JP3446921B2 - ワーク把持装置 - Google Patents

ワーク把持装置

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JP3446921B2 JP08828596A JP8828596A JP3446921B2 JP 3446921 B2 JP3446921 B2 JP 3446921B2 JP 08828596 A JP08828596 A JP 08828596A JP 8828596 A JP8828596 A JP 8828596A JP 3446921 B2 JP3446921 B2 JP 3446921B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、歯車研削
盤において、ワークを把持するのに利用されるワーク把
持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記したワーク把持装置として
は、例えば、図4に示すものがあり、図4に示すよう
に、このワーク把持装置101は、互いに同軸上でかつ
軸孔Waを有するワークWrを間にして対向配置した第
1の軸部110および第2の軸部120を備えている。
【0003】第1の軸部110には、軸部本体111の
軸心上に位置する円筒状のワークガイド112と、この
ワークガイド112の周囲でかつ同心上に一体的に設け
たコレット113と、ワークガイド112およびコレッ
ト113を図外の油圧シリンダのロッド114に連結す
るナット115と、軸部本体111に固定した基準スト
ッパ116が設けてあり、第2の軸部120には、軸部
本体121に軸方向に移動可能に設けたワーク押え12
2と、このワーク押え122にワーク押圧力を付与する
コイルばね123が設けてあって、この第2の軸部12
0は、油圧シリンダPの作動により第1の軸部110に
接近離間するものとなっている。
【0004】このワーク把持装置101では、第1の軸
部110のワークガイド112とワークWrの軸孔Wa
とを嵌合させると共に、基準ストッパ116とワークW
rの図示左側端面とを当接させ、次いで、油圧シリンダ
Pにより第2の軸部120を第1の軸部110に接近さ
せて、ワーク押え122をワークWrの図示右側端面に
当接させ、ワーク押圧力が付与されているワーク押え1
22と基準ストッパ116とによりワークWrを端面ク
ランプした後、図外の油圧シリンダによりワークガイド
112およびコレット113を図示左方向に移動させ
て、ワークWrのボス部Wbを外径クランプするように
なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来におけるワーク把持装置101では、ワークガイド1
12,コレット113を往復移動させる油圧シリンダお
よび第2の軸部120を第1の軸部110に接近・離間
させる油圧シリンダPの2個の油圧シリンダが必要であ
ること、ワーク押え122がコイルばね123から付与
されるワーク押圧力をもって基準ストッパ116ととも
にワークWrを端面クランプしているため、ワークWr
の加工時に微振動が生じる可能性があること、第1の軸
部110のワークガイド112とワークWrの軸孔Wa
とを嵌合させてワークWrの芯出しだしを行っている都
合上、嵌め合い寸法精度の高低によっては嵌合作業が行
い難かったり両者間にがたつきが生じたりすること、な
どといった問題を有しており、これらの問題を解決する
ことが従来の課題となっていた。
【0006】
【発明の目的】本発明は、上記した従来の課題に着目し
てなされたもので、油圧シリンダなどのアクチュエータ
を複数必要とすることがないうえ、ワークを簡単にそし
て芯振れなく強固に把持することができるワーク把持装
置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係わ
るワーク把持装置は、互いに同軸上でかつ軸孔を有する
ワークを間にして対向配置した第1の軸部および第2の
軸部を備え、前記第1の軸部および第2の軸部のうちの
いずれか一方をいずれか他方に接近離間可能とし、前記
第1の軸部には、前記ワークの一方の端面と当接する軸
方向に移動可能なワーク押えと、前記ワーク押えにワー
ク押圧力を付与するワーク押圧力付与手段と、前記ワー
