JPH0230167Y2 - - Google Patents

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JPH0230167Y2
JPH0230167Y2 JP1984126392U JP12639284U JPH0230167Y2 JP H0230167 Y2 JPH0230167 Y2 JP H0230167Y2 JP 1984126392 U JP1984126392 U JP 1984126392U JP 12639284 U JP12639284 U JP 12639284U JP H0230167 Y2 JPH0230167 Y2 JP H0230167Y2
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JP
Japan
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pressure bar
machining
diameter
pressure
boring
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JP1984126392U
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JPS6142209U (ja
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  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ボーリングスピンドルによつて回転
駆動されるボデイの外周部に設けられている複数
個のチツプの加工径が、プレツシヤバーの軸方向
の左右動によつて、それぞれ個別に変化するよう
になつているボーリングマシンに関する。
[従来技術] 例えばシリンダの内周面を加工するボーリング
マシンは概略第1図に示すように構成されてい
る。すなわちボーリングマシンMは、ボデイ1
と、ボーリングスピンドル20と、油圧シリンダ
ユニツト30と、ステツプモータ40とから構成
されている。そしてボデイ1の外周部には180度
間隔をおいて第1及び第2のチツプ(切れ刃)
2,3が設けられている。これらのチツプ(切れ
刃)3は逆方向に作動するカム機構4によつて半
径方向外方へ拡径するベンデングプレート5,5
に保持され、プレツシヤバー6が例えば左方向b
に移動すると、カム機構4によつて第2チツプ
(切れ刃)3が拡径するようになつている。した
がつて、図示されないワークの内周面を加工する
には、油圧シリンダユニツト30によつてプレツ
シヤバー6を矢印a方向に移動させてモータ4
1、伝導装置42によつてボーリングスピンドル
20を回転させると、これにボルト7結合されて
いるボデイ1が回転し、ワークの内周面は第1チ
ツプ2によつて荒加工される。次に油圧シリンダ
ユニツト30によつてプレツシヤバー6を右方向
bに移動させると、第2チツプ3が拡径するの
で、同様にボデイ1を回転させると内周面は仕上
げ加工される。上述したように、ボーリングマシ
ンMはプレツシヤバーのボデイに対する左右動に
よつて、チツプの加工径が変化し、荒加工と仕上
加工とができるようになつている。ところで前述
の説明からも明らかなように、この種ボーリング
マシンはワークの内周面の加工径はボデイの外径
によつて略決定され、多品種、少量生産のマシン
としては不適である。というのはプレツシヤバー
は左右動すなわち押される場合と引かれる場合と
があり、そのためにプレツシヤバーは第1図に示
すように一般にフランジ8或いはねじ結合されて
いる。
したがつて加工径を変える場合は、ボデイ1を
ボーリングスピンドル20から外すと同時に、プ
レツシヤバー6のねじ結合8も外す必要があり、
そのために工具の交換すなわちボデイ1の交換に
多くの時間と労力を必要とする欠点がある。
例えば実公昭59−20893号公報には加工終了後
にホルダーの先端を縮径してバイトが加工面に当
らないようにしてリターンマークを防止する技術
が開示されている。しかしながら、かかる公知技
術では、ホルダーの先端を拡開収縮させるもので
あり、このようにホルダー自体を可動とすること
は精密加工には適さない。またそのホルダーを拡
開収縮するための解除機構がスピンドルの半径方
向外方に設けられているので、その装置全体が大
型化する。さらに、大型のボーリングマシンでは
かかる解除機構を用いてはレバー等機械部品の強
度上の問題が生ずる。
また、かかる公知技術にはプレツシヤバーを交
換することの開示が全くない。
[考案の目的] したがつて、本考案の目的は、プレツシヤバー
の長手方向の移動に油圧シリンダユニツトを適用
でき、かつプレツシヤバーのねじ結合を必要とせ
ず、簡単にボデイの交換ができるボーリングマシ
ンを提供するにある。
[考案の構成] 本考案によれば、ボーリングスピンドルによつ
