JPH0727056Y2 - 内歯車研削用治具 - Google Patents
内歯車研削用治具Info
- Publication number
- JPH0727056Y2 JPH0727056Y2 JP1988159971U JP15997188U JPH0727056Y2 JP H0727056 Y2 JPH0727056 Y2 JP H0727056Y2 JP 1988159971 U JP1988159971 U JP 1988159971U JP 15997188 U JP15997188 U JP 15997188U JP H0727056 Y2 JPH0727056 Y2 JP H0727056Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- internal gear
- centering
- jig
- work
- tooth groove
- Prior art date
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、切削加工した内歯車を研削盤で仕上研削する
ときに使用する治具に関するものである。
ときに使用する治具に関するものである。
従来、内歯車の研削用治具は、ダイヤフラムチャックと
呼ばれる外周で芯出しを行うタイプのものが用いられて
いる。これは、第4図に示すように、ダイヤフラムの周
縁21に中心方向に向かう3個の押え片22を取付け、内歯
車Wの外周を3個の押え片22で位置決めし、内歯車Wの
側面をフインガーチャック等で固定して内歯車Wの歯溝
20を研削するようにしたものである。
呼ばれる外周で芯出しを行うタイプのものが用いられて
いる。これは、第4図に示すように、ダイヤフラムの周
縁21に中心方向に向かう3個の押え片22を取付け、内歯
車Wの外周を3個の押え片22で位置決めし、内歯車Wの
側面をフインガーチャック等で固定して内歯車Wの歯溝
20を研削するようにしたものである。
前記従来の内歯車の研削用治具は、内歯車の研削しよう
とする歯溝とは直接関係のない内歯車の外周で芯出しを
行うため、内歯車の歯溝と芯が合わないことがある。
とする歯溝とは直接関係のない内歯車の外周で芯出しを
行うため、内歯車の歯溝と芯が合わないことがある。
芯が合わない状態で研削加工を行うと、研削量が増加す
るだけでなく、仕上加工された内歯車と外歯車とを噛み
合わせたときに干渉が発生して正規の噛み合わせができ
なくなる。
るだけでなく、仕上加工された内歯車と外歯車とを噛み
合わせたときに干渉が発生して正規の噛み合わせができ
なくなる。
本考案は、従来の内歯車の研削用治具の上記問題点を解
決するためになされたもので、内歯車の歯溝で芯出しを
行う研削用治具を提供することを目的とするものであ
る。
決するためになされたもので、内歯車の歯溝で芯出しを
行う研削用治具を提供することを目的とするものであ
る。
本考案は、被加工内歯車の一側面の取付け位置を規制す
る基準面と、該基準面に対して前記内歯車をその反対側
の側面から押圧固定する部材とを設けるとともに、内歯
車の内側において放射方向に拡開して内歯車の歯溝に係
合して芯出しする芯出し具を内歯車の軸線方向に進退可
能に設置した内歯車研削用治具である。
る基準面と、該基準面に対して前記内歯車をその反対側
の側面から押圧固定する部材とを設けるとともに、内歯
車の内側において放射方向に拡開して内歯車の歯溝に係
合して芯出しする芯出し具を内歯車の軸線方向に進退可
能に設置した内歯車研削用治具である。
芯出し治具を前進させた状態で内歯車の歯溝を芯出し治
具に嵌合し、芯出し治具を放射方向に拡開し、内歯車の
歯溝に芯出し治具を直接当接させて芯出しする。
具に嵌合し、芯出し治具を放射方向に拡開し、内歯車の
歯溝に芯出し治具を直接当接させて芯出しする。
次に、内歯車の側面を治具の基準面に押圧固定し、芯出
し具を内歯車の内側から後退させて内歯車の内歯面の研
削加工を実施する。
し具を内歯車の内側から後退させて内歯車の内歯面の研
削加工を実施する。
本考案の実施例を図面にいついて説明する。
第1図は本考案の一実施例の一部断面図、第2図は第1
図のX−X線による断面図である。
図のX−X線による断面図である。
1は研削盤に取付ける治具本体で、ワークWで示す内歯
車の側面の取付け位置を規制する基準面2を有し、この
基準面2にワークWを反対側から押し付け固定するフイ
ンガーチャック3の作動用シリンダ4が設けられ、この
シリンダ4内にバネ5が配設されている。治具本体1に
はワークWの歯溝に内側から係合する芯出し治具6が設
けられ、この芯出し治具6の先端にはワークWの内歯車
とピッチ円を同じくして噛み合う外歯6aを形成し、これ
に放射状に複数のスリット6bを入れて外歯6aがその径方
向に少し拡がったり縮まったりするようにしてある。ま
た、芯出し治具6の中心部には先端部を円錐面7aとした
