JPH0637991A - 平面走査画像記録装置 - Google Patents

平面走査画像記録装置

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JPH0637991A
JPH0637991A JP18652492A JP18652492A JPH0637991A JP H0637991 A JPH0637991 A JP H0637991A JP 18652492 A JP18652492 A JP 18652492A JP 18652492 A JP18652492 A JP 18652492A JP H0637991 A JPH0637991 A JP H0637991A
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隆治 山本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 導入ローラからの振動を簡易に軽減して、良
好な複製画像を得ることができる平面走査画像記録装置
を提供することを目的とする。 【構成】 ガイド70を導入ローラ26とメインローラ
28との間に配置し、導入ローラ26からのフィルム
(感材)20の送り出し方向に対しその逆方向にフィル
ム20の進行方向を変えてフィルム20にU字型のタル
ミ100を形成し、メインローラ28へ案内するように
構成している。従って、導入ローラ26からの振動を、
U字型のタルミ100によって吸収することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、印刷製版用の平面出
力スキャナあるいはイメージセッターなどの平面走査画
像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、平面走査画像記録装置は、感
材であるフィルムをロールフィルムから引き出し、メイ
ンローラとニップローラとで挾持しながら、メインロー
ラを回転駆動することにより、そのフィルムを副走査方
向に搬送する。そして、光学系は、副走査方向へのフィ
ルムの搬送に同期してレーザービームを主走査して、複
製画像をフィルム上に露光記録する。
【0003】この露光記録時に、メインローラ上のフィ
ルムは、副走査方向(搬送方向)と逆の方向のロールフ
ィルムからの張力を受けて、フィルムに「すべり」が発
生する場合がある。この「すべり」があると、フィルム
に位置ずれを生じ、複製画像のムラなどの原因になり、
良好な複製画像を得ることができないという問題があっ
た。この場合、フィルムに「タルミ」を形成することに
より、フィルムへの不必要な外力の印加を除去して、フ
ィルムの「すべり」の発生を防止することができる。こ
の「タルミ」を形成するための方法としては、例えば、
本出願人による特開平4−47962号公報に開示され
た特殊なトラベルローラを使用する方法がある。
【0004】この従来の平面走査画像記録装置を図8に
示す。この装置は、フィルム1をロール状に巻回したロ
ールフィルム2、ロールフィルム2からフィルム1を引
き出す導入ローラ3、導入ローラ3から送られたフィル
ム1に「タルミ」を形成するトラベルローラ4、フィル
ム1をニップローラ6とともに挾持して搬送するメイン
ローラ5、フィルム1に複製画像を露光する光学系7、
露光済みのフィルム1を切断するカッター8、フィルム
1を排出する排出ローラ9、露光済みのフィルム1を回
収する回収箱10により構成されている。以下、この平
面走査画像記録装置の動作を説明する。
【0005】まず、図9aに示すように、導入ローラ3
は、モータ11(図8参照)の駆動により回転し、ロー
ルフィルム2からフィルム1を副走査方向(Y方向)に
引き出す。フィルム1は、さらに引き出されて、図9b
に示すように、トラベルローラ4を通過して、メインロ
ーラ5とニップローラ6との間まで送られる。次に、図
9cに示すように、ニップローラ6は、メインローラ5
に対しZ方向にニップ圧を加えてフィルム1を挾持す
る。
【0006】次に、図9dに示すように、導入ローラ3
が再び回転してフィルム1をY方向に送り出すととも
に、これに同期してトラベルローラ4が、モータ(図示
せず)駆動により、フィルム1を支持してZ方向に移動
する。次に、図9eに示すように、トラベルローラ4を
Z方向と反対方向に移動させて元の位置に戻す。これに
より、フィルム1に所定量の「タルミ」16が形成され
る。
【0007】次に、図8において、「タルミ」16を形
