JPH0636760U - 円筒状工作物の外周研削面研磨装置 - Google Patents

円筒状工作物の外周研削面研磨装置

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JPH0636760U
JPH0636760U JP7409292U JP7409292U JPH0636760U JP H0636760 U JPH0636760 U JP H0636760U JP 7409292 U JP7409292 U JP 7409292U JP 7409292 U JP7409292 U JP 7409292U JP H0636760 U JPH0636760 U JP H0636760U
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JP
Japan
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support
polishing
grinding surface
workpiece
cylindrical workpiece
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Pending
Application number
JP7409292U
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English (en)
Inventor
弘一 北嶋
一雄 長谷川
繁道 五味
Original Assignee
有限会社エイト総商
株式会社滋賀カツラ
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 円筒状工作物Wの外周面に進退する支持台1
4と、工作物Wの軸と平行な軸15の回りを回転する支
持台16を設け、それぞれの支持台14,16にメタ系
アラミドの剛毛を植毛したカップ形の回転ブラシ24,
25を設け、これらの回転ブラシ24,25によって工
作物Wの外周研削面を交差研磨するようにした。 【効果】 従来手作業で行っていた研磨作業が簡略化さ
れるとともに、高精度な研磨が可能となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、円筒状工作物の外周研削面を研磨する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、研削された外周面に高度な仕上げ加工が要求される円筒状工作物は、シ ート状研磨布紙で研削面を研磨仕上げしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、シート状研磨布紙による研磨は手作業により行わなければなら ず、仕上げ加工に多くの時間と労力を要し、極めて非効率的であるという問題点 があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで、本考案は、円筒状工作物の研削された外周面を研磨する装置を提供す るもので、この研磨装置を、円筒状工作物の外周面に進退する第1の支持台と、 該第1の支持台に支持され、工作物の研削面に垂直な軸またはこれに平行な軸の 回りを回転する第1の回転研磨部材と、上記第1の支持台に回動可能に支持され た第2の支持台と、上記第2の支持台に支持され、工作物の研削面に垂直な軸ま たはこれに平行な軸の回りを回転する第2の回転研磨部材と、を設けたものであ る。なお、上記回転研磨部材には、メタ系アラミドからなる剛毛を回転軸方向に 配列して植毛したブラシが適当である。
【0005】
【作用】
上記構成によれば、第1の回転研磨部材と第2の回転研磨部材によって円筒状 工作物の外周面が交差研磨される。そして、異なる外径の工作物に対しては、第 1の支持台の位置、および第1の支持台に対する第2の支持台の角度が調整され 、回転研磨部材の研磨代等が調整される。
【0006】
【実施例】
以下、添付図面を参照して本考案の実施例について説明する。 図1に示す円筒研削盤1には、主軸台2とこれに対向する芯押し台3(図4参 照)が設けてあり、主軸台2の主軸4が図示しないモータに駆動連結されている 。主軸台2と芯押し台3の間のベッド6には、主軸台2と芯押し台3の間を移動 する往復台7が設けてあり、この往復台7には工作物W(図4参照)を挟んで対 向する研削装置8と研磨装置13が設けてある。
【0007】 上記研削装置8は、支持台9と、矢印Y方向の軸(図示せず)に支持された回 転砥石10と、この回転砥石10を回転するモータ11を備えており、ハンドル 12を操作することによって支持台9を矢印X方向に移動し、回転砥石10の切 込量が調整されるようになっている。
