JP2001108181A - 管継手 - Google Patents
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- JP2001108181A JP2001108181A JP29116799A JP29116799A JP2001108181A JP 2001108181 A JP2001108181 A JP 2001108181A JP 29116799 A JP29116799 A JP 29116799A JP 29116799 A JP29116799 A JP 29116799A JP 2001108181 A JP2001108181 A JP 2001108181A
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- JP
- Japan
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- joint
- pipe
- pipe joint
- leak
- detection hole
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L55/00—Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Joints With Sleeves (AREA)
- Joints With Pressure Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】管継手の内部で発生するガス漏れを簡単な構成
をもって現場で直接視認すること。 【解決手段】パイプ4がメスナット2に、パイプ5がオ
スナット3に各々挿通され、メスナット2にオスナット
3が螺合される。両パイプ4,5はガスケット6を介し
て突き合わされる。メスナット2に設けられた検知孔2
aには、インジケータ7が装着される。インジケータ7
は表示筒8内にピストン9及び表示棒10が封入され、
それらが上下動可能に設けられる。ンジケータ7の下端
シール栓12に設けられた孔12aは、メスナット2の
密閉空間20で発生した漏れガスを表示筒8の内部に導
入する。このとき、ピストン9により表示棒10が押し
上げられることにより、ガス漏れが発生したことが外部
に表示される。
をもって現場で直接視認すること。 【解決手段】パイプ4がメスナット2に、パイプ5がオ
スナット3に各々挿通され、メスナット2にオスナット
3が螺合される。両パイプ4,5はガスケット6を介し
て突き合わされる。メスナット2に設けられた検知孔2
aには、インジケータ7が装着される。インジケータ7
は表示筒8内にピストン9及び表示棒10が封入され、
それらが上下動可能に設けられる。ンジケータ7の下端
シール栓12に設けられた孔12aは、メスナット2の
密閉空間20で発生した漏れガスを表示筒8の内部に導
入する。このとき、ピストン9により表示棒10が押し
上げられることにより、ガス漏れが発生したことが外部
に表示される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、半導体
製造装置等に設けられるガス供給装置において配管を接
続するために使われる管継手に関する。
製造装置等に設けられるガス供給装置において配管を接
続するために使われる管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば、半導体製造装置に設
けられるガス供給装置において配管を接続するために使
われる管継手がある。実用新案登録公報第254204
3号は、この種の管継手の一例を開示している。
けられるガス供給装置において配管を接続するために使
われる管継手がある。実用新案登録公報第254204
3号は、この種の管継手の一例を開示している。
【0003】図11に示すようにこの管継手100は、
通路101を有するボディ102と、同じく通路103
を有しその通路103がボディ102の一端に突き合わ
されるスリーブ104と、ボディ102とスリーブ10
4との間に挟まれるガスケット105と、ガスケット1
05を覆い、ボディ102にスリーブ104を固着する
ためのユニオンナット106と、ユニオンナット106
の側部に貫通するように設けられるノズル107及びそ
のノズル107に接続されるホース108とを含む。
通路101を有するボディ102と、同じく通路103
を有しその通路103がボディ102の一端に突き合わ
されるスリーブ104と、ボディ102とスリーブ10
4との間に挟まれるガスケット105と、ガスケット1
05を覆い、ボディ102にスリーブ104を固着する
ためのユニオンナット106と、ユニオンナット106
の側部に貫通するように設けられるノズル107及びそ
のノズル107に接続されるホース108とを含む。
【0004】半導体製造装置で用いられるガスには、ヘ
リウムや窒素のように毒性等のない不活性ガスもある
が、シラン等のように大気中で発火するガスや、ホスフ
ィン、シボラン等のように毒性を有するガスもある。そ
こで、上記の管継手100では、このように何らかの危
険性を有するガスが万が一ユニオンナット106の内部
においてガスケット105の周囲へ漏れた場合に、その
漏れガスが管継手100の外部へ流出してしまうことを
防止し、その漏れガスを任意の位置まで誘導できるよう
に構成している。即ち、ボディ102の通路101及び
スリーブ104の通路103を流通するガスが、ガスケ
ット105の周囲へ漏れた場合、その漏れガスがノズル
107を介してホース108により任意の安全な場所ま
で誘導されるようになっている。そして、安全な場所に
誘導された漏れガスを、必要に応じて所定のガス検知器
で検知できるように構成している。
リウムや窒素のように毒性等のない不活性ガスもある
が、シラン等のように大気中で発火するガスや、ホスフ
ィン、シボラン等のように毒性を有するガスもある。そ
こで、上記の管継手100では、このように何らかの危
険性を有するガスが万が一ユニオンナット106の内部
においてガスケット105の周囲へ漏れた場合に、その
漏れガスが管継手100の外部へ流出してしまうことを
防止し、その漏れガスを任意の位置まで誘導できるよう
に構成している。即ち、ボディ102の通路101及び
スリーブ104の通路103を流通するガスが、ガスケ
ット105の周囲へ漏れた場合、その漏れガスがノズル
107を介してホース108により任意の安全な場所ま
で誘導されるようになっている。そして、安全な場所に
誘導された漏れガスを、必要に応じて所定のガス検知器
で検知できるように構成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
管継手100では、ユニオンナット106の内部で万が
一ガス漏れが発生した場合に、別の場所に設けられたガ
ス検知器でガス漏れの発生を検知できるものの、ガス漏
れの発生した管継手100を現場で直接知ることができ
ない。
管継手100では、ユニオンナット106の内部で万が
一ガス漏れが発生した場合に、別の場所に設けられたガ
ス検知器でガス漏れの発生を検知できるものの、ガス漏
れの発生した管継手100を現場で直接知ることができ
ない。
【0006】ここで、ガス検知器での検知結果を管継手
100の近傍に設けられた警告灯等に表示させることも
考えられる。しかし、この場合、ガス検知器から警告灯
等までの配線が必要になり、ガス漏れ検知のための構成
が複雑になる。しかも、別の場所に設けられたガス検知
器までガスを誘導するために、ホース108をある程度
延長する必要がある。このため、ホース108の取り回
しが面倒となり、ナット等を回転させて管継手100そ
れ自体を脱着させる場合にホース108が作業の邪魔に
なることも考えられる。
100の近傍に設けられた警告灯等に表示させることも
考えられる。しかし、この場合、ガス検知器から警告灯
等までの配線が必要になり、ガス漏れ検知のための構成
が複雑になる。しかも、別の場所に設けられたガス検知
器までガスを誘導するために、ホース108をある程度
延長する必要がある。このため、ホース108の取り回
しが面倒となり、ナット等を回転させて管継手100そ
れ自体を脱着させる場合にホース108が作業の邪魔に
なることも考えられる。
【0007】一方、上記のような問題は、管継手100
が複数隣接して設けられた場合に更に複雑になる。即
ち、複数の管継手100が隣接して設けられた場合に
は、それらに対応して設けられるガス検知器を個々の管
継手100と整合させる必要があり、管継手100及び
ガス検知器それぞれの識別が面倒なものになる。しか
も、隣接する複数の管継手100の中の一つにガス漏れ
が発生しても、そのガス漏れが発生した管継手100で
あることを現場で直接特定することができない。従っ
て、ガス漏れの管継手100を特定するために、別の場
所に設けられた複数のガス検知器の検知結果を参照しな
ければならず、特定のための確認作業が面倒なものにな
る。更には、複数の管継手100に対して複数のガス検
知器を設けるためには、延長させた複数のホース108
