JPH0637923Y2 - 液体充填装置 - Google Patents

液体充填装置

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JPH0637923Y2
JPH0637923Y2 JP12082588U JP12082588U JPH0637923Y2 JP H0637923 Y2 JPH0637923 Y2 JP H0637923Y2 JP 12082588 U JP12082588 U JP 12082588U JP 12082588 U JP12082588 U JP 12082588U JP H0637923 Y2 JPH0637923 Y2 JP H0637923Y2
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Japan
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filling
piston
carton
cylinder
drive shaft
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重信 佐藤
松雄 小嶋
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はカートン等の容器に液体を自動的に一定量づつ
充填するための液体充填装置に関する。
(従来の技術) 従来、例えばカートン成形工程、カートン内外部洗浄滅
菌工程、液体充填工程、カートン上部仮折及び加熱シー
ル工程を順次経てカートン内に液体、例えば酒類その他
の飲料水の自動的に充填包装させる液体充填包装装置に
おいて、カートン内へ充填される液体は正確に一定量に
調整されることが必要であり、そのため量目微調整を容
易におこない得るものでなければならない。
しかるに、従来のこの量目微調整は量目カラーに調整代
を付けて調整する方法、あるいは上部ストッパーの位置
をネジ止めで調整する方法などが用いられていた。
(考案が解決しようとする課題) しかし、上述の如き従来の量目微調整は操作上面倒であ
るとともに微妙な調整が困難であるなどの問題があっ
た。
したがって、本考案は量目微調整の操作を外部から容易
におこなうことができるとともに、微妙な調整も容易な
液体充填装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記課題を解決するための手段として液量調整
のための量目カラーの下方にスライド板をネジを介して
左右に摺動させ、量目微調整をおこなうという手段を講
じた。
即ち、本考案は上部が充填液供給タンクと連通し下端に
開口部を有する充填液導入用筒体と;該筒体の下端に連
設され頂部に上記開口部を開閉させる逆止弁を有し頂部
側面に充填液導出用ポートが連設された充填シリンダー
と;該充填シリンダー内にて上下動自在に設けられ、頂
部に該充填シリンダの内壁面に摺接する充填用ディス
ク、下部に上部ストッパーを有するピストンと;該ピス
トン下端部を導出させるようにして該充填シリンダの下
端に連設されたピストン案内用筒体と;該ピストンの下
端に連結して設けられ上部に下部ストッパーを有するピ
ストン駆動シャフトと;該駆動シャフトの上記下部スト
ッパー固定位置より下方に着脱自在に嵌挿された量目カ
ラーと;上記ピストンの工程距離を微調するための機構
であって、該量目カラーを上面にて支持するとともに上
記ピストン駆動シャフトに上下動自在に嵌挿された上部
板体と該上部板体および該ピストン駆動シャフトの上下
動を許容するようにして上部板体の下方にて該ピストン
駆動シャフトに嵌挿され上面が傾斜し上記上部板体の下
面との間に厚みが一方向に徐々に変化する空間を形成す
る下部板体と、該空間に対応して厚みが徐々に変化した
断面を有し該空間内にて厚みの変化する方向に摺動自在
に装着されたスライド板と、先端部が該スライド板の1
側と噛合し、基端部が上記下部板体に回転自在に軸支さ
れスライド板を上記摺動方向に移動させる微調整ネジ機
構とからなる微調整機構と;上記ピストン駆動シャフト
