JP2559161Y2 - 単動シリンダ用油圧回路 - Google Patents
単動シリンダ用油圧回路Info
- Publication number
- JP2559161Y2 JP2559161Y2 JP1990017274U JP1727490U JP2559161Y2 JP 2559161 Y2 JP2559161 Y2 JP 2559161Y2 JP 1990017274 U JP1990017274 U JP 1990017274U JP 1727490 U JP1727490 U JP 1727490U JP 2559161 Y2 JP2559161 Y2 JP 2559161Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- port
- acting cylinder
- main valve
- tank
- filter
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- Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
- Fluid-Pressure Circuits (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えばフォークリフト等の荷役車両に適用
される単動シリンダ用油圧回路の改良に関する。
される単動シリンダ用油圧回路の改良に関する。
(従来の技術) 従来、この種の単動シリンダ用油圧回路としては、例
えば第2図に示したものが知られている。
えば第2図に示したものが知られている。
当該単動シリンダ用油圧回路100は、基本的には、タ
ンク101と、タンク101に接続されたポンプ102と、Pポ
ートとRポートとAポートとを備えてPポートがポンプ
102に接続されたメインバルブ103と、メインバルブ103
のRポートとタンク101との間に介設されたフィルタ104
と、テール室105とロッド室106とを備えてテール室105
がメインバルブ103のAポートにロッド室106がタンク10
1に夫々接続された単動シリンダ107と、から構成されて
いる。
ンク101と、タンク101に接続されたポンプ102と、Pポ
ートとRポートとAポートとを備えてPポートがポンプ
102に接続されたメインバルブ103と、メインバルブ103
のRポートとタンク101との間に介設されたフィルタ104
と、テール室105とロッド室106とを備えてテール室105
がメインバルブ103のAポートにロッド室106がタンク10
1に夫々接続された単動シリンダ107と、から構成されて
いる。
而して、この様なものは、単動シリンダの伸長時に
は、タンクの作動油がポンプ→メインバルブのPポート
→Aポート→単動シリンダのテール室へ送られると共
に、単動シリンダのロッド室に満たされた作動油が加圧
されてタンクへ還流される。逆に、単動シリンダの短縮
時には、単動シリンダのテール室の作動油がメインバル
ブのAポート→Pポート→フィルタ→タンクへ還流され
ると共に、単動シリンダのロッド室が負圧になってタン
クの作動油が吸込まれる。
は、タンクの作動油がポンプ→メインバルブのPポート
→Aポート→単動シリンダのテール室へ送られると共
に、単動シリンダのロッド室に満たされた作動油が加圧
されてタンクへ還流される。逆に、単動シリンダの短縮
時には、単動シリンダのテール室の作動油がメインバル
ブのAポート→Pポート→フィルタ→タンクへ還流され
ると共に、単動シリンダのロッド室が負圧になってタン
クの作動油が吸込まれる。
ところが、この様なものは、単動シリンダの短縮時に
は、ロッド室が負圧になるので、単動シリンダのロッド
シール部分から外部の空気が吸込まれると共に、単動シ
リンダの伸長時には、吸込まれた空気がタンクへ送られ
て作動油に混入する惧れがあった。
は、ロッド室が負圧になるので、単動シリンダのロッド
シール部分から外部の空気が吸込まれると共に、単動シ
リンダの伸長時には、吸込まれた空気がタンクへ送られ
て作動油に混入する惧れがあった。
この為、ポンプが焼付いたり、油圧騒音を発したりし
て各油圧機器の寿命や騒音に大きな影響を及ぼすという
問題があった。
て各油圧機器の寿命や騒音に大きな影響を及ぼすという
問題があった。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は、叙上の問題点に鑑み、これを解消する為に
創案されたもので、その目的とする処は、ロッドシール
部分から外部の空気が吸込まれて作動油に混入されない
様にした単動シリンダ用油圧回路を提供するにある。
創案されたもので、その目的とする処は、ロッドシール
部分から外部の空気が吸込まれて作動油に混入されない
様にした単動シリンダ用油圧回路を提供するにある。
(課題を解決するための手段) 本考案の単動シリンダ用油圧回路は、タンクと、タン
クに接続されたポンプと、PポートとRポートとAポー
トとを備えてPポートがポンプに接続されたメインバル
ブと、メインバルブのRポートとタンクとの間に介設さ
れたフィルタと、テール室とロッド室とを備えてテール
室がメインバルブのAポートに接続されていると共にロ
ッド室がメインバルブのRポートからフィルタまでの途
中に接続された単動シリンダと、から構成した事に特徴
が存する。
クに接続されたポンプと、PポートとRポートとAポー
トとを備えてPポートがポンプに接続されたメインバル
ブと、メインバルブのRポートとタンクとの間に介設さ
れたフィルタと、テール室とロッド室とを備えてテール
室がメインバルブのAポートに接続されていると共にロ
ッド室がメインバルブのRポートからフィルタまでの途
中に接続された単動シリンダと、から構成した事に特徴
