JP2000335525A - ストリップ包装材料を殺菌するユニット - Google Patents

ストリップ包装材料を殺菌するユニット

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 注入可能な食品を包装する包装機械上でスト
リップ包装材料を殺菌する、効果的で低コストのユニッ
トの提供。 【解決手段】 滅菌剤を収容し、包装材料が連続的に供
給される槽8と;この槽8の出口に接続された入口12
を有する無菌室15と;前記無菌室15から空気を吸引
するブロワ30と前記無菌室15の前記入口12の近部
に配置されて、包装材料2の中間長手方向部2a上に殺
菌エアジェットを配向する2つのノズル27とを有する
補助再循環回路28を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、注入可能な食品を
包装する包装機械上でストリップ(帯状片)材料を殺菌
するユニットと、このユニットを備える包装機械とに関
する。
【0002】
【従来の技術】フルーツジュース、ワイン、トマトソー
ス、殺菌あるいは長期間保存(UHT)牛乳などのよう
な注入可能な食品を包装する機械が知られており、同機
械では、パッケージが、長手方向に密封したストリップ
で形成された包装材料の連続チューブから形成される。
【0003】包装材料は、ヒートシール材料、たとえ
ば、ポリエチレンの層で両側が覆われた紙材料の層を備
える多層構造である。UHT牛乳のような長期間保存製
品用無菌パッケージの場合、包装材料は、たとえば、ア
ルミニウムフィルムにより形成されたバリア材料の層を
備え、この層は、ヒートシールプラスチック材料層上に
重ねられ、つぎに、最終的に食品に接触するパッケージ
の内面を形成するヒートシールプラスチック材料の他の
層で覆われる。
【0004】無菌パッケージを製造するために、包装材
料のストリップは、リールから巻き戻され、殺菌ユニッ
トを通過し、この殺菌ユニットにおいて、ストリップ
は、たとえば、過酸化水素および水の濃縮溶液のような
液状滅菌剤の槽に浸すことにより、殺菌される。
【0005】より詳細には、殺菌ユニットは、使用の
際、滅菌剤が充填される槽を備え、この槽にストリップ
が連続的に供給される。この槽は、底部で接続された2
つの平行な垂直ブランチを備えるのが便宜であり、スト
リップの移動速度に応じて、包装材料を処理するのに十
分な時間を許容する長さのU字形状路を形成する。効果
的にかつかなり迅速に処理して、殺菌室のサイズを減少
するために、滅菌剤は、たとえば、約70℃の高温に維
持されなければならない。
【0006】殺菌ユニットは、無菌室も備え、この無菌
室において、殺菌槽から排出される包装材料のストリッ
プは、機械的処理(たとえば、乾燥ローラによる)およ
び熱/流体処理(たとえば、高温エアジェットによる)
が施され、残留滅菌剤を除去する。包装製品で許容され
る残留滅菌剤の量は、事実上、(最大許容量が数ppm
のオーダーである)厳しい規格により規制され、無菌室
は、シールを通過する漏れがこの室の内側ではなく外側
で発生するように大気圧を若干超える圧力に維持され、
汚染滅菌剤を排除する。
【0007】ストリップは、無菌室を離れる前に、円筒
に折り曲げられかつ長手方向に密封されて、公知の態様
で、連続し、垂直方向に、長手方向に密封されたチュー
ブを形成する。包装材料のチューブは、事実上、無菌室
の延長部を形成し、注入可能な製品が連続的に充填さ
れ、この後、個々のパッケージを成形し、かつ、複数対
のジョー間でチューブを握持してチューブの側方を密封
し、無菌ピローパックを形成する成形しかつ(側方を)
密封するユニットに送られる。
【0008】ピローパックは、これらの間のシール部を
切断することにより分離され、この後、最終折り曲げス
テーションに送られ、ここで機械的に最終形状に折り曲
げられる。
【0009】上記型式の包装機械が、広くかつ満足のゆ
くように、広い範囲の食品業界で使用され;とくに、殺
菌ユニットの性能は、パッケージの無菌処理および残留
滅菌剤を規制する規格に十分に対応するものである。
【0010】しかし、業界内には、より以上の改善要求
が、とくに、残留滅菌剤の除去に関して存在し、この要
求は、開口が容易で製品の注入が容易な再閉鎖可能な開
口機構を特徴とするパッケージに対する市場の要求から
生じている。
