JPH063779Y2 - 無菌包装装置 - Google Patents
無菌包装装置Info
- Publication number
- JPH063779Y2 JPH063779Y2 JP1988120822U JP12082288U JPH063779Y2 JP H063779 Y2 JPH063779 Y2 JP H063779Y2 JP 1988120822 U JP1988120822 U JP 1988120822U JP 12082288 U JP12082288 U JP 12082288U JP H063779 Y2 JPH063779 Y2 JP H063779Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carton
- aseptic
- packaging
- steam
- packaging container
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Basic Packing Technique (AREA)
- Vacuum Packaging (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、たとえば酒、ジュースなどの被充填物を包装
容器に自動的かつ無菌状態で充填包装することができる
ようにした無菌包装装置に関する。
容器に自動的かつ無菌状態で充填包装することができる
ようにした無菌包装装置に関する。
(従来の技術) 従来、この種の無菌包装装置は、包装容器を搬送する包
装容器搬送手段およびこの包装容器搬送手段により搬送
される包装容器に対する包装を完了させる包装プロセス
構成手段の全体をケーシングで覆うとともに、このケー
シング内に配置した多数の洗浄液噴出ノズルから洗浄液
を噴出させる構成とし、ケーシング内全体を洗って殺菌
することにより無菌状態を維持するようになっている。
装容器搬送手段およびこの包装容器搬送手段により搬送
される包装容器に対する包装を完了させる包装プロセス
構成手段の全体をケーシングで覆うとともに、このケー
シング内に配置した多数の洗浄液噴出ノズルから洗浄液
を噴出させる構成とし、ケーシング内全体を洗って殺菌
することにより無菌状態を維持するようになっている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来の無菌包装装置において
は、次にような問題がある。
は、次にような問題がある。
すなわち、多数の洗浄液噴出ノズルおよび複雑な配管を
必要とし、しかも、ケーシング全体を無菌性を十分確保
し得る構成とする必要があり、構成が複雑で製造コスト
もかなり高くなる。
必要とし、しかも、ケーシング全体を無菌性を十分確保
し得る構成とする必要があり、構成が複雑で製造コスト
もかなり高くなる。
また、容積の大きなケーシング内全体を無菌状態にする
必要があり、始動してから稼動までの時間が長くかかり
可動効率が悪い。
必要があり、始動してから稼動までの時間が長くかかり
可動効率が悪い。
また、包装プロセス構成手段の一部の装置の保守を行な
った場合でも、ケーシング内全体を洗浄し直さなければ
ならず、無菌に対する信頼性を低下させるだけでなく、
再稼動させるまでの時間が長くかかり可動効率が悪いと
いった問題がある。
った場合でも、ケーシング内全体を洗浄し直さなければ
ならず、無菌に対する信頼性を低下させるだけでなく、
再稼動させるまでの時間が長くかかり可動効率が悪いと
いった問題がある。
本考案は、上記事情に基づきなされたもので、その目的
とするところは、構成が簡素で低コストでありながら、
無菌に対する信頼性が高く安定した無菌包装が行なえ、
しかも、可動効率の向上が可能な無菌包装装置を提供し
ようとするものである。
とするところは、構成が簡素で低コストでありながら、
無菌に対する信頼性が高く安定した無菌包装が行なえ、
しかも、可動効率の向上が可能な無菌包装装置を提供し
ようとするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上記の課題を解決すべく、無端走行して包装
容器を第1の位置から第2の位置に搬送する包装容器搬
送手段と、この包装容器搬送手段の包装容器搬送路に対
向して設けられ包装容器に対する包装を完了させる包装
プロセス構成手段と、この包装プロセス構成手段の主要
部をトンネル状に覆うとともに内部に無菌エアーを導入
して陽圧状態に保った無菌チャンバと、この無菌チャン
バ内にスチームを供給して包装容器の殺菌を行なうスチ
ーム殺菌手段と、前記無菌チャンバの一端開口部近傍に
配置され前記スチーム殺菌手段で使用されたスチームを
回収排気するスチーム回収手段とを具備してなる構成と
したものである。
容器を第1の位置から第2の位置に搬送する包装容器搬
送手段と、この包装容器搬送手段の包装容器搬送路に対
向して設けられ包装容器に対する包装を完了させる包装
プロセス構成手段と、この包装プロセス構成手段の主要
部をトンネル状に覆うとともに内部に無菌エアーを導入
して陽圧状態に保った無菌チャンバと、この無菌チャン
バ内にスチームを供給して包装容器の殺菌を行なうスチ
ーム殺菌手段と、前記無菌チャンバの一端開口部近傍に
配置され前記スチーム殺菌手段で使用されたスチームを
回収排気するスチーム回収手段とを具備してなる構成と
したものである。
(作用) 本考案は、上記の構成としたから、無菌チャンバ内が導
入された無菌エアーにより陽圧状態になり、この無菌チ
ャンバにより覆われた包装プロセス構成手段の主要部へ
の菌の進入が阻止される。これにより、常に無菌状態が
