JPH0638237Y2 - チユ−ブ保持具 - Google Patents

チユ−ブ保持具

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JPH0638237Y2
JPH0638237Y2 JP1986196581U JP19658186U JPH0638237Y2 JP H0638237 Y2 JPH0638237 Y2 JP H0638237Y2 JP 1986196581 U JP1986196581 U JP 1986196581U JP 19658186 U JP19658186 U JP 19658186U JP H0638237 Y2 JPH0638237 Y2 JP H0638237Y2
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JP
Japan
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stopper
fitted
leg
flange
connecting hole
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JP1986196581U
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JPS63101380U (ja
Inventor
正美 後藤
紀一郎 伊藤
孝 小池
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、複数本のチューブまたはハーネスなどを保持
して車体側に固定するチューブ保持具の改良に関し、さ
らに詳しくは、自動車に取付けるチューブまたはハーネ
スなどをチューブ保持具に保持した状態で車体側パネル
などに取付け、固定するようにしたものである。
〈従来の技術〉 従来、自動車に取付けるチューブまたはハーネスなどを
車体側に取付け、固定する保持具には種々の考案がなさ
れており、例えば第6図に示すように、基台上にチュー
ブを保持するC溝状の弾性係止片を複数組突設した保持
体にチューブを保持して、この保持体を車体側パネルな
どに固定してなる一般的なもの、あるいは実公昭60-159
41号公報に示すように、薄肉の弾性連結部によって開閉
自在に基部が結合された一対の分割体からなり、両分割
体を合わせた状態で断面U字形を形成する一対の基部間
に把持部を形成するとともに、上記一対の基部の先端に
車体側の連結用孔に嵌着されるフランジと筒状の脚体部
とを上記把持部に把持するパイプなどの軸に垂直な水平
面で2分割して設けた構造のものなどが考案されてい
る。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかしながら、上述した従来例のうち、前者の場合はパ
イプやチューブなどを基台上のC溝状の保持体に挿入し
やすいという利点がある反面、車体の振動などにより外
れ易い難点があり、そのまゝの状態では使用できないの
で、蓋体を設けたり、チューブなどの挿入側であるC溝
状の開口側を車体側パネルに押し当てるように取付け、
固定しなければならず取付け作業が面倒であった。
また、後者の場合は、チューブなどは2分割された一対
の把持部により挟持されるので確実に把持されるという
利点があるが、車体側の連結用孔に嵌着される脚体部を
分割したものでは、チューブなどを把持して脚対部を合
体した後、連結孔に嵌着するので、脚体部の捩れや寸法
誤差によるズレが生じ易く、車体側への嵌着時のトラブ
ルあるいは嵌着後の不安定な取付状態が生じ易いという
難点があるとともに、脚体部を合体して車体側の連結孔
に嵌着した後ではチューブなどを把持することはできな
いという問題があった。
本考案は、上述した問題点を解決するためになされたも
ので、薄肉の弾性連結部からなるヒンジにより部によっ
て、チューブなどを把持する把持部を開閉自在な一対の
分割体として形成し、上記分割体の一方の先端部に車体
側の連結孔に嵌着されるフランジと脚体とを一体的に形
成し、一対の分割体の両端部を結合する手段を剛性の高
い前記フランジ及び脚体の近傍に形成するとともに、前
記連結孔の端面に前記結合手段が係合することにより非
常に高い結合力が得られるようにし、チューブまたはハ
ーネスなどの把持を容易にするとともに、車体側パネル
などへの取付け、固定を簡略化してなるチューブ保持具
を提供することを目的としている。
〈問題点を解決するための手段〉 上記目的を達成するために、本考案によれば、薄肉の弾
性連結部からなるヒンジにより開閉自在に結合された一
対の分割体と、上記分割体の一方の先端部に一体的に形
成され被取付部材の連結孔に嵌着されるフランジを有す
る筒状の脚体と、上記両分割体の対向面に複数個形成さ
れた半円状の把持部と、上記両分割体にそれぞれ形成さ
れた複数個の把持部間に両分割体を合せた状態で互いに
係合するよう形成されたロック部と、上記脚体を有しな
い他方の分割体先端に形成され、脚体を被取付部材の連
結孔に嵌着したとき、フランジに形成された切欠部に係
合するストッパを設けた係止部とからなるチューブ保持
具であって、前記ストッパは折り返し形状を有してお
り、前記切欠部には、テーパー状に傾斜した面取り部
と、前記ストッパが嵌入、掛止される嵌入部が形成され
ており、前記ストッパは、前記面取り部を経由して前記
嵌入部に挿入され、前記連結孔の端面に当該ストッパ端
面が係合することにより固定されるよう構成したチュー
ブ保持具を特徴とするものである。
〈作用〉 上記構成に基づいて、本考案によるチューブ保持具は、
