JPH0114097B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、包装機械、とくに所要の包装作業
空間を外気から遮断した密閉状チヤンバを備えて
いる包装機械における容器殺菌装置に関する。

従来の技術 従来の殺菌装置としては、容器に過酸化水素水
のような殺菌液を噴射する殺菌液ノズルと、容器
に熱風を吹きつけて容器に付着している殺菌液を
蒸発除去する熱風ノズルとを備えており、殺菌液
ノズルおよび熱風ノズルが、密閉状チヤンバ内に
おける容器搬送コンベヤの搬送経路にそつて配置
されているものが知られている。

発明が解決しようとする課題 上記の殺菌装置では、殺菌液ノズルおよび熱風
ノズルが容器搬送コンベヤの搬送経路にそつて配
置されているために、両ノズルを配置するための
スペースの分だけコンベアが長くなるという問題
点がある。

また、容器搬送コンベヤで搬送される容器はそ
の開口を上に向けており、容器の内部にも殺菌液
を噴霧する必要から、殺菌液ノズルは、容器の上
方において下を向いている。そのために、殺菌液
ノズルから殺菌液が液滴となつて容器内に落下す
ることがあるが、そうすると、容器に付着した殺
菌液を完全に除去できず、容器に殺菌液が残留す
るという問題点もあつた。

この発明は、上記問題点を解決した包装機械に
おける容器殺菌装置を提供することを目的とす
る。

課題を解決するための手段 この発明による容器殺菌装置は、容器ホルダを
有する間欠駆動容器搬送コンベアと、容器ホルダ
の送り側移動経路始端上方に配置されかつ複数の
放射状マンドレルを有する間欠駆動回転体と、マ
ンドレルの移動経路にそつて順次配置されかつ筒
状容器素材の一端部を閉じて有底筒状容器とする
第１装置群と、容器ホルダの送り側移動経路にそ
つて順次配置されかつ有底筒状容器に内容物を充
填し、その後に容器の頂部を閉鎖する第２装置群
と、容器搬送コンベアおよび回転体の全体と、第
１装置群の少なくとも容器素材に対する作動部分
および第２装置群の容器に対する作動部分とを取
り囲む密閉状主チヤンバとを備えている包装機械
において、主チヤンバの頂壁に、第１装置群と第
２装置群の中間位置に停止している容器ホルダの
直上に位置するように容器出入口が設けられ、平
面より見て容器ホルダの移動経路と直交する方向
にのびた間欠駆動垂直エンドレス・チエーンが容
器出入口の真上を経由するように配置され、チエ
ーンに殺菌用容器ホルダが容器出入口の直上に停
止しうるように取付けられ、容器出入口を通して
これの上下各位置にそれぞれ停止している殺菌用
容器ホルダおよび容器ホルダ間で容器を受渡しを
するように容器受け渡し部材が配置され、殺菌用
容器ホルダの移動経路にそつて殺菌用容器ホルダ
が容器出入口の直上に位置するときを基準として
そこから殺菌用容器ホルダが移動する方向に順次
容器内噴射用殺菌液噴射ノズルおよび熱風噴射ノ
ズルが配置され、チエーンおよび殺菌用容器ホル
ダの全体と、両ノズルの全体のうち、少なくとも
それぞれの噴射口とが、容器出入口を通じて主チ
ヤンバと連通した密閉状副チヤンバで取囲まれ、
容器内噴射用殺菌液噴射ノズルの噴射口が、上側
移動経路の殺菌用容器ホルダに保持される上下逆
様の容器の開口に下方より臨ませられるように同
上側移動経路の下方において同噴射口が上向きと
なされているものである。

作 用 容器殺菌装置では、主チヤンバの頂壁に、第１
装置群と第２装置群の中間位置に停止している容
器ホルダの直上に位置するように容器出入口が設
けられ、平面より見て容器ホルダの移動経路と直
交する方向にのびた間欠駆動垂直エンドレス・チ
エーンが容器出入口の真上を経由するように配置
され、チエーンに殺菌用容器ホルダが容器出入口
の直上に停止しうるように取付けられ、容器出入
口を通してこれの上下各位置にそれぞれ停止して
いる殺菌用容器ホルダおよび容器ホルダ間で容器
を受渡しをするように容器受け渡し部材が配置さ
れているから、第１装置群で有底筒状に成形され
た容器が第１装置群と第２装置群の中間位置の容
器出入り口の真上まで搬送されてくると、同容器
は容器受け渡し部材で容器ホルダから殺菌用容器
ホルダへ受渡しされる。

