JPH08331043A - 通信装置、携帯端末及び携帯電話システム - Google Patents

通信装置、携帯端末及び携帯電話システム

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JPH08331043A
JPH08331043A JP15521095A JP15521095A JPH08331043A JP H08331043 A JPH08331043 A JP H08331043A JP 15521095 A JP15521095 A JP 15521095A JP 15521095 A JP15521095 A JP 15521095A JP H08331043 A JPH08331043 A JP H08331043A
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communication device
base station
mobile terminal
wireless connection
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JP15521095A
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Masami Kato
正美 加藤
Tadayoshi Ito
忠芳 伊藤
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 携帯端末が基地局の無線ゾーン圏外にいても
発着信を行うことができ、上記バッテリー容量の問題や
携帯端末の移動に基づく問題を解消することができる通
信装置を提供するとともに、この通信装置に無線接続を
行う携帯端末を提供することを目的とする。 【構成】 受信した受信データは一旦中継用RAM22
に書き込まれ、所定のタイミングで再送信される。通信
装置10には、商用電源と接続するための電源部30が
設けられている。また、携帯端末においては、基地局と
の無線接続状態を検出する検出部と該通信装置10との
無線接続状態を検出する検出部とを設け、接続状態が良
好な方に無線接続させるようにして伝送品質を保つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信装置に関するもの
であり、特に、PHSに適用する中継機と携帯端末に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】1台の携帯電話機を使用して、家庭、事
業所、野外の全ての状況で電話が掛けられる携帯電話シ
ステムとして、第2世代コードレス電話システム(パー
ソナルハンディホンシステム:PHS)の実用化が進め
られている。すなわち、PHS用の携帯端末によって、
家庭基地局や公衆基地局と無線接続することにより発着
呼が可能となる。ここで、PHSにおける基地局の無線
ゾーンの半径は数百メートルであるとされており、携帯
端末が基地局の無線ゾーンの圏外にいる場合には、発着
呼を行うことができない。そこで、特開平7−3849
2号に示すように、携帯端末に中継局としての機能を持
たせて、該携帯端末が通常の通信を行わない場合には該
携帯端末を中継局として使用することにより、携帯端末
の使用範囲を拡大しようとするものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、携帯端末に装
着されるバッテリーの容量には限界があり、通常の通信
を行うとともに中継機としても使用するのは困難であ
る。さらに、上記中継局の機能を有する携帯端末が、2
つの装置間の中継を行っている間に、該携帯端末の使用
者によって移動させられた場合には、両装置間の通話が
切断されるおそれがあり、中継装置としては実現性が乏
しい。また、特に、家庭基地局において、該家庭基地局
が広い敷地の家庭に設置される場合には、該敷地内にい
ても該家庭基地局の無線ゾーンの圏外に位置してしまう
おそれがある。また、携帯端末を持って階を移動した場
合にも、家庭基地局の無線ゾーン圏外になってしまうお
それがある。
【0004】そこで、本発明は、携帯端末が基地局の無
線ゾーン圏外にいても発着信を行うことができ、上記バ
ッテリー容量の問題や携帯端末の移動に基づく問題を解
消することができる通信装置を提供するとともに、この
通信装置に無線接続を行う携帯端末を提供することを目
的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するために創作されたものであって、第1には、複数
の通信装置の中継機として、受信信号の再送信を行う通
信装置であって、少なくとも有線網に接続された基地局