が存する。
(作用) 単動シリンダの伸長時には、タンクの作動油がポンプ
→メインバルブのPポート→Aポート→単動シリンダの
テール室へ送られると共に、単動シリンダのロッド室に
満たされた作動油はフィルタを通りタンクに送られる。
→メインバルブのPポート→Aポート→単動シリンダの
テール室へ送られると共に、単動シリンダのロッド室に
満たされた作動油はフィルタを通りタンクに送られる。
逆に、単動シリンダの短縮時には、単動シリンダのテ
ール室の作動油がメインバルブのAポート→Rポート→
フィルタ→タンクへ還流されると共に、メインバルブの
Rポートからの作動油の一部が単動シリンダのロッド室
へ加圧して送られる。
ール室の作動油がメインバルブのAポート→Rポート→
フィルタ→タンクへ還流されると共に、メインバルブの
Rポートからの作動油の一部が単動シリンダのロッド室
へ加圧して送られる。
つまり、メインバルブのRポートからタンクまでには
フィルタがあるので、メインバルブのRポートからフィ
ルタまでには所定の背圧が発生する。そして、この背圧
が単動シリンダのロッド室に作用するので、ここが負圧
になる事がない。従って、外部の空気を吸込む事がない
と共に、作動油に空気が混入する事もない。
フィルタがあるので、メインバルブのRポートからフィ
ルタまでには所定の背圧が発生する。そして、この背圧
が単動シリンダのロッド室に作用するので、ここが負圧
になる事がない。従って、外部の空気を吸込む事がない
と共に、作動油に空気が混入する事もない。
(実施例) 以下、本考案の実施例を、図面に基づいて説明する。
第1図は、本考案の実施例に係る単動シリンダ用油圧
回路を示す油圧回路図である。
回路を示す油圧回路図である。
単動シリンダ用油圧回路1は、タンク2、ポンプ3、
メインバルブ4、フィルタ5、単動シリンダ6とからそ
の主要部が構成されている。
メインバルブ4、フィルタ5、単動シリンダ6とからそ
の主要部が構成されている。
タンク2は、作動油を貯溜するものである。
ポンプ3は、タンク2に接続されたもので、この例で
は、タンク2とポンプ3の吸込側が油管7で接続してあ
る。
は、タンク2とポンプ3の吸込側が油管7で接続してあ
る。
メインバルブ4は、PポートとRポートとAポートと
を備えてPポートがポンプ3に接続されたもので、この
例では、三ポート三位置切換弁にしてあり、ポンプ3の
吐出側とメインバルブ4のPポートが油管8で接続して
ある。
を備えてPポートがポンプ3に接続されたもので、この
例では、三ポート三位置切換弁にしてあり、ポンプ3の
吐出側とメインバルブ4のPポートが油管8で接続して
ある。
フィルタ5は、メインバルブ4のRポートとタンク2
との間に介設されたもので、この例では、メインバルブ
4のRポートとフィルタ5が油管9で接続してあると共
に、フィルタ5とタンク2が油管10で接続してある。
との間に介設されたもので、この例では、メインバルブ
4のRポートとフィルタ5が油管9で接続してあると共
に、フィルタ5とタンク2が油管10で接続してある。
単動シリンダ6は、テール室11とロッド室12とを備え
てテール室11がメインバルブ4のAポートに接続されて
いると共にロッド室12がメインバルブ4のRポートから
フィルタ5までの途中aに接続されたもので、この例で
は、フォークリフトのリフトシリンダにしてあり、メイ
ンバルブ4のAポートと単動シリンダ6のテール室11が
油管13で接続してあると共に、単動シリンダ6のロッド
室12と油管9の途中aが油管14で接続してある。
てテール室11がメインバルブ4のAポートに接続されて
いると共にロッド室12がメインバルブ4のRポートから
フィルタ5までの途中aに接続されたもので、この例で
は、フォークリフトのリフトシリンダにしてあり、メイ
ンバルブ4のAポートと単動シリンダ6のテール室11が
油管13で接続してあると共に、単動シリンダ6のロッド
室12と油管9の途中aが油管14で接続してある。
次に、この様な構成に基づいて作用を述解する。
単動シリンダ6の伸長時には、タンク2の作動油が油
管7→ポンプ3→油管8→メインバルブ4のPポート→
Aポート→油管13→単動シリンダ6のテール室11へ送ら
れると共に、単動シリンダ6のロッド室12に満たされた
作動油が油管14→油管9→フィルタ5→油管10→タンク
2へ還流される。
管7→ポンプ3→油管8→メインバルブ4のPポート→
Aポート→油管13→単動シリンダ6のテール室11へ送ら
れると共に、単動シリンダ6のロッド室12に満たされた
作動油が油管14→油管9→フィルタ5→油管10→タンク
2へ還流される。
逆に、単動シリンダ6の短縮時には、単動シリンダ6
のテール室11の作動油が油管13→メインバルブ4のAポ
ート→Pポート→油管9→フィルタ5→油管10→タンク
2へ還流されると共に、メインバルブ4のRポートから
の作動油の一部が油管9→油管14→単動シリンダ6のロ
ッド室12へ送られる。
のテール室11の作動油が油管13→メインバルブ4のAポ
ート→Pポート→油管9→フィルタ5→油管10→タンク
2へ還流されると共に、メインバルブ4のRポートから
の作動油の一部が油管9→油管14→単動シリンダ6のロ
ッド室12へ送られる。
つまり、メインバルブ4のRポートからタンク2まで
にはフィルタ5があるので、メインバルブ4のRポート
からフィルタ5までの油管9(点aを含む)には所定の
背圧(例えば2〜5kg/cm2)が発生する。そして、この
背圧が油管14に依り単動シリンダ6のロッド室12に作用
するので、ここが負圧になる事がない。従って、ロッド
シール部分から外部の空気を吸込む事がないと共に、作
動油に空気が混入する事もない。
にはフィルタ5があるので、メインバルブ4のRポート
