JPH0638137A - 音声再生装置 - Google Patents
音声再生装置Info
- Publication number
- JPH0638137A JPH0638137A JP4185360A JP18536092A JPH0638137A JP H0638137 A JPH0638137 A JP H0638137A JP 4185360 A JP4185360 A JP 4185360A JP 18536092 A JP18536092 A JP 18536092A JP H0638137 A JPH0638137 A JP H0638137A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clock
- frequency
- audio signal
- signal
- converter
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 水平周波数ｆＨあるいはｆＨの高調波歪み成
分による折り返しノイズの発生を防止すること。 【構成】 アナログ音声信号をＡＤ変換して記憶装置に
書き込み、該記憶装置から読み出したディジタル信号を
ＤＡ変換して再生出力する装置において、ＡＤクロック
周波数及びＤＡクロック周波数を、映像信号水平同期周
波数ｆＨ（ＮＴＳＣの場合、約１５．７ＫＨｚ）、ある
いはｆＨの整数倍の周波数に設定した。
分による折り返しノイズの発生を防止すること。 【構成】 アナログ音声信号をＡＤ変換して記憶装置に
書き込み、該記憶装置から読み出したディジタル信号を
ＤＡ変換して再生出力する装置において、ＡＤクロック
周波数及びＤＡクロック周波数を、映像信号水平同期周
波数ｆＨ（ＮＴＳＣの場合、約１５．７ＫＨｚ）、ある
いはｆＨの整数倍の周波数に設定した。
Description
【０００１】
【従来の技術】従来、アナログ音声信号をＡＤ−ＤＡ変
換する際のクロック（サンプリング）周波数は、必要と
する音質、回路コストを考慮して選定されてはいるもの
の、ＴＶ受像機等の映像信号水平同期周波数ｆＨを有す
る機器から輻射されるｆＨ成分、及びｆＨの高調波歪み
成分が原因となるノイズの発生を防止することは考慮さ
れていない。
換する際のクロック（サンプリング）周波数は、必要と
する音質、回路コストを考慮して選定されてはいるもの
の、ＴＶ受像機等の映像信号水平同期周波数ｆＨを有す
る機器から輻射されるｆＨ成分、及びｆＨの高調波歪み
成分が原因となるノイズの発生を防止することは考慮さ
れていない。
【０００２】
【発明が解決しようとする課題】このため、音声再生装
置とＴＶ受像機等上記機器が近傍に設置されていると、
相互の不要輻射遮断処理が不十分な場合、音声再生装置
に上記機器のｆＨ成分が不要輻射として飛び込んでく
る。ＡＤ変換前のアナログ音声信号にｆＨ成分が混入す
ると、ＡＤクロック周波数とｆＨの差成分スペクトルが
折り返しノイズ（ビート成分）となり、このノイズの周
波数（即ちＡＤクロック周波数とｆＨとの差）が可聴音
声帯域であれば、耳障りなノイズとなる。（ｆＨの高調
波歪み成分の不要輻射の場合も同様。）例えば、ＡＤク
ロック周波数を１５．０ＫＨｚとすると、ノイズ成分の
周波数は、約７５０Ｈｚとなる。
置とＴＶ受像機等上記機器が近傍に設置されていると、
相互の不要輻射遮断処理が不十分な場合、音声再生装置
に上記機器のｆＨ成分が不要輻射として飛び込んでく
る。ＡＤ変換前のアナログ音声信号にｆＨ成分が混入す
ると、ＡＤクロック周波数とｆＨの差成分スペクトルが
折り返しノイズ（ビート成分）となり、このノイズの周
波数（即ちＡＤクロック周波数とｆＨとの差）が可聴音
声帯域であれば、耳障りなノイズとなる。（ｆＨの高調
波歪み成分の不要輻射の場合も同様。）例えば、ＡＤク
ロック周波数を１５．０ＫＨｚとすると、ノイズ成分の
周波数は、約７５０Ｈｚとなる。
【０００３】
【課題を解決するための手段】本発明は、アナログ音声
信号をＡＤ変換して記憶装置に書き込み、該記憶装置か