殺菌用容器ホルダの移動経路にそつて殺菌用容
器ホルダが容器出入口の直上に位置するときを基
準としてそこから殺菌用容器ホルダが移動する方
向に順次容器内噴射用殺菌液噴射ノズルおよび熱
風噴射ノズルが配置されているから、殺菌用容器
ホルダで保持されて容器が移動する間に、容器に
両ノズルから殺菌液および熱風が噴射され、これ
により、容器が殺菌される。

殺菌済の容器が再び容器出入口の真上まで運ば
れてくると、今度は逆に同容器は容器受け渡し部
材で殺菌用容器ホルダから容器ホルダへ受渡しさ
れ、チエーンおよび殺菌用容器ホルダの全体と、
両ノズルの全体のうち、少なくともそれぞれの噴
射口とが、容器出入口を通じて主チヤンバと連通
した密閉状副チヤンバで取囲まれているから、殺
菌済の容器が再び汚染されることがない。

容器内噴射用殺菌液噴射ノズルの噴射口が、上
側移動経路の殺菌用容器ホルダに保持される上下
逆様の容器の開口に下方より臨ませられるように
同上側移動経路の下方において同噴射口が上向き
となされているから、殺菌液噴射ノズルから殺菌
液が液滴となつて落下したとしても、その殺菌液
が容器の内部に入り込むことがない。

実施例 この発明の実施例を図面を参照して次に説明す
る。

＜包装機械の概要＞ 包装機械は、第２図および第３図に示すよう
に、容器ホルダ１を有する間欠駆動容器搬送コン
ベア２と、容器ホルダ１の送り側移動経路始端上
方に配置されかつ複数の放射状マンドレル３を有
する間欠駆動回転体４と、マンドレル３の移動経
路にそつて順次配置された容器素材供給装置５、
容器素材底部加熱装置６，７、容器素材底部折り
込み装置８、容器素材底部圧着装置９および容器
移し換え装置１０を有する第１装置群１２と、容
器ホルダ１の送り側移動経路にそつて順次配置さ
れた容器頂部予備折り込み装置１３、充填装置１
４、容器頂部本折り込み装置１５、容器頂部加熱
装置１６、容器頂部圧着装置１７および容器排出
装置１８を有する第２装置群１９と、容器搬送コ
ンベア２および回転体４の全体と、第１装置群１
２の少なくとも容器素材Ｂに対する作動部分およ
び第２装置群１９の容器Ｃに対する作動部分とを
取り囲んでいる密閉状主チヤンバ２１とを備えて
いる。

容器搬送コンベア２は、容器ホルダ１の他に、
左右一対のエンドレス・チエーン３２と、対をな
すチエーン３２がそれぞれ掛け渡されている左右
一対の前後スプロケツト３３，３４とを備えてい
る。容器ホルダ１は、容器Ｃの胴部を左右両側よ
りはさむ平面視浅いコ形の一対の垂直片よりな
り、容器ホルダ１がチエーン３２の送り側経路に
差し掛かつたときに相互の間に容器Ｃを受け入れ
ることのできる間隔をおいて向き合わせられるよ
うに両垂直片はそれぞれ両チエーン３２に外向き
に取付けられている。容器ホルダ１の送り側移動
経路の下方には、容器Ｃの底を受けて案内するレ
ール３５が配置されている。コンベア２およびレ
ール３５により、容器Ｃは第２図中矢印Ａで示す
方向に搬送される。

マンドレル３の数は全部で６つである。回転体
４は、コンベア２と同期して、マンドレル３の数
に対応する６つの位置に順次停止するように、第
２図中矢印Ｄで示すように反時計方向に回転駆動
される。マンドレル３の停止する位置の１つはマ
ンドレル３が垂直下向きになる位置であり、この
位置を最終位置としてそのつぎの停止位置からそ
の最終位置にかけての６つの各停止位置に、第１
装置群１２の各装置５〜１１が配置されている。

