JPH063706Y2 - 折り畳みシート - Google Patents

折り畳みシート

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JPH063706Y2
JPH063706Y2 JP1986052091U JP5209186U JPH063706Y2 JP H063706 Y2 JPH063706 Y2 JP H063706Y2 JP 1986052091 U JP1986052091 U JP 1986052091U JP 5209186 U JP5209186 U JP 5209186U JP H063706 Y2 JPH063706 Y2 JP H063706Y2
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JP
Japan
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striker
housing
connecting pipe
lock plate
cushion frame
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JP1986052091U
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JPS62163431U (ja
Inventor
慶彦 山内
宏次 宮島
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NHK Spring Co Ltd
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NHK Spring Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は自動車用に使用される折り畳みシートに関す
る。さらに、詳しくはバン型、ワゴン型等のワンボック
スカーに装着され、荷物の積載面積を増やすために回転
して立て起こされる折り畳みシートに関する。
[従来の技術] ワンボックスカーにおける折り畳みシートは、第4図に
示すようにシートクッション41にシートバック42が
折り畳まれ、この状態でシート全体が車体のフロアパネ
ル43上のブラケット4を中心に回動して前方へ立て起
こされるように使用される。これにより荷物の積載面積
の拡大が図られる。このような折り畳みシートの折り畳
み機構は第4図および第5図に示すように、シートクッ
ションを支持するクッションフレーム1の前部から前脚
3が垂下してフロアパネル43上のブラケット4に枢支
されていると共に、クッションフレーム1の後部端下面
には第6図に示すロック部材44が装着されたハウジン
グ2が取り付けられており、ロック部材44とフロアパ
ネル43上のストライカ6との掛合を解除することで枢
支軸を中心にシート全体が回動するようになっている。
ロック部材44は、第6図ないし第8図のように「コ」
字形に屈曲された支持ブラケット45と、支持ブラケッ
ト45内に回動可能に取り付けられたロックプレート4
6とからなっている。支持ブラケット45にはストライ
カ6が挿入される下部開放の切欠き溝53が形成される
と共に、取付ボルト47、48が貫通しており、ハウジ
ング2内の取付板2aに取付ボルト47、48を貫通し
てナット49を締め付けることでハウジング2内への装
着が行われる。前記ロックプレート46は一方の取付ボ
ルト48を中心に回動するようになっていると共に、ピ
ン50と取付ボルト48との間にリターンスプリング5
1が掛け渡されている。
このリターンスプリング51はロックプレート46を第
8図の矢印と反対方向に回動するように付勢して、スト
ライカ6の抜け止めを行うものである。また、この回動
は支持ブラケット45に取り付けられたストッパピン5
2にロックプレート46が当接することで停止するよう
になっている。さらに、ロックプレート46にはストラ
イカ6がスライドするカム面46aが形成されて、スト
ライカ6の掛合とその解除が行われる。
次に、以上の従来機構の作動を説明する。折り畳み状態
のシートを展開するには第4図の矢印と反対方向にシー
トを回転させる。これにより、支持ブラケット45の切
欠き溝53がストライカ6上に移動し、切欠き溝53内
にストライカ6が挿入される。この挿入に際してはスト
ライカ6はロックプレート46のカム面46aを摺動す
るため、ロックプレート46は第8図の矢印方向に回動
し、ストライカ6が支持ブラケット45の切欠き溝53
内に嵌まり込む。この状態ではリターンスプリング51
によってロックプレート46が復帰し、ストライカ6は
支持ブラケット45の切欠き溝53とロックプレート4
6のカム面46bとに挟まれ、ストライカ6の抜止めが
行われる。シートを折り畳むには、ロックプレート46
を第8図の矢印方向に回動させて、ストライカ6が支持
ブラケット45の切欠き溝53から抜け出せる状態にし
て、シートを第4図の矢印方向に回転させて引き起こす
ことで行うことができる。ロックプレート46は上記回
動の際カム面46bをストライカ6に接しながら回動す
る。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら従来の折り畳みシートでは、ストライカ6
の解除におけるロックプレート46の回動は前述したよ
うにカム面46bをストライカ6に接しながら回動する
ので、この回動に必要な隙間をカム面46bとストライ
カ6との間に設ける必要がある。このためストライカ6
との掛合が外れ易く、確実な支持ができないとともに、
ストライカ6とカム面46bとの隙間が原因でシートの
ガタつきが大きく、着座感が不安定となる、問題を生じ
ている。
本考案は上記事情を考慮してなされ、ストライカとの掛
合を確実に行うことができ、ガタつきのない折り畳みシ
ートを提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本考案はストライカとの掛合
および解除に際し、ロックプレートを反対方向に回動さ
せる構造とすると共に、ロックプレートの解除を行うた
めの解除レバーを別途、設けたものである。