【0011】非無菌包装機械の場合、この機構は、パッ
ケージが形成される前に、ストリップ材料に、たとえ
ば、直接、射出成形により、施される。
【0012】反対に、無菌包装機械の場合、何らかの開
口機構が、通常、パッケージが形成された後に施され、
これは、開口機構を供給しかつ施すための精巧なシステ
ムの使用を必要とすることにより、製造の観点からの欠
点を有している。すなわち、ストリップに事前に施され
る場合、開口機構は、ストリップの幾何学的連続性にお
ける断続部を形成し、ここに、残留滅菌剤が捕捉され、
ここから、公知の技術を使用して、滅菌剤を完全に除去
することはできない。
【0013】他方で、滅菌剤を除去する追加の手段の使
用は、無菌室の作業パラメータ、とくに、温度および圧
力に対して消極的な効果を及ぼし、したがって、殺菌ユ
ニットの性能を阻害することがある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、とく
に、上記課題に対する効果的で簡単で低コストの解決策
を提供するように設計された注入可能な製品を包装する
機械のストリップ材料を殺菌するユニットを提供するこ
とである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、滅菌剤
を収容し、包装材料が連続的に供給される槽と;この槽
の出口に接続された入口を有する無菌室と;この無菌室
から空気を吸引する第1の吸引手段、空気処理浄化手
段、そして処理済空気を前記無菌室内に吹込むブロワ手
段を備える主空気処理回路とを具備する、注入可能な食
品を包装する包装機械上でストリップ包装材料を殺菌す
るユニットであって、前記無菌室から空気を吸引する第
2の吸引手段と、この第2の吸引手段に接続され、か
つ、前記無菌室の前記入口の近部に配置されて、前記包
装材料の少なくとも1つの所定の部分にエアジェットを
向けるノズル手段とを備える補助再循環回路を有するこ
とを特徴とするユニットが提供される。
【0016】無菌空気を無菌室から回収しかつ無菌室内
に戻すことにより、無菌室の作業パラメータに出来る限
り影響が小さい状態で追加残留滅菌剤が効果的に除去さ
れ、したがって、ストリップ材料に事前に施された開口
機構を有する無菌パッケージを形成することができ、同
時に、残留滅菌剤を除去することができる。さらに、こ
のシステムは、機械の殺菌ユニットに既に存在する無菌
空気を使用するために、専用の無菌空気製造および処理
システムを必要とせず、極めて簡単かつ廉価である。
【0017】本発明は、無菌室から空気を吸引する第1
の吸引手段、空気処理浄化手段、そして処理済空気を前
記無菌室内に吹込むブロワ手段を備える主空気処理回路
と、前記無菌室から空気を吸引する第2の吸引手段、そ
してこの第2の吸引手段に接続されかつ前記無菌室の前
記入口の近部に配置され、前記包装材料の少なくとも1
つの所定の部分にエアジェットを向けるノズル手段を備
える補助再循環回路とを有する殺菌ユニットを具備す
る、ストリップ包装材料から注入可能な食品の無菌パッ
ケージを製造する包装機械にも関する。
【0018】本発明の好ましい実施形態によれば、機械
は、前記殺菌ユニットの上流側に開口機構を施すユニッ
トを備えるのが好ましい。
【0019】添付図面を参照して、例として本発明の好
ましい非制限的実施態様について説明する。
【0020】
【発明の実施の形態】図1の番号1は、注入可能な食品
を包装し、ストリップ包装材料2(簡略化のために、以
下で単に“ストリップ2”と称す)から注入可能な食品
の無菌包装を連続的に形成する機械の全体を示してい
る。
【0021】機械1は、ストリップ2を殺菌する殺菌ユ
ニット3を備え、このユニットに、ストリップ2が、ほ
ぼ水平な路P1に沿ってリール(図示せず)から供給さ
れる。
【0022】プラスチック材料製の再閉鎖可能な開口機
構5を特徴とするパッケージを製造するときに、ストリ
ップは、公知の射出成形ユニット4を通過するのが便宜
であり、このユニットを出たときに、ストリップは、そ
の中間長手方向部2aに沿って等間隔で離隔し、(か
つ、図1中、ストリップ2の特定部に沿って概略的にの
み示されている)一連の開口機構5を備える。施工ユニ
ット4の外側で殺菌ユニット3の上流側に、ストリップ
ストア6が、2つのユニットの異なるストリップの送り
(段階状の送りおよび連続的な送りのそれぞれ)を平衡