【0008】 上記研磨装置13は、図2,3に示すように、第1支持台14と、矢印Y方向 の軸15を介して第1支持台14に回動自在に支持された第2支持台16と、第 1支持台14に支持された第1研磨具17と、第2支持台16に支持された第2 研磨具18とからなり、ハンドル19,20を操作することによって第1支持台 14が矢印X,Y方向にそれぞれ移動し、ハンドル21を操作することによって 第1支持台14に対する第2支持台16の角度が調整されるようになっている。 また、図4に示すように、第2研磨具18は第1研磨具17に対して主軸4側に シフトさせてあり、δ2の遅れ代が設けてある。
【0009】 上記研磨具17,18は、モータ22,23と、表面加工材であるカップ形の 回転ブラシ24,25とからなる。この回転ブラシ24,25は、高温域まで高 い弾性率を保持するメタ系アラミドの剛毛を植毛した高密度植毛カップ(帝人株 式会社製、商品名:コーネックス)が使用されており、上記剛毛が工作物Wの研 削面に垂直に当たるように研磨具17,18が支持台14,16にそれぞれ固定 されている。
【0010】 上記構成を備えた円筒研削盤1は、図4に示すように、主軸4と芯押し軸5と の間に円筒状の工作物Wを支持し、往復台7を工作物Wの主軸4側に配置する。 また、ハンドル20を操作して第1支持台14を矢印Y方向に移動し、回転砥石 10に対する遅れ代δ1を調整する。 次に、主軸4の回転して工作物Wを回転する。また、モータ11の駆動に基づ いて回転砥石10を回転するとともに、ハンドル12を操作して支持台9を矢印 X方向に移動して切込量を調整する。さらに、ハンドル19を操作して第1支持 台14を工作物Wに接近させ、回転ブラシ24の研磨代を調整する。最後に、ハ ンドル21を操作して第1支持台14に対する第2支持台16の角度を調整し、 回転ブラシ25の研磨代を調整する。 そして、図示しないモータにより往復台7を芯押し台3側に所定速度で移動し ながら、回転砥石10で工作物Wを研削し、この研削面を回転ブラシ24,25 で順次交差研磨する。
【0011】 なお、上記実施例では、回転ブラシ24と回転砥石10の間に遅れ代δ1を設 け、回転ブラシ24と25の間に遅れ代δ2を設けるものとしたが、これらの遅 れ代δ1,δ2は必ずしも必要ではない。 また、研磨装置13には2つの研磨具17,18を設けるものとしたが、1台 の研磨具だけで研磨作業を行うことができることは勿論である。
【0012】
【考案の効果】
以上の説明で明らかなように、本考案にかかる円筒状工作物の外周研削面研磨 装置では、回転研磨部材により円筒状工作物の外周面が自動的に研磨される。 また、支持台の位置を調整することにより種々の外径の工作物に対して対応で きるとともに、研磨代を自由に調整できるので、従来手作業で行っていた研磨作 業を簡単かつ高精度に行うことができる。 さらに、研磨部材としてメタ系アラミドの剛毛からなる植毛ブラシを使用する ことにより、安定した研磨状態が研磨状態が長期に亘り得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 円筒研削盤の斜視図である。
【図2】 研磨装置の斜視図である。
【図3】 研磨装置の側面図である。
【図4】 研削砥石と回転ブラシの配置状態を示す平面
図である。
【符号の説明】
1…円筒研削盤、2…主軸台、3…主軸、6…ベッド、
7…往復台、8…研削装置、9…支持台、10…回転砥
石、13…研磨装置、14…第1支持台、16…第2支
持台、15…軸、17,18…研磨具、24,25…回
転ブラシ、W…工作物。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状工作物の外周研削面に進退する第
    1の支持台と、該第1の支持台に支持され、上記研削面
    に垂直な軸またはこれに平行な軸の回りを回転する第1
    の回転研磨部材と、上記第1の支持台に回動可能に支持
    された第2の支持台と、上記第2の支持台に支持され、
    上記研削面に垂直な軸またはこれに平行な軸の回りを回
    転する第2の回転研磨部材と、を備えたことを特徴とす
    る円筒状工作物の外周研削面研磨装置。
  2. 【請求項2】 上記回転研磨部材が、メタ系アラミドか
    らなる剛毛を回転軸方向に配列して植毛したブラシであ
    ることを特徴とする請求項1の円筒状工作物の外周面研
    磨装置。
JP7409292U 1992-10-23 1992-10-23 円筒状工作物の外周研削面研磨装置 Pending JPH0636760U (ja)

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