と無線接続を行い、電源と接続する電源接続手段を有す
ることを特徴とする。また、第2には、通信装置が、着
信情報と発信情報とを送信することを特徴とする。ま
た、第3には、通信装置が、携帯端末の充電を行う充電
部を有することを特徴とする。また、第4には、通信装
置が、音声を送出する音声送出部を有することを特徴と
する。また、第5には、通信装置が、基地局が着信した
旨を出力する着信出力部を有することを特徴とする。
【0006】また、第6には、少なくとも有線網に接続
された基地局に無線接続を行う携帯端末であって、上記
基地局及び通信装置と無線接続を行い、上記基地局との
無線接続状態と上記通信装置との無線接続状態とを比較
して、上記基地局と携帯端末のいずれと無線接続するか
を判定することを特徴とする。特に、第7には、上記基
地局と携帯端末とにおいて、無線接続状態が良好な方に
ハンドオーバーを行うことを特徴とする。また、第8に
は、少なくとも有線網に接続された基地局に無線接続を
行う携帯端末であって、上記基地局及び通信装置と無線
接続を行い、上記基地局との無線接続状態を検出し、無
線接続状態が所定のレベル以下となった場合に、上記通
信装置と無線接続を行うことを特徴とする。
【0007】また、第9には、携帯電話システムであっ
て、上記第1から第5のいずれかの構成の通信装置と、
上記第6から第8のいずれかの構成の携帯端末とを有す
ることを特徴とする。また、第10には、通信装置と携
帯端末とが無線接続を行う場合には、PHSにおけるト
ランシーバーモードによって無線接続を行うことを特徴
とする。
【0008】
【作用】本発明における上記第1の構成の通信装置にお
いては、少なくとも基地局と無線接続するので、携帯端
末は該通信装置を介して基地局と無線接続することが可
能となり、基地局の無線ゾーン圏内に位置していなくて
も発信や着信を行うことができる。また、電源と接続す
る電源接続手段を有するので、電源と接続することによ
り駆動電源が不足することがない。さらに、該電源接続
手段により該通信装置は所定位置に固定されることにな
り、中継機としての通信装置が移動することによる不都
合を生じることがない。
【0009】特に、上記第2の構成の通信装置における
ように、該通信装置が着信情報や発信情報を送信するよ
うにすることにより、該通信装置を介した発着信が可能
となる。また、特に、上記第3の構成の通信装置におい
ては充電部が設けられているので、この充電部により携
帯端末の充電を行う。その際、電源と接続する電源接続
手段を有するので、充電源が不足することがない。
【0010】また、特に、上記第4の構成のように音声
送出部を設けることにより、内線通話等により内線一斉
呼出しを行うことができる。さらに、上記第5の構成の
通信装置においては、基地局に着信があった場合に、着
信出力部により着信があった旨を報知する。よって、携
帯端末の電源をオフにした状態でも該通信装置により着
信があったことを知ることができる。
【0011】また、上記第6の構成の携帯端末において
は、基地局と中継機としての通信装置と無線接続を行
い、無線接続状態を比較していずれと無線接続するかを
判定するので、接続状態の良好な方と無線接続を行うこ
とができ、伝送品質を良好に保つことができる。特に、
上記第7の構成の携帯端末においては、無線接続状態が
良好な方にハンドオーバーを行うので、携帯端末が移動
する等して無線接続状態が変化した場合でも、伝送品質
を保つことができる。また、上記第8の構成の携帯端末
においては、基地局との無線接続状態を検出し、無線接
続状態が所定のレベル以下となった場合に該通信装置と
の無線接続を行うので、基地局と携帯端末との伝送品質
を保つことができる。また、第10の構成の携帯電話シ
ステムにおいては、通信装置と携帯端末との無線接続に
おいては、PHSにおけるトランシーバーモードにより
無線接続を行う。
【0012】
【実施例】本発明の実施例を図面を利用して説明する。
本発明の実施例に基づく通信装置10の構成について説
明する。通信装置10は、図1に示されるように、アン
テナ12と、スイッチ14と、無線送受信部16と、モ
デム18と、チャネルコーデック20と、中継用RAM
22と、シンセサイザ24と、制御部26と、充電部2
8と、電源部30とを有している。
【0013】ここで、上記アンテナ12は、基地局や他
の端末との間で電波を送受信するためのものであり、ス
イッチ14は、受信と送信における信号の入出力を切り
換えるものである。また、上記無線送受信部16は、受
信信号や送信信号の周波数変換や増幅を行うものであ
る。また、モデム18は、無線送受信部から送られる受
信信号の復調して受信データとしてチャネルコーデック
20に送るとともに、チャネルコーデックから送られる