化させるために設けられるのが便宜である。
【0023】殺菌ユニット3は、液状滅菌剤、たとえ
ば、過酸化水素(H22)および水の30%溶液を所定
レベルまで収容するU字形状殺菌槽8を実質的に備えて
いる。槽8は、槽8に対するストリップ2の入口と出口
をそれぞれ形成する各上部開口11,12を有する垂直
入口ブランチ9と垂直出口ブランチ10とにより形成さ
れ、これら2つのブランチは、水平軸ガイドローラ14
を収容する槽8の底部13により底部で接続されてい
る。
【0024】したがって、槽8内で、ストリップ2は、
U字形状路P2に沿って送られ、この路の長さは、スト
リップの移動速度に依存し、包装材料が、滅菌剤中に十
分な長さの時間(たとえば、7秒)滞留するのが確保さ
れる長さである。
【0025】槽8は、公知の過酸化水素制御回路(図示
せず)の一部を形成し、使用の際、制御された温度、た
とえば、約70℃に維持される。
【0026】機械1は、槽8の出口に対応する入口開口
12を有する無菌室15も備えている。無菌室15は、
残留滅菌剤をストリップ2から除去する、全体が17で
示されている乾燥手段を収容する上部16と、垂直かつ
槽8に平行に延びる底部あるいはタワー18とを備え、
このタワー内で、ストリップ2は、長手方向に円筒状に
折り曲げられ、かつ、長手方向で密封されて、連続円筒
チューブ19を形成する。
【0027】乾燥手段17は、比較的軟性の材料で覆わ
れ、互いに平行な各水平軸を有し、無菌室15の入口の
近部に位置し、かつ、ストリップ2の両面を押圧して、
槽8内に戻される滅菌剤の液滴を除去する2つのアイド
ル乾燥ローラ20をストリップ2の両側に備えている。
【0028】ローラ20(図2および図3)は、それぞ
れの中間凹部20a、すなわち、それぞれの小径中間部
を備え、開口機構5(図3)の通過を許容し、開口機構
を妨害するのを防止するのが便宜である。
【0029】乾燥手段17は、ローラ20の下流側(ス
トリップの送り方向に沿う)に、したがって、ローラ2
0を超えて、ストリップ2の両側に配置された2つのエ
アナイフ22も備えている。公知で図4に概略的にのみ
示されているエアナイフ22は、それぞれ、エアジェッ
トをストリップ2上に下方に配向するノズル23と、使
用の際、ストリップにほぼ平行であるがストリップの移
動方向の反対方向にエアジェットを案内する各壁24と
を備えている。
【0030】ノズル23は、無菌室15からの吸気管路
24aと、吸引手段と残留滅菌剤を除去する手段と加熱
手段とを有する処理ユニット25と、ノズル23に供給
する管路26とを備える公知の主空気回路21(詳細は
示されていない)の一部を形成する。
【0031】無菌室15は、大気圧を若干超える圧力に
維持され、この結果、シールを通過する漏れは、無菌室
の内側ではなく外側で発生する。しかし、超過圧力は、
数ミリバール(数百Pa)の範囲に限定され、滅菌剤で
汚染された過度の量の空気が漏洩し、作業環境を汚染す
るのを防止する。
【0032】本発明によれば、乾燥手段17は、ローラ
20のすぐ上流側でローラ20の凹部20aの無菌室1
5の入口に配置された2つのノズル27も、ストリップ
2の両側に備えている。
【0033】ノズル27は、開口機構5のストリップ2
の中間長手方向部2aに空気流を向け、残留滅菌剤を開
口機構から除去する。ノズル27は、図4および部分的
に図2および図3に示した補助無菌空気再循環回路28
の一部を形成する。
【0034】回路28は、実質的に、無菌室15から無
菌空気を回収する吸気管路29と、管路29に接続され
た吸引ポートを有するブロワ30(図4)と、ブロワ3
0の送出しポートに接続された送出し管路31とを備え
ている。送出し管路31は、各ノズル27に接続され、
各ノズル27に対する流れを調整する各可変抵抗体32
を備えるのが便宜である2つの供給管路31a,31b
に分割される。
【0035】ブロワ30は、一般的に、いわゆる、“サ
イドチャンネル”あるいは“エアリング”型、たとえ
ば、完全に乾式作動(すなわち、潤滑剤が使用されな
い)されて無菌空気を汚染するのを防止する、エザム・
エスピーエーによりフラックスジェットの名称で取引さ
れている型式のものである。上記型式のブロワは、吸引
側で僅かに減圧し、送出し側に至るまで圧力を徐々に上
げることも特徴とし、吸引が無菌室の圧力(大気圧より
若干高い)で行われるために、ブロワ30内の空気は、