を配管しなければならず、取り回し作業が面倒になるば
かりでなく、複数本のホース108の配管スペースが必
要になり、その分だけ装置が大型化することにもなる。
が複数隣接して設けられた場合に更に複雑になる。即
ち、複数の管継手100が隣接して設けられた場合に
は、それらに対応して設けられるガス検知器を個々の管
継手100と整合させる必要があり、管継手100及び
ガス検知器それぞれの識別が面倒なものになる。しか
も、隣接する複数の管継手100の中の一つにガス漏れ
が発生しても、そのガス漏れが発生した管継手100で
あることを現場で直接特定することができない。従っ
て、ガス漏れの管継手100を特定するために、別の場
所に設けられた複数のガス検知器の検知結果を参照しな
ければならず、特定のための確認作業が面倒なものにな
る。更には、複数の管継手100に対して複数のガス検
知器を設けるためには、延長させた複数のホース108
を配管しなければならず、取り回し作業が面倒になるば
かりでなく、複数本のホース108の配管スペースが必
要になり、その分だけ装置が大型化することにもなる。
【0008】この発明は上記事情に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、管継手の内部で発生する流体漏
れを簡単な構成をもって現場で直接視認することを可能
にした管継手を提供することにある。
であって、その目的は、管継手の内部で発生する流体漏
れを簡単な構成をもって現場で直接視認することを可能
にした管継手を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、第1管と第2管を同一軸
線上で互いに連結するために両管の継目部分に設けられ
る管継手であって、第1管が一端に挿通される筒状の継
手本体と、継手本体の他端に螺合されることにより継手
本体の内部を密閉すると共に第2管が挿通される締付部
材と、継手本体の密閉された内部で第1管と第2管との
間に介在され、両管の継目部分からの流体の漏れを防止
するための漏れ防止手段とを備え、締付部材が継手本体
に締め付けられることにより、両管に互いに対向する推
力を与えて両管を漏れ防止手段を介して互いに圧接した
状態で連結するようにした管継手において、継手本体の
密閉された内部で両管の継目部分から発生した漏れを検
知して表示するための漏れ表示手段を継手本体に設けた
ことを趣旨とする。
に、請求項1に記載の発明は、第1管と第2管を同一軸
線上で互いに連結するために両管の継目部分に設けられ
る管継手であって、第1管が一端に挿通される筒状の継
手本体と、継手本体の他端に螺合されることにより継手
本体の内部を密閉すると共に第2管が挿通される締付部
材と、継手本体の密閉された内部で第1管と第2管との
間に介在され、両管の継目部分からの流体の漏れを防止
するための漏れ防止手段とを備え、締付部材が継手本体
に締め付けられることにより、両管に互いに対向する推
力を与えて両管を漏れ防止手段を介して互いに圧接した
状態で連結するようにした管継手において、継手本体の
密閉された内部で両管の継目部分から発生した漏れを検
知して表示するための漏れ表示手段を継手本体に設けた
ことを趣旨とする。
【0010】上記の発明の構成によれば、第1管が挿通
された継手本体に対して第2管が挿通された締付部材が
螺合され締め付けられることにより、両管に互いに対向
する推力が与えられて両管が漏れ防止手段を介して互い
に圧接すると共に、両管の継目部分が継手本体の密閉さ
れた内部に封入されることになる。従って、両管の継目
部分からの流体の漏れは漏れ防止手段により防止され
る。さらに、両管の圧接により、継目部分からの流体の
漏れがさらに防止される。ここで、例えば、地震等の外
部からの衝撃により、万が一、継目部分から流体の漏れ
が発生したとしても、その漏れ流体は継手本体の内部に
封入されることから、外部へ漏れることはない。また、
このときの流体の漏れは、漏れ表示手段により検知され
て外部に表示される。
された継手本体に対して第2管が挿通された締付部材が
螺合され締め付けられることにより、両管に互いに対向
する推力が与えられて両管が漏れ防止手段を介して互い
に圧接すると共に、両管の継目部分が継手本体の密閉さ
れた内部に封入されることになる。従って、両管の継目
部分からの流体の漏れは漏れ防止手段により防止され
る。さらに、両管の圧接により、継目部分からの流体の
漏れがさらに防止される。ここで、例えば、地震等の外
部からの衝撃により、万が一、継目部分から流体の漏れ
が発生したとしても、その漏れ流体は継手本体の内部に
封入されることから、外部へ漏れることはない。また、
このときの流体の漏れは、漏れ表示手段により検知され
て外部に表示される。
【0011】上記目的を達成するために、請求項2に記
載の発明は、請求項1に記載の発明において、漏れ表示
手段は、継手本体に開けられた検知孔と、検知孔に対応
して継手本体に取り付けられた表示筒と、表示筒の内部
に設けられ、検知孔を通じて表示筒の内部に導入される
漏れ流体に感応して可視的変化を示す感応手段とを備え
たことを趣旨とする。
載の発明は、請求項1に記載の発明において、漏れ表示
手段は、継手本体に開けられた検知孔と、検知孔に対応
して継手本体に取り付けられた表示筒と、表示筒の内部
に設けられ、検知孔を通じて表示筒の内部に導入される
漏れ流体に感応して可視的変化を示す感応手段とを備え
たことを趣旨とする。
【0012】上記の発明の構成によれば、請求項1に記
載の発明の作用に加え、継手本体の内部に発生した漏れ
流体は検知孔を通じて表示筒の内部に導入され、感応手
段に作用する。従って、感応手段が漏れ流体に感応して
可視的変化を示すことになり、流体漏れの発生したこと
が外部に表示される。
載の発明の作用に加え、継手本体の内部に発生した漏れ
流体は検知孔を通じて表示筒の内部に導入され、感応手
段に作用する。従って、感応手段が漏れ流体に感応して
可視的変化を示すことになり、流体漏れの発生したこと
が外部に表示される。
【0013】上記目的を達成するために、請求項3に記
載の発明は、請求項2に記載の発明において、感応手段
は、漏れ流体の圧力を受けて前記表示筒の内部で移動す
る移動部材であることを趣旨とする。
載の発明は、請求項2に記載の発明において、感応手段
は、漏れ流体の圧力を受けて前記表示筒の内部で移動す
る移動部材であることを趣旨とする。
【0014】上記の発明の構成によれば、請求項2に記
載の発明の作用において、移動部材が漏れ流体の圧力を
受けて表示筒の内部で移動することになり、その位置変
化によって流体漏れの発生したことが外部に表示され
る。
載の発明の作用において、移動部材が漏れ流体の圧力を
受けて表示筒の内部で移動することになり、その位置変
化によって流体漏れの発生したことが外部に表示され
る。
【0015】上記目的を達成するために、請求項4に記
載の発明は、請求項2に記載の発明において、感応手段
は、漏れ流体に化学反応して変色する検知剤であること
を趣旨とする。
載の発明は、請求項2に記載の発明において、感応手段
は、漏れ流体に化学反応して変色する検知剤であること
を趣旨とする。
【0016】上記の発明の構成によれば、請求項2に記
載の発明の作用において、漏れ流体が検知剤に作用する
ことにより、化学反応がおこり検知剤が変色し、その色
の変化により流体漏れの発生したことが外部に表示され
る。
載の発明の作用において、漏れ流体が検知剤に作用する
ことにより、化学反応がおこり検知剤が変色し、その色
の変化により流体漏れの発生したことが外部に表示され
る。
【0017】上記目的を達成するために、請求項5に記
載の発明は、請求項2に記載の発明において、感応手段
は、漏れ流体の圧力を受けて前記表示筒の内部で膨張す
る膨張部材であることを趣旨とする。
載の発明は、請求項2に記載の発明において、感応手段
は、漏れ流体の圧力を受けて前記表示筒の内部で膨張す
る膨張部材であることを趣旨とする。
【0018】上記の発明の構成によれば、請求項2に記
載の発明の作用において、膨張部材が漏れ流体の圧力を
受けて表示筒の内部で膨張することになり、その形状変
化によって流体漏れの発生したことが外部に表示され
る。
載の発明の作用において、膨張部材が漏れ流体の圧力を
受けて表示筒の内部で膨張することになり、その形状変
化によって流体漏れの発生したことが外部に表示され
る。
【0019】上記目的を達成するために、請求項6に記
載の発明は、請求項1に記載の発明において、漏れ表示
手段は、継手本体に開けられた検知孔と、検知孔に対応
して継手本体に取り付けられた表示筒と、表示筒の内部
に設けられ、検知孔を通じて表示筒の内部に導入される
漏れ流体を受けて作動することにより電気信号を出力す
るセンサとを備えたことを趣旨とする。
載の発明は、請求項1に記載の発明において、漏れ表示
手段は、継手本体に開けられた検知孔と、検知孔に対応
して継手本体に取り付けられた表示筒と、表示筒の内部
に設けられ、検知孔を通じて表示筒の内部に導入される
漏れ流体を受けて作動することにより電気信号を出力す
るセンサとを備えたことを趣旨とする。
【0020】上記の発明の構成によれば、請求項1に記
載の発明の作用において、漏れ流体がセンサに作用する
