JPH0637830Y2 - ミシンの防振用支持装置 - Google Patents

ミシンの防振用支持装置

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JPH0637830Y2
JPH0637830Y2 JP1987140226U JP14022687U JPH0637830Y2 JP H0637830 Y2 JPH0637830 Y2 JP H0637830Y2 JP 1987140226 U JP1987140226 U JP 1987140226U JP 14022687 U JP14022687 U JP 14022687U JP H0637830 Y2 JPH0637830 Y2 JP H0637830Y2
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JP
Japan
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sewing machine
vibration
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rubber
supporting
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JP1987140226U
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JPS6443875U (ja
Inventor
保 荒家
Original Assignee
ペガサスミシン製造株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案はミシンの防振用支持装置に関するものであ
る。
従来の技術 ミシンは主軸の回転に連動して針棒,ルーパー,送り歯
等が往復動し、これらの作動に伴って発生する振動がミ
シンテーブルに伝わって騒音を発生したり、テーブルの
振動によって作業者に不快感を与えるなどの問題が生
じ、これを防ぐため、従来よりミシンとミシンテーブル
との間に防振ゴムなどを介在させている。
すなわち、たとえば第3図に示すように、防振ゴム1を
円錐台形に形成し、これをミシンテーブル2のミシン配
置用開口部3の下方に設置した据付板4の四隅の支持部
5に固定するとともに、ミシン6の下方で防振ゴム1に
対応する位置に設けた円錐台形の孔7に防振ゴム1を覆
うように嵌合させることにより、ミシン6を位置決めし
て支持するようにしている。
ところがこの支持装置は構造が簡単でミシンの位置決め
と支持が容易かつ確実に行うことができるが、高速駆動
されるミシンにおいては防振ゴム1の形状が孔7により
規則されて、自由に変形・伸縮できず、振動を十分に吸
収することができないという問題があった。
また、ミシンの高速化に対応する防振装置が実公昭57-1
1680号、実公昭61-14387号などにより提案されている。
すなわち前者はミシンとテーブルとにそれぞれ接触する
防振ゴムの接触面を波形にしたものであるが耐久性が劣
るという難点があり、後者は防振ゴムに貫通孔を設けた
ものであって、やはり支持力が低下するという問題があ
った。
考案が解決しようとする問題点 したがってこの考案の目的は、上記のような問点のな
い、すなわち、ミシンの高速化に十分対応できる防振性
能を持ち、しかも耐久性、支持力などの低下することの
ないミシンの防振用支持装置を提供することにある。
問題点を解決するための手段 すなわちこの考案は、ミシンテーブル2にミシン配置用
開口部3を設け、その開口部下方の周辺に複数個のミシ
ン支持部5を設けて防振部材を固定し、ミシン下面の周
辺に前記ミシン支持部に対応するように設けた凹部また
は孔からなる被支持部7を前記防振部材を介して前記ミ
シン支持部上に嵌合載置することによりミシンを支持す
るようにしたミシンの支持装置において、前記防振部材
を円錐台状の防振ゴム1で形成して前記支持部から立ち
上がらせるとともに、ミシン手前側に位置する少くとも
一つの被支持部9を円錐台状の防振ゴム1の上端部のみ
で支持させる一方、ミシン後側の被支持部10は、円錐台
状の防振ゴムの側面下部でも支持させるようにしたこと
を特徴とするものである。
ここにおいて、ミシンはミシンテーブルの開口部内に配
置され、ミシンベッド面が縫製作業に適した高さに支持
される。また、ミシン支持部は通常、周辺の四隅に設け
られるが、防振性を高めるためにたとえば手前左側の支
持部をやや内側に設けたり、支持部の個数を適宜増減し
てもよい。
さらに防振部材はゴム製が最も適しまたその形状を扁平
ではなくブロック状で、上端が前記被支持部の凹部また
は孔に嵌合できるよう円錐台状に形成する。また、支持
部および被支持部のそれぞれ円錐台状の防振ゴムとの係
合保持は次のようにすることが望ましい。すなわちミシ
ンテーブル側の支持部においては円錐台状の防振ゴムの
下端をピンや接着剤などにより固定してミシンの位置決
めをも兼ねさせるようにし、ミシンの被支持部において
は、円錐台状の防振ゴムの上端部を嵌合させるためその
上端と同形の凹部(又は孔)を設けておき、この上端部
を凹部に嵌合させることによりミシンを適正位置に係合
保持させるのである。なおこの凹部は円錐台状の防振ゴ
ムの上端部の被支持部との相対移動を防ぐためのもので
あり、他の形状としてもよいがあまり深く嵌合させると
円錐台状ゴムの変形が妨げられるので好ましくない。
これらの支持構造は、たとえば支持部を4ヶ所設けたミ
シンテーブルにあっては、前述のように少くともミシン
の手前側の1ヶ所、特に手前側左すなわち針棒側に設け
ることを必須とし、望ましくは手前左右両側に設置する