確保され無菌包装が可能となる。また、無菌チャンバの
一端開口部から流出するスチームがこの近傍に配設され
たスチーム回収手段により回収されて他部分へスチーム
が流れることがない。これにより、スチームによる悪影
響を防止することが可能となる。また、前記スチーム回
収手段により始動直後などに存在する無菌チャンバ内外
の非無菌空気を排気でき、速やかに無菌性を確保するこ
とが可能となる。また、無菌チャンバが包装プロセス構
成手段の主要部のみをトンネル状に覆うだけのため、コ
ンパクトで構造も簡単でよく、低コスト化が可能とな
る。また、無菌チャンバ内にある装置は最少限で他の大
部分が露出状態にあるため、外部カバーの扉を開けるな
どして容易に洗浄でき洗浄性を損うことがない。また、
無菌チャンバがコンパクトであるため、迅速に無菌エア
ーを充満させた状態にでき、始動から可動、および保守
後等の一旦停止時から再稼動時までの時間が少なくてす
み稼動効率の向上が可能となる。
入された無菌エアーにより陽圧状態になり、この無菌チ
ャンバにより覆われた包装プロセス構成手段の主要部へ
の菌の進入が阻止される。これにより、常に無菌状態が
確保され無菌包装が可能となる。また、無菌チャンバの
一端開口部から流出するスチームがこの近傍に配設され
たスチーム回収手段により回収されて他部分へスチーム
が流れることがない。これにより、スチームによる悪影
響を防止することが可能となる。また、前記スチーム回
収手段により始動直後などに存在する無菌チャンバ内外
の非無菌空気を排気でき、速やかに無菌性を確保するこ
とが可能となる。また、無菌チャンバが包装プロセス構
成手段の主要部のみをトンネル状に覆うだけのため、コ
ンパクトで構造も簡単でよく、低コスト化が可能とな
る。また、無菌チャンバ内にある装置は最少限で他の大
部分が露出状態にあるため、外部カバーの扉を開けるな
どして容易に洗浄でき洗浄性を損うことがない。また、
無菌チャンバがコンパクトであるため、迅速に無菌エア
ーを充満させた状態にでき、始動から可動、および保守
後等の一旦停止時から再稼動時までの時間が少なくてす
み稼動効率の向上が可能となる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例について図面を参照して詳細に
説明する。
説明する。
第2図ないし第4図は本考案の無菌包装装置の全体構成
を示し、図中1は無菌包装ユニット本体であり、この無
菌包装ユニット本体1は、大別して有底筒状の包装容器
(以後、カートンという)2を受取って無菌包装を完了
させる無菌包装部3と、この無菌包装部3に有底筒状の
カートン2を供給するカートン成形供給部4とからな
る。これら無菌包装部3とカートン成形供給部4とは、
共通の架台5に搭載され、ほぼ全体が外部カバー6で覆
われた構成となっている。この外部カバー6は、架台5
上に組立てられた窓枠部材(第4図参照)7と、この窓
枠部材7により構成される複数の窓のうち開閉する必要
の無い部分を閉塞する透明板ガラス(図示しない)と、
開閉を必要とする部分を閉塞する透明ガラスを嵌込んだ
扉体(図示しない)とで構成されている。また、カート
ン成形供給部4の右側前部には操作制御盤8が設けられ
ている。
を示し、図中1は無菌包装ユニット本体であり、この無
菌包装ユニット本体1は、大別して有底筒状の包装容器
(以後、カートンという)2を受取って無菌包装を完了
させる無菌包装部3と、この無菌包装部3に有底筒状の
カートン2を供給するカートン成形供給部4とからな
る。これら無菌包装部3とカートン成形供給部4とは、
共通の架台5に搭載され、ほぼ全体が外部カバー6で覆
われた構成となっている。この外部カバー6は、架台5
上に組立てられた窓枠部材(第4図参照)7と、この窓
枠部材7により構成される複数の窓のうち開閉する必要
の無い部分を閉塞する透明板ガラス(図示しない)と、
開閉を必要とする部分を閉塞する透明ガラスを嵌込んだ
扉体(図示しない)とで構成されている。また、カート
ン成形供給部4の右側前部には操作制御盤8が設けられ
ている。
また、このように構成された無菌包装ユニット本体1の
後側には、無菌包装部3に口栓9を供給する口栓供給ユ
ニット10、被充填物を供給する被充填物供給ユニット
11、および無菌エアーCAを供給する無菌空気供給ユ
ニット12などが配設されている。
後側には、無菌包装部3に口栓9を供給する口栓供給ユ
ニット10、被充填物を供給する被充填物供給ユニット
11、および無菌エアーCAを供給する無菌空気供給ユ
ニット12などが配設されている。
前記カートン成形供給部4は、図中右側部位に位置し、
操作制御盤8の前面下部に位置して設けられて偏平状に
折畳まれた無底のカートン2…を順次取出部に移送する
カートンフィーダ15と、前記外部カバー6内に収容さ
れカートンフィーダ15の最前端のカートン2を吸着し
て取出して有底角筒状に成形する成形機構部16とから
なる。成形機構部16は、カートン2を保持する複数の
マンドレル17を備えたボトム成形ターレット18とを
有し、このボトム成形ターレット18が第3図の矢印方
向に間欠回転することにより前記マンドレル17は、受
渡し装置(図示しない)が配置された受取りポジション
P1、ヒータ19が配置されたボトム加熱ポジションP
2、折込み装置20が配置されたボトム仮折ポジション
P3、プレス装置21が配置されたボトムプレスシール
ポジションP4、および引抜き装置(図示しない)が配
置された受渡しポジションP5に順次対応し得る構成と
なっている。なお、前記受取りポジションP1は、カー
トン筒状成形部になっており、取出し手段22によりカ
ートンフィーダ15からカートン2を吸着取出しする