送信データを変調してモデム18に送るものである。ま
た、チャネルコーデック20は、所定の送受信チャネル
で信号を送受信するために、受信データを所定の受信タ
イミングでモデム18側から取り込むとともに、送信デ
ータを所定の送信タイミングでモデム18側に送るもの
である。また、中継用RAM22は、中継用のデータを
一旦書き込むためのものである。また、シンセサイザ2
4は、無線送受信部16における受信周波数及び送信周
波数を規定するためのものである。
【0014】さらに、制御部26は、上記通信装置10
の各部の動作を制御するためのものである。また、充電
部28は、携帯端末の充電を行うためのものであり、携
帯端末の充電端子と接続するための接続端子を有してい
る。また、電源接続手段としての電源部30は、100
V商用電源との接続部を有し、上記通信装置10の各部
への駆動電流を供給するものである。
【0015】次に、本発明の実施例に基づく携帯端末5
0の構成について説明する。携帯端末50は、図2に示
されるように、アンテナ52、スイッチ54と、無線送
受信部56と、モデム58と、チャネルコーデック60
と、ADPCMコーデック62と、オーディオインター
フェース64と、スピーカ66と、マイク68と、シン
セサイザ70と、制御部72と、マンマシンインターフ
ェース74と、キー入力部76と、LCD78と、基地
局接続状態検出部80と、通信装置接続状態検出部82
と、接続先判定部84とを有している。
【0016】ここで、上記アンテナ52、スイッチ5
4、無線送受信部56と、モデム58、チャネルコーデ
ック60、シンセサイザ70については、上記通信装置
10におけるアンテナ12、スイッチ14、無線送受信
部16と、モデム18、チャネルコーデック20、シン
セサイザ24と同様の構成である。また、ADPCMコ
ーデック62は、チャネルコーデック60からの受信デ
ータを取り込みPCM信号に変換するとともに、オーデ
ィオインターフェース64からのPCM信号を通話デー
タに変換してチャネルコーデック60に送るものであ
る。また、オーディオインターフェース64は、PCM
信号に変換された通話データを音声信号に変換するとと
もに、マイク68から送られた音声信号をPCM信号に
変換するものである。
【0017】また、制御部72は、上記携帯端末50の
各部の動作を制御するものである。また、上記マンマシ
ンインターフェース74は、上記制御部72において生
成された表示データに基づきLCD78に画像を表示す
るとともに、キー入力部76からの入力信号を制御部7
2に入力するものである。さらに、上記基地局接続状態
検出部80は、家庭基地局との受信状態を検出するもの
であり、また、通信装置接続状態検出部82は、上記中
継局としての通信装置10との受信状態を検出するもの
である。また、上記接続先判定部84は、上記基地局接
続状態検出部80の検出結果と通信装置接続状態検出部
82の検出結果に基づき無線接続する相手を特定するも
のである。
【0018】上記構成に基づく通信装置10と携帯端末
50の使用状態について説明する。ここで、上記通信装
置10は家庭内に設置され、図3に示すように、家庭基
地局100の無線ゾーン内に商用電源と電源部30によ
って接続された状態で設置される。
【0019】まず、通信装置10の動作について説明す
る。まず、通信装置10において、スイッチ54は通常
は受信側に切り換えられており、他局から送信される送
信信号は該通信装置10で受信され、アンテナ12、ス
イッチ14、無線送受信部16、モデム18、チャネル
コーデック20を経て中継用RAM22に一旦格納され
る。その後、該受信した信号は所定の送信タイミングで
再度チャネルコーデック20に出力されて、逆に、モデ
ム18、無線送受信部16、スイッチ14を経て再送信
される。その際、スイッチ54は送信側に切り換えられ
ている。なお、受信周波数と発信周波数が異なる場合に
は、制御部26により上記シンセサイザ24を制御す
る。
【0020】よって、家庭基地局100から携帯端末5
0に対して、通話データ等の送信信号が送信される場合
には、該送信信号は上記通信装置10の中継用RAM2
2に一旦書き込まれ、その後、この通信装置10から携
帯端末50に送信されることができる。また、携帯端末
50から家庭基地局100に対して送信信号が送信され
る場合にも、同様に通信装置10を介して送信を行うこ
とができる。なお、充電部28には携帯端末50を格納
して充電を行う。その際、携帯端末50は商用電源に接
続されているので、携帯端末50への充電は十分行うこ
とができる。
【0021】次に、携帯端末50の具体的な動作につい
て説明する。通信装置10から受信した受信信号は、ア
ンテナ52、スイッチ54、無線送受信部56、モデム
