JP3151578B2 - 冷蔵庫におけるコンプレッサの防振支持装置 - Google Patents

冷蔵庫におけるコンプレッサの防振支持装置

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JP3151578B2 JP23173392A JP23173392A JP3151578B2 JP 3151578 B2 JP3151578 B2 JP 3151578B2 JP 23173392 A JP23173392 A JP 23173392A JP 23173392 A JP23173392 A JP 23173392A JP 3151578 B2 JP3151578 B2 JP 3151578B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,キャビネットの背面に
振動方向を上下方向とした振動式コンプレッサを備えた
冷蔵庫におけるコンプレッサの防振支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】かゝる防振支持装置として,キャビネッ
トの背面に固着される取付板にコンプレッサを弾性支持
させたものが知られている(例えば実公昭61−933
8号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記の
ような防振支持装置では,取付板がキャビネットに固着
されるため,コンプレッサは,キャビネットから後方へ
延びる片持ち梁に支持される状態となり,コンプレッサ
は,その作動に伴い上下振動するとき,前後方向の揺動
振動をも惹起し,これらの振動がキャビネットを複雑に
振動させ,騒音の原因となることが発明者によって究明
された。
【0004】本発明は,かゝる点に鑑みてなされたもの
で,コンプレッサの上下振動時,コンプレッサを揺動さ
せずにその上下振動を効果的に吸収し得るようにした,
冷蔵庫におけるコンプレッサの防振支持装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,本発明は,コンプレッサを一次弾性支持手段を介し
取付板に取付けて振動系組立体を構成する一方,キャ
ビネットの背面にブラケットを後方へ張出して設け,こ
のブラケットに取付板の上部を,振動系組立体の重心を
通る鉛直線上に支持中心が位置するように上部二次弾性
支持手段を介して吊持して,この上部二次弾性支持手段
により該振動系組立体の上下振動を吸収させ,また取付
板の下部をキャビネットの背面に下部二次弾性支持手段
を介して支持して,この下部二次弾性支持手段により,
該振動系組立体の上下振動を許容しつつその横振れを吸
収させることを特徴とする。
【0006】
【実施例】以下,図面により本発明の一実施例について
説明する。
【0007】図1において,冷蔵庫1は,キャビネット
2の背面に振動式コンプレッサ3及びコンデンサ4を備
える。
【0008】上記コンプレッサ3は本発明による防振支
持装置によりキャビネット2に取付けられるもので,こ
れを図2ないし図10により説明する。
【0009】先ず,図2及び図3において,キャビネッ
ト2の背面には,その後方へ張出したブラケット5が固
設され,このブラケット5には,振動方向を上下方向と
した姿勢で円筒状のコンプレッサ3を取付けた倒立L字
状の取付板6の水平部6aが左右一対の第1弾性支持手
段7を介して吊持され,同取付板6の垂直部6bの下端
は第2弾性支持手段8を介してキャビネット2に保持さ
れる。而して第1弾性支持手段7は本発明の上部二次弾
性支持手段を構成し,また第2弾性支持手段8は本発明
の下部二次弾性支持手段を構成する。
【0010】図4に示すように,第1弾性支持手段7
は,ブラケット5の取付孔9に嵌合すると共にブラケッ
ト5の上面に当接する段付の上部クッション筒11と,
上記取付孔9と同軸上で取付板6の水平部6aに穿設さ
れた取付孔10に嵌合すると共に該水平部6aの下面に
当接する同じく段付の下部クッション筒12とを備え,
これらクッション筒11,12はゴム等の弾性材料から
なっている。上,下部クッション筒11,12の内周面
には,カラー13,14がそれぞれ嵌装されており,こ
れらカラー13,14と,上,下部クッション筒11,
12の各外端に重ねたワッシャ15,16とを下方から
貫通するボルト17にナット18を螺締することによ
り,両カラー13,14が一体に連結される。その際,
上,下部クッション筒11,12の対向面間には間隙が
設けられる。
【0011】而して,図2及び図3に示すように,左右
の第1弾性支持手段7は,それらの支持中心19がコン
プレッサ3及び取付板6からなる振動系組立体22の重
心20を通る鉛直線21上にくるように配置される。
【0012】また,ブラケット5及び取付板6の水平部
6aの対向面の一方にはストッパゴム23が接着され,
取付板6の水平部6aがブラケット5に一定距離以下に
接近したとき,ストッパゴム23がその接近を抑制する
ように他方の対向面に当接するようになっている。
【0013】第2弾性支持手段8は,図5及び図6に示
すように,キャビネット2に固設されて上面を開放した
支持箱24と,この支持箱24に収納された横断面U字
状のゴム製クッション体25とを備え,このクッション
体25内に取付板6の垂直部6b下端が嵌合される。
【0014】再び図2及び図3において,コンプレッサ
3の取付板6への取付けには,取付板6の垂直部6bに
おいて,上下左右の四個所に配設される第3弾性支持手
段26が用いられ,これら第3弾性支持手段26は本発
明の一次弾性支持手段を構成している
