JPH04117261U - 二重形の密封装置 - Google Patents

二重形の密封装置

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JPH04117261U
JPH04117261U JP2766391U JP2766391U JPH04117261U JP H04117261 U JPH04117261 U JP H04117261U JP 2766391 U JP2766391 U JP 2766391U JP 2766391 U JP2766391 U JP 2766391U JP H04117261 U JPH04117261 U JP H04117261U
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JP
Japan
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seal chamber
inner seal
outer seal
chamber
sealing
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Pending
Application number
JP2766391U
Other languages
English (en)
Inventor
々 木 信 次 佐
Original Assignee
イーグル工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内シール室内の密封流体が外シール室へと漏
れたことを検知することのできる二重形の密封装置を提
供。 【構成】 圧力容器やバルブを構成した二部材1,2間
に内部側に小うず巻き形ガスケット10を設け、小うず
巻き形ガスケット10よりも外部側に大うず巻き形ガス
ケット9を設けることにより、内シール室15と外シー
ル室16とを形成してなる二重形の密封装置において、
前記内シール室15内の高温・高圧ガスが外シール室1
6に漏れたことを検知する漏れ検知手段19を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば高温・高圧ガスを取り扱う圧力容器やバルブ等に用いられ る二重形の密封装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図2は従来の二重形の密封装置を示している。機器を構成する二部材、即ち、 円筒状の上側部材100と下側部材101は、それぞれ外向きのフランジ102 ,103を備えており、そのフランジ102,103の表面、即ち、端面104 ,105間には内部側に環状の内シール部材107を設け、その外部側には環状 の外シール部材106を配置してある。このようにして、内シール室112と環 状の外シール室113とを形成している。
【0003】 また、フランジ102,103には軸方向に沿って軸孔108,109を設け てあり、この軸孔108,109に挿入したボルト110とナット111とを締 め付け、上側部材100と下側部材101とを固定している。
【0004】 上記構成において、内シール室112内の特殊な高圧ガス等の密封流体は内シ ール部材107により密封されている。万一内シール部材107の密封性が低下 したり、内シール室112が異常に高圧となったりした場合、密封流体は外シー ル室113に漏れ込み、外シール部材106により密封される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記従来例においては次のような問題があった。 機器の外部からは内シール室112内から密封流体が外シール室113へ漏 れていることを確認できない。従って、密封性の低下した内シール部材107を 即座に交換して内シール室112の密封性を確保したり、機器の異常を解消した りするといった迅速な対処ができない。この場合、内シール室112から外シー ル室113へと大量に密封流体が漏れ込むとともに、更に外シール室113から 密封流体が機器の外部へと漏れて初めてわかる。しかし、このように密封流体が 機器の外部にまで漏れてからでは、それ以前の機器内部の密封流体の漏れ損失が 大きすぎ、機器の機能低下を免れない。 また、外シール室113に漏れ込んだ密封流体がそのまま機器の外部に漏れ てしまうと、周辺環状が汚染されるし、密封流体の種類によっては引火,爆発の 危険がある。
【0006】 この考案は上記課題を解決するためのもので、内シール室内の密封流体が外シ ール室へと漏れたことを検知することのできる二重形の密封装置を提供すること を目的としている。
【0007】 また他の目的は、内シール室から外シール室へと漏れた密封流体を回収するこ とのできる二重形の密封装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためこの考案は、機器を構成した二部材間に、機器の内部 側に内シール部材を設け、内シール部材よりも外部側に外シール部材を設けるこ とにより、内シール室と外シール室とを形成してなる二重形の密封装置において 、前記内シール室内の密封流体が外シール室に漏れたことを検知する漏れ検知手 段を設けた。
【0009】 また、前記外シール室には、内シール室から漏れてきた密封流体を回収する回 収手段を設けてもよい。
【0010】
【作用】
上記構成に基づくこの考案の作用は、機器を構成した二部材間には、内部側に 内シール室が形成され、内シール室の外部側には外シール室が形成される。密封 流体は内シール部材により内シール室内に密封されているが、内シール室内の密 封流体が外シール室へと漏れ込んだ場合、漏れ検知手段がこれを検知する。
【0011】 また、内シール室から外シール室へと漏れ込んだ密封流体は、回収手段によっ て回収される。
【0012】
【実施例】
図1は本考案を高圧・高温のガスを取扱うバルブ,圧力容器(機器)に適用し た実施例を示している。二部材、即ち、上側部材1と下側部材2は、それぞれ同 径の円筒部3,4と外向きのフランジ5,6を備えている。このフランジ5,6 の表面、即ち、端面7,8間には、その内部側に内シール部材としての断面略方 形で環状の小うず巻き形ガスケット10を設けてあり、小うず巻き形ガスケット 10の外部側には、環状の大うず巻き形ガスケット(外シール部材)9を同心状 に配置してある。このようにして、内部側の内シール室15と外シール室16と を形成している。また、小うず巻き形ガスケット10と大うず巻き形ガスケット 9とはプレート17によって接続してある。そして、プレート17であって外シ ール室16に相当する位置には、貫通孔18を設けてある。