静的な密封を容易に設けることができる吸引側で、大気
圧より若干低いだけであり、その路に沿う他の個所では
大気圧より高く、汚染物を安全に排除する。
【0036】図2および図3は、無菌室15から無菌空
気を回収する管路29と、送出し管路31と、ノズル2
7に供給する管路31a,31bとを示している。ブロ
ワ30(図示せず)は、無菌室15の側壁35に取付け
られるのが便宜である。
【0037】図5および図6は、一方のノズル27を示
し、双方のノズルは、同一であるので、下記説明は、双
方に当てはまる。
【0038】ノズル27は、実質的に、各供給管路31
aあるいは31bの継手(図示せず)を収容する後部開
口37aを有する中空ボックス形状の体部36を備え、
体部36は、多数(たとえば、3つ)の平行な水平突起
38,39,40を有する成形プレート37により前部
で閉鎖され、各突起38,39,40は、体部36のキ
ャビテイに連通する長手方向の内側キャビテイ42(図
6)と、それぞれ各キャビテイ42に連通する等間隔に
離隔した排出孔43の各列43a,43b,43cとを
有する。
【0039】下部突起38の孔43は、それぞれ下方に
傾斜した軸を有し、ストリップ2から、とくに、開口機
構5から除去された残留滅菌剤を槽8内に吹き戻す方向
にエアジェットをストリップ2へ向け、中間突起39お
よび上部突起40の孔43は、それぞれ水平な軸を有
し、ストリップにほぼ直交する方向にエアジェットをス
トリップ2上へ向ける。
【0040】ノズル27は、幅狭の上部44、したがっ
て、他の突起に比して少数の孔43を有する幅狭の上部
突起40を有し、ノズル27を各ローラ20に近接して
配置可能とし、上部44は、各ローラの凹部20a内に
ほぼ収容される。
【0041】試験により、孔43の上記配置は、残留滅
菌剤を開口機構5から除去するのに特に有効であること
が判った。とくに、突起38,39,40の孔の配置
は、孔から排出される空気が、突起とストリップ2との
間に形成された間隙を横方向に通過するように配向され
るのを可能とし、したがって、残留滅菌剤の効果的除去
を阻害する淀みあるいは乱流を防止する。
【0042】実際の使用の際、ストリップ2は、開口機
構5が形成される成形ユニット4を段階状に通過し、槽
8および無菌室15を連続的に通過する。
【0043】無菌室15に入ったときに、開口機構5を
有するストリップ2の部分2aは、両面をノズル27か
らのエアジェットにより払拭される。第1列の孔43
は、所定量の残留物を槽8内に吹き戻し、次の2列の孔
43は、滅菌剤の液滴を小さな粒子に分解して除去およ
び蒸発を助ける。ノズル27からのエアジェットの温度
は、無菌室15の温度より若干高く、大体約80℃であ
り;これは、ブロワ30により吸引され、管路29,3
1に沿って移動する空気の温度低下が、空気がブロワ内
で圧縮されるときの温度上昇により、より以上に補われ
ることによるものである。
【0044】ストリップ2は、この後、ローラ20間に
送られ、これらのローラは、ノズル27により影響され
ないストリップ2の側方部から液体の肉眼で見える痕跡
をほぼ除去する。この段階で除去される滅菌剤の液滴
は、槽8内に戻る傾向を有している。
【0045】ローラ20の下流側で、液滴が既に除去さ
れたストリップ2は、エアナイフ22により形成された
エアジェットにより、それ自体の移動方向に対し反対方
向に沿って払拭され、残留液は、したがって、完全に除
去され、完全に乾燥したストリップ2が、チューブに折
り曲げられ、長手方向に密封され、充填され、かつ、パ
ッケージに成形され/側方を密封される。
【0046】機械1に、とくに、殺菌ユニット3に、添
付特許請求の範囲の範囲から逸脱することなく、変更を
行うことができることは明白である。とくに、ノズル2
7は、異なる態様に形成し、ストリップ2のより広範な
部分にエアジェットを向けてもよく、ローラ20は、ノ
ズル27が残留滅菌剤を完全に除去することができるな
らば、除去してもよいであろう。
【0047】最後に、事前に開口機構が形成された無菌
パッケージを製造することは可能であり、したがって、
この目的のために非常に有利であるが、本発明は、開口
機構を欠くパッケージの製造にも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】注入可能な食品を包装し、本発明の殺菌ユニッ
トを特徴とする機械の一覧図。
