JPH0636230B2 - 貨幣管理方法及びその装置 - Google Patents

貨幣管理方法及びその装置

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JPH0636230B2
JPH0636230B2 JP13335983A JP13335983A JPH0636230B2 JP H0636230 B2 JPH0636230 B2 JP H0636230B2 JP 13335983 A JP13335983 A JP 13335983A JP 13335983 A JP13335983 A JP 13335983A JP H0636230 B2 JPH0636230 B2 JP H0636230B2
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cassette
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修吾 堂野
明人 田中
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Glory Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野; この発明は、銀行等の金融機関において使用される貨幣
取引装置に対する貨幣の管理方法及び管理装置に関す
る。
発明の技術的背景と問題点; 近年、銀行等の金融機関では窓口業務の省力化を計るた
め、自動現金支払機,自動預金支払機や両替機が無人コ
ーナーに設けられている。また、テラーのいる窓口にお
いても、現金の自動入出金機が設置されており、テラー
の操作するテラーズマシンによって現金を自動で入金し
たり出金したりするようになっており、更には客自身に
よって窓口でテラーの指示に従って自動入出金機から現
金を受取ったり、あるいは入金したりしている。
しかし、これらの貨幣取引装置では、カセット等に収納
されている貨幣が出金業務を行なったために無くなった
り、残りがわずかになった時には補充を必要とし、入金
業務を行なったために貨幣の収納が満杯、もしくはそれ
に近くなった場合には回収を必要としていた。そして、
これら貨幣の補充や回収を行なっている間は貨幣取引装
置を使用することができず、テラーが回収した現金を出
納に持って行ったり、また、出納に必要分の現金を補充
用として取りに行かねばならず、テラーと出納との間で
現金のやりとり業務が必要となり、現金管理の上から金
種や枚数を確認せねばならず、大変手間がかかり面倒で
あった。また、顧客が多く来店している場合には顧客を
長い時間待たせることにもなり、サービス面の低下にも
なっていた。さらに、これら多くの貨幣取引装置が導入
されると、これら機器内に多額の現金が常時滞留してい
るため、金融機関としては資金運用の効率が悪くなると
いう欠点があった。
発明の目的; この発明の目的は、上述のような貨幣取引装置に対して
内部又は外部から自動的に貨幣を補充したり、回収した
りする貨幣の管理方法及びその装置を提供することにあ
る。
発明の概要; 貨幣管理方法に係る発明は、貨幣の入金処理及び出金処
理を行なう貨幣取引装置に内蔵されている金種別カセッ
トに収納されている貨幣の現在量を検知し、予め定めら
れた上下限数量に対して過不足を生じたときに、別に内
蔵されている回収用兼補充用カセットと前記金種別カセ
ットとの間で貨幣の回収又は補充を行なうと共に、前記
回収用兼補充用カセットに収納されている貨幣の現在量
を検知し、予め定められた設定範囲外となったときに、
走行可能な貨幣管理機を前記貨幣取引装置に接続して前
記回収用兼補充用カセットを回収又は補充し、前記貨幣
取引装置の貨幣量を適正に管理するようにしたものであ
る。
そして、貨幣管理装置に係る発明は、内蔵した金種別カ
セットに収納した貨幣により入金処理及び出金処理を行
なうと共に、別に内蔵した回収用兼補充用カセットとの
間で貨幣の回収又は補充を行なうようになっている複数
の貨幣取引装置と、回収用兼補充用カセットを搭載して
走行可能な貨幣管理機とを具え、前記各貨幣取引装置及
び前記貨幣管理機に両者の間で通信を行なう通信手段を
設けると共に、前記各貨幣取引装置に内蔵されている前
記金種別カセット内の各収納貨幣量及び前記回収用兼補
充用カセット内の貨幣量を検知する貨幣量検知手段と、
この貨幣量検知手段によって前記回収用兼補充用カセッ
ト内の収納貨幣量が予め定められた設定範囲外となった
時に前記通信手段を介してコール信号を発信するコール
手段と、前記貨幣管理機との間で回収用兼補充用カセッ
トの取込み又は取出しを行なう取込取出手段とを設け、