ことにより、センサが作動して電気信号を出力する。こ
こで、この電気信号により、例えば、表示筒近傍に設け
られたランプ等の表示装置を作動させることにより、流
体漏れの発生したことが外部に表示される。
載の発明の作用において、漏れ流体がセンサに作用する
ことにより、センサが作動して電気信号を出力する。こ
こで、この電気信号により、例えば、表示筒近傍に設け
られたランプ等の表示装置を作動させることにより、流
体漏れの発生したことが外部に表示される。
【0021】上記目的を達成するために、請求項7に記
載の発明は、請求項1に記載の発明において、漏れ表示
手段は、継手本体に開けられた検知孔と、その検知孔を
封鎖すると共に継手本体に内蔵された表示筒と、表示筒
の内部に設けられ、継目部分から発生した漏れ流体の圧
力を受けて移動することにより検知孔を通じて可視的変
位を示す移動部材とを備えたことを趣旨とする。
載の発明は、請求項1に記載の発明において、漏れ表示
手段は、継手本体に開けられた検知孔と、その検知孔を
封鎖すると共に継手本体に内蔵された表示筒と、表示筒
の内部に設けられ、継目部分から発生した漏れ流体の圧
力を受けて移動することにより検知孔を通じて可視的変
位を示す移動部材とを備えたことを趣旨とする。
【0022】上記の発明の構成によれば、請求項1に記
載の発明の作用において、移動部材が漏れ流体の圧力を
受けて移動することにより、その移動部材が検知孔を通
じて可視的変位を示すことになり、これによって流体漏
れの発生したことが外部に表示される。
載の発明の作用において、移動部材が漏れ流体の圧力を
受けて移動することにより、その移動部材が検知孔を通
じて可視的変位を示すことになり、これによって流体漏
れの発生したことが外部に表示される。
【0023】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]以下、本発
明(請求項1〜3に記載の発明)の管継手を半導体製造
装置のガス供給装置において配管を接続するために使わ
れる管継手に具体化した第1の実施の形態を図面を参照
して詳細に説明する。図1は本実施の形態の管継手1を
示す断面図であり、図2は作動中のインジケータ部分を
示す断面図である。
明(請求項1〜3に記載の発明)の管継手を半導体製造
装置のガス供給装置において配管を接続するために使わ
れる管継手に具体化した第1の実施の形態を図面を参照
して詳細に説明する。図1は本実施の形態の管継手1を
示す断面図であり、図2は作動中のインジケータ部分を
示す断面図である。
【0024】図1に示すように、管継手1は、継手本体
としてのメスナット2に対して締付部材としてのオスナ
ット3が螺合されて構成され、それらの内部で第1管と
しての第1パイプ4と第2管としての第2パイプ5が互
いに連結されている。第1パイプ4と第2パイプ5との
継目部分には、漏れ防止手段としてのガスケット6が設
けられている。このガスケット6は、両パイプ4,5の
開口端に圧接した状態で取り付けられている。ガスケッ
ト6は、金属製のガスケット6aと、第1パイプ4に対
してガスケット6aを正しい位置に保持するためのガス
ケット支持部材6bとから構成されている。また、メス
ナット2に設けられた検知孔2aには、漏れ表示手段と
してのインジケータ7が対応して設けられている。
としてのメスナット2に対して締付部材としてのオスナ
ット3が螺合されて構成され、それらの内部で第1管と
しての第1パイプ4と第2管としての第2パイプ5が互
いに連結されている。第1パイプ4と第2パイプ5との
継目部分には、漏れ防止手段としてのガスケット6が設
けられている。このガスケット6は、両パイプ4,5の
開口端に圧接した状態で取り付けられている。ガスケッ
ト6は、金属製のガスケット6aと、第1パイプ4に対
してガスケット6aを正しい位置に保持するためのガス
ケット支持部材6bとから構成されている。また、メス
ナット2に設けられた検知孔2aには、漏れ表示手段と
してのインジケータ7が対応して設けられている。
【0025】インジケータ7は、透明な円筒形の表示筒
8の内部にピストン9及びピストン9の上面から上方へ
延接された表示棒10が封入され、その表示筒8の上下
端にはゴム製のシール栓11,12がそれぞれ装着され
ている。上端部のシール栓11は、中央部に孔11aが
設けられ、その孔11aには表示棒10が貫通して上下
移動可能に設けられている。下端部のシール栓12は、
中央部に孔12aが設けられ、下方に延設された凸部1
2bがメスナット2の検知孔2aに密着圧入されてい
る。ピストン9の外周面9aは表示筒8の内周面8aに
密着し摺動可能とされ、ピストン9の下面には円柱形の
凹部9bが設けられている。さらに、表示棒10は、ピ
ストン9が最下端に位置したときにシール栓11の孔1
1aに没入する色境10aを境として、2色に塗り分け
られている。ピストン9及び表示棒10は移動部材に相
当すると共に感応手段に相当する。この実施の形態で
は、検知孔2aにシール栓12の凸部12bが密着圧入
されることから、検知孔2aからメスナット2の外部へ
ガスが漏れることはない。また、このインジケータ7で
は、シール栓11の孔11aにおいて表示棒11の移動
が許容されるが、表示筒8の内周面8aとピストン9の
外周面9aとの密着により気密性が確保されることか
ら、ガスがインジケータ7の外部へ漏れることはない。
8の内部にピストン9及びピストン9の上面から上方へ
延接された表示棒10が封入され、その表示筒8の上下
端にはゴム製のシール栓11,12がそれぞれ装着され
ている。上端部のシール栓11は、中央部に孔11aが
設けられ、その孔11aには表示棒10が貫通して上下
移動可能に設けられている。下端部のシール栓12は、
中央部に孔12aが設けられ、下方に延設された凸部1
2bがメスナット2の検知孔2aに密着圧入されてい
る。ピストン9の外周面9aは表示筒8の内周面8aに
密着し摺動可能とされ、ピストン9の下面には円柱形の
凹部9bが設けられている。さらに、表示棒10は、ピ
ストン9が最下端に位置したときにシール栓11の孔1
1aに没入する色境10aを境として、2色に塗り分け
られている。ピストン9及び表示棒10は移動部材に相
当すると共に感応手段に相当する。この実施の形態で
は、検知孔2aにシール栓12の凸部12bが密着圧入
されることから、検知孔2aからメスナット2の外部へ
ガスが漏れることはない。また、このインジケータ7で
は、シール栓11の孔11aにおいて表示棒11の移動
が許容されるが、表示筒8の内周面8aとピストン9の
外周面9aとの密着により気密性が確保されることか
ら、ガスがインジケータ7の外部へ漏れることはない。
【0026】図1に示すように、メスナット2の内部に
は、各パイプ4,5上においてガスケット6を中心に一
対をなす第1及び第2のインナーフェルール13,14
がそれぞれ配置されると共に、各インナーフェルール1
3,14に対応して第1及び第2のアウターフェルール
15,16がそれぞれ配置されている。各インナーフェ
ルール13,14は、断面楔状のリング形状をなし、各
パイプ4,5に設けられた各溝4a,5aにそれぞれ嵌
合されている。各アウターフェルール15,16は、ス
ラスト玉軸受けの一方の回転輪が軸方向に延長された形
状をなし、その延長部の内周面に各インナーフェルール
13,14の外斜面と同角度の内斜面が形成されてい
る。第1アウターフェルール15は、その一端がメスナ
ット2の内側底面2bに当接し、その内斜面が第1イン
ナーフェルール13に嵌合している。一方、第2アウタ
ーフェルール16は、その一端がオスナット3の先端面
3aに当接し、その内斜面が第2インナーフェルール1
4に嵌合している。また、メスナット2の溝2cとオス
ナット3の溝3bには、リング状のシール部材17,1
8がそれぞれ嵌め込まれ、メスナット2とオスナット3
の間には2個のシール部材19が嵌め込まれている。
は、各パイプ4,5上においてガスケット6を中心に一
対をなす第1及び第2のインナーフェルール13,14
がそれぞれ配置されると共に、各インナーフェルール1
3,14に対応して第1及び第2のアウターフェルール
15,16がそれぞれ配置されている。各インナーフェ
ルール13,14は、断面楔状のリング形状をなし、各
パイプ4,5に設けられた各溝4a,5aにそれぞれ嵌
合されている。各アウターフェルール15,16は、ス
ラスト玉軸受けの一方の回転輪が軸方向に延長された形
状をなし、その延長部の内周面に各インナーフェルール
13,14の外斜面と同角度の内斜面が形成されてい
る。第1アウターフェルール15は、その一端がメスナ
ット2の内側底面2bに当接し、その内斜面が第1イン
ナーフェルール13に嵌合している。一方、第2アウタ
ーフェルール16は、その一端がオスナット3の先端面
3aに当接し、その内斜面が第2インナーフェルール1
4に嵌合している。また、メスナット2の溝2cとオス
ナット3の溝3bには、リング状のシール部材17,1
8がそれぞれ嵌め込まれ、メスナット2とオスナット3
の間には2個のシール部材19が嵌め込まれている。
【0027】次に、上記の構成を有する管継手1の使用
