JPH0637960U - 施錠機構 - Google Patents
施錠機構Info
- Publication number
- JPH0637960U JPH0637960U JP7378292U JP7378292U JPH0637960U JP H0637960 U JPH0637960 U JP H0637960U JP 7378292 U JP7378292 U JP 7378292U JP 7378292 U JP7378292 U JP 7378292U JP H0637960 U JPH0637960 U JP H0637960U
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- Japan
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- key
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 鍵を使って内部ユニットを開閉する装置にお
いて、鍵の抜き忘れによる鍵の損傷、とじ込みを防止す
る。 【構成】 CCAD5に装着される下部ユニット11に
は錠16が設けられており、この錠16の上部にキ−カ
バ−31を回動自在に設ける。このキ−カバ−31に対
向する装置1側にストッパ33を設ける。鍵18が差し
込まれた状態では、キ−カバ−31は開いたままとな
り、この状態でCCAD5を装置1に装着しようとする
と、キ−カバ−31がストッパ33に突き当たり、装着
できない。
いて、鍵の抜き忘れによる鍵の損傷、とじ込みを防止す
る。 【構成】 CCAD5に装着される下部ユニット11に
は錠16が設けられており、この錠16の上部にキ−カ
バ−31を回動自在に設ける。このキ−カバ−31に対
向する装置1側にストッパ33を設ける。鍵18が差し
込まれた状態では、キ−カバ−31は開いたままとな
り、この状態でCCAD5を装置1に装着しようとする
と、キ−カバ−31がストッパ33に突き当たり、装着
できない。
Description
【0001】
本考案は、現金自動取引装置などに備えられる引き出し可能な内部ユニットに 設けられた施錠機構に関する。
【0002】
従来、例えば金融機関に設置される現金自動取引装置には、複数の内部ユニッ トが備えられており、これらの内部ユニットを装置本体に対して引き出し可能と することにより保守性の向上が図られている。またこれらの内部ユニット自体も 複数のユニットから構成されているものがある。 図7は、一般的な現金自動取引装置を示す斜視図であり、後扉が開かれた状態 を示す。
【0003】 同図において、現金自動取引装置1には、顧客により挿入されるカ−ドの識別 、入金/支払い取引の内容の印字等を行うカ−ドリ−ダライタ2、顧客により挿 入される通帳の識別、入金/支払い取引内容の印字等の処理を行う通帳記帳機3 、装置1内の各部に電源を供給する電源部4、紙幣の入金や支払い等の処理を行 う紙幣入出金機(以下CCADという)5、それに後扉6に実装され、行員が装 填、補充、回収等の処理を行うため各取引に応じた項目およびデ−タを入力する 操作キ−および操作キ−からの入力デ−タおよび処理結果等を表示して行員操作 を誘導する表示部により構成される内部操作部7が備えられている。 このうちCCAD5は、スライドレ−ル8上に固定されており、図に示す ように外部に抜き出し可能になっている。CCAD5にはキャスタ9および把手 10が取り付けられており、抜き出し易いようになっている。CCAD5の下側 には下部ユニット11が引き出し可能に具備されている。
【0004】 図8はCCAD5を示す斜視図であり、下部ユニット11が引き出され状態を 示す。 同図において、下部ユニット11は、入出金ユニット12と下部フレ−ムユニ ット13とからなり、スライドレ−ル14により引き出される。入出金ユニット 12は、入金紙幣の集積、出金紙幣の分離、給送を行い、下部フレ−ムユニット 13は、入金紙幣を収納し、出金に供する紙幣収納部を有する。入出金ユニット 12は、図に示すように、下部フレ−ムユニット13に対して図示しない回転支 点で回転自在に取り付けられている。 下部フレ−ムユニット13には、ロックレバ−15および錠16が設けられて おり、このロックレバ−15が入出金ユニット12に設けられたロックポスト1 7に係合することにより、入出金ユニット12は下部フレ−ムユニット13にロ ックされる。ロックは、錠16に鍵18を挿入して回すことにより解除される。 図9は従来の入出金ユニットの施錠機構を示す説明図である。
【0005】 同図において、錠16にはカム19が取り付けられており、このカム19がロ ックレバ−15の係合部20に入り込んでいる。そして錠16に鍵18を差し込 んで回転させることにより、カム19が回転する。これによりロックレバ−15 が支点部21を中心に時計回り方向に回転し、ロックポスト17から外れる。こ のように鍵16を所有する者のみがロック解除可能とすることにより、セキュリ ティの向上を図っている。
【0006】
しかしながら上記従来の機構においては、鍵を抜き忘れて、下部フレ−ムユニ ットに差し込んだまま、CCADを取引装置内に装着すると、出っ張った鍵が他 のユニット等に激突して、鍵を折損したり、折れ曲がった鍵を装置内にとじ込ん でしまうおそれがあった。
【0007】 本考案は上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、鍵を抜き忘れた場 合にはCCADを装置本体に装着できないようにして、鍵の折損やとじ込みを防 止した優れた施錠機構を提供することである。
