JPS587183Y2 - 二重管の接続部構造 - Google Patents

二重管の接続部構造

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Publication number
JPS587183Y2
JPS587183Y2 JP1977163920U JP16392077U JPS587183Y2 JP S587183 Y2 JPS587183 Y2 JP S587183Y2 JP 1977163920 U JP1977163920 U JP 1977163920U JP 16392077 U JP16392077 U JP 16392077U JP S587183 Y2 JPS587183 Y2 JP S587183Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flange
pipe
sealing material
double
space
Prior art date
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Expired
Application number
JP1977163920U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5488916U (ja
Inventor
関崎裕
金子智
中條恒男
東山昌秀
Original Assignee
宇部興産株式会社
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Publication date
Application filed by 宇部興産株式会社 filed Critical 宇部興産株式会社
Priority to JP1977163920U priority Critical patent/JPS587183Y2/ja
Publication of JPS5488916U publication Critical patent/JPS5488916U/ja
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  • Flanged Joints, Insulating Joints, And Other Joints (AREA)
  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本案は化学プラント等の流体送給配管において、送給流
体の温度変化防止、加熱及び冷却等の目的で使用される
二重管、その他2種類の異なった流体の送給に使用され
る二重管の接続部の構造に関するものであり、特に、相
対峙する二重管の外管と内管との間の流路を互いに直接
連通する接続穴を、対面接合されるフランジ部に設けた
形式の二重管の接続部構造の加良に関するものである。
従来のこの種の二重管の接続部の構造は、例えば、第1
図に示すようなものであった。
すなわち、第1図に示すように、相対峙する二重管に、
それぞれ、二重管の接続端へ外管1および内管2共用の
二重管接続用のフランジ11を相対峙させて設け、相対
峙する二重管の外管1と内管2との間の流路6を互に連
通させうるように、各フランジ11の内管2と外管6と
の間に位置する部分に流体の接続穴14を設けるととも
に、この接続穴14と同形状の接続穴14aを形成させ
たシール材13を両フランジ110間へ、フランジ11
の接続穴14と同一位置にして装着させ、両フランジ1
1をボルト15で連結させることにより二重管を接続さ
せる構造であった。
このような構造のものは、二重管の製作および二重管接
続部の接続が容易であり、筐た、前記フランジ11の接
続穴14を、シール材13のフランジ11への当り面積
が充分に採れる位置に設ければ、接続部における流体の
シールをより確実にできるという利点がある。
ところが、このような二重管接続用のフランジ11であ
っても、内管2内の流路5および外管1と内管2との間
の流路6との圧力差により、また、溶接構造のものにつ
いては、フランジ接手11と外管1、内管2との溶接に
よる溶接ひずみにより、または、シール材13の異状等
により、流体が二重管接続部を通って内管2内流路5よ
り接続穴14内へ流入したり、接続穴14内より内管2
内流路5へ流入したり、または、接続穴14内より外管
1外へ流出する場合が有る。
流体が接続穴14より外管の外へ流出する場合は、その
流出を視覚等により比較的簡単に検知出来るが、流体が
流路5より接続穴14へ、または、接続穴14より流路
5へ流入する場合は、その流入を検知することが困難で
あった。
従って、本考案では、以上のような従来の欠点を除去す
るために、相対峙する2本の二重管の各接続側端部に、
二重管の外管および内管とに一体に固着した接手用のフ
ランジを設け、フランジの外管と内管との間に位置する
部分に、相対峙する二重管の外管と内管との間の流路を
互いに直接連通する接続穴を設けた二重管の接続部構造
において、フランジの合せ面にシール材を取付ケ、この
シール材の前記接続穴と内管との間に位置する部分に、
環状ないしは他の形状の空間部を設け、この空間部から
外管外へ連通した流体流出穴をフランジに設けて、前記
両流路間の流体の流入現象を検知できるようにした。
次に、本考案の詳細を、それぞれ異なる実施例を示した
第2.3.4図により説明する。
第2図は、フランジ11の接合面が一平面である場合を
示している。
フランジ11の接合面にはシール材13を使用し、この
シール材13の、接続穴14と流路5とのほぼ中間位置
に流体の流入現象検知用の空間部19を設けた。
なお、14aはシール材13に設けた通路6の接続穴で
ある。
そして、この空間部19から外管1外へ連通させた流体
流出穴20をフランジ11に設けた。
空間部19は、シール材13に、円周方向に連続して形
成させ、この空間部19に連通させた所定数の流体流出
穴20をフランジ11に設けてもよいし、または、空間
部19は、シール材13に、円周方向に断続して複数個
形成させ、この空間部19に連通させて、流体流出穴2
0をおのおのフランジ11に設けてもよい。
ただし、前記したような連続した空間部19をシール材
13に設ける場合は、フランジを接続する際に、あらか
じめ、中空、同心円状の大、小2枚のシール材を接着剤
等でフランジ11の接合面に貼り付けておく必要がある
なお、空間部19の大きさは最低必要限度小さいものと
し、さらに、シール材13の接続穴14と流路5とのほ
ぼ中間位置にこの空間部19を設は木などして、シール