【0013】 前記外シール室16内には、内シール室15内の密封流体が外シール室16内 に漏れたことを検知する漏れ検知手段19を設けてある。密封流体が外シール室 16内に漏れたことを検知するには、外シール室16の圧力変化,温度変化を測 定すればよい。圧力変化を測定する場合には、ブルドン管式,ダイアフラム式, ベロー式等周知の圧力計を用いればよいし、温度変化を測定するには膨張式,圧 力式,熱電,抵抗等の周知の温度計を用いればよい。また、図示しないランプ等 により漏れ表示がなされる。
【0014】 一方、下側部材2には、外シール室16から外部に連通する回収路20を設け てある。そして、圧力容器の外部には回収手段としての真空ポンプ21を設けて あり、真空ポンプ21は接続管22により回収路20と連通している。この真空 ポンプ21は外シール室16内へ漏れ込んだ密封流体を回収するためのものであ るが、外シール室16内を減圧して所定圧に設定し、内シール室15との圧力差 を小さくする機能も有する。そして、真空ポンプ21には、回路22を介して漏 れ検知手段19を接続してある。
【0015】 次に、上記実施例の作用を説明する。圧力容器内の高温・高圧のガス等の密封 流体は内シール室15内に存在し、小うず巻き形ガスケット10により密封され ている。そして、内シール室15内の圧力が急激に高くなったり、小うず巻き形 ガスケット10の劣化によりその密封性が低下したりした場合には、密封流体は 内密封面24を通って外シール室16へと漏れ込む。
【0016】 すると、漏れ検知手段19は外シール室16内の温度変化や圧力変化によりこ れを検知してランプ表示するとともに、真空ポンプ21が作動して外シール室1 6内へ漏れ込んでいた密封流体は、回収路20,接続管22を経て真空ポンプ2 1へと回収される。
【0017】 このように、本考案においては内シール室15の密封流体が外シール室16へ 漏れ込んだ場合には、漏れ検知手段19によりこれを確認できる。従って、密封 性の低下した小うず巻きガスケット10を新しいものと交換したり、圧力容器, バルブ自体の異常を解消するといった迅速な対処を行えるとともに、バルブであ れば流体輸送機能,圧力容器であれば蓄圧機能を安定維持できる。
【0018】 また、外シール室16内へと漏れ込んだ密封流体は真空ポンプ21へと回収さ れるのであるから、周辺環境の汚染や密封流体の引火,爆発などの危険はない。
【0019】 なお、図示実施例では、大径の外シール部材と小径の内シール部材とを径方向 に配置しているが、ハウジングと軸との間に同径の外,内シール部材(Oリング 等)を軸方向に所定間隔おきに配置する構成でもよい。
【0020】
【考案の効果】 この考案は以上のように構成したものであるから、内シール室の密封流体が外 シール室へ漏れ込んだ場合には、漏れ検知手段によりにこれを確認できる。従っ て、密封性の低下した内シール部材を新しいものと交換したり、機器自体の異常 を解消するといった迅速な対処を行えるとともに、機器の機能を安定維持できる 。
【0021】 また、外シール室内へと漏れ込んだ密封流体は回収手段で回収されるのである から、機器周辺の環境汚染や密封流体の引火,爆発などの危険はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す半断面図。
【図2】従来例を示す半断面図。
【符号の説明】
1 上側部材 2 下側部材 9 大うず巻き形ガスケット(外シール部材) 10 小うず巻き形ガスケット(内シール部材) 15 内シール室 16 外シール室 19 漏れ検知手段 21 真空ポンプ(回収手段)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器を構成した二部材間に、機器の内部
    側に内シール部材を設け、内シール部材よりも外部側に
    外シール部材を設けることにより、内シール室と外シー
    ル室とを形成してなる二重形の密封装置において、前記
    内シール室内の密封流体が外シール室に漏れたことを検
    知する漏れ検知手段を設けた二重形の密封装置。
  2. 【請求項2】 前記外シール室は、内シール室から漏れ
    てきた密封流体を回収する回収手段を備えている請求項
    1記載の二重形の密封装置。
JP2766391U 1991-03-29 1991-03-29 二重形の密封装置 Pending JPH04117261U (ja)

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JP2766391U JPH04117261U (ja) 1991-03-29 1991-03-29 二重形の密封装置

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JP2766391U JPH04117261U (ja) 1991-03-29 1991-03-29 二重形の密封装置

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JPH04117261U true JPH04117261U (ja) 1992-10-20

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ID=31911908

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JP2766391U Pending JPH04117261U (ja) 1991-03-29 1991-03-29 二重形の密封装置

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JP (1) JPH04117261U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005240953A (ja) * 2004-02-27 2005-09-08 Toyooki Kogyo Co Ltd 高圧ガスタンク及び高圧ガスの密封装置
JP2015108440A (ja) * 2013-10-22 2015-06-11 株式会社テイエルブイ トラップ
JP2015108442A (ja) * 2013-10-22 2015-06-11 株式会社テイエルブイ トラップ

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19971216