JPH11306699A - 再生装置のノイズ低減装置 - Google Patents

再生装置のノイズ低減装置

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JPH11306699A
JPH11306699A JP10104984A JP10498498A JPH11306699A JP H11306699 A JPH11306699 A JP H11306699A JP 10104984 A JP10104984 A JP 10104984A JP 10498498 A JP10498498 A JP 10498498A JP H11306699 A JPH11306699 A JP H11306699A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 再生音声信号から周期的ノイズを低減するこ
とのできる再生装置のノイズ低減装置を得る。 【解決手段】 第2のサーボ手段MCSから第2のモー
タ14に供給するモータ駆動信号と同じ周波数のインパ
ルスを参照入力とし、その参照入力のインパルス応答と
して疑似ノイズを生成する疑似ノイズ生成手段7と、周
期的ノイズの混入した再生音声信号から、疑似ノイズ生
成手段7よりの疑似ノイズを減算して周期的ノイズの低
減された再生音声信号を得る減算手段6とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、再生装置のノイズ
低減装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ビデオカメラ一体型ビデオテー
プレコーダには、マイクロフォンが内蔵されているが、
そのマイクロフォンが、回転磁気ヘッド有する回転ドラ
ムの回転に伴うノイズをも収音するため、磁気テープに
映像信号と共に記録される音声信号の音質が低下する。
そして、ビデオカメラ一体型ビデオテープレコーダが小
型になる程、マイクロフォンによって収音されるノイズ
のレベルは高くなる。
【0003】マイクロフォンからの音声信号中に含まれ
ているノイズ成分は、回転ドラムの回転周波数に等しい
周波数の基本波及び音声信号帯域内に広帯域に分布する
2次〜多数次の高調波から構成されている。そこで、従
来のビデオカメラ一体型ビデオテープレコーダのノイズ
低減装置では、回転ドラムの回転周波数の逆数にに等し
い遅延時間を有する遅延線を有するくし型フィルタに、
マイクロフォンからの音声信号を供給して、基本波及び
その2次〜多数次の高調波からなるノイズ成分を低減さ
せ、そのノイズ成分の低減された音声信号を、磁気テー
プに記録するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うなノイズ低減装置を備えていない記録装置によって音
声信号が記録された磁気テープから、その音声信号を再
生する再生装置にあっては、その再生音声信号に混入さ
れている周期的ノイズを低減するノイズ低減装置を設け
る必要がある。
【0005】かかる点に鑑み、本発明は、マイクロフォ
ンと、第1のサーボ手段と、その第1のサーボ手段によ
ってサーボが掛けられる第1のモータと、その第1のモ
ータによって駆動される、テープ状記録媒体が巻付けら
れるように案内される第1の回転ドラムと、その第1の
回転ドラムに備えられた第1の磁気ヘッドとを有する記
録装置を用いて、第1の回転ドラムの回転に基づいて発
生した周期的ノイズが、マイクロフォンを通じて混入さ
れた、そのマイクロフォンよりの音声信号が、第1の磁
気ヘッドによって記録されたテープ状記録媒体が、巻付
けられるように案内される、第1の回転ドラムに対応す
る第2の回転ドラムと、その第2の回転ドラムを駆動す
る、第1のモータに対応する第2のモータと、その第2
のモータにサーボを掛ける、第1のサーボ手段に対応す
る第2のサーボ手段と、第2の回転ドラムに設けられ
た、第1の磁気ヘッドに対応する第2の磁気ヘッドとを
有し、テープ状記録媒体から、第2の磁気ヘッドによっ
て周期的ノイズの混入した音声信号を再生するようにし
た再生装置において、再生音声信号から周期的ノイズを
低減することのできる再生装置のノイズ低減装置を提案
しようとするものである。
【0006】又、本発明は、マイクロフォンと、第1の
サーボ手段と、その第1のサーボ手段によってサーボが
掛けられる第1のモータと、第1のヘッドとを有し、第
1のモータによって、ディスク状記録媒体を回転駆動す
るようにした記録装置を用いて、第1のモータによって
駆動されるディスク状記録媒体の回転に基づいて発生し
た周期的ノイズが、マイクロフォンを通じて混入され
た、そのマイクロフォンよりの音声信号が、第1のヘッ
ドによって記録されたディスク状記録媒体を回転駆動す
る、第1のモータに対応する第2のモータと、その第2
のモータにサーボを掛ける、第1のサーボ手段に対応す
る第2のサーボ手段と、第1のヘッドに対応する第2の
ヘッドとを有し、第2のヘッドによってディスク状記録
媒体から、第2のヘッドによって周期的ノイズの混入し
た再生音声信号を再生するようにした再生装置におい
て、再生音声信号から周期的ノイズを低減することので
きる再生装置のノイズ低減装置を提案しようとするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の本発明による再生
