JPH0637707A - コードレス電話機 - Google Patents

コードレス電話機

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JPH0637707A
JPH0637707A JP4186695A JP18669592A JPH0637707A JP H0637707 A JPH0637707 A JP H0637707A JP 4186695 A JP4186695 A JP 4186695A JP 18669592 A JP18669592 A JP 18669592A JP H0637707 A JPH0637707 A JP H0637707A
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JP
Japan
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call
unit
public
public base
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Pending
Application number
JP4186695A
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English (en)
Inventor
Koukei Kamiuma
弘敬 上馬
Koji Kaneko
幸司 金子
Takashi Hiroishi
高 廣石
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 子機が、通話相手先に見合った適切な通話料
金で通話可能で、かつ、安定した通信状態を確保し得る
親機または公衆基地局を自動選択することが可能なコー
ドレス電話機を提供する。 【構成】 電話回線85に接続された基地局である親機
83と、前記電話回線85に接続された公衆用の基地局
である公衆基地局84または前記親機83に対して無線
で接続される子機88とを備えたコードレス電話機にお
いて、前記子機88は、外線発信する場合に複数の基地
局と接続可能であるとき、通話料金が最も安価になる基
地局を自動的に選択するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コードレス電話機に係
り、特に公衆基地局を利用して、その周辺において屋外
通信が可能なコードレス電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のコードレス電話機として
は例えば図15及び図16に示すようなものがあった。
【0003】図15は、従来のコードレス電話機の親機
の構成例、図16は子機の構成例をそれぞれ示す図であ
る。
【0004】図15において、このコードレス電話機の
親機10は、親機の動作全体を制御するCPU等の制御
部11と、制御部11からの送信用の制御信号を変調す
る制御信号変調部12と、マイク13から入力された音
声を無線で送信できるように処理する音声入力処理部1
4と、音声入力処理部14及び制御信号変調部12に接
続された無線送信部15と、送信/受信でアンテナ16
を共用するアンテナ共用器17と、アンテナ共用器17
に接続された無線受信部18と、受信した制御信号を復
調する制御信号復調部19と、受信した音声をスピーカ
/レシーバ20へ出力するための処理を行う音声出力処
理部21と、電話回線との接続部22に接続された通常
の通話に関わる電話機回路部23と、外線からの着信を
検出する着信検出部24とを備えている。さらに、制御
部11には、表示部25及びスイッチ等の入力部26が
接続されている。
【0005】図16において、このコードレス電話機の
子機30は、親機10における制御部11、制御信号変
調部12、マイク13、音声入力処理部14、無線送信
部15、アンテナ16、アンテナ共用器17、無線受信
部18、制御信号復調部19、スピーカ/レシーバ2
0、音声出力処理部21、表示部25及び入力部26に
それぞれ対応した、制御部31、制御信号変調部32、
マイク33、音声入力処理部34、無線送信部35、ア
ンテナ36、アンテナ共用器37、無線受信部38、制
御信号復調部39、スピーカ/レシーバ40、音声出力
処理部41、表示部43及び入力部44を備えている。
【0006】次に、子機30から親機10に対して発信
する際の動作を図17〜図19を参照しつつ説明する。
【0007】なお、図17は、従来のコードレス電話機
における子機30から親機10に対して通話が要求され
た場合の子機30の一般的な動作を示すフローチャート
であり、これは、内線指示や外線の発信時等において実