前記貨幣管理機に回収用兼補充用カセットを搭載するた
めのカセット収納部と、前記コール信号を受信して前記
コール信号を発信した前記貨幣取引装置に走行して接続
する走行接続手段と、接続された前記貨幣取引装置との
間で前記回収用兼補充用カセットの取出し又は取込みを
行なう取出取込手段とを設け、前記各貨幣取引装置と前
記貨幣管理機との間でカセット単位の貨幣管理を行な
い、前記各貨幣取引装置に内蔵された前記金種別カセッ
ト内の貨幣量を適正に管理するようにしたものである。
発明の実施例; 第1図はこの発明を適用した銀行窓口における貨幣取引
系の一例を示すもので、貨幣取引装置である複数の紙幣
自動入出金機100に対して、走行可能な貨幣管理機200で
カセット単位に貨幣の補充,回収を自動的に行ない得る
ようになっている。また、自動入出金機100の各隣りに
はテラーが顧客と応対したり、テラーが取引業務に必要
な操作を行なうためのテラーズマシン300が配設されて
おり、このテラーズマシン300は自動入出金機100と一体
となって銀行取引業務を行なうようになっている。そし
て、自動入出金機100の顧客側1の上部には、入金のた
めに顧客が紙幣を投入するための投入口101及び顧客に
対して紙幣の支払い,返却を行なうための支払返却口10
2が1次側として設けられており、テラー側2の上部に
は、テラーが操作する紙幣の投入口103及び支払返却口1
04が2次側として設けられている。さらに、各自動入出
金機100の上面中央部には貨幣管理機200に対して、紙幣
(カセット)の補充又は回収を要求するコール信号を発
信する無線アンテナ105が設けられており、自動入出金
機100のテラー側2の側面には、貨幣管理機200との接続
時に位置合せに用いる接続センサ(発光部)106と、接
続された貨幣管理機200に対してデータ等の入出力を行
なうデータ入出力部107とが設けられていると共に、下
部両側には入出金機100と貨幣管理機200とを機械的に接
続して固定するための接続部108A及び108Bが突出して設
けられている。なお、接続センサ106は発光ダイオード
等の発光素子で成り、データ入出力部107における貨幣
管理機200に対するデータの入出力は光学信号又は電気
信号、更には音響カプラでも行ない得るが、この例では
機械的コネクタによる電気信号で行なうようになってい
る。また、接続部108A及び108Bの間には回収用兼補充用
カセット(以下、回収/補充カセットとする)の取込み
又は取出しを行なうための導入ガイド108Cが配設されて
おり、その上部には開閉可能なシャッタ109が設けられ
ており、自動入出金機100と貨幣管理機200とが接続され
た時に、シャッタ109を開いて両者の間で回収/補充カ
セットの取込み,取出しを行ない得るようになってい
る。
一方、顧客とテラーとが応対するテラーズマシン300の
デスク301の上には、取引上のデータ入力を行なうキー
ボード等で成る操作部302が設けられている。また、デ
スク301の中央部に設けられているCRT表示装置303に
は、紙幣の投出データ,操作部302から入力されたデー
タやその他の取引内容が表示されるようになっており、
CRT表示装置303に隣接してジャーナル印字,伝票印字機
のジャーナルや伝票を出す出口304と、通帳印字機に対
して通帳を挿入するための通帳挿入口305とが設けられ
ている。
さらに、貨幣管理機200は自動入出金機100から自動的に
発信されるコール信号をアンテナ201で受信することに
よって、床上に敷設されている誘導帯3及びこれから分
岐して各自動入出金機100まで延びている副誘導帯3A,3
B,…に沿って自動走行し、要求のあった自動入出金機10
0に対向した接近位置、つまり副誘導帯3A,3B,…の端部
に設けられている停止マーク4A,4B,…の位置まで走行し
て停止する。そして、自動入出金機100の接続部108A,10
8Bと貨幣管理機200のこれに対応する接続部202A,202Bと
が機械的に接続され、入出金機100のシャッタ109及び貨
幣管理機200のシャッタ203を開けて両者の間で回収/補
充カセットの補充(貨幣管理機200から入出金機100への
カセット供給),回収(入出金機100から貨幣管理機200
へのカセット移送)を行なう。このため、貨幣管理機20
0の前面にも接続センサ(受光部)205及びデータ入出力
部204が設けられており、接続センサ205はフォトトラン
ジスタ等の受光素子で成り、接続センサ106からの光を
受けてカセット受渡しに適した位置に正確に位置制御す
るようになっている。また、貨幣管理機200の走行方向
の前後面には、それぞれ障害物を検知するための光学的
又は超音波等を利用した障害物検知センサ206及び207が