装置のノイズ低減装置は、マイクロフォンと、第1のサ
ーボ手段と、その第1のサーボ手段によってサーボが掛
けられる第1のモータと、その第1のモータによって駆
動される、テープ状記録媒体が巻付けられるように案内
される第1の回転ドラムと、その第1の回転ドラムに備
えられた第1の磁気ヘッドとを有する記録装置を用い
て、第1の回転ドラムの回転に基づいて発生した周期的
ノイズが、マイクロフォンを通じて混入された、そのマ
イクロフォンよりの音声信号が、第1の磁気ヘッドによ
って記録されたテープ状記録媒体が、巻付けられるよう
に案内される、第1の回転ドラムに対応する第2の回転
ドラムと、その第2の回転ドラムを駆動する、第1のモ
ータに対応する第2のモータと、その第2のモータにサ
ーボを掛ける、第1のサーボ手段に対応する第2のサー
ボ手段と、第2の回転ドラムに設けられた、第1の磁気
ヘッドに対応する第2の磁気ヘッドとを有し、テープ状
記録媒体から、第2の磁気ヘッドによって周期的ノイズ
の混入した音声信号を再生するようにした再生装置のノ
イズ低減装置において、第2のサーボ手段から第2のモ
ータに供給するモータ駆動信号と同じ周波数のインパル
スを参照入力とし、その参照入力のインパルス応答とし
て疑似ノイズを生成する疑似ノイズ生成手段と、周期的
ノイズの混入した再生音声信号から、疑似ノイズ生成手
段よりの疑似ノイズを減算して周期的ノイズの低減され
た再生音声信号を得る減算手段とを有するものである。
【0008】かかる本発明によれば、疑似ノイズ生成手
段によって、第2のサーボ手段から第2のモータに供給
するモータ駆動信号と同じ周波数のインパルスを参照入
力とし、その参照入力のインパルス応答として疑似ノイ
ズを生成し、減算手段によって、周期的ノイズの混入し
た再生音声信号から、疑似ノイズ生成手段よりの疑似ノ
イズを減算して周期的ノイズの低減された再生音声信号
を得る。
【0009】
【発明の実施の形態】第1の本発明は、マイクロフォン
と、第1のサーボ手段と、その第1のサーボ手段によっ
てサーボが掛けられる第1のモータと、その第1のモー
タによって駆動される、テープ状記録媒体が巻付けられ
るように案内される第1の回転ドラムと、その第1の回
転ドラムに備えられた第1の磁気ヘッドとを有する記録
装置を用いて、第1の回転ドラムの回転に基づいて発生
した周期的ノイズが、マイクロフォンを通じて混入され
た、そのマイクロフォンよりの音声信号が、第1の磁気
ヘッドによって記録されたテープ状記録媒体が、巻付け
られるように案内される、第1の回転ドラムに対応する
第2の回転ドラムと、その第2の回転ドラムを駆動す
る、第1のモータに対応する第2のモータと、その第2
のモータにサーボを掛ける、第1のサーボ手段に対応す
る第2のサーボ手段と、第2の回転ドラムに設けられ
た、第1の磁気ヘッドに対応する第2の磁気ヘッドとを
有し、テープ状記録媒体から、第2の磁気ヘッドによっ
て周期的ノイズの混入した音声信号を再生するようにし
た再生装置のノイズ低減装置において、第2のサーボ手
段から第2のモータに供給するモータ駆動信号と同じ周
波数のインパルスを参照入力とし、その参照入力のイン
パルス応答として疑似ノイズを生成する疑似ノイズ生成
手段と、周期的ノイズの混入した再生音声信号から、疑
似ノイズ生成手段よりの疑似ノイズを減算して周期的ノ
イズの低減された再生音声信号を得る減算手段とを有す
る再生装置のノイズ低減装置である。
【0010】第2の本発明は、マイクロフォンと、第1
のサーボ手段と、その第1のサーボ手段によってサーボ
が掛けられる第1のモータと、第1のヘッドとを有し、
第1のモータによって、ディスク状記録媒体を回転駆動
するようにした記録装置を用いて、第1のモータによっ
て駆動されるディスク状記録媒体の回転に基づいて発生
した周期的ノイズが、マイクロフォンを通じて混入され
た、そのマイクロフォンよりの音声信号が、第1のヘッ
ドによって記録されたディスク状記録媒体を回転駆動す
る、第1のモータに対応する第2のモータと、その第2
のモータにサーボを掛ける、第1のサーボ手段に対応す
る第2のサーボ手段と、第1のヘッドに対応する第2の
ヘッドとを有し、第2のヘッドによってディスク状記録
媒体から、第2のヘッドによって周期的ノイズの混入し
た再生音声信号を再生するようにした再生装置のノイズ
低減装置において、第2のサーボ手段から第2のモータ
に供給するモータ駆動信号と同じ周波数のインパルスを
参照入力とし、その参照入力のインパルス応答として疑
似ノイズを生成する疑似ノイズ生成手段と、周期的ノイ
ズの混入した再生音声信号から、疑似ノイズ生成手段よ
りの疑似ノイズを減算して周期的ノイズの低減された再
生音声信号を得る減算手段とを有する再生装置のノイズ
低減装置である。
【0011】第3の本発明は、第1の本発明の再生装置
のノイズ低減装置において、第1及び第2のサーボ手
段、第1及び第2のモータ並びに第1及び第2回転ドラ
ムは、同一の記録再生装置におけるそれぞれ同じもので
ある再生装置のノイズ低減装置である。
【0012】第4の本発明は、第2の本発明の再生装置
のノイズ低減装置において、第1及び第2のサーボ手段
並びに第1及び第2のモータは、同一の記録再生装置に
おけるそれぞれ同じものである再生装置のノイズ低減装
置である。
【0013】第5の本発明は、第1の本発明の再生装置