を往復動させるための駆動手段と;を具備してなること
を特徴とする液体充填装置を提供するものである。
(作用) スライド板に取付けた微調整ネジを回転させることによ
りスライド板が摺動し、これにより上部板体の上面の高
さが変り、したがって下部ストッパーと当接する量目カ
ラーの上面の位置が決定され、ピストンの工程距離の微
調整をおこなうことができる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例について図面を参照して詳細に
説明する。
第3図ないし第5図は本考案を適用した無菌包装装置の
全体構造を示し、図中1は無菌包装ユニット本体であ
り、この無菌包装ユニット本体1は、大別して有底筒状
の包装容器(以後、カートンという)2を受取って無菌
包装を完了させる無菌包装部3と、この無菌包装部3に
有底筒状のカートン2を供給するカートン底形供給部4
とからなる。これら無菌包装部3とカートン成形供給部
4とは、共通の架台5に搭載され、ほぼ全体が外部カバ
ー6で覆われた構成となっている。この外部カバー6
は、架台5上に組立てられた窓枠部材(第5図参照)7
と、この窓枠部材7により構成される複数の窓のうち開
閉する必要の無い部分を閉塞する透明板ガラス(図示し
ない)と、開閉を必要とする部分を閉塞する透明ガラス
を嵌込んだ扉体(図示しない)とで構成されている。ま
た、カートン成形供給部4の右側前部には操作制御盤8
が設けられている。
また、このように構成された無菌包装ユニット本体1の
後側には、無菌包装部3に口栓9を供給する口栓供給ユ
ニット10、被充填物を供給する被充填物供給ユニット1
1、および無菌エアーCAを供給する無菌空気供給ユニッ
ト12などが配設されている。
前記カートン成形供給部4は、図中右側部位に位置し、
操作制御盤8の前面下部に位置して設けられて偏平状に
折畳まれた無底のカートン2…を順次取出部に移送する
カートンフィーダ15と、前記外部カバー6内に収容され
カートンフィーダ15の最前端のカートン2を吸着して取
出して有底角筒状に成形する成形機構部16とからなる。
成形機構部16は、カートン2を保持する複数のマンドレ
ル17を備えたボトム成形ターレット18とを有し、このボ
トム成形ターレット18が第4図の矢印方向に間欠回転す
ることにより前記マンドレル17は、受渡し装置(図示し
ない)が配置された受取りポジションP1、ヒータ19が配
置されたボトム加熱ポジションP2、折込み装置20が配置
されたボトム仮折ポジションP3、プレス装置21が配置さ
れたボトムプレスシールポジションP4、および引抜き装
置(図示しない)が配置された受渡しポジションP5に順
次対向し得る構成となっている。なお、前記受取りポジ
ションP1は、カートン筒状成形部になっており、取出し
手段22によりカートンフィーダ15からカートン2を吸着
取出しすると、ガイド部材23に当接して自動的に角筒状
に成形されるようになっている。
また、無菌包装部3には、包装容器搬送手段としてのカ
ートンコンベヤ25が設けられており、このカートンコン
ベヤ25は、左右方向に長い偏平無端状に張設された無端
チェーン26にL字状の第1のホルダ27aと第2のホルダ2
7bとからなるキャリヤ27を所定間隔に装着したものであ
り、前側の往路部分を走行するキャリア27…でカートン
2…を挾持してカートン受取り位置である第1の位置か
らカートン排出位置である第2の位置まで間欠的に搬送
するようになっている。前記カートン受取り位置である
第1の位置は、前記カートン成形供給部4の受渡しポジ
ションP5に対向しており、有底筒状のカートン2が順次
キャリヤ27を構成する第1のホルダと第2のホルダ間に
押し込まれるようになっている。
さらに、カートンキャリヤ2の往路部分で構成されるカ
ートン搬送路28に対向して、カートン2…に対する包装
を完了させる包装プロセス構成手段29が設けられてい
る。
すなわち、カートン受取り位置の下流側には、前処理工
程部30としての口栓装着手段31、口栓溶着手段32、第1
トップ仮折手段33、およびカートンクリーナ手段34と、
無菌処理工程部35としてのカートン殺菌手段36、充填手