58を経て、チャネルコーデック60に送られ、通話デ
ータは、ADPCMコーデック62、オーディオインタ
ーフェース64を介して、スピーカ66から出力され、
一方、制御データは制御部72に送られる。マイク68
から入力される音声は通話データとして、オーディオイ
ンターフェース64から送られ、アンテナ52から出力
される。また、ダイヤル操作等の諸操作は上記キー入力
部76により行い、表示情報は上記LCD78により表
示される。
【0022】ここで、基地局接続状態検出部80では、
家庭基地局100との受信レベルが検出され、また、通
信装置接続状態検出部82では、通信装置10との受信
レベルが検出され、接続先判定部84で両レベルが比較
されて、受信レベルが高い方が選択される。選択結果と
しての選択情報は制御部72に送られ、該制御部72
は、該選択情報に従い、シンセサイザ70を制御してキ
ャリアを変化させる。
【0023】すなわち、携帯端末50と家庭基地局10
0間と携帯端末50と通信装置10間では、異なる制御
用キャリア、通話用キャリアが使用されるため、いずれ
かのキャリアに合わせて送受信を行うことになる。な
お、携帯端末50と通信装置10間の制御用キャリア、
通話用キャリアは、通信装置10と家庭基地局100間
のキャリアとも異なる。つまり、通信装置10と携帯端
末50間の無線接続は家庭基地局100を介したもので
はないので、たとえば、トランシーバーモードを利用し
てもよい。
【0024】よって、家庭基地局100の子機としての
携帯端末50が、図3のA位置、すなわち、家庭基地局
100の無線ゾーン圏外で、かつ、通信装置10の無線
ゾーン内に位置している場合には、携帯端末50は通信
装置10を介して家庭基地局100と無線接続を行うこ
とができる。すなわち、家庭基地局100が着信した場
合に、A位置に位置する携帯端末50においても着信す
ることができる。また、携帯端末50から発信を行うこ
ともできる。
【0025】なお、携帯端末50が図3のA位置に位置
する場合には、携帯端末50においては、通信装置10
の受信レベルの方が家庭基地局100の受信レベルより
も高くなるので、家庭基地局100との通信は通信装置
10を介して行うことになる。次に、携帯端末50がB
位置、すなわち、家庭基地局100の無線ゾーン圏内
で、かつ、通信装置10の無線ゾーン内に位置する場合
には、携帯端末50は家庭基地局100と通信装置10
とで受信レベルの高い方を選択して無線接続することに
なる。また、携帯端末50が通信装置10を介して家庭
基地局100と無線接続している間に、家庭基地局10
0との受信レベルの方が高くなった場合には、携帯端末
50は通信装置10から家庭基地局100へハンドオー
バーするようにする。さらに、携帯端末50がC位置、
すなわち、家庭基地局100の受信レベルの方が通信装
置10の受信レベルよりも高くなるので、家庭基地局1
00と直接無線接続することになる。
【0026】以上のように、通信装置10が設けられる
ことにより、携帯端末50は家庭基地局100の無線ゾ
ーン内に位置していなくても家庭基地局100と無線接
続することができる。さらに、通信装置10は電源部3
0を有し、商用電源と接続することができるので、駆動
電源が不足することがない。さらに、電源部30を有す
ることによって通信装置10は商用電源と接続されるの
で、通信装置10は所定位置に固定されることになり、
携帯端末50が通信装置10を介して家庭基地局100
と無線接続中に中継機としての通信装置10が移動する
ことによる不都合を生じることがない。また、携帯端末
50においては、家庭基地局100との受信レベルと通
信装置10との受信レベルを比較して、受信レベルが高
い方を選択して無線接続するので、家庭基地局100と
携帯端末50間の伝送品質を高く保つことができる。
【0027】なお、図1の構成に、さらに、着信出力部
としての着信表示部を設け、家庭基地局100に着信が
あった場合に、該着信表示部に着信があったことを表示
するようにしてもよい。つまり、携帯端末50の電源を
オフにした状態で充電部28に格納するか、あるいは通
信装置10の無線ゾーン圏内に置いた状態で、家庭基地
局100に着信があると、上記着信表示部に着信があっ
た旨が表示されるので、その表示を見た使用者は携帯端
末50の電源をオンさせることにより着信することがで
きる。なお、表示による着信表示部の代わりに、音声で
着信があった旨を知らせるものであってもよい。
【0028】次に、他の実施例について説明する。第2
実施例における通信装置10´は図1に示す通信装置1
0と略同一の構成であるが、図1に示す通信装置10の
構成に、さらに、有線のハンドセットが設けられ、この
通信装置10´によって発着信を可能とするための構成
