JP2892668B2 - キャリア信号発生回路及び映像信号記録再生装置 - Google Patents
キャリア信号発生回路及び映像信号記録再生装置Info
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- JP2892668B2 JP2892668B2 JP1006022A JP602289A JP2892668B2 JP 2892668 B2 JP2892668 B2 JP 2892668B2 JP 1006022 A JP1006022 A JP 1006022A JP 602289 A JP602289 A JP 602289A JP 2892668 B2 JP2892668 B2 JP 2892668B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ビデオテープレコーダ(VTR)の色信号の
周波数変換に必要なキャリアを発生するためのキャリア
信号発生回路に関するものである。
周波数変換に必要なキャリアを発生するためのキャリア
信号発生回路に関するものである。
家庭用VTRでは、色信号は、FM変換された輝度信号の
低域周波数帯に、帯域変換されて、記録再生される。低
域変換された色信号搬送波周波数が40fH(fH:水平同期
周波数)となる方式のVTRでは、帯域変換に必要なキャ
リア信号の周波数は、fSC+40fH(fSC:映像信号での色
副搬送波周波数)である。
低域周波数帯に、帯域変換されて、記録再生される。低
域変換された色信号搬送波周波数が40fH(fH:水平同期
周波数)となる方式のVTRでは、帯域変換に必要なキャ
リア信号の周波数は、fSC+40fH(fSC:映像信号での色
副搬送波周波数)である。
このfSC+40fHのキャリア信号fCを発生する従来の方
式は、特開昭57−123785号に記載のように、n×40fHか
らn分周して、90゜ずつ位相差のある4相の40fH信号を
発生し、90゜差の2信号をそれぞれローパスフィルタ
(LPF)を通して2つの周波数変換器に入力し、一方fSC
の水晶発振器から90゜差のある2信号を上述の40fHの2
信号に組み合わせて、該周波数変換器に入力し、2つの
該周波数変換器の出力を合成して発生する方法や、テレ
ビジョン学会技術報告(VoL12,No.17 pp1〜6,TEBS′88
−8)に記載されているように、電圧制御型発振器(VC
O)から分周して1相の40fH成分を発生し、LPFを通し
て、fSCの信号を周波数変換した後に、fSC+40fH成分の
みを取し、fSC+40fHの周波数で90゜差の4相信号を発
生する方法がある。
式は、特開昭57−123785号に記載のように、n×40fHか
らn分周して、90゜ずつ位相差のある4相の40fH信号を
発生し、90゜差の2信号をそれぞれローパスフィルタ
(LPF)を通して2つの周波数変換器に入力し、一方fSC
の水晶発振器から90゜差のある2信号を上述の40fHの2
信号に組み合わせて、該周波数変換器に入力し、2つの
該周波数変換器の出力を合成して発生する方法や、テレ
ビジョン学会技術報告(VoL12,No.17 pp1〜6,TEBS′88
−8)に記載されているように、電圧制御型発振器(VC
O)から分周して1相の40fH成分を発生し、LPFを通し
て、fSCの信号を周波数変換した後に、fSC+40fH成分の
みを取し、fSC+40fHの周波数で90゜差の4相信号を発
生する方法がある。
これらの方式には、fSCと40fHの信号を掛算する周波
数変換回路と、矩形波の40fH信号の高調波を低減するPL
Fを有している。40fH信号発生回路と周波数変換器の出
力からは、l×40fH(l2の整数)と、mfSC±n×40
fH(m1,n2の整数)の不要信号成分が発生されて
いる。周波数変換器の出力には、バンドバスフィルタ
(BPF)等が設けられ、不要成分を低減しているが、完
全には除去できない。またその不要信号成分は集積回路
上において、電源配線,接地配線等を介し、他ブロック
にクロストークし、信号のS/N劣下となることがある。
数変換回路と、矩形波の40fH信号の高調波を低減するPL
Fを有している。40fH信号発生回路と周波数変換器の出
力からは、l×40fH(l2の整数)と、mfSC±n×40
fH(m1,n2の整数)の不要信号成分が発生されて
いる。周波数変換器の出力には、バンドバスフィルタ
(BPF)等が設けられ、不要成分を低減しているが、完
全には除去できない。またその不要信号成分は集積回路
上において、電源配線,接地配線等を介し、他ブロック