クの軸孔と一方側から嵌合する軸心上を移動可能な荒芯
出し用ブロックと、前記荒芯出し用ブロックに前記ワー
ク側へ向かう方向の移動力を付与する移動力付与手段
と、軸方向に固定されて前記ワーク押えを介して前記ワ
ークの一方の端面を押圧するワーク押圧体を設け、前記
第2の軸部には、軸方向に固定されて前記ワークの他方
の端面と当接するストッパと、軸心上に位置しかつ前記
ワークの軸孔と他方側から嵌合して前記第1の軸部の荒
芯出し用ブロックと当接するコレットと、前記第1の軸
部の荒芯出し用ブロックと当接するコレットの外径を拡
げるコアを設けた構成としており、上記ワーク把持装置
の構成を前述した従来の課題を解決するための手段とし
ている。
【0008】
【0009】本発明の請求項2に係わるワーク把持装置
は、第2の軸部にワーク押出し機構を設けた構成とし、
請求項3に係わるワーク把持装置は、コアを軸方向に固
定し、コレットを前記コアに対して軸方向に移動可能と
した構成とし、請求項4に係わるワーク把持装置は、第
2の軸部にコレットをその外径が窄まる方向に移動させ
るコレット駆動機構を設けた構成としている。
【0010】
【発明の作用】本発明の請求項1に係わるワーク把持装
置では、まず、第1の軸部におけるワーク押えにワーク
の一方の端面を当接させると共に、荒芯出し用ブロック
にワークの軸孔の一方側を嵌合すると、荒芯出し用ブロ
ックによるワークのラフセンタリングおよび仮セットが
なされ、この状態で、第1の軸部および第2の軸部のう
ちのいずれか一方をいずれか他方に接近させて、第2の
軸部におけるコレットをワークの軸孔の他方側に嵌合す
ると共に、ワークの他方の端面に第2の軸部におけるス
トッパを当接させると、ワークは、第1の軸部のワーク
押圧力付与手段からワーク押圧力が付与されたワーク押
えと、第2の軸部のストッパとにより挟み込まれること
になるので、ワークの仮押えがなされることとなる。
【0011】
【0012】次いで、第1の軸部および第2の軸部のう
ちのいずれか一方をいずれか他方側にさらに移動させ
て、移動力付与手段からワーク側へ向かう方向の移動力
が付与されている荒芯出し用ブロックでコレットを押圧
すると、コアによってコレットの外径が拡がるので、ワ
ークの芯出し兼内径クランプがなされることとなり、こ
の状態で、第1の軸部および第2の軸部のうちのいずれ
か一方をいずれか他方側にさらに移動させると、第1の
軸部のワーク押圧体がワーク押えを介してワークの一方
の端面を押圧するので、ワークは、第1の軸部のワーク
押えと、第2の軸部のストッパとにより、リジッドに挟
み込まれることとなり、ワークの加工時における微振動
の発生が抑制されることとなる。
【0013】したがって、油圧シリンダなどのアクチュ
エータを複数必要とすることがなく、加えて、ワークは
その端面仮クランプ,芯出しおよび端面クランプを経て
把持されることから、ワークの精度の高いセンタ位置決
めおよび端面位置決めがなされることとなる。
【0014】本発明の請求項2に係わるワーク把持装置
では、このワーク把持装置からワークを外すに際して、
第1の軸部および第2の軸部のうちのいずれか一方をい
ずれか他方から離間させると、荒芯出し用ブロックがコ
レットから離間するのに伴って、コレットの先端部外径
が元のように窄まって、ワークの内径クランプが解除さ
れ、これと同時に、第2の軸部のワーク押出し機構が第
2の軸部からワークを強制的に押出すので、ワークの確
実な取り外しがなされることとなる。
【0015】本発明の請求項3に係わるワーク把持装置
では、第1の軸部の荒芯出し用ブロックでコレットを押
圧して、ワークの芯出し兼内径クランプを行う際に、コ
レットがコアに対して軸方向に移動するのに伴って、ワ
ークはコレットによりストッパ側に引き寄せられるの
で、ワーク端面の基準決めがより確実なものとなる。
【0016】本発明の請求項4に係わるワーク把持装置
では、このワーク把持装置からワークを外すに際して、
第1の軸部および第2の軸部のうちのいずれか一方をい
ずれか他方から離間させると、荒芯出し用ブロックがコ
レットから離間するのに伴って、コレットはコレット駆
動機構によりその外径が窄まる方向に移動することか
ら、ワークの内径クランプが迅速に解除されることとな
る。
【0017】
【発明の効果】本発明の請求項1に係わるワーク把持装
置では、上記した構成としたため、第1の軸部および第
