該スクリュ
ーグロメット1の鍔部1aを挿入する角孔5が従来の丸孔
に代えて設けられていた。尚、第6図中、符号7はスク
リューが螺合されるスクリュー孔である。
然し、現状のプレスによる打ち抜きで角孔加工を行なう
場合には、パネルが大きいものであっり起伏形状もので
あると、パネルがプレス本体や抜き型,固定治具等に干
渉して角孔の加工ができず、そのため、斯かる場合に従
来では、第7図に示すように加工寸法よりも小さい丸孔
9をパネル11に開け、そして、成形する角孔13の寸法に
合わせてヤスリ15によりヤスリ仕上げを行っているのが
実情であった。
〔考案が解決しようとする課題〕
然し乍ら、斯様に手作業によるヤスリ仕上げは多くの工
数および時間が掛けると共に品質確保のてんで問題があ
り、斯かる点の改善が要望されていた。
本考案は斯かる事実に鑑み案出されたもので、角孔の加
工工数及び加工時間が大幅に低減でき、然、精度のバラ
つきをなくして作業性の向上を図った角孔加工工具を提
供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
斯かる目的を達成するための本考案構成は、鋼板に予め
形成した下孔に、スライドシャフト挿着部材に挿着され
たスライドシャフトの先端側を挿入し、スライドシャフ
ト挿着部材の下端部に取り付けた雌型とスライドシャフ
トの先端側に取り付けた雄型により挟持して前記鋼板の
角孔を形成する鋼板角孔加工工具において、上記スライ
ドシャフト挿着部材に固定レバーと上記スライドシャフ
トを上下動するピン止めされた回動レバーからなる操作
レバーを設け、スライドシャフト挿着部材の下端部に螺
着した雌型押さえで上記雌型を支持すると共に、スライ
ドシャフトの先端側に段部を形成して、その段部に係合
する挟持部材を有する抜止め用ストッパで上記雄型を支
持したことを特徴とする。
〔作用〕
本考案によれば、鋼板の下孔にスライドシャフトの先端
側を挿入し、そのスライドシャフトの先端側に抜止め用
ストッパで雄型を支持した後、固定レバーと可動レバー
かなる操作レバーを操作すると、鋼板のスライドシャフ
ト挿着部材の下端部に設けられた雌型とスライドシャフ
トの先端側に設けられた雌型の挟持されて角孔が形成さ
れる。
また、雌型押さえ及び抜止め用ストッパを緩めて雌型及
び雄型を交換することにより、寸法の異なる角孔が形成
される。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づき詳細に説明す
る。
第1図に於て、符号17はスライドシャフト19が挿着れて
るスライドシャフト挿着部材で、当該スライドシャフト
挿入部材17は、上下両端が開口した筒体21と、当該筒体
21の上端部に嵌合された案内部材23、又、筒体21の下端
部に嵌合された雌型受け25等によって構成されている。
即ち、上記筒体21の上端部には、第2図に示すように略
半円形状のバランサ案内孔27が形成された案内部材23が
嵌着され、又、筒体21の下端部には中央部に円形状のバ
ランサ案内孔29が形成された雌型受け25が嵌合されてい
る。当該雌型受け25は、上記筒体21内に嵌合する小径部
25aとこれよりも大径の大径部25bで構成され、そして、
筒体21の外周から挿着された固定ピン31による面圧で筒
体21に固定されている。又、雌受け25の下端には、後述
するスライドシャフト19の先端側を挿通するスライドシ
ャフト挿通孔33が中央に形成された断面略コ字状の雌型
35が取り付けられている。当該雄型35の雄型受け25への
取付けは、上記雌型受け25の大径部25bの外周に螺刻し
たねじ山37に、内周にねじ山39を螺刻した筒状の雌型押
さえ41を螺合して取り付けるようになっており、当該雌
型押さえ41を雌型受け25に螺合すると、雌型35の外周に
設けたテーパ状の段部35aに雌型押さえ41に突片41aが当
接して、雌型35が雌型受け25に固定されようになってい
る。尚、当該雌型受け25が雌型35に当接する当接面には
回転止め用の突起43が形成されており、当該突起43が雌
型35に形成した凹部45に嵌合して雌型35が回転しないよ
うになっている。
スライドシャフト挿着部材17に挿着される上記スライド
シャフト19は断面正方形状の鋼材からなり、スライドシ
ャフト挿着部材17への挿入側先端には、上記バランサ案
内孔27に挿通される断面略半円形状のバランサ47が取り
付けられ、又、スライドシャフト19の略中央には、雌型
受け25に形成した円形状のバランサ案内孔29に挿通され
る断面円形状のバランサ49が取り付けれている。そし
て、雌型35を外した状態で当該スライドシャフト19を雄