が付加されている。つまり、ダイヤル等の諸操作を行う
ためのキー入力部や通話を行うためのスピーカやマイク
等が設けられている。
【0029】上記構成に基づく通信装置10´の使用状
態について説明する。上記構成に基づく通信装置10´
は家庭内に設定され、商用電源に接続される。さらに、
有線網に接続された親機としての家庭基地局100´は
家の敷地の境界に近いフェンス等に設けられる。この家
庭基地局100´にはハンドセットは設けられず、有線
網に接続された回線制御部や制御部や無線制御部やアン
テナ等が設けられている。また、家庭基地局100´の
子機としての携帯端末50が設けられているものとす
る。なお、通信装置10´は家庭基地局100´の無線
ゾーン内に設置されている。
【0030】以上のような構成において、有線網を介し
て家庭基地局100´に着信があった場合には、通信装
置10´において呼出し音が発せられ通信装置10´に
よって通話を行うことができるとともに、携帯端末50
が家庭基地局100´の無線ゾーン内かあるいは通信装
置10´の無線ゾーン内に位置する場合には、携帯端末
50においても通話を行うことができる。つまり、上記
第1実施例の場合と同様に、家庭基地局100´の無線
ゾーン圏外で、通信装置10´の無線ゾーン圏内に位置
する場合には、通信装置10´を介して無線接続が行わ
れ、両無線ゾーン圏内に位置する場合には、受信レベル
の高い方を選択して無線接続が行われる。また、家庭基
地局100´の無線ゾーン圏内で、通信装置10´の無
線ゾーン圏外に位置する場合には、家庭基地局100´
と直接無線接続が行われる。
【0031】また、該家庭から発信する場合には、通信
装置10´に設けられたハンドセットを用いてダイヤル
することができるとともに、上記着信の場合と同様に、
携帯端末50が家庭基地局100´の無線ゾーン圏内か
あるいは通信装置10´の無線ゾーン圏内に位置する場
合には、携帯端末50からも発信を行うことができる。
【0032】つまり、本実施例の通信装置10´は見掛
け上は親機の様相を呈しているが、有線網に接続された
親機は他に家庭基地局100´が存在し、通信装置10
´は中継機あるいは家庭基地局100´の子機として機
能するのである。以上のような構成の通信装置10´を
設けることにより、有線網を家庭内に設置される受話
器、すなわち、通信装置10´にまで繋げる必要がな
く、電話工事が容易となり、また、通信装置10´は家
庭基地局100´の無線ゾーン圏内で、かつ、コンセン
トのある位置ならばどこでも設置できるので、設置場所
の自由度を広げることができる。
【0033】なお、上記通信装置10、10´は家庭基
地局100、100´の無線ゾーン圏内に複数設けるよ
うにしてもよい。さらに、上記通信装置10、10´に
おいては、さらに、スピーカを取り付け音声を送出する
ことができるようにし、携帯端末50等による内線通話
等により内線一斉呼出しを行うことができるようにして
もよい。
【0034】また、上記携帯端末50においては、家庭
基地局100、100´との受信レベルと通信装置1
0、10´との受信レベルを見て、受信レベルの高い方
を選択するものとして説明したが、これには限られず、
まず家庭基地局100、10´と無線接続するのを優先
し、家庭基地局100、10´との受信状態で良好でな
くなった場合に、通信装置10、10´との無線接続を
行うようにしてもよい。さらに、中継機としての通信装
置10、10´の無線ゾーン圏内に、さらに、中継機と
しての通信装置10、10´を設け、複数の通信装置を
介して家庭基地局100、10´と無線接続するように
してもよい。
【0035】
【発明の効果】本発明に基づく請求項1に記載の通信装
置及び請求項9に記載の携帯電話システムの通信装置に
よれば、携帯端末は基地局の無線ゾーン圏内に位置して
いなくても該通信装置の無線ゾーン圏内に位置していれ
ば、発信や着信を行うことができる。また、電源接続手
段を有するので駆動電源が不足することがない。さら
に、該電源接続手段により該通信装置は所定位置に固定
されることになり、該通信装置が移動することによる不
都合を生じることがない。特に、請求項2に記載の通信
装置によれば、該通信装置が着信情報や発信情報を送信
するようにすることにより、該通信装置を介した発着信
が可能となる。
【0036】また、特に、請求項3に記載の通信装置に
よれば、充電部が設けられているので、この充電部によ
り携帯端末の充電を行うことができる。また、特に、請
求項4に記載のように、音声送出部を設けることにより
内線通話等により内線一斉呼出しを行うことができる。
さらに、請求項5に記載の通信装置によれば、着信出力
部により着信があった旨を報知するので、携帯端末の電
源をオフにした状態でも該通信装置により着信があった
