JP2577885Y2 - 施錠機構 - Google Patents

施錠機構

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JP2577885Y2
JP2577885Y2 JP1992073782U JP7378292U JP2577885Y2 JP 2577885 Y2 JP2577885 Y2 JP 2577885Y2 JP 1992073782 U JP1992073782 U JP 1992073782U JP 7378292 U JP7378292 U JP 7378292U JP 2577885 Y2 JP2577885 Y2 JP 2577885Y2
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JP
Japan
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key
unit
cover
key cover
ccad
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JP1992073782U
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JPH0637960U (ja
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幸広 根本
敏広 中野
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、現金自動取引装置など
に備えられる引き出し可能な内部ユニットに設けられた
施錠機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば金融機関に設置される現金
自動取引装置には、複数の内部ユニットが備えられてお
り、これらの内部ユニットを装置本体に対して引き出し
可能とすることにより保守性の向上が図られている。ま
たこれらの内部ユニット自体も複数のユニットから構成
されているものがある。図7は、一般的な現金自動取引
装置を示す斜視図であり、後扉が開かれた状態を示す。
【0003】同図において、現金自動取引装置1には、
顧客により挿入されるカ−ドの識別、入金/支払い取引
の内容の印字等を行うカ−ドリ−ダライタ2、顧客によ
り挿入される通帳の識別、入金/支払い取引内容の印字
等の処理を行う通帳記帳機3、装置1内の各部に電源を
供給する電源部4、紙幣の入金や支払い等の処理を行う
紙幣入出金機(以下CCADという)5、それに後扉6
に実装され、行員が装填、補充、回収等の処理を行うた
め各取引に応じた項目およびデ−タを入力する操作キ−
および操作キ−からの入力デ−タおよび処理結果等を表
示して行員操作を誘導する表示部により構成される内部
操作部7が備えられている。このうちCCAD5は、ス
ライドレ−ル8上に固定されており、図に示すように外
部に抜き出し可能になっている。CCAD5にはキャス
タ9および把手10が取り付けられており、抜き出し易
いようになっている。CCAD5の下側には下部ユニッ
ト11が引き出し可能に具備されている。
【0004】図8はCCAD5を示す斜視図であり、下
部ユニット11が引き出された状態を示す。同図におい
て、下部ユニット11は、入出金ユニット12と下部フ
レームユニット13とからなり、スライドレール14に
より引き出される。入出金ユニット12は、入金紙幣の
集積、出金紙幣の分離、給送を行い、下部フレームユニ
ット13は、入金紙幣を収納し、出金に供する紙幣収納
部を有する。入出金ユニット12は、図に示すように、
下部フレームユニット13に対して図示しない回転支点
で回転自在に取り付けられている。下部フレームユニッ
ト13には、ロックレバー15および錠16が設けられ
ており、このロックレバー15が入出金ユニット12に
設けられたロックポスト17に係合することにより、入
出金ユニット12は下部フレームユニット13にロック
される。ロックは、錠16に鍵18を挿入して回すこと
により解除される。図9は従来の入出金ユニットの施錠
機構を示す説明図である。
【0005】同図において、錠16にはカム19が取り
付けられており、このカム19がロックレバ−15の係
合部20に入り込んでいる。そして錠16に鍵18を差
し込んで回転させることにより、カム19が回転する。
これによりロックレバ−15が支点部21を中心に時計
回り方向に回転し、ロックポスト17から外れる。この
ように鍵16を所有する者のみがロック解除可能とする
ことにより、セキュリティの向上を図っている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の機構においては、鍵を抜き忘れて、下部フレ−ムユニ
ットに差し込んだまま、CCADを取引装置内に装着す
ると、出っ張った鍵が他のユニット等に激突して、鍵を
折損したり、折れ曲がった鍵を装置内にとじ込んでしま
うおそれがあった。
【0007】本考案は上記問題点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、鍵を抜き忘れた場合にはCCADを装
置本体に装着できないようにして、鍵の折損やとじ込み
を防止した優れた施錠機構を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本考案が講じた第1の手段は、装置本体に対して引き
出し可能なユニットの、引き出し方向に沿った側部に鍵
挿入部を有する施錠機構において、前記側部で鍵挿入部
の上部に開閉自在に取り付けられ、開状態で前記ユニッ
トの装置本体への挿入移動時に装置本体に干渉し、閉状
態で前記ユニットの装置本体への挿入移動時でも装置本
体に干渉しないキーカバーを設けたことを特徴とするも
のである。また第2の手段は、前記キーカバーに加え
て、キーカバーの一端に係合し、キーカバーが閉状態の
とき前記ユニット内に引っ込み、キーカバーが開状態の
とき前記ユニットから突出するストッパとを設けたもの
である。
【0009】
【作用】本考案の第1の手段によれば、鍵が鍵挿入部に
差し込まれた状態では、キ−カバ−が開状態になる。こ
の状態でユニットを装置本体に装着しようとすると、キ
−カバ−が装置本体に当接するので、ユニットを装着で
きない。このとき鍵は装置本体に激突しないので折損す
ることはない。また第2の手段によれば、鍵が鍵挿入部
に差し込まれた状態では、キ−カバ−が開状態になり、
ストッパがユニットから突出する。ストッパがユニット
