JP3107321B2 - 建設機械のオペレータキャビン弾性支持構造 - Google Patents

建設機械のオペレータキャビン弾性支持構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧パワーショベル等
の建設機械オペレータキャビン弾性支持構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】油圧パワーショベルの側面図を図1に示
す。図1において、1はオペレータキャビン、2は上部
旋回体、2aは上部旋回体フレーム、3は下部走行体で
ある。図6は、図1でのキャビン1の上部旋回体フレー
ム2aへの装着関係図であり、上部旋回体フレーム2a
に溶接した支持フレーム22bにキャビン1の床板21
aが緩衝装置24を介して取付けられている。緩衝装置
24による床板21aと支持フレーム22bとの結合関
係の詳細を図7に示す。図7において、床板21aと支
持フレーム22bとの間に配置したケース24cに収納
した弾性体24aと、支持フレーム22b下方に配置し
たケース24dに収納した弾性体24bとによって支持
フレーム22bをサンドイッチ状に挟み込み、この状態
で床板21aに溶接したフロアボス21bをケース24
c、弾性体24a、支持フレーム22b、弾性体24
b、ケース24dに貫通させたのち、ボルト26をケー
ス24dからフロアボス21bに締結し、これにより弾
性体24a、24bに所定量の締め代を与えて組み立て
てある。尚、床板21aはキャビン1に溶接したブラケ
ット21cにボルト27によって締着される。緩衝装置
24は、図6に示すように、キャビン1の前後左右に四
個装着される。またフロアボス21b外周と支持フレー
ム22bの孔との間には弾性体25が嵌合し、上部旋回
体フレーム2aに対してキャビン1が平面内で弾性的に
位置決めされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来技
術は床板21aを複数の緩衝装置24で支持フレーム2
2bに連結しているためにキャビン1の固有振動数が小
さい。そして油圧パワーショベルの高速走行時に、キャ
ビン1の前記固有振動数が履帯・スプロケットホイール
の噛合周波数に近くなり、キャビン1が共振を起こして
いた。そのためキャビン1の振動数が増幅され特に左右
方向の揺れが増大するが、緩衝装置24は緩衝作用が主
目的であってキャビン1の共振により増大した振動に対
する減衰作用が少なく、このため高速走行時の乗り心地
が悪かった。また振動によりキャビン1の強度低下をも
たらしていた。本発明は、前記問題を解決し、特に油圧
パワーショベルの高速走行時での振動を低減できる建設
機械のオペレータキャビン弾性支持構造を提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る建設機械のオペレータキャビン弾性支持
構造は、オペレータキャビンを建設機械の支持フレーム
に弾性支持する建設機械のオペレータキャビン弾性支持
構造において、中心軸、中心軸を囲むように一端側か
ら順に第1フランジ部と胴部と第2フランジ部とダンパ
ケースとを一体化してなるケース、中心軸を囲むよう
第1フランジ部上及び中心軸外周面に接着した弾性体
鍔部胴部内面に外周面を接着すると共に中心軸外周面
に内周面を接着した弾性体胴部を一体してなる弾性
、ダンパケース内に充填し粘性体中に浸漬した
心軸下端に取り付けた減衰板と、弾性体鍔部外周のケー
ス(第1フランジ部に相当)上に接着した第1弾性スト
ッパと、ケース内面(第2フランジ部下面に相当)から
第1間隔を有して減衰板上に接着した第2弾性ストッパ