設けられており(第3図参照)、管理機200の底部周縁
には衝突のショックを吸収するためのバンパー208が周
設されている。そして、バンパー208の前後面には、そ
れぞれ床面の障害物を検知するための光学的又は超音波
等を利用した障害物検知センサ209及び210が設けられて
おり(第3図参照)、管理機200の上面には警報ランプ2
11が設けられていると共に、オペレータ等が回収/補充
カセットを手で取出したり、搭載したりするためのカセ
ット供給口213が設けられており、通常はシャッタ又は
扉で閉められており、回収/補充カセットの取出し及び
収納が禁止されている。次に、自動入出金機100の概略
構成を第2図に示して説明すると、1次側の投入口101
に投入された紙幣は図示しない取込機構によって1枚ず
つ内部に取込まれ、搬送路a→bを経へ識別部110に送
られ、また、2次側の投入口103に投入された紙幣は図
示しない取込機構によって1枚ずつ内部に取込まれ、搬
送路e→a→bを経て識別部110に入金紙幣として送ら
れる。識別部110には搬送路kを経て搬送される紙幣も
入力されるが、識別部110は入金紙幣については真偽,
金種,表裏,正損,厚さ,斜行等を識別する高級識別を
行ない、その他の紙幣については金種,厚さ,斜行等を
識別する低級識別を行なうようになっている。そして、
識別部110で識別された紙幣は表裏反転部111に送られ、
識別部110で上側が裏と判別された紙幣を表に反転し、
全ての紙幣の上側がたとえば表となるように揃えて搬送
路cに送出する。搬送路cに送出された紙幣は、入金紙
幣及び補充紙幣(回収/補充カセット140からカセット1
31〜134に補充される紙幣)の場合には更に搬送路f→
g→hを経て金種別の紙幣収納部に搬送されるが、この
紙幣収納部は金種別に紙幣を一時的にプールするための
一時保留部121〜124と、この一時保留部121〜124に保留
された紙幣を一括して取込んで収納するための金種別の
紙幣収納カセット131〜134とで構成されている。すなわ
ち、搬送路hの下方には、識別部110で識別された金種
に従って紙幣を一時保留するための一万円紙幣用の一時
保留部121,五千円紙幣用の一時保留部122,千円紙幣用の
一時保留部123及び回収すべき紙幣を一時保留するため
の一時保留部124が順次下流側から設けられており、こ
れら一時保留部121〜124の下方にはそれぞれの紙幣を一
括して取込んで収納するための紙幣収納カセット131〜1
34が配設されている。なお、この実施例では五百円紙幣
を回収して順次硬貨に交換するようにしており、このた
め識別部110で五百円と判別された紙幣を一時保留部124
に一旦プールした後、一括してリジェクトカセット134
に収納するようにしている。また、識別部110で斜行,
厚さ異常や損券等と判別された異常紙幣も、一時保留部
124を介してリジェクトカセット134に収納される。さら
に、紙幣収納カセット131〜133の下部には収納紙幣を1
枚ずつ、必要に応じて金種別に取出す紙幣投出機構131A
〜133Aが設けられており、取出された紙幣は搬送路→
k→bを経て識別部110に送られるようになっている。
なお、リジェクトカセット134は本体から引出し得るよ
うになっており、カセット134内に収納された紙幣は、
カセットを引出して手で引出されることにより回収され
ることになる。
一方、回収/補充カセット140内の紙幣は、その底部に
設けられている紙幣取出機構140Aを介して1枚ずつ搬送
路に放出され、搬送路→k→bを経て識別部110に
送られた後、搬送路c→f→g→h及び一時保留部121
〜123を経て収納カセット131〜133に収納される。ま
た、支払紙幣及びカセット140に回収すべき紙幣は、紙
幣収納カセット131〜133から搬送路に取出され、搬送
路k→bで識別部110に入力される。そして、顧客に支
払うべき紙幣は搬送路c→d→eを経て1次側の支払返
却口102に送られ、テラーが受取るべき紙幣は搬送路c
→fを経て2次側の支払返却口104に送られる。なお、
1次側及び2次側の支払返却口102及び104は、一旦プー
ル部102A及び104Aに保留した後に支払返却するようにな
っている。さらに、入出金機100の接続側下部にはカセ
ットの取出取込手段(以下、取込/返却部とする)170
が配設されており、カセット補充の場合には140A→140
のようにカセットを移動し、カセット回収の場合には14
0→140Aのように回収/補充カセットを取込み又は取出
すようになっている。
同様に、貨幣管理機200の概略構成を第3図に示して説
明すると、入出金機100から回収/補充カセット140を取
込んで回収したり、入出金機100に回収/補充カセット1