行される。図18はその場合における親機10の一般的
な動作を示すフローチャートである。図19はその場合
に親機10と子機30との間でやり取りされる制御信号
の一般的なデータフォーマットを示す図である。また、
図19に示すように、この制御信号は、ビット毎の同期
をとるためのビット同期信号51、フレーム毎の同期を
とるためのフレーム同期信号52、対になる親機10と
子機30のみの通信回線を接続するための呼出信号(I
Dデータ)53、通話やその他の機能を実現するために
親機10と子機30との間でやり取りする情報を含むコ
マンドデータ54から構成される。これらビット同期信
号51、フレーム同期信号52及び呼出信号53のデー
タフォーマットは規格において決定されている。
【0008】子機30において、入力部44のボタン等
によって内線指示、外線への発信指示があった場合に
(図17のステップS1)、子機30は親機10に対し
て、図19に示すようなデータフォーマットの制御信号
を送信する(図17のステップS2)。
【0009】一方、親機10では、電波を送信していな
いときは、通常、無線受信部18において、アンテナ1
6、アンテナ共用器17を通して子機30からの電波が
受信されたかを監視している(キャリアセンス)。子機
30からの電波を検出した場合には(図18のステップ
S11;Y)、連続的に受信してビット同期信号51、
フレーム同期信号52及び呼出信号53を確認し、自分
の子機30からの正しい信号であるか否かの判断を行う
(ステップS12)。正しくなければ、再びキャリアセ
ンスを行う。正しければコマンドデータ54の内容を確
認して(ステップS13)、通話要求であるか否かを判
断し(ステップS14)、通話要求であれば、子機30
に対してコマンドデータ54の内容に応じた応答信号を
送信する(ステップS15)。その際、通話で使用する
周波数チャネルの情報はコマンドデータ54に含まれ
る。なお、この応答信号も図19で示したデータフォー
マットによる。通話要求以外の処理要求であれば、それ
に応じた処理を行う(ステップS16)。
【0010】子機30は、親機10からの応答信号を待
ち(ステップS3)、予め設定された一定の制限時間を
制御部31において計時する。この制限時間内に応答信
号を受信しなかったり(図17のステップS4;Y)、
応答信号が正しくなかったり(ステップS5;N)した
場合は、通話不能を表示部43により表示するか、ある
いはスピーカ/レシーバ40を通して音声等により報知
する(ステップS6)。ここで、通話不能の理由には、
子機30が親機10との通話可能距離の限界を越えた地
点に存在する場合や、親機10が外線通話中あるいは電
源断等で子機30との通信ができない場合などが考えら
れる。ステップS5において、応答信号を正しく受信し
た場合は、ベル鳴動やオフフック確認などの通話に必要
な手続きの後、親機10と子機30との間で、あるいは
親機10を介して子機30で外線との通話を行う(図1
7のステップS7,図18のステップS17)。
【0011】以上が一般的なコードレス電話機の通信処
理内容であるが、最近では公衆基地局を利用することに
よって、該公衆基地周辺で屋外通信が可能となる第2世
代コードレス電話機が提案されている。
【0012】この種のコードレス電話機の中には、複数
の基地局との接続が可能である場合、最も受信状態が良
好となる基地局を自動的に選択して通信を行う方式が、
例えば特開平3−242049号公報、特開平2−30
3236号公報、特開平2−67828b号公報及び特
開平1−279644号公報等に開示されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例のコードレス電話機では、子機を用いて市内通話を
行う際に、市外に設置された上述のような公衆基地局を
利用すると、市内通話であるにも拘らず市外通話料金を
支払わねばならないという不都合がある。さらに、親機
または親機を介して他の相手先と通話する際に、公衆基
地局を使用せずに該相手先と通信可能である場合でも、
公衆基地局を利用してしまうといった問題も生ずる。こ
れらの場合、所望の基地局を利用して通信を行うために
は、通信を行う前にその基地局の近傍へ予め移動する必
要があった。
【0014】本発明は、上記問題点に鑑みて、子機が、
通話相手先に見合った適切な通話料金及び受信状態の親
機または公衆基地局を自動選択することが可能なコード
レス電話機を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
るコードレス電話機は、電話回線に接続され基地局とし
て機能する親機と、電話回線に接続され公衆用の基地局
として機能する1または複数の他の公衆基地局及び親機