プッシュロッド7がシリンダ8で摺動可能に配設され、
この円錐面7aが当接する芯出し治具6の先端部内面は円
錐面6cに形成されている。9は芯出し治具6の進退用シ
リンダである。
車の側面の取付け位置を規制する基準面2を有し、この
基準面2にワークWを反対側から押し付け固定するフイ
ンガーチャック3の作動用シリンダ4が設けられ、この
シリンダ4内にバネ5が配設されている。治具本体1に
はワークWの歯溝に内側から係合する芯出し治具6が設
けられ、この芯出し治具6の先端にはワークWの内歯車
とピッチ円を同じくして噛み合う外歯6aを形成し、これ
に放射状に複数のスリット6bを入れて外歯6aがその径方
向に少し拡がったり縮まったりするようにしてある。ま
た、芯出し治具6の中心部には先端部を円錐面7aとした
プッシュロッド7がシリンダ8で摺動可能に配設され、
この円錐面7aが当接する芯出し治具6の先端部内面は円
錐面6cに形成されている。9は芯出し治具6の進退用シ
リンダである。
次に、この研削用治具にワークWを取付け芯出しする作
用について説明する。
用について説明する。
フインガーチャック作動用シリンダ4を作動させてフイ
ンガーチャック3を第1図においてバネ5に抗して右方
に前進させた状態で、ワークWを芯出し治具6の外歯6a
に嵌合し、シリンダ8を作動させてプッシュロッド7を
前進させると、円錐面7aが芯出し治具6の円錐面6cを押
し拡げてスリット6bが入れられた外歯6aをその径方向に
拡開し、ワークWの内歯車の歯溝に外歯6aが当って芯出
しする。
ンガーチャック3を第1図においてバネ5に抗して右方
に前進させた状態で、ワークWを芯出し治具6の外歯6a
に嵌合し、シリンダ8を作動させてプッシュロッド7を
前進させると、円錐面7aが芯出し治具6の円錐面6cを押
し拡げてスリット6bが入れられた外歯6aをその径方向に
拡開し、ワークWの内歯車の歯溝に外歯6aが当って芯出
しする。
次に、フインガーチャック3の作動用シリンダ4の作動
油圧を抜くと、バネ5の力でフインガーチャック3がワ
ークWの側面を基準面2に押し付け、ワークWを芯出し
した状態で基準面に固定する。
油圧を抜くと、バネ5の力でフインガーチャック3がワ
ークWの側面を基準面2に押し付け、ワークWを芯出し
した状態で基準面に固定する。
この状態でプッシュロッド7を後退させると、その円錐
面7aが芯出し治具6の円錐面6cから離れ、芯出し治具6
の外歯6aは径方向に縮小してワークWの歯溝から離れ
る。芯出し治具6をその進退用シリンダ9でワークWの
内面から後退させ、研削用工具でワークWの内面を加工
する。
面7aが芯出し治具6の円錐面6cから離れ、芯出し治具6
の外歯6aは径方向に縮小してワークWの歯溝から離れ
る。芯出し治具6をその進退用シリンダ9でワークWの
内面から後退させ、研削用工具でワークWの内面を加工
する。
第3図に別の芯出し治具の実施例を示す。
芯出し治具11の中心部に進退するプッシュロッド12を設
けた点は前記の芯出し治具と同様であるが、外歯に代え
て超硬ボールをワークWの歯溝に当接するようにしたも
のである。すなわち、芯出し治具11に支持され、プッシ
ュロッド12の円錐面13の進退で放射方向に進退する3個
以上のボール支持摺動片14を設置し、この摺動片14で支
持した超硬ボール15をワークWの歯溝に当てて芯出しを
行うもので、16は摺動片14の押え板バネである。ワーク
Wの取付け等は、第1図について説明したのと同様であ
る。
けた点は前記の芯出し治具と同様であるが、外歯に代え
て超硬ボールをワークWの歯溝に当接するようにしたも
のである。すなわち、芯出し治具11に支持され、プッシ
ュロッド12の円錐面13の進退で放射方向に進退する3個
以上のボール支持摺動片14を設置し、この摺動片14で支
持した超硬ボール15をワークWの歯溝に当てて芯出しを
行うもので、16は摺動片14の押え板バネである。ワーク
Wの取付け等は、第1図について説明したのと同様であ
る。
本考案は、芯出し治具を放射方向に拡開し、内歯車の歯
溝に芯出し治具が直接当接して芯出しするので芯出しが
正確に行えると共に、芯出しした内歯車を基準面に押圧
固定した状態で、芯出し具を内歯車の内側から後退させ
るので、内歯車の内歯面の研削加工が支障なく実施でき
る。
溝に芯出し治具が直接当接して芯出しするので芯出しが
正確に行えると共に、芯出しした内歯車を基準面に押圧
固定した状態で、芯出し具を内歯車の内側から後退させ
るので、内歯車の内歯面の研削加工が支障なく実施でき
る。
第1図、第2図は本考案の一実施例を示すもので第1図
は一部断面図、第2図は第1図のX−X線による断面
図、第3図は別の芯出し治具の実施例を示す断面図、第
4図は従来の芯出し治具の正面図である。 1:治具本体、2:基準面 3:フインガーチャック 4:フインガーチャック用シリンダ 5:バネ、6:芯出し治具 6a:外歯、6b:スリット 6c:円錐面、7:プッシュロッド 7a:円錐面 8:プッシュロッド用シリンダ 9:芯出し治具進退用シリンダ W:ワーク