40を取出して補充したりするカセット取込/取出部220
が内蔵されており、貨幣管理機200は底部の自動走行ユ
ニット240で誘導帯3に沿ってに走行するようになって
いる。自動走行ユニット240は走行駆動部241で駆動され
る4個の走行輪242を有しており、走行輪242は前後走行
と共に、左折又は右折の方向転換をも行ない得るように
なっている。また、自動走行ユニット240の底面には、
誘導帯3(3A,3B)に光を照射してその反射光を受光し、誘
導帯3に対する位置偏差を検出する発光素子群及び受光
素子群で成る走行センサ243が配設されており、走行セ
ンサ243の検出信号は誘導部262に入力され、この誘導部
262の誘導信号がステアリングコントロール部244に入力
され、走行駆動部241を介して走行輪242の走行方向を制
御することにより、自動走行ユニット240は自動的に誘
導帯3に沿って走行する。なお、光学方式による誘導方
式は、特公昭55-12605号公報等に示されている。さら
に、自動走行ユニット240は電源制御部245を有してお
り、走行駆動部241等に自動走行するための電源を供給
するようになっている。なお、この電源制御部245は充
放電可能なバッテリを搭載しており、所定の待機位置で
自動的に充電するための専用端子245Aを有している。つ
まり、待機位置で専用端子245Aは電源ターミナルに自動
的に挿入され、待機状態では常にバッテリを充電するよ
うになっている。
ここで、カセット取込/取出部220の詳細を第4図以下
に示して説明すると、カセット供給口213の下方には回
収/補充カセット140を立位状に載置するための1対の
カセット支持片221A,221Bが金種毎(この例では3金
種)に位置されており、これらカセット支持片221A,221
Bはその中央部が螺刻され、これに螺合するように立設
された1対のスクリュー棒222A,222Bによって同期して
昇降するようになっている。スクリュー棒222A,222Bの
各下端部には同期して回転されるように係合されている
駆動機構223が取付けられており、各金種についての駆
動機構223は各金種毎に設けられたモータ224によって駆
動される。したがって、モータ224で駆動機構223を介し
てスクリュー棒22A,222BをCCW方向に回転すると、これ
に螺合されたカセット支持片221A,221Bはそれぞれ同期
してたとえばD方向に下降し、スクリュー棒222A,222B
をCW方向に回転すると同期してU方向に上昇する。この
場合、カセット支持片221A,221Bの各背面に縦方向に突
起225が設けられており、この突起225が支持片221A,221
Bを挟むように配設されている壁226の案内溝226Aと係合
することにより、スクリュー棒222A,222Bの回転によっ
て支持片221A,221Bが回転しないようになっている。こ
れにより、カセット支持片221A,221Bの対向方向に延び
た載置片227の上に載置された回収/補充カセット140を
円滑に上昇したり、下降したりすることができる(第5
図及び第6図参照)。また、回収/補充カセット140の
側面にはカセット番号,収納紙幣の金種や枚数等を記憶
しておくためのデータ記憶部141が設けられており、紙
幣はカセット上面に設けられている入出口142から収納
されたり、取出されたりできるようになっている。な
お、データ記憶部141はC-MOSの読出/書込可能なメモ
リ、又はバッテリを内蔵して読出/書込可能なメモリで
構成されており、管理機200では第4図及び第6図に示
すようなカセット140の所定の上限位置で、壁226に取付
けられているデータ入出力部228でデータの入出力を行
なうようになっており、入出金機100では第7図に示す
ようなカセット収納部175の、壁部に設けられているデ
ータ入出力部171でデータの入出力を行なうようになっ
ている。この場合、バッテリ内蔵型のメモリであれば、
データ入出力部228,171との間で光学的にデータの入出
力を行なうことが可能である。また、データ記憶部141
が読出専用のものであれば、記憶内容をカセット番号の
みとし、出納室等に設けられたデータ管理装置にカセッ
ト番号,収納紙幣の金種及び枚数を記憶させておき、入
出金機100又は貨幣管理機200が読出したカセット番号に
基づいて、上記データ管理装置と交信して紙幣枚数の加
減算を金種別に行なわせるようにすれば良い。さらに、
回収/補充カセット140の底面部には紙幣を1枚ずつ取
出す紙幣取出機構140A及びそのための紙幣の出口が設け
られており、通常はシャッタで閉められている。
一方、スクリュー棒222A及び222Bの間の下方にはモータ
231によって駆動されるコンベア230が配設されおり、そ
の外方端部には更にモータ232によって駆動されると共