に対し無線接続可能な子機と、を含むコードレス電話機
において、前記子機に、(i) 外線発信を行うための外線
発信操作部と、(ii)この外線発信操作部が操作されたと
き、親機または各公衆基地局が無線接続可能な範囲内に
位置するか否かを判定する判定手段と、(iii) この判定
手段により無線接続可能と判定された親機または公衆基
地局の中から、最も安価な通話料金で通話相手に接続し
得る基地局を選択する基地局選択手段と、を設けたこと
を特徴とするものである。
【0016】請求項2記載の発明に係るコードレス電話
機は、電話回線に接続され基地局として機能する親機
と、電話回線に接続され公衆用の基地局として機能する
1または複数の他の公衆基地局及び親機に対し無線接続
可能な子機と、を含むコードレス電話機において、前記
子機に、(i) 内線発信を行うための内線発信操作部と、
(ii)この内線発信操作部が操作されたとき、親機または
各公衆基地局が無線接続可能な範囲内に位置するか否か
を判定する判定手段と、(iii) この判定手段により親機
との間が無線接続不可能と判定され、かつ他のいずれか
の公衆基地局との間が接続可能と判定された場合には、
その無線接続可能な公衆基地局を介して親機に外線発信
を行う外線発信手段と、を設けたことを特徴とするもの
である。
【0017】請求項3記載の発明に係るコードレス電話
機は、電話回線に接続され基地局として機能する親機
と、電話回線に接続され公衆用の基地局として機能する
1または複数の他の公衆基地局及び親機に対し無線接続
可能な子機と、を含むコードレス電話機において、前記
子機に、(i) 内線発信を行うための内線発信操作部と、
(ii)外線発信を行うための外線発信操作部と、(iii) 内
線発信手段または外線発信手段が操作されたとき、親機
または各公衆基地局との間の通信状態の良否の程度を判
定する通信状態判定手段と、(iv)親機または各公衆基地
局と接続して発信を行うのに要する通話料金をそれぞれ
算定する通話料金算定手段と、(v) 通信状態判定手段の
判定結果と通話料金算定手段の算定結果に基づき、親機
または各公衆基地局の中から無線接続すべき基地局を選
択する基地局選択手段と、を設けたこと特徴とするもの
である。
【0018】
【作用】請求項1記載の発明に係るコードレス電話機で
は、子機からの外線発信の際に、接続可能な親機または
公衆基地局が検出されるとともに、これらの基地局から
の受信信号より得られた各基地局の識別情報と、入力さ
れた電話番号のうちの市外局番等のデータを基に、各基
地局と接続した場合の通話料金が算定される。そして、
接続可能なもののうち最も安価な通話料金となる基地局
が選択される。
【0019】請求項2記載の発明に係るコードレス電話
機では、子機から親機への内線発信に際し、親機が通話
可能領域外にある等の理由で直接の内線通話が不可能な
場合には、他の接続可能な公衆基地局が自動的に選択さ
れ、この基地局を介して親機への外線発信が行われる。
【0020】請求項3記載の発明に係るコードレス電話
機では、子機からの発信を行う際に、親機または各公衆
基地局との間の通信状態の良否の程度と、親機または各
公衆基地局と接続して発信を行うのに要する通話料金と
が調べられ、これらのデータを基に、接続すべき基地局
が選択される。
【0021】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0022】図1は本発明の第1実施例に係るコードレ
ス電話機における子機通話の動作を示すフローチャー
ト、図2は図1のサブルーチンを示すフローチャート、
及び図3及び図4は第1実施例の通話状況の適用例を示
す概要図である。
【0023】本実施例における子機が、図16に示す子
機30と異なる点は、外線発信する場合に複数の基地局
と接続可能であるとき、通話料金が最も安価とする基地
局を自動的に選択する基地局選択手段を制御部31に設
けた点である。
【0024】まず、図1及び図2を用いて本実施例の子
機通話の動作を説明する。
【0025】図1において、発信者が、子機の入力部4
4の外線ボタンを押下して(ステップS21)、子機
が、所定時間内に複数の応答信号を受信した場合(ステ
ップS22;Y)、それら応答信号から各公衆基地局の
ID番号等を記憶し、その後、該ID番号と通話相手先
電話番号の市外局番とを比較、演算を行い、最も安価な
公衆基地局を選択する(ステップS23)。そして、選
択された公衆基地局を介して外線発信して(ステップS
24)通話を行う(ステップS25)。
【0026】一方、前記ステップS22において、単数
の応答信号を受信した場合は、その受信した応答信号に
対応する公衆基地局と接続が可能か否かを判別し(ステ
ップS26)、接続が可能であれば、その公衆基地局を