段37、およびトップ封止手段38と、後処理工程である日
付刻印手段40が配設されている。
無菌処理工程部35としての前記カートン殺菌手段36は、
カートン外部スチーム殺菌手段41、カートン内部スチー
ム殺菌手段42、および加熱空気乾燥手段43で構成されて
おり、また、トップ封止手段38は、第2トップ仮折手段
44、トップ加熱手段45、およびトッププレス手段46とで
構成されている。
また、このような構成からなる包装プロセス構成手段29
の主要部である無菌処理工程部35、すなわち、カートン
殺菌手段36、充填手段37、およびトップ封止手段38の配
設部分は、無菌チャンバ50によりトンネル状に覆われた
状態となっている。この無菌チャンバ50内には、前記無
菌空気供給ユニット12で作られた0.2〜0.3μm以下の粒
子しか含まない、いわゆる無菌エアーCAが3本のダクト
51,52,53を介して3か所に導入され、その内部は常に陽
圧状態(水圧で3〜5mm程度)に保たれ、外部空気が入
り込まないようになっている。なお、各ダクト51〜53か
らの無菌エアーCAの導入量は流量調整弁54によりそれぞ
れ適宜調節されている。また、このとき無菌エアーCAが
無菌チャンバ50の両端開口部から流出し、この流出した
無菌エアーCAによって外部カバー6内も陽圧のクリーン
エリアCAとなり、外部カバー6と無菌チャンバ50との二
重の無菌構造を形成するようになっている。
さらに、カートン搬送路28の終端部には、カートンコン
ベア25のキャリア27から開放された包装完了品であるカ
ートン2を、外部カバー6外に搬出するためのロータリ
ーテーブル55が配設されている。
また、無菌チャンバ50の前記スチーム殺菌手段41,42の
配設位置に近い一端開口部側には、スチーム回収手段55
のスチーム吸込部を形成するフード57が、カートン搬送
路28を囲繞する状態かつ無菌チャンバ50との間に若干の
隙間を形成する状態に取付けられているとともに、この
フード57に形成された排気口には架台5内に配置された
ブロア(図示しない)と連通するホース58が接続された
構成となっている。そして、前記無菌チャンバ50から流
出するスチームsが、前処理工程部30側に行かないよう
に回収するとともに、始動当初のなどには外部カバー6
内の非無菌空気を排気するようになっている。
また、カートンコンベア25に復路には、殺菌液噴霧手段
65が配設されていて、空のキャリヤ27…に次亜塩素酸水
溶液aを噴霧するようになっている。
つぎに、包装プロセス構成手段29を構成する前記各手段
に付いて説明する。なお、細部については本考案と直接
関係ないため説明は省略する。
前記口栓装着手段31は、口栓搬送シュート66の最先端部
の口栓9を、ハンド67を介して取出して、カートン2に
予め穿たれている口栓装着孔2aに内側から挿入装着させ
る構成となっている。なお、前記口栓供給ユニット10
は、ホッパ68内に収容された口栓9…を口栓整列装置69
に供給して整列させ、これを口栓搬送シュート66を介し
て口栓装着手段31に供給するようになっている。
前記口栓溶着手段32は、口栓9の鍔部と口栓装着孔2aの
開口縁部とを、受け機構70と可動式超音波発生手段71と
で挾持して、相互対向面部を超音波溶着するようになっ
ている。
前記第1トップ仮折手段33は、一対の可動成形折込片お
よび挾持ブロックを有したヘッド72を備え、カートン2
の上端開口部を罫線に沿って一旦屋根型に折込んで折癖
を付けるようになっている。
前記カートンクリーナ手段34は、空気噴出ノズルとバキ
ュームノズルとの二重構造のクリーナノズル73をカート
ン2内に挿入し、空気を吹き込んだ後に吸引することに
より紙粉などを除去するようになっている。
前記カートン外部スチーム殺菌手段41は、図示しないス
チーム発生手段と連通するスチーム供給管74から分岐さ
れて、先端部を前記無菌チャンバ50内に臨ませた6本の
スチーム噴出ノズル75…の内、カートン2の前後左右の
外部4面に対向する4本のスチーム噴出ノズル75…で、
また、前記カートン内部スチーム殺菌手段42は、カート
ン2の開口部に対向する2本のスチーム噴出ノズル75,7
5でそれぞれ構成されており、スチーム噴出ノズル75…
から噴出されるスチームsにより、カートン2の内外面
の殺菌を行なうようになっている。
前記加熱空気乾燥手段43は、図示しない加熱空気発生源
と連通する加熱空気供給管76に接続された加熱空気噴出
ノズル77の先端部を、前記無菌チャンバ50内に臨ませた
構成となっており、カートン2の開口部に加熱空気HAを
噴出して乾燥するようになっている。
前記充填手段37は、吐出パイプ78を介して充填装置79の
吐出口に接続された充填ノズル80の先端部を、前記無菌
チャンバ50内に臨ませた構成となっており、充填装置79
の動作に応じて、所定量目の被充填物Wがカートン2内
に充填されるようになっている。充填装置79の吸入口
は、供給パイプ81を介して被充填物供給ユニット架台82
上に載置された液体供給タンク83と連通した状態となっ
ている。また、被充填物供給ユニット架台上には、第4
図および第5図に二点鎖線で示すエリアに、バルブ類お
よび配管系が集中して配設されている。
前記第2トップ仮折手段44は、一対の固定成形折込片を
有するヘッド84を、前記無菌チャンバ50内に臨ませた構
成となっており、ヘッド84の下降動作により、カートン
2の内方折込部分を、再度、一対の固定成形折込片で内
方に押込むようになっている。
前記トップ加熱手段45は、一対のヒータ部85a,85aを有
したヘッド85を、前記無菌チャンバ50内に臨ませた構成
となっており、ヘッド85を下降させて一対のヒータ部85
a,85aを、それぞれカートン2,2内に介在させることによ
り、1つのカートン2の開口シール部を2度加熱して接
着可能な溶融状態とするようになっている。
前記トッププレス手段46は、シール部を挾持するブロッ
ク対86を、前記無菌チャンバ50内に臨ませた構成となっ
ており、ブロック対86でカートン2のシール部を挾持す
ることにより、トップ折込みとシールを行なうようにな
っている。
また、前記日付刻印手段40は、活字をセットしたブロッ
ク対87で、カートンのシール部を挾持することにより、
シール部に日付刻印を行なうようになっている。
また、カートンコンベヤ25の復路に配設された殺菌液噴
霧手段65は、キャリヤ27に対向してスプレー90を配置し
て、その部分をフード91で覆った構成としたもので、ス
プレー91は、図示しないポンプや流量調節手段を配した
供給配管系92を介して、次亜塩素酸水溶液aを収容した
タンク93に接続された状態となっている。そして、濃度
50〜500ppm程度(実施例では100〜200ppm)の次亜塩素
酸水溶液aを連続的に噴霧するようになっている。
また、前記無菌チャンバ50には、各手段配設位置に対向
して、透明カバー94によりそれぞれ閉塞されたメインテ
ナンス用窓部95…が形成されており、必要に応じて透明
カバー94を取外して、無菌チャンバ50内のメインテナン
スができるようになっている。また、各手段の無菌チャ
ンバ50への挿入部の隙間は、ゴム板や蛇腹等のシール部
材によって閉塞された状態となっており、無菌チャンバ
50の無菌性を破壊しないような構成となっている。
また、充填手段37と対応する位置には、溝カムを利用し
たワンタッチ式の開閉蓋96により閉塞された窓97が形成
されており、必要に応じて前記開閉蓋96をずらして、一
端を外部カバー6外に導出させたノズルアダプタ(図示
しない)を充填ノズル80の先端に接続するとともに、ノ
ズルアダプタに外嵌された蓋(図示しない)で前記窓97
を閉塞できるようになっている。そして、無菌チャンバ
50内の無菌性を保持したまま、充填手段37の管路を洗浄
した洗浄液を、外部カバー6外に直接排出できるように
なっている。
つぎに、第6図を中心にカートン2の成形から包装完了
までの動作を説明する。まず、カートン供給成形部4で
有底角筒状のカートン2が成形される。すなわち、カー
トンフィーダ15に一括してセットされた偏平状に折畳ま
れた無底のカートン2は、取出し手段22により最前端の
ものから順次取出され、カートン筒状成形部を兼ねる受
取りポジションP1に送り込まれる。この受取りポジショ
ンP1に送り込まれ角筒状に成形されたカートン2は、ボ