型受け25側から筒体21内に挿入し、そして、バランサ47
をバランサ案内孔27に挿通させると共に他方のバランサ
49を雌型受け25に設けたバランサ案内孔29に挿通させた
後、スライドシャフト挿通孔33にスライドシャフト19の
先端側を挿通させ乍ら、雌型押さえ41を介して雌型35を
雌型受け25に取り付ければよいようになっている。
又、雌型35のスライドシャフト挿通孔33から突出させる
スライドシャフト19の先端側19aは、スライドシャフト
挿入部材17への挿入側に比し断面形状の小さな正方形状
に形成され、そして、その先端部近傍に小径な断面円形
状の段部51が形成されている。又、スライドシャフト19
の先端側19aの四隅は、第3図に示すようにパネル53に
予め形成された下孔55に内接するようなアールを以って
形成されており、スライドシャフト19を上記下孔55に挿
入したとき、スライドシャフト19の先端側19aの四隅が
下孔55の周縁部に当接して、角孔の形成加工時に於ける
ズを防止するようになっている。
又、第1図中、符号57は筒体21の外周に固着された固定
レバー、59は筒体21にピン止めされた回動レバーで、図
示しないが当該回動レバー59の先端59a側は二股状に形
成されており、当該先端59aを筒体21に設けた取付孔61
から挿入してその二股部分で各バランサ47,49間のスラ
イドシャフト19を挟み込み、そして、これをピン63で筒
体21にピン止めすれば、回動レバー59が筒体21に取り付
き、そして、当該回動レバー59の矢印A方向への操作に
よって、スライドシャフト19がバランサ案内孔27,29に
案内され乍ら矢印B方向へスライドするようになってい
る。又、矢印A方向へ操作した回動レバー59を矢印C方
向に戻せば、スライドシャフト19が矢印D方向へスライ
ドするようになっている。
又、第1図中、符号65は上記スライドシャフト19の先端
側19aに挿着される断面正方形状の雄型で、当該雄型65
の一辺はパネル53に成形する角孔の大きさに応じた長さ
に設定されており、その上縁部には刃65aが形成されて
いる。又、符号67はスライドシャフト19に挿着した雄型
65の抜止め用ストッパで、当該抜止め用ストッパ67の機
構は周知の洗濯鋏と同様な機構からなり、その挾持部に
は上記段部51に係合する挾持部材69が取り付けられてい
る。而して、第4図に示すようにスライドシャフト19の
先端側19aに上記雄型65を挿着した後、段部51にストッ
パ67を取り付ければ、雄型65はスライドシャフト19から
脱落することがなくなる。尚、上記雄型65の他に、加工
する角孔の大きさに応じてその一辺が異なる複数種類の
雄型が用意してあり、又、これに伴い当該各雄型を挿着
する先端側の断面積が異なる少なくとも他の1本のスラ
イドシャフトが別途用意されている。
本実施例はこのように構成されているから、角孔加工が
行なえないようなパネル53に角孔を形成するには、先
ず、従前のプレス加工によって予め所定の径の丸径を下
孔55として形成しておく。
又、筒体21内にスライドシャフト19を挿入してバランサ
案内孔27内にバランサ47を挿着した後、回動レバー59を
矢印A、C方向へ回動自在にピン止めし、そして、スラ
イドシャフト19の先端側19aスライドシャフト挿通孔33
に挿通させ乍ら、雌型押さえ41を介して雌型35を雌型受
け25に取り付けておく。
而して、第5図に示すように下孔55の上方からスライド
シャフト19の先端側19aを挿入した後、パネル53の下側
からスライドシャフト19の先端に刃65aを上方に向けな
がら雄型65を挿着し、次いで、抜止め用ストッパ67を段
部51に係合させる。そして、第1図に示すように固定レ
バー57と回動レバー59を握り乍ら回動レバー59を矢印A
方向に操作すると、第5図の如くスライドシャフト19が
矢印B方向に上昇し乍ら、雄型65がスライドシャフト挿
着部材17の底部と当該雄型65との間に挟まれたパネル53
を角孔形状に打ち抜くこととなる。そして、回動レバー
59の矢印C方向に戻すと、スライダシャフト19と共に雄
型35が矢印D方向に移動して、雄型65がパネル53から離
れることとなる。
その後、抜止め用ストッパ67を外してスライドシャフト
19から雄型65を取り外し、そして、パネル53に形成され
た同様な他の下孔55にスライドシャフト19の先端側19a
を挿入して、上記と同様な作業を行なって順次角孔を形
成していけばよい。
又、寸法の異なる角孔を形成する必要があるときは、雌
型及び雄型を交換してスライドシャフト19に挿着すれば
よい、更に、スライドシャフト19を交換する必要がある
場合には、ピン63を外して回動レバー59を筒体21から取
