JP2869691B2 - ボトルの予備殺菌装置 - Google Patents

ボトルの予備殺菌装置

Info

Publication number
JP2869691B2
JP2869691B2 JP4323401A JP32340192A JP2869691B2 JP 2869691 B2 JP2869691 B2 JP 2869691B2 JP 4323401 A JP4323401 A JP 4323401A JP 32340192 A JP32340192 A JP 32340192A JP 2869691 B2 JP2869691 B2 JP 2869691B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sterilization
bottle
clean room
sterilization chamber
chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4323401A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06171697A (ja
Inventor
本 隆幸 ▲すぎ▼
篤司 桑田
昭宣 小野
孝晃 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HAUSU SHOKUHIN KK
Original Assignee
HAUSU SHOKUHIN KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HAUSU SHOKUHIN KK filed Critical HAUSU SHOKUHIN KK
Priority to JP4323401A priority Critical patent/JP2869691B2/ja
Publication of JPH06171697A publication Critical patent/JPH06171697A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2869691B2 publication Critical patent/JP2869691B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filling Of Jars Or Cans And Processes For Cleaning And Sealing Jars (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クリーンルーム内へ搬
入されるボトルを予備的に殺菌及び/又は洗浄するボト
ルの予備殺菌装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ジュース等を連続的にボトルに充填する
装置として、例えば特開平3ー256894号公報に見
られる充填機が知られている。この種の充填機は、無菌
状態に保持されるクリーンルームに設置され、ボトル内
への雑菌の侵入を回避しつつ充填作業が行われる。ま
た、クリーンルームには、一般的に、充填機の上流側に
ボトル洗浄機が設置され、このボトル洗浄機により、上
記充填作業に先立って、ボトルの内外の洗浄及び殺菌が
行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ク
リーンルームへは、ボトル製造業者から納品されたボト
ルをそのままコンベアで搬入するのが常であり、このた
めクリーンルーム内へ搬入されるボトルがクリーンルー
ム内に汚染物を持ち込んでしまうという問題を有してい
た。
【0004】そこで、本発明の目的は、クリーンルーム
内へのボトル搬入に伴う汚染物の持込みを防止するよう
にしたボトルの予備殺菌装置を提供することにある。
【0005】かかる技術的課題を達成すべく、本発明の
うち第1発明にあっては、陽圧の下で無菌状態に保持さ
れるクリーンルームのボトル搬入口に予備殺菌室が設け
られ、該予備殺菌室は、外部に通じる入口と前記クリー
ンルームに通じる出口を備え、また、該予備殺菌室に
は、該予備殺菌室内を走行するボトルに向けて殺菌液及
び/又は洗浄液を供給する装置が設けられ、前記陽圧の
クリーンルームから流入する無菌エアで前記予備殺菌室
から前記クリーンルームへの汚染物質の侵入を阻止しつ
つ、該予備殺菌室の中で前記殺菌液及び/又は洗浄液に
より前記ボトルを予備殺菌することを特徴とする。
【0006】また、本発明のうち、他の発明にあって
は、第1発明に加えて更に、前記予備殺菌室に、該予備
殺菌室内のエアを外部に排出するダクトの吸込口が配設
されている構成としてある。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の実施例を添附した図面に基
づいて説明する。図1において、符号1はクリーンルー
ムで、クリーンルーム1内には常時無菌エアが供給され
てクリーンルーム1内を無菌状態に保持するようになっ
ている。クリーンルーム1には、これを縦断する主ボト
ル搬送路2が設けられ、主ボトル搬送路2の側方には、
上流側から下流側に向けて、ボトルを洗浄及び殺菌する
ボトル洗浄機4、ボトルに内容物を充填する充填機6、
ボトルの口にキャップを嵌めるキャップ装填機8等が配
設されている。主搬送路2上のボトルは、上流側から下
流側に向けて搬送されつつ、順次、ボトル洗浄機4、充
填機6、キャップ装填機8に送り込まれ、最終製品とし
て出口10を通ってクリーンルーム1の外へと搬出され
る。
【0008】クリーンルーム1内には、ボトル洗浄機4
を収容するボトル洗浄殺菌ハウス12が設置され、また
クリーンルーム1の入口部には予備殺菌ハウス14が設
