JPH0637427Y2

JPH0637427Y2 - クリーニング装置付感光体

Info

Publication number: JPH0637427Y2
Application number: JP15230587U
Authority: JP
Inventors: 文彦浜田; 恵一藤本; 利幸幹田
Original assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Current assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Priority date: 1987-10-05
Filing date: 1987-10-05
Publication date: 1994-09-28
Anticipated expiration: 2002-10-05
Also published as: JPS6455959U

Description

【考案の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野本考案は、感光体とクリーニング装置が一体となって、
静電記録装置等の装置本体に着脱可能に装着されている
クリーニング装置付感光体に関するものである。

（ロ）従来の技術感光体と、クリーニング装置等の感光体の周辺装置と
が、一体形成されてカートリッジ化され、そのカートリ
ッジが静電記録装置の装置本体に着脱可能に装着され、
かつクリーニングブレードが感光体に対して常時当接し
ているものは、例えば特開昭58-198055号公報等にも記
載されている。この従来装置におけるクリーニングブレ
ードは、バネ等で感光体に付勢され押し当てられている
ものの、クリーニングブレードの当り量は特に調整でき
るちようになっておらず、バネの弾性力とつり合う所ま
でクリーニングブレードはたわんでいるのが現状であ
る。

（ハ）考案が解決しようとする問題点前述の様に従来のカートリッジでは、クリーニングブレ
ードがバネ等で感光体に押し当てられているのみで、ク
リーニングブレードの感光体への押し付け圧力は、バネ
等の圧力のバラツキにより変化することが考えられる。
従ってブレードの押し付け圧力が弱くなった場合には、
クリーニング不良が発生し、強い場合には、ブレードか
らの異常音、ブレードの感光体への巻き込み等が発生す
るという問題が生じていた。

（ニ）問題点を解決するための手段本考案は、感光体とクリーニングブレードが同一の支持
部材によって支持され、装置本体に着脱可能に装着され
ているクリーニング装置付感光体において、前記支持部
材に、クリーニングブレードを感光体に圧接させる手段
と、前記クリーニングブレードの感光体への当り量を調
整する手段と、前記当り量を視覚によって認識するため
の当り量表示手段が備えられていることを特徴とするク
リーニング装置付感光体である。

（ホ）作用本考案は、クリーニングブレードの感光体への当り量を
調整する手段が備えられているので、装置本体から取外
した状態で、前記当り量を調整することができる。

また、当り量を視覚によって認識するための当り量表示
手段が備えられているので、当り量を目視しつつ調整す
ることができる。

（ヘ）実施例図面はいずれも本考案の一実施例を示し、第１図は斜視
図、第２図は側面図、第３図は第２図におけるIII−III
断面図、第４図は第２図におけるIV−IV断面図、第５図
は横断面図である。

これらの図において、（１）は支持部材で厚肉のプラス
チックにて形成されており、その両端から水平方向に延
出する側壁（２）（２）には、感光体ドラム（３）の回
転軸（４）が回転自在に挿通され得る貫通孔（５）
（５）が穿設されると共に感光体ドラム（３）のフラン
ジが入り得る凹所（７）（７）が形成されている。

前記支持部材（１）には、ブレードホルダ（８）が、そ
の両端部に突設されているアーム（９）にて揺動自在に
装着されており、このブレードホルダ（８）の下面に、
感光体ドラム（３）の母線と平行な方向に延在するウレ
タンゴム（10）が接着されてなるクリーニングブレード
（11）がねじ（12）にて固着されている。また、前記ブ
レードホルダ（８）の、感光体ドラム（３）と反対側に
は、このブレードホルダ（８）を第５図において反時計
方向に回転付勢させるための、引張ばね（13）（13）が
前記支持部材（１）との間に張架されている。

従って、クリーニングブレード（11）（ウレタンゴム
（10））の自由端縁が、前記引張ばね（13）（13）の弾
発力によって感光体ドラム（３）に圧接されることにな
る。

前記ブレードホルダ（８）の下方には、底面から首下の
長いねじ（14）が螺入されており、このねじ（14）の上
端は、ブレードホルダ（８）の下面に当接している。そ
して、このねじ（14）を締込むことによって、前記ブレ
ードホルダ（８）が第５図において時計方向、即ちクリ
ーニングブレード（11）が感光体ドラム（３）の周側面
から離間する方向に回転し、緩めることによって、前記
ばね（13）（13）によって、前記とは逆方向に回転する
ことになる。

前記クリーニングブレード（11）の下方には、感光体ド
ラム（３）からクリーニングブレード（11）（ウレタン
ゴム（10））によって掻き落された廃トナーを、外部に
導出するための、スクリューコンベア（15）が回転自在
に内挿されている。

ブレードホルダ（８）の両端部は上方に折曲形成され、
そのうちの一方の折曲部の外側に、目盛（16）が設けら
れている。

また、支持部材（１）の側壁（２）の、前記目盛（16）
に対応する部位には、透孔（17）が穿設されており、目
盛（16）を支持部材（１）の側方から目視し得るように
構成されている。（18）は透孔（17）の口縁に形成され
た指標である。

而して、本実施例を静電記録装置の装置本体から取出
し、前記目盛（16）を、支持部材（１）の透孔（17）を
通して目視しつつねじ（14）を回転させると、クリーニ
ングブレード（11）が上下動（揺動）し、その感光体ド
ラム（３）との当り量も変化する。

従って、クリーニングが不充分な場合には、前記ねじ
（14）を緩め、またクリーニングブレード（11）の感光
体ドラム（３）に対する圧接力が大であるときには、ね
じ（14）を締め込めばよい。

なお、ねじ（14）の締め込み度合いは、目盛（16）を目
視することによって、容易に認識することができる。

（ト）考案の効果本考案では、クリーニングブレードの感光体への当り量
を調整手段が備えられているので、装置本体から取外し
た状態で、前記当り量を調整することができる。従っ
て、クリーニング不良やクリーニングブレードの巻き込
み等を防止し得る。

また、当り量も視覚によって認識するための当り量表示
手段が備えられているので、当り量を目視しつつ調整す
ることができる。従って、当り量の調整時に、調整毎に
実験する必要はなく、短時間で的確に調整することがで
きる。

【図面の簡単な説明】

図面はいずれも本考案の一実施例を示し、第１図は斜視
図、第２図は側面図、第３図は第２図におけるIII−III
断面図、第４図は第２図におけるIV−IV断面図、第５図
は横断面図である。（１）……支持部材、（２）……側壁、（３）……感光
体ドラム、（８）……ブレードホルダ、（10）……ウレ
タンゴム、（11）……クリーニングブレード、（13）…
…引張ばね、（14）……ねじ、（16）……目盛、（17）
……透孔。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】感光体とクリーニングブレードが同一の支
持部材によって支持され、装置本体に着脱可能に装着さ
れているクリーニング装置付感光体において、前記支持部材に、クリーニングブレードを感光体に圧接
させる手段と、前記クリーニングブレードの感光体への
当り量を調整する手段と、前記当り量を視覚によって認
識するための当り量表示手段が備えられていることを特
徴とするクリーニング装置付感光体。