JP3971683B2 - 二重配管装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、2種類の流体を1経路で供給することができる二重配管装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の二重配管装置としては、例えば、外管と、その外管に内挿された内管とからなる二重管構造であり、内管には可燃性ガスや有毒ガスなどの危険性の高いガス(以下「危険性ガス」という)を流通させ、外管には反応性を持たない不活性ガスを封入して内管を覆うとともに、危険性ガスの漏洩を検出する漏洩検知器を備えたものが知られている。
ここで、外管は、内管を覆うことで内管を保護し、直接内管に外力がかからないようにすると共に、内管から危険性ガスが漏洩したときにその危険性ガスを外管の内部に止めて置き、大気中に漏洩しないようにする役割を果たす。
この二重配管装置におけるガスの漏洩検知器は、外管の内部に、所定の内部の危険性ガスよりも高圧の不活性ガスを封入し、亀裂などによる漏洩が内管または外管のいずれに生じた場合でも、内管の内圧と外管との内圧との差圧を測定して漏洩を検知するものである。(例えば、特許文献1参照)
【0003】
【特許文献1】
特開昭52−033583号公報(第1〜3頁、第3〜4図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の二重配管装置では、以下の問題が存在している。
従来の二重配管装置における漏洩検知器は、内管の内圧と外管との内圧との差圧を測定して漏洩を検知するものであるから、内管には損傷がなく正常で、危険性ガスが漏洩していない場合であっても、外管が損傷して不活性ガスが漏洩すれば、外管の内圧が低下するため、危険性ガスが漏洩したのと同じように検知してしまう。
また、外管の内部に封入された不活性ガスは、仕切り壁により区切られた各区間内に、外管の内圧を検出するために封入されたものであり、専ら内管の内部を通過するガスを安全に供給するためにのみ使用されている。
このような二重配管装置においては、供給可能なガスが1種類であるため、供給されるガス量と比較して配管の施工費用が高くなってしまう。
【0005】
また、内管を点検・補修する際には、内管が外管に覆われているため、外管の一部を除去して内管を露出させる必要があり、補修作業が煩雑になってしまい、外管に内挿された内管を迅速に補修することができないという問題が存在している。
【0006】
本発明の課題は、配管に関するコスト低減効果が十分に得られるように、外管側にも流体を供給することが可能となると共に、内管の点検・補修が容易に可能となる二重配管装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、請求項1に記載の二重配管装置は、外管と、前記外管に内挿された内管とから構成され、前記外管及び前記内管の内部を流体が通過する二重配管装置であって、前記外管は検知室により分断され、前記外管における前記検知室の上流と下流は、前記検知室を迂回する分岐管により連通しており、前記内管は、前記上流の外管の内部、前記検知室の内部及び前記下流の外管の内部に、内挿されているとともに、前記検知室内には、前記内管の内部を通過する流体の漏洩を検知可能な手段が備えられており、前記外管の内部を通過する流体が、前記内管の内部を通過する流体よりも減圧状態で、前記検知室内に供給されるように構成されていることを特徴とする。
【0008】
ここで、流体とは、気体に限定されるものではなく、液体であってもよい。さらに、検知手段とは、流体の存在を検出するものに限定されるものではなく、流体の濃度を検出するものなど、既存の各種手段を用いることができる。
【0009】
請求項1に記載の発明によれば、検知室内には、外管の内部を通過する流体が、内管の内部を通過する流体よりも減圧状態で供給されていることにより、内管の内部から漏洩した流体が検知室内に流れるので、検知室内で、内管の内部から漏洩した流体を検出することができ、内管と外管の内部に流体をそれぞれ通過させることができる。したがって、内管を外管の内部の流体で覆って保護しつつ、2つの管を有効利用して2つの流体を供給することができるため、コストの削減を図ることができる。