は一部断面図、第2図は第1図のX−X線による断面
図、第3図は別の芯出し治具の実施例を示す断面図、第
4図は従来の芯出し治具の正面図である。 1:治具本体、2:基準面 3:フインガーチャック 4:フインガーチャック用シリンダ 5:バネ、6:芯出し治具 6a:外歯、6b:スリット 6c:円錐面、7:プッシュロッド 7a:円錐面 8:プッシュロッド用シリンダ 9:芯出し治具進退用シリンダ W:ワーク
Claims (1)
- 【請求項1】被加工内歯車の一側面の取付け位置を規制
する基準面と、該基準面に対して前記内歯車をその反対
側の側面から押圧固定する部材とを設けるとともに、前
記内歯車の内側において放射方向に拡開して前記内歯車
の歯溝に係合して芯出しする芯出し具を前記内歯車の軸
線方向に進退可能に設置したことを特徴とする内歯車研
削用治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988159971U JPH0727056Y2 (ja) | 1988-12-08 | 1988-12-08 | 内歯車研削用治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988159971U JPH0727056Y2 (ja) | 1988-12-08 | 1988-12-08 | 内歯車研削用治具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0282425U JPH0282425U (ja) | 1990-06-26 |
JPH0727056Y2 true JPH0727056Y2 (ja) | 1995-06-21 |
Family
ID=31441644
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988159971U Expired - Lifetime JPH0727056Y2 (ja) | 1988-12-08 | 1988-12-08 | 内歯車研削用治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0727056Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9421654B2 (en) | 2010-10-21 | 2016-08-23 | Mitsubishi Heavy Industries Machine Tool Co., Ltd. | Clamping device having ring shape with hydraulically down force clamping means |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009089942A (ja) * | 2007-10-10 | 2009-04-30 | Shiroki Corp | リクライニング装置及びリクライニング装置の製造方法 |
JP2010194636A (ja) * | 2009-02-24 | 2010-09-09 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 内歯車ワーク位置決め用治具 |
JP2010194635A (ja) * | 2009-02-24 | 2010-09-09 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | クランプ装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS613542U (ja) * | 1984-06-08 | 1986-01-10 | 日本電産コパル株式会社 | フロツピデイスク駆動装置のクランプ機構 |
-
1988
- 1988-12-08 JP JP1988159971U patent/JPH0727056Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9421654B2 (en) | 2010-10-21 | 2016-08-23 | Mitsubishi Heavy Industries Machine Tool Co., Ltd. | Clamping device having ring shape with hydraulically down force clamping means |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0282425U (ja) | 1990-06-26 |
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