容器素材供給装置５は、角筒状に成形可能で偏
平状に折り畳まれている多数の容器素材Ｂを保持
しているマガジン３６を有し、マガジン３６から
容器素材Ｂを角筒状に広げながら取り出してマン
ドレル３の１つにはめ被せる。容器素材底部加熱
装置６，７は、マンドレル３にはめ被せられた容
器素材Ｂの容器底部となる端部を２段階に順次加
熱する。容器素材底部折り込み装置８は、容器素
材Ｂの同端部を平坦に折り込む。容器素材底部圧
着装置９は、平坦に折り込まれた同端部を圧着し
て有底筒状容器Ｃとする。有底筒状容器移し換え
装置１０は、有底筒状容器Ｃをマンドレル３から
容器ホルダ１に移し換える。また、容器素材底部
折り込み装置８と容器素材底部圧着装置９の間に
は、容器素材Ｂの平坦に折り込まれた端部をその
ままの状態に保持するための容器素材底部形状保
持装置１１が配置されている。

第１装置群１２の各装置１３〜１８の作動はつ
ぎのとおりである。容器頂部予備折り込み装置１
３は、有底筒状容器Ｃの頂部を屋根形に折り込み
易くするための折り目を付ける。充填装置１４
は、折り目の付けられた容器Ｃに所定量の内容物
を充填する。容器頂部本折り込み装置１５は、内
容物の充填された容器Ｃの頂部を、容器頂部予備
折り込み装置１３によつて付けられた折り目にそ
つて折り曲げることを含み最終的に屋根形に折り
込む。容器頂部加熱装置１６は、屋根形に折り込
まれた容器Ｃの頂部を加熱する。容器頂部圧着装
置１７は、加熱された容器Ｃの頂部を圧着して完
成容器Ｃとする。容器排出装置１８は、完成容器
Ｃをコンベア２から排出する。

主チヤンバ２１は、これの内部に実質的に有効
な製品寿命を保証する程度に無菌化された清浄空
気が満たされているものであつて、第１装置群１
２全体を、第２装置群１９の容器Ｃに対する作動
部分のみをそれぞれを取り囲んでいる。

主チヤンバ２１の頂壁には、第１装置群１２と
第２装置群１９の中間位置に停止している容器ホ
ルダ１の直上に位置するように容器出入口２０が
設けられている。

＜容器殺菌装置＞ 容器殺菌装置は、第１図に詳細に示すように、
平面より見て容器ホルダ１の移動経路と直交する
方向にのびている間欠駆動垂直エンドレス・チエ
ーン２２およびその長さ方向に取付けられている
複数の殺菌用容器ホルダ２３を有し、殺菌用容器
ホルダ２３が容器出入口２０の直上に停止しうる
ように配置されている殺菌用容器搬送コンベア２
４と、容器出入口２０を通してこれの上下各位置
にそれぞれ停止している殺菌用容器ホルダ２３お
よび容器ホルダ１間で容器Ｃの受渡しをする容器
受け渡し部材２５と、殺菌用容器ホルダ２３の移
動経路にそつて殺菌用容器ホルダ２３が容器出入
口２０の直上に位置するときを基準としてそこか
ら殺菌用容器ホルダ２３が移動する方向に順次配
置された容器外噴射用殺菌液噴射ノズル２６Ｂ、
容器内噴射用殺菌液噴射ノズル２６Ａ、第１熱風
噴射ノズル２７、無菌水噴射ノズル２８および第
２熱風噴射ノズル２９を有するノズル群３０と、
殺菌用容器搬送コンベア２４およびノズル群３０
の全体と容器受け渡し部材２５の主チヤンバ２１
から突出する部分を取り囲みかつ容器出入口２０
を通して主チヤンバ２１と連通した密閉状副チヤ
ンバ３１とを備えている。

殺菌用容器搬送コンベア２４は、エンドレス・
チエーン２２および殺菌用容器ホルダ２３の他
に、エンドレス・チエーン２２が掛け渡されてい
るかつ第１図において反時計方向に回転駆動され
る左右スプロケツト３７，３８を備えている。殺
菌用容器ホルダ２３は、容器Ｃの胴部の角にそわ
される横断面Ｌ形の複数の垂直片よりなるもの
で、アタツチメント３９によつて、チエーン２２
に外向きに取付けられている。

