JPH0638080Y2 - 荷役用油圧装置 - Google Patents

荷役用油圧装置

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JPH0638080Y2
JPH0638080Y2 JP1988095944U JP9594488U JPH0638080Y2 JP H0638080 Y2 JPH0638080 Y2 JP H0638080Y2 JP 1988095944 U JP1988095944 U JP 1988095944U JP 9594488 U JP9594488 U JP 9594488U JP H0638080 Y2 JPH0638080 Y2 JP H0638080Y2
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JP
Japan
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tank
chamber
pressure oil
lift cylinder
valve
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Application number
JP1988095944U
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JPH0218496U (ja
Inventor
茂三 山本
Original Assignee
東洋運搬機株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えばフオークリフト等の荷役車両に適用さ
れる荷役用油圧装置の改良に関する。
(従来の技術) 従来、この種の荷役用油圧装置としては、例えば第3図
に示したものが知られている。
当該荷役用油圧装置100は、基本的には、タンク101と、
タンク101に接続されたポンプ102と、ポンプ102に接続
された切換弁103と、切換弁103にテール室104がタンク1
02にロツド室105が接続されて荷物Wを昇降させるリフ
トシリンダ106と、から成つている。
而して、この様なものは、切換弁を切換操作してポンプ
からの圧油をリフトシリンダのテール室に送給する事に
依りこれを伸長させて荷物を上昇させる事ができる。
ところが、従来のものは、荷物の上昇速度が、高負荷時
を基準にして決定されていたので、軽負荷時にはポンプ
を駆動する原動機の出力に余裕があつても、高負荷時と
同じ速度であつた。
つまり、負荷の大きさに関係なく、荷物の上昇速度が略
一定であつた。
この為、荷役作業能率が芳しくないという難点があつ
た、 (考案が解決しようとする課題) 本考案は、叙上の問題点に鑑み、これを解消する為に創
案されたもので、その目的とする処は、負荷の大きさに
依り小さい時には荷物の上昇速度を速めて荷役作業能率
を向上させる様にした荷役用油圧装置を提供するにあ
る。
(課題を解決するための手段) 本考案の荷役用油圧装置は、タンクと、タンクに接続さ
れたポンプと、ポンプに接続された切換弁と、切換弁に
テール室が接続されて荷物を昇降させるリフトシリンダ
と、リフトシリンダのテール室とロッド室に接続されて
ロッド室からテール室への圧油を許容する逆止弁と、リ
フトシリンダのテール室とロッド室に直接接続されてテ
ール室の圧油の圧力の大きさに依り小さい時にはロッド
室からタンクへ還流される圧油を少なくする制御弁と、
制御弁とタンクに接続されてリフトシリンダのロッド室
の圧油を所定圧に保つ圧力制御弁又は絞弁と、から構成
した事に特徴が存する。
(作用) 切換弁を上昇側に切換操作すると、ポンプからの圧油
は、リフトシリンダのテール室に送給される。
リフトシリンダのテール室に圧油が送給されると、これ
が伸長して荷役が上昇する。
この時、制御弁にてリフトシリンダのテール室の圧油の
圧力の大きさに依りロツド室からタンクへの圧油が制御
される。
つまり、テール室の圧油の圧力が大きい時は、ロツド室
からタンクへの圧油が多くなり、ロツド室から逆止弁を
介してテール室に達する圧油が少なくなる。
逆に、テール室の圧油の圧力が小さい時は、ロツド室か
らタンクへの圧油が少なくなり、ロツド室から逆止弁を
介してテール室に達する圧油が多くなる。
従つて、テール室の圧油の圧力が小さい時は、ロツド室
からタンクへの圧油が少なくなると共に、ロツド室から
逆止弁を介してテール室に達する圧油が多くなるので、
リフトシリンダの上昇速度が速くなり、これに依り荷物
の上昇速度も速くなる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を、図面に基づいて説明する。
第1図は、本考案の実施例に係る荷役用油圧装置を示す
油圧回路図である。
荷役用油圧装置1は、タンク2、ポンプ3、切換弁4、
リフトシリンダ5、逆止弁6、制御弁7とからその主要
部が構成されている。
タンク2は、油液が貯溜されたものである。
ポンプ3は、タンク2に接続されたものである。
この例では、吸込側がタンク2に接続され、エンジンや
モータ等の原動機8に依り駆動される。
切換弁4は、ポンプ3に接続されたものである。
この例では、六ポート三位置型の切換弁を用いて居り、
Pポートは逆止弁9を介してポンプ3の吐出側に、P′
ポートはポンプ3の吐出側に、Tポートは圧力制御弁10
を介してタンク2に、P″ポートはタンク2に接続さ
れ、Bポートは盲にしてある。
ポンプ3の吐出側と圧力制御弁10との間には、リリーフ
弁11が介設されている。
リフトシリンダ5は、切換弁4にテール室12が接続され
て荷物Wを昇降させるものである。
この例では、テール室12とロッド室13を備えた複動型に
してあり、テール室12は切換弁4のAポートに接続され
ている。
リフトシリンダ5は、ピストンロツドの先端に軸設した
シーブ14と、これに掛渡されたチエーン15に依り荷物W
を積載したフオーク16を昇降する様にしてある。
逆止弁6は、リフトシリンダ5のテール室12とロツド室
13に接続されてロツド室13からテール室12への圧油を許
容するものである。
制御弁7は、タンク2とリフトシリンダ5のテール室12
とロッド室13に接続されてテール室12の圧油の圧力の大