とを備えた弾性支持装置と、 弾性体鍔部とオペレータキ
ャビンとの間に介在自在とされたスペーサとを有し
性体鍔部上面に下面が当接し、かつオペレータキャビン
下面に上面が当接するようにスペーサを弾性体鍔部とオ
ペレータキャビンとの間に介在させたのち、オペレータ
キャビンに中心軸上端を固定すると共に支持フレームに
ケース外縁を固定することによりオペレータキャビンを
支持フレーム上に静置させ前記スペーサは、前記静置
時に第1弾性ストッパ上面とオペレータキャビン下面と
の間に第2間隔を確保する厚さとされ、かつオペレータ
キャビンの前記第2間隔を越えての下動時にオペレータ
キャビン下面が第1弾性ストッパ上面に当接 しそののち
第1弾性ストッパを圧縮する厚さとされていることを特
徴としている。
【0005】
【作用】上記構成によれば、中心軸がオペレータキャビ
ンに取付けられ、ケースが支持フレームに取付けられ、
弾性体がケース内からオペレータキャビンに向けて中心
軸を囲むようにケース内面と中心軸外面との間でこれら
に接着してある。具体的には、弾性体の一方の構成要素
である弾性体鍔部は第1フランジ部上面に中心軸を囲む
ように接着され、他方の構成要素である弾性体胴部はそ
の外周面を胴部内面に接着され、かつその内周面を中心
軸中下部外周面に接着されている。即ち上記構成は基本
的には、弾性体胴部に生ずる剪断力によって支持フレー
ム上にオペレータキャビンを支持する構成となってい
る。かかる構成を基礎として、弾性体鍔部は上下方向の
振動に対し、その引張・圧縮により緩衝作用を発揮す
る。そして上記剪断力から明らかなように、弾性体胴部
は単に上下方向の振動だけでなく、左右方向、前後方
向、斜め方向及び曲げ方向等の振動に対しても、さらに
は捩じれに対してもその剪断力により良好な緩衝作用を
発揮する。即ち従来技術には見られない極めて顕著な緩
衝作用を奏する。しかも上記構成は振動時に減衰板が粘
性体内で移動することになるが、この移動時に減衰板が
粘性体をかき回し、これにより粘性抵抗が生じる構成と
なっている。この粘性抵抗が振動に対する顕著な減衰作
用を発揮する。即ち上記構成によれば、従来技術には見
られない極めて顕著な緩衝作用と減衰作用とを生ずる。
しかもこれら作用は、建設機械において生ずる広範囲の
振動数に係わりなく生ずるから(図4、図5参照)、オ
ペレータの乗り心地性やオペレータキャビンの耐久性が
向上する。具体的には油圧パワーショベルの高速走行時
での振動を低減できる。さらにまた、オペレータキャビ
ンが下動すると、オペレータキャビン下面が第1弾性ス
トッパ上面に当接するまではオペレータキャビンは弾性
体鍔部の圧縮力と弾性体胴部の剪断力とにより弾性支持
される。またさらに、オペレータキャビ ンが第2間隔を
越えて下動してオペレータキャビン下面が第1弾性スト
ッパ上面に当接すると、第1弾性ストッパの弾性力がそ
れまでの弾性力に加算される(即ち、下動ばね定数を上
昇させる)。以上の弾性によってオペレータキャビンが
下動から上動に切り換わり、第2弾性ストッパ上面が第
1間隔を越えて第2フランジ内面に当接すると、第2弾
性ストッパの弾性力はそれまでの弾性体鍔部と弾性体胴
部との戻り弾性力に抗する(即ち、上動ばね定数が上昇
する)。以上の上下動時における途中のバネ定数の変化
により、弾性力の変化は勿論のこと、減衰力が生ずる。
そしてこの減衰力に減衰板による減衰作用が加算され
る。このため、オペレータキャビンの上下動での緩衝作
用がさらに顕著に生ずる。
【0006】
【実施例】以下、実施例を図1〜図5に基づき詳説す
る。図2は前記図1の油圧パワーショベルの側面図にお
けるオペレータキャビン1と上部旋回体フレーム2aと
