JP3518871B2 - クロマ信号処理回路 - Google Patents

クロマ信号処理回路

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JP3518871B2 JP07853092A JP7853092A JP3518871B2 JP 3518871 B2 JP3518871 B2 JP 3518871B2 JP 07853092 A JP07853092 A JP 07853092A JP 7853092 A JP7853092 A JP 7853092A JP 3518871 B2 JP3518871 B2 JP 3518871B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、例えばビデオテープレ
コーダに用いて好適なクロマ信号処理回路に関する。 【0002】 【従来の技術】図2は従来のビデオテープレコーダにお
けるクロマ信号処理回路の一例の構成を示すブロック図
である。A/D変換器1は、固定発振回路32が出力す
る周波数4fSC(fSCはカラーサブキャリア周波数であ
り、NTSC方式の場合、3.58MHz)のクロック
に同期して、図示せぬ磁気テープより再生された、低域
変換されている再生RFアナログクロマ信号(R−Y,
B−Y成分を含む)をA/D変換して、ハーフバンドフ
ィルタ(HBF)2に出力する。HBF2は入力データ
の周波数帯域を1/2に制限し、デシメーション回路3
に供給する。デシメーション回路3は入力データを1/
2に間引いてACC回路4に出力するようになってい
る。ACC回路4はカラーバースト成分のレベルをAG
C動作により一定に調整した後、デコーダ5に出力す
る。 【0003】デコーダ5はACC回路4より入力された
データに、積分回路15とともにVCO17を構成する
ROM16より供給される周波数743kHzの基準デ
ータ(低域キャリア)を乗算して、ベースバンドのクロ
マデータ(R−Y,B−Y)を生成する。このデータは
HBF6により周波数帯域が1/2に制限された後、デ
シメーション回路7に供給され、データが1/2に間引
かれるようになっている。このデータはさらにHBF8
により周波数帯域が1/2に制限された後、デシメーシ
ョン回路9に供給され、データがさらに1/2に間引か
れる。これにより、データの周波数はfSC/2になるよ
うになっている。このデータはくし型フィルタ10に供
給され、クロストーク成分が除去された後、ディエンフ
ァシス回路11によりディエンファシスがなされるよう
になっている。ディエンファシス回路11の出力はエン
コーダ19に供給され、元の3.58MHzのクロマ信
号に戻されるようになっている。 【0004】ディエンファシス回路11より出力された
データの一部はバーストゲートリミッタ12に供給さ
れ、そこでカラーバースト成分が分離されるとともに、
その振幅が一定値に制限されるようになされている。こ
のバースト成分は、重み付け位相検出回路13において
重み付けが行なわれる。すなわち、重み付け位相検出回
路13は、入力データを予め設定した基準レベルと比較
し、その比較結果に対応して重み付けをした検出データ
を出力する。ローパスフィルタ(LPF)14はこの検
出データを平滑する。 【0005】LPF14より出力されたデータは加算回
路31を介して積分回路15に供給されている。積分回
路15は加算回路31より入力されたデータを、発振回
路32が出力するクロックに同期して累積加算する。こ
の積分回路15の出力はROM16にアドレスとして供
給される。ROM16には正弦波のデータが記憶されて
おり、このアドレスに記憶されているデータを読み出す
ことにより743kHzの基準信号を生成し、デコーダ
5に出力している。すなわち、デコーダ5、HBF6、
デシメーション回路7、HBF8、デシメーション回路
9、くし型フィルタ10、ディエンファシス回路11、
バーストゲートリミッタ12、重み付け位相検出回路1
3、LPF14、加算回路31、VCO17によりAP
C(自動位相制御)ループ18が構成されており、再生
クロマデータ中のカラーバースト成分に対するVCO1
7の出力の位相誤差が除去されるようになされている。
積分回路15とともにVCO17を構成しているROM
16は、APCループ18の位相誤差が小さくなるよう
に発振周波数を調整する。 【0006】一方、APCループ18では除去できない
周波数誤差を除去するために、APCID検出回路3
3、積分回路34、LPF35、加算回路31、VCO
17よりなるAPCIDループ36が設けられている。
すなわち、ROM16が出力する743kHzのデータ
はAPCID検出回路33に供給され、1/(189/
4)に分周される。そしてこの分周信号の周波数が、磁
気テープから再生されたビデオ信号から分離された再生
水平同期信号の周波数(15.75kHz)と比較され
る。APCID検出回路33は再生水平同期信号とVC
O17の出力との周波数誤差を出力する。この誤差は積
分回路34に供給される。 【0007】積分回路34はこの周波数誤差を予め設定
した基準レベルと比較し、基準レベルの範囲内にあると