のノイズ低減装置において、第1及び第2のサーボ手
段、第1及び第2のモータ並びに第1及び第2回転ドラ
ムは、同じ機種であるが、同一でない記録再生装置にお
けるそれぞれ同じものである再生装置のノイズ低減装置
である。
【0014】第6の本発明は、第2の本発明の再生装置
のノイズ低減装置において、第1及び第2のサーボ手段
並びに第1及び第2のモータは、同じ機種であるが、同
一でない記録再生装置におけるそれぞれ同じものである
再生装置のノイズ低減装置である。
【0015】〔発明の実施の形態の具体例〕以下に、図
面を参照して、本発明の実施の形態の具体例の再生装置
のノイズ低減装置を説明する。
【0016】先ず、図1を参照して、本発明をカメラ一
体型デジタルビデオテープレコーダ(カメラ一体型デジ
タル映像記録再生装置)(再生装置及び記録装置から構
成される)のその再生装置に適用した具体例の再生装置
のノイズ低減装置を説明する。尚、カメラ一体型デジタ
ルビデオテープレコーダの記録装置については、図4を
参照して後述する。
【0017】図1において、固定ドラム(図示を省略)
及び回転磁気ヘッド12を備える回転ドラム11を有
し、これらドラムに磁気テープ13が斜めに巻き付けら
れる如く案内される磁気テープ案内装置が設けられる。
回転ドラム11は、ドラムモータ14によって、例え
ば、9000rpmの回転数を以て回転せしめられる。
このドラムモータ40は、サーボ手段としての制御用マ
イクロコンピュータMCSによってサーボが掛けられ
る。
【0018】次に、ドラムモータ14に対するサーボ手
段としての制御用マイクロコンピュータMCSについて
説明する。モータ14には、その回転に応じて、位相検
出パルス(その周波数は、例えば、150Hz)を発生
する位相検出器16及びその回転に応じて、位相検出パ
ルスより大幅に周波数の高い周波数検出パルスを発生す
る周波数検出器17が設けられている。そして、マイク
ロコンピュータMCSは、位相比較手段18、速度比較
手段20及び制御パルス発生手段19を有する。
【0019】そして、入力端子21からの基準位相信号
(基準位相パルス)及び位相検出器16からの位相検出
パルスを位相比較手段18に供給して、位相差検出信号
を出力する。入力端子22からの基準速度信号(基準速
度パルス)及び周波数検出器17からの周波数検出パル
スを速度比較手段20に供給して、速度差検出信号を出
力する。位相比較手段18からの位相差検出信号及び速
度比較手段20からの周波数差検出信号を制御パルス発
生手段20に供給して、駆動回路15を通じてモータ1
4に供給される150Hzのモータ駆動信号(モータ駆
動パルス)及び後述するノイズキャンセル回路5の擬似
機械的ノイズ発生器7のクロック入力端子に供給され
る、モータ駆動パルスに同期した150Hzのドラム周
波数インパルスIPfdを発生する。
【0020】回転磁気ヘッド12によって、磁気テープ
13(図4について後述する記録装置によって、周期性
ノイズの混入したデジタル音声信号が、デジタルカラー
映像信号と共に記録された磁気テープ)から周期性ノイ
ズが混入したデジタル音声信号を再生し、その再生デジ
タル音声信号を高周波増幅器1を通じてイコライザ2に
供給して位相合わせを行った後、波形整形用のA/D変
換器3及びPLL4に供給する。PLL4では、再生デ
ジタル音声信号からサンプリングクロックを生成し、そ
のサンプリングクロックをA/D変換器3に供給する。
そして、A/D変換器3によって、再生デジタル音声信
号をA/D変換して波形整形する。このA/D変換器3
からの再生デジタル音声信号は、ノイズキャンセル回路
5に供給される。
【0021】次に、図2を参照して、ノイズキャンセル
回路5の具体構成例を説明する。58はRAMで、アド
レスカウンタ55からの読み出しアドレス信号RA及び
その読み出しアドレス信号RAを遅延器57によって、
所定時間Dだけ遅延して得た書き込みアドレス信号WA
が、RAM58に供給される。
【0022】アドレスカウンタ55には、入力端子53
よりの、制御パルス発生手段19からの周波数がFdの
ドラム周波数インパルスIPfdがリセット信号として
供給されると共に、周波数がFsのサンプリングクロッ
クCKfsが分周器56に供給されて1/2に分周され
て得られた周波数がFs/2のクロックが供給される。
【0023】減算器6からの減算出力がデジタルリミッ
タ61に供給されて、その減算出力のレベルが過大の場
合にはそのレベルが制限され、その減算出力のレベルが
妥当なレベルのときはそのまま通過して係数乗算器62
に供給される。係数乗算器62では、デジタルリミッタ
61の出力に、係数1/ν(但し、ν>1)がデジタル
的に乗算され、その乗算出力、即ち、減算出力に比例し
た信号がデシメータ63に供給されて、そのサンプリン
グ周波数Fsが、Fs/2になるようにデシメートされ
る。そのデシメート出力が加算器60に供給される。
【0024】このデシメータ63によるデシメート率
は、周期的ノイズの周波数成分(周期的ノイズの基本波
とその高調波から構成される)の広がりに応じて決定す
る。即ち、サンプリング定理に従って、最低限この周期
的ノイズを表現するのに必要なサンプリング周波数が決
定される。周期的ノイズの周波数をFn、信号処理本線
の信号のサンプリング周波数をFsとすれば、デシメー
ト率はFn/Fs以下となる。例えば、Fs=48kH