トム成形ターレット18のマンドレル17に保持され、ボト
ム成形ターレット18の間欠回転に伴いヒータ19が配置さ
れたボトム加熱ポジションP2、折込み装置20が配置され
たボトム仮折ポジションP3、プレス装置21が配置された
ボトムプレスシートポジションP4、および引抜き装置
(図示しない)が配置された受渡しポジションP5に順次
対向して有底角筒状に成形される。
ついで、有底角筒状に成形されたカートン2は、無菌包
装ユニット本体1に供給され無菌包装が行われる。すな
わち、有底筒状のカートン2が、カートンコンベヤ25の
キャリヤ27に挿入され、走行に伴い順次カートン搬送路
28を間欠移送される。
そして、まず、前処理工程部30である口栓装着手段31、
口栓溶着手段32、第1トップ仮手段33、およびカートン
クリーナ手段34に順次対向することにより、口栓9の装
着から口栓9の超音波溶着、さらに、カートン2の上端
開口部の折癖を付け、カートン2内の清掃までの前処理
工程が完了する。
ついで、カートン2は、無菌包装工程部35に送り込まれ
る。そして、カートン外部スチーム殺菌手段41およびカ
ートン内部スチーム殺菌手段42に順次対向することによ
りカートン2の内外面のスチーム殺菌を行なわれ、つい
で、加熱空気乾燥手段43によりカートン2内の残留蒸気
の除去が行われる。ついで、充填手段37に対向すること
により所定量目の被充填物Wがカートン2内に充填さ
れ、この後、第2トップ仮折手段44に対向することによ
りカートン2の広がり気味となった内方折込部分を再度
内方に押込む。さらに、この後、トップ加熱手段45およ
びトッププレス手段46に順次対向することによりカート
ン2の開口シール部の2度加熱とトップ折込みとシール
が行なわれる。
なお、この無菌処理工程部35は、無菌チャンバ50により
トンネル状に覆われ、その内部に無菌エアーCAが供給さ
れて陽圧状態に保たれて外部空気が入らないようになっ
ており、衛生的な包装が行なえることになる。
ついで、カートン2は、後処理工程部39である日付刻印
手段40に対向することによりシール部に日付刻印が行な
われた後、キャリヤ27から開放されてロータリーテーブ
ル55上に排出され外部カバー6外に搬出され包装を完了
する。
なお、ロータリーテーブル55上に排出された包装完成品
は図示しないコンベヤに受渡され、所定の場所に搬出さ
れる。
次に本考案に係わる液体充填装置について図示の具体例
に基づいて説明する。第1図(A)は液体充填装置の下
部を示し、第1図(B)は液体充填装置の上部を示すも
のである。図示の如く装置上部には充填液導入用筒体10
1が配設されている。この充填液導入用筒体101は上部に
充填液供給タンク83と連通するポート102を有し、下端
に開口部103が設けられている。この充填液導入用筒体1
01の内部には後述する逆止弁104を先端に取着した支持
シャフト105及びその上方に配設された弁調整シャフト1
06が設けられている。この充填液導入用筒体101の下端
には、より大径の充填シリンダー107が連設されてい
る。この充填シリンダー107の頂部にはこれと連通する
充填液導入用筒体101の下端開口部を開閉する逆止弁104
が設けられ、さらにその側方には充填液をカートン2に
導入するための充填液導出用ポート108が設けられてい
る。充填シリンダー107の下部には拡大内壁部109が形成
されていて、その部分の壁面に排液ポート110が導出さ
れている。これらは充填シリンダー107の内部を洗浄す
るときのためのもので、後述の量目カラーを取りはずし
ピストンを最下位に下げた場合に、洗浄液がピストンの
充填用ディスクの周縁から下方に流入しピストンの裏側
を洗浄し、これを排液ポート110から排出させ得るよう
になっている。
この充填シリンダー107の内部には、これに沿って上下
動するピストン111の上部が配設されている。このピス
トン111は頂部に充填シリンダー107の内壁面に周縁部が
摺接するようにして充填用ディスク112が固定され、下
端部には第1図(A)に示す如くピストン111の工程の
上限を規定する上部ストッパー113が固着されている。