2の軸部のうちのいずれか一方をいずれか他方に接近離
間させるアクチュエータを1個用いるだけでワークを把
持できるので、把持コストの低減が実現でき、加えて、
ワークをその端面仮クランプ,芯出しおよび端面クラン
プの工程を経て把持することから、精度の高いセンタ位
置決めおよび端面位置決めを行うことが可能であり、と
くに、ワークの加工基準である軸孔を内径クランプする
ことによって、ワークの芯出しを行っていることから、
芯振れの発生を防ぐことができるうえ、第1の軸部のワ
ーク押えと第2の軸部のストッパとでワークをリジッド
に挟み込んで端面クランプを行うため、ワークの加工時
における微振動の発生を抑制することが可能であるとい
う極めて優れた効果がもたらされる。
【0018】
【0019】本発明の請求項2に係わるワーク把持装置
において、ワーク取り外し時には、このワーク把持装置
からワークを確実に取り外すことができ、本発明の請求
項3に係わるワーク把持装置では、コレットによるワー
クの芯出し兼内径クランプの際に、コレットがワークを
ストッパ側に引き寄せるので、ワーク端面の基準決めを
より確実なものとすることができ、本発明の請求項4に
係わるワーク把持装置では、このワーク把持装置からワ
ークを外すに際して、ワークの内径クランプを迅速に解
除することが可能であるという極めて優れた効果がもた
らされる。
【0020】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。
【0021】図1〜図3は本発明に係わるワーク把持装
置の一実施例を示している。
【0022】図1に示すように、ワーク把持装置1は、
互いに同軸上でかつ軸孔Whを有するワークWを間にし
て対向配置したテールセンタ(第1の軸部)10および
ヘッドセンタ(第2の軸部)20を備えており、テール
センタ10は、図外のアクチュエータによりヘッドセン
タ20に対して接近離間するようになっている。
【0023】テールセンタ10は、図2にも示すよう
に、ホルダ10aに支持された主軸11を備えており、
この主軸11には、略円筒形状をなすロータ(ワーク押
圧体)12が針状ころ軸受13を介して回転自在でかつ
軸方向に移動不能に取り付けてある。
【0024】また、テールセンタ10には、ワークWの
図示左側の端面WLと当接するワーク押え14が設けて
ある。このワーク押え14は、ロータ12に軸方向に移
動可能に嵌装した筒体15のワーク側延出部15aにボ
ルト2より固定してあって、このワーク押え14とロー
タ12のワーク側端部にボルト3を介して固定したばね
受け16との間に圧縮コイルばね(ワーク押圧力付与手
段)17を設けることにより、ワーク押え14に対して
ロータ12から離間する方向(図示右方向)の力を付与
するようにしている。この場合、ワーク押え14のロー
タ12から離間する方向への移動規制は、筒体15とば
ね受け16との当接によりなされ、ワーク押え14のロ
ータ12へ向かう方向への移動規制は、筒体15とロー
タ12に形成した環状突部12aとの当接によりなされ
るようにしてある。
【0025】さらに、テールセンタ10には、ワークW
の軸孔Whと図示左側から嵌合する荒芯出し用ブロック
18が設けてある。この荒芯出し用ブロック18は底部
18aを有する円筒形状をなしており、ワーク押え14
の中心に形成した貫通孔14aに軸方向に移動可能に嵌
合してある。この場合、荒芯出し用ブロック18の中空
部分でかつその底部18aとばね受け16のボス部16
aとの間に仮想線で示す皿ばね(移動力付与手段)19
を設けることにより、荒芯出し用ブロック18に対して
もロータ12から離間する方向(図示右方向)の力を付
与するようにしており、荒芯出し用ブロック18のロー
タ12から離間する方向への移動規制は、荒芯出し用ブ
ロック18の開口縁部に形成した外向きフランジ部18
bとワーク押え14における貫通孔14aの縁部との当
接によりなされるようにしてある。
【0026】一方、ヘッドセンタ20は、図3にも示す
ように、センタ基部20aを備えており、このセンタ基
部20aには、ベース筒体21がボルト4を介して固定
してある。
【0027】また、ヘッドセンタ20には、ワークWの
図示右側の端面WRと当接するストッパ22が設けてあ
り、このストッパ22は、ベース筒体21のワーク側端
