JP6375194B2 - トラップ - Google Patents

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本願は、配管系に発生する凝縮水や復水などのドレンを自動的に排出するトラップに関し、例えばスチームトラップに関する。
蒸気輸送管や蒸気使用機器等の蒸気配管系に発生する復水を自動的に排出し、蒸気は漏らさないようにした自動弁としてスチームトラップが知られている。例えばフロート式スチームトラップは、入口が上部に開口した弁室と、この弁室から隔てられ出口が上部に開口した出口通路とをケーシングに形成し、弁室側端に弁口が開口し出口通路側端に分岐孔が開口した弁座部材を出口通路の下部に設けて弁室と出口通路を連通し、弁口を開閉する弁部材を弁室内に配置し、出口側端の排出孔を出口に向けて開口させた耐浸食性を有する管部材を出口通路内に配置して、管部材の内側を通して分岐孔と出口側を連通するものである(例えば特許文献1参照。)。
従来、スチームトラップの内部温度測定は、本体の入口側上面を平面に削り出した部分である測定箇所に押し当て式表面温度計の検出部を面接触させることにより行っていた。
しかしながら、上記測定箇所は外気に曝される環境にあるため、雨、風、季節(特に夏と冬)などによる外気温の変化により、スチームトラップの表面温度の測定誤差が生じることがあった。また、化学薬品やゴミなどの異物の付着により、スチームトラップの測定箇所の表面が汚れた場合には、表面の汚れを拭き取ってから温度測定を行う必要があり、測定作業が煩雑となる問題があった。さらに、測定作業者の違いにより押し当て式表面温度計の面接触の精度に差が生じるおそれがあるため、表面温度の測定結果にバラツキが生じることがあった。さらに、押し当て式表面温度計による測定では、測定箇所を予め平面に加工しておくことが必要であり、コスト高となる問題もあった。
特開2002−276893号公報
本願は、このような事情に鑑みなされたもので、トラップの内部温度を正確かつ簡便に測定することができるトラップの提供をその目的とする。
上記の課題を解決するために、以下に開示するトラップは、本体にシール部材を介して蓋部材が固定されて内部に弁室を形成するケーシングを備えたトラップであって、前記トラップは、トラップ温度を検出するための熱電対を備えており、前記熱電対は、前記本体と前記蓋部材との間に設けられている。
以上説明したように、本願明細書に開示するトラップによれば、トラップ本体と蓋部材との間に、トラップの内部温度を測定するための熱電対を設けたことにより、従来の押し当て式表面温度計による温度測定が不要となり、トラップ温度を正確かつ簡便に計測することができる。しかも、上記に加えて、シール部材(例えば、ガスケット)よりも外側に熱電対を設ける構成を採用することにより、シール性能の低下を回避することもできる。
フリーフロート式スチームトラップの構成を示す断面図である。 図1に示すX部を拡大して示す断面図である。
以下、本願の実施形態について、図1及び図2を参照して説明する。なお、以下の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本願発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。また、各図中の構成部材の寸法は、実際の構成部材の寸法及び各構成部材の寸法比率等を忠実に表したものではない。本実施形態はフリーフロート式スチームトラップに適用したものである。本体1に蓋部材2をボルト3で締結してケーシングCを形成する。本体1と蓋部材2との間に、シール部材としてのガスケット21を設ける。ケーシングCの内部は仕切壁4で、入口5に連通する弁室6と出口7に連通する出口通路8とに区画される。入口5と出口7は同一軸上に形成する。入口5は、スクリーン9を介して弁室6の上部に連通する。弁室6は、フロートカバー11によって上部と下部とに区画され、その上部と下部とはフロートカバー11に形成された通孔10によって連通する。
本体1の側壁開口から仕切壁4を貫通して先端が弁室6に突出する略円柱状の弁座12を仕切壁4にねじ結合して取り付ける。弁座12は軸方向の中心に貫通した弁口13を有する。弁室6内に弁部材としての中空球形のフロート14を自由状態で配置する。フロート14は弁室6の液位に従って浮上降下し、その外表面で弁口13を開閉する。本体1の底壁にフロート座15を形成する。フロート14はフロート座15に接した位置で弁口13を完全に閉じる。
本実施形態においては、図2に示すように、本体1の上面1aと蓋部材2の下面2aとの隙間の一部であって、前記ガスケット21よりも外周側に、トラップの内部温度を検出するための熱電対26を設けている。本体1において蓋部材2の下面2aと対峙する部分に、上面1a及び凸部1bが設けられる。凸部1bは、蓋部材2の下面2aに密接され二次的なシール部を構成する。熱電対26は、本体1の上面1a及び凸部1bに接触するように設けられる。なお、本体1と蓋部材2との間に隙間が存在しないトラップの場合は、本体1の上面又は/及び蓋部材2の下面の一部を切削して作製された隙間に熱電対26を設けることができる。
前記熱電対26は、2種類の異なる素線(金属線)26a,26bで閉回路を作り、両端の2つの接点を異なる温度に保つと温度差に対応した電流が流れ、また一端を切り開くと温度差に対応した熱起電力が生じる現象(ゼーベック効果)を利用した温度センサである。