容器受け渡し部材２５は、垂直昇降棒４０と、
その上端に上向きに取付けられたバキユーム・カ
ツプ４１とからなり、容器出入口２０の直下に停
止している容器ホルダ１の直下より、同容器ホル
ダ１および容器出入口２０を挿通して、容器出入
口２０の直上に停止している殺菌用容器ホルダ２
３の直下までの間を昇降し、かつその昇降ストロ
ークの上限においてバキユーム・カツプ４１の吸
着が作動し、下限において吸着が解除される。

容器外噴射用殺菌液噴射ノズル２６Ｂは、その
噴射口が右スプロケツト３８の周囲を反転して下
側移動経路から上側移動経路に差し掛かる途中の
殺菌用容器ホルダ２３に保持されている容器Ｃの
底に右斜め上から臨ませられるように配置されて
いる。容器内噴射用殺菌液噴射ノズル２６Ａは、
その噴射口が上側移動経路の殺菌用容器ホルダ２
３に保持されている上下逆様の容器Ｃの開口に下
方より臨ませられるように同上側移動経路の下方
において同噴射口が上向きとなるように配置され
ている。第１熱風噴射ノズル２７は、殺菌用容器
ホルダ２３の上側移動経路のほぼ中間下方に位置
しかつ上を向いている。無菌水噴射ノズル２８
は、同上側移動経路の終端寄りの下方に位置しか
つ上を向いている。無菌水噴射ノズル２８には無
菌水ポンプ４２よりのびてきた送り管４３が接続
されている。無菌水噴射ノズル２８の下方には無
菌水受け４４が設けられており、これには戻り管
４５の一端が接続されている。戻り管４５の他端
は無菌水ポンプ４２の吸込側に接続された給水管
４６に弁４７を介して接続されている。また、送
り管４３の途中には無菌フイルタ４８が設けられ
ている。第２熱風噴射ノズル２９は、殺菌用容器
ホルダ２３の下側移動経路の中間部上方に位置し
かつ下を向いている。

副チヤンバ３１は、各殺菌用容器ホルダ２３の
底に対し若干の〓間をおいて取り囲む縦断面左右
方向に長い長円形をなし、主チヤンバ２１の頂壁
上に左方突出状に設けられている。副チヤンバ３
１の後壁には清浄空気供給管４９が接続されると
ともに、その頂壁には過酸化水素混入空気排出管
５０が接続されており、これにより、副チヤンバ
３１の内部は、主チヤンバ２１と同様に、無菌空
気で常時陽圧に保たれている。また、副チヤンバ
３１内の所要箇所にはチヤンバ殺菌用過酸化水素
水噴射ノズル５１が配置されている。

第１装置群１２によつて有底筒状に成形された
容器Ｃがマンドレル３から容器ホルダ１に移し換
えられ、容器ホルダ１によつて容器出入口２０の
直下まで運ばれてくると、容器受け渡し部材２５
が作動して有底筒状容器Ｃを容器ホルダ１から受
け取つて殺菌用容器ホルダ２３に渡す。こうして
殺菌用容器ホルダ２３に保持された有底筒状容器
Ｃは副チヤンバ３１内を搬送されていくが、その
搬送中に、ノズル群３０によつて順次殺菌液であ
る過酸化水素水、熱風、無菌水および熱風がこの
順で噴射される。噴射されて容器Ｃに付着した過
酸化水素水はその温度が80℃程度であつたもの
が、熱風が噴射されて蒸発除去される際はその温
度が110℃程度まで上昇させられ、このときに過
酸化水素水から酸素が分離することにより、過酸
化水素水が高度の殺菌力を発揮する。この場合
に、熱風によつて過酸化水素水の全てが容器Ｃか
ら蒸発除去されることがなく、その一部が容器Ｃ
に残留したとしても、残留した過酸化水素水は無
菌水によつて洗い流される。したがつて、過酸化
水素水の噴射量は熱風によつて蒸発除去しうる量
よりも過大であつて差し支えなく、噴射量を微妙
に調節する必要がない。容器Ｃに付着した無菌水
はついで噴射される熱風によつて乾燥される。そ
して、容器Ｃが副チヤンバ３１内を一巡して元の
容器出入口２０の直上まで運ばれてくると、容器
受け渡し部材２５が作動して同容器Ｃを殺菌用容
器ホルダ２３から受け取つて容器ホルダ１に渡
す。ついで、殺菌済の容器Ｃは容器ホルダ１に保
持されて搬送されていく間に、第２装置群１９に
よつて所定の包装作業が行なわれる。