と、ガイド部材23に当接して自動的に角筒状に成形さ
れるようになっている。
操作制御盤8の前面下部に位置して設けられて偏平状に
折畳まれた無底のカートン2…を順次取出部に移送する
カートンフィーダ15と、前記外部カバー6内に収容さ
れカートンフィーダ15の最前端のカートン2を吸着し
て取出して有底角筒状に成形する成形機構部16とから
なる。成形機構部16は、カートン2を保持する複数の
マンドレル17を備えたボトム成形ターレット18とを
有し、このボトム成形ターレット18が第3図の矢印方
向に間欠回転することにより前記マンドレル17は、受
渡し装置(図示しない)が配置された受取りポジション
P1、ヒータ19が配置されたボトム加熱ポジションP
2、折込み装置20が配置されたボトム仮折ポジション
P3、プレス装置21が配置されたボトムプレスシール
ポジションP4、および引抜き装置(図示しない)が配
置された受渡しポジションP5に順次対応し得る構成と
なっている。なお、前記受取りポジションP1は、カー
トン筒状成形部になっており、取出し手段22によりカ
ートンフィーダ15からカートン2を吸着取出しする
と、ガイド部材23に当接して自動的に角筒状に成形さ
れるようになっている。
また、無菌包装部3には、包装容器搬送手段としてのカ
ートンコンベヤ25が設けられており、このカートンコ
ンベヤ25は、左右方向に長い偏平無端状に張設された
無端チェーン26にL字状の第1のホルダ27aと第2
のホルダ27bとからなるキャリヤ27を所定間隔に装
着したものであり、前側の往路部分を走行するキャリヤ
27…でカートン2…を挟持してカートン受取り位置で
ある第1の位置からカートン排出位置である第2の位置
まで間欠的に搬送するようになっている。前記カートン
受取り位置である第1の位置は、前記カートン成形供給
部4の受渡しポジションP5に対向しており、有底筒状
のカートン2が順次キャリヤ27を構成する第1のホル
ダと第2のホルダ間に押し込まれるようになっている。
ートンコンベヤ25が設けられており、このカートンコ
ンベヤ25は、左右方向に長い偏平無端状に張設された
無端チェーン26にL字状の第1のホルダ27aと第2
のホルダ27bとからなるキャリヤ27を所定間隔に装
着したものであり、前側の往路部分を走行するキャリヤ
27…でカートン2…を挟持してカートン受取り位置で
ある第1の位置からカートン排出位置である第2の位置
まで間欠的に搬送するようになっている。前記カートン
受取り位置である第1の位置は、前記カートン成形供給
部4の受渡しポジションP5に対向しており、有底筒状
のカートン2が順次キャリヤ27を構成する第1のホル
ダと第2のホルダ間に押し込まれるようになっている。
さらに、カートンキャリヤ2の往路部分で構成されるカ
ートン搬送路28に対応して、カートン2…に対する包
装を完了させる包装プロセス構成手段29が設けられて
いる。
ートン搬送路28に対応して、カートン2…に対する包
装を完了させる包装プロセス構成手段29が設けられて
いる。
すなわち、カートン受取り位置の下流側には、前処理工
程部30としての口栓装着手段31、口栓溶着手段3
2、第1トップ仮折手段33、およびカートンクリーナ
手段34と、無菌処理工程部35としてのカートン無菌
手段36、充填手段37、およびトップ封止手段38
と、後処理工程である日付刻印手段40が配設されてい
る。
程部30としての口栓装着手段31、口栓溶着手段3
2、第1トップ仮折手段33、およびカートンクリーナ
手段34と、無菌処理工程部35としてのカートン無菌
手段36、充填手段37、およびトップ封止手段38
と、後処理工程である日付刻印手段40が配設されてい
る。
無菌処理工程部35としての前記カートン殺菌手段36
は、カートン外部スチーム殺菌手段41、カートン内部
スチーム殺菌手段42、および加熱空気乾燥手段43で
構成されており、また、トップ封止手段38は、第2ト
ップ仮折手段44、トップ加熱手段45、およびトップ
プレス手段46とで構成されている。
は、カートン外部スチーム殺菌手段41、カートン内部
スチーム殺菌手段42、および加熱空気乾燥手段43で
構成されており、また、トップ封止手段38は、第2ト
ップ仮折手段44、トップ加熱手段45、およびトップ
プレス手段46とで構成されている。
また、このような構成からなる包装プロセス構成手段2
9の主要部である無菌処理工程部35、すなわち、カー
トン殺菌手段36、充填手段37、およびトップ封止手
段38の配設部分は、無菌チャンバ50によりトンネル
状に覆われた状態となっている。この無菌チャンバ50
内には、前記無菌空気供給ユニット12で作られた0.
2〜0.3μm以下の粒子しか含まない、いわゆる無菌
エアーCAが3本のダクト51,52,53を介して3
か所に導入され、その内部は常に陽圧状態(水圧で3〜
5mm程度)に保たれ、外部空気が入り込まないようにな
っている。なお、各ダクト51〜53からの無菌エアー
CAの導入量は流量調整弁54によりそれぞれ適宜調節
されている。また、このとき第1図にも示すように無菌
エアーCAが無菌チャンバ50の両端開口部から流出
し、この流出した無菌エアーCAによって外部カバー6
内も陽圧のクリーンエリアCAとなり、外部カバー6と
無菌チャンバ50との二重の無菌構造を形成するように
なっている。
9の主要部である無菌処理工程部35、すなわち、カー
トン殺菌手段36、充填手段37、およびトップ封止手
段38の配設部分は、無菌チャンバ50によりトンネル
状に覆われた状態となっている。この無菌チャンバ50
内には、前記無菌空気供給ユニット12で作られた0.