なお、充填シリンダー107の下端にピストン案内用筒体1
14が連設されている。このピストン案内用筒体114はピ
ストン111の下端近傍を軸支、案内するとともに、その
下端は上部ストッパー113の対するストッパー受けとな
っている。なお、このピストン案内用筒体114にはピス
トン111の滅菌をおこなうため加熱スチーム等を空隙部1
15に導入及び排出させるための一対ポート116、117が突
設されている。
ピストン111の下端にピストン駆動シャフト118が連結さ
れている。このピストン駆動シャフト118の上部にはピ
ストン111の工程の下限を規定する下部ストッパー119が
設けられている。このピストン駆動シャフト118の上部
で上記下部ストッパー119固定部より下方には1又はそ
れ以上の量目カラー120a,120bが着脱自在に嵌挿されて
いる。この量目カラー120a,120bは第6図に示す如くU
字溝を有し、これにピストン駆動シャフト118が挿入さ
れるようになっていて、したがってシャフト118に対し
側方から着脱することができる。この量目カラー120a,1
20bは充填液を大きく変更させる場合に用いられるもの
で、その他上述の如く全てを取りはずしてピストン111
を最下位の状態にピストン111の洗浄の便に供すること
もできる。即ち、量目カラー120a又は120b(量目カラー
120aを取りはずした場合)の上面が下部ストッパー119
に対するストッパー受けの役割を果し、ピストン111の
工程下限を規制する。
この量目カラー120a,120bは以下に説明する如く、量目
微調整機構121上に載置されていて、これにより、量目
カラー120a,120bの高さの微調整をおこなうことができ
るようになっている。この量目微調整機構121は量目カ
ラー120a,120bを上面にて支持するとともにピストン駆
動シャフト118に対し上下動自在に嵌挿された上部板体1
22と、この上部板体122の下方に設けられ、上部板体122
及びピストン駆動シャフト118の上下動を許容するよう
にしてピストン駆動シャフト118に嵌挿され、少なくと
も上面が傾斜して上部板体122の下面との間に厚みが一
方向に向って徐々に変化する空間123を形成する下部板
体124と、この空間123に対応して厚みが徐々に変化した
断面を有し空間123内にて厚みの変化する方向(図中、
矢線で示す方向)に摺動自在に装着されたスライド板12
5と、先端部にネジ126を有し、スライド板125の一側と
噛合し、基端部が下部板体124に固定部材127を介して回
転自在に軸支され、スライド板125を図中矢線方向に移
動させる微調整つまみ128とからなっている。なお、下
部板体124は装置全体を基台130上に固定するコラム129
に固定されている。微調整つまみ128には必要に応じ目
盛り付し調整をより容易かつ正確におこない得るように
してもよい。ピストン駆動シャフト118は任意の駆動手
段(図示しない)によって往復動される。
次に、この液体充填装置の動作について説明する。
まず、カートン2内に充填すべき液体を所定量注入する
ため、量目カラー120aを適当に付加又は取換え充填量を
大まかに決定する。ついで微調整ネジ128を回転して量
目カラー120aの上面の高さを正確に決定し、例えば第1
図(B)に示す如くピストン111の工程下限が一点鎖線
“a"で示す位置になるように設定する。ついでピストン
駆動シャフト118を介してピストン111を駆動させる。ピ
ストン111の充填用ディスク112が一点鎖線“a"で示す位
置に降下すると同時に逆止弁104が生じた負圧(ポート1
08の下流にも逆止弁が設けられているため)により自動
的に下がり充填液導入用筒体101から充填液が開口部103
を介して一定量、充填シリンダー107側に吸引される。
次に、ピストン111を元の位置まで上昇させることによ
り、開口部103は逆止弁104により自動的に閉じ、吸引さ
れた量の充填液がポート108を介してカートン2内に注
入される。以下、同様にしてカートンへの液の充填が順
次おこなわれる。なお、この充填操作の間、ピストン11
1の滅菌はポート116,117を介してのスチームの導入、排