の装着関係を示す一部断面図であり、1aはキャビン1
に溶接したブラケット1cにボルト7で締着した床板、
2bは上部旋回体フレーム2aに溶接した支持フレー
ム、4は支持フレーム2bに床板1aを弾性支持する減
衰板ダンパ付き緩衝装置である。図3は図2における床
板1aと支持フレーム2bと減衰板ダンパ付き緩衝装置
4との結合関係図である。図4は本実施例に係わる減衰
板ダンパ付き緩衝装置4と従来のゴムマウントとに関す
る振動伝達特性比較図である。図5は本実施例に係る減
衰板ダンパ付き緩衝装置4と従来のゴムマウントとのロ
スファクタ比較図である。図2に示す通り、床板1a
は、前後左右の四箇所で減衰板ダンパ付き緩衝装置4に
より、上部旋回体フレーム2aに溶接した支持フレーム
2bに弾性支持されている。図3に示す通り、減衰板ダ
ンパ付き緩衝装置4は、上フランジ部4a、下フランジ
部4b、胴部4c及びダンパケース4dで形成されるケ
ースと、弾性体鍔部4e、弾性体胴部4f及び動スト
ッパ4gで形成される弾性体と、弾性体鍔部4eから弾
性体胴部4fに渡ってその中心部を貫通する中心軸4h
と、中心軸4h下端にボルト5で締結した減衰板6と、
減衰板6上面外周に接着した上動ストッパ6aと、ダン
パケース4dに充填したシリコンオイル7とから構成し
てある。尚、上動ストッパ6aもまた下動ストッパ4g
と同様、下記「弾性体ストッパ4g、6a」とするよう
に、かつ図3でのハッチングマークに示す通り、弾性体
である。詳しくは次の通り。弾性体鍔部4e下面は上フ
ランジ部4a上面に接着し、弾性体胴部4f外側面は胴
部4c内面に接着し、中心軸4h外周面は弾性体鍔部4
eから弾性体胴部4fに渡って接着している。そして、
中心軸4h下端に減衰板6を固定すると共に、減衰板6
とシリコンオイル7を充填したダンパケース4dとによ
り減衰板ダンパ付き緩衝装置4形成されている。尚、
減衰板6にはシリコンオイル7が流通可能な孔6bが複
数穿設され、これら孔6bの数や大きさに応じて減衰板
ダンパ付き緩衝装置4の振動伝達率Tを決定している。
中心軸4h上部では弾性体鍔部4eと床板1aとの間に
設けたスペーサ8を介し、座金9及びダブルナット10
により床板1aを弾性体鍔部4e上面に締結してある。
上フランジ部4aは支持フレーム2bにボルト11及び
ナット12により固定してある。尚、弾性体鍔部4e外
周に配置した動ストッパ4g上面と床板1a下面とは
僅かな間隔(スペーサ8の厚さと略同じ)を有して締結
されている。また、減衰板6は、その外周部が下フラン
4b下面の下方に、かつ下フランジ4b下面から間
を有して配置してある。
【0007】次に作用説明する。図3に示すように、
ャビン重量は底板1a下面が弾性体鍔部4e上面に当接
、かつ下動ストッパ4g上面からスペーサ8厚さと略
同等間隔を持った状態で、弾性体鍔部4eの圧縮力と弾
性体胴部4fの剪断力とにより静置される。上部にキャ
ビン1を固定した中心軸4hは弾性体鍔部4eと弾性体
胴部4fとにより垂直に対する倒れを弾性支持する。こ
のためキャビン1の前後左右方向の揺動振動を確実に減
少させる。また、建設機械のように走行条件や作業条件
等によって変化する広範囲の振動数に対してはシリコン
オイル7が減衰板6の孔6bを出入りすることにより顕
著な減衰作用を有する。さらに、キャビン1の上下動は
弾性体ストッパ4g、6aにより制限される。即ち、キ
ャビン1が弾性体ストッパ4g又は6aに当接し、これ
によって弾性体のばね定数が上昇した状態で、キャビン
1の上下動が制限されるため、キャビン1にはより有効
な緩衝作用が働く。詳しくは、次の通り。静置状態から
キャビン1が下動して底板1a下面が下動ストッパ4g
上面に当接するまでは、弾性体鍔部4eの圧縮力と弾性
