JPH0637959B2 - スチームトラップの稼働監視方法 - Google Patents

スチームトラップの稼働監視方法

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JPH0637959B2
JPH0637959B2 JP59219282A JP21928284A JPH0637959B2 JP H0637959 B2 JPH0637959 B2 JP H0637959B2 JP 59219282 A JP59219282 A JP 59219282A JP 21928284 A JP21928284 A JP 21928284A JP H0637959 B2 JPH0637959 B2 JP H0637959B2
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JP
Japan
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steam trap
condensate
temperature
steam
operation monitoring
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JP59219282A
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JPS6196294A (ja
Inventor
正博 中本
正和 丸岡
Original Assignee
株式会社ミヤワキ
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 蒸気動力施設や蒸気を熱源とする設備機器においては、
蒸気の凝縮により、配管又は機器の内部に生成する復水
の適切な排除を行うことが熱管理上の要諦であって、こ
こにいわゆるスチームトラップの活用が不可欠なとこ
ろ、スチームトラップの不調ないし故障によって折角の
熱管理の努力が鳥有に帰するが、スチームトラップの作
動が適切であるか否かの判定は、その設置数量が膨大な
こともあって至難である。
(従来の技術) 特開昭54−157333号公報にて、スチームトラッ
プの入口側に一対の電極を配置して、復水による電極浸
漬による電気的導通の推移を監視することが開示されて
いる。
しかるにこの場合に導通の継続つまり復水の停滞が検出
されたときといえども、通気初期にあっては必ずしもス
チームトラップの故障に当たらないし、またとくに高温
復水の停滞のときも同様であるが、その判定を適当に行
うことができない。
(発明が解決しようとする問題点) 上掲の従来技術に残された問題点につき、水温を加味し
た復水の停滞の状況を的確に捕らえることで、より適切
なスチームトラップの稼働監視を行うことを可能にする
ことが、この発明の目的である。
(問題を解決するための手段) 上記の目的は、スチームトラップの復水溜りに配設した
電極対の復水中浸漬による導通の有無を、サーモセンサ
による復水の温度信号にあわせて電気的に検出し、導通
の検出下における温度信号の所定時間をこえる不変状態
の継続と、高温時に導通が検出されない状態の継続の際
に警報を行うことを特徴とする、スチームトラップの稼
働監視方法によって、有利に成就される。
この発明の適用に、スチームトラップの型式、構造の如
何を問うところでなく、たとえば第1図(a)のベルフロ
ートタイプ、同図(b)のボールフロートタイプ、また同
図(c)のバイメタル方式さらには同図(d)のサーモダイナ
ミックタイプなどの何れであってもよく、以下便宜上第
1図(a)の場合について説明を進め、同図(b)から(d)
は、その類推に必要な限度の開示に止めた。何れの型式
にものも、それらの構造、機能については周知だからで
ある。
また第2図にはこの発明の実施に適合するサーモレベル
センサを一例として熱電対をサーモセンサとする例につ
いて示した。
図中1は熱電対、2はその金属製保護管、3、4は補償
導線を示し、5は充填絶縁粉末である。
熱電対1は絶縁スリーブ6、封止環7および金属製ブッ
シング8を用いガスケット9を介して金属ブッシング8
の、スチームトラップケーシング周壁10に対するねじ
込みによって該周壁10を貫通して取り付ける。
金属製保護管2および金属製ブッシング8には接続端子
11、12を取り付けてリード線13に接続する。図示
例で接続端子12は接続端子12を導体環14に設けて
絶縁ナット15により金属ブッシング8に挟着固定する
場合を示した。
補償導線4によりスチームトラップケーシング内の復水
溜り内における、温度の検出信号をサーモメータ18
に、同じくリード線13により復水溜り内における復水
の存否の検出信号はレベルメータ16にて現示すること
ができるのは明きらかである、図中17は警報器であ
る。
(作用) スチームトラップの作動は通気の初期に低温復水が多量
に発生する。
従ってサーモメータ18は低温を指示し、レベルメータ
16は導通を表示しつつ、サーモメータの指示が時間経
過に応じて温度上昇を示す推移により、始動の適正なあ
りさまが確認される。
これに反して温度上昇が、低温排水に必要な時間を経過
してもなお生じないときはスチームトラップの始動の不
調又は故障を意味するので警報器17の動作によって、
保守点検を必要とする事態が報知される。
順調な温度上昇を生じたときは、所定温度の指示の下に
レベル計16がやがて不導通となってその後に再び導通
に転ずる指示が、適正な時間の間隔で繰り返されること
で、スチームトラップの適正作動が確認され得る。
これに反してサーモメータ18の高温指示のまま、レベ
ル計16の指示が不導通のとき、スチームトラップ内に
由来した蒸気の吹放しとなっているありさまに対応する
ので、この状態もまた警報器17の作動によって報知
し、適切な点検保守作動が遅滞なく行える。
以上のようにして、スチームトラップの稼働状態をいな
がらにして容易にしかも適切簡便に監視することができ
る。
なお終業による通気止めに引き続いて、スチームトラッ
プの型式が復水の水位にのみ応答する例えば第1図(b)
の場合を除いてサーモセンサによる高温状態からの温度
低下の検出の後に、不導通となるレベルセンサの指示が
確認され、それによって残水の排除が順調に行われたこ
とも知り得るがその場合にもしも導通が継続されるとき
には、異常閉塞作動に起因することもあるので、とくに
冬期凍害のおそれがあるときは残水排除機能をもたぬ水
位応動式のスチームトラップの場合とともに余水排除の
措置を講じるを可とする。
(発明の効果) 工場施設内各所に散在して多数にわたって配置されるス
チームトラップの動作状態は、従来巡回点検によるほか
なかったが、熟練者といえども判定が困難で、しかも時
間と根気を必要とする過酷な作業であり、とくに設備類
の裏に隠れて配置されたり高所に位置するなど、物理的
に点検が妨げられて保守が思うにまかせぬ、きらいがあ
ったのに対して、この発明によれば集中管理方式にもた
やすく馴染むので、適時に適切な措置を即応的に講じ、
多数にわたるスチームトラップの配設にも拘らず、最小
の保守費用の下に、有効なスチームトラップ作動を有
利、的確に実現することができるほか、個々のスチーム
トラップの動作状況からその配管系における適合の是非
つまり排水能力の過不足なども容易に判定できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は各種型式のスチームトラップに対するこの発明
の適用の要領を示す図、第2図はスチームトラップ稼働
監視に用いるセンサの詳細図である。 1……熱電対、16……レベルメータ 17……警報器、18……サーモメータ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−157333(JP,A) 実開 昭51−150532(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スチームトラップの復水溜りに配設した電
    極対の復水中浸漬による導通の有無を、サーモセンサに
    よる復水の温度信号にあわせて電気的に検出し、導通の
    検出下における温度信号の所定時間をこえる不変状態の
    継続と、高温時に導通が検出されない状態の継続の際に
    警報を行うことを特徴とする、スチームトラップの稼働
    監視方法。
JP59219282A 1984-10-17 1984-10-17 スチームトラップの稼働監視方法 Expired - Lifetime JPH0637959B2 (ja)

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