【0008】
上記課題を解決するために本考案が講じた第1の手段は、装置本体に対して引 き出し可能なユニットの、引き出し方向に沿った側部に鍵挿入部を有する施錠機 構において、前記側部で鍵挿入部の上部に開閉自在に取り付けられ、閉状態にお いて鍵挿入部を覆うキ−カバ−を設けたものである。 また第2の手段は、前記キ−カバ−に加えて、キ−カバ−の一端に係合し、キ −カバ−が閉状態のとき前記ユニット内に引っ込み、キ−カバ−が開状態のとき 前記ユニットから突出するストッパとを設けたものである。
【0009】
本考案の第1の手段によれば、鍵が鍵挿入部に差し込まれた状態では、キ−カ バ−が開状態になる。この状態でユニットを装置本体に装着しようとすると、キ −カバ−が装置本体に当接するので、ユニットを装着できない。このとき鍵は装 置本体に激突しないので折損することはない。 また第2の手段によれば、鍵が鍵挿入部に差し込まれた状態では、キ−カバ− が開状態になり、ストッパがユニットから突出する。ストッパがユニットから突 出すると、ユニットは装置本体に装着できない。したがって、鍵が装置に激突す ることはない。また鍵が鍵挿入部に差し込まれていない状態では、キ−カバ−が 閉状態になり、ストッパがユニット内に引っ込む。したがって装置本体に対して ユニットを装着可能になる。
【0010】
以下本考案に係る実施例を図面にしたがって説明する。なお各図面に共通する 要素には同一の符号を付す。 図1は本考案の第1実施例を示す斜視図、図2、図3は第1実施例の要部を示 す側面図である。 図1において、現金自動取引装置1に備えられたCCAD5の下部ユニット1 1には、錠16が設けられており、錠16には鍵18が差し込まれるようになっ ている。下部ユニット11は、入出金ユニット12と下部フレ−ムユニット13 とからなっており、鍵18により下部フレ−ムユニット13に対して入出金ユニ ット12が開けられるようになっている。
【0011】 錠16の上部には、キ−カバ−31が回転自在に取り付けられている。キ−カ バ−31は、図2に示すように、下部フレ−ムユニット13に設けられた蝶番3 2に上下方向に開閉するように取り付けられ、閉じたとき、すなわち、図3に示 す状態になったとき、錠16を覆うようになっている。 装置本体1の、キ−カバ−31とほぼ同じ高さの位置に、ゴム等からなるスト ッパ33が取り付けられている。すなわち、キ−カバ−31が、図2に示すよう に開いた状態で、CCAD5を装置本体1に装着しようとすると、このキ−カバ −31がストッパ33に突き当たるようになっている。 その他の構造は従来例と同様である。
【0012】 図2において、錠16に鍵18が差し込まれたままの状態では、キ−カバ−3 1は鍵18に当たって開いたままの状態になる。この状態でCCAD5を装置1 にセットしようとすると、キ−カバ−31がストッパ33と干渉して、CCAD 5は装置1にセットできない。 図3において、錠16に鍵18が差し込まれていない状態のときは、キ−カバ −31は錠16を覆う閉じた状態になり、CCAD5を装置1にセットしようと した場合、キ−カバ−31はストッパ33に干渉せず、装置1内にセットされる 。 つまり、鍵18が錠16に差し込まれた状態では、装置本体1にCCAD5 をセットすることは不可能で、鍵18が錠16から引き抜かれている時にのみC CAD5は装置1にセットされる。
【0013】 つぎに本考案に係る第2実施例を説明する。 図4は本考案の第2実施例を示す斜視図、図5、図6は第2実施例を示す断面 図である。図5は鍵が差し込まれた状態を示し、図6は鍵が差し込まれていない 状態を示す。 図4において、CCAD5の下部フレ−ムユニット13には、錠16の上方に 取り付け孔41が形成され、この孔41の側部にキ−カバ−42が回動自在に取 り付けられている。キ−カバ−42は、断面直角形状で、その直角部が取り付け 孔41に位置するように取り付けられている。 キ−カバ−42の外面部42aは、図6に示すようにキ−カバ−42が閉じた とき、錠16の部分を覆うように形成されている。またキ−カバ−42の内面部 42bの先端の係止部43には、ストッパ44が回動自在に取り付けられている 。ストッパ44は、キ−カバ−42が図5に示す支点42cを中心に回動すると 、上下方向に移動する。 図5において、下部フレ−ムユニット13の底面にはガイド孔45が形成さ れており、ストッパ44の下端部44aは、このガイド孔45に入り込んでいる 。したがってストッパ44は、ガイド孔45に動きを規制されて上下方向にのみ 移動する。
【0014】 つぎに第2実施例の動作を説明する。 下部ユニット11がCCAD5にセットされている状態のときは、図6に示す ように、ストッパ44は下部フレ−ムユニット13内に入り込んでおり、キ−カ バ−42の外面部42aは錠16を覆うった状態になっている。この状態でキ− カバ−42の外面部42aを開こうとしても、ストッパ44の下端部44aがC CAD5に突き当たって、キ−カバ−42の外面部42aは開かない。したがっ て、下部ユニット11がCCAD5にセットされている状態のときは、錠16に 鍵18を差し込むことができない。
【0015】 下部ユニット11をCCAD5から引き出された状態のときは、キ−カバ−4 2の外面部42aをひらこうとすると、ストッパ44の下端部44aの下には突 き当たるものがないので、ストッパ44は下方に移動し、キ−カバ−42は支点 42cを中心に図5に示す反時計回り方向に回動する。それゆえキ−カバ−42 の外面部42aは開状態になり、鍵18を錠16に差し込み可能になる。 鍵18を差した状態では、キ−カバ−42は図5に示すように、鍵18に当接 して開状態のままになっているので、ストッパ44は下部フレ−ムユニット13 から突き出たままになる。