すなわち、本考案に係る折り畳みシートは、クッション
フレームの一端がフロアパネルに枢支され、クッション
フレームの他端がフロアパネルに固定されたストライカ
に支持されてなり、前記枢支点を中心に回動して折り畳
まれるシートにおいて、 前記クッションフレームの他端側に取付けられたハウジ
ング内に取付けられハウジング内に入り込んだ前記スト
ライカが当接する支持ブラケットと、この支持ブラケッ
トに支持されクッションフレームの他端側のハウジング
内に回動可能に掛け渡されたコネクティングパイプと、
前記ストライカとの掛合方向にばね付勢されてコネクテ
ィングパイプに回動可能にハウジング内に取付けられ掛
合方向に設けたロック溝内に前記支持ブラケットに当接
したストライカを掛合してストライカの抜止めを行うロ
ックプレートと、前記コネクティングパイプと一体的に
回動して前記ロックプレートを前記掛合方向と反対方向
に回動させるハウジング内に設けられた解除片と、一端
がハウジング内に支持されると共に他端がハウジング外
方に突出して設けられ、前記コネクティングパイプを回
動させて解除片を作動させる解除レバーとを備えてなる
ことを特徴とするものである。
[作用] 上記手段により、ロックプレートはストライカとの掛合
方向に付勢されて、ロックプレートに掛合方向に設けた
ロック溝内に支持ブラケットに当接したストライカを掛
合してその抜け止めが行われるが、掛合の解除は解除レ
バーを操作することで行われる。この解除レバーの操作
はコネクティングロッドに取り付けられた解除片を介し
てロックプレートを掛合方向と反対方向に回動させる。
したがって、ストライカの掛合はロック溝内にストライ
カを掛合させることで行われるので、確実な掛合状態が
維持される。
[実施例] 以下、本考案を図示する実施例につき具体的に説明す
る。
第1図は本考案の一実施例の分解斜視図、第2図は組み
立て状態の平面図、第3図はその側面図である。下部ハ
ウジング7と上部ハウジング8と、左右のサイドブラケ
ット10とによってハウジングが形成され、このハウジ
ング内にストライカ6との掛合および解除を行う機構が
配設されている。下部ハウジング7、上部ハウジング8
およびサイドブラケット10はクッションフレームの一
部をなすフレーム構造材としてもよく、クッションフレ
ームの下部に別途、取り付けるようにしてもよい。フレ
ーム構造材とした場合には構造が簡略化されて、クッシ
ョンフレームの軽量化が図られる。一方、クッションフ
レームと別体とした場合にはクッションフレームの強度
が増大するから耐荷重性が向上する。前記下部ハウジン
グ7の両端部にはサイドブラケット10が溶接、ねじ止
め等により固着される。サイドブラケット10には挿入
孔10aが開口されると共に、この挿入孔10a内に支
持ピン11が挿通するようになっている。挿通された支
持ピン11はコネクティングパイプ16の両端に挿入さ
れ、コネクティングパイプ16および支持ピン11にス
プリングピン17を嵌め込むことでコネクティングパイ
プ16と支持ピン11とが一体化される。これにより、
コネクティングパイプ16は左右のサイドブラケット1
0間、すなわちハウジングに回動可能に掛け渡された構
造となっている。サイドブラケット10の下面および下
部ハウジング7の両端部下面はそれぞれ開口10b、7
cされており、この開口部分10b、7cからフロアパ
ネル上に固着されたストライカ6が挿入されるようにな
っている。かかる開口部分には支持ブラケット9が取り
付けられる。支持ブラケット9の下部にはストライカ6
が挿入される下部開放の切欠き溝9bが形成されると共
に、上部にはコネクティングパイプ16を支承する支持
溝9aが形成されている。前記切欠き溝9bはストライ
カ6が当接してストライカ6による支持を受けるもので
あり、9cは後述するばね14の端部が掛止される掛止
溝である。前記コネクティングパイプ16の両端にはス
トライカ6からの抜け止めを行うロックプレート12が
回動可能に取り付けられている。ロックプレート12は
ストライカ6が挿入されるロック溝12cが側面に掛合
方向に形成されると共に、ロック溝12cの上部には係
合片12aが突出されている。さらにロック溝12cの
下部にはストライカ6が摺動するカム面12bが形成さ
れている。このロック溝12には掛止プレート13が一
体的に取り付けられ、掛止プレート13と前記支持ブラ
ケット9の掛止溝9cとにばね14の端部が掛け渡され
ることで、ロックプレート12がストライカ6との係合
方向に回動するように付勢されている。かかるロックプ
レート12の係合片12aにはコネクティングパイプ1
6に固着された解除片15の突起15aが接しており、
コネクティングパイプ16が回転すると解除片15によ
ってロックプレート12がストライカ6との掛合方向に
回動してストライカとの掛合が解除されるようになって
いる。
さらにコネクティングパイプ16の中間部分にはリンク
ブラケット18が固着され、このリンクブラケット18
にリンク機構からなる解除レバー21が連結されてい
る。リンク機構はピン20、20によってリンクブラケ
ット18と解除レバー21とを連結するリンクプレート
19と、解除レバー21を回動可能に支持するヒンジプ
レート23とからなっている。ここで、解除レバー21
は略鍵状に湾曲されており、一端にピン22が固着さ
れ、このピン22が前記ヒンジプレート23に回動可能
に支持されている。ヒンジプレート23は前記下部ハウ
ジング7の側面内部に固定片24をねじ25によって固
定されて解除レバー21の支持が行われる。なお、解除
レバー21の他端は下部ハウジング7に開設された抜き
孔7bから下部ハウジング7外方に突出され、解除操作
が行われるようになっている。
なお、前記リンクプレート19には掛合片19aが形成
され、下部ハウジング7にも掛合片7aが形成され、こ
れらの間にリターンスプリング26の両端部が掛止され
ている。このリターンスプリング26はロックプレート
12側のばね14と同様に前記掛合方向と同方向に解除
レバー21を付勢するものである。
次に、以上の構成の作動を説明する。折り畳みシートを
使用状態に展開するには、従来例と同様にシートを後方