介して外線発信して(ステップS27)、ステップS2
5で通話する。接続が不可能であれば、発信者に通話不
可を報知する(ステップS28)。
【0027】上記図1におけるステップS23の基地局
選択処理の詳細が図2に示されている。
【0028】図2において、本通話が市内通話であるか
否かを判別し(ステップS31)、市内通話であるとき
は、通話可能領域内に子機が存在するか否かを判別する
(ステップS32)。子機に対する親機が存在する場合
は、その親機と接続し(ステップS33)、親機が存在
しない場合は、通話可能領域内に市内の公衆基地局が存
在するか否かを判別する(ステップS34)。市内の公
衆基地局が存在する場合はその公衆基地局と接続し(ス
テップS35)、存在しない場合は市外の公衆基地局と
接続する(ステップS36)。
【0029】一方、前記ステップS31で市内通話では
ない、つまり市外通話と判別された場合は、通話可能領
域内に親機が存在するか否かを判別する(ステップS3
7)。親機が存在する場合は、当該親機を介した方が通
話料金が安価か否かを判別する(ステップS38)。親
機を介した方が安価である場合は前記ステップS33で
その親機と接続する。
【0030】前記ステップS37で通話可能領域内に親
機が存在しないと判別された場合は通話可能領域内に市
外の公衆基地局が存在するか否かを判別する(ステップ
S39)。市外の公衆基地局が存在する場合は、その公
衆基地局の中から通話先に最も近い公衆基地局を検出で
きたか否かを判別し(ステップS40)、検出できた場
合は、その市外の公衆基地局と接続する(ステップS4
1)。前記ステップS39で通話可能領域に市外基地局
が存在しないと判別された場合は、市内の公衆基地局と
接続する(ステップS42)。
【0031】次に、本実施例における通話状況の適用例
を示す。
【0032】図3において、A市とB市は、境界線60
で仕切られており、A市には、公衆基地局61が設けら
れ、それが公衆回線62を介して通話相手先63に接続
されている。同様にB市においても、公衆基地局64が
設けられ、公衆回線65を介して通話相手先66に接続
されている。また、図中の符号67,68は、各公衆基
地局61,64のそれぞれの通話可能領域を示すもの
で、その通話可能領域67,68の重なり領域69で
は、いずれの公衆基地局61,64も利用できる領域で
ある。
【0033】本実施例では、この重なり領域69におけ
るA市側において、発信者(C)が子機71によりA市
内の通話相手先63へ通話を行い、発信者(D)が子機
72によりB市の通話相手先66へ通話を行うものとす
る。なお、通話可能領域67,68のいずれにおいて
も、子機71,72の親機が存在しないものとする。
【0034】図3に示すような通話状況において、発信
者(C)が子機71の外線ボタンを押下して通話相手先
63を呼び出す場合は、図1におけるステップS21〜
ステップS25のルートで通話することになる。その
際、ステップS23において行われる最安価な基地局選
択処理は、図2において、本例は市内通話であるので、
ステップS31からステップS32に移行し、通話可能
領域67,68に子機71に対応する親機が存在しない
ので、ステップS34へ進む。さらに該ステップS34
において、通話可能領域67に市内の公衆基地局61が
存在するので、ステップS35へ移行して該公衆基地局
61を介して通話相手先63と接続することになる。
【0035】また、発信者(D)が子機72の外線ボタ
ンを押下して通話相手先66を呼び出す場合は、同様に
図1におけるステップS21〜ステップS25のルート
で通話することになるが、その際、ステップS23にお
いて行われる最安価な基地局選択処理は、図2におい
て、本例は市外通話であるので、ステップS31からス
テップS37に移行し、通話可能領域67,68に子機
72に対応する親機が存在しないので、ステップS39
へ進む。さらに該ステップS39において、通話可能領
域68に市外の公衆基地局64が存在するので、ステッ
プS40,S41を経て公衆基地局64を介して通話相
手先66と接続することになる。
【0036】従って、子機71は、通話相手先63が市
内に存在するので市内の公衆基地局61を自動的に選択
し、子機72は、通話相手先66が市外に存在するので
市外の公衆基地局64を自動的に選択し、A市に居なが
らB市で市内通話しているかのように電話することがで
きる。
【0037】さらに、本実施例における子機通話状況の
他の適用例を示す。
【0038】図4において、通話相手先81は公衆回線
82に接続された親機83を備えており、その公衆回線
82には公衆基地局84が接続されている。親機83の
通話可能領域85と公衆基地局84の通話可能領域86