部にボルト5を介して固定してある。
【0028】さらに、ヘッドセンタ20には、軸心上に
位置してセンタ基部20aにワークW側に延出した状態
で固定されかつ先端部外周ににテーパ部23aを有する
コア23と、このコア23に軸方向に移動可能に嵌装さ
れかつワークWの軸孔Whと図示右側からほぼ隙間なく
嵌合してテールセンタ10の荒芯出し用ブロック18と
当接するコレット24が設けてある。このコレット24
は、荒芯出し用ブロック18に押圧されてワークWの軸
孔Wh内でワークWから離間する方向に移動する状態に
おいて、その先端部の内周側に形成したテーパ部24a
がコア23のテーパ部23aに押圧されて外径が拡がる
ことにより、ワークWをストッパ22側に引き寄せつつ
芯出し兼内径クランプするようになっている。
【0029】この場合、ベース筒体21とコア23との
間には、軸方向に移動可能としたコレット駆動機構を構
成するシリンダ25が設けてあると共に、このシリンダ
25の基端部に形成したフランジ25aとセンタ基部2
0aとの間には、導通孔20bを介して流体を導入可能
とした同じくコレット駆動機構を構成する気密室26が
設けてあり、コレット24の基端部と、シリンダ25の
先端部とをねじ対偶により連結することによって、コレ
ット24を流体圧力によりワークW側に移動させること
ができるようにしてある。
【0030】つまり、コレット24では、荒芯出し用ブ
ロック18がこのコレット24から離間した状態におい
て、シリンダ25を介して伝達される気密室26内の圧
力によるワークW側への移動に伴って外径が元に窄まる
ことにより、ワークWの内径クランプを解除するように
なっている。
【0031】さらにまた、ヘッドセンタ20は、ワーク
押出し機構を備えている。このワーク押出し機構は、ス
トッパ22の先端部に設けた凹部22aに位置しかつこ
の凹部22aの開口を閉塞するカバー27の中心に形成
した貫通孔27aに軸方向に移動可能に嵌合した押出し
筒体28と、この押出し筒体28のフランジ部28bと
凹部22aのばね受け22bとの間に設けられて押出し
筒体28にワーク押圧力を付与する圧縮コイルばね29
を具備しており、ワークWの把持状態において、押出し
筒体28がワークWの図示右側の端面WRに当接するよ
うになすことにより、ワークWの解放時にワークWをヘ
ッドセンタ20から強制的に離間させるようにしてい
る。
【0032】上記したワーク把持装置1によりワークW
を把持する場合には、まず、図2に示すように、ワーク
Wの軸孔Whをテールセンタ10の荒芯出し用ブロック
18に嵌合すると共に、ワーク押え14に図示左側の端
面WLを当接させると、荒芯出し用ブロック18による
ワークWのラフセンタリングおよび仮セットがなされる
こととなる。
【0033】次いで、図外のアクチュエータによりテー
ルセンタ10をヘッドセンタ20側に向けて移動させ、
図3に示すように、ワークWの軸孔Whとコレット24
とを嵌合し、続いて、ワークWの図示右側の端面WRと
当接させたヘッドセンタ20の押出し筒体28を圧縮コ
イルばね29から付与されるワーク押圧力に抗して押し
込み、ヘッドセンタ20のストッパ22とワークWの図
示右側の端面WRとを当接させる。
【0034】このとき、ワークWは、テールセンタ10
の圧縮コイルばね17からワーク押圧力が付与されたワ
ーク押え14と、ヘッドセンタ20の圧縮コイルばね2
9からワーク押圧力が付与された押出し筒体28とによ
り挟み込まれているので、ワークWの仮押えがなされる
こととなる。
【0035】次に、テールセンタ10をさらにヘッドセ
ンタ20側に向けて移動させ、皿ばね19によりロータ
12から離間する方向(図示右方向)の力が付与されて
いる荒芯出し用ブロック18でコレット24を押圧する
と、コレット24がワークWの軸孔Wh内でワークWか
ら離間する方向に移動して、コレット24のテーパ部2
4aがコア23のテーパ部23aに押圧されて外径が拡
がるので、ワークWの芯出し兼内径クランプがなされる
こととなり、この際、ワークWはコレット24によりス
トッパ22側に引き寄せられることから、ワーク端面の
基準決めがより確実なものとなる。
【0036】そして、図1に示すように、テールセンタ
10をさらにヘッドセンタ20側に移動させると、テー
ルセンタ10の主軸11に軸方向に固定したロータ12