発明の効果 この発明によれば、第１装置群で有底筒状に成
形された容器が第１装置群と第２装置群の中間位
置の容器出入り口の真上まで搬送されてくると、
同容器は容器受け渡し部材で容器ホルダから殺菌
用容器ホルダへ受渡しされ、殺菌用容器ホルダで
保持されて容器が移動する間に、容器に両ノズル
から殺菌液および熱風が噴射され、これにより、
容器が殺菌され、殺菌済の容器が再び容器出入口
の真上まで運ばれてくると、今度は逆に同容器は
容器受け渡し部材で殺菌用容器ホルダから容器ホ
ルダへ受渡しされるから、容器の殺菌のために、
コンベヤが長くなるという問題点が解決される。

さらに、殺菌液噴射ノズルから殺菌液が液滴と
なつて落下したとしても、その殺菌液が容器の内
部に入り込むことがないから、容器に付着した殺
菌液を確実に蒸発除去することができ、容器に殺
菌液が残留することがない。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の実施例を示し、第１図は第３
図の―線にそうこの発明による装置の断面
図、第２図はこの発明による装置を含む包装機械
の垂直縦断面図、第３図は同平面図である。 １……容器ホルダ、２……容器搬送コンベア、
３……マンドレル、４……回転体、１２……第１
装置群、１９……第２装置群、２０……容器出入
口、２１……主チヤンバ、２２……チエーン、２
３……殺菌用容器ホルダ、２５……容器受け渡し
部材、２６Ａ……容器内噴射用殺菌液噴射ノズ
ル、２７……熱風噴射ノズル、３１……副チヤン
バ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 容器ホルダ１を有する間欠駆動容器搬送コン
   ベア２と、 容器ホルダ１の送り側移動経路始端上方に配置
   されかつ複数の放射状マンドレル３を有する間欠
   駆動回転体４と、 マンドレル３の移動経路にそつて順次配置され
   かつ筒状容器素材Ｂの一端部を閉じて有底筒状容
   器Ｃとする第１装置群１２と、 容器ホルダ１の送り側移動経路にそつて順次配
   置されかつ有底筒状容器Ｃに内容物を充填し、そ
   の後に容器Ｃの頂部を閉鎖する第２装置群１９
   と、 容器搬送コンベア２および回転体４の全体と、
   第１装置群１２の少なくとも容器素材Ｂに対する
   作動部分および第２装置群１９の容器Ｃに対する
   作動部分とを取り囲む密閉状主チヤンバ２１と、 を備えている包装機械において、 主チヤンバ２１の頂壁に、第１装置群１２と第
   ２装置群１９の中間位置に停止している容器ホル
   ダ１の直上に位置するように容器出入口２０が設
   けられ、 平面より見て容器ホルダ１の移動経路と直交す
   る方向にのびた間欠駆動垂直エンドレス・チエー
   ン２２が容器出入口２０の真上を経由するように
   配置され、チエーン２２に殺菌用容器ホルダ２３
   が容器出入口２０の直上に停止しうるように取付
   けられ、 容器出入口２０を通してこれの上下各位置にそ
   れぞれ停止している殺菌用容器ホルダ２３および
   容器ホルダ１間で容器Ｃを受渡しをするように容
   器受け渡し部材２５が配置され、 殺菌用容器ホルダ２３の移動経路にそつて殺菌
   用容器ホルダ２３が容器出入口２０の直上に位置
   するときを基準としてそこから殺菌用容器ホルダ
   ２３が移動する方向に順次容器内噴射用殺菌液噴
   射ノズル２６Ａおよび熱風噴射ノズル２７が配置
   され、 チエーン２２および殺菌用容器ホルダ２３の全
   体と、両ノズル２６Ａ，２７の全体のうち、少な
   くともそれぞれの噴射口とが、容器出入口２０を
   通じて主チヤンバ２１と連通した密閉状副チヤン
   バ３１で取囲まれ、 容器内噴射用殺菌液噴射ノズル２６Ａの噴射口
   が、上側移動経路の殺菌用容器ホルダ２３に保持
   される上下逆様の容器Ｃの開口に下方より臨ませ
   られるように同上側移動経路の下方において同噴
   射口が上向きとなされている、 容器殺菌装置。