z又は32kHzとし、周期的ノイズの周波数は150
Hzの高調波で、実際には、15kHz以下に集中して
いるので、Fn=15kHzとして、デシメート率Fn
/Fsを、上述の如く、例えば、1/2に設定してい
る。
【0025】RAM58から読み出されたデータRD
は、インターポレータ59に供給されて、そのサンプリ
ング周波数Fs/2が2倍であるFsになるようにイン
ターポレートされ、そのインターポレート出力が減算器
6に供給されて、入力端子51からのデジタル左音声信
号(右音声信号)から減算される。又、RAM58から
読み出されたデータRDが、加算器60に供給されてデ
シメータ63からのデシメート出力と加算され、その加
算出力が書き込みデータWDとしてRAM58に供給さ
れて書き込まれる。
【0026】尚、疑似機械的ノイズ発生器7の内、リミ
ッタ61及び係数乗算器62を除く部分を、(1/2)
Fs系と称することにする。
【0027】次に、図2のノイズキャンセル回路につい
て、数式を用いて説明する。入力端子51に供給される
入力デジタル左(右)音声信号をs(n)で表し、出力
端子52から出力される出力デジタル左(右)音声信号
をs′(n)で表し、疑似機械的ノイズ発生器56から
のデジタル疑似機械的ノイズをe(n)で表すと、デジ
タル疑似機械的ノイズe(n)は、次式のように表され
る。
【0028】
【数1】e(n)=〔s(n)−s′(n)〕
【0029】入力デジタル左(右)音声信号をs(n)
のサンプリング周波数をFsとすると、周波数Fsのサ
ンプリングクロックCKfsが1/2分周器56に供給
されて、1/2に分周されて得られた周波数がFs/2
のクロックがアドレスカウンタ55に供給されると共
に、サーボ手段43から得られるドラム周波数Fdのイ
ンパルスIPfdがリッセト信号としてアドレスカウン
タ55に供給される。
【0030】アドレスカウンタ55よりの計数値である
読み出しアドレス信号RAがRAM58に供給されて、
RAM58の読み出しアドレス信号RAのアドレスa r
(n)に記憶されているデータr[a r (n)]が読み出され
る。RAM58に記憶されていて、読み出されるデータ
を、r(n)、r(n-1)、‥‥‥‥‥、r(i)、r(i-1)、‥‥‥
‥‥、r(1) 、r(0)で表す。
【0031】読み出しアドレス信号RAが遅延器57に
供給されて、遅延時間Dだけ遅延されて得られた書き込
みアドレス信号WAがRAM58に供給されて、RAM
58の書き込みアドレス信号WAのアドレスaw (n) に
データr〔aw (n) 〕を書き込む。
【0032】減算器6に供給する疑似機械的ノイズe
(n)は、RAM58の読み出しアドレスa r (n) の読
み出しデータr[a r (n)]をインターポレータ59に供給
してインターポレートした出力であるから、疑似機械的
ノイズe(n)は次式のように表される。
【0033】
【数2】e(n)= Int[r[a(n)]]
【0034】サンプリング周波数がFsの出力デジタル
左(右)音声信号をs′(n)を、リミッタ61に供給
して、振幅制限された信号Lim[s′(n)] を得
る。この信号Lim[s′(n)] を係数乗算器60に供給
して、係数1/νを乗算して信号Lim[s′(n)] /ν
を得る。そして、その信号Lim[s′(n)] /νをデシ
メータ63に供給してデシメートして、サンプリング周
波数がFs/2の信号Dec[Lim[s′(n)] /ν] を得
る。
【0035】そして、加算器60によって、読み出しデ
ータr[a r (n)]と、デシメータ63よりの信号Dec[Lim
[s′(n)] /ν] とを加算し、その加算出力である
書き込みデータを、RAM58に供給してRAM58の
アドレス aw (n) のデータを更新する如く書き込む。従
って、その書き込みデータr[a w (n)]は、次式のように
表される。
【0036】
【数3】 r[aw (n)]=r[a r (n)]+Dec[Lim[s ′(n)] m /ν] 但し、a r (n) =n/2 − T、 aw (n) =a r (n−D)
【0037】数3の式で、Dはインターポレーション及
びデシメーションによる遅延時間を補正するための係数
(遅延時間)を示す。即ち、Dは、y=Int[Dec[x]] と
したときのyのxに対する遅延時間を示す。Tはドラム
周波数インパルスIPfdが入力された、最もnに近い
時間を示す。
【0038】係数乗算器62における係数νは学習時間
と精度を決めるパラメータで、大きければ大きい程精度
が高く、学習時間が長くなり、小さければ小さい程精度
が低く、学習時間が短くなる。νを2の羃乗に設定する
ことによって、乗算器や除算器を使用せずに算術シフト
のみで計算が可能である。又、アドレス計算における1
/2、1/3、‥‥‥‥‥‥等の除算も整数計算である
ことから、算術シフトで構成できる。
【0039】インターポレーション Int[x(n)]は、イン
ターポレータ59を、例えば、3タップのハーフバンド
フィルタにて構成した場合は、次式のように表される。
尚、ハーフバンドフィルタは、カットオフ周波数がサン
プリング周波数の1/4のローパスフィルタ、即ち、通
過帯域を1/2にするローパスフィルタである。
【0040】
【数4】Int[x(n)]={x(n)+2x(n-1)+x(n-2)}/4
【0041】デシメーションDec[x(n)] は、デシメータ