の環状突部12aが筒体15を介してワーク押え14を
直接図示右方向に押圧するので、ワークWは、テールセ
ンタ10のワーク押え14と、ヘッドセンタ20のスト
ッパ22とにより、リジッドに挟み込まれることとな
り、ワークWの加工時における微振動の発生が抑制され
ることとなる。
【0037】また、ワーク把持装置1からワークWを外
す場合には、テールセンタ10をヘッドセンタ20から
離間する方向に移動させると、荒芯出し用ブロック18
がコレット24から離間するのに伴って、ヘッドセンタ
20において、シリンダ25を介して伝達される気密室
26内の圧力によりコレット24がワークW側へ移動
し、これにより、コレット24の先端部外径が元のよう
に窄まって、ワークWの内径クランプが解除され、これ
と同時に、ヘッドセンタ20の圧縮コイルばね29から
のワーク押圧力により押出し筒体28がワークWをテー
ルセンタ10側に押し出すので、ワークWはワーク把持
装置1から外れることとなる。
【0038】したがって、ワーク把持装置1では、油圧
シリンダなどのアクチュエータを複数必要とすることが
なく、加えて、ワークWをその加工基準である軸孔Wh
を内径クランプするので、芯振れが生じ難いものとな
る。
【0039】なお、本発明に係わるワーク把持装置の詳
細な構成は、上記した実施例に限定されるものではな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるワーク把持装置の一実施例を示
すワークの把持が完了した状態の断面説明図である。
【図2】図1に示したワーク把持装置のテールセンタに
ワークを仮セットした状態の断面説明図である。
【図3】図1に示したワーク把持装置においてワークを
仮把持して芯出しを行った状態の断面説明図である。
【図4】従来のワーク把持装置を示す断面説明図であ
る。
【符号の説明】
1 ワーク把持装置 10 テールセンタ(第1の軸部) 12 ロータ(ワーク押圧体) 14 ワーク押え 17 圧縮コイルばね(ワーク押圧力付与手段) 18 荒芯出し用ブロック 19 皿ばね(移動力付与手段) 20 ヘッドセンタ(第2の軸部) 22 ストッパ 23 コア 24 コレット 25 シリンダ(コレット駆動機構) 26 気密室(コレット駆動機構) 28 押出し筒体(ワーク押出し機構) 29 圧縮コイルばね(ワーク押出し機構) W ワーク Wh ワークの軸孔 WR ワークの他方の端面 WL ワークの一方の端面

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに同軸上でかつ軸孔を有するワーク
    を間にして対向配置した第1の軸部および第2の軸部を
    備え、前記第1の軸部および第2の軸部のうちのいずれ
    か一方をいずれか他方に接近離間可能とし、前記第1の
    軸部には、前記ワークの一方の端面と当接する軸方向に
    移動可能なワーク押えと、前記ワーク押えにワーク押圧
    力を付与するワーク押圧力付与手段と、前記ワークの軸
    孔と一方側から嵌合する軸心上を移動可能な荒芯出し用
    ブロックと、前記荒芯出し用ブロックに前記ワーク側へ
    向かう方向の移動力を付与する移動力付与手段と、軸方
    向に固定されて前記ワーク押えを介して前記ワークの一
    方の端面を押圧するワーク押圧体を設け、前記第2の軸
    部には、軸方向に固定されて前記ワークの他方の端面と
    当接するストッパと、軸心上に位置しかつ前記ワークの
    軸孔と他方側から嵌合して前記第1の軸部の荒芯出し用
    ブロックと当接するコレットと、前記第1の軸部の荒芯
    出し用ブロックと当接するコレットの外径を拡げるコア
    を設けたことを特徴とするワーク把持装置。
  2. 【請求項2】 第2の軸部にワーク押出し機構を設けた
    請求項1に記載のワーク把持装置。
  3. 【請求項3】 コアを軸方向に固定し、コレットを前記
    コアに対して軸方向に移動可能とした請求項1または2
    に記載のワーク把持装置。
  4. 【請求項4】 第2の軸部にコレットをその外径が窄ま
    る方向に移動させるコレット駆動機構を設けた請求項3
    に記載のワーク把持装置。
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