て回転駆動されるボデイの外周部に設けられてい
る複数個のチツプの加工径が、プレツシヤバーの
軸方向の左右動によつて、それぞれ個別に変化す
るようになつているボーリングマシンにおいて、
前記プレツシヤバーは長手方向に第1のプレツシ
ヤバーと第2のプレツシヤバーとに2分割されて
おり、その2分割された第1および第2のプレツ
シヤバーは互いに当接されて摩擦部分を構成して
おり、第1のプレツシヤバーの大径部とボデイの
ボア段部との間にばね装置が設けられ、その第1
のプレツシヤバーにはチツプの加工径を変化させ
るカム機構が設けられ、第2のプレツシヤバーは
長手方向に移動させる油圧シリンダユニツトに連
なつており、前記摩擦係合部分は互いに係合でき
る凹凸が形成されている。
[考案の作用効果] したがつて、作動に際し、油圧シリンダユニツ
トによつてプレツシヤバーがばね装置に抗して移
動されると、第1側チツプの刃先径よりも第2チ
ツプの刃先径が小さくなる。それ故、従来のボー
リングマシンと同様にボデイを回転させるとチツ
プによつてワークが荒加工される。油圧シリンダ
ユニツトの圧油を解放すると、第1のプレツシヤ
バーはばね装置の復元力によつて軸方向に移動す
る。したがつて例えば仕上げ用の第2チツプが拡
径する。それ故に前述のようにしてワークは仕上
げ加工される。以上の点は公知技術と同様であ
る。ワークの内径が変わり、ボデイを交換すると
きは、ボデイをボーリングスピンドルから外す
と、第1のプレツシヤバーは第2のプレツシヤバ
ーに対して凹凸で第2のプレツシヤバーに係合さ
れているだけであるから、第1のプレツシヤバー
も同時に外すことができる。取付けるときも同様
である。したがつて本考案によると、ワークの加
工は従来のものと全く同様に出来、ボデイの交換
は、従来のプレツシヤバーのねじ結合の脱着を不
要とするので、短時間に出来ることになる。
特に本考案によれば油圧シリンダユニツトによ
り長手方向に第2のプレツシヤバーを介して第1
のプレツシヤバーを押圧するので、その押圧力は
無理なく伝達でき、部品点数も少なく装置全体を
小形化でき、かつ油圧シリンダユニツトのため、
その制御も容易である。そしてチツプは本体に対
して正確に位置決めできるので、加工精度が向上
する。
[好ましい実施の態様] 本考案の実施に際して、ばね装置は図では皿ば
ねで示されているが、皿ばねに変えてコイルばね
でも実施できるし、また摩擦接触部は、単なる凹
凸係合でも鋸歯状の凹凸でも任意のものを実施で
きる。
[実施例] 以下第2図を参照して本考案の実施例を説明す
る。
第2図において、本考案を実施したボーリング
マシンMは、その外形が第1図に示す従来のもの
と同様であることがわかる。したがつて第1図に
示すものと同じ構成要素には同じ参照符号を付し
て重複説明を避ける。
ボデイ1の内部には全体を符号6で示すプレツ
シヤバーのうちの第1のプレツシヤバー6aが伸
びているが、このバーにはばね装置60が設けら
れ、またボデイ1からボーリングスピンドル20
の方へ伸びた部分すなわちボーリングスピンドル
20の部分でプレツシヤバー6は第1のプレツシ
ヤバー6aと第2のプレツシヤバー6bとに2分
割され、この部分が摩擦係合部分80となつてい
る。ばね装置60は、複数段に重ねられた皿ばね
61,61……から成つていて、これら皿ばね6
1,61……は第1のプレツシヤバー6aの大径
部8とボデイ1のボアの段部9との間に設けられ
ている。そして第1のプレツシヤバー6aの小径
部の先端すなわちボデイ1から外方へ突出した部
分にはねじ11が形成され、このねじにカバー5
1が螺着されている。カバー51はスカート部5
2を有し、このスカート部はボデイ1の左端に当
接して第1のプレツシヤバー6aの右方向の移動
を規制している。第1のプレツシヤバー6aとボ
デイ1は一体になつて回転するが、そのためにボ
デイのフランジ部13には半径内方へ伸びた回り
止めピン14が設けられ、このピン14は第1の
プレツシヤバー6aの大径部分8に形成された縦
溝15に緩く係合している。したがつて第1のプ
レツシヤバー6aはボデイに対して軸方向には移
動自在であるが、回転方向には拘束され、ボデイ
1と第1のプレツシヤバー6aは一体的に回転す
る。
前述の如く、プレツシヤバー6は、ボーリング
スピンドル20部分で第1のプレツシヤバー6a
と第2のプレツシヤバー6bとして2分割されて
いるが、第1のプレツシヤバー6aの大径部8に
連なつた第1部分81と、油圧シリンダユニツト
30に連なつた第2のプレツシヤバー6bの第2
部分82とに分離されている。第1部分81には
係合子83が螺着84されている。そして係合子
83の係合面は波形の凹凸85が形成され、第2
部分82の凹凸と係合し、摩擦係合している。し
たがつて第1のプレツシヤバー6aの第1部分8
1と第2のプレツシヤバー6bの第2部分82と
は軸方向の押圧及び回転方向に対しては一体的に
運動するが、軸方向の引き作用には追従しないこ
とになる。
次に上記実施例の作用について述べる。油圧シ