方法を説明する。インジケータ7は、予めメスナット2
の検知孔2aに装着しておくか、管継手1に両パイプ
4,5が取り付けられた後に検知孔2aに装着すること
ができる。まず、第1パイプ4の一端をメスナット2に
挿通した状態で、そのパイプ4の一端上に第1アウター
フェルール15及び第1インナーフェルール13を順次
装着すると共に、溝4aに第1インナーフェルール13
を嵌め込む。そして、この第1パイプ4の開口端にガス
ケット6を装着しておく。同様に、第2パイプ5の一端
をオスナット3に挿通した状態で、そのパイプ5の一端
上に第2アウターフェルール16及び第2インナーフェ
ルール14を順次装着すると共に、溝5aに第2インナ
ーフェルール14を嵌め込む。ここで、各インナーフェ
ルール13,14はその外壁が弾性変形可能であること
から、対応するアウターフェルール15,16に対して
容易に装着することができる。次に、第1パイプ4と第
2パイプ5の端面をガスケット6を介して突き合わせた
状態で、オスナット3をメスナット2に螺合して締め付
ける。このとき、各インナーフェルール13,14が両
パイプ4,5の全周を囲み、対応するアウターフェルー
ル15,16の内斜面の全周に均一に嵌合することか
ら、両パイプ4,5はメスナット2及びオスナット3の
軸線を中心に正確に位置合わせされる。また、オスナッ
ト3をメスナット2に締め付ける際の力が、各アウター
フェルール15,16と各インナーフェルール13,1
4を介して両パイプ4,5に均一に伝達されるので、両
パイプ4,5には互いに対向する推力が与えられ、両パ
イプ4,5がガスケット6を介して互いに圧接した状態
で連結される。
方法を説明する。インジケータ7は、予めメスナット2
の検知孔2aに装着しておくか、管継手1に両パイプ
4,5が取り付けられた後に検知孔2aに装着すること
ができる。まず、第1パイプ4の一端をメスナット2に
挿通した状態で、そのパイプ4の一端上に第1アウター
フェルール15及び第1インナーフェルール13を順次
装着すると共に、溝4aに第1インナーフェルール13
を嵌め込む。そして、この第1パイプ4の開口端にガス
ケット6を装着しておく。同様に、第2パイプ5の一端
をオスナット3に挿通した状態で、そのパイプ5の一端
上に第2アウターフェルール16及び第2インナーフェ
ルール14を順次装着すると共に、溝5aに第2インナ
ーフェルール14を嵌め込む。ここで、各インナーフェ
ルール13,14はその外壁が弾性変形可能であること
から、対応するアウターフェルール15,16に対して
容易に装着することができる。次に、第1パイプ4と第
2パイプ5の端面をガスケット6を介して突き合わせた
状態で、オスナット3をメスナット2に螺合して締め付
ける。このとき、各インナーフェルール13,14が両
パイプ4,5の全周を囲み、対応するアウターフェルー
ル15,16の内斜面の全周に均一に嵌合することか
ら、両パイプ4,5はメスナット2及びオスナット3の
軸線を中心に正確に位置合わせされる。また、オスナッ
ト3をメスナット2に締め付ける際の力が、各アウター
フェルール15,16と各インナーフェルール13,1
4を介して両パイプ4,5に均一に伝達されるので、両
パイプ4,5には互いに対向する推力が与えられ、両パ
イプ4,5がガスケット6を介して互いに圧接した状態
で連結される。
【0028】従って、正確に突き合わされた両パイプ
4,5の継目部分は、ガスケット6によりガス漏れが防
止されるようになる。さらに、両パイプ4,5が強い推
力で圧接されるので、継目部分の気密性がさらに高ま
り、その継目部分からのガス漏れがさらに防止されるよ
うになる。
4,5の継目部分は、ガスケット6によりガス漏れが防
止されるようになる。さらに、両パイプ4,5が強い推
力で圧接されるので、継目部分の気密性がさらに高ま
り、その継目部分からのガス漏れがさらに防止されるよ
うになる。
【0029】このように複数の漏れ防止手段を設けて両
パイプ4,5の継目部分からのガス漏れを防いでも、例
えば、地震等の外部からの衝撃が管継手1に加わること
により、両パイプ4,5の継目部分にガス漏れが発生す
るおそれがある。この管継手1では、万が一、両パイプ
4,5の継目部分でガス漏れが発生しても、漏れたガス
はメスナット2とオスナット3により形成される密閉空
間20の中に封止されることから、管継手1の外部へ漏
れることはない。そして、この漏れたガスは、検知孔2
aを通じて表示筒8の中に導入されることになる。この
とき、表示筒8の内部では、漏れガスが導入されること
により、図2に示すように、ピストン9の凹部9bの圧
力が上昇してピストン9が押し上げられ、これに伴って
表示棒10が上昇し、その色境10aがシール栓11の
孔11aから外部へ押し上げられる。このように、ピス
トン9及び表示棒10が、検知孔2aを通じて表示筒8
の内部に導入される漏れガスに感応して可視的変化を示
すことになる。そして、この表示棒10の位置変化によ
り、ガス漏れの発生したことが外部に表示されるように
なる。この結果、管継手1の内部で発生するガス漏れを
簡単な構成をもって現場で直接視認することができ、作
業者はガス漏れのあった管継手1を容易に特定すること
ができ、部品交換等の必要な処置を速やかに採ることが
できるようになる。すなわち、この実施の形態の管継手
1では、ガス漏れ検知のためにホース108を検知器ま
で誘導する必要のある従来例の管継手100とは異な
り、ホース等の配管が不要となり、ガス漏れ検知に必要
な構成を簡易化・小型化することができ、設置作業を容
易にすることができる。この意味で、ガス漏れ検知のた
めの構成が簡単になるのである。このことは、複数の管
継手1が隣接して設けられた場合に特に有効な利点とな
る。
パイプ4,5の継目部分からのガス漏れを防いでも、例
えば、地震等の外部からの衝撃が管継手1に加わること
により、両パイプ4,5の継目部分にガス漏れが発生す
るおそれがある。この管継手1では、万が一、両パイプ
4,5の継目部分でガス漏れが発生しても、漏れたガス
はメスナット2とオスナット3により形成される密閉空
間20の中に封止されることから、管継手1の外部へ漏
れることはない。そして、この漏れたガスは、検知孔2
aを通じて表示筒8の中に導入されることになる。この
とき、表示筒8の内部では、漏れガスが導入されること
により、図2に示すように、ピストン9の凹部9bの圧
力が上昇してピストン9が押し上げられ、これに伴って
表示棒10が上昇し、その色境10aがシール栓11の
孔11aから外部へ押し上げられる。このように、ピス
トン9及び表示棒10が、検知孔2aを通じて表示筒8
の内部に導入される漏れガスに感応して可視的変化を示
すことになる。そして、この表示棒10の位置変化によ
り、ガス漏れの発生したことが外部に表示されるように
なる。この結果、管継手1の内部で発生するガス漏れを
簡単な構成をもって現場で直接視認することができ、作
業者はガス漏れのあった管継手1を容易に特定すること
ができ、部品交換等の必要な処置を速やかに採ることが
できるようになる。すなわち、この実施の形態の管継手
1では、ガス漏れ検知のためにホース108を検知器ま
で誘導する必要のある従来例の管継手100とは異な
り、ホース等の配管が不要となり、ガス漏れ検知に必要
な構成を簡易化・小型化することができ、設置作業を容
易にすることができる。この意味で、ガス漏れ検知のた
めの構成が簡単になるのである。このことは、複数の管
継手1が隣接して設けられた場合に特に有効な利点とな
る。
【0030】[第2の実施の形態]次に、本発明(請求
項1,2,4に記載の発明)の管継手を具体化した第2
の実施の形態を図面を参照して説明する。図3は本実施
の形態の管継手21を示す断面図であり、図4は作動中
のインジケータ部分を示す断面図である。尚、本実施の
形態を含む以下の各実施の形態において、インジケータ
部分以外の管継手本体部分の構成は、第1の実施の形態
のそれと同様であるので、同じ番号を付して説明を省略
するものとする。
項1,2,4に記載の発明)の管継手を具体化した第2
の実施の形態を図面を参照して説明する。図3は本実施
の形態の管継手21を示す断面図であり、図4は作動中
のインジケータ部分を示す断面図である。尚、本実施の
形態を含む以下の各実施の形態において、インジケータ
部分以外の管継手本体部分の構成は、第1の実施の形態
のそれと同様であるので、同じ番号を付して説明を省略
するものとする。
【0031】管継手21のインジケータ22は、第1の
実施の形態のピストン9と表示棒10に代えて、透明な
表示筒23内においてガスと化学反応して変色する感応
手段としての検知剤24が封入されている。表示筒23
の上端部は、孔の無いシール栓25により密封される。
表示筒23の下端部には、第1の実施の形態のシール栓
12と同様、漏れガスを導入するための孔26aを有す
るシール栓26が設けられる。この実施の形態でも、検
知孔2aにシール栓26が密着圧入されることから、検
知孔2aからメスナット2の外部へガスが漏れることは
ない。また、このインジケータ22では、表示筒23の
上端部がシール栓25によりシールされることから、ガ
スがインジケータ22の外部へ漏れることはない。