また、外管は、検知室の前後で外管と接続し、検知室を迂回して外管を連通させる分岐管が設置されているため、外管による流体の供給を停止することなく、検知室内の内管を露出させることができるので、内管の点検・補修作業を簡素化することができる。
また、検知室内には、外管の内部を通過する流体が供給されるように構成されているので、検知室外で内管が破損して外管の内部に流体が漏洩したときは、内管の内部から漏洩した流体を含む外管の内部の流体が検知室内に流れ込むため、検知室外で内管から漏洩した流体を検知手段により検出することもできる。
【0010】
請求項2に記載の二重配管装置は、外管と、前記外管に内挿された内管とから構成され、前記外管及び前記内管の内部を流体が通過する二重配管装置であって、前記外管には、末端に、前記外管と融絶されている検知室が設けられるとともに、その検知室の近傍の上流側に、末端に開閉バルブが設置された分岐管が接続され、前記内管は、前記検知室内に貫入されているとともに、前記検知室内には、前記内管の内部を通過する流体の漏洩を検知可能な手段が備えられており、前記外管の内部を通過する流体が、前記内管の内部を通過する流体よりも減圧状態で、前記検知室内に供給されるように構成されていることを特徴とする。
【0011】
請求項2に記載の発明によれば、外管の末端には外管と融絶されている検知室が設けられ、内管はその検知室内に貫入されているとともに、検知室内には、内管の内部を通過する流体を検知可能な手段を備えたことにより、検知室内で内管の末端が破損して内管の内部の流体が漏洩したとしても、漏洩した流体が検知室から大気中に漏洩することがないため、内管から漏洩した流体を検知手段により早期に検出することができる。また、外管の末端には外管と融絶されている検知室が設けられ、内管はその検知室内に貫入されたことにより、内管が、検知室内では露出された状態にあるため、内管の補修作業が容易である。
【0012】
請求項3に記載の二重配管装置は、請求項1及び2に記載の二重配管装置であって、前記検知室内には、前記内管を開閉する開閉バルブが設置されていることを特徴とする。
【0013】
請求項3に記載の発明によれば、内管のバルブを検知室内に設置したことにより、内管において劣化や振動等により破損し易い箇所であるバルブを検知手段を備えた検知室で覆うことができるため、バルブから内管の内部の流体が漏洩したとしても早期に検出することができる。また、内管のバルブを検知室内に設置することにより、外管を分解することなく、検知室内のバルブを容易に露出させることができるため、内管のバルブの点検・補修作業が容易となる。
【0014】
請求項4の記載の二重配管装置は、請求項1に記載の二重配管装置であって、前記検知室内には、前記内管同士の接続部が設置されていることを特徴とする。
【0015】
請求項4に記載の発明によれば、内管の繋ぎ目である接続部を検知手段を備えた検知室内に設置したことにより、内管において破損し易い繋ぎ目の箇所を検知室で覆うことができるため、内管の繋ぎ目から流体が漏洩したとしても、早期に検出することができる。また、内管同士の接続部を検知室内に設置することにより、外管を分解することなく、内管の接続部を露出させることができるため、内管の繋ぎ目部分の点検・補修作業が容易となる。
【0016】
請求項5に記載の二重配管装置は、請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の二重配管装置であって、前記検知室は、枝管及び減圧弁を介して前記外管の上流側に接続されていることを特徴とする。
【0017】
請求項5に記載の発明によれば、外管の所定部位が、外管の軸方向に移動することにより、内管の一部が外管の外部に露出されるようにして構成されているため、内管の点検・補修作業を行うときに、外管を分解することなく、外管内にある内管を露出させることができ、点検・補修作業の作業性を向上させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
なお、各実施形態の説明において、同一の構成要素に関しては同一の符号を付し、重複した説明は省略するものとする。
【0019】
本発明の実施形態に係る二重配管装置は、気体、液体などの各種流体の供給に適用可能であるが、この実施形態では、2種類のガスを供給する場合を例として説明する。