ら読み出したディジタル信号をＤＡ変換して再生出力す
る装置において、ＡＤクロック周波数及びＤＡクロック
周波数を、映像信号水平同期周波数ｆＨ（ＮＴＳＣ方式
の場合、約１５．７ＫＨｚ）、あるいはｆＨの整数倍の
周波数に設定した構成である。
信号をＡＤ変換して記憶装置に書き込み、該記憶装置か
ら読み出したディジタル信号をＤＡ変換して再生出力す
る装置において、ＡＤクロック周波数及びＤＡクロック
周波数を、映像信号水平同期周波数ｆＨ（ＮＴＳＣ方式
の場合、約１５．７ＫＨｚ）、あるいはｆＨの整数倍の
周波数に設定した構成である。
【０００４】
【作用】上記の手段によれば、ｆＨあるいはｆＨの高調
波歪み成分による折り返しノイズの発生を防止できる。
波歪み成分による折り返しノイズの発生を防止できる。
【０００５】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図１を参照しつつ
説明する。
説明する。
【０００６】固定ヘッドによって音声信号を磁気記録す
るＶＴＲ（ビデオテープレコーダ）においては、特殊再
生時に、ヘッド出力後再生イコライザアンプを通った音
声信号をＡＤ−ＤＡ変換することにより、通常スピ−ド
の音声として出力させる機能を備えたものがある。図１
はかかる機能を備えたＶＴＲに本発明を実施した場合の
ブロック図を示す。
るＶＴＲ（ビデオテープレコーダ）においては、特殊再
生時に、ヘッド出力後再生イコライザアンプを通った音
声信号をＡＤ−ＤＡ変換することにより、通常スピ−ド
の音声として出力させる機能を備えたものがある。図１
はかかる機能を備えたＶＴＲに本発明を実施した場合の
ブロック図を示す。
【０００７】通常再生時は、固定ヘッド４より出力され
た音声信号は再生イコライザアンプ１で周波数特性が平
坦化された後、ラインアンプ２を通り、スイッチ３がＯ
Ｎとなって出力される。尚、この通常再生時はスイッチ
１２はオフとなっている。
た音声信号は再生イコライザアンプ１で周波数特性が平
坦化された後、ラインアンプ２を通り、スイッチ３がＯ
Ｎとなって出力される。尚、この通常再生時はスイッチ
１２はオフとなっている。
【０００８】特殊再生時は、スイッチ３がオフとなり、
再生イコライザアンプ１を通った信号は入力アンプ５で
レベル補正され、ＡＤ変換器６でディジタル信号に変換
されてメモリ（ダイナミックＲＡＭ）８に書き込まれ
る。次に、メモリ８から読み出された信号は、ＤＡ変換
器１０でアナログ信号に戻され、ロ−パスフィルタ１１
を通り、オンとなったスイッチ１２を介して出力され
る。
再生イコライザアンプ１を通った信号は入力アンプ５で
レベル補正され、ＡＤ変換器６でディジタル信号に変換
されてメモリ（ダイナミックＲＡＭ）８に書き込まれ
る。次に、メモリ８から読み出された信号は、ＤＡ変換
器１０でアナログ信号に戻され、ロ−パスフィルタ１１
を通り、オンとなったスイッチ１２を介して出力され
る。
【０００９】メモリコントロ−ラ７は、インタ−フェ−
スマイコン９（ＶＴＲの場合、このマイコン９はシステ
ムマイコンになる）からの制御信号を受けて、メモリ８
の書き込み、読み出しを制御する。メモリーコントロー
ラ７のマスタ−クロックはセラミック発振子１３を用い
た発振回路で作成し、このマスタ−クロックを７内で分
周してＡＤクロック（ＡＤ変換器に供給されるクロッ
ク）、ＤＡクロック（ＤＡ変換器に供給されるクロッ
ク）を作成している。
スマイコン９（ＶＴＲの場合、このマイコン９はシステ
ムマイコンになる）からの制御信号を受けて、メモリ８
の書き込み、読み出しを制御する。メモリーコントロー
ラ７のマスタ−クロックはセラミック発振子１３を用い
た発振回路で作成し、このマスタ−クロックを７内で分
周してＡＤクロック（ＡＤ変換器に供給されるクロッ
ク）、ＤＡクロック（ＤＡ変換器に供給されるクロッ
ク）を作成している。
【００１０】次に、図１のＶＴＲの動作説明をするが、
特殊再生には、静止画モ−ド、２倍速モ−ド、５倍速モ