実施の形態のピストン9と表示棒10に代えて、透明な
表示筒23内においてガスと化学反応して変色する感応
手段としての検知剤24が封入されている。表示筒23
の上端部は、孔の無いシール栓25により密封される。
表示筒23の下端部には、第1の実施の形態のシール栓
12と同様、漏れガスを導入するための孔26aを有す
るシール栓26が設けられる。この実施の形態でも、検
知孔2aにシール栓26が密着圧入されることから、検
知孔2aからメスナット2の外部へガスが漏れることは
ない。また、このインジケータ22では、表示筒23の
上端部がシール栓25によりシールされることから、ガ
スがインジケータ22の外部へ漏れることはない。
【0032】検知剤24としては、例えば、濾紙や他の
薬液吸収剤等に臭化第2水銀を含浸させたものを使用す
ることができる。この検知剤24は、アルシン(AsH
3:許容濃度0.05ppm)に感応するものであり、
検知剤24がアルシンに触れると黄色〜黄褐色に発色す
る。また、表示筒23の近傍に発色後の色を印刷した用
紙を参照用として用意しておいたり、検知剤24を予め
文字状に設けて発色すると警告文字となるようにしたり
することもできる。
薬液吸収剤等に臭化第2水銀を含浸させたものを使用す
ることができる。この検知剤24は、アルシン(AsH
3:許容濃度0.05ppm)に感応するものであり、
検知剤24がアルシンに触れると黄色〜黄褐色に発色す
る。また、表示筒23の近傍に発色後の色を印刷した用
紙を参照用として用意しておいたり、検知剤24を予め
文字状に設けて発色すると警告文字となるようにしたり
することもできる。
【0033】この実施の形態の管継手21によれば、管
継手21の密閉空間20において両パイプ4,5の継目
部分でガス漏れが発生した場合、漏れたガスは検知孔2
aの中のシール栓26の孔26aを通じて表示筒23の
中に導入され、図4に示すように、検知剤24を発色さ
せることになる。このように、検知剤24が、検知孔2
aを通じて表示筒23の内部に導入される漏れガスに感
応して可視的変化を示すことになる。この発色により管
継手21の内部でガス漏れが発生したことが外部に表示
される。この結果、本実施の形態の管継手21において
も、管継手21の内部で発生するガス漏れを簡単な構成
をもって現場で直接視認することができるようになり、
作業者がガス漏れのあった管継手21を容易に特定する
ことができ、部品交換等の必要な処置を速やかに採るこ
とができるようになる。
継手21の密閉空間20において両パイプ4,5の継目
部分でガス漏れが発生した場合、漏れたガスは検知孔2
aの中のシール栓26の孔26aを通じて表示筒23の
中に導入され、図4に示すように、検知剤24を発色さ
せることになる。このように、検知剤24が、検知孔2
aを通じて表示筒23の内部に導入される漏れガスに感
応して可視的変化を示すことになる。この発色により管
継手21の内部でガス漏れが発生したことが外部に表示
される。この結果、本実施の形態の管継手21において
も、管継手21の内部で発生するガス漏れを簡単な構成
をもって現場で直接視認することができるようになり、
作業者がガス漏れのあった管継手21を容易に特定する
ことができ、部品交換等の必要な処置を速やかに採るこ
とができるようになる。
【0034】[第3の実施の形態]次に、本発明(請求
項1,2,5に記載の発明)の管継手を具体化した第3
の実施の形態を図面を参照して説明する。図5は本実施
の形態の管継手31を示す断面図であり、図6は作動中
のインジケータ部分を示す断面図である。
項1,2,5に記載の発明)の管継手を具体化した第3
の実施の形態を図面を参照して説明する。図5は本実施
の形態の管継手31を示す断面図であり、図6は作動中
のインジケータ部分を示す断面図である。
【0035】管継手31のインジケータ32は、第1の
実施の形態のピストン9と表示棒10に代えて、透明な
表示筒33の内部に漏れガスが充填されることにより膨
張する感応手段としての膨張部材34が封入されてい
る。例えば、ゴム製風船状の膨張部材34が使用され
る。表示筒33の上端部は、孔の無いシール栓35を用
いて密封される。表示筒33の下端部には、第1の実施
の形態のシール栓12と同様に漏れガスを導入するため
の孔36aを有するシール栓36が設けられている。こ
の実施の形態でも、検知孔2aにシール栓36が密着圧
入されることから、検知孔2aからメスナット2の外部
へガスが漏れることはない。また、このインジケータ3
2では、表示筒33の上端部がシール栓35によりシー
ルされることから、ガスがインジケータ32の外部へ漏
れることはない。
実施の形態のピストン9と表示棒10に代えて、透明な
表示筒33の内部に漏れガスが充填されることにより膨
張する感応手段としての膨張部材34が封入されてい
る。例えば、ゴム製風船状の膨張部材34が使用され
る。表示筒33の上端部は、孔の無いシール栓35を用
いて密封される。表示筒33の下端部には、第1の実施
の形態のシール栓12と同様に漏れガスを導入するため
の孔36aを有するシール栓36が設けられている。こ
の実施の形態でも、検知孔2aにシール栓36が密着圧
入されることから、検知孔2aからメスナット2の外部
へガスが漏れることはない。また、このインジケータ3
2では、表示筒33の上端部がシール栓35によりシー
ルされることから、ガスがインジケータ32の外部へ漏
れることはない。
【0036】この実施の形態の管継手31によれば、管
継手31の密閉空間20において、両パイプ4,5の継
目部分でガス漏れが発生した場合、漏れたガスが検知孔
2aの中のシール栓36の孔36aを通じて表示筒33
の中に導入され、図6に示すように、膨張部材34が漏
れガスの圧力を受けて膨張することになる。このよう
に、膨張部材34が、検知孔2aを通じて表示筒33の
内部に導入される漏れガスに感応して可視的変化を示す
ことになる。そして、この形状変化により、管継手31
の内部にガス漏れが発生したことが外部に表示される。
この結果、この実施の形態の管継手31においても、管
継手31の内部で発生するガス漏れを簡単な構成をもっ
て現場で直接視認することができるようになり、作業者
がガス漏れのあった管継手31を容易に特定することが
でき、部品交換等の必要な処置を速やかに採ることがで
きるようになる。
継手31の密閉空間20において、両パイプ4,5の継
目部分でガス漏れが発生した場合、漏れたガスが検知孔
2aの中のシール栓36の孔36aを通じて表示筒33
の中に導入され、図6に示すように、膨張部材34が漏
れガスの圧力を受けて膨張することになる。このよう
に、膨張部材34が、検知孔2aを通じて表示筒33の
内部に導入される漏れガスに感応して可視的変化を示す
ことになる。そして、この形状変化により、管継手31
の内部にガス漏れが発生したことが外部に表示される。
この結果、この実施の形態の管継手31においても、管
継手31の内部で発生するガス漏れを簡単な構成をもっ
て現場で直接視認することができるようになり、作業者
がガス漏れのあった管継手31を容易に特定することが
でき、部品交換等の必要な処置を速やかに採ることがで
きるようになる。
【0037】[第4の実施の形態]次に、本発明(請求
項1,6に記載の発明)の管継手を具体化した第4の実
施の形態を図面を参照して説明する。図7は本実施の形
態の管継手41を示す断面図である。
項1,6に記載の発明)の管継手を具体化した第4の実
施の形態を図面を参照して説明する。図7は本実施の形
態の管継手41を示す断面図である。
【0038】管継手41のインジケータ42は、第1の
実施の形態のピストン9と表示棒10に代えて、透明な
表示筒43の内部に、ガス自体を検知し電気伝導度を変
化させて電気信号を出力するガスセンサ44が封入され
ている。表示筒43の上端部は、孔の無いシール栓45
を用いて密封される。表示筒43の下端部には、第1の
実施の形態のシール栓12と同様に漏れガスを導入する
ための孔46aを有するシール栓46が設けられてい
る。この実施の形態でも、検知孔2aにシール栓46が
密着圧入されることから、検知孔2aからメスナット2
の外部へガスが漏れることはない。また、このインジケ
ータ42では、表示筒43の上端部がシール栓45によ
りシールされることから、ガスがインジケータ42の外
部へ漏れることはない。
実施の形態のピストン9と表示棒10に代えて、透明な
表示筒43の内部に、ガス自体を検知し電気伝導度を変
化させて電気信号を出力するガスセンサ44が封入され
ている。表示筒43の上端部は、孔の無いシール栓45
を用いて密封される。表示筒43の下端部には、第1の
実施の形態のシール栓12と同様に漏れガスを導入する
ための孔46aを有するシール栓46が設けられてい
る。この実施の形態でも、検知孔2aにシール栓46が
密着圧入されることから、検知孔2aからメスナット2
の外部へガスが漏れることはない。また、このインジケ
ータ42では、表示筒43の上端部がシール栓45によ
りシールされることから、ガスがインジケータ42の外
部へ漏れることはない。
【0039】ガスセンサ44としては、例えば、熱線型
半導体式・半導体式と呼ばれる金属酸化物半導体の電気