きさに依り小さい時にはロツド室13からタンク2への圧
油を少なくするものである。
この例では、二ポート二位置型のパイロツト切換弁17
と、パイロツト逆止弁18とで構成している。
パイロツト切換弁17のAポートとPポートはテール室12
に、Bポートはパイロツト逆止弁18のPポートに接続さ
れている。
パイロツト逆止弁18のAポートはロッド室13に、Bポー
トは圧力制御弁10を介してタンク2に接続されている。
次に、この様な構成に基づいて作用を述解する。
切換弁4を上昇側(右側ポジシヨン)に切換操作する
と、ポンプ3からの圧油は、切換弁4を介してリフトシ
リンダ5のテール室12に送給される。
リフトシリンダ5のテール室12に圧油が送給されると、
これが伸長して荷持Wが上昇する。
この時、制御弁7にてリフトシリンダ5のテール室12の
圧油の圧力の大きさに依りロツド室13からタンク2への
圧油が制御される。
つまり、テール室12の圧油の圧力が大きい時は、パイロ
ツト切換弁17が右側ポジシヨンに切換られてパイロツト
逆止弁18が開弁され、ロツド室13から圧力制御弁10を介
してタンク2へ還流される圧油が多くなり、ロツド室13
から逆止弁6を介してテール室12に達する圧油が少なく
なる。
逆に、テール室12の圧油の圧力が小さい時は、パイロツ
ト切換弁17が左側ポジシヨンに切換られてパイロツト逆
止弁18が閉弁され、ロツド室13から圧力制御弁10を介し
てタンク2へ還流される圧油が少なくなり、ロツド室13
から逆止弁6を介してテール室12に達する圧油が多くな
る。
従つて、テール室12の圧油の圧力が小さい時は、ロツド
室13から圧力制御弁10を介してタンク2へ還流される圧
油が少なくなると共に、ロツド室13から逆止弁6を介し
てテール室12に達する圧油が多くなるので、リフトシリ
ンダ5の上昇速度が速くなり、これに依り荷物Wの上昇
速度も速くなる。
切換弁4を下降側(左側ポジシヨン)に切換操作する
と、ポンプ3からの圧油は、タンク2に還流される。
リフトシリンダ5のテール室12の圧油は、切換弁4から
圧力制御弁10を介してタンク2に還流される。
リフトシリンダ5のテール室12の圧油がタンク2に還流
されると、これが収縮して荷物Wが下降する。
この時、リフトシリンダ5のロツド室13には、圧力制御
弁10に依り所定圧に保たれた切換弁4からタンク2に向
う圧油の一部がパイロツト逆止弁18を介して導入され
る。
尚、タンク2と切換弁4との間には、先の実施例では、
圧力制御弁10を介設したが、これに限らず、例えば第2
図に示す如く、絞弁19でも良い。
制御弁7は、先の実施例では、パイロツト切換弁17とパ
イロツト逆止弁18とで構成したが、これに限らず、例え
ばパイロツト逆止弁18だけで構成してそのPポートをリ
フトシリンダ5のテール室12に接続したり、或は、第2
図に示す如く、パイロツト切換弁17に代えて圧力スイツ
チ20と電磁切換弁21を用いたり、或は、手動操作型逆止
弁又は手動操作型二ポート二位置切換弁だけで構成して
負荷の大きさをオペレータが判断してオペレータが直接
前記弁を操作する様にしても良い。
(考案の効果) 以上既述した如く、本考案に依れば、次の様な優れた効
果を奏する事ができる。
(1)タンク、ポンプ、切換弁、リフトシリンダ、逆止
弁、制御弁とで構成したので、負荷の大きさに依り小さ
い時には荷物の上昇速度を速めて荷役作業能率を向上さ
せる事ができる。
(2)タンクに還流されるべきリフトシリンダのロツド
室の圧油を利用してテール室に導入する様にしたので、
迅速且つ確実に荷物の上昇速度を速める事ができる。
(3)制御弁がリフトシリンダのテール室に直接接続さ
れているので、リフトシリンダのテール室の圧油の圧力
を直接検出する事ができ、的確且つ迅速な制御を行なう
事ができる。
(4)制御弁が圧力制御弁又は絞弁を介してタンクに接
続されているので、リフトシリンダのロッド室の圧油を
所定圧に保つ事ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例に係る荷役用油圧装置を示す
油圧回路図。 第2図は、本考案の他の実施例を示す油圧回路図。 第3図は、従来の荷役用油圧装置を示す油圧回路図であ
る。 1……荷役用油圧装置 2……タンク 3……ポンプ 4……切換弁 5……リフトシリンダ 6……逆止弁 7……制御弁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】タンクと、タンクに接続されたポンプと、
    ポンプに接続された切換弁と、切換弁にテール室が接続
    されて荷物を昇降させるリフトシリンダと、リフトシリ
    ンダのテール室とロッド室に接続されてロッド室からテ
    ール室への圧油を許容する逆止弁と、リフトシリンダの
    テール室とロッド室に直接接続されてテール室の圧油の
    圧力の大きさに依り小さい時にはロッド室からタンクへ
    還流される圧油を少なくする制御弁と、制御弁とタンク
    に接続されてリフトシリンダのロッド室の圧油を所定圧
    に保つ圧力制御弁又は絞弁と、から構成した事を特徴と
    する荷役用油圧装置。
JP1988095944U 1988-07-20 1988-07-20 荷役用油圧装置 Expired - Lifetime JPH0638080Y2 (ja)

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JPH0218496U JPH0218496U (ja) 1990-02-07
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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EP1591669A4 (en) * 2003-01-14 2010-12-08 Hitachi Construction Machinery HYDRAULIC WORKING MACHINE
JP5314905B2 (ja) * 2008-02-28 2013-10-16 ユニキャリア株式会社 荷役用油圧装置

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