2〜0.3μm以下の粒子しか含まない、いわゆる無菌
エアーCAが3本のダクト51,52,53を介して3
か所に導入され、その内部は常に陽圧状態(水圧で3〜
5mm程度)に保たれ、外部空気が入り込まないようにな
っている。なお、各ダクト51〜53からの無菌エアー
CAの導入量は流量調整弁54によりそれぞれ適宜調節
されている。また、このとき第1図にも示すように無菌
エアーCAが無菌チャンバ50の両端開口部から流出
し、この流出した無菌エアーCAによって外部カバー6
内も陽圧のクリーンエリアCAとなり、外部カバー6と
無菌チャンバ50との二重の無菌構造を形成するように
なっている。
さらに、カートン搬送路28の終端部には、カートンコ
ンベヤ25のキャリヤ27から開放された包装完了品で
あるカートン2を、外部カバー6外に搬出するためのロ
ータリーテーブル55が配設されている。
ンベヤ25のキャリヤ27から開放された包装完了品で
あるカートン2を、外部カバー6外に搬出するためのロ
ータリーテーブル55が配設されている。
また、無菌チャンバ50の前記スチーム殺菌手段41,
42の配設位置に近い一端開口部側には、第6図および
第7図に示すようにスチーム回収手段55のスチーム吸
込部を形成するフード57が、カートン搬送路28を囲
繞する状態かつ無菌チャンバ50との間に若干の隙間l
を形成する状態に取付けられているとともに、このフー
ド57に形成された排気口には第1図に示すように架台
5内に配置されたブロア59と連通するホース58が接
続された構成となっている。そして、前記無菌チャンバ
50から流出するスチームsが、前処理工程部30側に
行かないように回収するとともに、始動当初のなどには
外部カバー6内の非無菌空気Eを排気するようになって
いる。
42の配設位置に近い一端開口部側には、第6図および
第7図に示すようにスチーム回収手段55のスチーム吸
込部を形成するフード57が、カートン搬送路28を囲
繞する状態かつ無菌チャンバ50との間に若干の隙間l
を形成する状態に取付けられているとともに、このフー
ド57に形成された排気口には第1図に示すように架台
5内に配置されたブロア59と連通するホース58が接
続された構成となっている。そして、前記無菌チャンバ
50から流出するスチームsが、前処理工程部30側に
行かないように回収するとともに、始動当初のなどには
外部カバー6内の非無菌空気Eを排気するようになって
いる。
なお、前記フード57は、取付腕60,61を介して支
持部材62,63に取付けられたフード本体75aと、
このフード本体57aに対してダルマ孔とフックからな
る複数の係合部64…を介して着脱自在に取付けられた
補助フード57bとからなっている。
持部材62,63に取付けられたフード本体75aと、
このフード本体57aに対してダルマ孔とフックからな
る複数の係合部64…を介して着脱自在に取付けられた
補助フード57bとからなっている。
また、カートンコンベヤ25の復路には、殺菌液噴霧手
段65が配設されていて、空のキャリヤ27…に次亜塩
素酸水溶液aを噴霧するようになっている。
段65が配設されていて、空のキャリヤ27…に次亜塩
素酸水溶液aを噴霧するようになっている。
つぎに、包装プロセス構成手段29を構成する前記各手
段に付いて説明する。なお、細部については本考案と直
接関係ないため説明は省略する。
段に付いて説明する。なお、細部については本考案と直
接関係ないため説明は省略する。
前記口栓装着手段31は、口栓搬送シュート66の最先
端部の口栓9を、ハンド67を介して取出して、カート
ン2に予め穿たれている口栓装着孔2aに内側から挿入
装着させる構成となっている。なお、前記口栓供給ユニ
ット10は、ホッパ68内に収容された口栓9…を口栓
整列装置69に供給して整列させ、これを口栓搬送シュ
ート66を介して口栓装着手段31に供給するようにな
っている。
端部の口栓9を、ハンド67を介して取出して、カート
ン2に予め穿たれている口栓装着孔2aに内側から挿入
装着させる構成となっている。なお、前記口栓供給ユニ
ット10は、ホッパ68内に収容された口栓9…を口栓
整列装置69に供給して整列させ、これを口栓搬送シュ
ート66を介して口栓装着手段31に供給するようにな
っている。
前記口栓溶着手段32は、口栓9の鍔部と口栓装着孔2
aの開口縁部とを、受け機構70と可動式超音波発生手
段71とで挟持して、相互対向面部を超音波溶着するよ
うになっている。
aの開口縁部とを、受け機構70と可動式超音波発生手
段71とで挟持して、相互対向面部を超音波溶着するよ
うになっている。
前記第1トップ仮折手段33は、一対の可動成形折込片
および挟持ブロックを有したヘッド72を備え、カート
ン2の上端開口部を罫線に沿って一旦屋根型に折込んで
折癖を付けるようになっている。
および挟持ブロックを有したヘッド72を備え、カート
ン2の上端開口部を罫線に沿って一旦屋根型に折込んで
折癖を付けるようになっている。
前記カートンクリーナ手段34は、空気噴出ノズルとバ
キュームノズルとの二重構造のクリーナノズル73をカ
ートン2内に挿入し、空気を吹き込んだ後に吸引するこ
とにより紙粉などを除去するようになっている。
キュームノズルとの二重構造のクリーナノズル73をカ
ートン2内に挿入し、空気を吹き込んだ後に吸引するこ
とにより紙粉などを除去するようになっている。
前記カートン外部スチーム殺菌手段41は、図示しない
スチーム発生手段と連通するスチーム供給管74から分