リンダユニツト30に圧油を供給すると、第1お
よび第2のプレツシヤバー6a,6bで構成され
るプレツシヤバー6は前述したように、一体的に
なつてばね装置60を圧縮して矢印a方向に移動
する。したがつて例えば仕上げ用切れ刃が粗削り
用切れ刃よりも径が小さくなる。かくして荒加工
ができる。次に圧油を解放すると、ばね装置60
の復元力によつて第1のプレツシヤバー6aは矢
印bで示すように右行し、したがつて今度は第2
チツプ3の加工径が増大し、仕上げ加工ができ
る。なお第1のプレツシヤバー6aの復元方向の
移動量はカバー50のスカート52で規制され
る。ボデイ1の交換はボデイ1をボーリングスピ
ンドル20に結合している例えばボルト7,7…
…を外すだけで簡単にできることは明らかであ
る。なぜならプレツシヤバー6は長手方向におい
て2分され、2分された部分は摩擦係合されて、
軸方向の引張り方向の移動には相互に追従しない
ようになつているからである。
[まとめ] 以上詳述したように、本考案によると、第1の
プレツシヤバーにはばね装置が組み込まれ、そし
てプレツシヤバーは長手方向において第1のプレ
ツシヤバーと第2のプレツシヤバーとして2分割
され、その部分が相互に当接されて摩擦係合する
ように構成されているので、ワークのボーリング
加工は従来のマシンと全く同様にでき、しかも工
具の交換すなわちチツプが取付けられているボデ
イの交換は、従来のものに比較してはるかに簡単
にできるものである。したがつて多品種、少量の
製品の加工に適したボーリングマシンが得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の装置を示す側面図、第2図は本
考案の1実施例を一部断面で示す側面図である。 1……ボデイ、2,3……チツプ、6……プレ
ツシヤバー、6a……第1のプレツシヤバー、6
b……第2のプレツシヤバー、20……ボーリン
グスピンドル、30……油圧シリンダユニツト、
60……ばね装置、80……摩擦係合部分。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ボーリングスピンドルによつて回転駆動される
    ボデイの外周部に設けられている複数個のチツプ
    の加工径が、プレツシヤバーの軸方向の左右動に
    よつて、それぞれ個別に変化するようになつてい
    るボーリングマシンにおいて、前記プレツシヤバ
    ーは長手方向に第1のプレツシヤバーと第2のプ
    レツシヤバーとに2分割されており、その2分割
    された第1および第2のプレツシヤバーは互いに
    当接されて摩擦部分を構成しており、第1のプレ
    ツシヤバーの大径部とボデイのボア段部との間に
    ばね装置が設けられ、その第1のプレツシヤバー
    にはチツプの加工径を変化させるカム機構が設け
    られ、第2のプレツシヤバーは長手方向に移動さ
    せる油圧シリンダユニツトに連なつており、前記
    摩擦係合部分は互いに係合できる凹凸が形成され
    ていることを特徴とするボーリングマシン。
JP12639284U 1984-08-22 1984-08-22 ボ−リングマシン Granted JPS6142209U (ja)

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JP12639284U JPS6142209U (ja) 1984-08-22 1984-08-22 ボ−リングマシン

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JP12639284U JPS6142209U (ja) 1984-08-22 1984-08-22 ボ−リングマシン

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Publication Number Publication Date
JPS6142209U JPS6142209U (ja) 1986-03-18
JPH0230167Y2 true JPH0230167Y2 (ja) 1990-08-14

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0418726Y2 (ja) * 1986-08-26 1992-04-27
GB8902717D0 (en) * 1989-02-07 1989-03-30 Forth Tool And Valve Limited A boring apparatus

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5920893U (ja) * 1982-07-30 1984-02-08 東京瓦斯株式会社 Lng冷熱利用海水淡水化装置

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