り外し、そして、雌型押さえ41を緩めて雌型受け25から
外して雌型35を取り去った後、スライドシャフト19を交
換してこれを挿着すればよい。
このように、本実施例によれば、ヤスリ加工によらずに
パネルに角孔を速やかに形成することができるようにな
ったので、従来に比して加工工数及び加工時間が大幅に
削減できると共に、小人数で効率よく作業が行なえ、
又、角孔の加工精度が飛躍的に向上することとなった。
尚、上記スライドシャフトの断面形状は正方形状に限定
されるものではなく、挿着する雄型の回転を防止し得る
形状であれば他の多角形状としてもよい。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案は、鋼板に予め形成した下孔
に、スライドシャフト挿着部材に挿着されたスライドシ
ャフトの先端側を挿入し、スライドシャフト挿着部材の
下端部に取り付けた雌型とスライドシャフトの先端側に
取り付けた雄型により挟持して前記鋼板に角孔を形成す
る鋼板の角孔加工工具において、上記スライドシャフト
挿着部材に固定レバーと上記スライドシャフトを上下動
するピン止めされた回動レバーからなる操作レバーを設
け、スライドシャフト挿着部材の下端部に螺着した雌型
押さえで上記雌型を支持すると共に、スライドシャフト
の先端側に段部を形成して、その段部に係合する挟持部
材を有する抜止め用ストッパで上記雄型を支持したか
ら、本考案によれば、ヤスリ加工によらずにパネルに角
孔を形成することができるようになり、その結果、従来
に比し加工工数及び加工時間が大幅に削減できると共
に、小人数で効率よく作業が行なえ、又、角孔の加工精
度が飛躍的に向上することとなった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る角孔加工工具の断面
図、第2図は第1図のII−II線断面図、第3図は第1図
のIII−III断面図、第4図はスライドシャフト先端側の
側面図、第5図は角孔加工時の状態を示す説明図、第6
図は角孔に挿着されるスクリューグロメットの斜視図、
第7図は従来のヤスリ加工の斜視図である。 17…スライドシャフト挿着部材、 19…スライドシャフト 21…筒体 25…雌型受け 35…雌型 41…雌型押さえ 57…固定レバー 59…回動レバー 65…雄型 67…抜止め用ストッパ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋼板に予め形成した下孔に、スライドシャ
    フト挿着部材に挿着されたスライドシャフトの先端側を
    挿入し、スライドシャフト挿着部材の下端部に取り付け
    た雌型とスライドシャフトの先端側に取り付けた雄型に
    より挟持して前記鋼板に角孔を形成する鋼板の角孔加工
    工具において、上記スライドシャフト挿着部材に固定レ
    バーと上記スライドシャフトを上下動するピン止めされ
    た回動レバーからなる操作レバーを設け、スライドシャ
    フト挿着部材の下端部に螺着した雌型押さえで上記雌型
    を支持すると共に、スライドシャフトの先端側に段部を
    形成して、その段部に係合する挟持部材を有する抜止め
    用ストッパで上記雄型を支持したことを特徴とする鋼板
    の角孔加工工具。
JP1989006603U 1989-01-23 1989-01-23 鋼板の角孔加工工具 Expired - Lifetime JPH0638584Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989006603U JPH0638584Y2 (ja) 1989-01-23 1989-01-23 鋼板の角孔加工工具

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JPH0297916U JPH0297916U (ja) 1990-08-03
JPH0638584Y2 true JPH0638584Y2 (ja) 1994-10-12

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59171835U (ja) * 1983-04-29 1984-11-16 豊田合成株式会社 板材加工用パンチ装置

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JPH0297916U (ja) 1990-08-03

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