ことを知ることができる。
【0037】また、請求項6から請求項8に記載の携帯
端末によれば、基地局と携帯端末との間で無線通信を行
う場合に、伝送品質を保つことができる。特に、請求項
7に記載の携帯端末においては、無線接続状態が良好な
方にハンドオーバーを行うので、携帯端末が移動する等
して無線接続状態が変化した場合でも、伝送品質を保つ
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に基づく通信装置の構成を示す
ブロック図である。
【図2】本発明の実施例に基づく携帯端末の構成を示す
ブロック図である。
【図3】通信装置と携帯端末の使用状態を示す説明図で
ある。
【図4】通信装置と携帯端末の他の使用状態を示す説明
図である。
【符号の説明】
10、10´ 通信装置 12、52 アンテナ 14、54 スイッチ 16、56 無線送受信部 18、58 モデム 20、60 チャネルコーデック 22 中継用RAM 24、70 シンセサイザ 26、72 制御部 28 充電部 30 電源部 50 携帯端末 62 ADPCMコーデック 64 オーディオインターフェース64 66 スピーカ 68 マイク 80 基地局接続状態検出部 82 通信装置接続状態検出部 84 接続先判定部 100、100´ 家庭基地局

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の通信装置の中継機として、受信信
    号の再送信を行う通信装置であって、 少なくとも有線網に接続された基地局と無線接続を行
    い、電源と接続する電源接続手段を有することを特徴と
    する通信装置。
  2. 【請求項2】 通信装置が、基地局が着信した旨の着信
    情報を送信するとともに、端末から送信された発信情報
    を該基地局に送信することを特徴とする請求項1に記載
    の通信装置。
  3. 【請求項3】 通信装置が、さらに、携帯端末の充電を
    行う充電部を有することを特徴とする請求項1又は2に
    記載の通信装置。
  4. 【請求項4】 通信装置が、さらに、音声を送出する音
    声送出部を有することを特徴とする請求項1から3のい
    ずれかに記載の通信装置。
  5. 【請求項5】 通信装置が、さらに、基地局が着信した
    旨を出力する着信出力部を有することを特徴とする請求
    項1から4のいずれかに記載の通信装置。
  6. 【請求項6】 少なくとも有線網に接続された基地局に
    無線接続を行う携帯端末であって、 上記基地局と携帯端末との無線接続の中継を行う通信装
    置と無線接続を行い、上記基地局との無線接続状態と上
    記通信装置との無線接続状態とを比較して、上記基地局
    と携帯端末のいずれと無線接続するかを判定することを
    特徴とする携帯端末。
  7. 【請求項7】 上記基地局と携帯端末とにおいて、無線
    接続状態が良好な方にハンドオーバーを行うことを特徴
    とする請求項6に記載の携帯端末。
  8. 【請求項8】 少なくとも有線網に接続された基地局に
    無線接続を行う携帯端末であって、 上記基地局と携帯端末との無線接続の中継を行う通信装
    置と無線接続を行い、上記基地局との無線接続状態を検
    出し、無線接続状態が所定のレベル以下となった場合
    に、上記通信装置と無線接続を行うことを特徴とする携
    帯端末。
  9. 【請求項9】 請求項1から5のいずれかに記載の通信
    装置と、請求項6から8のいずれかに記載の携帯端末と
    を有することを特徴とする携帯電話システム。
  10. 【請求項10】 通信装置と携帯端末とが無線接続を行
    う場合には、PHSにおけるトランシーバーモードによ
    って無線接続を行うことを特徴とする請求項9に記載の
    携帯電話システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008211269A (ja) * 2007-02-23 2008-09-11 Nec Access Technica Ltd 電話システム、充電器及び通信方法
JP2009124396A (ja) * 2007-11-14 2009-06-04 Panasonic Electric Works Co Ltd インターホンシステム
JP2011211463A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Nec Corp 移動無線通信端末、およびその制御方法

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