−ド、９倍速モ−ドがあるので、以下本発明の一実施例
では、静止画モ−ド、２倍速モ−ド時の２つの動作につ
いて説明する。
特殊再生には、静止画モ−ド、２倍速モ−ド、５倍速モ
−ド、９倍速モ−ドがあるので、以下本発明の一実施例
では、静止画モ−ド、２倍速モ−ド時の２つの動作につ
いて説明する。
【００１１】静止画モ−ドの場合、静止画ボタンを押す
３秒前の通常再生の音声信号が常時メモリ８に取り込ま
れており、通常スピ−ドの音声信号をＡＤ変換すること
になる為、ＡＤクロックとＤＡクロックの周波数を、同
じ値に設定する。
３秒前の通常再生の音声信号が常時メモリ８に取り込ま
れており、通常スピ−ドの音声信号をＡＤ変換すること
になる為、ＡＤクロックとＤＡクロックの周波数を、同
じ値に設定する。
【００１２】一方、２倍速モ−ドの場合、２倍のスピ−
ドの音声信号を通常スピ−ドに戻し、静止画モ−ドと同
様の再生信号Ｓ／Ｎを確保する為、ＡＤクロック周波数
をＤＡクロック周波数の２倍に設定する。
ドの音声信号を通常スピ−ドに戻し、静止画モ−ドと同
様の再生信号Ｓ／Ｎを確保する為、ＡＤクロック周波数
をＤＡクロック周波数の２倍に設定する。
【００１３】ＤＡクロック周波数は、メモリコントロ−
ラ７内でマスタ−クロックを２７０分の１に分周して作
成している。従来は、マスタ−クロックを４．０ＭＨｚ
に設定いた為、ＤＡクロック周波数は約１４．８ＫＨ
ｚ、ＡＤクロック周波数は静止画モ−ドで１４．８ＫＨ
ｚ、２倍速モ−ドで２９．６ＫＨｚとなっていた。従っ
て、静止画モ−ドではＡＤクロック周波数１４．８ＫＨ
ｚとｆＨの差である約９００Ｈｚのノイズが、そして２
倍速モ−ドでは、ＡＤクロック周波数２９．６ＫＨｚと
ｆＨの２次高調波周波数との差である約９００Ｈｚのノ
イズが各々発生する。（ｎ倍速モ−ドを想定すれば、ｆ
Ｈのｎ次高調波成分がノイズ要因となる。）このため、
上記ノイズの発生を防止すべく、ＡＤクロック周波数を
ｆＨ（ＮＴＳＣ方式の場合、約１５．７５ＫＨｚ）、あ
るいはｆＨの整数倍に設定すればよい。上記実施例にお
いては、静止画モ−ドでｆＨ、２倍速モ−ドで２ｆＨに
設定するのが適当である。即ち、マスタ−クロックを
４．０ＭＨｚから４．２５ＭＨｚに変更すれば、ＡＤク
ロック周波数はｆＨ、及び２ｆＨとなり、この結果、不
所望なノイズの発生を防止し得る。
ラ７内でマスタ−クロックを２７０分の１に分周して作
成している。従来は、マスタ−クロックを４．０ＭＨｚ
に設定いた為、ＤＡクロック周波数は約１４．８ＫＨ
ｚ、ＡＤクロック周波数は静止画モ−ドで１４．８ＫＨ
ｚ、２倍速モ−ドで２９．６ＫＨｚとなっていた。従っ
て、静止画モ−ドではＡＤクロック周波数１４．８ＫＨ
ｚとｆＨの差である約９００Ｈｚのノイズが、そして２
倍速モ−ドでは、ＡＤクロック周波数２９．６ＫＨｚと
ｆＨの２次高調波周波数との差である約９００Ｈｚのノ
イズが各々発生する。（ｎ倍速モ−ドを想定すれば、ｆ
Ｈのｎ次高調波成分がノイズ要因となる。）このため、
上記ノイズの発生を防止すべく、ＡＤクロック周波数を
ｆＨ（ＮＴＳＣ方式の場合、約１５．７５ＫＨｚ）、あ
るいはｆＨの整数倍に設定すればよい。上記実施例にお
いては、静止画モ−ドでｆＨ、２倍速モ−ドで２ｆＨに
設定するのが適当である。即ち、マスタ−クロックを
４．０ＭＨｚから４．２５ＭＨｚに変更すれば、ＡＤク
ロック周波数はｆＨ、及び２ｆＨとなり、この結果、不
所望なノイズの発生を防止し得る。
【００１４】尚、部品のバラつきにより、ＡＤクロック
周波数の値がバラつくと、低周波の折り返しノイズが発
生するが、ハイパスフィルタを挿入することにより、除
去できる。
周波数の値がバラつくと、低周波の折り返しノイズが発
生するが、ハイパスフィルタを挿入することにより、除
去できる。
【００１５】
【発明の効果】本発明によれば、ＡＤ変換器に供給する
クロック周波数を、ｆＨあるいはｆＨの整数倍の値に設
定しているので、ｆＨあるいはｆＨの高調波歪み成分に
よる折り返しノイズの発生を防止できる。
クロック周波数を、ｆＨあるいはｆＨの整数倍の値に設