との重なり領域87には、前記親機83に対応した子機
88が存在している。
【0039】このような状況においても、発信者(E)
が子機88により相手先と通話する場合、図1における
ステップS21〜ステップS25のルートで通話するこ
とになり、その際のステップS23において行われる最
安価な基地局選択処理により、通話相手先や回線使用料
金などから、より安価な公衆基地局を選択して通信を行
うことができる。
【0040】図5は、本発明の第2実施例に係るコード
レス電話機における子機通話の動作を示すフローチャー
トである。
【0041】本実施例における子機が、図16に示す子
機30と異なる点は、内線発信時に親機に対して接続不
可能である場合に、公衆基地局を介して外線発信を行う
外線発信手段を制御部31に設けた点である。
【0042】図5において、発信者により、子機の入力
部44の内線通話ボタンが押下されると(ステップS5
1)、当該子機とその親機との接続が可能か否かが判別
される(ステップS52)。親機との接続が可能であれ
ば、内線発信が行われ(ステップS53)、その後、通
話を行うことになる(ステップS54)。
【0043】一方、前記ステップS52で親機との接続
が不可能と判別された場合は、公衆基地局との接続が可
能か否かが判別される(ステップS55)。公衆基地局
との接続が可能と判別されれば、外線発信を行い(ステ
ップS56)、ステップS54で通話を行う。また、前
記ステップS55で公衆基地局との接続が不可能と判別
されれば、発信者に通話不可を報知して終了する(ステ
ップS57)。
【0044】図6は、本実施例における通話状況の適用
例を示す図である。
【0045】図6において、通話相手先91は公衆回線
92に接続された親機93を備えており、その公衆回線
92には公衆基地局94が接続されている。親機93の
通話可能領域95と公衆基地局94の通話可能領域96
との重なり領域97には、前記親機93に対応した子機
98が存在している。さらに、通話可能領域96内には
子機99が存在している。
【0046】このような通話状況において、発信者
(F)が子機98の内線通話ボタンを押下すると、子機
98は通話可能領域95内に存在しているので、図5に
おけるステップS51〜ステップS54の処理により親
機93を自動選択して内線通話を行う。一方、子機99
は親機93の通話可能領域95外に存在しているので、
ステップS51、ステップS52、ステップS55、ス
テップS56、及びステップS54のルートにより自動
的に公衆基地局94を選択し、親機93または子機98
との間で外線通話を行うことができる。いずれの場合で
も、内線通話ボタンを押下することで親機または子機間
で簡単に通話が行える。
【0047】図7は、本発明の第3実施例に係るコード
レス電話機における子機通話の動作を示すフローチャー
トである。
【0048】本実施例における子機が、図16に示す子
機30と異なる点は、外線発信する場合に親機または公
衆基地局のいずれによって発信するのが有利かを自動的
に選択する外線発信選択手段を制御部31に設けた点で
ある。
【0049】図7において、発信者により、子機の入力
部44の外線通話ボタンが押下されると(ステップS6
1)、当該子機とその親機との接続が可能か否かが判別
される(ステップS62)。親機との接続が可能であれ
ば、その親機を介して外線発信が行われ(ステップS6
3)、その後、通話を行うことになる(ステップS6
4)。
【0050】一方、前記ステップS62で親機との接続
が不可能と判別された場合は、公衆基地局との接続が可
能か否かが判別される(ステップS65)。公衆基地局
との接続が可能と判別されれば、該公衆基地局を介して
外線発信を行い(ステップS66)、ステップS64で
通話を行う。また、前記ステップS65で公衆基地局と
の接続が不可能と判別されれば、発信者に通話不可を報
知して終了する(ステップS67)。
【0051】図8は、本実施例における通話状況の適用
例を示す図である。
【0052】図8において、通話相手先101は公衆回
線102に接続された親機103を備えており、その公
衆回線102を介して通話相手先104の親機105が
接続されている。親機103,105の通話可能領域1
06,107は重なっていない。さらに、公衆回線10
2には、公衆基地局108が接続され、この公衆基地局
108の通話可能領域109は、前記通話可能領域10
6及び通話可能領域107の両領域と重なっており、そ
のうち、通話可能領域106との重なり領域110に
は、子機111が存在し、通話可能領域109のうち、
他の通話可能領域と重ならない領域には子機112が存
在している。
【0053】このような通話状況において、発信者