岐されて、先端部を前記無菌チャンバ50内に臨ませた
6本のスチーム噴出ノズル75…の内、カートン2の前
後左右の外部4面に対向する4本のスチーム噴出ノズル
75…で、また、前記カートン内部スチーム殺菌手段4
2は、カートン2の開口部に対向する2本のスチーム噴
出ノズル75,75でそれぞれ構成されており、スチー
ム噴出ノズル75…から噴出されるスチームsにより、
カートン2の内外面の殺菌を行なうようになっている。
スチーム発生手段と連通するスチーム供給管74から分
岐されて、先端部を前記無菌チャンバ50内に臨ませた
6本のスチーム噴出ノズル75…の内、カートン2の前
後左右の外部4面に対向する4本のスチーム噴出ノズル
75…で、また、前記カートン内部スチーム殺菌手段4
2は、カートン2の開口部に対向する2本のスチーム噴
出ノズル75,75でそれぞれ構成されており、スチー
ム噴出ノズル75…から噴出されるスチームsにより、
カートン2の内外面の殺菌を行なうようになっている。
前記加熱空気乾燥手段43は、図示しない加熱空気発生
源と連通する加熱空気供給管76に接続された加熱空気
噴出ノズル77の先端部を、前記無菌チャンバ50内に
臨ませた構成となっており、カートン2の開口部に加熱
空気HAを噴出して乾燥するようになっている。
源と連通する加熱空気供給管76に接続された加熱空気
噴出ノズル77の先端部を、前記無菌チャンバ50内に
臨ませた構成となっており、カートン2の開口部に加熱
空気HAを噴出して乾燥するようになっている。
前記充填手段37は、吐出パイプ78を介して充填シリ
ンダ79の吐出口に接続された充填ノズル80の先端部
を、前記無菌チャンバ50内に臨ませた構成となってお
り、充填シリンダ79の動作に応じて、所定量目の被充
填物Wがカートン2内に充填されるようになっている。
充填シリンダ79の吸入口は、供給パイプ81を介して
被充填物供給ユニット架台82上に載置された充填タン
ク83と連通した状態となっている。また、被充填物供
給ユニット架台上には、第3図および第4図に二点鎖線
で示すエリアに、バルブ類および配管系が集中して配設
されている。
ンダ79の吐出口に接続された充填ノズル80の先端部
を、前記無菌チャンバ50内に臨ませた構成となってお
り、充填シリンダ79の動作に応じて、所定量目の被充
填物Wがカートン2内に充填されるようになっている。
充填シリンダ79の吸入口は、供給パイプ81を介して
被充填物供給ユニット架台82上に載置された充填タン
ク83と連通した状態となっている。また、被充填物供
給ユニット架台上には、第3図および第4図に二点鎖線
で示すエリアに、バルブ類および配管系が集中して配設
されている。
前記第2トップ仮折手段44は、一対の固定成形折込片
を有したヘッド84を、前記無菌チャンバ50内に臨ま
せた構成となっており、ヘッド84の下降動作により、
カートン2の内方折込部分を、再度、一対の固定成形折
込片で内方に押込むようになっている。
を有したヘッド84を、前記無菌チャンバ50内に臨ま
せた構成となっており、ヘッド84の下降動作により、
カートン2の内方折込部分を、再度、一対の固定成形折
込片で内方に押込むようになっている。
前記トップ加熱手段45は、一対のヒータ部85a,8
5aを有したヘッド85を、前記無菌チャンバ50内に
臨ませた構成となっており、ヘッド85を下降させて一
対のヒータ部85a,85aを、それぞれカートン2,
2内に介在させることにより、1つのカートン2の開口
シール部を2度加熱して接着可能な溶融状態とするよう
になっている。
5aを有したヘッド85を、前記無菌チャンバ50内に
臨ませた構成となっており、ヘッド85を下降させて一
対のヒータ部85a,85aを、それぞれカートン2,
2内に介在させることにより、1つのカートン2の開口
シール部を2度加熱して接着可能な溶融状態とするよう
になっている。
前記トッププレス手段46は、シール部を挟持するブロ
ック対86を、前記無菌チャンバ50内に臨ませた構成
となっており、ブロック対86でカートン2のシール部
を挟持することにより、トップ折込みとシールを行なう
ようになっている。
ック対86を、前記無菌チャンバ50内に臨ませた構成
となっており、ブロック対86でカートン2のシール部
を挟持することにより、トップ折込みとシールを行なう
ようになっている。
また、前記日付刻印手段40は、活字をセットしたブロ
ック対87で、カートンのシール部を挟持することによ
り、シール部に日付刻印を行なうようになっている。
ック対87で、カートンのシール部を挟持することによ
り、シール部に日付刻印を行なうようになっている。
また、カートンコンベヤ25の復路に配設された殺菌液
噴霧手段65は、キャリヤ27に対向してスプレー90
を配置して、その部分をフード91で覆った構成とした
もので、スプレー91は、図示しないポンプや流量調節
手段を配した供給配管系92を介して、次亜塩素酸水溶
液aを収容したタンク93に接続された状態となってい
る。そして、濃度50〜500PPM程度(実施例では
100〜200PPM)の次亜塩素酸水溶液aを連続的
に噴霧するようになっている。
噴霧手段65は、キャリヤ27に対向してスプレー90
を配置して、その部分をフード91で覆った構成とした
もので、スプレー91は、図示しないポンプや流量調節
手段を配した供給配管系92を介して、次亜塩素酸水溶
液aを収容したタンク93に接続された状態となってい