ものであるが、これを4ヶ所共に設置した場合、特に後
方右側の駆動プーリー側に設けると、ミシンの始動時や
停止する時にミシン自体が揺動しやすくなり、このため
の揺動防止策をとる必要が生じることがある。したがっ
てこの揺動防止策として後方右側の支持部は従来の支持
構造としておく方がよい。
なお前述の円錐台状の防振ゴムは適宜の防振性能および
揺動防止性能を発揮させるため芯部をピンで保持させた
り、中空状としたり、部分的に異る素材を組み合わせた
りしてもよい。
作用 以上のような構造の防振用支持装置を備えたミシンを用
いた場合、ミシン駆動に伴って発生する振動が、被支持
体から円錐台状の防振ゴムに伝わると、その円錐台状の
防振ゴムは中間部に被支持体等に保持されない部分を設
けられているので、被支持体と支持体との間で自由に変
形・伸縮することができるため、その変形・伸縮により
振動を吸収してしまい、ミシンテーブルへ振動が伝わる
のを防ぐように作用することとなる。
実施例 この考案の一実施例を図面に基づいて説明すると、第3
図について前述した従来のミシンの支持装置とこの実施
例の装置とは防振ゴムの支持構造を異にするものであ
る。すなわち、第1図および第2図に示すように、この
装置は4ヶ所の支持部・被支持部のうち手前側(第1図
の右側,第2図の上側)の2ヶ所を後方側(第1図左
側,第2図下側)のものと異った方法で支持するように
している。第1図は第2図のI−I線における断面図
で、図において8はミシンの下方に付設するオイルパン
であり、その四隅には円錐台形の防振ゴム1に係合する
被支持部9,10を設けている。そして手前側の被支持部9
は下部を円筒孔9Aとするとともにその上部には浅い円錐
台形の凹部9Bを形成してこの凹部9Bに防振ゴム1の上端
部1Aのみを嵌合させ、中間の傾斜部1Bは小径側から大径
側にわたって保持しないで自由に変形できるようにし、
下端1Cは支持部5に固定している。一方、後方側の被支
持部10は、深い円錐台形の凹部10Aを形成して防振ゴム
1の上端だけでなく側面下部に至る大部分が凹部10Aと
密接状態で嵌合できるようにし、防振ゴム1の下端1Cは
手前側と同様に支持部5に固定している。
このように構成したミシンテーブルの支持部5上に防振
ゴム1を介してミシンのオイルパン8の被支持部9,10が
嵌合するようにミシン6を載せ、ミシンを駆動すると、
始動時や停止する時においては後側の被支持部10の側面
下部においてミシンの水平方向の揺動を防ぐべく防振ゴ
ムを確実に保持する。
また、高速運転時において生じやすい微振動は、手前側
の防振ゴム1がその円錐形の傾斜部1Bでは被支持部9に
保持されないで自由に変形できるため、その変形によっ
て吸収されてしまい、ミシンテーブルにその微振動が伝
わることを防ぐこととなる。
なお、第4図はミシンテーブルに工業用オーバーロック
ミシンを設置して運転した場合の、ミシンテーブルの手
前中央部における振動状態の測定結果を示すグラフで、
縦軸は振動の加速度G,横軸はミシンの回転数r/minを示
す。このグラフにおいて曲線aはこの実施例装置につい
ての測定結果、bは従来例装置についての測定結果を示
しこの実施例のものは、低速回転域から高速回転域まで
常に振動の加速度が小さく、かつ、ほぼ全域にわたって
従来例のものより良好な値を示し、特に高速域において
効果が著しいことがわかる。
考案の効果 以上のようにこの考案の防振用支持装置は、ミシンの高
速化に十分対応できる防振性能を持ち、しかも防振部材
に特別な加工を施さないのでその耐久性や支持力を低下
させることがなく、しかも従来の被支持部と防振部材と
の係合関係を少し変更するのみで防振性能を大幅に改善
することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の要部を示す断面図、第2
図はミシンの下側から見た要部平面図、第3図はこの考
案を適用できるミシンとミシンテーブルを示す正面図、
第4図は振動状態を示すグラフである。 1……防振ゴム、1A……上端部 1C……下端部、5……支持部 9,10……被支持部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ミシンテーブルにミシン配置用開口部を設
    け、その開口部下方の周辺に複数個のミシン支持部を設
    けて防振部材を固定し、ミシン下面の周辺に前記ミシン
    支持部に対応するように設けた凹部または孔からなる被
    支持部を前記防振部材を介して前記ミシン支持部上に嵌
    合載置することによりミシンを支持するようにしたミシ
    ンの支持装置において、前記防振部材を円錐台状の防振
    ゴムで形成して前記支持部から立ち上がらせるととも
    に、ミシン手前側に位置する少くとも一つの被支持部を
    円錐台状の防振ゴムの上端部のみで支持させる一方、ミ
    シン後側の被支持部は、円錐台状の防振ゴムの側面下部
    でも支持させるようにしたことを特徴とするミシンの防
    振用支持装置。
JP1987140226U 1987-09-14 1987-09-14 ミシンの防振用支持装置 Expired - Lifetime JPH0637830Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS6443875U JPS6443875U (ja) 1989-03-16
JPH0637830Y2 true JPH0637830Y2 (ja) 1994-10-05

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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