63を、例えば、3タップのハーフバンドフィルタにて
構成した場合は、次式のように表される。
【0042】
【数5】Dec[x(n)] ={x(n)+2x(n-1)+x(n-2)}/4
【0043】数3の式で使用されているリミテーション
Lim[s ′(n)] mは、基準レベルをmとしたとき、次式の
ように表される。
【0044】
【数6】Lim[s ′(n) 〕m =s(n) ‥‥ s(n)<m Lim[s ′(n) 〕m =m ‥‥‥ s(n)≧m
【0045】入力デジタル左(右)音声信号S(n)のサン
プリング周波数Fsの1/2の周波数Fs/2を以て、
RAM58の周辺における信号処理を行なうので、デシ
メータ63を使用している。デシメータ63で処理され
た信号のサンプリング周波数Fs/2を、元のサンプリ
ング周波数Fsの信号に戻すために、インターポレータ
59を使用している。そのインターポレート比は、デシ
メート比1/2の逆数である2に設定する。RAM58
の制御、換言すれば、疑似機械的ノイズのサンプリング
周波数が入力デジタル左(右)音声信号のサンプリング
周波数Fsの1/2であるため、RAM58の周辺にお
ける信号処理で、信号の折り返しが起こらない。又、リ
ミッタ61によって、想定外のレベルの高い信号{出力
デジタル左(右)音声信号s ′(n) が、疑似機械的ノイ
ス発生器7に供給されるのを防ぐことができる。
【0046】次に、図3について、遅延器57の存在理
由を説明する。図3Aはドラム周波数インパルスIPf
dを示し、図3Bはそのドラム周波数インパルスIPf
dと完全に同期した入力デジタル左(右)音声信号s(n)
を示す。又、係数乗算器62の乗算係数1/νを1とす
る。図3Cにデシメータ63の出力を示すが、これは図
3Bの入力デジタル左(右)音声信号s(n)に対し遅延し
ている。又、図3Eにインターポレータ59の出力であ
る疑似機械的ノイズe′(n)を示すが、これは図Bの
入力デジタル左(右)音声信号s(n)に対し、サンプリン
グ周期のD倍だけ遅延している。そこで、図3Dに示す
ように、この疑似機械的ノイズe′(n)を、RAM5
8からサンプリング周期のD倍だけ先に読み出せば、イ
ンターポレータ59の出力e(n)は、図3Bの入力デ
ジタル左(右)音声信号s(n)の位相と一致することにな
る。
【0047】再び、図1に戻って説明するに、ノイズキ
ャンセル回路5からの周期的ノイズの低減されたデジタ
ル音声信号は、D/A変換器8に供給されてアナログ音
声信号に変換されら後、低周波増幅器9を通じてスピー
カ10に供給されて、その音声が放声される。
【0048】次に、図4を参照して、上述のカメラ一体
型ビデオテープレコーダの記録装置について説明する。
尚、図4において、図1と対応する部分には、同一符号
を付して、重複説明を省略する。マイクロフォン30か
らの、周期性ノイズの混入した音声信号を増幅器31を
通じて、AGC回路32に供給して自動ゲイン制御した
後、A/D変換器33に供給して、デジタル音声信号に
変換し、デジタルカラー映像信号と共に、回転磁気ヘッ
ド12に供給して、磁気テープ13上に傾斜トラックを
形成する如く記録する。
【0049】この図4の記録装置では、記録再生共、同
じ回転磁気ヘッド12を使用した場合であるが、記録時
及び再生時とで異ならせて、同じ回転ドラム12に取付
けたものであっても良い。
【0050】マイクロフォン30からの音声信号に混入
している周期性ノイズは、ドラムモータ14によって、
9000rpmの回転数を以て回転せしめられる回転ド
ラム11に設けられている回転磁気ヘッド12が、磁気
テープ13に接触するときに発生するたたき音としての
周期的ノイズがVTRの外筺を伝わり及び空間に輻射さ
れたものが、マイクロフォン30によって収音されたノ
イズである。
【0051】図5を参照して、本発明をディスク状記録
媒体の記録再生装置(再生装置及び記録装置から構成さ
れる)のその再生装置に適用した具体例の再生装置のノ
イズ低減装置を説明する。尚、ディスク状記録媒体の記
録再生装置の記録装置については、図6を参照して後述
する。
【0052】25はディスク状記録媒体(磁気ディス
ク、光磁気ディスク等)で、モータ14によって回転駆
動せしめられる。27は、ディスク状記録媒体26を図
示を省略した回転台上に取付け、そのディスク状記録媒
体26が外れないように押さえるチャックである。26
はピックアップ(ヘッド)で、このピックアップ26に
よって、デジタル音声信号をディスク状記録媒体25に
記録したり、ディスク状記録媒体25に記録されている
デジタル音声信号を再生する。
【0053】ディスク状記録媒体25を回転駆動するモ
ータ14に対するサーボ手段としての制御用マイクロコ
ンピュータMCSの構成及びモータ14の回転に応じ
て、位相検出パルスを発生する位相検出器16及びその
回転に応じて、位相検出パルスより大幅に周波数の高い
周波数検出パルスを発生する周波数検出器17について
は、図1の場合と同様であるので、その重複説明は省略
する。
【0054】ピックアップ(ヘッド)26によって、デ
ィスク状記録媒体25(図6について後述する記録装置
によって、周期性ノイズの混入したデジタル音声信号
が、記録されたディスク状記録媒体)から周期性ノイズ
が混入したデジタル音声信号を再生し、再生デジタル音
声信号を高周波増幅器1を通じてイコライザ2に供給し