る。そして、濃度50〜500PPM程度(実施例では
100〜200PPM)の次亜塩素酸水溶液aを連続的
に噴霧するようになっている。
また、前記無菌チャンバ50には、各手段配設位置に対
向して、透明カバー94によりそれぞれ閉塞されたメイ
ンテナンス用窓部95…が形成されており、必要に応じ
て透明カバー94を取り外して、無菌チャンバ50内の
メインテナンスができるようになっている。また、各手
段の無菌チャンバ50への挿入部の隙間は、ゴム板は蛇
腹等のシール部材によって閉塞された状態となってお
り、無菌チャンバ50の無菌性を破壊しないような構成
となっている。
向して、透明カバー94によりそれぞれ閉塞されたメイ
ンテナンス用窓部95…が形成されており、必要に応じ
て透明カバー94を取り外して、無菌チャンバ50内の
メインテナンスができるようになっている。また、各手
段の無菌チャンバ50への挿入部の隙間は、ゴム板は蛇
腹等のシール部材によって閉塞された状態となってお
り、無菌チャンバ50の無菌性を破壊しないような構成
となっている。
また、充填手段37と対応する位置には、溝カムを利用
したワンタッチ式の開閉蓋96により閉塞された窓97
が形成されており、必要に応じて前記開閉蓋96をずら
して、一端を外部カバー6外に導出させたノズルアダプ
タ(図示しない)を充填ノズル80の先端に接続すると
ともに、ノズルアダプタに外嵌された蓋(図示しない)
で前記窓97を閉塞できるようになっている。そして、
無菌チャンバ50内の無菌性を保持したまま、充填手段
37の管路を洗浄した洗浄液を、外部カバー6外に直接
排出できるようになっている。
したワンタッチ式の開閉蓋96により閉塞された窓97
が形成されており、必要に応じて前記開閉蓋96をずら
して、一端を外部カバー6外に導出させたノズルアダプ
タ(図示しない)を充填ノズル80の先端に接続すると
ともに、ノズルアダプタに外嵌された蓋(図示しない)
で前記窓97を閉塞できるようになっている。そして、
無菌チャンバ50内の無菌性を保持したまま、充填手段
37の管路を洗浄した洗浄液を、外部カバー6外に直接
排出できるようになっている。
つぎに、第5図を中心にカートン2の成形から包装完了
までの動作を説明する。まず、カートン供給成形部4で
有底角筒状のカートン2が成形される。すなわち、カー
トンフィーダ25に一括してセットされた偏平状に折り
畳まれた無底のカートンは、取出し手段22により最前
端のものから順次取出され、カートン筒状成形部を兼ね
る受取りポジションP1に送り込まれる。この受取りポ
ジションP1に送り込まれ角通状に成形されたカートン
2は、ボトム成形ターレット18のマンドレル17に保
持され、ボトム成形ターレット18の間欠回転に伴いヒ
ータ19が配置されたボトム加熱ポジションP2、折込
み装置20が配置されたボトム仮折ポジションP3、プ
レス装置21が配置されたボトムプレスシールポジショ
ンP4、および引抜き装置(図示しない)が配置された
受渡しポジションP5に順次対向して有底角筒状に成形
される。
までの動作を説明する。まず、カートン供給成形部4で
有底角筒状のカートン2が成形される。すなわち、カー
トンフィーダ25に一括してセットされた偏平状に折り
畳まれた無底のカートンは、取出し手段22により最前
端のものから順次取出され、カートン筒状成形部を兼ね
る受取りポジションP1に送り込まれる。この受取りポ
ジションP1に送り込まれ角通状に成形されたカートン
2は、ボトム成形ターレット18のマンドレル17に保
持され、ボトム成形ターレット18の間欠回転に伴いヒ
ータ19が配置されたボトム加熱ポジションP2、折込
み装置20が配置されたボトム仮折ポジションP3、プ
レス装置21が配置されたボトムプレスシールポジショ
ンP4、および引抜き装置(図示しない)が配置された
受渡しポジションP5に順次対向して有底角筒状に成形
される。
ついで、有底角筒状に成形されたカートン2は、無菌包
装ユニット本体1に供給され無菌包装が行われる。すな
わ、有底筒状のカートン2が、カートンコンベヤ25の
キャリヤ27に挿入され、走行に伴い順次カートン搬送
路28を間欠移送される。
装ユニット本体1に供給され無菌包装が行われる。すな
わ、有底筒状のカートン2が、カートンコンベヤ25の
キャリヤ27に挿入され、走行に伴い順次カートン搬送
路28を間欠移送される。
そして、まず、前処理工程部30である口栓装着手段3
1、口栓溶着手段32、第1トップ仮折手段33、おび
カートンクリーナ手段34に順次対向することにより、
口栓9の装着から口栓9の超音波溶着、さらに、カート
ン2の上端開口部の折癖を付け、カートン2内の清掃ま
での前処理工程が完了する。
1、口栓溶着手段32、第1トップ仮折手段33、おび
カートンクリーナ手段34に順次対向することにより、
口栓9の装着から口栓9の超音波溶着、さらに、カート
ン2の上端開口部の折癖を付け、カートン2内の清掃ま
での前処理工程が完了する。
ついで、カートン2は、無菌包装工程部35に送り込ま
れる。そして、カートン外部スチーム殺菌手段41およ
びカートン内部スチーム殺菌手段42に順次対向するこ
とによりカートン2の内外面のスチーム殺菌を行なわ
れ、ついで、加熱空気乾燥手段43によりカートン2内
の残留蒸気の除去が行われる。ついで、充填手段37に
対向することにより所定量目の被充填物Wがカートン2
内に充填され、この後、第2トップ仮折手段44に対向
することによりカートン2の広がり気味となった内方折