にクロストークし、信号のS/N劣下となることがある。
かかる不都合により映像記録再生装置の画質の劣化が
おこる。
おこる。
本発明の目的は、上記従来技術の欠点をなくし抑圧特
性の大きく、高価なフィルタを不要にし、かつ、性能を
向上させるキャリア信号発生回路を提供することにあ
る。
性の大きく、高価なフィルタを不要にし、かつ、性能を
向上させるキャリア信号発生回路を提供することにあ
る。
NTSC方式テレビジョンのfSCは、455/2fH(fH=15734
・265Hz)であり、上述40fHの周波数に変換する方式のV
TRで、必要なキャリア信号周波数fCは である。
・265Hz)であり、上述40fHの周波数に変換する方式のV
TRで、必要なキャリア信号周波数fCは である。
このfCのN倍の発振器と、 分周回路を設けることにより、fCを発生させることがで
きる。
きる。
さらに一般的には、色信号を、水平同期信号に同期し
て位相推移をする信号に低域変換し、記録再生する映像
記録再生装置において、色信号の搬送波周波数(fSC)
と、水平同期周波数(fH)のM/N倍(M、Nは整数)の
周波数との和の周波数(fSC+(M/N)fH)のK/L倍
(K、Lは整数)で発振する第1の発信器と、該第1の
発信器の出力をL/K分周する分周回路と、該分周回路出
力から、水平同期信号に同期して位相推移する信号を発
生させる。
て位相推移をする信号に低域変換し、記録再生する映像
記録再生装置において、色信号の搬送波周波数(fSC)
と、水平同期周波数(fH)のM/N倍(M、Nは整数)の
周波数との和の周波数(fSC+(M/N)fH)のK/L倍
(K、Lは整数)で発振する第1の発信器と、該第1の
発信器の出力をL/K分周する分周回路と、該分周回路出
力から、水平同期信号に同期して位相推移する信号を発
生させる。
これにより、40fHの高調波成分の発生もなくまた、周
波数変換器も不要で、fCが発生できる。
波数変換器も不要で、fCが発生できる。
従来、fSC±320fH/8の成分からfSC+40fHを取り出し
ていたのを、(fSC+40fH)×2を発生させた後、 分周するため、不要成分が出なくなる。その為、キャリ
ア信号として不要成分がない状態で周波数変換できる。
さらに、不要信号成分が発生しないので、半導体基板上
に形成された他の回路ブロックへのクロストークが発生
せず、S/N比が向上できる。
ていたのを、(fSC+40fH)×2を発生させた後、 分周するため、不要成分が出なくなる。その為、キャリ
ア信号として不要成分がない状態で周波数変換できる。
さらに、不要信号成分が発生しないので、半導体基板上
に形成された他の回路ブロックへのクロストークが発生
せず、S/N比が向上できる。
以下、本発明の一実施例を第1図により説明する。以
下の実施例は、K=2、L=1、M=40、N=1の場合
を示す。1は、535fHの周波数近傍で発振するVCOで、8
に入力される制御電圧により、535fHの信号を出力す
る。2は、 分周回路で535fH信号を、 信号に変換する。3は、 の基本波のみを通すフィルタであり、最も近い高調波
は、535fH(約8.4M)であり、簡単なLPFもしくは、BPF
でよい。
下の実施例は、K=2、L=1、M=40、N=1の場合
を示す。1は、535fHの周波数近傍で発振するVCOで、8
に入力される制御電圧により、535fHの信号を出力す
る。2は、 分周回路で535fH信号を、 信号に変換する。3は、 の基本波のみを通すフィルタであり、最も近い高調波
は、535fH(約8.4M)であり、簡単なLPFもしくは、BPF
でよい。
基本波のみとなった 信号は、4の4相信号発生回路に入る。4相信号は、互
いに90゜ずつ位相が推移した信号であり、入力端子5,6
に入力される、ヘッド切替信号と水平同期信号により4
相信号を選択され、出力端子7にキャリア信号として出
力される。この信号を、色信号の周波数変換に用いる。
いに90゜ずつ位相が推移した信号であり、入力端子5,6
に入力される、ヘッド切替信号と水平同期信号により4
相信号を選択され、出力端子7にキャリア信号として出
力される。この信号を、色信号の周波数変換に用いる。
本発明によれば、周波数変換器を不要とできるので、
4相信号発生回路に前置するフィルタを簡単化でき、ま
た、40fH信号を発生する回路が無いため、その高調波不
要成分の発生もなく、他ブロックへの影響をなくすこと
ができる。
4相信号発生回路に前置するフィルタを簡単化でき、ま
た、40fH信号を発生する回路が無いため、その高調波不
要成分の発生もなく、他ブロックへの影響をなくすこと
ができる。