【図2】本発明の殺菌ユニットの部分斜視図。
【図3】本発明の殺菌ユニットの部分正面図。
【図4】図2のユニットの補助空気再循環回路の一覧
図。
【図5】図2のユニットのノズルの正面図。
【図6】図5の線VI−VIに沿う断面図。
【符号の説明】 1 包装機械 2 ストリップ 3 殺菌ユニット 4 射出成形ユニット 5 開口機構 6 ストリップストア 8 槽 9 入口ブランチ 10 出口ブランチ 11,12 開口 13 底部 14 ガイドローラ 15 無菌室 17 乾燥手段 18 タワー 19 チューブ 20 ローラ 20a 凹部 21 主空気回路 22 エアナイフ 23,27 ノズル 24 壁 25 処理ユニット 28 補助無菌空気再循環回路 29,31,31a,31b 管路 30 ブロワ 32 可変抵抗体 36 中空ボデイ 37 成形プレート 38,39,40 突起 42 キャビテイ 43 孔 44 上部

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 滅菌剤を収容し、包装材料が連続的に供
    給される槽(8)と;この槽(8)の出口に接続された
    入口(12)を有する無菌室(15)と;この無菌室
    (15)から空気を吸引する第1の吸引手段(24)、
    空気処理手段(25)、そして処理済空気を前記無菌室
    (15)内に吹込むブロワ手段(22)を備える主空気
    処理回路(21)とを具備する、注入可能な食品を包装
    する包装機械(1)上でストリップ包装材料(2)を殺
    菌するユニット(3)において、前記無菌室(15)か
    ら空気を吸引する第2の吸引手段(29,30)と、こ
    の第2の吸引手段(30)に接続され、かつ、前記無菌
    室(15)の前記入口(12)の近部に配置されて、前
    記包装材料(2)の少なくとも1つの所定の部分にエア
    ジェットを向けるノズル手段(27)とを備える補助再
    循環回路(28)を有することを特徴とするユニット。
  2. 【請求項2】 前記ノズル手段は2つのノズル(27)
    を備え、これらノズルは前記包装材料(2)の両面に対
    向し、かつ、前記第2の吸引手段(30)に接続された
    それぞれの供給管路(31a,31b)を有することを
    特徴とする請求項1に記載のユニット。
  3. 【請求項3】 前記槽(8)は、前記包装材料(2)の
    ためのU字形状路(P2)を形成し、前記無菌室(1
    5)の前記入口(12)に対応する上部出口を有し;前
    記ノズル(27)は、それぞれ、前記槽(8)に向かっ
    て傾斜方向に空気流を配向する排出手段(43)を備え
    ることを特徴とする請求項2に記載のユニット。
  4. 【請求項4】 前記排出手段は、前記包装材料(2)の
    移動方向に沿って離隔した多数の水平列(43a,43
    b,43c)に配置された多数の排出孔(43)を備え
    ることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のユ
    ニット。
  5. 【請求項5】 前記列(43a,43b,43c)のう
    ちの少なくとも第1の列(43a)の孔(43)は、前
    記槽(8)に向かって傾斜し;他方の列(43b,43
    c)の孔(43)は、前記包装材料(2)に対してほぼ
    垂直であることを特徴とする請求項4に記載のユニッ
    ト。
  6. 【請求項6】 前記列の孔は、前記ノズル(27)のそ
    れぞれの各前部突起(38,39,40)に形成され、
    前記第1の列(43a)は、前記無菌室(15)の前記
    入口(12)に近接することを特徴とする請求項5に記
    載のユニット。
  7. 【請求項7】 前記補助再循環回路(28)は、乾式作
    動ブロワ(30)を備えることを特徴とする請求項1か
    ら請求項6のいずれか一項に記載のユニット。
  8. 【請求項8】 前記ブロワ(30)は、サイドチャンネ
    ルタイプであることを特徴とする請求項7に記載のユニ
    ット。
  9. 【請求項9】 前記ノズル(27)は、前記包装材料
    (2)の中間長手方向部(2a)に対向して配置される
    ことを特徴とする請求項2から請求項8のいずれか一項
    に記載のユニット。