から突出すると、ユニットは装置本体に装着できない。
したがって、鍵が装置に激突することはない。また鍵が
鍵挿入部に差し込まれていない状態では、キ−カバ−が
閉状態になり、ストッパがユニット内に引っ込む。した
がって装置本体に対してユニットを装着可能になる。
【0010】
【実施例】以下本考案に係る実施例を図面にしたがって
説明する。なお各図面に共通する要素には同一の符号を
付す。図1は本考案の第1実施例を示す斜視図、図2、
図3は第1実施例の要部を示す側面図である。図1にお
いて、現金自動取引装置1に備えられたCCAD5の下
部ユニット11には、錠16が設けられており、錠16
には鍵18が差し込まれるようになっている。下部ユニ
ット11は、入出金ユニット12と下部フレ−ムユニッ
ト13とからなっており、鍵18により下部フレ−ムユ
ニット13に対して入出金ユニット12が開けられるよ
うになっている。
【0011】錠16の上部には、キ−カバ−31が回転
自在に取り付けられている。キ−カバ−31は、図2に
示すように、下部フレ−ムユニット13に設けられた蝶
番32に上下方向に開閉するように取り付けられ、閉じ
たとき、すなわち、図3に示す状態になったとき、錠1
6を覆うようになっている。装置本体1の、キ−カバ−
31とほぼ同じ高さの位置に、ゴム等からなるストッパ
33が取り付けられている。すなわち、キ−カバ−31
が、図2に示すように開いた状態で、CCAD5を装置
本体1に装着しようとすると、このキ−カバ−31がス
トッパ33に突き当たるようになっている。その他の構
造は従来例と同様である。
【0012】図2において、錠16に鍵18が差し込ま
れたままの状態では、キ−カバ−31は鍵18に当たっ
て開いたままの状態になる。この状態でCCAD5を装
置1にセットしようとすると、キ−カバ−31がストッ
パ33と干渉して、CCAD5は装置1にセットできな
い。図3において、錠16に鍵18が差し込まれていな
い状態のときは、キ−カバ−31は錠16を覆う閉じた
状態になり、CCAD5を装置1にセットしようとした
場合、キ−カバ−31はストッパ33に干渉せず、装置
1内にセットされる。 つまり、鍵18が錠16に差し
込まれた状態では、装置本体1にCCAD5をセットす
ることは不可能で、鍵18が錠16から引き抜かれてい
る時にのみCCAD5は装置1にセットされる。
【0013】つぎに本考案に係る第2実施例を説明す
る。図4は本考案の第2実施例を示す斜視図、図5、図
6は第2実施例を示す断面図である。図5は鍵が差し込
まれた状態を示し、図6は鍵が差し込まれていない状態
を示す。図4において、CCAD5の下部フレ−ムユニ
ット13には、錠16の上方に取り付け孔41が形成さ
れ、この孔41の側部にキ−カバ−42が回動自在に取
り付けられている。キ−カバ−42は、断面直角形状
で、その直角部が取り付け孔41に位置するように取り
付けられている。キ−カバ−42の外面部42aは、図
6に示すようにキ−カバ−42が閉じたとき、錠16の
部分を覆うように形成されている。またキ−カバ−42
の内面部42bの先端の係止部43には、ストッパ44
が回動自在に取り付けられている。ストッパ44は、キ
−カバ−42が図5に示す支点42cを中心に回動する
と、上下方向に移動する。図5において、下部フレ−ム
ユニット13の底面にはガイド孔45が形成されてお
り、ストッパ44の下端部44aは、このガイド孔45
に入り込んでいる。したがってストッパ44は、ガイド
孔45に動きを規制されて上下方向にのみ移動する。
【0014】つぎに第2実施例の動作を説明する。下部
ユニット11がCCAD5にセットされている状態のと
きは、図6に示すように、ストッパ44は下部フレ−ム
ユニット13内に入り込んでおり、キ−カバ−42の外
面部42aは錠16を覆うった状態になっている。この
状態でキ−カバ−42の外面部42aを開こうとして
も、ストッパ44の下端部44aがCCAD5に突き当
たって、キ−カバ−42の外面部42aは開かない。し
たがって、下部ユニット11がCCAD5にセットされ
ている状態のときは、錠16に鍵18を差し込むことが
できない。
【0015】下部ユニット11をCCAD5から引き出
された状態のときは、キ−カバ−42の外面部42aを
ひらこうとすると、ストッパ44の下端部44aの下に
は突き当たるものがないので、ストッパ44は下方に移
動し、キ−カバ−42は支点42cを中心に図5に示す
反時計回り方向に回動する。それゆえキ−カバ−42の
外面部42aは開状態になり、鍵18を錠16に差し込
み可能になる。鍵18を差した状態では、キ−カバ−4
2は図5に示すように、鍵18に当接して開状態のまま
になっているので、ストッパ44は下部フレ−ムユニッ
ト13から突き出たままになる。
【0016】ストッパ44の下端44aが突き出た状態
では、下部ユニット1をCCAD5に装着しようとして
も、ストッパ44の下端44aがCCAD5に突き当た
って装着できない。いいかえれば、鍵18を錠16から
抜き取らなければ、下部ユニット11をCCAD5にセ
ットできない。下部ユニット11をCCAD5にセット
できなければ、CCAD5を装置本体にセットすること
はできない。
【0017】以上のように第2実施例では、鍵18を抜
き取らなければ下部ユニット11をセットできないだけ
ではなく、下部ユニット11を引き出した後でないと、
鍵18を錠16に差し込めないようになっている。
【0018】
【考案の効果】以上詳細に説明したように、本考案によ
れば、鍵を差し込んだ状態では、CCADを現金自動取
引装置内に装着することが不可能となり、抜き忘れによ
る鍵の折損とか装置内部へのとじ込みがなくなり、装置
の品質が向上するという効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す斜視図である。
【図2】第1実施例の要部を示す側面図である。
【図3】第1実施例の要部を示す側面図である。
【図4】本考案の第2実施例を示す斜視図である。
【図5】第2実施例を示す断面図である。
【図6】第2実施例を示す断面図である。
【図7】現金自動取引装置を示す斜視図である。
【図8】CCADを示す斜視図である。
【図9】従来の施錠機構を示す説明図である。
【符号の説明】
1 現金自動取引装置 5 CCAD 11 下部ユニット 16 錠 18 鍵 31 キ−カバ− 33 ストッパ 42 キ−カバ− 44 ストッパ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G07D 9/00 401 E05G 1/00