(H)が子機111の外線通話ボタンを押下すると、子
機111は親機103の通話可能領域106内に存在し
ているので、図7におけるステップS61〜ステップS
64の処理により親機103を自動選択し、該親機10
3を介して外線通話を行う。
【0054】一方、子機112は親機103の通話可能
領域106外に存在しているので、ステップS61、ス
テップS62、ステップS65、ステップS66、及び
ステップS64のルートにより自動的に公衆基地局10
8を選択して外線通話を行うことができる。従って、外
線通話をする際に、親機を優先して選択するので、無用
な使用料を支払わなくても済むことになる。
【0055】図9は、本発明の第4実施例に係るコード
レス電話機における子機通話の動作を示すフローチャー
ト、及び図10は図9のサブルーチンを示すフローチャ
ートである。
【0056】本実施例における子機が、図16に示す子
機30と異なる点は、発信時に複数の基地局と接続可能
であるとき、各基地局との間の通信状態と通話料金を変
数に持つ関数で両者のバランス評価を行い、その評価が
一番高い基地局を自動的に選択する基地局選択手段を制
御部31に設けた点である。
【0057】図9において、発信者が、子機の入力部4
4の外線通話ボタンを押下して(ステップS71)、子
機が、所定時間内に複数の応答信号を受信した場合(ス
テップS72)、それら応答信号から各基地局のID番
号と受信状態等を記憶して、最適な状態の基地局を選択
する(ステップS73)。そして、選択された基地局を
介して外線発信して(ステップS74)通話を行う(ス
テップS75)。
【0058】一方、前記ステップS72において、単数
の応答信号を受信した場合は、その受信した応答信号に
対応する基地局と接続が可能か否かを判別し(ステップ
S76)、接続が可能であれば、その基地局を介して外
線発信して(ステップS77)、ステップS75で通話
する。接続が不可能であれば、発信者に通話不可を報知
する(ステップS78)。
【0059】図10において、前記ステップS73にお
ける基地局選択処理は、まず、受信した基地局の受信状
態を電界強度等で評価し、数字(C)に換算する(ステ
ップS81)。さらに、通話料金を基地局ID番号と通
話相手先電話番号等から求め、数字(D)に換算する
(ステップS82)。この換算された2つの数字
(C),(D)を用いて、例えば数字(C)を数字
(D)で除算し(ステップS83)、その演算結果であ
る商(E)を今回受信された基地局に対応させて記憶す
る(ステップS84)。この基地局が最後の受信基地局
であるか否かを判別し(ステップS85)、まだ最後の
受信基地局でない場合は、ステップS81〜ステップS
85を繰り返す。そして、前記各商(E)を比較し、商
(E)が最大である基地局を選択する(ステップS8
6)。
【0060】図11は、本実施例における通話状況の適
用例を示す図である。
【0061】図11において、通話相手先121は公衆
回線122に接続された親機123を備えており、この
公衆回線122には公衆基地局124,125が接続さ
れている。親機123及び公衆基地局124,125に
おける各通話可能領域126,127,128は重なっ
ていない。そして、その重なり領域129には、子機1
30が存在している。
【0062】このような通話状況において、発信者
(J)が子機130の外線通話ボタンを押下すると、上
記図9及び図10のフローチャートで説明したように、
子機130は各基地局、つまり親機123及び公衆基地
局124,125の受信状態を数字で換算し記憶する。
次いで、相手の市街地局番などから記憶された基地局の
通話料金を求めて数字に換算する。この換算された2つ
の数字をある関数の変数として代入し、演算を行う。こ
の演算結果を比較、評価することによって最適な基地局
を自動選択して通話を行う。この場合、外線通話をする
際に、通信品質と通話料金とのバランスが最適の状態で
通話が行える。
【0063】図12は、本発明の第5実施例に係るコー
ドレス電話機における子機通話の動作を示すフローチャ
ート、図13は図12のサブルーチンを示すフローチャ
ートである。
【0064】本実施例における子機が、図16に示す子
機30と異なる点は、発信時に複数の基地局と接続可能
であるとき、各基地局との間の通信状態が良好となる基
地局の中で通話料金が最も安価になる基地局を自動的に
選択する基地局選択手段を制御部31に設けた点であ
る。
【0065】図12において、発信者が、子機の入力部
44の外線通話ボタンを押下して(ステップS81)、
子機が、所定時間内に複数の応答信号を受信した場合
(ステップS82)、それら応答信号から各基地局のI
D番号と受信状態等を記憶して、所定の受信感度以上の