き第1の検出データを、基準レベルの範囲より大きいと
き第2の検出データを、さらに基準レベルの範囲より小
さいとき第3の検出データを、それぞれ出力する。周波
数誤差は各H(水平走査周期)毎に発生するが、積分回
路34はこの周波数誤差が一定の期間(複数H)連続し
て発生したときこれを累積加算(積分)して出力する。
この積分出力は、LPF35で平滑された後、加算回路
31に供給され、APCループ18における位相誤差と
加算され、VCO17の発振周波数を制御する。 【0008】すなわち、再生クロマ信号は、A/D変換
器1によりA/D変換され、デジタルデータとされた
後、そのカラーサブキャリア成分の位相と周波数がAP
Cループ18とAPCIDループ36により制御される
とともに、くし型フィルタ10によりクロストーク成分
が除去されて出力されるのである。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】このように、従来の回
路は、カラーサブキャリア成分の位相を制御するのにA
PCループ18を有する他、周波数成分を制御するのに
APCIDループ36を有していた。その結果、構成が
複雑になるだけでなく、全体の回路規模が大きくなり、
コスト高となる課題があった。 【0010】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、構成を簡略化し、全体的に回路規模を小さ
くして、低コスト化を可能にするものである。 【0011】 【課題を解決するための手段】本発明のクロマ信号処理
回路は、磁気テープなどの記録媒体より再生された水平
同期信号に同期したクロックを生成するクロック生成手
段としてのVCO23と、VCO23により生成された
クロックに同期して、磁気テープより再生された、低域
変換されたアナログクロマ信号をA/D変換するA/D
変換手段としてのA/D変換器1と、基準信号を発生す
る信号発生手段としてのVCO17と、基準信号の位相
を、A/D変換器1によりA/D変換されたクロマ信号
に含まれるカラーバースト成分の位相に同期するように
制御する位相制御手段としてのデコーダ5と、VCO2
3により生成されたクロックを利用して、基準信号の周
波数を制御する周波数制御手段としての積分回路15と
を備えることを特徴とする。 【0012】 【作用】上記構成のクロマ信号処理回路においては、ク
ロマ信号をA/D変換するのに再生水平同期信号に同期
したクロックが用いられるとともに、このクロックを用
いて、デコーダ5に供給する基準信号が生成される。従
って、APCIDループが不用となり、構成を簡略化
し、全体としての回路規模を小さくして、低コスト化す
ることができる。 【0013】 【実施例】次に本発明のクロマ信号処理回路の一実施例
について説明する。図1は本発明のクロマ信号処理回路
の一実施例の構成を示すブロック図であり、図2におけ
る場合と対応する部分には同一の符号を付してあり、そ
の説明は繰返しになるので適宜省略する。図1の実施例
においては、図示せぬ磁気テープから再生された再生ビ
デオ信号から分離された再生水平同期信号が位相比較器
21に供給されるようになされている。またこの位相比
較器21には分周器24の出力が供給されており、位相
比較器21は両入力の位相を比較し、その誤差を出力す
る。 【0014】この位相誤差信号はLPF22により平滑
された後、VCO23に供給されるようになされてい
る。VCO23はLPF22より入力された信号に対応
する位相に同期した周波数4fSCのクロックを生成し、
A/D変換器1に出力するようになされている。また、
VCO23の出力するクロックは分周器24に入力さ
れ、1/910に分周されて、位相比較器21に入力さ
れている。すなわち、位相比較器21、LPF22、V
CO23、分周器24により、再生水平同期信号の位相
と周波数に同期したクロックを生成するPLL25が構
成されている。そして、このPLL25により生成した
クロックがVCO17を構成する積分回路15に供給さ
れている。 【0015】このように、図1の実施例においては、図
2の例におけるAPCIDループ36を構成する加算回
路31、APCID検出回路33、積分回路34、LP
F35が省略されているとともに、固定発振回路32が
省略されている。図1の実施例のその他の構成は図2に
おける場合と同様である。 【0016】次にその動作について説明する。分周器2
4はVCO23が出力する周波数4fSC(=910fH
fHは水平走査周波数)のクロックの周波数を1/910
に分周する。位相比較器21はこの分周器24の分周信
号と再生水平同期信号との位相を比較し、その位相誤差
信号を出力する。この位相誤差信号はLPF22により
平滑され、VCO23に供給される。これにより、VC
O23は再生水平同期信号の位相と周波数に同期したク
ロックを生成することになる。 【0017】A/D変換器1は、VCO23が出力する
周波数4fSCのクロックに同期して、低域変換されてい
る再生RFアナログクロマ信号(R−Y,B−Y)をA
/D変換して、ハーフバンドフィルタ(HBF)2に出
力する。HBF2は入力データの周波数帯域を1/2に