成したフィルム1をニップローラ6とメインローラ5と
で挾持した状態で、メインローラ5をモータ(図示せ
ず)駆動により一定速度で回転させることによりフィル
ム1をY方向に搬送する。そして、光学系7は、Y方向
へのフィルム1の搬送に同期してレーザビームを主走査
方向(紙面に垂直な方向)に走査して、複製画像をフィ
ルム1上に露光記録する。
【0008】記録済みのフィルム1はさらに、Y方向に
所定長さだけ搬送された後、カッター8により切断され
る。こうして、複製画像が記録された所定サイズのフィ
ルム片が得られる。
【0009】次に、このフィルム片は、モータ(図示せ
ず)の駆動により回転する排出ローラ9により、回収箱
10に回収される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の平面走査画像記録装置においては、「タルミ」1
6があることにより、導入ローラ3の駆動モータ11の
振動が「タルミ」16を介してフィルム1に伝達され
て、メインローラ5上のフィルム1が振動するという問
題があった。以下、このフィルム1が振動するメカニズ
ムについて説明する。
【0011】図10に、「タルミ」16の状態を示す。
上記の従来装置においては、フィルム1の搬送方向(Y
方向)に垂直な方向(Z方向)に「タルミ」16を形成
しているため、「タルミ」16による湾曲W2の前位置
にも湾曲W1を生じている。湾曲W1とW2は、フィルム
1にかかるモーメントのつりあいでその形状を維持して
いる。
【0012】いま、モータ11(図8参照)が導入ロー
ラ3を駆動してフィルム1を送る時に、モータ11の振
動がフィルム1に伝達されて、フィルム1にY方向の送
り振動が発生したとする。この時、フィルム1には、2
方向の振動V1,V2が発生する。すなわち、振動V
1は、湾曲W1によってZ方向に方向を変えた送り振動で
ある。また、振動V2は、本来のY方向の振動がそのま
ま湾曲W2に現れる送り振動である。
【0013】この時、振動V1は比較的速く消滅する。
これは、フィルム1がZ方向に振動する(振動V1
と、フィルム1自体がZ方向に移動して「タルミ」16
を変位させることにより、振動V1の振動エネルギーが
速く吸収されるからである。しかし、振動V2について
は、その振幅の減少が遅く、従って消滅も遅い。これ
は、フィルム1のY方向の振動(振動V2)が「タル
ミ」16を介してそのまま伝達され、振動V2の振動エ
ネルギーが吸収されにくいからである。この結果、メイ
ンローラ5上のフィルム1に振動V2が伝達され、露光
記録中のフィルム1が振動することになる。
【0014】このように、「タルミ」16がフィルム1
の搬送方向に対して垂直な方向に形成されるために、導
入ローラ3のモータ11の送り振動がメインローラ5上
のフィルム1に伝達される。この振動が大きいと、フィ
ルム1に位置ずれを生じ、複製画像のムラなどの原因に
なり、良好な複製画像を得ることができないという問題
があった。
【0015】この発明は上記問題を解決し、感材(フィ
ルム)のタルミ形成それ自体を工夫して導入ローラから
の振動を簡易に軽減し、良好な複製画像を得ることがで
きる平面走査画像記録装置を提供することを目的とす
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る平
面走査画像記録装置は、ロール状に巻回された感材を送
り出す導入ローラと、この導入ローラから送り出された
感材をニップローラとの間に挾持して副走査方向へ搬送
するメインローラと、副走査方向とほぼ直交する主走査
方向に光ビームを走査して、前記メインローラにより一
定速度で搬送されている感材に複製画像を記録する光学
系と、を備えた平面走査画像記録装置において、前記導
入ローラとメインローラとの間に配置され、導入ローラ
からの感材の送り出し方向に対しその逆方向に感材の進
行方向を変えて感材にU字型のタルミを形成し、感材を
メインローラへ案内するガイドを設けたこと、を特徴と
している。
【0017】請求項2の発明に係る平面走査画像記録装
置は、請求項1の発明に係る平面走査画像記録装置にお
いて、前記ガイドの入口側を導入ローラの近傍に位置さ
せるとともに、出口側をメインローラの近傍に位置さ
せ、U字型のタルミの湾曲部と導入ローラおよびメイン
ローラとを近接させたこと、を特徴としている。
【0018】請求項3の発明に係る平面走査画像記録装
置は、請求項1または2の発明に係る平面走査画像記録
装置において、前記ガイドは、前記感材の自然状態にお
ける反り方向とは逆の方向の前記U字型のタルミを形成