伝導度の変化を利用するもの、或いは、接触燃焼式と呼
ばれる触媒上で低温燃焼させることにより抵抗が変化す
るもの等を利用することができる。接触燃焼式のガスセ
ンサ44では、水素化物(アルシン:AsH3、シラン
SiH3)等の可燃性ガスが白金触媒上で吸着燃焼する
と、温度変化により白金触媒の抵抗が変化する。その変
化をブリッジ回路で電圧出力として取り出す方法等を採
用することができる。このようにして出力される電気信
号により、インジケータ42の近傍に設けられた表示ラ
ンプ(図示略)等の表示装置を作動させるように構成す
る。
半導体式・半導体式と呼ばれる金属酸化物半導体の電気
伝導度の変化を利用するもの、或いは、接触燃焼式と呼
ばれる触媒上で低温燃焼させることにより抵抗が変化す
るもの等を利用することができる。接触燃焼式のガスセ
ンサ44では、水素化物(アルシン:AsH3、シラン
SiH3)等の可燃性ガスが白金触媒上で吸着燃焼する
と、温度変化により白金触媒の抵抗が変化する。その変
化をブリッジ回路で電圧出力として取り出す方法等を採
用することができる。このようにして出力される電気信
号により、インジケータ42の近傍に設けられた表示ラ
ンプ(図示略)等の表示装置を作動させるように構成す
る。
【0040】この実施の形態の管継手41によれば、管
継手41の密閉空間20において、両パイプ4,5の継
目部分でガス漏れが発生した場合、漏れたガスが検知孔
2aの中のシール栓46の孔46aを通じて表示筒43
の中に導入され、これを受けてガスセンサ44の電気伝
導度が変化し、ガスセンサ44から電気信号が出力され
る。このように、ガスセンサ44は、検知孔2aを通じ
て表示筒43の内部に導入される漏れガスを受けて作動
することにより電気信号を出力することになる。そし
て、この電気信号により表示ランプ等が点灯することに
より、管継手41の内部にガス漏れが発生したことが外
部に表示される。この結果、この実施の形態の管継手4
1においても、管継手41の内部で発生するガス漏れを
簡単な構成をもって現場で直接視認することができるよ
うになり、作業者がガス漏れのあった管継手41を容易
に特定することができ、部品交換等の必要な処置を速や
かに採ることができるようになる。尚、この実施の形態
の管継手41では、インジケータ42に付随して表示ラ
ンプ等の表示装置を必要とするが、この表示装置をイン
ジケータ42に一体的に取り付ければ、配線等が錯綜す
ることもない。
継手41の密閉空間20において、両パイプ4,5の継
目部分でガス漏れが発生した場合、漏れたガスが検知孔
2aの中のシール栓46の孔46aを通じて表示筒43
の中に導入され、これを受けてガスセンサ44の電気伝
導度が変化し、ガスセンサ44から電気信号が出力され
る。このように、ガスセンサ44は、検知孔2aを通じ
て表示筒43の内部に導入される漏れガスを受けて作動
することにより電気信号を出力することになる。そし
て、この電気信号により表示ランプ等が点灯することに
より、管継手41の内部にガス漏れが発生したことが外
部に表示される。この結果、この実施の形態の管継手4
1においても、管継手41の内部で発生するガス漏れを
簡単な構成をもって現場で直接視認することができるよ
うになり、作業者がガス漏れのあった管継手41を容易
に特定することができ、部品交換等の必要な処置を速や
かに採ることができるようになる。尚、この実施の形態
の管継手41では、インジケータ42に付随して表示ラ
ンプ等の表示装置を必要とするが、この表示装置をイン
ジケータ42に一体的に取り付ければ、配線等が錯綜す
ることもない。
【0041】[第5の実施の形態]次に、本発明(請求
項1,6に記載の発明)の管継手を具体化した第5の実
施の形態を図面を参照して説明する。図8は本実施の形
態の管継手51を示す断面図である。
項1,6に記載の発明)の管継手を具体化した第5の実
施の形態を図面を参照して説明する。図8は本実施の形
態の管継手51を示す断面図である。
【0042】管継手51のインジケータ52は、第1の
実施の形態のピストン9と表示棒10に代えて、表示筒
53の内部に、ピストン54と、そのピストン54に対
応する近接センサ55とが設けられる。表示筒53の上
端部は、近接センサ55から延びる信号端子55aを外
部へ導出するための孔56aを備えたシール栓56が設
けられる。表示筒53の下端部には、第1の実施の形態
のシール栓12と同様に漏れたガスを導入するための孔
57aを有するシール栓57が設けられる。さらに、ピ
ストン54とシール栓56との間には、ピストン54を
下方へ付勢するためのバネ58が設けられる。この実施
の形態では、検知孔2aにシール栓57が密着圧入され
ることから、検知孔2aからメスナット2の外部へガス
が漏れることはない。また、このインジケータ52で
は、シール栓56の孔56aを通じて信号端子55aが
外部へ導出されるが、表示筒43の内周面とピストン5
4の外周面との密着により気密性が確保されることか
ら、ガスがインジケータ42の外部へ漏れることはな
い。
実施の形態のピストン9と表示棒10に代えて、表示筒
53の内部に、ピストン54と、そのピストン54に対
応する近接センサ55とが設けられる。表示筒53の上
端部は、近接センサ55から延びる信号端子55aを外
部へ導出するための孔56aを備えたシール栓56が設
けられる。表示筒53の下端部には、第1の実施の形態
のシール栓12と同様に漏れたガスを導入するための孔
57aを有するシール栓57が設けられる。さらに、ピ
ストン54とシール栓56との間には、ピストン54を
下方へ付勢するためのバネ58が設けられる。この実施
の形態では、検知孔2aにシール栓57が密着圧入され
ることから、検知孔2aからメスナット2の外部へガス
が漏れることはない。また、このインジケータ52で
は、シール栓56の孔56aを通じて信号端子55aが
外部へ導出されるが、表示筒43の内周面とピストン5
4の外周面との密着により気密性が確保されることか
ら、ガスがインジケータ42の外部へ漏れることはな
い。
【0043】この実施の形態の管継手51によれば、管
継手51の密閉空間20において、両パイプ4,5の継
目部分でガス漏れが発生した場合、漏れたガスが検知孔
2aの中のシール栓57の孔57aを通じて表示筒53
の中に導入され、そのガスの圧力を受けてピストン54
がバネ58に抗して上昇する。このピストン54が近接
センサ55に近接することにより、同センサ55から電
気信号が出力される。このように、近接センサ55は、
検知孔2aを通じて表示筒53の内部に導入される漏れ
ガスをピストン54の移動を介して受けて作動すること
により電気信号を出力することになる。そして、この電
気信号により、インジケータ52の近傍に設けられた表
示ランプ(図示略)等を動作させることにより、管継手
51の内部にガス漏れが発生したことが外部に表示され
る。この結果、この実施の形態の管継手51において
も、管継手51の内部で発生するガス漏れを簡単な構成
をもって現場で直接視認することができるようになり、
作業者がガス漏れのあった管継手51を容易に特定する
ことができ、部品交換等の必要な処置を速やかに採るこ
とができるようになる。尚、この実施の形態の管継手5
1でも、インジケータ52に付随して表示ランプ等を必
要とするが、この表示ランプ等をインジケータ52に一
体的に取り付ければ、配線等が錯綜することもない。
継手51の密閉空間20において、両パイプ4,5の継
目部分でガス漏れが発生した場合、漏れたガスが検知孔
2aの中のシール栓57の孔57aを通じて表示筒53
の中に導入され、そのガスの圧力を受けてピストン54
がバネ58に抗して上昇する。このピストン54が近接
センサ55に近接することにより、同センサ55から電
気信号が出力される。このように、近接センサ55は、
検知孔2aを通じて表示筒53の内部に導入される漏れ
ガスをピストン54の移動を介して受けて作動すること
により電気信号を出力することになる。そして、この電
気信号により、インジケータ52の近傍に設けられた表
示ランプ(図示略)等を動作させることにより、管継手
51の内部にガス漏れが発生したことが外部に表示され
る。この結果、この実施の形態の管継手51において
も、管継手51の内部で発生するガス漏れを簡単な構成
をもって現場で直接視認することができるようになり、
作業者がガス漏れのあった管継手51を容易に特定する
ことができ、部品交換等の必要な処置を速やかに採るこ
とができるようになる。尚、この実施の形態の管継手5
1でも、インジケータ52に付随して表示ランプ等を必
要とするが、この表示ランプ等をインジケータ52に一
体的に取り付ければ、配線等が錯綜することもない。
【0044】[第6の実施の形態]次に、本発明(請求
項1〜3に記載の発明)の管継手を具体化した第6の実
施の形態を図面を参照して説明する。図9は本実施の形
態の管継手61を示す断面図であり、図10は作動中の
インジケータ部分の拡大断面図である。
項1〜3に記載の発明)の管継手を具体化した第6の実
施の形態を図面を参照して説明する。図9は本実施の形
態の管継手61を示す断面図であり、図10は作動中の
インジケータ部分の拡大断面図である。