置されている。予備殺菌ハウス14には、これを縦断し
て主搬送路2に連なる入口搬送路が、図2に示すよう
に、無端部材からなるコンベア装置16と、スクリュウ
搬送装置18とで構成されている。予備殺菌ハウス14
に搬入されたボトルBは、その底がコンベア装置16上
に置かれ、胴部の一側面がスクリュー搬送機18に当接
された状態で搬送される。ここにスクリュー搬送機18
は、上下に2本のスクリューロッド18a、18bを備
えた2段スクリュー式の搬送機が採用されている。ま
た、予備殺菌ハウス14には、配管20を通って殺菌液
及び/又は洗浄液が供給される噴霧管22と、ハウス1
4内のエアを外部に排出する排気ダクト24とが配設さ
れている。
【0009】噴霧管22は、上記入口搬送路の側方に配
設され、該入口搬送路に沿って延在している。噴霧管2
2には複数の噴射ノズル(図示せず)が設けられ、この
噴射ノズルからボトルBの他側面に向けて殺菌液及び/
又は洗浄液が噴霧される。他方、排気ダクト24は、そ
の吸込口26が予備殺菌ハウス14内の適宜位置に設置
され、吸込口26を通って、予備殺菌ハウス14内のエ
アは強制的に外部に排出される。
【0010】上記の構成において、クリーンルーム1内
に搬入されるボトルBは、その入口部(予備殺菌ハウス
14)で予備的に殺菌及び/又は洗浄されるため、ボト
ルBを搬入することに伴うクリーンルーム1内への汚染
物の持込みを好適に防止することができる。また、予備
殺菌ハウス14内のエアをダクト24を介して強制的に
外部に排出するようにしてあるため、予備殺菌ハウス1
4内のボトルBから発生した汚染物を含むエアを素早く
外部に排出することができ、このエアがクリーンルーム
1内へ侵入して、クリーンルーム1内を汚染してしまう
のを防止することができる。
【0011】更に、クリーンルーム1内は無菌エアの供
給により、常時、陽圧の状態にある。このため、クリー
ンルーム1の入口部、つまり予備殺菌ハウス14には、
クリーンルーム1から流出したエアが、予備殺菌ハウス
14の出口側から入口側に向けて、常時流れている状態
にある。このため、予備殺菌ハウス14内の汚染物を含
むエアがクリーンルーム1内へ侵入して、クリーンルー
ム1内を汚染してしまうのを確実に防止することができ
る。尚、クリーンルーム1内が陽圧であることに起因し
て予備殺菌ハウス14内を流れるエアが、クリーンルー
ム1へ搬入するボトルBを転倒させてしまうという問題
は、予備殺菌ハウス14内の搬送装置として上下2段の
スクリュー搬送機18を採用したことによって解消でき
る。
【0012】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明はこれに限定されることなく、例えば、噴霧管22の
代わりに、スクリューロッド18a、18bを中空ロッ
ドで構成し、この中空スクリューロッドの内部空間で噴
霧管22を構成するようにしてもよい。この場合、中空
スクリューロッドの内部空間から径方向に外方に延びる
孔を複数設け、この孔で噴霧ノズルを構成すればよい。
【0013】前記実施例におけるボトルに殺菌液、洗浄
液を噴霧する装置に代えて、ボトルに殺菌液、洗浄液を
放出したり、シャワーするタイプの装置を採用すること
もでき、これらの場合も、ボトルの予備殺菌及び/又は
洗浄効果を好適に達成できる。
【0014】以上の説明から明らかなように、本発明の
うち第1発明によれば、クリーンルームが陽圧の下で無
菌状態に保持されており、また、このクリーンルームの
ボトル搬入口に設けた予備殺菌室が、クリーンルームに
通じる出口と外部に通じる入口とを備えていることか
ら、この予備殺菌室には、常時、クリーンルーム内の無
菌エアが流入している状態にあり、この予備殺菌室に流
入する無菌エアを利用して予備殺菌室から前記クリーン
ルームへの汚染物質の侵入を阻止しつつ、この予備殺菌
室でボトルに殺菌液及び/又は洗浄液を供給することか
ら、クリーンルームに搬入される前段階で、ボトルの外
表面に付着した汚染物質を取り除くことができ、したが
って、クリーンルーム内へボトルを搬入することに伴う
汚染物の持込みを効果的に防止することができる。
【0015】また、本発明のうち他の発明によれば、上
記第1発明の効果に加えて、ダクトによって予備殺菌室
内の汚染物質を含むエアが強制的に外部に排出されるた
め、このエアがクリーンルームに侵入するのを防止する
ことが可能になり、したがって、クリーンルーム内へボ
トルを搬入することに伴う汚染物の持込みをより一層効
果的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】クリーンルームを含む実施例の全体的なレイア
ウトを示す概念図。
【図2】図1に示すIIーII線に沿って切断した予備殺菌
室の縦断面図。
【符号の説明】
1 クリーンルーム 14 予備殺菌ハウス 16 コンベア装置 18 スクリュー搬送機 20 殺菌液を供給する配管 22 噴霧管 24 排気ダクト 26 排気ダクトの吸込口 B ボトル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 孝晃 大阪府東大阪市御厨栄町1丁目5番7号 ハウス食品工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−201918(JP,A) 特開 平2−45323(JP,A) 特開 平4−31226(JP,A) 特開 平3−289424(JP,A) 特開 昭62−131130(JP,A) 特公 昭52−28434(JP,B2) 実公 昭50−8134(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B67C 3/00 - 7/00 B65B 3/00 - 3/36

