JPH0637957B2 - 水取立管の閉塞方法 - Google Patents

水取立管の閉塞方法

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JPH0637957B2
JPH0637957B2 JP63167049A JP16704988A JPH0637957B2 JP H0637957 B2 JPH0637957 B2 JP H0637957B2 JP 63167049 A JP63167049 A JP 63167049A JP 16704988 A JP16704988 A JP 16704988A JP H0637957 B2 JPH0637957 B2 JP H0637957B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は都市ガスの埋設導管に配設されている水取立管
を恒久的に閉塞する方法に関する。
(従来の技術) 近年、都市ガスは石炭、石油系ガスから天然ガスに切換
えられてきている。ところで、天然ガスに切替えた場合
でもガス導管は既存のものを使用することになるが既存
の埋設管には、ガス中に含まれる水分を除去するため配
管の途中に水取器が設けられている。
この水取器は、ガス本管を、大径にして水分を溜めるよ
うにしてあり上部には水取立管が貫通して固着してあ
り、地上から適宜この水取立管を通じて、大径管の底部
の水取器に溜った水を排出する構造となっている。
しかし天然ガスはドライガスでありガス中に水分が含ま
れていないため既存の埋設管を使用した場合水取器は、
不用であるばかりでなく、水取立管は道路工事等の際、
破損されたり腐食によりガス漏れ事故の危険等がある。
従って、不用となった水取立管は撤去するか又は破損事
故や腐食が生じてもガス漏れが生じないように閉塞する
必要がある。
従来の水取立管を撤去する方法では周囲の地盤を掘削す
る必要があるため、多大の経費を要し又、工事期間中道
路通行に影響があった。
このため、水取器を閉塞する方法が提案され一部採用さ
れている。
例えば特公昭54-32964号公報では、ガス本管の底部拡径
部の水取器と水取立管部の両方にエポキシ樹脂を充填し
て閉塞する方法が開示されている。この方法は、エポキ
シ樹脂圧送タンク内の空気を本管のガスで置換してガス
本管圧と等圧にしてエポキシ樹脂をポンプで圧送するも
のである。
又、特公昭55-17277号公報には水取立管に連通する樹脂
槽を密閉タンクに収納し、この密閉タンク内の空気をガ
スに置換した後、外部から密閉タンク内に液体を供給し
て高圧にして樹脂槽から水取立管に樹脂を供給してガス
本管底部水取器に樹脂を所定量溜めて水取立管を閉塞す
る方法が開示されている。
(発明が解決しようとする課題) このような従来技術のいずれの場合もガス本管の拡大底
部水取器に樹脂を充填したうえで水取立管内にも樹脂を
充填密封する方法であるため、水取器へ注入した樹脂内
に水取立管の先端が埋設されていなければならない。し
かし、水取器における注入樹脂の高さを検知するること
は困難であるため水取立管の先端が確実に樹脂層に埋設
しているか検証できない。
又、水取器はガス本管を拡大して形成されており、この
拡大底部に樹脂を充填するため大量の樹脂が必要となり
不経済である欠点があった。
(課題を解決するための手段〕 本発明は前記従来技術の課題を解消するものでありその
要旨はガス本管に立設されている水取立管のバルブの開
放端にシールアダプターを取付け、該シールアダプター
内をガス本管圧とほゞ同等の圧力に維持しながら水取立
管内先端位置に、内圧で膨張する逆止弁付ゴム玉を収縮
状態で挿入し、前記逆止弁付ゴム玉にガスボンベに封入
された不活性ガスを供給してゴム玉を膨張させて水取立
管内に遮断部を形成し、次に前記不活性ガス圧を利用し
て非収縮性充填材を水取立管内遮断部より上方に注入し
て硬化させることを特徴とする水取立管の閉塞方法であ
る。
(作用) 即ち、既存水取立管のバルブを通して内圧で膨張するゴ
ム玉を収縮した状態で水取立管内に挿入して先端位置に
て膨張させて装着してガス本管と水取立管を遮断した後
水取立管内に非収縮性充填材を注入し、硬化させて水取
立管を閉塞させるものであり、使用する充填材の量は極
めて少量で済む。
なお、非収縮性充填材の注入は不活性ガスを用いて万一
ガス洩れがあっても爆発等の危険が無いようにする。