させる形状であること、を特徴としている。
【0019】
【作用】この発明に係る平面走査画像記録装置は、ガイ
ドを導入ローラとメインローラとの間に配置し、導入ロ
ーラからの感材の送り出し方向に対しその逆方向に感材
の進行方向を変えて感材にU字型のタルミを形成し、メ
インローラへ案内するように設けている。従って、導入
ローラからの振動を、U字型のタルミによって吸収する
ことができる。
【0020】また、ガイドの入口側を導入ローラの近傍
に位置させるとともに、出口側をメインローラの近傍に
位置させ、U字型のタルミの湾曲部と導入ローラおよび
メインローラとを近接させている。従って、感材に形成
されるU字型のタルミの直線部分の長さを短くできる。
【0021】さらに、ガイドは、感材の自然状態におけ
る反り方向とは逆の方向の前記U字型のタルミを形成さ
せる形状にしている。従って、感材が自然状態における
反り方向に巻き込んでしまうことなくタルミを形成する
ことができる。
【0022】
【実施例】図2に、この発明の一実施例による平面走査
画像記録装置であるイメージセッター18の斜視図を示
す。このイメージセッター18は、感材であるフィルム
20を副走査方向(Y方向)に搬送しながら、副走査方
向(Y方向)とほぼ直交する主走査方向(X方向)に光
ビームを走査して、フィルム20上に複製画像を記録す
る。以下、この図により、イメージセッター18の概略
動作を説明する。
【0023】まず、導入ローラ26は、モータ40の駆
動により回転し、ロールフィルム24からフィルム20
をZ方向(X方向とY方向とに直交する方向)に引き出
す。なお、符号22はフィルムマガジンである。次に、
フィルム20は、メインローラ28に送られる。メイン
ローラ28は、モータ42の駆動により一定速度で回転
し、ニップローラ32とともに、フィルム20を挾持し
てY方向に搬送する。
【0024】このとき、光源46,レンズ48,偏向器
50,走査レンズ52により構成される光学系60は、
メインローラ28によるY方向へのフィルム20の搬送
に同期して、X方向に光ビームを走査して、複製画像を
フィルム20上に露光記録する。
【0025】次に、記録済みのフィルムは、Y方向に所
定長さだけ搬送された後、カッター34により切断され
る。こうして、複製画像が記録された所定サイズのフィ
ルム片が得られる。このフィルム片は、モータ44によ
り回転する排出ローラ36により、回収箱38に回収さ
れる。以上のように、イメージセッター18は、フィル
ム20に複製画像を露光記録する。
【0026】図1に、図2のイメージセッター18の概
略側面図を示す。このイメージセッター18は、フィル
ム20にU字型の「タルミ」100を形成してフィルム
20を搬送する。U字型の「タルミ」100は、ガイド
70により形成される。まず、このガイド70の配置に
ついて説明する。
【0027】ガイド70は、導入ローラ26とメインロ
ーラ28との間に設けられており、湾曲した形状になっ
ている。そして、ガイド70は、導入ローラ26から引
き出されるフィルム20の進行方向(Z方向)とその上
湾曲部(入口側)の直線部70aとがほぼ平行になるよ
うに配置されている。また、ガイド70の下湾曲部(出
口側)の直線部70bとメインローラ28へフィルム2
0が送られる接線方向(Z方向の反対方向)とがほぼ平
行になるように配置されている。
【0028】このようなガイド70の配置により、導入
ローラ26から送られたフィルム20にU字型の「タル
ミ」100を形成する。この状態を図3に示す。まず、
図3aに示すように、フィルム20は、Z方向にガイド
70まで引き出される。さらに、Z方向に引き出される
と、図3bに示すように、U字型に湾曲したガイド70
にしたがってZ方向の反対方向へと進行方向を変えてメ
インローラ28に送られることになる。このようにし
て、フィルム20は、U字型の「タルミ」100を形成
する。図3cに、こうして形成されたU字型の「タル
ミ」100を示す。
【0029】上述のように、導入ローラ26とメインロ
ーラ28との間において、フィルム20を導入ローラ2
6からZ方向に送り出し、ガイド70の湾曲に沿って、
メインローラ28へZ方向と逆方向に送って、U字型の
「タルミ」100を形成する。これにより、図10の従
来例に存在していた湾曲W1がなくなり、湾曲W1により
生じていた振動V2を排除している。従って、図1に示
すように、フィルム20の振動は振動V1のみになる。
この振動V1は、上述のように「タルミ」100の変位
により吸収される。このため、導入ローラ26の送り振