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体に対して引き出し可能なユニッ
    トの、引き出し方向に沿った側部に鍵挿入部を有する施
    錠機構において、 前記側部で鍵挿入部の上部に開閉自在に取り付けられ、
    開状態で前記ユニットの装置本体への挿入移動時に装置
    本体に干渉し、閉状態で鍵挿入部を覆うとともに前記ユ
    ニットの装置本体への挿入移動時でも装置本体に干渉し
    ないキーカバーを設けたことを特徴とする施錠機構。
  2. 【請求項2】 装置本体に対して引き出し可能なユニッ
    トの、引き出し方向に沿った側部に鍵挿入部を有する施
    錠機構において、 前記側部で鍵挿入部の上部に開閉自在に取り付けられ、
    閉状態において鍵挿入部を覆うキ−カバ−と、 キ−カバ−の一端に係合し、キ−カバ−が閉状態のとき
    前記ユニット内に引っ込み、キ−カバ−が開状態のとき
    前記ユニットから突出するストッパとを設けたことを特
    徴とする施錠機構。
JP1992073782U 1992-10-22 1992-10-22 施錠機構 Expired - Lifetime JP2577885Y2 (ja)

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JP1992073782U JP2577885Y2 (ja) 1992-10-22 1992-10-22 施錠機構

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JPH0637960U JPH0637960U (ja) 1994-05-20
JP2577885Y2 true JP2577885Y2 (ja) 1998-08-06

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2525421B2 (ja) * 1987-08-17 1996-08-21 富士通株式会社 防犯機能付自動機
JPH04123721A (ja) * 1990-09-14 1992-04-23 Matsushita Electric Works Ltd スイッチの保護カバー

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JPH0637960U (ja) 1994-05-20

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