JPH0131277Y2 - - Google Patents

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JPH0131277Y2
JPH0131277Y2 JP598884U JP598884U JPH0131277Y2 JP H0131277 Y2 JPH0131277 Y2 JP H0131277Y2 JP 598884 U JP598884 U JP 598884U JP 598884 U JP598884 U JP 598884U JP H0131277 Y2 JPH0131277 Y2 JP H0131277Y2
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thermochromic
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は熱変色性マスコツトに関する。従来よ
り軟質プラスチツクシート材で適宜形状に造形し
た空気封入体の表面に絵文字を印刷したマスコツ
トが幼児、女学生向け商品として市販されている
が、非変色性であり単調であつた。
本考案は空気封入体の外面を摩擦することによ
り内面に配設の可逆性熱変色層を変色(消色、発
色を含む)させ、常態と異なる像を視覚させるよ
う構成したマスコツトに関するもので、占い、運
勢、かくし絵文字等を緩徐に出現させ、或いは印
刷像を多様に変化させてマジツク性や趣向性を付
与して商品性を高めるものである。
以下に本考案の詳細を図面について説明する。
第1図は本考案マスコツトの斜視図である。
本考案マスコツト1は軟質塩化ビニル樹脂の皮
膜2で形成した、空気封入体の透明箇所の内面に
約30〜50℃に変色点をもつ可逆性熱変色層3を配
設してなり、外面からの摩擦熱により前記像を変
色させて常態と異なる像を視覚させるよう構成し
たことを特徴とする。
前記において、皮膜2は0.1〜1mm厚(好まし
くは0.2〜0.8mm厚)のシート材が熱変色像の印刷
適性、摩擦による持久性、熱伝導性等を満足させ
るので有効である。
空気封入体は、前記シート材の片面に可逆性熱
変色層を印刷形成し、適宜大きさに裁断後、前記
熱変色層を内面にして端部で接合して袋状とな
し、空気吹込み口部を常法により配設して構成さ
れる。ここで可逆性熱変色層3は従来公知の可逆
性熱変色材を適用することにより形成される。例
えば、電子供与性呈色性化合物と電子受容性顕色
剤との組合せをベースとした熱変色材が効果的で
あり、それらの中の一例として特公昭51−35414、
特公昭51−44708、特公昭51−35216、特公昭52−
7764号公報等に開示の熱変色材が好適に応用でき
る。前記は広範囲の温度域において、赤、青、
黄、緑、橙、紫、その他配合により微妙な色まで
有色から無色に、或いは無色から有色に、或いは
一般の染顔料を添加混在させることにより、有色
()から他の異なる有色()へ可逆的に鋭敏
に変化させることができるので好適である。
前記熱変色材は、塗料ないし印刷インキ形態と
して、対象の皮膜に直接的に印刷して形成できる
ことは勿論、印刷紙等の不透明シート材表面に同
様にして印刷形成し、これを皮膜面に貼着しても
よい。
前記熱変色層3は、封入体の外面からの摩擦に
よる温度変化に感応して常態とは異なる像を緩徐
に出現させるために、約30〜50℃の温度で変色す
るよう構成される。前記熱変色層3は単層に限定
されず、複層形成して変化を多様化できる。ま
た、非変色性印刷層4(一般印刷インキによる印
刷像)を併設することによつて、デザインの多様
化、色変化によるマジツク性、趣向性をさらに増
大させることができる。
前記熱変色層3は、文字、図柄、記号等の像は
勿論、非変色性像(一般印刷インキによる着色
像)を隠蔽する、隠蔽層であつてもよい。
次に実施例を記載する。
(1) 透明な軟質塩化ビニル樹脂(厚さ0.5mm)か
らなる皮膜2の片面に、非変色性インキ(一般
印刷インキ)により人物像(第1の像)を印刷
すると共に近接して、淡青色のインキで星座、
星占い、運勢等の像(第2の像)を印刷(非変
色性像4)、次いで前記第2の像の上面に可逆
性熱変色インキの塗布により雲状の可逆性熱変
色層3(36℃に変色点を有し、36℃未満の温度
では濃青色に顕色しており、36℃を越えると無
色乃至淡色に可逆的に熱変色する)を形成し
て、所定寸法に裁断後、前記印刷層を内面に位
置させて端部を接合し袋状となすと共に、空気
吹込み口部を配設してマスコツトを構成した
(第1図参照)。
前記に空気を封入したマスコツトは、常態で
は第1の像及び濃青色の雲状熱変色層3を視覚
させているが、封入体の外面を摩擦することに
より、前記熱変色層3を無色に変化させ、第2
の像を出現させた。前記第2の像は、しばらく
経過すると温度低下により再び潜像となつた。
前記は繰返し再現可能であつた。
(2) 前記同様のシート材の片面に一般印刷インキ
で人物像を形成し、頭髪、眼鏡、ネクタイをそ
れぞれ33℃、36℃、40℃に各変色点(変色点以
上の温度で消色する)をもつ可逆性熱変色イン
キで印刷形成し、前記同様にしてマスコツトを
構成し、空気を封入した。
前記は摩擦による温度上昇の度合いに応じ
て、多様に像を変化させることができた。
尚、加熱発色型の熱変色インキを前記に替えて
適用すれば、摩擦による温度変化によりさらに多
様な着色像を現出させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案マスコツトの斜視図である。 1……マスコツト、2……皮膜、3……可逆性
熱変色層、4……非変色性印刷層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軟質塩化ビニル樹脂の皮膜で形成した、少なく
    とも一部が透明である空気封入体の、透明箇所の
    内面に約30〜50℃に熱変色点をもつ可逆性熱変色
    層を配設してなり、外面からの摩擦熱により前記
    層を変色させて常態と異なる像を視覚させるよう
    構成した熱変色性マスコツト。
JP598884U 1984-01-19 1984-01-19 熱変色性マスコツト Granted JPS60119491U (ja)

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JP598884U JPS60119491U (ja) 1984-01-19 1984-01-19 熱変色性マスコツト

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Publication Number Publication Date
JPS60119491U JPS60119491U (ja) 1985-08-12
JPH0131277Y2 true JPH0131277Y2 (ja) 1989-09-25

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