からフィルタ5までの油管9(点aを含む)には所定の
背圧(例えば2〜5kg/cm2)が発生する。そして、この
背圧が油管14に依り単動シリンダ6のロッド室12に作用
するので、ここが負圧になる事がない。従って、ロッド
シール部分から外部の空気を吸込む事がないと共に、作
動油に空気が混入する事もない。
尚、単動シリンダ6は、先の実施例では、リフトシリ
ンダであったが、これに限定される事はない。
ンダであったが、これに限定される事はない。
(考案の効果) 以上、既述した如く、本考案に依れば、次の様な優れ
た効果を奏する事ができる。
た効果を奏する事ができる。
(1)タンク、ポンプ、メインバルブ、フィルタ、単動
シリンダとで構成し、とりわけ単動シリンダのロッド室
をメインバルブのRポートからフィルタまでの途中に接
続したので、ロッドシール部分から外部の空気が吸込ま
れて作動油に混入される事がない。この為、ポンプが焼
付いたり、油圧騒音を発したりして各油圧機器の寿命や
騒音に大きな影響を及ぼす事がない。
シリンダとで構成し、とりわけ単動シリンダのロッド室
をメインバルブのRポートからフィルタまでの途中に接
続したので、ロッドシール部分から外部の空気が吸込ま
れて作動油に混入される事がない。この為、ポンプが焼
付いたり、油圧騒音を発したりして各油圧機器の寿命や
騒音に大きな影響を及ぼす事がない。
(2)単動シリンダのロッド室をメインバルブのRポー
トからフィルタまでの途中に接続するだけであるので、
構造が非常に簡単で、コストが余り掛らず、既存のもの
にも容易に適用できる。
トからフィルタまでの途中に接続するだけであるので、
構造が非常に簡単で、コストが余り掛らず、既存のもの
にも容易に適用できる。
【図面の簡単な説明】 第1図は、本考案の実施例に係る単動シリンダ用油圧回
路を示す油圧回路図。 第2図は、従来の単動シリンダ用油圧回路を示す油圧回
路図。 1……単動シリンダ用油圧回路 2……タンク 3……ポンプ 4……メインバルブ 5……フィルタ 6……単動シリンダ
路を示す油圧回路図。 第2図は、従来の単動シリンダ用油圧回路を示す油圧回
路図。 1……単動シリンダ用油圧回路 2……タンク 3……ポンプ 4……メインバルブ 5……フィルタ 6……単動シリンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−89805(JP,A) 実開 平2−18496(JP,U) 実開 昭55−97204(JP,U) 実開 昭63−175601(JP,U) 特公 昭53−26634(JP,B2) 実公 昭55−45951(JP,Y2)
Claims (1)
- 【請求項1】タンク2と、タンク2に接続されたポンプ
3と、PポートとRポートとAポートとを備えてPポー
トがポンプ3に接続されたメインバルブ4と、メインバ
ルブ4のRポートとタンク2との間に介設されたフィル
タ5と、テール室11とロッド室12とを備えてテール室11
がメインバルブ4のAポートに接続されていると共にロ
ッド室12がメインバルブ4のRポートからフィルタ5ま
での途中aに接続された単動シリンダ6と、から構成し
た事を特徴とする単動シリンダ用油圧回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990017274U JP2559161Y2 (ja) | 1990-02-22 | 1990-02-22 | 単動シリンダ用油圧回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990017274U JP2559161Y2 (ja) | 1990-02-22 | 1990-02-22 | 単動シリンダ用油圧回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03107501U JPH03107501U (ja) | 1991-11-06 |
JP2559161Y2 true JP2559161Y2 (ja) | 1998-01-14 |
Family
ID=31520499
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990017274U Expired - Fee Related JP2559161Y2 (ja) | 1990-02-22 | 1990-02-22 | 単動シリンダ用油圧回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2559161Y2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5326634A (en) * | 1976-08-25 | 1978-03-11 | Mitsubishi Electric Corp | Arrang ement sequence alteration unit for digital signal |
JPS5714751Y2 (ja) * | 1978-09-20 | 1982-03-26 | ||
JPS5597204U (ja) * | 1978-12-27 | 1980-07-05 | ||
JPH0638080Y2 (ja) * | 1988-07-20 | 1994-10-05 | 東洋運搬機株式会社 | 荷役用油圧装置 |
-
1990
- 1990-02-22 JP JP1990017274U patent/JP2559161Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03107501U (ja) | 1991-11-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |