JPH0211658Y2 - - Google Patents

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JPH0211658Y2
JPH0211658Y2 JP1986120948U JP12094886U JPH0211658Y2 JP H0211658 Y2 JPH0211658 Y2 JP H0211658Y2 JP 1986120948 U JP1986120948 U JP 1986120948U JP 12094886 U JP12094886 U JP 12094886U JP H0211658 Y2 JPH0211658 Y2 JP H0211658Y2
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JP
Japan
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bellows
seal
pressure
type mechanical
housing
Prior art date
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JP1986120948U
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JPS6327765U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は軸封技術に係る漏洩検知手段を備えた
ベローズ型のベローズ型メカニカルシールに関す
る。
〔従来の技術〕
従来より第3図に示すように、回転軸50側に
気密的に外挿した回転環51に対して、固定環5
2を密接摺動して一次シール部を構成すると共
に、上記固定環52とハウジング53側間にベロ
ーズ54を介装して二次シール部を構成したベロ
ーズ型メカニカルシールが使用されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕 しかし、この種のベローズ型メカニカルシール
は、ベローズ54が破損すると該ベローズ54が
構成する二次シール部からシール液の漏洩が生ず
るものであるが、外部からこの漏洩の検出ができ
ないため、ベローズ54の破損を早期に検知する
ことができず、シール液の流失によつて重大な事
故に到ることもあつた。
本考案は上記問題に鑑みて成されたもので、ベ
ローズの破損により漏洩が発生したことを検知す
ると共に、該ベローズの破損により致命的なシー
ル液の大気側への流失を阻止して成るベローズ型
メカニカルシールを提供することを目的とするも
のである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案のベローズ型メカニカルシールは、ベロ
ーズによつて構成される二次シール部の内径部に
今一つのベローズを構成し、両ベローズ間の内圧
の変化によつてベローズの破損を検出すると共
に、ベローズが破損しにくい構造としたもので、
すなわち二次シール部が外径側と内径側の二重の
ベローズからなり、圧力を封入した該両ベローズ
間の密閉状の環状空間を、ハウジングに設けた圧
力検出用連通孔を介して外部の圧力検知手段と連
通させるとともに、一次シール部と二次シール部
の大気側に位置して、ハウジング側と回転軸側間
に摺動シール部材を介装した構成とした。
〔作用〕
上記ベローズ型メカニカルシールは、二次シー
ル部が内外二重のベローズによつて構成されてお
り、圧力検知手段が環状空間に連通されているた
め、何れか一方のベローズに破損が生ずると上記
環状空間に連通する圧力検知手段が環状空間の昇
圧又は降圧を検出して「破損」を検出する。ま
た、一次シール部および二次シール部の大気側に
は、ハウジング側と回転軸側間の摺動シール部材
によつて一定の圧力が封圧されているので、該圧
力によつて二次シール部の両ベローズが大気側か
ら支持され、破損しにくいものとなつている。
〔実施例〕
以下、本考案のベローズ型メカニカルシールの
一実施例を図面に従つて説明すると、第1図は本
考案の原理を示す正断面図と検出部配管図、第2
図は同二次シール部の正断面図である。
符号1は回転軸2の軸封部に外挿したライナー
3に対して気密的に外挿固設した回転環であり、
該回転環1に対して軸方向から固定環4を摺動自
在に密接して一次シール部を構成して成る。該固
定環4は外径側の一次ベローズ5に対して内径側
の二次ベローズ6を同芯状に内挿した二重ベロー
ズの環状端盤7の端部に嵌合固着してなり、該両
ベローズ5,6の他端を筒状の内径ホルダ11
と、該内径ホルダ11の外径位置同芯状に設けた
外径ホルダ12に対してそれぞれ気密的に固着一
体化したもので、該両ホルダ11,12はハウジ
ング8の端部に固設したフランジ9の軸孔部に対
して、ボルト10によつてそれぞれ締結固着し、
二次シール部を構成して成る。また符号13は上
記両ベローズ5,6間の圧力が封入された密閉状
の環状空間Aに連通する圧力検出用連通孔であ
り、軸封部の外部に形成したタンク14と圧力計
15、締切弁16及び絞り弁17を介して連通す
ると共に、シール液連通孔18を介して軸封部内
部に適宜圧力のシール液を充填して成る。
なお、符号19は前記内径ホルダ11の軸孔に
嵌し、ライナー3に対して摺動自在に外挿したシ
ール部材で、前記一次シール部と二次シール部の
大気側に位置して密閉状の空間Bを形成してい
る。
上記構成のベローズ型メカニカルシールは回転
環1と固定環4の摺動面間で構成された一次シー
ル部と両ベローズ5,6からなる二次シール部に
よつて軸封作用を成すものである。
使用に際して上記一次ベローズ5が破損する
と、シール液が該破損箇所から両ベローズ5,6
間の環状空間Aに侵入するため、該環状空間Aと
連通した圧力計15が昇圧を指針し、漏れの発生
を検知することができる。またこの漏洩を検知し
たとき締切弁16を閉鎖することにより、二次ベ
ローズ6によつてシール液の大気側への流出を阻
止し、シール液の流失等による重大な事故を回避
することができる。
更に使用中に二次ベローズ6が破損した場合
は、環状空間Aの圧力が空間Bに開放されるの
で、圧力計15が降圧を指針してこの破損を検知
する。また、シール部材19によつて空間Bの内
圧は封圧され、二次シール部の両ベローズ5,6
は、この空間Bの内圧で支持されるので破損しに
くいばかりでなく、破損しても直ちにシール液が
大気側へ流出することがない。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案のベローズ型メカニカ
ルシールは、ベローズシールの構成を二重にした
ことにより、ベローズの破損による二次シール部
におけるシール液の漏洩を簡単に検知する構造を
得ることができると共に、ハウジング側と回転軸
側間の摺動シール部材によつて封圧された圧力に
よつて二次シール部の両ベローズが支持されるの
で、破損が生じにくく、しかも前記シール部材は
両ベローズが破損した場合に漏洩したシール液を
密封する為、シール液の流失等による重大な事故
を回避することができる等の特徴を有するもので
あり、本考案実施例の実用的効果は極めて大き
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のベローズ型メカニカルシール
の一実施例を示す正断面図と検出部配管図、第2
図は同二次シール部の正断面図、第3図は従来の
ベローズ型メカニカルシールを示す要部半裁断面
図である。 1……回転環、2……回転軸、4……固定環、
5……一次ベローズ、6……二次ベローズ、8…
…ハウジング、11,12……ホルダ、13……
圧力検出用連通孔、15……圧力計、16……締
切弁、17……絞り弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転軸側に気密的に外挿した回転環に対して固
    定環を密接摺動する一次シール部と上記固定環と
    ハウジング側間に介装したベローズからなる二次
    シール部とによつて構成したベローズ型メカニカ
    ルシールにおいて、上記二次シール部が外径側と
    内径側の二重のベローズからなり、圧力を封入し
    た該両ベローズ間の密閉状の環状空間を、ハウジ
    ングに設けた圧力検出用連通孔を介して外部の圧
    力検知手段と連通させるとともに、前記両シール
    部の大気側に位置して、ハウジング側と回転軸側
    間に摺動シール部材を介装したことを特徴とする
    ベローズ型メカニカルシール。
JP1986120948U 1986-08-08 1986-08-08 Expired JPH0211658Y2 (ja)

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JP1986120948U JPH0211658Y2 (ja) 1986-08-08 1986-08-08

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JPS6327765U JPS6327765U (ja) 1988-02-23
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JPS6327765U (ja) 1988-02-23

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