第1図は、本発明の一実施例を示すブロック図である。 1……電圧制御型発振器、 3……フィルタ、4……4相信号発生回路、5……4相
制御信号入力端子1、6……4相制御信号入力端子2、
7……キャリア信号出力端子、8……発振器制御信号入
力端子。
制御信号入力端子1、6……4相制御信号入力端子2、
7……キャリア信号出力端子、8……発振器制御信号入
力端子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 9/79 - 9/898
Claims (2)
- 【請求項1】色信号を低域周波数帯域に帯域変換して記
録再生する映像記録再生装置のキャリア信号発生回路に
おいて、 色信号の搬送波周波数(fSC)と、水平同期周波数
(fH)のM/N倍(M、Nは整数)の周波数の和の周波数
(fSC+(M/N)fH)のK/L倍(K、Lは整数)で発振す
る発振器と、 上記発振器の出力をL/K分周する分周回路と、 上記分周回路の分周出力が周波数変換回路を介すること
なくそのまま印加されることにより上記分周出力の基本
波を出力するフィルタと、 上記フィルタの出力からの上記分周出力の上記基本波が
入力されて、水平同期信号により位相が選択された信号
を出力する4相信号発生回路とを有することを特徴とす
るキャリア信号発生回路。 - 【請求項2】色信号を低域周波数帯域に帯域変換して記
録再生する映像記録再生装置において、 色信号の搬送波周波数(fSC)と、水平同期周波数
(fH)のM/N倍(M、Nは整数)の周波数の和の周波数
(fSC+(M/N)fH)のK/L倍(K、Lは整数)で発振す
る発振器と、 上記発振器の出力をL/K分周する分周回路と、 上記分周回路の分周出力が周波数変換回路を介すること
なくそのまま印加されることにより上記分周出力の基本
波を出力するフィルタと、 上記フィルタの出力からの上記分周出力の上記基本波が
入力されて、水平同期信号により位相が選択された信号
を出力する4相信号発生回路とを有することを特徴とす
る映像記録再生装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1006022A JP2892668B2 (ja) | 1989-01-17 | 1989-01-17 | キャリア信号発生回路及び映像信号記録再生装置 |
US08/464,031 US5323242A (en) | 1989-01-17 | 1990-01-12 | Carrier signal generating circuit in video signal recording/reproducing apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1006022A JP2892668B2 (ja) | 1989-01-17 | 1989-01-17 | キャリア信号発生回路及び映像信号記録再生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02188088A JPH02188088A (ja) | 1990-07-24 |
JP2892668B2 true JP2892668B2 (ja) | 1999-05-17 |
Family
ID=11627062
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1006022A Expired - Fee Related JP2892668B2 (ja) | 1989-01-17 | 1989-01-17 | キャリア信号発生回路及び映像信号記録再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2892668B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6324785A (ja) * | 1986-07-17 | 1988-02-02 | Sanyo Electric Co Ltd | ビデオテ−プレコ−ダ |
-
1989
- 1989-01-17 JP JP1006022A patent/JP2892668B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02188088A (ja) | 1990-07-24 |
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Legal Events
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