て位相合わせを行った後、波形整形用のA/D変換器3
及びPLL4に供給する。PLL4では、再生デジタル
音声信号からサンプリングクロックを生成し、そのサン
プリングクロックをA/D変換器3に供給する。そし
て、A/D変換器3によって、再生デジタル音声信号を
A/D変換して波形整形する。このA/D変換器3から
の再生デジタル音声信号は、ノイズキャンセル回路5に
供給される。このノイズキャンセル回路5の構成は、上
述した図2と同様である。
【0055】ノイズキャンセル回路5からの周期性ノイ
ズの低減せしめられたデジタル音声信号は、D/A変換
器8に供給されてアナログ音声信号に変換され、増幅器
9を通じて、スピーカ10に供給させる。
【0056】次に、図6を参照して、上述のディスク状
記録媒体の記録再生装置の記録装置について説明する。
尚、図6において、図5と対応する部分には、同一符号
を付して、重複説明を省略する。マイクロフォン30か
らの、周期性ノイズの混入した音声信号を増幅器31を
通じて、AGC回路32に供給して自動ゲイン制御した
後、A/D変換器33に供給して、デジタル音声信号に
変換して、ピックアップ(ヘッド)26に供給し得、デ
ィスク状記録媒体25に、同心円状又は円に近い渦巻き
状のトラックを形成する如く記録する。
【0057】ここでの周期性ノイズは、ディスク状記録
媒体25を支持する回転支持手段、即ち、台及びその台
に取付けられたスピンドル並びにこの回転支持手段を駆
動するモータ16の回転によって発生する周期性ノイズ
が、ディスク状記録媒体記録再生装置の外筺を伝わり及
び空間に輻射されたものが、マイクロフォン30によっ
て収音されたノイズである。
【0058】上述の具体例では、図1の再生装置及び図
4の記録装置が同一の記録再生装置に属し、再生装置及
び記録装置における制御用マイクロコンピュータMC
S、モータ14、回転ドラム11は、それぞれ同じもの
であったが、図1の再生装置及び図4の記録装置が同じ
機種であるが、同一でない記録再生装置に属し、再生装
置及び記録装置における制御用マイクロコンピュータM
CS、モータ14、回転ドラム11は、それぞれ同じも
のであっても良い。
【0059】上述の具体例では、図5の再生装置及び図
6の記録装置が同一の記録再生装置に属し、再生装置及
び記録装置における制御用マイクロコンピュータMC
S、モータ14は、それぞれ同じものであったが、図6
の再生装置及び図6の記録装置が同じ機種であるが、同
一でない記録再生装置に属し、再生装置及び記録装置に
おける制御用マイクロコンピュータMCS、モータ1
4、回転ドラム11は、それぞれ同じものであっても良
い。
【0060】本発明は、音声を伴った映像のテープ状記
録媒体(又はディスク状記録媒体)の記録再生装置(回
転ドラムを有するもの、又は、有しないもの)、テープ
状記録媒体(又はディスク状記録媒体)の音声記録再生
装置(回転ドラムを有するもの、又は、有しないもの)
等に適用することができる。
【0061】
【発明の効果】第1の本発明によれば、マイクロフォン
と、第1のサーボ手段と、その第1のサーボ手段によっ
てサーボが掛けられる第1のモータと、その第1のモー
タによって駆動される、テープ状記録媒体が巻付けられ
るように案内される第1の回転ドラムと、その第1の回
転ドラムに備えられた第1の磁気ヘッドとを有する記録
装置を用いて、第1の回転ドラムの回転に基づいて発生
した周期的ノイズが、マイクロフォンを通じて混入され
た、そのマイクロフォンよりの音声信号が、第1の磁気
ヘッドによって記録されたテープ状記録媒体が、巻付け
られるように案内される、第1の回転ドラムに対応する
第2の回転ドラムと、その第2の回転ドラムを駆動す
る、第1のモータに対応する第2のモータと、その第2
のモータにサーボを掛ける、第1のサーボ手段に対応す
る第2のサーボ手段と、第2の回転ドラムに設けられ
た、第1の磁気ヘッドに対応する第2の磁気ヘッドとを
有し、テープ状記録媒体から、第2の磁気ヘッドによっ
て周期的ノイズの混入した音声信号を再生するようにし
た再生装置のノイズ低減装置において、第2のサーボ手
段から第2のモータに供給するモータ駆動信号と同じ周
波数のインパルスを参照入力とし、その参照入力のイン
パルス応答として疑似ノイズを生成する疑似ノイズ生成
手段と、周期的ノイズの混入した再生音声信号から、疑
似ノイズ生成手段よりの疑似ノイズを減算して周期的ノ
イズの低減された再生音声信号を得る減算手段とを有す
るので、再生音声信号から周期的ノイズを確実に低減す
ることのできる再生装置のノイズ低減装置を得ることが
できる。
【0062】第2の本発明によれば、マイクロフォン
と、第1のサーボ手段と、その第1のサーボ手段によっ
てサーボが掛けられる第1のモータと、第1のヘッドと
を有し、第1のモータによって、ディスク状記録媒体を
回転駆動するようにした記録装置を用いて、第1のモー
タによって駆動されるディスク状記録媒体の回転に基づ
いて発生した周期的ノイズが、マイクロフォンを通じて
混入された、そのマイクロフォンよりの音声信号が、第
1のヘッドによって記録されたディスク状記録媒体を回
転駆動する、第1のモータに対応する第2のモータと、
その第2のモータにサーボを掛ける、第1のサーボ手段
に対応する第2のサーボ手段と、第1のヘッドに対応す
る第2のヘッドとを有し、第2のヘッドによってディス