【0045】この管継手61は、インジケータ62の本
体部分がメスナット2に内蔵されている点で前記各実施
の形態と異なる。すなわち、インジケータ62は、メス
ナット2に内蔵された短筒63の中にピストン64と、
そのピストン64の上面から上方へ延接された表示棒6
5とが封入されている。短筒63の上端は、検知孔2a
に装着されたゴム製のシール栓66によって保持されて
いる。
体部分がメスナット2に内蔵されている点で前記各実施
の形態と異なる。すなわち、インジケータ62は、メス
ナット2に内蔵された短筒63の中にピストン64と、
そのピストン64の上面から上方へ延接された表示棒6
5とが封入されている。短筒63の上端は、検知孔2a
に装着されたゴム製のシール栓66によって保持されて
いる。
【0046】また、表示棒65はシール栓66の中央部
に設けられた孔66aを通して外部へ突出可能となって
いる。ピストン64の外周面64aは短筒63の内周面
63aに密着され、摺動可能になっている。ピストン6
4が最下端に位置するとき、ピストン64の下面はガス
ケット6に当接し、表示棒65の先端部65aはシール
栓66の内部に没入することになる。ピストン64とシ
ール栓66の間には、ピストン64を下方へ付勢するた
めのバネ67が設けられる。この実施の形態では、ピス
トン64及び表示棒65は移動部材に相当し、短筒6
3、ピストン64及びシール栓66は表示筒に相当す
る。このインジケータ62では、シール栓66の孔66
aで表示棒65の移動が許容されるが、短筒63の内周
面63aとピストン64との密着により気密性が確保さ
れているので、ガスが管継手61の外部へ漏れることは
ない。
に設けられた孔66aを通して外部へ突出可能となって
いる。ピストン64の外周面64aは短筒63の内周面
63aに密着され、摺動可能になっている。ピストン6
4が最下端に位置するとき、ピストン64の下面はガス
ケット6に当接し、表示棒65の先端部65aはシール
栓66の内部に没入することになる。ピストン64とシ
ール栓66の間には、ピストン64を下方へ付勢するた
めのバネ67が設けられる。この実施の形態では、ピス
トン64及び表示棒65は移動部材に相当し、短筒6
3、ピストン64及びシール栓66は表示筒に相当す
る。このインジケータ62では、シール栓66の孔66
aで表示棒65の移動が許容されるが、短筒63の内周
面63aとピストン64との密着により気密性が確保さ
れているので、ガスが管継手61の外部へ漏れることは
ない。
【0047】この実施の形態の管継手61によれば、管
継手61の密閉空間20において、両パイプ4,5の継
目部分でガス漏れが発生した場合、その漏れたガスによ
ってピストン64がバネ67に抗して押し上げられる。
このように、ピストン64が継目部から発生した漏れガ
スの圧力を受けて移動することにより、表示棒65が検
知孔2aを通じて可視的変位を示すことになる。そし
て、図10に示すように、表示棒65の先端部65aが
シール栓66の外部へ押し出されることにより、管継手
61の内部にガス漏れが発生したことが外部に表示され
る。この結果、この実施の形態の管継手61において
も、管継手61の内部で発生するガス漏れを簡単な構成
をもって現場で直接視認することができるようになり、
作業者がガス漏れのあった管継手61を容易に特定する
ことができ、部品交換等の必要な処置を速やかに採るこ
とができるようになる。また、この管継手61では、メ
スナット2からのインジケータ62の突出部分が小さく
てすむので、管継手61の周囲のスペースが狭い場合に
も有効に使用することができる。
継手61の密閉空間20において、両パイプ4,5の継
目部分でガス漏れが発生した場合、その漏れたガスによ
ってピストン64がバネ67に抗して押し上げられる。
このように、ピストン64が継目部から発生した漏れガ
スの圧力を受けて移動することにより、表示棒65が検
知孔2aを通じて可視的変位を示すことになる。そし
て、図10に示すように、表示棒65の先端部65aが
シール栓66の外部へ押し出されることにより、管継手
61の内部にガス漏れが発生したことが外部に表示され
る。この結果、この実施の形態の管継手61において
も、管継手61の内部で発生するガス漏れを簡単な構成
をもって現場で直接視認することができるようになり、
作業者がガス漏れのあった管継手61を容易に特定する
ことができ、部品交換等の必要な処置を速やかに採るこ
とができるようになる。また、この管継手61では、メ
スナット2からのインジケータ62の突出部分が小さく
てすむので、管継手61の周囲のスペースが狭い場合に
も有効に使用することができる。
【0048】尚、この発明は前記各実施の形態に限定さ
れるものではなく、発明の趣旨を逸脱することのない範
囲で構成の一部を適宜に変更して実施することもでき
る。
れるものではなく、発明の趣旨を逸脱することのない範
囲で構成の一部を適宜に変更して実施することもでき
る。
【0049】
【発明の効果】上記請求項1に記載の発明の構成によれ
ば、万が一、第1管と第2管との継目部分に流体の漏れ
が発生しても、その漏れは継手本体の内部に封入され外
部へ漏れることはなく、この流体の漏れは漏れ表示手段
により検知されて外部に表示される。この結果、管継手
の内部で発生する流体の漏れを簡単な構成をもって現場
で直接視認することができる。
ば、万が一、第1管と第2管との継目部分に流体の漏れ
が発生しても、その漏れは継手本体の内部に封入され外
部へ漏れることはなく、この流体の漏れは漏れ表示手段
により検知されて外部に表示される。この結果、管継手
の内部で発生する流体の漏れを簡単な構成をもって現場
で直接視認することができる。
【0050】上記請求項2に記載の発明の構成によれ
ば、感応手段が漏れ流体に感応して可視的変化を示すこ
とになり、管継手の内部で漏れの発生したことが外部に
表示される。この結果、管継手の内部で発生する流体の
漏れを簡単な構成をもって現場で直接視認することがで
きる。
ば、感応手段が漏れ流体に感応して可視的変化を示すこ
とになり、管継手の内部で漏れの発生したことが外部に
表示される。この結果、管継手の内部で発生する流体の
漏れを簡単な構成をもって現場で直接視認することがで
きる。
【0051】上記請求項3に記載の発明の構成によれ
ば、移動部材が漏れ流体の圧力を受けて移動することに
より管継手の内部で漏れの発生したことが外部に表示さ
れる。この結果、管継手の内部で発生する流体の漏れを
簡単な構成をもって現場で直接視認することができる。
ば、移動部材が漏れ流体の圧力を受けて移動することに
より管継手の内部で漏れの発生したことが外部に表示さ
れる。この結果、管継手の内部で発生する流体の漏れを
簡単な構成をもって現場で直接視認することができる。
【0052】上記請求項4に記載の発明の構成によれ
ば、検知剤が漏れ流体に対して化学反応をおこして変色
することにより管継手の内部で漏れの発生したことが外
部に表示される。この結果、管継手の内部で発生する流
体の漏れを簡単な構成をもって現場で直接視認すること
ができる。
ば、検知剤が漏れ流体に対して化学反応をおこして変色
することにより管継手の内部で漏れの発生したことが外
部に表示される。この結果、管継手の内部で発生する流
体の漏れを簡単な構成をもって現場で直接視認すること
ができる。
【0053】上記請求項5に記載の発明の構成によれ
ば、膨張部材が漏れ流体の圧力を受けて膨張することに
より管継手の内部で漏れの発生したことが外部に表示さ
れる。この結果、管継手の内部で発生する流体の漏れを
簡単な構成をもって現場で直接視認することができる。
ば、膨張部材が漏れ流体の圧力を受けて膨張することに
より管継手の内部で漏れの発生したことが外部に表示さ
れる。この結果、管継手の内部で発生する流体の漏れを
簡単な構成をもって現場で直接視認することができる。
【0054】上記請求項6に記載の発明の構成によれ
ば、漏れ流体がセンサに作用することにより、センサが
作動して電気信号を出力することにより、管継手の内部
で漏れの発生したことが外部に表示される。この結果、
管継手の内部で発生する流体の漏れを簡単な構成をもっ
て現場で直接視認することができる。
ば、漏れ流体がセンサに作用することにより、センサが
作動して電気信号を出力することにより、管継手の内部
で漏れの発生したことが外部に表示される。この結果、
管継手の内部で発生する流体の漏れを簡単な構成をもっ
て現場で直接視認することができる。
【0055】上記請求項7に記載の発明の構成によれ
ば、移動部材が漏れ流体の圧力を受けて移動し検知孔を
通じて可視的変位を示すことになり、これによって流体
漏れの発生したことが外部に表示される。この結果、管
継手の内部で発生する流体の漏れを簡単な構成をもって
現場で直接視認することができる。
ば、移動部材が漏れ流体の圧力を受けて移動し検知孔を
通じて可視的変位を示すことになり、これによって流体
漏れの発生したことが外部に表示される。この結果、管
継手の内部で発生する流体の漏れを簡単な構成をもって
現場で直接視認することができる。
【図1】第1の実施の形態に係る管継手の構造を示す断
面図である。
面図である。