体胴部4fの剪断力とにより弾性支持される。またさら
に、キャビン1がスペーサ8厚さと略同等間隔を越えて
下動すると、底板1a下面が下動ストッパ4gに当接し
てこれを圧縮し、その圧縮力がそれまでの弾性力に加算
される(即ち上記の通り、下動ばね定数が上昇する)。
以上まで弾性力によってキャビン1が下動から上動へと
切り換わってさらに上動ストッパ6a上面が下フランジ
4b内面に当接すると、上動ストッパ6aの弾性力がそ
れまでの弾性体鍔部4eと弾性体胴部4fとの戻り弾性
力に抗する(即ち上動ばね定数が上昇する)。以上の上
下動時における途中のバネ定数の変化により、弾性力の
変化は勿論のこと、減衰力が生ずる。そしてこの減衰力
にシリコンオイル7の孔6bへの出入による減衰作用が
加算される。図4は上記減衰板ダンパ付き緩衝装置4と
従来のゴムマウントとに関する振動伝達特性の比較図で
あり、横軸を加振周波数f(Hz)、縦軸を振動伝達率
Tとした図である。破線で示すように、従来技術では加
振周波数fが約11Hz近傍での振動伝達率Tが約2.
3であったものが、本実施例の振動伝達率Tは約1.2
となり、ほぼ半減している。図5は上記減衰板ダンパ付
き緩衝装置4と従来のゴムマウントとのロスファクタの
比較図であり、横軸を加振周波数f(Hz)、縦軸をロ
スファクタ(tanδ)とした図である。従来のゴムの
弾性体によるキャビン1の装着構造では、30Hzまで
の加振周波数fに対するロスファクタtanδが約0.
2〜0.25であるに対し、本実施例では約0.8と大
きく減衰効果が大きい。尚、一般に振動伝達率Tとロス
ファクタ(tanδ)との関係式は下記の通り。 T=√1+tan δ2 /√(1−f/fn )2+tan δ2 ・・・・・・(1) 但し、f;加振振動数、fn;固有振動数である。
【0008】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
次のような効果を得られる。 (1)キャビンを減衰板ダンパ付き緩衝装置を介して車
体に装着するようにしたため、建設機械のように広範囲
の振動数が作用する車両でも有効に緩衝作用及び減衰作
用が生じ、オペレータの乗り心地性やキャビンの耐久性
が向上する。 (2)減衰板ダンパ付き緩衝装置はケースと、胴部外側
面と鍔部下面とをケース内面に接着した鍔付き弾性体
と、鍔付き弾性体の中心部に接着した中心軸と、中心軸
下端部に固定した減衰板と、ケース下端に固定した減衰
板ケースに充填した粘性体とにより形成した粘性減衰器
を構成すると共に、中心軸上部にキャビンを固定し、キ
ャビン鍔付き弾性体の鍔部上面でスペーサを介し、か
つこのスペーサ厚さに略相当する分だけ間隔を有してキ
ャビンが下動したときに当接して圧縮される下動ストッ
パで支持するように、かつ減衰板外周の上動ストッパ上
面が下フランジ内面に所定間隔を有してキャビンが上動
したときに当接して圧縮される上動ストッパで支持する
ように構成したので、建設機械のように広範囲の振動数
に対しても上下方向での有効な減衰作用及び緩衝作用を
有するだけでなく、上部にキャビンを固定した中心軸が
鍔付き弾性体の鍔部と胴部とによって垂直に対する倒れ
を弾性支持するためにキャビンの前後左右方向の揺動振
動を確実に減少できる。このためオペレータの乗り心地
性やキャビンの耐久性が向上する。 (3)キャビンの上下動は各弾性体ストッパにより制限
されるたため、キャビンが各弾性ストッパに当接してか
らばね定数が上昇した状態でキャビンの上下動が制限さ
れる。従ってキャビンには有効な緩衝作用が働き、オペ
レータの乗り心地性やキャビンの耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般の油圧パワーショベルの側面図である。