一対の分割体を結合する手段として、フランジに形成さ
れた切欠部と、これに係合するストッパとを形成し、前
記ストッパは折り返し形状を有し、前記切欠部に形成さ
れた傾斜した面取り部を経由して嵌入部に挿入され、前
記連結孔の端面に当該ストッパ端面が係合することによ
り固定されるようになっているため、折り返し形状を有
するストッパは、弾性的に変形し易く、切欠部を通して
嵌入部に挿入する際に、連結孔との空間部で寸法誤差を
十分吸収でき、安定した固定が可能となる。
また、前記連結孔の端面にストッパ端面が係合する際に
は、カチンという音が生じるため、挿入完了時での節度
感が出て、作業性が良好となる。
さらに、切欠部とストッパとが、剛性の高い前記フラン
ジ及び脚体の近傍において結合するとともに、前記連結
孔の端面にストッパが係合することにより非常に高い結
合力が得られる。
〈実施例〉 以下、本考案による実施例を添付した図面に基づいて詳
細に説明する。
第1図は、本考案による一実施例を示すチューブ保持具
の成形状態における正面図、第2図は第1図の要部を示
す斜視図であり、図においてチューブ保持具1は、薄肉
の弾性連結部からなるヒンジ2により開閉自在に結合さ
れた一対の分割体3、4と、上記分割体3、4の一方の
先端部に一体的に形成され、車体側の連結孔に嵌着され
るフランジ5を有する筒状の脚体6とからなるものであ
る。
上記一対の分割体3、4の対向面にはチューブまたはハ
ーネスなどを把持する、半円状の把持部3aおよび4aが2
個所づつ、分割体3、4の幅方向寸法の半分の幅で各々
形成されており、両分割体3、4を合せた状態で把持部
3a、4aにより分割体3、4の幅に等しい円形状になるよ
うに構成されている。
また、前記把持部3a、3aの間および4a、4aの間には、両
分割体3、4を合わせた状態で互いに重なり合うロック
部7、8が、把持部3a,4aと同じ幅寸法、即ち分割体
3、4の幅寸法の半分の幅を有して設けられており、第
2図及び第5図に示すように上記ロック部7、8の先端
には両分割体3、4を合わせたときに弾性変形して相互
に係合する形状のロック爪7a、8aが各々形成されてい
る。
一方、上記片側の分割体3の先端部に形成されたフラン
ジ5を有する脚体6は、車体側パネルAなどに穿設され
た連結孔に嵌着することによって取付け、固定されるも
のであり、脚体6の中心が両分割体3、4を合わせたと
き、把持部3aと4aのなす円の中心に合致する位置に形成
されている。
上記脚体6は筒状または柱状に成形され、その内部には
空胴部が形成されており、上記脚体6の対向する側面に
はフランジ5側の上端部を残してコ字状に溝9が形成さ
れるとともに、この溝9にフランジ側がフリーで脚体6
の側面より外側に突き出た一対の弾性係止片10a、10bが
設けられ、上記フランジ5の下面と、弾性係止片10a、1
0bとの間で車体側に嵌着されたときのパネルなどを挟持
することにより取付け、固定がなされるようになってい
る。
また、上記他側の分割体4の先端部には、両分割体3、
4を合せたときにフランジ5に形成された切欠部5aに係
合してロックされる係止部11が一体的に設けられてお
り、この係止部11には車体側パネルAの連結孔端面に当
接するストッパ11aが設けられている。
ストッパ11aは、弾性変形が可能なように折り返し形状
を有して形成されている。
なお、上記脚体6の側面で、係止部11のストッパ11aが
係合する側壁には、空胴部に一体な長方形状の切欠孔6a
が形成されており、脚体6を車体側パネルAの連結孔に
嵌着した後、係止部11を有する分割体4を合せるとき、
係止部11のストッパ11aが容易に連結孔に嵌着されて端
面に当接できるようになっている。
また、上記脚体6のない他方の分割体4の係止部11が、
フランジ5の切欠部5aに容易に着脱できるようにするた
め、第4図に示すように切欠部5aと係止部11aの当接部
には、テーパー状に傾斜した面取り部5bが形成されると
ともに、フランジ5の切欠部5aにつづいて面取り部5bを
介して係止部11のストッパ11aが嵌入、掛止しうる段型
形状の嵌入部5cが形成されている。
次いで、上述したように成形されたチューブ保持具によ
りチューブなどを車体側パネルに取付け、固定する動作
について説明する。
まず、チューブ保持具1の脚体6を車体側パネルAの連
結孔に嵌め込、フランジ5と弾性係止片10a、10bとの間
でパネルAを挟持する。
次いで、所望のチューブを両分割体3、4の把持部3a、
4aの間に挿入し、両分割体3、4を合せる。
このとき、把持部3a、3aおよび4a、4a間のロック部7、
8に形成されたロック爪7a、8aが第5図(b)の如く相
互に噛合って係合し、また、これと同時に、脚体6のな
い分割体4の先端に形成された係止部11をフランジ5の
切欠部5aに係合して押し込むことにより、係止部11の先
端が切欠部5aより面取り部5bを介して嵌入部5cに入り込
むと同時に、ストッパ11aが車体側パネルAの連結孔端
面に係合することにより取付けが完了する。
このように本実施例では、一対の分割体3、4を結合す
る手段として、フランジ5に形成された切欠部5aと、こ
れに係合するストッパ11aとを形成し、ストッパ11aは折
り返し形状を有し、切欠部5aに形成された傾斜した面取
り部5bを経由して嵌入部5cに挿入され、連結孔の端面に
当該ストッパ11a端面が係合することにより固定される
ようになっているため、折り返し形状を有するストッパ
11aは、弾性的に変形し易く、切欠部5aを通して嵌入部5
cに挿入する際に、連結孔との空間部で寸法誤差を十分
吸収でき、安定した固定が可能となる。
また、連結孔の端面にストッパ端面が係合する際には、