に回動させる。これにより、フロアパネル上のストライ
カ6が支持ブラケット9の切欠き溝9b内に挿入されな
がらロックプレート12のカム面12bに当接する。従
って、ロックプレート12はばね14に抗して回動し、
ストライカ6がロックプレート12のロック溝12cに
嵌まり込む。この状態ではストライカ6は支持ブラケッ
ト9の切欠き溝9b内にも挿入されてストライカ6によ
る支持が行われ、シートの使用状態となる。この場合、
ロックプレート12はばね14によってストライカ6と
の掛合方向に付勢されているから、掛合が確実に行われ
る。シートを折り畳む場合には、解除レバー21を第3
図の矢印方向に回動させるように操作する。解除レバー
21の回動によってコネクティングパイプ16およびコ
ネクティングパイプ16に固着された解除片15が回動
し、ロックプレート12を反掛合方向に回動させる。従
って、この状態でシートを引き起こすと、ロックプレー
ト12のロック溝12cからストライカ6が離脱し、シ
ートの折り畳みが行われる。
[考案の効果] 以上のとおり本考案によれば、ストライカとの掛合をロ
ックプレートに設けたロック溝内にストライカを嵌め込
んで掛合したから、ストライカとの掛合が確実に行わ
れ、ガタつくことがなく、シートの着座感が安定する効
果がある。また、支持ブラケットはロックプレートとス
トライカとの掛合時、ストライカの上部に当接し、ロッ
クプレートに掛かる荷重が異常に大きくならないように
しているので、ロック機構の耐久性の向上を図ることが
できる。また、このロック機構は、それを構成する全部
品が堅固に連結されると共に、ハウジングに強固に保持
されてハウジングと共にクッションフレームに取り付け
られているので、強度的に極めて優れたものとすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の分解斜視図、第2図は組み
立て状態の平面図、第3図はその側面図、第4図は従来
の作動の側面図、第5図および第6図はそのクッション
フレームおよびロック部材の斜視図、第7図は従来例の
平面図、第8図はその側面図である。 6…ストライカ、9…支持ブラケット、12…ロックプ
レート、12c…ロック溝、14…ばね、15…解除
片、16…コネクティングパイプ、21…解除レバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−4249(JP,A) 特開 昭59−34939(JP,A) 実開 昭57−197334(JP,U) 実公 昭56−23142(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】クッションフレームの一端がフロアパネル
    に枢支され、クッションフレームの他端がフロアパネル
    に固定されたストライカに支持されてなり、前記枢支点
    を中心に回動して折り畳まれるシートにおいて、 前記クッションフレームの他端側に取付けられたハウジ
    ング内に取付けられハウジング内に入り込んだ前記スト
    ライカが当接する支持ブラケットと、この支持ブラケッ
    トに支持されクッションフレームの他端側のハウジング
    内に回動可能に掛け渡されたコネクティングパイプと、
    前記ストライカとの掛合方向にばね付勢されてコネクテ
    ィングパイプに回動可能にハウジング内に取付けられ掛
    合方向に設けたロック溝内に前記支持ブラケットに当接
    したストライカを掛合してストライカの抜止めを行うロ
    ックプレートと、前記コネクティングパイプと一体的に
    回動して前記ロックプレートを前記掛合方向と反対方向
    に回動させるハウジング内に設けられた解除片と、一端
    がハウジング内に支持されると共に他端がハウジング外
    方に突出して設けられ、前記コネクティングパイプを回
    動させて解除片を作動させる解除レバーとを備えてなる
    ことを特徴とする折り畳みシート。
JP1986052091U 1986-04-09 1986-04-09 折り畳みシート Expired - Lifetime JPH063706Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986052091U JPH063706Y2 (ja) 1986-04-09 1986-04-09 折り畳みシート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986052091U JPH063706Y2 (ja) 1986-04-09 1986-04-09 折り畳みシート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62163431U JPS62163431U (ja) 1987-10-17
JPH063706Y2 true JPH063706Y2 (ja) 1994-02-02

Family

ID=30876950

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986052091U Expired - Lifetime JPH063706Y2 (ja) 1986-04-09 1986-04-09 折り畳みシート

Country Status (1)

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JP (1) JPH063706Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS554249A (en) * 1978-06-27 1980-01-12 Nissan Motor Co Ltd Collapsible seat for vehicle
JPS5623142U (ja) * 1979-07-27 1981-03-02

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62163431U (ja) 1987-10-17

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