前記熱電対26は、例えば、構成材料(+脚)がクロメル(ニッケル及びクロムを主とした合金)、構成材料(−脚)がアルメル(ニッケルを主とした合金)からなる、K型(クロメル−アルメル型)熱電対を用いることができる。
前記熱電対26は、スチームトラップのシール性などの観点から、薄型のものが好ましく、具体的には、本体部の厚さが1mm以下のものが好ましく、厚さ0.1mm以下のものが特に好ましく、厚さ0.01mm以下のものが最も好ましい。なお、前記熱電対26の厚さは、本体1の上面1aと蓋部材2の下面2aとの隙間の大きさに応じて、適宜調整される。
また、前記熱電対26の大きさ(直径方向、周方向)は、スチームトラップのシール性などの観点から小型のものが好ましく、本体1の上面1aもしくは蓋部材2の下面2aに接して表面温度を測定することができる大きさがあれば充分である。
前記熱電対26のトラップへの取り付け方法としては、例えば、本体1の上面1aと蓋部材2の下面2aとの隙間の一部に、熱電対26を溶接する方法や、熱電対26をシリコン系粘着剤などにより貼り付ける方法があげられる。
前記熱電対の素線26a,26bは、ペンレコーダーや、データロガーなどのデータ記録システム(レコーダー)のリード線(導線)の端子(図示せず)に接続し、常時、温度変化を監視するシステムを構築すると、スチームトラップの内部温度が変化した場合、これをいち早く感知することができ、即座に対応することができるようになるため好ましい。
また、前記熱電対26は、保護管に保護されたものであっても、露出したものであっても差し支えない。前記保護管には金属(例えば、銅、ステンレス、カンタル、インコネル、チタン、ハステロイ)、非金属(例えば、硬質ガラス、高純度アルミナ、石英、ジルコニア、窒化ケイ素、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE))などが用いられる。
前記ガスケット21としては、フープ(金属薄板)とフィラー(非金属材料)とを交互に重ね合わせ渦巻き状に巻きつけ、さらにその内周面及び外周面に内輪及び外輪を取り付けた渦巻き形ガスケット(内外輪付き渦巻き形ガスケット)を用いることができるが、シール性を備えたものであれば、これに限定されるものではない。
以下、前記フリーフロート式スチームトラップの作動について説明する。蒸気と復水及び空気が入口5から弁室6に流入し、蒸気と空気が上部に復水が下部に分離して溜まる。弁室6内の温度が高い場合、熱電対26により高温が検知される。弁室6内の温度が低くなると、熱電対26により低温が検知される。これは、弁室6の上部及び入口5に空気(エア)が溜まり、入口5側配管からの蒸気及びドレンの流入が阻止されるからである(エアバインディング)。このような場合、熱電対26の低温検出によるアラームを認識した作業者が、ボルト18を回して排気弁口16を開き、弁室6内の空気を、排気通路17を通して排出させる。
空気が排出されると入口5から蒸気及びドレンが流入して弁室6内の液位が上昇する。弁室6内の液位が上昇するとフロート14が浮上して弁口13を開き、弁室6内の下部に溜まった復水を弁口13から出口通路8を介して出口7へ排出する。復水の排出によって弁室6内の液位が低下すると、フロート14は降下して外表面で弁口13を直接閉じる。なお、図1は、フロート14が降下して弁口13を閉じた閉弁状態を示している。
以上説明したように、熱電対26は本体1の上面1aに接しているため、測定箇所が外気に曝されることはない。また、熱電対26の上部は蓋部材2に覆われているため、熱電対自体が外気温の変化による影響を受け難い。さらに、熱電対26は、弁室6の近傍に位置するガスケット21の外周側に設けられているため、弁室6上部の温度変化を精度よく捉えることができる。このため、トラップの内部温度を正確かつ簡便に測定することができる。
上記においては、入口5側に形成された、本体1と蓋部材2との隙間に熱電対26を設ける例を説明したが、熱電対26を設ける隙間はこれに限定されない。例えば出口7側に形成された隙間(図1のYに示す隙間)に熱電対26を設けてもよい。また、入口5側と出口7側のいずれにも熱電対26を設けてもよい。この場合、入口5側の温度変化と出口7側の温度変化の両方を捉えることができるため、遠隔においてスチームトラップの状態を的確に認識することが可能となる。
上記実施の形態ではフリーフロート式スチームトラップを例示したが、本願はレバーフロート式やフリーバケット式やレバーバケット式あるいはディスク式その他の型式のトラップにも適用することができる。また、本願は、上記のスチームトラップに限らず、ガスに混入した液体を排出するガストラップや、圧縮空気系から凝縮水を排出するエアトラップにも適用することができる。
本願は、配管系に発生する凝縮水や復水などのドレンを自動的に排出するトラップに利用することができる。
1 本体
1a 本体の上面
2 蓋部材
2a 蓋部材の下面
21 ガスケット
26 熱電対

Claims (2)

  1. 本体にシール部材を介して蓋部材が固定されて内部に弁室を形成するケーシングを備えたトラップであって、
    前記トラップは、トラップ温度を検出するための熱電対を備えており、
    前記熱電対は、前記本体と前記蓋部材との間に設けられ、かつ、前記シール部材よりも外側に設けられていること
    を特徴とするトラップ。
  2. 前記トラップは、スチームトラップである、請求項1に記載のトラップ。
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