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陽圧の下で無菌状態に保持されるクリー
    ンルームのボトル搬入口に予備殺菌室が設けられ、該予
    備殺菌室は、外部に通じる入口と前記クリーンルームに
    通じる出口を備え、また、該予備殺菌室には、該予備殺
    菌室内を走行するボトルに向けて殺菌液及び/又は洗浄
    液を供給する装置が設けられ、前記陽圧のクリーンルー
    ムから流入する無菌エアで前記予備殺菌室から前記クリ
    ーンルームへの汚染物質の侵入を阻止しつつ、該予備殺
    菌室の中で前記殺菌液及び/又は洗浄液により前記ボト
    ルを予備殺菌する、ことを特徴とするボトルの予備殺菌
    装置。
  2. 【請求項2】 前記殺菌液及び/又は洗浄液を供給する
    装置が、前記ボトルに向けて殺菌液及び/又は洗浄液を
    噴霧する噴霧口を有している、請求項1に記載のボトル
    の予備殺菌装置。
  3. 【請求項3】 前記予備殺菌室に、該予備殺菌室内のエ
    アを外部に排出するダクトの吸込口が配設されている、
    請求項1又は請求項2に記載のボトルの予備殺菌装置。
JP4323401A 1992-12-02 1992-12-02 ボトルの予備殺菌装置 Expired - Fee Related JP2869691B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4323401A JP2869691B2 (ja) 1992-12-02 1992-12-02 ボトルの予備殺菌装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4323401A JP2869691B2 (ja) 1992-12-02 1992-12-02 ボトルの予備殺菌装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06171697A JPH06171697A (ja) 1994-06-21
JP2869691B2 true JP2869691B2 (ja) 1999-03-10

Family

ID=18154307

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4323401A Expired - Fee Related JP2869691B2 (ja) 1992-12-02 1992-12-02 ボトルの予備殺菌装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2869691B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3522935B2 (ja) * 1995-11-28 2004-04-26 大和製罐株式会社 容器詰め飲料の製造方法及び装置
JPH1119601A (ja) * 1997-06-30 1999-01-26 Shibuya Kogyo Co Ltd 容器外面洗浄装置
FR2838076B1 (fr) * 2002-04-04 2005-03-04 Sidel Sa Procede et installation pour la decontamination des cols de preformes
JP2005329986A (ja) * 2004-05-20 2005-12-02 Toyo Seikan Kaisha Ltd 不活性ガス置換装置
JP6802461B2 (ja) * 2017-02-28 2020-12-16 有限会社ユウアイ 包装装置および包装システム

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0245323A (ja) * 1988-08-04 1990-02-15 Dainippon Printing Co Ltd 無菌充填機におけるヘッドスペースのガス置換方法及びその装置
JP2676969B2 (ja) * 1990-03-29 1997-11-17 三菱マテリアル株式会社 缶蓋滅菌装置
JP2714717B2 (ja) * 1990-11-30 1998-02-16 澁谷工業株式会社 クリーンルーム内への容器供給装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06171697A (ja) 1994-06-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100490752B1 (ko) 포장용기를 살균하고 충진하는 방법과 장치
US8117803B2 (en) Vessel filling system
CN100445173C (zh) 物品的杀菌方法和杀菌装置
US8147616B2 (en) Container rinsing system and method
JP2847590B2 (ja) ボトルを殺菌及び/又は洗浄するための装置及び方法
US9993855B2 (en) Container rinsing system and method
JP2000335525A (ja) ストリップ包装材料を殺菌するユニット
WO2017209185A1 (ja) キャップ殺菌装置、内容物充填システム、キャップ殺菌方法および内容物充填方法
JP3778952B2 (ja) 容器のキャップ殺菌装置
JP2869691B2 (ja) ボトルの予備殺菌装置
JP3899812B2 (ja) アセプティック充填缶詰の製造方法と装置
JP3876603B2 (ja) 缶蓋の滅菌洗浄方法と装置
JP4366637B2 (ja) 容器の洗浄・水切り方法および装置
JPH10167386A (ja) キャップ処理装置
JP6394644B2 (ja) キャップ殺菌装置および内容物充填システム
JPH10287310A (ja) ボトルの殺菌充填方法
JPH0733123A (ja) 外面殺菌装置
JP3608220B2 (ja) 殺菌装置の噴霧装置
JP3890670B2 (ja) 滅菌装置
CN219519915U (zh) 一种洁净装置
US20220402740A1 (en) Cap sterilization device and content filling system
JP6516113B2 (ja) 無菌充填機及び無菌充填方法
JP6673384B2 (ja) キャップ殺菌装置、内容物充填システムおよびキャップ殺菌方法
JP6292261B2 (ja) キャップ殺菌装置、内容物充填システムおよびキャップ殺菌方法
JPH08244729A (ja) 容器の無菌充填方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080108

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090108

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100108

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100108

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110108

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees