JPH0636362Y2 - オイルシ−ル装置 - Google Patents

オイルシ−ル装置

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Publication number
JPH0636362Y2
JPH0636362Y2 JP1986040109U JP4010986U JPH0636362Y2 JP H0636362 Y2 JPH0636362 Y2 JP H0636362Y2 JP 1986040109 U JP1986040109 U JP 1986040109U JP 4010986 U JP4010986 U JP 4010986U JP H0636362 Y2 JPH0636362 Y2 JP H0636362Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil seal
housing
fitting
outer peripheral
cylindrical
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1986040109U
Other languages
English (en)
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JPS62151471U (ja
Inventor
勝司 新鎧
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Publication date
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  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は例えば燃料噴射ポンプの回転軸をシールするオ
イルシール装置の改良に関する。
(従来の技術) オイルシールは回転軸とハウジングとの間の間隙を油密
的に封止するもので、例えば実開昭58-14549号公報など
にも開示されている。
従来のオイルシールは、普通第3図のように構成されて
いる。
ハウジング1の内部には回転軸2を支持する軸受部(た
だし図示しない)があり、回転軸2の外方への突出部の
外周と、ハウジング1の筒部3の内周との環状間隙を、
オイルシール4により油密的に封止している。
そしてこの場合、オイルシール4の外周部5の外径は、
筒部3の内径よりも若干大きめに形成してあり、オイル
シール4を筒部3に打ち込むことにより、その弾性的な
復元力を利用して、オイルシール4をハウジング1側に
固定している。
なお、回転軸2との間で適度なシール面圧を維持するよ
うに、オイルシール4の内周リップ部6が回転軸2の外
周に接触している。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、オイルシール4は上記のように、ハウジング
1に打ち込みにより固定されているのであるが、この場
合、打ち込み力のバラツキがあると、回転軸2から受け
る回転摩擦力により、オイルシール4がハウジング筒部
3から抜け出ることがあった。
このオイルシール4の抜け落ちを防ぐには、例えばオイ
ルシール外周部5と筒部3の寸法関係を非常に厳しく管
理し、常に所定の嵌合圧力が得られるように精度よく維
持する必要があるが、このためには部品管理等に必要な
コストアップが免れられない。
(問題点を解決するための手段) そこでこの考案は、ハウジングに回転自由に支持した回
転軸の外方への突出部外周に、この回転軸と同軸的に平
滑面からなる直円筒状に形成したハウジング筒部に外側
から打込みにより嵌合させるオイルシールであって、半
径方向外側に広がる鍔部を有するオイルシールの内周リ
ップ部を接触させたオイルシール装置において、弾性部
材で形成したオイルシールの外周部の外径がその全長に
わたり前記筒部の内径よりも大きい直円筒状に形成する
とともに、オイルシールの外周部の嵌合軸方向長を、前
記筒部内周の嵌合軸方向長よりもオイルシールの内側方
向に長く設定するものとした。
(作用) このため、オイルシールをハウジングの筒部に打ち込む
と、外周部の先端側の一部が筒部からハウジングの内方
へと飛び出し、この先端部分が弾性復元力により拡径す
るので、オイルシールが外部へと抜け出すことが確実に
防止できる。
また、ハウジング筒部の端面内周部がオイルシール外周
面に食い込んでいわゆるエッジ効果を生じるためオイル
シール嵌合部でのシール効果も向上する。
(実施例) 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
この実施例はディーゼルエンジンの燃料噴射ポンプの駆
動軸のシール部分に適用したものであって、第1図、第
2図において、1はハウジング、2は駆動(回転)軸、
3は弾性部材からなるオイルシール4を嵌合する凹凸の
ない平滑面からなる直円筒状に加工されたハウジング筒
部、7は駆動軸2を回転自在に支持する軸受を示す。
第2図にも示すように、前記オイルシール4の外周部5
の嵌合軸方向長H1が、筒部3の内周の嵌合軸方向長H2
りも長くなるように、筒部3の内周には内径の大きな拡
径部3Aが形成される。
そして外周部5の外径は筒部3の内径よりも若干大きく
設定してあり、これにより、オイルシール4を筒部3に
打ち込みにより嵌合固定したときに、筒部3よりも内方
に飛び出した外周部5の先端外径が、弾性復元力により
拡大し、この拡大部8が係止部分としてオイルシール4
の抜け止め機能を発揮するようになっている。
このようにしたので、オイルシール4を打ち込みにより
固定した場合、外周部5の先端が弾性復元力により拡径
し、筒部3からの抜け出しを防ぐので、オイルシール4
のリップ部6が駆動軸2による回転摩擦力を受けても、
オイルシール4の抜け落ちが確実に防止される。
また、上述したようにオイルシール外周部5の先端が拡
径すると同時にハウジング筒部3の端面内周部が外周部
5に外側から食い込んだ状態となるので、このエッジ効
果により外周部5と筒部3との嵌合部分におけるリーク
も防止される。
(考案の効果) 以上のように本考案によれば、オイルシールの外周部の
外径を前記筒部の内径よりも大きく設定するとともに、
オイルシールの外周部の嵌合軸方向長を、その全長にわ
たり前記筒部の嵌合軸方向長よりも長く設定したので、
オイルシールの嵌合先端部分が弾性復元力により拡径
し、オイルシールのリップ部が駆動軸による回転摩擦力
を受けても、オイルシールの抜け落ちが確実に防止され
る。
特に、本考案では、ハウジング筒部に外側から打込みに
より嵌合させる構成の、半径方向外側に広がる鍔部を有
するオイルシールを前提として、オイルシールをその嵌
合部の外径がその全長にわたり前記筒部の内径よりも大
きい直円筒状に形成するものとしたので、確実な脱落防
止機能とシール性向上を図ることができるだけでなく、
組み付けにあたって損傷する恐れのないオイルシールを
低コストで提供できるという効果が得られるのである。
また、本考案によればオイルシールとハウジングとの嵌
合部分におけるシール性が向上するという効果も得られ
る。
なお、本考案はオイルシールを嵌合するハウジング筒部
については機械一般に多用される直円筒状のものが前提
となっており、即ち在来の機械類に何らの変更も要する
ことなく適用できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す全体的な断面図、第2図
は要部の拡大断面図、第3図は従来例の要部断面図であ
る。 1……ハウジング、2……回転軸、3……筒部、3A……
拡径部、4……オイルシール、5……外周部、6……リ
ップ部、7……軸受、8……拡大部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジングに回転自由に支持した回転軸の
    外方への突出部外周に、この回転軸と同軸的に平滑面か
    らなる直円筒状に形成したハウジング筒部に外側から打
    込みにより嵌合させるオイルシールであって、半径方向
    外側に広がる鍔部を有するオイルシールの内周リップ部
    を接触させたオイルシール装置において、弾性部材で形
    成したオイルシール嵌合部の外径がその全長にわたり前
    記筒部の内径よりも大きい直円筒状に形成するととも
    に、オイルシールの外周部の嵌合軸方向長を、前記筒部
    内周の嵌合軸方向長よりもオイルシールの内側方向に長
    く設定したことを特徴とするオイルシール装置。
JP1986040109U 1986-03-19 1986-03-19 オイルシ−ル装置 Expired - Lifetime JPH0636362Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986040109U JPH0636362Y2 (ja) 1986-03-19 1986-03-19 オイルシ−ル装置

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JP1986040109U JPH0636362Y2 (ja) 1986-03-19 1986-03-19 オイルシ−ル装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62151471U JPS62151471U (ja) 1987-09-25
JPH0636362Y2 true JPH0636362Y2 (ja) 1994-09-21

Family

ID=30853898

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986040109U Expired - Lifetime JPH0636362Y2 (ja) 1986-03-19 1986-03-19 オイルシ−ル装置

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Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5838197Y2 (ja) * 1975-08-05 1983-08-29 セイレイ工業株式会社 ケ−ス
JPS54176049U (ja) * 1978-05-31 1979-12-12
JPS5969571A (ja) * 1982-10-15 1984-04-19 Honda Motor Co Ltd 流体シ−ル構造
JPS59127963U (ja) * 1983-02-16 1984-08-28 日産自動車株式会社 シ−ル装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62151471U (ja) 1987-09-25

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