【0020】
[第1実施の形態]
まず、本発明の第1実施形態に係る二重配管装置について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る二重配管装置の要部概略図である。
【0021】
二重配管装置は、図1に示すように、外管1と、外管1の供給側外管1cと、排出側外管1dに内挿された内管2とから構成され、外管1及び内管2の内部を供給源6などの上流から送られた不活性ガスA、危険性ガスBが通過して、2種類のガスを所定の排出先7などの下流に供給するものである。
【0022】
ここで、不活性ガスAは、外管1により供給される気体または液体からなる流体であり、例えば窒素、アルゴンまたはヘリウム等からなる不活性ガスなどの危険性のないガスや液体である。
【0023】
危険性ガスBは、内管2により供給される気体または液体からなる流体であり、例えばアセチレン、プロパンガス、都市ガス、水素などの爆発する危険性がある可燃性ガスや毒性のある危険性の高いガスや、石油類などの可燃性の液体や毒性のある液体である。
【0024】
二重配管装置では、外管1が、検知室4により供給側外管1cと、排出側外管1dとに分断されている。そして、供給側外管1cと排出側外管1dにおける外管1は、検知室4を迂回して分岐管1aにより連通している。そして、検知室4内には、内管2の内部を通過する危険性ガスBよりも減圧状態で、外管1の内部を通過する不活性ガスAが供給されている。
【0025】
分岐管1aは、供給側外管1cと排出側外管1dとを、検知室4を迂回して連通すると共に、その分岐管1aの間にはバルブ9が配設されている。バルブ9は、その開閉を調整することにより、必要時に不活性ガスAの流れを止めたり、流量を変えたりすることができる。
【0026】
また、供給側外管1cの検知室4の近傍には、分岐した支管10が設置されている。この支管10は、圧力を減少させるための減圧弁8を介して検知室4に接続され、検知室4内に外管1の内部を通過する不活性ガスAを供給している。減圧弁8は、検知室4内の内圧を内管2の内圧より低く調整するための圧力調整バルブである。
【0027】
内管2は、危険性ガスBを供給源6からは排出先7に供給する管である。その内管2は、危険性ガスBの供給源6から検知室4内のバルブ3まで配管された供給側内管2aと、バルブ3から不活性ガスAの排出先7まで配管された排出側内管2bから構成されており、内管2は、検知室4内において、外管1に内挿されることなく露出している。バルブ3は、内管2の内部を通過する危険性ガスBの圧力を調整したり、遮断するものである。さらに検知室4には、漏洩した内管2の危険性ガスBを検出する漏洩検知器5が設置されている。
なお、検知室4内のバルブ3は、これに限定されるものではなく、内管において破損し易い内管2同士の接続部であればよく、例えば、供給側内管2aと排出側内管2bを接続するための継手や溶接箇所であってもよい。
また、漏洩検知器5の構成はこれに限定されるものではなく、設定された濃度以上になった場合に、警報するような構成でもよく、その他でも構わない。また、漏洩検知器5には、検知室4外や遠隔地にある管理室などに警報手段を設置して、内管2の内部の危険性ガスBが、漏洩したこと知らせるようにしてもよい。
【0028】
なお、外管1、内管2及び支管10は、ステンレス管でなるが、それに限定されるものではなく、材質は通過する不活性ガスA及び危険性ガスBの性質や周囲の環境に合わせて適宜に選択すればよく、例えば、鉄管、樹脂管、内面を樹脂でコーティングした鉄管、その他でも構わない。
また、バルブ3,9及び減圧弁8は、通過する不活性ガスA及び危険性ガスBに合ったものを適宜に選んで使用すればよく、その他でも構わない。
【0029】
検知室4は、開閉可能な蓋体(図示せず)を有する密閉された箱体であり、外管1から支管10及び減圧弁8を介して不活性ガスAが送り込まれている。
なお、検知室4は、鉄製の密閉箱体であるが、箱体を構成する材質は不活性ガスA及び危険性ガスBの性質や周囲の環境に合わせて適宜に選択すればよく、例えば、ステンレスや樹脂やその他でも構わない。
【0030】
次に、本発明の第1実施形態に係る二重配管装置の作用を説明する。