動は、U字型の「タルミ」100により吸収され、メイ
ンローラ28上のフィルム20の振動は軽減されること
になる。
【0030】また、図1に示すように、ガイド70の入
口側を導入ローラ26の近傍に、ガイド70の出口側を
メインローラ28の近傍に配置している。それととも
に、U字型の「タルミ」100の湾曲部と導入ローラ2
6およびメインローラ28とを近接させて配置してい
る。これは、以下のような理由による。
【0031】図4に、好ましくないガイド70の配置を
示す。この図のように、ガイドの入口70cと導入ロー
ラ26との距離、出口70dとメインローラ28との距
離があまり長いと、「タルミ」の直線部分100a,1
00bの距離が長くなる。従って、その直線部分におい
て、フィルム20自身の重量で垂れが生ずることによ
り、湾曲部P1,P2を生じる場合がある。この場合、こ
の湾曲部P1,P2の形状によっては、上述した従来の湾
曲W1のように振動に影響を与えることがある。従っ
て、この実施例では、「タルミ」100の直線部分を短
くしている。
【0032】また、ガイド70は、フィルム20の自然
状態における反り方向(カール方向)とは逆の方向のU
字型の「タルミ」を形成するような位置に設けている。
これは、図5に示すように、フィルム20のカール方向
と同じ向きにU字型を形成するようにガイド80を設け
ると、ガイド80に案内されたフィルム20がカール方
向に巻き込んでしまうからである。
【0033】なお、フィルム20のカール方向と同じ向
きにU字型タルミを形成する場合には、内側にもガイド
を形成するようにすればよい。
【0034】また、この実施例では、図1に示すよう
に、メインローラ28と排出ローラ36との間にもガイ
ド72を設けている。このガイド72により、記録済み
のフィルム20にもU字型の「タルミ」102を形成す
る。このU字型の「タルミ」102は、前述のガイド7
0によるU字型の「タルミ」100と同様の効果を持
つ。すなわち、この「タルミ」102により、記録済み
のフィルム20を排出する際に発生する排出ローラ36
の駆動モータ44(図2)の送り振動が吸収されて、メ
インローラ28上のフィルム20の振動を軽減すること
ができる。以下、ガイド72により「タルミ」102が
形成される状態を示す。まず、このガイド72の配置に
ついて説明する。
【0035】ガイド72は、メインローラ28と排出ロ
ーラ36との間に設けられており、湾曲した形状になっ
ている。そして、ガイド72は、メインローラ28から
記録済みのフィルム20が送られるY方向とガイド72
の左湾曲部(入口側)の直線部72aとがほぼ平行にな
るように配置されている。また、ガイド72の右湾曲部
(出口側)の直線部72bと排出ローラ36へ記録済み
のフィルム20が送られる方向(Y方向の反対方向)と
がほぼ平行になるように配置されている。なお、この実
施例では、ガイド72を内側と外側に設けている。
【0036】このようなガイド72の配置により、メイ
ンローラ28から送られた記録済みのフィルム20にU
字型の「タルミ」102を形成する。この状態を図6に
示す。まず、図6aに示すように、記録済みのフィルム
20は、Y方向にガイド72まで送り出される。さら
に、Y方向に送り出されると、図6bに示すように、U
字型に湾曲したガイド72に沿ってZ方向,Y方向の反
対方向へと進行方向を変えて排出ローラ36に送られる
ことになる。このようにして、記録済みのフィルム20
は、メインローラ28からの送り出し方向(図中で下方
向)から、ガイド72の湾曲に沿って、逆方向(図中で
上方向)へと進行方向を変えることにより、U字型の
「タルミ」102を形成する。図6cに、こうして形成
されたU字型の「タルミ」102を示す。従って、メイ
ンローラ28と排出ローラ36の間においても、フィル
ム20は、U字型の「タルミ」102を形成する。
【0037】このように、イメージセッター18は、ガ
イド70およびガイド72を設けることにより、簡易に
メインローラ28の前後にU字型の「タルミ」100,
102を形成する。このため、イメージセッター18
は、このU字型の「タルミ」100,102により、フ
ィルム20への不必要な外力の印加による「すべり」を
防止し、また、導入ローラ26および排出ローラ36か
らの振動を吸収し、メインローラ28上のフィルム20
の振動を軽減して、良好な露光記録を図ることができ
る。
【0038】なお、この実施例では、図1において、ロ
ールフィルム24から水平方向にフィルム20を引き出