【0015】この第3弾性支持手段26は,図7ないし
図10に示すように,取付板6の垂直部6bから後方へ
水平に切起した支持片27に立設されたロッド28と,
このロッド28外周に嵌装されて下部支持片27上面に
設置される段付のゴム製下部クッション筒29と,この
下部クッション筒29の小径部が貫通する取付孔30を
有してコンプレッサ3前面に突設される支持片31と,
ロッド28に貫通されて上部支持片31の上面に設置さ
れると共に,下部クッション筒29の小径部上端を受容
する上部クッション筒32とを備え,ロッド28の上端
部には,上部クッション筒32上面を押えるスピードナ
ット33が係止される。
【0016】次にこの実施例の作用について説明する。
【0017】コンプレッサ3がその作動に伴い上下方向
に振動すると,その振動は第3弾性支持手段26の上,
下部クッション筒32,29の圧縮変形により緩衝され
つゝ取付板6に伝達する。これに伴いコンプレッサ3及
び取付板6からなる振動系組立体22が上下に振動する
が,この振動系組立体22は,その重心20を通る鉛直
線21上に支持中心19がくるようにして左右一対の第
1弾性支持手段7を介してブラケット5に吊持されてい
るので,振動系組立体22は単純な上下振動を繰返すの
みで揺動しない。したがって振動系組立体22の上下振
動は,各第1弾性支持手段7の上,下部クッション筒1
1,12の単純な圧縮変形により吸収され,ブラケット
5,したがってキャビネット2への振動伝達を効果的に
抑えることができる。
【0018】一方,ブラケット5の下端は第2弾性支持
手段8のクッション体25内に嵌入されているので,取
付板6下端の上下振動がキャビネット2に伝達せずに許
容されると共に,第1弾性支持手段7周りの取付板6の
横振れを阻止し,振動系組立体22の単純な上下振動状
態を確保することができる。
【0019】振動音のテストによれば,従来装置の場
合,45.6dBであったところ,本発明装置の場合は
41.8dBと,振動音の大幅な低減が認められた。
【0020】尚,本発明は,その要旨を逸脱することな
く種々の設計変更が可能である。例えば,使用する第1
弾性支持手段7を1個のみとし,これを振動系組立体2
2の重心20を通る鉛直線21上に配置することもでき
る。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明によれば,コンプレ
ッサを一次弾性支持手段を介して取付板に取付けて振動
系組立体を構成する一方,キャビネットの背面にブラケ
ットを後方へ張出して設け,このブラケットに取付板
上部を,振動系組立体の重心を通る鉛直線上に支持中心
が位置するように上部二次弾性支持手段を介して吊持
て,この上部二次弾性支持手段により該振動系組立体の
上下振動を吸収させ,また取付板の下部をキャビネット
の背面に下部二次弾性支持手段を介して支持して,この
下部二次弾性支持手段により,該振動系組立体の上下振
動を許容しつつその横振れを吸収させるので,コンプレ
ッサの上下振動時には,振動系組立体を上下方向へのみ
振動させると共に,その上下振動を上部二次弾性支持手
段により効果的に吸収させることができ,またこのとき
の振動系組立体の横振れは,下部二次弾性支持手段によ
り効果的に抑えられる。更に取付板とコンプレッサとの
間にも一次弾性支持手段が介装されていて,コンプレッ
サが全体として二段階のクッション作用を受ける。以上
の結果,コンプレッサからキャビネットへの振動伝達が
極めて効果的に抑えられ,振動音を大幅に低減させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置を備えた冷蔵庫の後方斜視図
【図2】図1の2矢視拡大図
【図3】図2の3−3線断面図
【図4】図3の4−4線拡大断面図
【図5】図3の5−5線拡大断面図
【図6】図3の6−6線拡大断面図
【図7】図3の7矢視拡大図
【図8】図7の8−8線断面図
【図9】図7の9−9線断面図
【図10】図3の10−10線断面図
【符号の説明】
1 冷蔵庫 2 キャビネット 3 コンプレッサ 5 ブラケット 6 取付板 7 第1弾性支持手段(上部二次弾性支持手段) 第2弾性支持手段(下部二次弾性支持手段) 19 支持中心 20 重心 21 鉛直線 22 振動系組立体26 第3弾性支持手段(一次弾性支持手段)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビネット(2)の背面に振動方向を
    上下方向とした振動式コンプレッサ(3)を備えた冷蔵
    庫において, コンプレッサ(3)を一次弾性支持手段(26)を介し
    取付板(6)に取付けて振動系組立体(22)を構成
    する一方,キャビネット(2)の背面にブラケット
    (5)を後方へ張出して設け, このブラケット(5)に取付板(6)の上部を,振動系
    組立体(22)の重心(20)を通る鉛直線(21)上
    に支持中心(19)が位置するように上部二次弾性支持
    手段(7)を介して吊持して,この上部二次弾性支持手
    段(7)により該振動系組立体(22)の上下振動を吸
    収させ,また取付板(6)の下部をキャビネット(2)
    の背面に下部二次弾性支持手段(8)を介して支持し
    て,この下部二次弾性支持手段(8)により,該振動系
    組立体(22)の上下振動を許容しつつその横振れを吸
    収させることを特徴とする,冷蔵庫におけるコンプレッ
    サの防振支持装置。
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