【図2】図1におけるキャビンと上部旋回体フレームと
の装着関係図を示す一部断面図である。
【図3】図2における床板と支持フレームと減衰板ダン
パ付き緩衝装置との結合関係図である。
【図4】本実施例に係る減衰板ダンパ付き緩衝装置と従
来のゴムマウントとに関する振動伝達特性比較図であ
る。
【図5】実施例に係る減衰板ダンパ付き緩衝装置と従来
のゴムマウントとのロスファクタ比較図である。
【図6】図1での従来のキャビンの上部旋回体フレーム
への装着関係図である。
【図7】図6の緩衝装置の拡大図である。
【符号の説明】
1:オペレータキャビン、1a:床板、1b:フロアボ
ス、1c:ブラケット、2:上部旋回体、2a:上部旋
回体フレーム、2b:支持フレーム、3:下部走行体、
4:減衰板ダンパ付き緩衝装置、4a:上フランジ部、
4b:下フランジ部、4c:胴部、4d:ダンパケー
ス、4e:弾性体鍔部、4f:弾性体胴部、4g:
ストッパ、4h:中心軸、6:減衰板、6a:上動スト
ッパ、7:シリコンオイル、8:スペーサ、9:座金、
10:ナット、5,11,12:ボルト。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オペレータキャビン(1) を建設機械の
    持フレーム(2b)に弾性支持する建設機械のオペレータキ
    ャビン弾性支持構造において、 中心軸(4h)、中心軸(4h)を囲むように一端側から順に
    第1フランジ部(4a)と胴部(4c)と第2フランジ部(4b)と
    ダンパケース(4d)とを一体化してなるケース、中心軸
    (4h)を囲むように第1フランジ部(4a)上及び中心軸(4h)
    外周面に接着した弾性体鍔部(4e)胴部(4c)内面に外周
    面を接着すると共に中心軸(4h)外周面に内周面を接着し
    た弾性体胴部(4f)を一体してなる弾性体、ダンパ
    ケース(4d)内に充填し粘性体(7) 中に浸漬した中心軸
    (4h)下端に取り付けた減衰板(6)と、弾性体鍔部(4e)外
    周のケース(第1フランジ部(4a)に相当)上に接着した
    第1弾性ストッパ(4g)と、ケース内面(第2フランジ部
    (4b)下面に相当)から第1間隔を有して減衰板(6) 上に
    接着した第2弾性ストッパ(6a)とを備えた弾性支持装置
    (4) と、 弾性体鍔部(4e)とオペレータキャビン(1) との間に介在
    自在とされたスペーサ(8) とを有し弾性体鍔部(4e)上面に下面が当接し、かつオペレータキ
    ャビン(1) 下面に上面が当接するようにスペーサ(8) を
    弾性体鍔部(4e)とオペレータキャビン(1) との間に介在
    させたのち、オペレータキャビン(1) に中心軸(4h)上端
    を固定すると共に支持フレーム(2b)にケース(4a)外縁を
    固定することによりオペレータキャビン(1) を支持フレ
    ーム(2b)上に静置させ前記スペーサ(8) は、前記静置時に第1弾性ストッパ(4
    g)上面とオペレータキャビン(1) 下面との間に第2間隔
    を確保する厚さとされ、かつオペレータキャビン(1) の
    前記第2間隔を越えての下動時にオペレータキャビン
    (1) 下面が第1弾性ストッパ(4g)上面に当接しそののち
    第1弾性ストッパ(4g)を圧縮する厚さとされている こと
    を特徴とする建設機械のオペレータキャビン弾性支持構
    造。
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