JPH0636871Y2 - 変身玩具 - Google Patents

変身玩具

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JPH0636871Y2
JPH0636871Y2 JP916588U JP916588U JPH0636871Y2 JP H0636871 Y2 JPH0636871 Y2 JP H0636871Y2 JP 916588 U JP916588 U JP 916588U JP 916588 U JP916588 U JP 916588U JP H0636871 Y2 JPH0636871 Y2 JP H0636871Y2
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JP
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thermochromic layer
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JP916588U
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保彦 水谷
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Pilot Ink Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は変身玩具に関する。更に詳細には、表面に熱変
色層が設けられた板状体と、前記熱変色層を熱的手段に
より変色させる変色装置からなる変身玩具に関する。
従来の技術 感温変色性色素により彩色した玩具に関して、従来より
数多くの提案が開示されている(実開昭60−141884、実
開昭60−119491、特開昭60−228141号公報等)。
前記従来の玩具は、人の体温や摩擦熱、冷熱等の熱的手
段により変色層を可逆的に変色させて、変化の妙味を視
覚させるよう構成されている。
前記変色は、所定の温度を境としてその前後で変色し、
変化前後の両状態のうち常温域では特定の一方の状態し
か存在しえない。即ち、もう一方の状態は、その状態が
発現するのに要する熱叉は冷熱が適用されている間は維
持されるが、前記熱叉は冷熱の適用がなくなれば常温域
で呈する状態に戻ってしまうタイプのものである。
考案が解決しようとする問題点 本考案は、熱叉は冷熱の適用により変色層の一部叉は全
部を変化させて、常態とは異なる様相に変化させて視覚
させるだけななく、変化前後の両様相のいずれかを自由
に選択して常温域でその様相を維持させることができる
二面性を備え、変化の妙味に加えて多様な変身像が簡便
な手段で繰り返し楽しめる変身玩具を提供しようとする
ものである。
問題点を解決するための手段 本考案を図面について説明する。
本考案変身玩具1は、表面に熱変色層21が設けられた板
状体2と、前記熱変色層21を熱的手段により変色させる
変色装置3を組み合わせた構成を要件とする。
前記熱変色層21は、温度変化によりヒステリシス特性を
示して着色状態と無色状態叉は有色〔I〕と有色〔II〕
間の互変性を呈し、常温域で前記二状態のいずれかを選
択的に記憶保持可能な準可逆感温色素を含む色材で彩色
されており、変色装置3は、台板31と該台板に開閉自在
に取り付けられ、加熱叉は冷熱体321が装備された蓋体3
2からなる。
前記において、台板31と蓋体32は肉薄状ヒンジ部を介し
て一体形成されたプラスチックの射出成形によるもの、
台板31と蓋体32が別体に形成され、取付け部材(例え
ば、牒番状のもの、その他の接続部材)を介して開閉自
在に構成したもの等が有効であり、加熱叉は冷熱体は、
冷水叉は温水等の液体、前記を含浸させた多孔体、冷熱
または発熱材料が充填された袋状物等が有効である。
前記において、準可逆感温色素を含む色材としては、本
出願人が先に提案(特開昭60−264285号公報)した可逆
感熱記録組成物が好適に用いられる。前記準可逆感温色
素は、温度変化により温度−色濃度についてヒステリシ
ス特性を示して変色する、即ち温度変化により着色濃度
の変化をプロットした曲線の形状が、温度を変色温度域
より低温側から高温へと変化させる場合と逆に高温側か
