JPH0638279Y2 - 空気吹出し口装置 - Google Patents

空気吹出し口装置

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JPH0638279Y2
JPH0638279Y2 JP11228189U JP11228189U JPH0638279Y2 JP H0638279 Y2 JPH0638279 Y2 JP H0638279Y2 JP 11228189 U JP11228189 U JP 11228189U JP 11228189 U JP11228189 U JP 11228189U JP H0638279 Y2 JPH0638279 Y2 JP H0638279Y2
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JP
Japan
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air
louver
louvers
movable
sections
Prior art date
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Expired - Lifetime
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JP11228189U
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JPH0352543U (ja
Inventor
秀彦 長田
嘉弘 野沢
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Nihon Plast Co Ltd
Original Assignee
Nihon Plast Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車等の空調用の空気吹出し口装置に関す
るものである。
(従来の技術) 従来この種の空気吹出し口装置では、前後を開口した吹
出し口体の内側前部に水平ルーバを設けるとともに、吹
出し口体の内側後部に風向調節のために回動可能に形成
した垂直ルーバを設けた構造が一般的であるが、このよ
うな構造では、空気の吹出し方向を変えることはできる
が、多方向に一斉に空気を吹出すことはできず、冷気や
暖気を拡散させるにはあまり適していない。
また、実開昭60-149412号公報には、吹出し口体(アウ
トレット)に対して、ルーバ(フィン)を傾斜させた構
造が示されているが、この構造も、多方向に一斉に空気
を吹出すことはできず、冷気や暖気を拡散させるにはあ
まり適していない。
(考案が解決しようとする課題) 上述したように、従来の自動車等の空調用の空気吹出し
口装置は、空気の吹出し方向を変えることはできるが、
多方向に一斉に空気を吹出すことはできず、冷気や暖気
を拡散させるにはあまり適していない。
本考案は、このような点に鑑みなされたもので、多方向
に一斉に空気を吹出すことができ、これによって、冷気
や暖気を拡散させることのできる空気吹出し口装置を提
供しようとするものである。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 本考案の空気吹出し口装置は、前後を開口した筒状の吹
出し口体1の内側前部に開口を複数の区画4に分割する
分割ルーバ2を設け、上記複数の区画4に分割ルーバ2
に対して対称的に交互に反対の方向に傾斜した傾斜ルー
バ5a,5bを設け、これらの分割ルーバ2及び傾斜ルーバ5
a,5bの後方に位置して上記吹出し口体1の内側部に分割
ルーバ2と平行な軸7を中心に回動可能な複数の可動ル
ーバ6を設けたものである。
(作用) 本考案の空気吹出し口装置は、吹出し口体1の後方から
吹出し口体1の内側を通して前方に空気を吹出すもの
で、この際に、可動ルーバ6を直進流状態から側方に回
動すると、空気が傾斜ルーバ5a,5bに対して斜めに当た
って、傾斜ルーバ5a,5bの傾斜方向に案内され、空気の
吹出し方向が隣接した区画4毎に対称的な方向に変更さ
れるものである。
(実施例) 本考案の空気吹出し口装置の一実施例を図面を参照して
説明する。
第1図ないし第3図において、1はプラスチックで成形
した吹出し口体で、この吹出し口体1は、前後を開口し
た横長の短角筒状に成形されている。
そして、この吹出し口体1の内側前部には、3つの板状
の分割ルーバ2が、吹出し口体1の左右の壁部3と平行
に等間隔で、吹出し口体1と一体に成形され、この3つ
の分割ルーバ2により、開口が左右方向に4つの区画4
に分割されている。
さらに、この吹出し口体1のそれぞれの区画4には、複
数の傾斜ルーバ5a,5bが、分割ルーバ2に対して対称的
に交互に反対の方向に傾斜して、かつそれぞれの区画4
において互いに平行に等間隔で、吹出し口体1と一体に
成形されている。
また、上記分割ルーバ2及び傾斜ルーバ5a,5bの後方に
位置して、吹出し口体1の内側後部には、複数の可動ル
ーバ6が、その上下両端部に突設した軸7を吹出し口体
1の上下の壁部8に形成した軸孔9に嵌合することによ
り、分割ルーバ2と平行に配置された軸7を中心に左右
方向に回動可能に支持されている。
そして、この複数の可動ルーバ6は、それぞれの後側上
端部に突設した軸10を連結リンク11で連結することによ
り、互いに平行な状態で、連動するようになっている。
そして、中央付近の可動ルーバ6の下端部の軸7には歯
車12が取付けられ、この歯車12に操作歯車13が噛合さ
れ、この操作歯車13が吹出し口体1の下側の壁部8の下
面に形成した枠部14に保持されているとともに、この操
作歯車13の一部が前面に突出しており、これによって、
前面から操作歯車13を回動すると、歯車12を介して歯車
と一体の可動ルーバ6が回動し、さらに、連結リンク11
を介して全ての可動ルーバ6が回動するようになってい
る。
また、上記吹出し口体1の左右の壁部3には支軸15が突
設されている。
そうして、上記吹出し口体1は、左右の支軸15を介し
て、図示しない自動車のインストルメントパネルの開口