制限し、デシメーション回路3に供給する。デシメーシ
ョン回路3は入力データを1/2に間引いてACC回路
4に出力する。ACC回路4はカラーバースト成分のレ
ベルを一定に調整(AGC)した後、デコーダ5に出力
する。 【0018】デコーダ5はACC回路4より入力された
データに、ROM16より供給される周波数743kH
zの基準データ(低域キャリア)を乗算して、ベースバ
ンドのクロマデータ(R−Y,B−Y)を生成する。こ
のデータはHBF6により周波数帯域が1/2に制限さ
れた後、デシメーション回路7に供給され、データが1
/2に間引かれる。このデータはさらにHBF8により
周波数帯域が1/2に制限された後、デシメーション回
路9に供給され、さらに1/2のデータに間引かれる。
これにより、データの周波数はfSC/2になる。このデ
ータはくし型フィルタ10に供給され、クロストーク成
分が除去された後、ディエンファシス回路11によりデ
ィエンファシスがなされる。さらにエンコーダ19に供
給され、元の3.58MHzのクロマ信号に戻される。 【0019】ディエンファシス回路11より出力された
データの一部はバーストゲートリミッタ12に供給さ
れ、そこでカラーバースト成分が分離されるとともに、
その振幅が一定値に制限される。これにより、バースト
成分の位相誤差が振幅により影響を受けることが抑制さ
れる。このバースト成分は、重み付け位相検出回路13
に入力され、予め設定した基準レベルと比較される。そ
して、その比較結果に対応して重み付けをした位相検出
データが出力される。ローパスフィルタ(LPF)14
はこの検出データを平滑する。 【0020】LPF14より出力されたデータは積分回
路15に供給される。積分回路15はこの入力データ
を、VCO23が出力するクロック(このクロックは上
述したように、再生水平同期信号に同期している)に同
期して累積加算(積分)する。この積分回路15が出力
するアドレスに記憶されているデータがROM16から
読み出されて、743kHzの基準データ(低域キャリ
ア)が生成される。そしてこの基準データがデコーダ5
に供給される。 【0021】カラーバースト成分の位相誤差は、デコー
ダ5、HBF6、デシメーション回路7、HBF8、デ
シメーション回路9、くし型フィルタ10、ディエンフ
ァシス回路11、バーストゲートリミッタ12、重み付
け位相検出回路13、LPF14、VCO17により構
成されているAPCループ18により除去される。一
方、その周波数誤差の調整は、積分回路15に供給され
るクロックが、上述したように、既に再生水平同期信号
の周波数および位相に同期したクロックとなっているた
め不用となる。 【0022】本発明はビデオテープレコーダの他、ビデ
オディスクプレーヤなど、記録媒体よりビデオ信号を再
生し、その再生クロマ信号をデジタル的に処理する場合
に応用することが可能である。 【0023】 【発明の効果】以上のように本発明のクロマ信号処理回
路によれば、クロマ信号をA/D変換するのに再生水平
同期信号に同期したクロックを用いるとともに、このク
ロックを用いて、位相制御手段に供給する基準信号を生
成するようにしたので、APCIDループが不用とな
る。再生水平同期信号に同期したクロックを生成する回
路はクロマ信号の処理だけでなく、他の処理においても
必要であるから、その回路と共用することができる。従
って、構成を簡略化し、全体としての回路規模を小さく
して、低コスト化することができる。また、クロストー
クを除去した後のクロマ信号の処理に用いられるメモリ
の規模および処理を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明のクロマ信号処理回路の一実施例の構成
を示すブロック図である。 【図2】従来のクロマ信号処理回路の一例の構成を示す
ブロック図である。 【符号の説明】 1 A/D変換器 4 ACC回路 5 デコーダ 10 くし型フィルタ 12 バーストゲートリミッタ 15 積分回路 16 ROM 17 VCO 18 APCループ 21 位相比較回路 23 VCO 24 分周器 25 PLL 36 APCIDループ

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 記録媒体より再生された水平同期信号に
    同期したクロックを生成するクロック生成手段と、 前記クロック生成手段により生成された前記クロックに
    同期して、前記記録媒体より再生された、低域変換され
    アナログクロマ信号をA/D変換するA/D変換手段
    と、 基準信号を発生する信号発生手段と、 前記基準信号の位相を、前記A/D変換手段によりA/
    D変換されたクロマ信号に含まれるカラーバースト成分
    の位相に同期するように制御する位相制御手段と、 前記クロック生成手段により生成された前記クロックを
    利用して、前記基準信号の周波数を制御する周波数制御
    手段とを備えることを特徴とするクロマ信号処理回路。
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