JP2918953B2 - 車両用油圧回路 - Google Patents

車両用油圧回路

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JP2918953B2 JP2021862A JP2186290A JP2918953B2 JP 2918953 B2 JP2918953 B2 JP 2918953B2 JP 2021862 A JP2021862 A JP 2021862A JP 2186290 A JP2186290 A JP 2186290A JP 2918953 B2 JP2918953 B2 JP 2918953B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、油圧式作業器を備えたフォークリフト、
ホイルローダ等の車両に用いる油圧回路に関する。
(従来の技術) 油圧式作業器を備えたフォークリフト等の車両に用い
られる油圧回路は、従来、一つの油圧ポンプから吐出し
た圧油でパワーステアリング装置と作業器用油圧アクチ
ュエータとを駆動する構成になっている。
第4図は従来のフォークリフトの油圧回路を示したも
のである。
この従来例において、油圧ポンプ1から圧油は、優先
弁2を通過するとともに、その制御流量がチェック弁3
を通ってパワーステアリング装置4に供給される。一
方、優先弁2から分流した余剰流量は、コントロール弁
A、Bに供給される。
そして、コントロール弁Aが駆動位置に切換えられて
いれば、チルトシリンダ5に圧油が供給される。また、
コントロール弁Bが駆動位置に切換えられていれば、リ
フトシリンダ6に圧油が供給される。そして、コントロ
ール弁A、Bが中立位置にあるとき、圧油はそのままタ
ンク7に戻される。
なお、ここにおいて、油圧ポンプ1は、車両の動力源
であるエンジン8に直結され、その出力によって駆動す
る。
(本発明が解決しようとする課題) しかし、このようにした従来の車両用油圧回路ては、
優先弁2から分流した余剰流量のみで作業器用油圧アク
チュエータを駆動してる。このため、作業器用油圧アク
チュエータに十分な圧油が供給されない場合がある。し
たがって、高負荷作業に必要な油圧力が不足したり、作
業速度が緩慢になったりするといった問題があった。
この発明の目的は、作業用油圧アクチュエータに十分
な圧油を供給することのできる車両用油圧回路を提供す
ることである。
(課題を解決するための手段) この発明の車両用油圧回路は、油圧ポンプから吐出し
た圧油を、優先弁を介してパワーステアリング装置に供
給するとともに、上記優先弁から分流した圧油の余剰流
量を、作業器用油圧アクチュエータに供給するようにし
た車両用油圧回路を前提にするものである。
上記の回路を前提にしつつ、この発明は、上記油圧ポ
ンプと一体回転するとともに、絞り位置と開放位置とに
切り換え可能にした切換弁を有するとともに、絞り位置
において吐出油をミスト状にするミストポンプと、この
ミストポンプからの吐出油を、優先弁を経由しないで上
記余剰流量と合流させる流路と、作業器用油圧アクチュ
エータの動作を検出し、作業器用油圧アクチュエータを
動作させたとき切換弁を開放位置に切り換えるための信
号を出力させる信号出力制御機構とを備え、作業器用油
圧アクチュエータを動作させていないときに上記切換弁
が絞り位置を保ち、作業器用油圧アクチュエータを動作
させたとき上記切換弁が開放位置を保つ構成にした点に
特徴を有する。
(本発明の作用) この発明の車両用油圧回路では、油圧ポンプが駆動す
ると、優先弁から分流した余剰流量が、作業器用油圧ア
クチュエータに供給される。そして、作業器用油圧アク
チュエータを駆動させると、ミストポンプから吐出した
圧油が優先弁から分流した余剰流量と合流する。したが
って、作業器用油圧アクチュエータには十分な圧油が供
給される。
(本発明の効果) この発明の車両用油圧回路によれば、作業器用油圧ア
クチュエータには、優先弁から分流した圧油と、ミスト
ポンプから吐出した圧油とが供給される。したがって、
作業器用油圧アクチュエータには十分な圧油が供給され
る。このところから、高負荷作業に必要な圧力が得られ
るとともに、作業速度もアップさせることができる。
(本発明の実施例) 第1図は、この発明をフォークリフトの油圧回路に適
用した第1実施例を示したものである。
この油圧回路では、油圧ポンプ1とは別にミストポン
プ9を設けている。このミストポンプ9は、その吸込側
に、この発明の切換弁である2ポジションの電磁切換弁
10を備えている。そして、この電磁切換弁10が、絞り位
置11にあるときに、ミストポンプ9に吸い込まれる作動
油の量を極めて少なくする。したがって、吐出量も少な
くなるが、このように吐出量を極めて少なくするのは、
不必要な圧油の吐出を防止して、エネルギー消費の低減
を図るためである。
ただし、このように電磁切換弁10を絞り位置11にした
ときでも、一定流量の作動油をミストポンプ9の潤滑用
および冷却用として流すようにしている。
なお、上記のように吸込量を極めて少なくすると、ミ