(実施例) 第1図は本発明の実施態様例の全体構成図である。1は
埋設ガス本管、2は水取器、3はガス本管の上部を貫通
して水取器に到達する水取立管、4はマンホール、5は
水取立管上端のバルブ、6はバルブ5に接続される透明
パイプ、7は水取立管内にパイプをセットするためのシ
ールアダプター、7は圧抜バルブ7はアダプター内
圧力調整弁、8は水取立管3の先端部を遮断する逆止弁
付ゴム玉、9は非収縮性充填材を注入する注入管、10
は非収縮性充填材タンク、11は不活性ガスボンベ(N
ガス)、13,14はゴム玉を水取立管先端部に装着
する際使用するホースとパイプである。なお、透明なア
クリルパイプ6は充填材の充填状況を確認するためのも
のであり、他の手段例えば注入量で確認できる場合は設
けなくても良い。
第2図はシールアダプターの詳細を示すものである。
シールアダプター本体は上下にフランジ7,7を有
しそれぞれ中央にはゴム玉に不活性ガスを供給するパイ
プ又は充填材注入用パイプを貫通する穴が明けられてい
る。上フランジ7の貫通穴には、複数段のOリング7
により貫通パイプをシールする蓋がボルトナットで取
付られている。
下フランジは水取立管のバルブ開放端(上端)に設けた
透明パイプのフランジに気密に接続されている。なおお
アクリルパイプを使用しない場合はバルブ5の上端に接
続される。
アダプター本体にはエアパージ用の圧抜バルブ7およ
び水取立管内の圧力を測定する圧力計7と、水取立管
内の圧力を所定の圧力に自動的に調整するため不活性ガ
スボンベからの配管と圧力調整器が設けられている。
第3図は水取立管3の先端を遮断する逆止弁付ゴム玉の
詳細を示すものである。
ゴム玉8aは通常(内圧を加えない時)は収縮状態で上
方にネジ部8cを有する逆止弁8bに固定されている。
ゴム玉を水取立管内に挿入する際はパイプ14の先端ネ
ジ14aと前記逆止弁付ゴム玉上部のネジ8cを嵌合さ
せ、挿入する(第3図(イ))。
水取立管内の所定位置にゴム玉を装着する際には、パイ
プ14内に水取立管内圧以上の圧力を送るとゴム玉が膨
張して水取立管内壁に押当てられて遮断部を形成する。
その後パイプを取付時と反対回転させることにより逆止
弁付ゴム玉とパイプを離脱させることができ、ゴム玉は
逆止弁の働きで膨張した状態を維持される(第3図
(ロ))。
本発明は以上の如き装置例により以下の手順で行う。
マンホール内4に設置されていいる水取立管3のバル
ブ5を閉じた状態で先端に逆止弁付ゴム玉8を取付けた
挿入用パイプ14をシールアダブター7の上方から差込
む。
挿入用パイプの後端にはホース13が接続されこのホー
ス13は充填材タンク、バルブ10e、減圧弁11aを介して
不活性ガスのボンベに接続されている(もちろん充填材
タンクは、空の状態としておく)。なお、ホースは充填
材タンクを経由せずバイパス13aにしても良い。
次に、水取立管のバルブ5を開くとともにアダプター
のガス抜バルブを開いてシールアダプター内の空気を排
出する。アダプター内の空気が排出され本管ガスに置換
されたらガス抜バルブを閉じる。
次に、逆止弁付ゴム玉を取付けた挿入パイプをバルブ
5を通して水取立管内に挿入する。
ゴム玉が水取立管の先端から約10〜20cmの位置に到
達したら、バルブ10eを開いて不活性ガスボンベから不
活性ガスをホース、挿入パイプ、逆止弁を通じてゴム玉
に供給する。この際、不活性ガスの圧力はガス本管圧よ
り約1kg/cm2程高くなるように減圧弁でセットしてお
く。ゴム玉は膨張して水取立管の管壁に押付けられて固
定される(なおゴム玉装着位置を決めるにあたっては事
前に水取立管の深さを検尺しておく)。
次に、バルブ10eを閉にして不活性ガスの供給を止め
挿入用パイプを取付時と反対方向に回転させることによ
り、逆止弁付ゴム玉と離脱させる。
ゴム玉は逆止弁の働きで膨張したまゝの状態でガス本管
側と水取立管の通路を遮断することになる。
この後充填材の注入工程に入る。
充填材はエポキシ樹脂等の合成樹脂やセメント系の非収
縮性材料で硬化剤との混合により硬化するもの、又は自
硬化性を有するものを用いる。充填材を注入するパイプ
は前記ゴム玉挿入用パイプを利用することができる(又
は別の注入パイプに置換えても良い)。
以下ゴム玉挿入用パイプを利用する場合について述べ
る。
注入準備 充填材を所定配合して充填材タンクに入れておく。
シールアダブター7の圧力調整器7をガス本管圧力
とほゞ同等の値にセットしておく。
これは、水取立管内に充填材が充填されるに従ってシー
ルアダブター内の圧力が上昇するのを防ぐため行うもの
である。
注入パイプの先端をゴム玉の位置から約20cm程度上
方にしておく。
注入作業 以上の準備が整ったらバルブ10eを開き不活性ガスボン
ベから不活性ガスを充填材タンクに送り込む。この際圧
力はガス本管圧より高くしておく必要がある。
次に充填タンク出口のバルブ10bを開くと、充填材はホ
ース13、注入パイプ14を通じて水取立管に注入され
る。
充填材の注入に応じて注入管を徐々に上方に引上げるよ
うにした方が注入圧を高めることが無い。
充填材の注入状況は充填材タンクに監視窓を設けて行う
ことができ、又水取立管内の充填材注入高さ監視にはバ
ルブ6の上方に透明管を介装させておくと都合が良い。
所定量の注入が終了したら水取立管のバルブ5を閉にし
て地上部の装置を撤去する。
この後充填材が硬化すれば水取立管内は完全に閉塞さ
れ、地盤掘削で損傷したり、水取立管が腐食してもガス
漏れ等の心配は生じない。
(発明の効果) 本発明によればガス本管にガスを流しながら水取立管を
閉塞する方法において、水取立管の先端部にゴム玉を遮
断して、水取立管内のみに非収縮性充填材を充填して閉
塞するので従来のように水取器と水取立管の両方に充填
する方法に較べて著しく充填材の量を減少でき、経済的
にも有利である。
又ゴム玉のセット、充填材の注入には不活性ガスを利用
しているので作業を安全に行うことができるとともに不
活性ガスはガスボンベに封入されたものを利用している
のでコンプレッサー、注入ポンプ等の設備が不要である
ことなどの優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図は本発明の実施態様例を示す図
であって、第1図は水取立管に充填材注入時の全体設備
構成図、第2図はシールアダブターの詳細図、第3図
(イ)は逆止弁付ゴム玉を水取立管に挿入時の状況を示す
図、(ロ)は逆止弁付ゴム玉を水取立管に装着した状況
図、第4図は従来例を示す説明図である。 1:ガス本管、2:水取器、 3:水取立管、4:マンホール、 5:水取立管バルブ、6:透明管、 7:シールアダプター、8:逆止弁付ゴム玉、 9:充填材注入パイプ、10:充填材タンク、 11:不活性ガスボンベ、 13:ホース、 14:ゴム玉挿入パイプ、 15:地表面、16:ポンプ、 7f:ガス抜バルブ、7h:圧力調整弁、 8a:ゴム玉、8b:逆止弁、 8c:ネジ部、10a:充填材、 10b:充填材タンクバルブ、 10e:バルブ、11a:減圧バルブ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガス本管に立設されている水取立管のバル
    ブの開放端にシールアダプターを取付け、該シールアダ
    プター内をガス本管圧とほゞ同等の圧力に維持しながら
    水取立管内先端位置に、内圧で膨張する逆止弁付ゴム玉
    を収縮状態で挿入し、前記逆止弁付ゴム玉にガスボンベ
    に封入された不活性ガスを供給してゴム玉を膨張させて
    水取立管内に遮断部を形成し、 次に前記不活性ガス圧を利用して非収縮性充填材を水取
    立管内遮断部より上方に注入して硬化させることを特徴
    とする水取立管の閉塞方法。
JP63167049A 1988-07-05 1988-07-05 水取立管の閉塞方法 Expired - Lifetime JPH0637957B2 (ja)

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JP2001091327A (ja) * 1999-09-27 2001-04-06 Keiyo Gas Kk メーター立管取替装置およびその取替方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55132488A (en) * 1979-03-30 1980-10-15 Osaka Gas Co Ltd Treating method for airrtight sealing of unused water intake pipe

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