JPH0636336U - ボイスコイルモータ - Google Patents

ボイスコイルモータ

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JPH0636336U
JPH0636336U JP7086092U JP7086092U JPH0636336U JP H0636336 U JPH0636336 U JP H0636336U JP 7086092 U JP7086092 U JP 7086092U JP 7086092 U JP7086092 U JP 7086092U JP H0636336 U JPH0636336 U JP H0636336U
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JP
Japan
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voice coil
coil
strip
motor
loop
Prior art date
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Pending
Application number
JP7086092U
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English (en)
Inventor
和男 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Denki Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Denki Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Denki Co Ltd filed Critical Sanyo Denki Co Ltd
Priority to JP7086092U priority Critical patent/JPH0636336U/ja
Publication of JPH0636336U publication Critical patent/JPH0636336U/ja
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  • Windings For Motors And Generators (AREA)
  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
  • Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)
  • Linear Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボイスコイルモータのボイスコイルをボビン
や厚肉の補強部材を用いることなく薄肉且つ軽量で機械
強度が高いものとする。 【構成】 菱形又は正方形のループをなすように形成し
た単コイル4b…をループの一方の対角線に沿う方向に
順次所定のピッチずらして重ねる。各単コイルを接着剤
で相互に接着して短冊状コイル4cを作り、この短冊状
コイル4cを筒状に巻いて成形したコイルをボイスコイ
ル4aとして用いる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、直線運動形アクチュエータとして用いられるボイスコイルモータに 関するものであり、特にショートストロークを高速且つ高精度で位置決めするこ とが要求される磁気ディスク装置等の分野に用いられるボイスコイルモータに関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のボイスコイルモータのコイルでは、例えば図4に示したように、ボビン 11を離型剤15を塗った芯金14に挿入して、ボビン11に巻線12を円筒巻 きした後、巻線部にガラス材や樹脂材等の補強材13を含浸させて巻線12を固 めて、その後ボビン11から芯金14を抜き取って製造した円筒状のコイルを用 いていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記のようなコイルをボイスコイルモータに用いると、ボビン11とコイルの 補強材13の厚さ分だけモータの磁気回路のエアギャップを大きく取らなければ ならず、磁気回路のパーミアンス係数が下がって、それだけ性能が低下する。こ の性能の低下を補うには、磁石の厚さを厚くしなければならず、モータの大形化 とコスト高を招く。またエアギャップが大きいとコイルへの通電により発生する 熱の放散も悪く、定格推力値の低下の一因となっていた。
【0004】 また、コイルの通電により発生する推力は、コイル線材に直角方向に働くため 、コイル同士の剥離強度が問題となる。特に、最も大きい力が作用するコイルと 被駆動機械の接合部やその近傍でのコイル同士の接合部の機械強度不足が問題で あった。
【0005】 更に、コイルボビン11には引張力、圧縮力が繰り返し作用するため、機械強 度を維持してしかも極力薄肉のコイルボビンを製作することは容易でなかった。 本考案の目的は、上記の問題点を改善したボイスコイルモータを提供すること にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、実施例の図2に見られるように、永久磁石6a,6b及び該永久磁 石の磁束を導くヨーク部1,5を有する固定子と、出力軸3に保持され永久磁石 の磁界内に配置されて電流が通電されることにより生ずる電磁力により、出力軸 3に軸方向の推力を与えるボイスコイル4aを有する移動子とからなるボイスコ イルモータのボイスコイルを改良の対象とする。本考案のボイスコイルは、は菱 形又は正方形のループを成す単コイル4bをループの一方の対角線に沿う方向に 順次ずらして重ねて構成した短冊状コイル4cを筒状に巻いて形成したものを用 いる。
【0007】
【作用】
ボイスコイル4aを上記のように構成すると、モータの磁石6a,6bの磁界 により単コイル4bの相隣る各辺に生ずる電磁力の合成ベクトルとしてボイスコ イル4aの中心軸に沿う方向の推力Mが生じ、この推力が巻線材自体の引張(圧 縮)力と巻線間の接着力により出力軸3のフランジ部3aに伝達され、出力軸3 が軸方向に変位駆動されて外部に対し所要の動作を行う。なお、合成推力Mに対 して直角方向の電磁力成分は、単コイル4bのループ1周内にて相殺される。
【0008】 上記のボイスコイル4aは、ボビンや厚肉の補強部材を用いずに、薄肉且つ軽 量で機械強度(剛性)の十分な成形コイルとなる。これにより、モータの磁気回 路のエアーギャップを小さくでき、磁石の効率が高められて、モータの推力の発 生効率が良好になると同時にコイルに発生する熱の放散が良好となる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。図2は本実施例のボイスコ イルモータの構成を示したもので、1は一端側にフランジ部1aをもつ筒状のセ ンターヨーク、2はこのセンターヨークの内周側に設けたリニアガイド、3はこ のリニアガイド2に軸支された出力軸である。4aは円筒状に成形されたボイス コイルである。これらのコイル4aは出力軸3の端部側に設けたフランジ部3a に保持されている。ボイスコイル4aの内面側は空隙を隔ててセンターヨーク1 の外周面に対向している。5はセンターヨーク1のフランジ部1aに保持させて 設けた筒状のアウターヨーク、6a,6bはそれぞれアウターヨーク5の内周部 に図示の極性で配設されて、ボイスコイル4aに間隙を隔てて対向する磁石であ る。7はアウターヨーク5の一端側に取付けられて、モータの内部構造部を被う カバーである。
【0010】 上記のボイスコイル4aは本考案の要部であり、以下にその具体的な構成及び 作用を図1(A),(B)を参照して説明する。図1(A)は本考案のボイスコ イルモータのボイスコイル4aの構成例を概念的に示したもので、図の4bは巻 線材を専用巻線機と治具を用いて所定の巻線法により巻いて菱形又は正方形のル ープを成すように成形した単コイルである。かかる単コイル4bをループの一方 の対角線に沿う方向に順次所定のピッチでずらして重ね、隣接する単コイル相互 を接着剤により接着して短冊状コイル4cを作る。そしてこの短冊状コイル4c を治具を用いて円筒状に巻いて成形したのがボイスコイル4aである。図2のボ イスコイル4aとフランジ部3aの結合部は接着剤で接合している。
【0011】 次に、上記のようなボイスコイル4aにより図2のボイスコイルモータの出力 軸3に生ずる推力Mの発生機構を図1(B)を用いて説明する。同図のH1 は磁 石6aによる磁界、H2 は磁石6bによる磁界を示す。これらの磁界に対向する コイルの各単コイル4bに矢印方向に電流iが流れると、各単コイル4bの四辺 には、(フレーミングの左手の法則により)図示のような電磁力F1 ,F2 が作 用する。これらの電磁力の合成により円筒成形ボイスコイル4aの中心軸に沿う 大矢印方向の推力Mが生じ、この推力は、巻線材自体の引張(圧縮)力と巻線間 の接着力によりフランジ部3aに伝達され、出力軸3が軸方向に変位駆動されて 外部に対し所要の動作を行う。
【0012】 なお、合成推力Mに対して直角方向の電磁力成分は、菱形の単コイル4bのル ープ1周内にて相殺される。
【0013】 次に、本考案におけるコイルの他の構成手段の例を図3により説明する。同図 の8は樹脂材からなるフレキシブルシート、9aはこのシート8の表面側に一方 向に角部を揃えて所定のピッチでずらしてエッチングにより形成した菱形の相隣 る2辺を形成する単コイルの半部、9bはシート8の裏面側に上記半部9aの列 と同方向に角部は逆向きにして前記と同じピッチでずらしてエッチングにより形 成した菱形の他の2辺を形成する単コイルの半部である。10はシート8を貫通 して単コイルの半部9a,9bのシート8を隔てて対向させた端部同士を連結す る導通ピンである。以上のようにして半部9a,9bから構成される単コイルか らなる短冊状コイル9を形成したシート8を円筒状に巻いて成形して所要のコイ ルを得る。
【0014】
【考案の効果】
本考案のボイスコイルモータでは、菱形又は正方形のループを成すように形成 した単コイルをループの一方の対角線に沿う方向に順次所定のピッチでずらして 重ねて構成した短冊状コイルを筒状に巻いて成形したボイスコイルを用いるため 、ボビンや厚肉の補強部材を用いる必要が無い。またボイスコイルを薄肉且つ軽 量で機械強度(剛性)の十分なものとすることができる。したがって本考案によ れば、モータの磁気回路のエアーギャップを小さくすることができ、磁石の利用 効率を高めることができて、大きい推力が得やすくなり、同一推力のものでは磁 石の厚さを薄くできて、モータを小型且つ廉価にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本考案のボイスコイルモータのボイス
コイルの構成例を示す展開説明図、(B)はボイスコイ
ルによりボイスコイルモータに生ずる推力の発生機構を
説明する説明図である。
【図2】本考案のボイスコイルモータの構成例を示す縦
断面図である。
【図3】本考案で用いるボイスコイルの他の構成例の要
部を示す説明図である。
【図4】従来のボイスコイルモータのボイスコイルの構
成要領を示す部分切断側面図である。
【符号の説明】
1 センターヨーク 3 出力軸 4a コイル 4b 単コイル 4c 短冊状コイル 5 アウターヨーク 6a,6b 磁石 8 フレキシブルシート 9a,9b 単コイル 9 短冊状コイル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 永久磁石及び該永久磁石の磁束を導くヨ
    ーク部を有する固定子と、出力軸に保持され前記永久磁
    石の磁界内に配置されて電流が通電されることにより生
    ずる電磁力により前記出力軸に軸方向の推力を与えるボ
    イスコイルを有する移動子とからなるボイスコイルモー
    タにおいて、 前記ボイスコイルは、菱形又は正方形のループを成すよ
    うに形成された単コイルが前記ループの一方の対角線に
    沿う方向にずらされて重ねられて構成された短冊状コイ
    ルが筒状に巻かれて形成されていることを特徴とするボ
    イスコイルモータ。
JP7086092U 1992-10-12 1992-10-12 ボイスコイルモータ Pending JPH0636336U (ja)

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JP7086092U JPH0636336U (ja) 1992-10-12 1992-10-12 ボイスコイルモータ

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JPH0636336U true JPH0636336U (ja) 1994-05-13

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JP7086092U Pending JPH0636336U (ja) 1992-10-12 1992-10-12 ボイスコイルモータ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999053600A1 (fr) * 1998-04-10 1999-10-21 Nikon Corporation Moteur lineaire comportant une unite de bobine polygonale

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6243417A (ja) * 1985-08-20 1987-02-25 Toray Ind Inc ポリエ−テルアミド樹脂の製造方法

Patent Citations (1)

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Effective date: 19951114