材13の耐圧強度を保ち、シール効果を充分に満たしう
るようにする必要がある。
第3図は、フランジ11の接合面が段状になり、さらに
、同心円状の二平面からなるはめ込み形のフランジの場
合を示している。
この接合面には2枚のシール材16.17を用い、シー
ル材17には、接続穴14aを設けた。
流体の流入現象検知用の空間部19は、シール材16の
外径を小さくすることにより、シール材16の外周部に
連続して設けた。
そして、この空間部19と連通した所定数の流体流出穴
20をフランジ11に設けた。
なお、空間部19は、シール材17の内径を大きくする
ことにより、シール材17の内周部に連続して設け、こ
の空間部19と連通ずる流体流出穴20をフランジ11
に設けるようにしても良い。
いずれにせよ、空間部19を設ける位置は、フランジ接
合面の形状に合わせて、シール材によるシール効果を最
も発揮させうるように選ぶことが重要である。
第4図は、フランジ11の接合面が段状になり、同心円
状の三平面からなるはめ込み形のフランジの場合を示し
ている。
コノ接合面には3枚のシール材16.21.17を用い
、シール材17には、流路6の接続穴14aを設けた。
流体の流入現象検知用の空間部19は、シール材21の
内径を大きくすることにより、シール材21の内周部に
連続して環状に設けた。
そして、この空間部19に連通させた所定数の流体流出
穴20をフランジ11に設けた。
なお、フランジ11の流体流出穴20の先端に流体分析
計等の流出検知装置または器具等を接続して取付けてお
けば、流路5と流路6との間の流体の流入現象を確実に
検知することができる。
筐た、接続穴14.14aは、同一円周上に、例えば、
4個の真円状の穴を配したものでも良いし、流路6内の
流体流量が多い場合は1.接続穴14.14aの個数を
多いものにするか、筐たは、長穴形状にしたものでも良
い。
シール材のフランジ11への挿入取付要領については、
次のようにすると良い。
第2図に示すように、一体の全両座シール形のシール1
3を用いる場合には、シール材13の接続穴14aとフ
ランジ11の接続穴14との位置およびシール材13の
空間部19と流体流出穴20との位置を、フランジ締付
用のボルト15の穴基準で規定しておけば、おのおのの
位置合せを簡単にすることができる。
第3図に示した装置のシール材については、シール材1
6はフランジ11の凹部18内へ挿入し、シール材16
の外周面と凹部18との内周面との間の全周のすき筐を
ほぼ一定として、シール材16を接着剤等で貼り付は固
定することにより、空間部19を形成させる。
シール材11は、フランジ11の凸部21の外径を基準
として接続穴14j14aの位置を規定して作り、シー
ル材17を凸部21へはめ込むことにより、フランジ1
1に取り付けるようにする。
第4図に示した装置のシール材については、1ず、シー
ル材16を片側のフランジ11の凹部23へはめ込んで
取り付け、シール材21も同様に、もうl力側のフラン
ジ11の凹部22へはめ込んで取り付けるようにする。
そして、シール材17は、前記、第3図におけるシール
材17のようにして製作して、片側のフランジ11の凸
部24へはめ込んでフランジに取付ける。
このように、本考案では、実用新案登録請求の範囲に記
載したように、相対峙する二重管の各接続側端部に、二
重管の外管と内管とに一体に固着した接手用のフランジ
を設け、フランジの外管と内管との間に位置する部分に
、相対峙する二重管の外管と内管との間の流路を互いに
直接連通する接続穴を設けた二重管の接続部構造におい
て、相対峙する2個のフランジの合せ面にシール材を取
付け、このシール材の前記接続穴と内管との間に位置す
る部分に、環状ないしは他の形状の空間部を設け、この
空間部に連通した流体の流出穴をフランジに設けた構造
としたので、フランジ合せ面からの流体の流出及び各流
路間の流入現象を確実に検知できる。
したがって、目に見えない内部の液体漏れを早く検知し
て、その補修等もすみやかに行うこともできるし、より
安全な運転を行うこともできる。
また、本考案によれば、化学プラント等における低圧用
の流体送給配管においては勿論のこと、中圧用および高
圧用の流体送給配管に対しても、充分に適応度が高いの
で、二重管の接続部のシールの管理対策を容易に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案に類似した従来の二重管の接続部構造を示
す縦断海図、第2〜4図はそれぞれ本案の異なる実施例
を示す縦断面図である。 1・・・・・・外管、2・・・・・・内管、5,6・・
・・・・流路、11・・・・・・フランジ、13.16
.17.21・・・・・・シール材、14.14a・・
・・・・接続穴、19・・・・・・空間部、20・・・
・・・流体流出穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 相対峙する2本の二重管の各接続側端部に、二重管の外
    管および内管とに一体に固着した接手用のフランジを相
    対峙させてそれぞれ設け、各フランジの外管と内管との
    間に位置する部分に、相対峙する二重管の外管と内管と
    の間の流路を互いに直接連通する接続穴を設けた二重管
    の接続部構造において、相対峙する2個のフランジの合
    せ面にシール材を取付け、このシール材の前記接続穴と
    内管との間に位置する部分に、環状ないしは他の形状の
    空間部を備え、且つ、この空間部から外管外へ連通した
    流体流出穴をフランジに設けたことを特徴とする二重管
    の接続部構造。
JP1977163920U 1977-12-08 1977-12-08 二重管の接続部構造 Expired JPS587183Y2 (ja)

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JPS5488916U JPS5488916U (ja) 1979-06-23
JPS587183Y2 true JPS587183Y2 (ja) 1983-02-08

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ID=29160983

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JP5304377B2 (ja) * 2009-03-26 2013-10-02 三菱自動車工業株式会社 二重管継手構造
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