基地局を選択する(ステップS83)。さらに選択され
た基地局のうち、最も安価な基地局を上記図2に示した
処理と同様の処理で選択し(ステップS84)、その基
地局を介して外線発信して(ステップS84)通話を行
う(ステップS86)。
【0066】一方、前記ステップS82において、単数
の応答信号を受信した場合は、その受信した応答信号に
対応する基地局と接続が可能か否かを判別し(ステップ
S87)、接続が可能であれば、その基地局を介して外
線発信して(ステップS88)、ステップS86で通話
する。接続が不可能であれば、発信者に通話不可を報知
する(ステップS89)。
【0067】図13において、前記ステップS83にお
ける基地局選択処理は、まず、受信した基地局の受信感
度が所定レベル以上か否かを判別し(ステップS9
1)、受信感度が所定レベル以上であれば、当該基地局
を記憶する(ステップS92)。その後、ステップS9
3において、全ての受信基地局の受信感度を検査したか
否かを判別し(ステップS93)、全ての受信基地局の
受信感度を検査した場合は、本サブルーチンを終了す
る。また、前記ステップS91で、受信感度が所定レベ
ル以上にない場合は、前記ステップS92を省略してス
テップS93に進む。
【0068】図14は、本実施例における通話状況の適
用例を示す図である。
【0069】図14において、通話相手先131は公衆
回線133に接続された親機133を備えており、この
公衆回線133には公衆基地局134,135が接続さ
れている。親機133及び公衆基地局134,135に
おける各通話可能領域136,137,138は重なっ
ていない。そして、その重なり領域139には、子機1
40が存在している。
【0070】このような通話状況において、発信者
(K)が子機140の外線通話ボタンを押下すると、上
記図12及び図13のフローチャートで説明したよう
に、子機140は各基地局、つまり親機133及び公衆
基地局134,135の中で所定の受信感度以上の基地
局を記憶する。その後、相手先の市街地局番等に基づ
き、記憶された基地局の中で最も安価になる基地局を自
動選択して通話を行う。この場合、外線通話をする際に
常に良好な音質でかつ最も安価に通話できる。
【0071】なお、上記実施例では、第2世代コードレ
ス電話に適用する場合について説明したが、その他の通
信機器にも適用可能である。
【0072】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、子機から
の外線発信の際に、接続可能な親機または公衆基地局を
検出するとともに、これらの基地局と接続した場合の通
話料金を算定し、そのうち最も安価な通話料金となる基
地局を選択することとしたので、必要以上の使用料金を
支払わずに済むという効果がある。
【0073】請求項2記載の発明によれば、子機から親
機への内線発信に際し、親機との内線通話が不可能な場
合には他の接続可能な公衆基地局を選択し、これを介し
て親機への外線発信を行うように切り換えることとした
ので、子機の利用者は、親機が接続不可能領域にある場
合でも、内線発信のための操作のみで常に親機への発信
が可能となる。
【0074】請求項3記載の発明によれば、子機からの
発信を行う際に、親機または各公衆基地局との間の通信
状態の良否の程度と、親機または各公衆基地局と接続し
て発信を行うのに要する通話料金とを調べ、これらのデ
ータを基に接続すべき基地局を選択することとしたの
で、通信品質と通話料金とのバランスが最適な基地局を
利用して通話することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るコードレス電話機に
おける子機通話の動作を示す流れ図である。
【図2】図1のサブルーチンを示す流れ図である。
【図3】第1実施例の通話状況の適用例を示す概要図で
ある。
【図4】第1実施例の通話状況の他の適用例を示す概要
図である。
【図5】本発明の第2実施例に係るコードレス電話機に
おける子機通話の動作を示す流れ図である。
【図6】第2実施例における通話状況の適用例を示す図
である。
【図7】本発明の第3実施例に係るコードレス電話機に
おける子機通話の動作を示す流れ図である。
【図8】第3実施例における通話状況の適用例を示す図
である。
【図9】本発明の第4実施例に係るコードレス電話機に
おける子機通話の動作を示す流れ図である。
【図10】図9のサブルーチンを示す流れ図である。
【図11】第4実施例における通話状況の適用例を示す
図である。
【図12】本発明の第5実施例に係るコードレス電話機
における子機通話の動作を示す流れ図である。
【図13】図12のサブルーチンを示す流れ図である。
【図14】第5実施例における通話状況の適用例を示す