出によっておこなわれる。必要本数のカートンへの液体
の充填作業が終了したとき、量目カラー120a,120bを駆
動シリンダー118から取りはずし、ディスク112を一点鎖
線“b"の位置まで降下させる。この状態で弁調整シャフ
ト106を降下させ、逆止弁104を降下させ開口部103を開
いた状態で洗浄液をポート102を介して導入する。これ
により、洗浄液はディスク112の裏側にも廻りポート110
から排出され、ピストン111の十分な洗浄をおこなうこ
とができる。洗浄作業後は量目カラー120a,120bを駆動
シャフト118に再び嵌挿し、上述の如き微調整をおこな
い次の充填作業への準備が完了する。
(考案の効果) 本考案の液体充填装置によれば、量目微調整のための手
段として、斜め方向に上下動するスライド板を用い、こ
のスライド板の移動をネジを外部からおこなうようにし
たから量目のきわめて微妙な調整も容易におこなうこと
ができ、かつそのための操作も著るしく簡単となるな
ど、実用上顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図(A),(B)は本考案に係わる液体充填装置を
上下部分に分離して示す断面図、第2図は第1図(A)
のII-II線に沿う断面から見た図、第3図は液体充填包
装装置の全体を示す斜視図、第4図は第3図の装置を上
から見たときの平面図、第5図は第3図の装置の側面
図、第6図はカートン成形過程及び包装過程を模式的に
示す斜視図である。 101…充填液導入用筒体、104…逆止弁、107…充填シリ
ンダー、111…ピストン、112…充填用ディスク、113…
上部ストッパ、114…ピストン案内用筒体、118…ピスト
ン駆動シャフト、119…下部ストッパー、120a,120b…量
目カラー、121…量目微調整機構、122…上部板体、123
…空間、124…下部板体、125…スライド板、126…ネ
ジ、128…微調整つまみ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部が充填液供給タンクと連通し下端に開
    口部を有する充填液導入用筒体と;該筒体の下端に連設
    され頂部に上記開口部を開閉させる逆止弁を有し頂部側
    面に充填液導出用ポートが連設された充填シリンダー
    と;該充填シリンダー内にて上下動自在に設けられ頂部
    に該充填シリンダの内壁面に摺接する充填用ディスク、
    下部に上部ストッパーを有するピストンと;該ピストン
    下端部を導出させるようにして該充填シリンダの下端に
    連設されたピストン案内用筒体と;該ピストンの下端に
    連結して設けられ上部に下部ストッパーを有するピスト
    ン駆動シャフトと;該駆動シャフトの上記下部ストッパ
    ー固定位置より下方に着脱自在に嵌挿された量目カラー
    と;上記ピストンの行程距離を微調整するための機構で
    あって、該量目カラーを上面にて支持するとともに上記
    ピストン駆動シャフトに上下動自在に嵌挿された上部板
    体と該上部板体および該ピストン駆動シャフトの上下動
    を許容するようにして上部板体の下方にて該ピストン駆
    動シャフトに嵌挿され上面が傾斜し上記上部板体の下面
    との間に厚みが一方向に徐々に変化する空間を形成する
    下部板体と、該空間に対応して厚みが徐々に変化した断
    面を有し該空間内にて厚みの変化する方向に摺動自在に
    装着されたスライド板と、先端部が該スライド板の1側
    と噛合し、基端部が上記下部板体に回転自在に軸支され
    スライド板を上記摺動方向に移動させる微調整ネジ機構
    とからなる微調整機構と;上記ピストン駆動シャフトを
    往復動させるための駆動手段と;を具備してなることを
    特徴とする液体充填装置。
JP12082588U 1988-09-14 1988-09-14 液体充填装置 Expired - Lifetime JPH0637923Y2 (ja)

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