  10. 【請求項10】 両側から前記包装材料に作用し、前記
    ノズル(27)からすぐ下流側に配置された2つの乾燥
    ローラ(20)を備えることを特徴とする請求項1から
    請求項9のいずれか一項に記載のユニット。
  11. 【請求項11】 前記乾燥ローラ(20)は、前記包装
    材料(2)の前記中間長手方向部(2a)にそれぞれの
    中間凹部(20a)を有することを特徴とする請求項9
    に従属する請求項10に記載のユニット。
  12. 【請求項12】 前記ノズルは、前記乾燥ローラ(2
    0)のそれぞれの前記凹部(20a)内に少なくとも一
    部が収容されたそれぞれの幅狭上部(44)を有するこ
    とを特徴とする請求項11に記載のユニット。
  13. 【請求項13】 前記主空気処理回路(21)の前記ブ
    ロワ手段は、前記乾燥ローラ(20)の下流側の前記包
    装材料(2)の両側に配置された2つのエアナイフ(2
    2)を備えることを特徴とする請求項1から請求項12
    のいずれか一項に記載のユニット。
  14. 【請求項14】 ストリップ包装材料(2)を殺菌する
    殺菌ユニット(3)を備え、つぎに、滅菌剤を収容し、
    包装材料が連続的に供給される槽(8)と、この槽
    (8)の出口に接続された入口(12)を有する無菌室
    (15)と、この無菌室(15)から空気を吸引する第
    1の吸引手段(24)、空気処理手段(25)、そして
    処理済空気を前記無菌室(15)内に吹込むブロワ手段
    (22)を備える主空気処理回路(21)とを具備す
    る、ストリップ包装材料(2)から注入可能な食品のパ
    ッケージを製造する包装機械(1)において、前記無菌
    室(15)から空気を吸引する第2の吸引手段(29,
    30)と、この第2の吸引手段(30)に接続され、か
    つ、前記無菌室(15)の前記入口(12)の近部に配
    置されて、前記包装材料(2)の少なくとも1つの所定
    の部分にエアジェットを向けるノズル手段(27)とを
    備える補助再循環回路(28)を有することを特徴とす
    る機械。
  15. 【請求項15】 前記ノズル手段は2つのノズル(2
    7)を備え、これらノズルは、前記包装材料(2)の両
    面に対向し、前記第2の吸引手段(30)に接続された
    それぞれの供給管路(31a,31b)を有し;これら
    のノズル(27)は、それぞれ、各離隔した前部突起
    (38,39,40)に形成された多数の水平列(43
    a,43b,43c)に配置された多数の排出孔(4
    3)を有し;前記無菌室(15)の前記入口(12)に
    近接した前記列のうちの少なくとも1つの列(43a)
    の孔(43)は、前記槽(8)に向かって傾斜し;他方
    の列(43b,43c)の孔(43)は、前記包装材料
    (2)にほぼ垂直であることを特徴とする請求項14に
    記載の機械。
  16. 【請求項16】 前記殺菌ユニット(3)から上流側の
    前記包装材料(2)に開口機構(5)をつけるユニット
    (4)を備えることを特徴とする請求項14または請求
    項15に記載の機械。
  17. 【請求項17】 前記ノズル(27)は、前記開口機構
    (5)を有する前記包装材料(2)の中間長手方向部
    (2a)に対向して配置されることを特徴とする請求項
    16に記載の機械。
  18. 【請求項18】 両側から前記包装材料に作用し、か
    つ、前記ノズル(27)からすぐ下流側に位置する2つ
    の乾燥ローラ(20)を備え、これらの乾燥ローラ(2
    0)は、前記包装材料(2)の前記中間長手方向部(2
    a)にそれぞれの中間凹部(20a)を有し、前記開口
    機構(5)の通過を許容することを特徴とする請求項1
    4から請求項17のいずれか一項に記載の機械。
  19. 【請求項19】 前記ノズルは、前記乾燥ローラ(2
    0)のそれぞれの前記凹部(20a)内に少なくとも一
    部が配置されたそれぞれの幅狭上部(44)を有するこ
    とを特徴とする請求項18に記載の機械。
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