平常時、外管1のバルブ9は開放されており、外管1の内部を通過する不活性ガスAは、供給源6から排出先7に向かって流れている。また、内管2のバルブ3も開放されており、内管2の内部を通過する危険性ガスBも供給源6から排出先7に向かって流れている。このように外管1と内管2からなる二重配管により、外管1の内部の不活性ガスAで内管2を覆って保護しながら2種類のガスA,Bが供給源6から排出先7に供給されている。
【0031】
また、外管1の内部を通過する不活性ガスAは、支管10を介して検知室4内に送り込まれている。このとき、減圧弁8により、不活性ガスAは、内管2の内圧よりも減圧された状態で、検査室4内に送り込まれている。この検知室4内では、内管2の内部を通過する危険性ガスBを検出する漏洩検知器5が設置されているため、危険性ガスBの漏洩が判るようになっている。
【0032】
そして、バルブ3が劣化や振動等によって破損すると、危険性ガスBは、内管2より内圧が低く設定してある検知室4内に、破損箇所から漏洩する。すると、漏洩検知器5で危険性ガスBの漏洩を検出する。このように、破損し易いバルブ3を、検知室4の内部に設置したため、内管2の内部を通過する危険性ガスBがバルブ3から漏洩しても、検知室4の外に漏洩することが防止され、漏洩検知器5で危険性ガスBの漏洩を早期に検出することができる。
【0033】
次に、内管2の破損箇所を補修するときは、まず、危険性ガスBの供給源6を止めると共に、検知室4の蓋体を開放して、バルブ3及び減圧弁8を閉める。そして、開放した検知室4の蓋体から、ガスケットまたはバルブ等の交換部品や工具を差し込んで、危険性ガスBが漏洩した破損箇所を補修する。このとき、検知室4内では、内管2が露出された状態にあるため、内管2の補修作業が容易である。なお、補修している間において、外管1の不活性ガスAは、供給源6から分岐管1aを通過して排出先7に供給できる。
【0034】
[第2実施の形態]
次に本発明の第2実施形態に係る二重配管装置について説明する。
図2は、本発明の第2実施形態に係る二重配管装置の要部概略図である。
【0035】
本発明の第2実施形態に係る二重配管装置は、第1実施形態に係る二重配管装置と略同様の構成であり、図2に示す各バルブは、外管1と内管2から構成される二重配管装置の末端に設置されている。
【0036】
外管1は、末端に検知室4を設置すると共に、その近傍の上流側に分岐管1aが接続され、その分岐管1aの末端に、バルブ12が設置されている。
【0037】
バルブ12は、仕切弁等からなる弁を開閉することにより、不活性ガスAを放出・遮断することができ、さらに、このバルブ12に他の配管を接続することにより、不発性ガスAを所望位置に供給して使用することができる。
【0038】
内管2は、末端部位を外管1から露出して、その露出した部位を検知室4内に挿入すると共に、その末端にバルブ11を設置されている。
【0039】
バルブ11は、例えば仕切弁等からなり、弁を開閉することにより、危険性ガスBを内管2から放出・遮断することができ、さらに、このバルブ11に他の配管を接続することにより、危険性ガスBを所望位置に供給して使用することができる。
【0040】
次に本発明の第2実施形態に係る二重配管装置の作用を説明する。
平常時、外管1のバルブ12は閉塞されており、不活性ガスAは止まった状態にある。内管2のバルブ11も閉塞されており、危険性ガスBも止まった状態で流れていない。
【0041】
例えば、内管2の末端やバルブ11が劣化や振動等により破損して、その破損箇所から危険性ガスBが漏洩すると、その危険性ガスBは、内管2より内圧が低く設定された検知室4内に流れて、検知室4内に危険性ガスBが流れる。すると、漏洩検知器5が、検知室4内に漏洩した危険性ガスBを検出するため、内管2から漏洩した危険性ガスBは検知室4から大気中に漏洩することがなく、早期に検出することができる。
【0042】
次に、内管2及びバルブ11の破損箇所を補修するときは、まず、危険性ガスBの供給源6を止めると共に、検知室4の蓋体(図示せず)を開放して、バルブ11及び減圧弁8を閉める。そして、開放した検知室4の蓋体から、ガスケットまたはバルブ等の交換部品や工具を差し込んで、バルブ11と内管2の繋ぎ目などの危険性ガスBが漏洩した破損箇所を補修する。このとき、検知室4内では、内管2が露出された状態にあるため、内管2の補修作業が容易である。補修している間において、外管1の不活性ガスAは、供給源6から分岐管1aを通過してバルブ12まで供給されている。
【0043】
[第3実施の形態]
次に本発明の第3実施形態に係る二重配管装置について説明する。
本発明の第3実施形態に係る二重配管装置は、第1及び第2実施形態の二重配管装置と略同様の構成であり、内管の接続部の点検・修理を容易にするものである。
図3及び図4は、本発明の第3実施形態に係る二重配管装置を示す図で、図3は外管を外管継手で連結した状態を示す要部概略図で、図4は外管継手を外管から離脱して移動したときの状態を示す要部概略図である。
【0044】
図3及び図4に示す二重配管装置は、不活性ガスA及び危険性ガスBを供給源6から排出先7まで供給するために、内管13は、複数の各内管13,13の端部を突き合わせた接続部13aを溶接で接続して延長し、外管14は、端部にフランジ部14a,14bを形成した複数の外管14を、外管継手15を介して接続し、延長している。
【0045】
なお、内管13は、管継手により接続してもよく、その接続方法は特に限定しない。また、内管13は、塩化ビニルなどの樹脂管(図示せず)からなる場合、ニップルなどの管継手を使用して接着剤により接続する。
【0046】
外管14は、前記内管13の接続部13aの周囲に配設された外管継手15により、所定間隔で配置された供給側外管14eと排出側外管14fを連結している。供給側外管14eにおいて、排出側外管14fに対向する端部には、フランジ部14aが形成されている。また、排出側外管14fにおいて、供給側外管14eに対向する端部には、フランジ部14bが形成されている。供給側外管14eに形成された供給側フランジ部14aのフランジ面には、外管14の外周に沿って所定間隔で複数のボルト14cが、供給源6側に向けて突出形成されている。排出側外管14fに形成したフランジ部14bには、外管14の外周に沿って所定間隔で複数の貫通穴14dが穿設されている。外管14及び外管継手15は、例えばステンレス鋼で形成されるが、それに限定されるものではなく、材質は通過する不活性ガスA及び危険性ガスBの性質や周囲の環境に合わせて適宜に選択すればよく、鉄や銅や樹脂やその他でも構わない。
【0047】
外管継手15は、両端に内側に向けて折り曲げられた内鍔部15b,15cが形成された略円筒状の部材であり、内鍔部15bと内鍔部15cとの間に、供給側外管14eのボルト14cがあるフランジ部14aが配置されている。供給側内鍔部15bは、供給側外管14eのフランジ部14aの供給源6側に配設され、供給側外管14eのフランジ部14aに形成されたボルト14cが貫通可能な貫通穴15aが外管14の外周に沿って所定間隔で複数穿設されている。排出側内鍔部15cは、供給側外管14eのフランジ部14aと、排出側外管14fのフランジ部14bとの間に配置され、排出側外管14fのフランジ部14bに形成された貫通穴14dに貫通可能なボルト15dが外管14の外周に沿って所定間隔で複数突出形成されている。平常時において、外管継手15の貫通穴15aには、供給側外管14eのボルト14cが挿通され、ナット16により外管継手15と供給側外管14eが固定される。外管継手15のボルト15dには、排出側外管14fの貫通穴14dを挿通され、ナット17により外管継手15と排出側外管14fが固定される。
【0048】
なお、図3及び図4に示す供給源6及び排出先7は、互いにその位置を換えて、不活性ガスA及び危険性ガスBの供給される方向を逆方向にしてもよく、また、ボルト14c,15d及び貫通穴14d,15aの設置位置を逆にして使用してもよい。
フランジ部14a,14bと内鍔部15b,15cに形成されるボルト14c,15d及び貫通穴14d,15aの数は、4個、8個、12個、または16個等であり、その数は外管14とフランジ部14a,14bと内鍔部15b,15cの径に合わせて適宜な数とすればよく、その数は特に限定しない。
また、外管14のフランジ部14a,14bと外管継手15の内鍔部15b,15cとの接触面には、合成ゴム等からなるパッキンを介在して外管14の密閉性を向上させてもよい。
さらに、外管継手15は、供給側外管14eと排出側外管14fとを連結すると共に、外管14の軸方向に移動できる構造であればよく、形状、寸法等は構わない。
また、内管13の露出する部位は、外管14の任意の部位に設けることができ、その際、外管14が軸方向に移動できるように形成されていてもよい。
従って、外管継手15を用いることなく、外管14自体を分割して、着脱可能に形成してもよい。
そして、外管継手15の接続手段は、ボルト14c,15dとナット16,17に限定されるものではなく、例えばフランジ部14a,14b及び内鍔部15b,15cをねじ込み型継手及び嵌め込み型継手等の形状に形成して着脱できるようにしたものであってもよい。
【0049】
次に本発明の第3実施形態に係る二重配管装置の作用を説明する。
図3に示すように、平常時、外管14の内部には供給源6から排出先7に向かって不活性ガスAが流れていて、内管13の内部には供給源6から排出先7に向かって危険性ガスBが流れている。
なお、本発明の第3実施形態に係る二重配管装置は、第1実施形態及び第2実施形態の二重配管装置の一部に設けられていてもよい。
【0050】
例えば、内管13が劣化や振動等により、接続部13aが破損して、その破損箇所から危険性ガスBが漏洩すると、その危険性ガスBは、外管14及び外管継手15内に流れ、直接大気中に漏洩することがない。
【0051】
その内管13の破損箇所を補修するときは、まず、不活性ガスA及び危険性ガスBの供給源6を止めると共に、バルブ3,9(図1参照)を閉めて不活性ガスA及び危険性ガスBの供給を遮断する。に外管継手15の両側にあるナット16,17をボルト14c,15dから離脱して、図4に示すように、外管継手15を軸心線に沿って供給源6の方向(矢印D)に移動させる。外管継手15は、供給側外管14eのフランジ部14aと排出側外管14fとの間のフランジ部14bから内鍔部15cまでの長さLを移動することができるため、供給側外管14eと排出側外管14fの間が開口して、内管13の接続部13aが露出される。これにより、溶接機(図示せず)の溶接棒(図示せず)等を接続部13aまで差し込んで、危険性ガスBが漏洩した破損箇所を容易に補修することができる。
【0052】
補修作業が完了したならば、外管継手15を矢印Eの元の方向に戻してボルト14c,15dをナット16,17で締め付けて図3の元の状態にすることで、再度内管13及び外管14が使用できるようになる。
【0053】
なお、本発明は、その技術思想の範囲内で種々の改造及び変更が可能であり、本発明はこれら改造及び変更された発明にも及ぶことは勿論である。
本発明に係る二重配管装置は、危険性ガスBと危険性のない不活性ガスAを供給する配管設備として最適であるが、供給される不活性ガスA及び危険性ガスBは特に限定するものではなく、全く危険性のない2種類の気体や液体であってもよく、あらゆる流体の供給用輸送管として使用することができる。
また、本発明の第3実施形態に係る二重配管装置は、供給側外管14e及び排出側外管14fに連結される外管14を、フランジ部14a,14b等でフランジ接続することにより、接続部13aが外管継手15から露出されない場合であっても、供給側外管14eまたは排出側外管14fを供給源6の方向(矢印D)または排出先7の方向(矢印E)にずらして、内管13の接続部13aを露出させることができる。このように、外管14を移動できるようにしてもよい。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1に記載の二重配管装置によれば、検知室内には、外管の内部を通過する流体が、内管の内部を通過する流体よりも減圧状態で供給されていることにより、内管の内部から漏洩した流体が検知室内に流れるので、検知室内で、内管の内部から漏洩した流体を検出することができ、内管と外管の内部に流体をそれぞれ通過させることができる。したがって、内管を外管の内部の流体で覆って保護しつつ、2つの管を有効利用して2つの流体を供給することができるため、コストの削減を図ることができる。
また、外管は、検知室の前後で外管と接続し、検知室を迂回して外管を連通させる分岐管が設置されているため、外管による流体の供給を停止することなく、検知室内の内管を点検・補修することができるので、内管の点検・補修作業を簡素化することができる。
【0055】
請求項2に記載の発明によれば、外管の末端には外管と融絶されている検知室が設けられ、内管はその検知室内に貫入されているとともに、検知室内には、内管の内部を通過する流体を検知可能な手段を備えたことにより、検知室内で内管の末端が破損して内管の内部の流体が漏洩したとしても、内管から漏洩した流体を検知手段により早期に検出することができる。また、外管の末端には外管と融絶されている検知室が設けられ、内管はその検知室内に貫入されたことにより、内管が、検知室内では露出された状態にあるため、内管の補修作業が容易である。
【0056】
本発明の請求項3に記載の二重配管装置によれば、内管のバルブを検知室内に設置したことにより、内管において劣化や振動等により破損し易い箇所であるバルブを検知手段を備えた検知室で覆うことができるため、内管の内部を通過する流体がバルブから漏洩したとしても、早期に検出することができる。また、内管のバルブを検知室内に設置したことにより、検知室内のバルブを容易に露出させることができるため、内管のバルブの点検・補修作業が容易となる。
【0057】
本発明の請求項4に記載の二重配管装置によれば、内管の繋ぎ目である接続部を検知室内に設置したことにより、内管において破損し易い繋ぎ目の箇所を検知手段を備えた検知室で覆うことができるため、内管の内部を通過する流体が漏洩したとしても、早期に検出することができる。また、内管同士の接続部を検知室内に設置したことにより、内管の接続部を露出させることができるため、内管の繋ぎ目部分の点検・補修作業が容易となる。
【0058】
本発明の請求項5に記載の二重配管装置によれば、検知室が、枝管及び減圧弁を介して前記外管の上流側に接続されていることにより、検知室内の内圧を内管の内圧より低く調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態を示す図面で、二重配管装置の要部概略図である。
【図2】本発明の第2実施の形態を示す図面で、二重配管装置の要部概略図である。
【図3】本発明の第3実施の形態を示す図面で、外管を外管継手で連結した状態を示す要部概略図である。
【図4】本発明の第3実施の形態を示す図面で、外管継手を外管から離脱して移動したときの状態を示す要部概略図である。
【符号の説明】
1,14 外管
1a 分岐管
2,13 内管
3,9,11,12 バルブ
4 検知室
5 漏洩検知器(検知手段)
8 減圧弁
13a 接続部
14a,14b フランジ部
15 外管継手

Claims (5)

  1. 外管と、前記外管に内挿された内管とから構成され、前記外管及び前記内管の内部を流体が通過する二重配管装置であって、
    前記外管は検知室により分断され、前記外管における前記検知室の上流と下流は、前記検知室を迂回する分岐管により連通しており、
    前記内管は、前記上流の外管の内部、前記検知室の内部及び前記下流の外管の内部に、内挿されているとともに、
    前記検知室内には、前記内管の内部を通過する流体の漏洩を検知可能な手段が備られており、前記外管の内部を通過する流体が、前記内管の内部を通過する流体よりも減圧状態で、前記検知室内に供給されるように構成されていることを特徴とする二重配管装置。
  2. 外管と、前記外管に内挿された内管とから構成され、前記外管及び前記内管の内部を流体が通過する二重配管装置であって、
    前記外管には、末端に、前記外管と融絶されている検知室が設けられるとともに、その検知室の近傍の上流側に、末端に開閉バルブが設置された分岐管が接続され、
    前記内管は、前記検知室内に貫入されているとともに、
    前記検知室内には、前記内管の内部を通過する流体の漏洩を検知可能な手段が備えられており、前記外管の内部を通過する流体が、前記内管の内部を通過する流体よりも減圧状態で、前記検知室内に供給されるように構成されていることを特徴とする二重配管装置。
  3. 前記検知室内には、前記内管を開閉する開閉バルブが設置されていることを特徴とする請求項1及び2に記載の二重配管装置。
  4. 前記検知室内には、前記内管同士の接続部が設置されていることを特徴とする請求項1に記載の二重配管装置。
  5. 前記検知室は、枝管及び減圧弁を介して前記外管の上流側に接続されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の二重配管装置。
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