ら低温へ変化させる場合とで異なり、両曲線を合体する
とループ状となる。該ループの両端における両曲線の合
致点のうち、低温側の合致点の温度をA、高温側の合致
点をBとすれば、本考案に用いられる準可逆感温色素は
Aが0℃〜15℃程度の温度であり、Bは常温よりやや高
温側に変色点をもつよう設定できる。本願においては、
着色状態と無色状態の両相または有色〔I〕と有色〔I
I〕の両相が共存できる温度域(2色保持温度域)が常
温域にあるものが用いられ、特に約10℃乃至35℃の常温
域にあるものが好適に選択される。
準可逆感温色素は、色の異なるもの、前記2色保持温度
域が共に常温域内であるが互いに異なるもの、更に前記
の特殊な例として一方の準可逆感温色素の2色保持温度
域が他方の準可逆感温色素のそれより広く且つそれを包
含している関係にある組合せ等、異種の組合せが同一表
面部に適用されたり、異なる表面部にそれぞれ適用され
ることにより、多種多様の模様、デザインの様相間の互
変性を付与できる。
前記準可逆感温色素は、適宜のビヒクル中に分散されて
インキ、絵具、塗料などの形態の色材として使用できる
ことは勿論、板状体が熱可塑性プラスチックでは洗練し
て直接的に彩色することができる。
板状体2は、プラスチック材、紙質に限らず、印刷適正
を備えた多様な材料が有効である。
前記板状体2は、準可逆感温色素が混練されてそれ自体
変色するものは勿論、表面に直接的に印刷像を形成した
もの、印刷像を設けたシート材を貼着させたもの等が有
効である。
熱変色層21は、一層に限らず多層となしたもの、非変色
像と重ね刷りや非変色像と並設等により視覚を多様化さ
せることができる。
作用 熱変色層21を設けた板状体2を熱変色装置3の蓋体32と
台板31の間に挿入することにより、加熱又は冷却され変
色して状態と異なる様相に変化する。ここで、前記熱変
色層21は、準可逆熱変色性であるから、所定の温度を境
としてその前後で変色するのみでなく、前記変色は常温
域で維持されて視覚させることができ、更には変化前後
の両様相のいずれかを自由に選択して常温域でその様相
を互変的に記憶保持させることができる。殊に、常温域
において、冷熱の適用により変色像の現出、常温域での
前記様相の記憶保持は、変色の意外性、玩具性を満足さ
せる。
実施例1 人物の顔及び胴の輪郭に打ち抜いた、厚さ約1mmの塩化
ビニール樹脂板の表面に顔の表情及び着衣の模様が印刷
されて熱変色層21が形成されたシートが貼着されて板状
体2が構成される。
前記熱変色層21は、顔面が通常の化粧をした様相、即ち
唇が淡いピンク色、頬が淡い朱色、瞼が淡い紫色に着色
された非変色像(一般の非変色性インキにより印刷され
た)に重ね刷りされてなるものであり、温度変化により
青色無色(A点10℃、B点32℃)、紫色無色(A点
10℃、B点32℃)、及びピンク色無色(A点10℃、B
点32℃)にそれぞれ変化する準可逆感温色素を含む色材
により色彩されてなるものである。又、衣裳の部分は淡
青色無地の非変色像に、温度変化により、緑色無色
(A点10℃、B点32℃)、赤色無色(A点10℃、B点
35℃)、橙色無色(A点10℃、B点35℃)にそれぞれ
変化する準可逆感温色素を含む色材により斑点模様に形
成されている。
変色装置3は、ポリオレフィン樹脂の射出成形により形
成された、厚さ約5mm、縦10cm、横15cmの台板31及び同
大の蓋体32(蓋体の外面中央部には、深さ4mm、5cm×12
cmの凹部が配設されてなる)からなり、両者は厚さ約2m
mの薄肉部で一体的に接続されてなるものであり、該薄
肉部は蓋体32の繰り返しの開閉に際し、ヒンジ機能を果
たす。
前記凹部には、該凹部と略同形同大の、気孔率約70%の
連続気孔をもつ、ポリオレフィン系樹脂の多孔体が着脱
自在に挿着出来るよう構成されており、冷水叉は温水を
含浸させて実用に供される。
前記人物像の板状体2を手で温めて普通の化粧をした
顔、淡青色無地の様相にした後、約25℃の室温下、約7
℃の冷水を含ませ多孔体を装着した蓋体32と台板31の間
に介在させ、蓋体32による僅かの押圧により、唇が濃青
色、頬が濃紫色、瞼が濃ピンク色にそれぞれ変化してサ
イケデリックな化粧をした様相となり、一方、衣装部は
淡青色無地から、淡青色地に緑、赤、橙色の斑点模様の
様相に変化し、この様相は15℃乃至30の温度域で安定に
保持された。