定しているので、ｆＨあるいはｆＨの高調波歪み成分に
よる折り返しノイズの発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明を実施したＶＴＲの要部回路ブロック図
である。
である。
１ 再生イコライザアンプ ２ ラインアンプ ３ スイッチ ４ 固定ヘッド ５ 入力アンプ ６ ＡＤ変換器 ７ メモリコントロ−ラ ８ メモリ ９ インタ−フェ−スマイコン １０ ＤＡ変換器 １１ ロ−パスフィルタ １２ スイッチ １３ セラミック発振子
Claims (1)
- 【請求項１】 アナログ音声信号をＡＤ変換して記憶装
置に書き込み、該記憶装置から読み出したディジタル信
号をＤＡ変換して再生出力する装置において、ＡＤクロ
ック周波数及びＤＡクロック周波数を、映像信号水平同
期周波数ｆＨ、あるいはｆＨの整数倍の周波数に設定す
ることを特徴とする音声再生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4185360A JPH0638137A (ja) | 1992-07-13 | 1992-07-13 | 音声再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4185360A JPH0638137A (ja) | 1992-07-13 | 1992-07-13 | 音声再生装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0638137A true JPH0638137A (ja) | 1994-02-10 |
Family
ID=16169436
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4185360A Pending JPH0638137A (ja) | 1992-07-13 | 1992-07-13 | 音声再生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0638137A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5551693A (en) * | 1994-05-09 | 1996-09-03 | Sony Corporation | Controller unit for electronic devices |
| JP2010219586A (ja) * | 2009-03-13 | 2010-09-30 | Alpine Electronics Inc | ディジタル放送受信装置および番組の切り替え方法 |
-
1992
- 1992-07-13 JP JP4185360A patent/JPH0638137A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5551693A (en) * | 1994-05-09 | 1996-09-03 | Sony Corporation | Controller unit for electronic devices |
| US5716274A (en) * | 1994-05-09 | 1998-02-10 | Sony Corporation | Controller unit for electronic devices |
| US5853326A (en) * | 1994-05-09 | 1998-12-29 | Sony Corporation | Controller unit for electronic devices |
| JP2010219586A (ja) * | 2009-03-13 | 2010-09-30 | Alpine Electronics Inc | ディジタル放送受信装置および番組の切り替え方法 |
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