込部分を再度内方に押込む。さらに、この後、トップ加
熱手段45およびトッププレス手段46に順次対向する
ことによりカートン2の開口シール部の2度加熱とトッ
プ折込みとシールが行なわれる。
れる。そして、カートン外部スチーム殺菌手段41およ
びカートン内部スチーム殺菌手段42に順次対向するこ
とによりカートン2の内外面のスチーム殺菌を行なわ
れ、ついで、加熱空気乾燥手段43によりカートン2内
の残留蒸気の除去が行われる。ついで、充填手段37に
対向することにより所定量目の被充填物Wがカートン2
内に充填され、この後、第2トップ仮折手段44に対向
することによりカートン2の広がり気味となった内方折
込部分を再度内方に押込む。さらに、この後、トップ加
熱手段45およびトッププレス手段46に順次対向する
ことによりカートン2の開口シール部の2度加熱とトッ
プ折込みとシールが行なわれる。
なお、この無菌処理工程部35は、無菌チャンバ50に
よりトンネル状に覆われ、その内部に無菌エアーCAが
供給されて陽圧状態に保たれて外部空気が入らないよう
になっており、衛生的な包装が行なえることになる。
よりトンネル状に覆われ、その内部に無菌エアーCAが
供給されて陽圧状態に保たれて外部空気が入らないよう
になっており、衛生的な包装が行なえることになる。
ついで、カートン2は、後処理工程部39である日付刻
印手段40に対向することによりシール部に日付刻印が
行なわれた後、キャリヤ27から開放されてロータリー
テーブル55上に排出され外部カバー6外に搬出され包
装を完了する。
印手段40に対向することによりシール部に日付刻印が
行なわれた後、キャリヤ27から開放されてロータリー
テーブル55上に排出され外部カバー6外に搬出され包
装を完了する。
なお、ロータリーテーブル55上に排出された包装完成
品は図示しないコンベヤに受渡され、所定の場所に搬出
される。
品は図示しないコンベヤに受渡され、所定の場所に搬出
される。
一方、カートンコンベヤ25の空のキャリヤ27…は、
前述したようにスプレー90から噴霧される次亜塩素酸
水溶液aにより、キャリヤ27…および外部バー6内の
殺菌が行われるとともに、キャリヤ27を構成するホル
ダ27a,27bの上部に取付けられた樹脂製のカート
ン挿入ガイドの摩耗を防止するようになっている。
前述したようにスプレー90から噴霧される次亜塩素酸
水溶液aにより、キャリヤ27…および外部バー6内の
殺菌が行われるとともに、キャリヤ27を構成するホル
ダ27a,27bの上部に取付けられた樹脂製のカート
ン挿入ガイドの摩耗を防止するようになっている。
しかして、本考案にあっては、無菌チャンバ50内が無
菌エアーCAにより陽圧状態になり、この無菌チャンバ
50により覆われた包装プロセス構成手段29の主要部
への菌の進入が阻止されて常に無菌状態が確保され、安
定かつ確実な無菌包装が可能となる。また、無菌チャン
バの一端開口部から流出するスチームがこの近傍に配設
されたスチーム回収手段により回収されて他部分へスチ
ームが流れることがない。これにより、スチームによる
悪影響を防止することが可能となる。また、前記スチー
ム回収手段により始動直後などに存在する無菌チャンバ
内外の非無菌空気を排気でき、速やかに無菌性を確保す
ることが可能となる。また、無菌チャンバ50が包装プ
ロセス構成手段29の主要部のみをトンネル状に覆うだ
けで、しかも、多数の洗浄液噴出ノズルを必要としない
ため、コンパクトで構造も簡単でよく低コスト化が図れ
る。また、無菌チャンバ50内にある装置は最少限で、
他の大部分が露出状態にあるため、外部カバー6の扉を
開けるなどして容易に洗浄でき、洗浄性を損うことがな
い。また、無菌チャンバ50がコンパクトであるため、
迅速に無菌エアーを充満させた状態にでき、始動から可
動、および保守後等の一旦停止時から再稼動時までの時
間が少なくてすみ稼動効率を向上させることができる。
菌エアーCAにより陽圧状態になり、この無菌チャンバ
50により覆われた包装プロセス構成手段29の主要部
への菌の進入が阻止されて常に無菌状態が確保され、安
定かつ確実な無菌包装が可能となる。また、無菌チャン
バの一端開口部から流出するスチームがこの近傍に配設
されたスチーム回収手段により回収されて他部分へスチ
ームが流れることがない。これにより、スチームによる
悪影響を防止することが可能となる。また、前記スチー
ム回収手段により始動直後などに存在する無菌チャンバ
内外の非無菌空気を排気でき、速やかに無菌性を確保す
ることが可能となる。また、無菌チャンバ50が包装プ
ロセス構成手段29の主要部のみをトンネル状に覆うだ
けで、しかも、多数の洗浄液噴出ノズルを必要としない
ため、コンパクトで構造も簡単でよく低コスト化が図れ
る。また、無菌チャンバ50内にある装置は最少限で、
他の大部分が露出状態にあるため、外部カバー6の扉を
開けるなどして容易に洗浄でき、洗浄性を損うことがな
い。また、無菌チャンバ50がコンパクトであるため、
迅速に無菌エアーを充満させた状態にでき、始動から可
動、および保守後等の一旦停止時から再稼動時までの時
間が少なくてすみ稼動効率を向上させることができる。
なお、本考案は、容器の形状や装置の配置等は上記一実
施例に限るものではなく、その他、本考案は、要旨を変
えない範囲で種々変形実施可能なことは勿論である。
施例に限るものではなく、その他、本考案は、要旨を変