部に上下方向回動可能に取付けられ、この状態で、吹出
し口体1の後方から吹出し口体1の内側を通して前方に
空調用の空気を吹出すようになっている。
そして、この空気の吹出しに際して、操作歯車13によ
り、可動ルーバ6を吹出し口体1の左右の壁部3と平行
にすると、空気は筒状の吹出し口体1の軸方向に沿って
まっすぐに直進流状態で吹出され、この状態で、吹出し
口体1を支軸15を中心に上下に回動すると、空気の吹出
し方向を直進流状態のまま上下に変えることができる。
また、この空気の吹出しに際して、操作歯車13により、
可動ルーバ6を吹出し口体1の左右の壁部3と平行な直
進流状態から側方に回動すると、空気はそれぞれの区画
4の傾斜ルーバ5a,5bに対して斜めに当たって、傾斜ル
ーバ5a,5bの傾斜方向に案内され、空気の吹出し方向が
隣接した区画4毎に対称的な方向に変更され、たとえ
ば、第2図のように、可動ルーバ6を右方に回動する
と、空気が右方に曲げられる結果、第3図に示すよう
に、右方に向かって下降傾斜している傾斜ルーバ5aがあ
る区画4では、空気が右斜め下に吹出され、右方に向か
って上昇傾斜している傾斜ルーバ5bがある区画4では、
空気が右斜め上に吹出され、これらの区画4が交互に隣
接しているため、空気が4つの区画4から右斜め下と右
斜め上に交互に拡散流状態で吹出され、、空気を多方向
に一斉に吹出すことができるので、冷気や暖気を拡散さ
せることができる。
なお、可動ルーバ6を左方に回動すると、空気が左方に
曲げられる結果、左方に向かって上昇傾斜している傾斜
ルーバ5aがある区画4では、空気が左斜め上に吹出さ
れ、左方に向かって下降傾斜している傾斜ルーバ5bがあ
る区画4では、空気が左斜め下に吹出され、これらの区
画4が交互に隣接しているため、空気が4つの区画4か
ら左斜め上と左斜め下に交互に拡散流状態で吹出され、
可動ルーバ6を右方に回動した場合と同様に、空気を多
方向に一斉に吹出すことができるので、冷気や暖気を拡
散させることができる。
また、拡散流状態で、吹出し口体1を支軸15を中心に上
下に回動すると、空気の吹出し方向を拡散流状態のまま
上下に変えることができ、冷房と暖房で使い分けること
ができる。
なお、この実施例では、吹出し口体1の開口を4つの区
画4に分割したが、これに限らず幾つに分割してもよい
が、区画4の数が少ない場合には、奇数よりも偶数の方
が、視覚的なバランスの上で好ましく、杉綾状にバラン
スよく連続するので、ファッション性も高く、意匠上か
らも好ましい。
そして、この実施例では、4つの区画4に対応した全て
の可動ルーバ6を1つのグループとして一体的に連動さ
せるようにしたが、可動ルーバ6を、左側の2つの区画
4に対応したグループと右側の2つの区画4に対応した
グループの2つに分けて、それぞれのグループの可動ル
ーバ6を独立に連動させるようにしてもよく、さらに、
区画4を6つとした場合には、可動ルーバ6を、左側の
2つの区画4に対応したグループと中央の2つの区画4
に対応したグループと右側の2つの区画4に対応したグ
ループの3つに分けて、それぞれのグループの可動ルー
バ6を連動させるようにしてもよい。
〔考案の効果〕
上述したように、本考案によれば、吹出し口体の後方か
ら吹出し口体の内側を通して前方に空気を吹出す際に、
可動ルーバを直進流状態から側方に回動すると、空気が
傾斜ルーバに対して斜めに当たって、傾斜ルーバの傾斜
方向に案内され、空気の吹出し方向が隣接した区画毎に
対称的な方向に変更されるので、空気を多方向に一斉に
吹出すことができ、したがって、冷気や暖気を拡散させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の空気吹出し口装置の一実施例の分解斜
視図、第2図はその横断面図、第3図はその正面図であ
る。 1……吹出し口体、2……分割ルーバ、4……区画、5
a,5b……傾斜ルーバ、6……可動ルーバ、7……軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前後を開口した筒状の吹出し口体の内側前
    部に開口を複数の区画に分割する分割ルーバを設け、上
    記複数の区画に分割ルーバに対して対称的に交互に反対
    の方向に傾斜した傾斜ルーバを設け、これらの分割ルー
    バ及び傾斜ルーバの後方に位置して上記吹出し口体の内
    側部に分割ルーバと平行な軸を中心に回動可能な複数の
    可動ルーバを設けたことを特徴とする空気吹出し口装
    置。
JP11228189U 1989-09-26 1989-09-26 空気吹出し口装置 Expired - Lifetime JPH0638279Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11228189U JPH0638279Y2 (ja) 1989-09-26 1989-09-26 空気吹出し口装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11228189U JPH0638279Y2 (ja) 1989-09-26 1989-09-26 空気吹出し口装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0352543U JPH0352543U (ja) 1991-05-22
JPH0638279Y2 true JPH0638279Y2 (ja) 1994-10-05

Family

ID=31660730

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11228189U Expired - Lifetime JPH0638279Y2 (ja) 1989-09-26 1989-09-26 空気吹出し口装置

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JPH0352543U (ja) 1991-05-22

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