次に再び加温したところ、前記斑点模様は消え、淡青色
無地の衣装の様相に変化した。この操作の繰り返し毎に
顔は、普通の様相とサイケデリックな様相、衣装は無地
と斑点模様の互変性を呈し、何回も繰り返し遊ぶことが
できた。
前記において、顔部と胴部を別体の板状体となし、それ
ぞれ様相の異なる熱変色層21を設けた板状体2を用意す
ることにより、変化の妙味、組合せによる多様性が楽し
め、玩具性を高めることができる。
実施例2 白色顔料がブレンドされた厚さ約1mmのアクリル樹脂板
が、人物の顔、胴の輪郭に切り抜かれ、前記各表面に黒
色無色(A点10℃、B点32℃)、赤色無色(A点10
℃、B点32℃)、青色無色(A点10℃、B点32℃)に
変化する準可逆感温色素を含む色材により、顔の表情衣
装の模様が印刷されて熱変色層21をもつ板状体2が形成
される。前記同様にして、顔の表情、異なる模様の衣装
が印刷された多数の板状体2を用意した。
32℃以上の加熱処理により、前記各板状体2の熱変色層
21を消音させ、室温下では白色の下地のみを視覚させる
よう処理された板状体2を変身用に供した。前記板状体
2を実施例1の変色装置3により10℃以下に冷やしたと
ころ、顔の表情、衣裳模様が現出した。顔、胴の組み合
わせにより様相のことなる多様な人物像が楽しめた。室
温下では、前記様相は保持されている。
実施例3 非変色性インキにより白馬の像が印刷され、前記像に黒
色無色(A点10℃、B点32℃)に変化する準可逆感温
色素を含む色材により縞模様が印刷された、厚さ約0.5m
mの白色の塩化ビニールシートが馬の輪郭に切り抜かれ
た板状体2が構成される。
前記板状体2は、常温では黒色の縞馬を視覚させ、32℃
以上の加熱により縞模様が消えて、常温下では白馬を視
覚させ、10℃以下の冷熱により黒色の縞模様を現出させ
る。前記様相の変化は、互変性を呈し、常温域で前記状
態の何れかを選択的に記憶保持させ、視覚させることが
できる。
前記の加熱、冷熱は、実施例1に記載の変色装置3を用
いて行うことができる。即ち、冷熱は冷水をスポンジに
含浸させ、加熱は温水をスポンジに含浸させて実施例1
と同様な操作により、繰り返し様相を変化させて遊ぶこ
とができた。
考案の効果 本考案変身玩具は、日常の生活範囲の熱源または冷熱源
を装備した簡便な変身装置により板状変身体を簡便に変
色させ、多様な様相に変身させることができ、しかも常
温域で前記様相を自由に選択して保持できる効果と相ま
って、幼児等が繰り返し変色、変身の妙味が楽しめる簡
易且つ安全な変身玩具を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案変身玩具の使用状態の一部切欠斜視
図、第2図は変身前の、第3図及び第4図は変身後の各
平面図である。 1……変身玩具、31……台板 2……板状体、32……蓋部 21……熱変色層、321……加熱又は冷熱体 3……変色装置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面に熱変色層が設けられた板状体と、前
    記熱変色層を熱的手段により変色させる変色装置からな
    る変身玩具であって、前記熱変色層は温度変化によりヒ
    ステリシス特性を示して着色状態と無色状態叉は有色
    〔I〕と有色〔II〕間の互変性を呈し、常温域で前記二
    状態のいずれかを選択的に記憶保持可能な準可逆感温色
    素を含む色材で彩色されており、変色装置は台板と該台
    板に開閉自在に取り付けられ、加熱叉は冷熱体が装備さ
    れた蓋体からなり、前記板状体を台板と蓋体との間に挿
    入させることにより、前記熱変色層の一部叉は全部を常
    態と異なる様相に変色させると共に該様相を記憶保持さ
    せて常温域で視覚させるよう構成した変身玩具。
JP916588U 1988-01-27 1988-01-27 変身玩具 Expired - Lifetime JPH0636871Y2 (ja)

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JPH01112899U JPH01112899U (ja) 1989-07-28
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