図である。
【図15】コードレス電話機の親機の構成を示すブロッ
ク図である。
【図16】コードレス電話機の子機の構成を示すブロッ
ク図である。
【図17】従来のコードレス電話機の子機の動作を示す
流れ図である。
【図18】従来のコードレス電話機の親機の動作を示す
流れ図である。
【図19】親機と子機との間でやり取りされる制御信号
の一般的データフォーマットを示す説明図である。
【符号の説明】
10 親機 11,31 制御部 15,35 無線送信部 18,38 無線受信部 30 子機

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話回線に接続され基地局として機能す
    る親機と、 前記電話回線に接続され公衆用の基地局として機能する
    1または複数の他の公衆基地局及び前記親機に対し無線
    接続可能な子機と、を含むコードレス電話機において、 前記子機は、 外線発信を行うための外線発信操作部と、 この外線発信操作部が操作されたとき、親機または各公
    衆基地局が無線接続可能な範囲内に位置するか否かを判
    定する判定手段と、 この判定手段により無線接続可能と判定された親機また
    は公衆基地局の中から、最も安価な通話料金で通話相手
    に接続し得る基地局を選択する基地局選択手段と、 を具備することを特徴とするコードレス電話機。
  2. 【請求項2】 電話回線に接続され基地局として機能す
    る親機と、 前記電話回線に接続され公衆用の基地局として機能する
    1または複数の他の公衆基地局及び前記親機に対し無線
    接続可能な子機と、を含むコードレス電話機において、 前記子機は、 内線発信を行うための内線発信操作部と、 この内線発信操作部が操作されたとき、親機または各公
    衆基地局が無線接続可能な範囲内に位置するか否かを判
    定する判定手段と、 この判定手段により親機との間が無線接続不可能と判定
    され、かつ他のいずれかの公衆基地局との間が接続可能
    と判定された場合には、その無線接続可能な公衆基地局
    を介して親機に外線発信を行う外線発信手段と、 を具備することを特徴とするコードレス電話機。
  3. 【請求項3】 電話回線に接続され基地局として機能す
    る親機と、 前記電話回線に接続され公衆用の基地局として機能する
    1または複数の他の公衆基地局及び前記親機に対し無線
    接続可能な子機と、を含むコードレス電話機において、 前記子機は、 内線発信を行うための内線発信操作部と、 外線発信を行うための外線発信操作部と、 前記内線発信手段または外線発信手段が操作されたと
    き、親機または各公衆基地局との間の通信状態の良否の
    程度を判定する通信状態判定手段と、 親機または各公衆基地局と接続して発信を行うのに要す
    る通話料金をそれぞれ算定する通話料金算定手段と、 前記通信状態判定手段の判定結果と前記通話料金算定手
    段の算定結果に基づき、親機または各公衆基地局の中か
    ら、無線接続すべき基地局を選択する基地局選択手段
    と、 を具備することを特徴とするコードレス電話機。
JP4186695A 1992-07-14 1992-07-14 コードレス電話機 Pending JPH0637707A (ja)

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JP4186695A JPH0637707A (ja) 1992-07-14 1992-07-14 コードレス電話機

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ID=16193019

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09121241A (ja) * 1995-10-25 1997-05-06 Kokusai Denshin Denwa Co Ltd <Kdd> 通信端末装置
US6005473A (en) * 1995-01-20 1999-12-21 Alps Electric Co., Ltd. Rotary operation type variable resistor

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6005473A (en) * 1995-01-20 1999-12-21 Alps Electric Co., Ltd. Rotary operation type variable resistor
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