ク状記録媒体から、第2のヘッドによって周期的ノイズ
の混入した再生音声信号を再生するようにした再生装置
のノイズ低減装置において、第2のサーボ手段から第2
のモータに供給するモータ駆動信号と同じ周波数のイン
パルスを参照入力とし、その参照入力のインパルス応答
として疑似ノイズを生成する疑似ノイズ生成手段と、周
期的ノイズの混入した再生音声信号から、疑似ノイズ生
成手段よりの疑似ノイズを減算して周期的ノイズの低減
された再生音声信号を得る減算手段とを有するので、再
生音声信号から周期的ノイズを確実に低減することので
きる再生装置のノイズ低減装置を得ることができる。
【0063】第3の本発明によれば、第1の本発明の再
生装置のノイズ低減装置において、第1及び第2のサー
ボ手段、第1及び第2のモータ並びに第1及び第2回転
ドラムは、同一の記録再生装置におけるそれぞれ同じも
のであるので、再生音声信号から周期的ノイズを一層確
実に低減することのできる再生装置のノイズ低減装置を
得ることができる。
【0064】第4の本発明によれば、第2の本発明の再
生装置のノイズ低減装置において、第1及び第2のサー
ボ手段並びに第1及び第2のモータは、同一の記録再生
装置におけるそれぞれ同じものであるので、再生音声信
号から周期的ノイズを一層確実に低減することのできる
再生装置のノイズ低減装置を得ることができる。
【0065】第5の本発明によれば、第1の本発明の再
生装置のノイズ低減装置において、第1及び第2のサー
ボ手段、第1及び第2のモータ並びに第1及び第2回転
ドラムは、同じ機種であるが、同一でない記録再生装置
におけるそれぞれ同じものであるので、再生音声信号か
ら周期的ノイズを低減することのできる再生装置のノイ
ズ低減装置を得ることができる。
【0066】第6の本発明によれば、第2の本発明の再
生装置のノイズ低減装置において、第1及び第2のサー
ボ手段並びに第1及び第2のモータは、同じ機種である
が、同一でない記録再生装置におけるそれぞれ同じもの
であるので、再生音声信号から周期的ノイズを低減する
ことのできる再生装置のノイズ低減装置でを得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の具体例の記録装置のノイ
ズ除去装置を示すブロック線図である。
【図2】図1のノイズキャンセル回路の具体的構成例を
示すブロック線図である。
【図3】具体例の動作説明に供する波形図である。
【図4】図1の再生装置と共通する部分を有する記録装
置の例を示すブロック線図である。
【図5】本発明の実施の形態の他の具体例の記録装置の
ノイズ除去装置を示すブロック線図である。
【図6】図5の再生装置と共通する部分を有する記録装
置の例を示すブロック線図である。
【符号の説明】
1 増幅器、2 イコライザ、3 A/D変換器、4
PLL、5 ノイズキャンセル回路、6 減算器、7
擬似機械的ノイズ発生器、8 D/A変換器、9 増幅
器、10 スピーカ、11 回転ドラム、12 回転磁
気ヘッド、13磁気テープ、14 モータ、15 駆動
回路、16 位相検出器、17 速度検出器、MCS
制御用マイクロコンピュータ、18 位相比較手段、1
9 制御パルス発生手段、20 速度比較手段、30
マイクロコンピュータ、31増幅器、32 AGC、3
3 A/D変換器。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年6月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】図1において、固定ドラム(図示を省略)
及び回転磁気ヘッド12を備える回転ドラム11を有
し、これらドラムに磁気テープ13が斜めに巻き付けら
れる如く案内される磁気テープ案内装置が設けられる。
回転ドラム11は、ドラムモータ14によって、例え
ば、9000rpmの回転数を以て回転せしめられる。
このドラムモータ14は、サーボ手段としての制御用マ
イクロコンピュータMCSによってサーボが掛けられ
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】このデシメータ63によるデシメート率
は、周期的ノイズの周波数成分(周期的ノイズの基本波
とその高調波から構成される)の広がりに応じて決定す
る。即ち、サンプリング定理に従って、最低限この周期
的ノイズを表現するのに必要なサンプリング周波数が決
定される。周期的ノイズの周波数をFn、信号処理本線
の信号のサンプリング周波数をFsとすれば、デシメー
ト率は2Fn/Fs以下となる。例えば、Fs=48k
Hz又は32kHzとし、周期的ノイズの周波数は15
0Hzの高調波で、実際には、7.5kHz以下に集中
しているので、Fn=8kHzとして、デシメート率2
Fn/Fsを、上述の如く、例えば、1/2に設定して
いる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】
【数6】Lim[s ′(n) 〕m =s(n) ‥‥ s ′(n) <m Lim[s ′(n) 〕m =m ‥‥‥ s ′(n) ≧m

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロフォンと、第1のサーボ手段
    と、該第1のサーボ手段によってサーボが掛けられる第
    1のモータと、該第1のモータによって駆動される、テ