して、フィルム20のカール方向とは逆の方向のU字型
の「タルミ」100を形成させているが、図7に示すよ
うに、ロールフィルム24,ガイド90を配置し、ロー
ルフィルム24から下方向にフィルム20を引き出し
て、同様にU字型の「タルミ」104を形成させてもよ
い。
【0039】
【発明の効果】請求項1の平面走査画像記録装置は、ガ
イドを導入ローラとメインローラとの間に配置し、導入
ローラからの感材(フィルム)の送り出し方向に対しそ
の逆方向に感材の進行方向を変えて感材にU字型のタル
ミを形成し、メインローラへ案内するように設けてい
る。従って、導入ローラからの振動を、U字型のタルミ
によって吸収することができる。これにより、導入ロー
ラからの振動がメインローラ上の感材に伝達されるのを
防止して、感材の振動を軽減することができる。
【0040】また、請求項2の平面走査画像記録装置
は、ガイドの入口側を導入ローラの近傍に位置させると
ともに、出口側をメインローラの近傍に位置させ、U字
型のタルミの湾曲部と導入ローラおよびメインローラと
を近接させている。従って、感材に形成されるU字型の
タルミの直線部分の長さを短くできる。これにより、タ
ルミの直線部分に他の湾曲部を含まないようにしている
ので、感材の振動をさらに軽減することができる。
【0041】さらに、請求項3の平面走査画像記録装置
は、ガイドが、感材の自然状態における反り方向とは逆
の方向の前記U字型のタルミを形成させる形状にしてい
る。従って、感材が自然状態における反り方向で巻き込
んでしまうことなくタルミを形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による平面走査画像記録装
置であるイメージセッターの概略側面図を示す。
【図2】この発明の一実施例によるイメージセッターの
概略斜視図を示す。
【図3】U字型のタルミ100を形成する状態を示す図
である。
【図4】好ましくないガイドの配置を示す図である。
【図5】タルミが形成されない例を示す図である。
【図6】U字型のタルミ102を形成する状態を示す図
である。
【図7】他の実施例によるU字型のタルミ104の形状
を示す図である。
【図8】従来の平面走査画像記録装置を示す図である。
【図9】トラベルローラによりタルミを形成する状態を
示す図である。
【図10】導入ローラのモータの送り振動の状態を示す
図である。
【符号の説明】
20・・・フィルム(感材) 26・・・導入ローラ 28・・・メインローラ 32・・・ニップローラ 36・・・排出ローラ 60・・・光学系 70・・・ガイド 72・・・ガイド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロール状に巻回された感材を送り出す導入
    ローラと、 この導入ローラから送り出された感材をニップローラと
    の間に挾持して副走査方向へ搬送するメインローラと、 副走査方向とほぼ直交する主走査方向に光ビームを走査
    して、前記メインローラにより一定速度で搬送されてい
    る感材に複製画像を記録する光学系と、 を備えた平面走査画像記録装置において、 前記導入ローラとメインローラとの間に配置され、導入
    ローラからの感材の送り出し方向に対しその逆方向に感
    材の進行方向を変えて感材にU字型のタルミを形成し、
    感材をメインローラへ案内するガイドを設けたこと、 を特徴とする平面走査画像記録装置、
  2. 【請求項2】請求項1の平面走査画像記録装置におい
    て、 前記ガイドの入口側を導入ローラの近傍に位置させると
    ともに、出口側をメインローラの近傍に位置させ、U字
    型のタルミの湾曲部と導入ローラおよびメインローラと
    を近接させたこと、 を特徴とする平面走査画像記録装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2の平面走査画像記録装置
    において、 前記ガイドは、前記感材の自然状態における反り方向と
    は逆の方向の前記U字型のタルミを形成させる形状であ
    ること、 を特徴とする平面走査画像記録装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6737832B2 (en) 2000-10-31 2004-05-18 Nec Corporation Power supply apparatus

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