【図2】同じく、作動中のインジケータを示す断面図で
ある。
ある。
【図3】第2の実施の形態に係る管継手の構造を示す断
面図である。
面図である。
【図4】同じく、作動中のインジケータを示す断面図で
ある。
ある。
【図5】第3の実施の形態に係る管継手の構造を示す断
面図である。
面図である。
【図6】同じく、作動中のインジケータを示す断面図で
ある。
ある。
【図7】第4の実施の形態に係る管継手の構造を示す断
面図である。
面図である。
【図8】第5の実施の形態に係る管継手の構造を示す断
面図である。
面図である。
【図9】第6の実施の形態に係る管継手の構造を示す断
面図である。
面図である。
【図10】同じく、作動中のインジケータを示す拡大断
面図である。
面図である。
【図11】従来の管継手を示す断面図である。
1 管継手 2 メスナット(継手本体) 2a 検知孔 3 オスナット(締付部材) 4 第1パイプ(第1管) 5 第2パイプ(第2管) 6 ガスケット 7 インジケータ 8 表示筒 9 ピストン 10 表示棒 21 管継手 23 表示筒 24 検知剤 31 管継手 33 表示筒 34 膨張部材 41 管継手 43 表示筒 44 ガスセンサ 51 管継手 53 表示筒 54 ピストン 55 近接センサ 61 管継手 63 短筒 64 ピストン 65 表示棒 66 シール栓
Claims (7)
- 【請求項1】 第1管と第2管を同一軸線上で互いに連
結するために前記両管の継目部分に設けられる管継手で
あって、 前記第1管が一端に挿通される筒状の継手本体と、 前記継手本体の他端に螺合されることにより前記継手本
体の内部を密閉すると共に前記第2管が挿通される締付
部材と、 前記継手本体の密閉された内部で前記第1管と前記第2
管との間に介在され、前記両管の継目部分からの流体の
漏れを防止するための漏れ防止手段と、を備え、前記締
付部材が前記継手本体に締め付けられることにより、前
記両管に互いに対向する推力を与えて前記両管を漏れ防
止手段を介して互いに圧接した状態で連結するようにし
た管継手において、 前記継手本体の密閉された内部で前記両管の継目部分か
ら発生した漏れを検知して表示するための漏れ表示手段
を前記継手本体に設けたことを特徴とする管継手。 - 【請求項2】 前記漏れ表示手段は、 前記継手本体に開けられた検知孔と、 前記検知孔に対応して前記継手本体に取り付けられた表
示筒と、 前記表示筒の内部に設けられ、前記検知孔を通じて前記
表示筒の内部に導入される漏れ流体に感応して可視的変
化を示す感応手段とを備えたことを特徴とする請求項1
に記載の管継手。 - 【請求項3】 前記感応手段は、前記漏れ流体の圧力を
受けて前記表示筒の内部で移動する移動部材であること
を特徴とする請求項2に記載の管継手。 - 【請求項4】 前記感応手段は、前記漏れ流体に化学反
応して変色する検知剤であることを特徴とする請求項2
に記載の管継手。 - 【請求項5】 前記感応手段は、前記漏れ流体の圧力を
受けて前記表示筒の内部で膨張する膨張部材であること
を特徴とする請求項2に記載の管継手。 - 【請求項6】 前記漏れ表示手段は、 前記継手本体に開けられた検知孔と、 前記検知孔に対応して前記継手本体に取り付けられた表
示筒と、 前記表示筒の内部に設けられ、前記検知孔を通じて前記
表示筒の内部に導入される漏れ流体を受けて作動するこ
とにより電気信号を出力するセンサとを備えたことを特
徴とする請求項1に記載の管継手。 - 【請求項7】 前記漏れ表示手段は、 前記継手本体に開けられた検知孔と、 前記検知孔を封鎖すると共に前記継手本体に内蔵された
表示筒と、 前記表示筒の内部に設けられ、前記継目部分から発生し
た漏れ流体の圧力を受けて移動することにより前記検知
孔を通じて可視的変位を示す移動部材とを備えたことを
特徴とする請求項1に記載の管継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29116799A JP2001108181A (ja) | 1999-10-13 | 1999-10-13 | 管継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29116799A JP2001108181A (ja) | 1999-10-13 | 1999-10-13 | 管継手 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001108181A true JP2001108181A (ja) | 2001-04-20 |
Family
ID=17765325
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29116799A Pending JP2001108181A (ja) | 1999-10-13 | 1999-10-13 | 管継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001108181A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007009880A (ja) * | 2005-07-04 | 2007-01-18 | Toyota Motor Corp | 排気ガス漏れ検出システム |
JP2010025297A (ja) * | 2008-07-23 | 2010-02-04 | Daikin Ind Ltd | 食い込み式管接続構造、弁、食い込み式管継手及び冷凍装置 |
JP2015064109A (ja) * | 2007-06-26 | 2015-04-09 | スウエイジロク・カンパニー | 感知機能を有する導管接続 |
KR101545150B1 (ko) * | 2015-05-07 | 2015-08-19 | 플루오르테크주식회사 | 유해가스 감지장치 |
JP2016023829A (ja) * | 2014-07-17 | 2016-02-08 | シャープ株式会社 | 熱交換器およびヒートポンプ式加熱装置 |
JP2016065614A (ja) * | 2014-09-25 | 2016-04-28 | 三菱電機株式会社 | 配管接続構造 |
KR20180050879A (ko) * | 2016-11-07 | 2018-05-16 | 플루오르테크주식회사 | 전극 접점을 이용한 가스누출 감지장치 |
US10295093B2 (en) | 2007-06-26 | 2019-05-21 | Swagelok Company | Conduit connection with sensor on a threaded body |
US10578503B2 (en) | 2015-03-06 | 2020-03-03 | Swagelok Company | System and methods for strain detection in a coupling |
CN113532764A (zh) * | 2020-04-10 | 2021-10-22 | 浙江省海洋水产研究所 | 一种用于实验室的色谱仪气路漏气检测结构 |
-
1999
- 1999-10-13 JP JP29116799A patent/JP2001108181A/ja active Pending
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US9400070B2 (en) | 2007-06-26 | 2016-07-26 | Swagelok Company | Conduit fitting with sensor on a threaded nut |
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US10295093B2 (en) | 2007-06-26 | 2019-05-21 | Swagelok Company | Conduit connection with sensor on a threaded body |
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KR101545150B1 (ko) * | 2015-05-07 | 2015-08-19 | 플루오르테크주식회사 | 유해가스 감지장치 |
KR20180050879A (ko) * | 2016-11-07 | 2018-05-16 | 플루오르테크주식회사 | 전극 접점을 이용한 가스누출 감지장치 |
CN113532764A (zh) * | 2020-04-10 | 2021-10-22 | 浙江省海洋水产研究所 | 一种用于实验室的色谱仪气路漏气检测结构 |
CN113532764B (zh) * | 2020-04-10 | 2024-04-12 | 浙江省海洋水产研究所 | 一种用于实验室的色谱仪气路漏气检测结构 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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