    ープ状記録媒体が巻付けられるように案内される第1の
    回転ドラムと、該第1の回転ドラムに備えられた第1の
    磁気ヘッドとを有する記録装置を用いて、上記第1の回
    転ドラムの回転に基づいて発生した周期的ノイズが、上
    記マイクロフォンを通じて混入された、該マイクロフォ
    ンよりの音声信号が、上記第1の磁気ヘッドによって記
    録された上記テープ状記録媒体が、巻付けられるように
    案内される、上記第1の回転ドラムに対応する第2の回
    転ドラムと、該第2の回転ドラムを駆動する、上記第1
    のモータに対応する第2のモータと、該第2のモータに
    サーボを掛ける、上記第1のサーボ手段に対応する第2
    のサーボ手段と、上記第2の回転ドラムに設けられた、
    上記第1の磁気ヘッドに対応する第2の磁気ヘッドとを
    有し、上記テープ状記録媒体から、上記第2の磁気ヘッ
    ドによって上記周期的ノイズの混入した音声信号を再生
    するようにした再生装置のノイズ低減装置において、 上記第2のサーボ手段から上記第2のモータに供給する
    モータ駆動信号と同じ周波数のインパルスを参照入力と
    し、該参照入力のインパルス応答として疑似ノイズを生
    成する疑似ノイズ生成手段と、 上記周期的ノイズの混入した再生音声信号から、上記疑
    似ノイズ生成手段よりの上記疑似ノイズを減算して周期
    的ノイズの低減された再生音声信号を得る減算手段とを
    有することを特徴とする再生装置のノイズ低減装置。
  2. 【請求項2】 マイクロフォンと、第1のサーボ手段
    と、該第1のサーボ手段によってサーボが掛けられる第
    1のモータと、第1のヘッドとを有し、上記第1のモー
    タによって、ディスク状記録媒体を回転駆動するように
    した記録装置を用いて、上記第1のモータによって駆動
    される上記ディスク状記録媒体の回転に基づいて発生し
    た周期的ノイズが、上記マイクロフォンを通じて混入さ
    れた、該マイクロフォンよりの音声信号が、上記第1の
    ヘッドによって記録された上記ディスク状記録媒体を回
    転駆動する、上記第1のモータに対応する第2のモータ
    と、該第2のモータにサーボを掛ける、上記第1のサー
    ボ手段に対応する第2のサーボ手段と、上記第1のヘッ
    ドに対応する第2のヘッドとを有し、上記第2のヘッド
    によって上記ディスク状記録媒体から、上記第2のヘッ
    ドによって上記周期的ノイズの混入した上記再生音声信
    号を再生するようにした再生装置のノイズ低減装置にお
    いて、 上記第2のサーボ手段から上記第2のモータに供給する
    モータ駆動信号と同じ周波数のインパルスを参照入力と
    し、該参照入力のインパルス応答として疑似ノイズを生
    成する疑似ノイズ生成手段と、 上記周期的ノイズの混入した再生音声信号から、上記疑
    似ノイズ生成手段よりの上記疑似ノイズを減算して周期
    的ノイズの低減された再生音声信号を得る減算手段とを
    有することを特徴とする再生装置のノイズ低減装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の再生装置のノイズ低減
    装置において、 上記第1及び第2のサーボ手段、上記第1及び第2のモ
    ータ並びに上記第1及び第2回転ドラムは、同一の記録
    再生装置におけるそれぞれ同じものであることを特徴と
    する再生装置のノイズ低減装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の再生装置のノイズ低減
    装置において、 上記第1及び第2のサーボ手段並びに上記第1及び第2
    のモータは、同一の記録再生装置におけるそれぞれ同じ
    ものであることを特徴とする再生装置のノイズ低減装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の再生装置のノイズ低減
    装置において、 上記第1及び第2のサーボ手段、上記第1及び第2のモ
    ータ並びに上記第1及び第2回転ドラムは、同じ機種で
    あるが、同一でない記録再生装置におけるそれぞれ同じ
    ものであることを特徴とする再生装置のノイズ低減装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項2に記載の再生装置のノイズ低減
    装置において、 上記第1及び第2のサーボ手段並びに上記第1及び第2
    のモータは、同じ機種であるが、同一でない記録再生装
    置におけるそれぞれ同じものであることを特徴とする再
    生装置のノイズ低減装置。
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US8036398B2 (en) 2005-05-27 2011-10-11 Sony Corporation Circuit and apparatus having a delay unit for reducing periodic noise

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