カチンという係合音が生じるため、挿入完了時での節度
感が出て、作業性が良好となる。
さらに、切欠部5aとストッパ11aとが、剛性の高い前記
フランジ5及び脚体6の近傍において結合するととも
に、連結孔の端面にストッパ11aが係合することにより
非常に高い結合力が得られる。
なお、本考案による説明では、チューブ保持具1を、あ
らかじめ車体側パネルAに固定した後、チューブを保持
する場合について説明したが、それに限定せず、初めに
チューブなどをチューブ保持具に固定した後、車体側に
取付け、固定してもよく、現場の状況に応じて適宜選択
して使用しうるものである。
〈考案の効果〉 本考案は上記構成からなり、以下の効果を奏し得る。
(1)折り返し形状を有するストッパは、弾性的に変形
し易く、切欠部を通して嵌入部に挿入する際に、連結孔
との空間部で寸法誤差を十分吸収でき、安定した固定が
可能となる。
(2)連結孔の端面にストッパ端面が係合する際には、
係合音が生じるため、挿入完了時での節度感が出て、作
業性が良好となる。
(3)切欠部とストッパとが、剛性の高い前記フランジ
及び脚体の近傍において結合するとともに、前記連結孔
の端面にストッパが係合することにより非常に高い結合
力が得られる
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案による一実施例を示すチューブ保持具
の成形状態における正面図、第2図は、第1図の要部を
示す斜視図、第3図は第1図のZ矢視図、第4図は一部
を断面とした組付け状態を示す説明図、第5図(a)及
び第5図(b)は各々ロック部の係合態様を示す説明
図、第6図は従来例を示す要部の断面図である。 1……チューブ保持具、2……ヒンジ、 3、4……分割体、3a、4a……把持部、 5……フランジ、5a……切欠部、 5b……面取り部、5c……嵌入部、 6……脚体、7、8……ロック部、 7a、8a……ロック爪、9……溝、 10a、10b……弾性係止片、 11……係止部、11a……ストッパ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 小池 孝 神奈川県横浜市保土ケ谷区岩井町51番地 加藤発条株式会社内 (56)参考文献 特公 昭45−22446(JP,B1) 実公 昭61−28152(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】薄肉の弾性連結部からなるヒンジにより開
    閉自在に結合された一対の分割体と、上記分割体の一方
    の先端部に一体的に形成され被取付部材の連結孔に嵌着
    されるフランジを有する筒状の脚体と、上記両分割体の
    対向面に複数個形成された半円状の把持部と、上記両分
    割体にそれぞれ形成された複数個の把持部間に両分割体
    を合せた状態で互いに係合するよう形成されたロック部
    と、上記脚体を有しない他方の分割体先端に形成され、
    脚体を被取付部材の連結孔に嵌着したとき、フランジに
    形成された切欠部に係合するストッパを設けた係止部と
    からなるチューブ保持具であって、前記ストッパは折り
    返し形状を有しており、前記切欠部には、テーパー状に
    傾斜した面取り部と、前記ストッパが嵌入、掛止される
    嵌入部が形成されており、前記ストッパは、前記面取り
    部を経由して前記嵌入部に挿入され、前記連結孔の端面
    に当該ストッパ端面が係合することにより固定されるよ
    う構成したことを特徴とするチューブ保持具。
JP1986196581U 1986-12-19 1986-12-19 チユ−ブ保持具 Expired - Lifetime JPH0638237Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986196581U JPH0638237Y2 (ja) 1986-12-19 1986-12-19 チユ−ブ保持具

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63101380U JPS63101380U (ja) 1988-07-01
JPH0638237Y2 true JPH0638237Y2 (ja) 1994-10-05

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ID=31155535

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JP1986196581U Expired - Lifetime JPH0638237Y2 (ja) 1986-12-19 1986-12-19 チユ−ブ保持具

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JP4974531B2 (ja) * 2006-01-25 2012-07-11 株式会社パイオラックス 線条体の保持具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6128152U (ja) * 1984-07-20 1986-02-20 シャープ株式会社 音声fm記録方式ビデオテ−プレコ−ダ

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JPS63101380U (ja) 1988-07-01

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