えない範囲で種々変形実施可能なことは勿論である。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、構成が簡素で低
コストでありながら、無菌に対する信頼性が高く安定し
た無菌包装が行なえ、しかも、可動効率の向上が可能な
無菌包装装置を提供できるといった効果を奏する。
コストでありながら、無菌に対する信頼性が高く安定し
た無菌包装が行なえ、しかも、可動効率の向上が可能な
無菌包装装置を提供できるといった効果を奏する。
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は要部の
構成を模式的に示す図、第2図は装置全体の概略的斜視
図、第3図は同じく概略的平面図、第4図は同じく概略
的正面図、第5図はカートン成形過程および包装過程を
示す概略図、第6図はスチーム回収手段の吸込部分の概
略的斜視図、第7図は同じく側面図である。 2…カートン(包装容器)、25…カートンコンベヤ
(包装容器搬送手段)、28…カートン搬送路(包装容
器搬送路)、29…包装プロセス構成手段、41,42
…スチーム殺菌手段、56…スチーム回収手段、50…
無菌チャンバ、CA…無菌エアー。
構成を模式的に示す図、第2図は装置全体の概略的斜視
図、第3図は同じく概略的平面図、第4図は同じく概略
的正面図、第5図はカートン成形過程および包装過程を
示す概略図、第6図はスチーム回収手段の吸込部分の概
略的斜視図、第7図は同じく側面図である。 2…カートン(包装容器)、25…カートンコンベヤ
(包装容器搬送手段)、28…カートン搬送路(包装容
器搬送路)、29…包装プロセス構成手段、41,42
…スチーム殺菌手段、56…スチーム回収手段、50…
無菌チャンバ、CA…無菌エアー。
Claims (1)
- 【請求項1】無端走行して包装容器を第1の位置から第
2の位置に搬送する包装容器搬送手段と、この包装容器
搬送手段の包装容器搬送路に対向して設けられ包装容器
に対する包装を完了させる包装プロセス構成手段と、こ
の包装プロセス構成手段の主要部をトンネル状に覆うと
ともに内部に無菌エアーを導入して陽圧状態に保った無
菌チャンバと、この無菌チャンバ内にスチームを供給し
て包装容器の殺菌を行なうスチーム殺菌手段と、前記無
菌チャンバの一端開口部近傍に配置され前記スチーム殺
菌手段で使用されたスチームを回収排気するスチーム回
収手段とを具備してなることを特徴とする無菌包装装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988120822U JPH063779Y2 (ja) | 1988-09-14 | 1988-09-14 | 無菌包装装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988120822U JPH063779Y2 (ja) | 1988-09-14 | 1988-09-14 | 無菌包装装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0243214U JPH0243214U (ja) | 1990-03-26 |
JPH063779Y2 true JPH063779Y2 (ja) | 1994-02-02 |
Family
ID=31367277
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988120822U Expired - Lifetime JPH063779Y2 (ja) | 1988-09-14 | 1988-09-14 | 無菌包装装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH063779Y2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3029685A1 (de) * | 1980-08-06 | 1982-03-18 | Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart | Verfahren und vorrichtung zum sterilisieren von behaeltern |
JPS57204833A (en) * | 1981-06-05 | 1982-12-15 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | Manufacture of food sealing vessel |
JPS58500661A (ja) * | 1981-05-07 | 1983-04-28 | シヨ−リ−・コ−ポレ−シヨン | フレキシブルな容器の無菌充填装置と方法 |
JPS61244727A (ja) * | 1985-04-23 | 1986-10-31 | 四国化工機株式会社 | 包装機械 |
JPS62235025A (ja) * | 1986-03-31 | 1987-10-15 | 大日本印刷株式会社 | 無菌充填包装機 |
-
1988
- 1988-09-14 JP JP1988120822U patent/JPH063779Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0243214U (ja) | 1990-03-26 |
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