【0016】 ストッパ44の下端44aが突き出た状態では、下部ユニット1をCCAD5 に装着しようとしても、ストッパ44の下端44aがCCAD5に突き当たって 装着できない。いいかえれば、鍵18を錠16から抜き取らなければ、下部ユニ ット11をCCAD5にセットできない。下部ユニット11をCCAD5にセッ トできなければ、CCAD5を装置本体にセットすることはできない。
【0017】 以上のように第2実施例では、鍵18を抜き取らなければ下部ユニット11を セットできないだけではなく、下部ユニット11を引き出した後でないと、鍵1 8を錠16に差し込めないようになっている。
【0018】
以上詳細に説明したように、本考案によれば、鍵を差し込んだ状態では、CC ADを現金自動取引装置内に装着することが不可能となり、抜き忘れによる鍵の 折損とか装置内部へのとじ込みがなくなり、装置の品質が向上するという効果が 期待できる。
【図1】本考案の第1実施例を示す斜視図である。
【図2】第1実施例の要部を示す側面図である。
【図3】第1実施例の要部を示す側面図である。
【図4】本考案の第2実施例を示す斜視図である。
【図5】第2実施例を示す断面図である。
【図6】第2実施例を示す断面図である。
【図7】現金自動取引装置を示す斜視図である。
【図8】CCADを示す斜視図である。
【図9】従来の施錠機構を示す説明図である。
1 現金自動取引装置 5 CCAD 11 下部ユニット 16 錠 18 鍵 31 キ−カバ− 33 ストッパ 42 キ−カバ− 44 ストッパ
Claims (2)
- 【請求項1】 装置本体に対して引き出し可能なユニッ
トの、引き出し方向に沿った側部に鍵挿入部を有する施
錠機構において、 前記側部で鍵挿入部の上部に開閉自在に取り付けられ、
閉状態において鍵挿入部を覆うキ−カバ−を設けたこと
を特徴とする施錠機構。 - 【請求項2】 装置本体に対して引き出し可能なユニッ
トの、引き出し方向に沿った側部に鍵挿入部を有する施
錠機構において、 前記側部で鍵挿入部の上部に開閉自在に取り付けられ、
閉状態において鍵挿入部を覆うキ−カバ−と、 キ−カバ−の一端に係合し、キ−カバ−が閉状態のとき
前記ユニット内に引っ込み、キ−カバ−が開状態のとき
前記ユニットから突出するストッパとを設けたことを特
徴とする施錠機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992073782U JP2577885Y2 (ja) | 1992-10-22 | 1992-10-22 | 施錠機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992073782U JP2577885Y2 (ja) | 1992-10-22 | 1992-10-22 | 施錠機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0637960U true JPH0637960U (ja) | 1994-05-20 |
JP2577885Y2 JP2577885Y2 (ja) | 1998-08-06 |
Family
ID=13528122
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992073782U Expired - Lifetime JP2577885Y2 (ja) | 1992-10-22 | 1992-10-22 | 施錠機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2577885Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6446896A (en) * | 1987-08-17 | 1989-02-21 | Fujitsu Ltd | Automatic machine with crime preventing function |
JPH04123721A (ja) * | 1990-09-14 | 1992-04-23 | Matsushita Electric Works Ltd | スイッチの保護カバー |
-
1992
- 1992-10-22 JP JP1992073782U patent/JP2577885Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6446896A (en) * | 1987-08-17 | 1989-02-21 | Fujitsu Ltd | Automatic machine with crime preventing function |
JPH04123721A (ja) * | 1990-09-14 | 1992-04-23 | Matsushita Electric Works Ltd | スイッチの保護カバー |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2577885Y2 (ja) | 1998-08-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980421 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
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