ストポンプ9から吐出される作動油が、霧状すなわちミ
スト状になる。このように、作動油をミスト状にするこ
とから、そのポンプをミストポンプ9と呼んでいる。一
方、電磁切換弁10が、開放位置12に切り換わると、ミス
トポンプ9は、タンク7から十分な作動油を吸い込むと
ともにその吸込量に見合った流量を吐出する。このよう
にしてミストポンプ9から吐出された流量は、通路14を
介して、優先弁2を通過した余剰流量と合流する。
なお、ミストポンプ9は、油圧ポンプ1と同様に、エ
ンジン8に直結され、このエンジン出力によって駆動す
るものである。
リフトシリンダ6を制御する上記コントロール弁Bに
は、その切換え動作を検出する切換センサsを設け、当
該コントロール弁Bを中立位置から駆動位置に切換えた
とき、この切換えたとき、この切換センサsから信号が
出力され、それをコントローラCに伝達するようにして
いる。
なお、上記切換センサS及びコントローラCが相まっ
て、この発明の信号出力制御機構を構成するものでるあ
る。
また、上記電磁切換弁10は、切換センサsから信号が
出力されないかぎり、図示の絞り位置11を保つ。そし
て、切換センサsから信号が出力されると、この電磁切
換弁10が開放位置12に切換えられるものである。
このように構成した油圧回路では、コントロール弁B
が中立位置から駆動位置に切換えられると、ミストポン
プ9から吐出した圧油が優先弁2から分流した圧油と合
流してリフトシリンダ6に供給される。したがって、リ
フトシリンダ6には十分な圧油が供給されることにな
る。
そして、リフトシリンダ6を駆動していないときで
も、ミストポンプ9はエンジン8の出力によって回転し
続けるが、実質的には圧油を吐出しない空運転状態を保
つもので、その分、省エネルギーになるとともに、油温
の上昇も抑えられる。
第2図に示した第2実施例では、リフトシリンダ6を
制御するコントロール弁Bに切換センサs1を設けるとと
もに、チルトシリンダ5を制御するコントロール弁Aに
も切換センサs2を設けたもので、その他の構成は第1実
施例と同様である。
したがって、この第2実施例では、チルトシリンダ5
を駆動させる場合にも、ミストポンプ9の吐出油、前記
余剰流量と合流させて当該チルトシリンダ5に供給でき
ることになる。
第3図に示す第3実施例は、前記第1実施例の流路14
の圧力を検出する圧力センサ15を設け、この圧力信号を
コントローラCに伝達するようにしたものである。そし
て、コントローラCは、切換センサsからコントロール
弁Bを切換えた旨の信号が出力され、かつ、この圧力セ
ンサ15で検出した圧力が低いときに電磁切換弁10を切換
え、ミストポンプ9から作動油を吐出させるようにして
いる。
したがって、この第3実施例では、空荷のときのリフ
トシリンダのリフトスピードをアップさせることにな
る。
なお、図中符号16は、流路14に設けたチェック弁で、
ミストポンプ9からコントロール弁Aへの流通のみを許
容するものである。
また、上記各実施例では、切換弁を電気信号によって
切換えるようにしたが、この切換弁をパイロット圧で切
換えるようにしてもよいこと当然である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1実施例の回路図、第2図は第2
実施例の回路図、第3図は第3実施例の回路図、第4図
は従来の油圧回路図である。 1……油圧ポンプ、2……優先弁、4……パワーステア
リング装置、5……作業器用油圧アクチュエータとして
チルトシリダ、6……作業器用油圧アクチュエータとし
てリフトシリンダ、9……ミストポンプ、10……電磁切
換弁、11……絞り位置、12……開放位置、s、s1、s2
…信号出力制御機構を構成する切換センサ、C……信号
出力制御機構を構成するコントローラ、14……流路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】油圧ポンプから吐出した圧油を、優先弁を
    介してパワーステアリング装置に供給するとともに、上
    記優先弁から分流した圧油の余剰流量を、作業器用油圧
    アクチュエータに供給するようにした車両用油圧回路に
    おいて、上記油圧ポンプと一体回転するとともに、絞り
    位置と開放位置とに切り換え可能にした切換弁を有する
    とともに、絞り位置において吐出油をミスト状にするミ
    ストポンプと、このミストポンプからの吐出油を、優先
    弁を経由しないで上記余剰流量と合流させる流路と、作
    業器用油圧アクチュエータの動作を検出し、作業器用油
    圧アクチュエータを動作させたとき切換弁を開放位置に
    切り換えるための信号を出力させる信号出力制御機構と
    を備え、作業器用油圧アクチュエータを動作させていな
    いときに上記切換弁が絞り位置を保ち、作業器用油圧ア
    クチュエータを動作させたとき上記切換弁が開放位置を
    保つ構成にした車両用油圧回路。
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