に、I及びII位置にモータ軸を支点として回動し得るよ
うになっているコンベア233が連結されている。そし
て、カセット支持片221A,221Bが下降し得る下限位置は
コンベア230の上面よりも下方になるように定められて
おり、停止したコンベア230の上面を介して、コンベア2
30と支持片221A,221Bの載置片227との間で回収/補充カ
セット140を受渡しできるようになっており、コンベア2
33は通常時にはII位置にあり、シャッタ203が閉められ
て見えないようになっている。シャッタ203が開けら
れ、コンベア233がI位置に回動されるのは、入出金機1
00と貨幣管理機200とが接続されてカセット140の取出
し,取込みを行なう場合であり、コンベア233は第7図
に示すような入出金機100の導入ガイド108Cの上に載置
されるようになっている。導入ガイド108Cの上面には回
転フリーのローラ172が複数個設けられており、第8図
に示す如く載置されたコンベア233の回転を円滑に行な
うようになっている。また、導入ガイド108Cの上面両側
には取込/取出部170を構成する1対のベルトコンベア1
73及び174が配設されており、第2図及び第8図に示す
如く入出金機100側に移送された回収/補充カセット140
Aをコンベア233及び173,174で協働してカセット収納部1
75に収納したり、カセット収納部175から取出したりす
るようになっている。カセット収納部175の入出口部に
はたとえば上下に開閉可能なシャッタ109が設けられて
おり、カセット収納部175の側面壁部には、カセットの
データ記憶部141との間でデータの入出力を行なうデー
タ入出力部171が取付けられている。さらに、カセット
収納部175の上部にはカセット140の入出口142を経て紙
幣を収納するための収納口177が設けられており、底面
にはカセット140の紙幣取出機構140Aを介して取出され
る紙幣を1枚ずつ取込むための取込口178が設けられて
いる。
なお、第9図はカセット取込/取出部220の他の例を示
すものであり、コンベア230はモータ232で駆動されると
共に、モータ軸を支点としてIII及びIV位置に回動でき
るようになっている。また、回収/補充カセット140は
横位状態で回動自在に支持されている1対の載置片235
A,235Bの間に載置されるようになっており、各載置片23
5A,235Bはそれぞれ十字状に結合された回転片236A,236B
の端部に支持されており、回転片236A,236Bはモータ237
で回転される。そして、モータ237が回転駆動される場
合、コンベア230はIII位置に回動され回転に支障を生じ
ないようになっており、載置片235A,235Bに載置されて
いる所望のカセットが最下位置となった時に、コンベア
230をIV位置として回収/補充カセット140の受渡しを行
なうようになっている。また、コンベア230上のカセッ
トを載置片235A,235Bに受渡す場合には、コンベア230は
IV位置で載置片235A,235Bを最下位置に回転しておき、
コンベア230を逆転方向(図示の右方向)に回転してそ
の待機位置で停止してから、載置片を回転することによ
って行なう。この場合、カセット140のデータ記憶部141
との間のデータの入出力は、最下部(受渡し位置)でデ
ータ入出力部(図示せず)を介して行なうようになって
いる。
一方、紙幣自動入出金機100及び貨幣管理機200の制御系
は第10図及び第11図に示すようになっており、自動入出
金機100はマイクロコンピュータ(マイクロプロセッ
サ;以下、単にMPUとする)150で全体的な制御を行なう
ようになっており、MPU150にはテラーズマシン300と、
アンテナ105を介して貨幣管理機200にコール信号を発信
するための通信部160とが接続されている。そして、MPU
150にはバスラインBLを介して次に説明する機器151〜15
9,識別部110,表裏反転部111,データ入出力部107,接
続部108A,108B及びメモリ180が相互に接続されている。
シャッタ部151はカセット収納部175の前面に設けられて
いるシャッタ109を開閉する部分であり、取込返却手段
(以下、取込/返却部とする)152は1次側の投入口101
内の紙幣を取込機構を介して1枚ずつ取込むと共に、プ
ール部102Aを経て支払返却口102に紙幣を1枚ずつ排出
する部分であり、取込/返却部153は2次側の投入口103
に投入された紙幣を取込機構を介して1枚ずつ取込むと
共に、プール部104Aを経て支払返却口104に紙幣を1枚
ずつ排出する部分である。なお、支払返却口102及び104
は通常時にはシャッタで閉められており、投出完了時や
入金時に開かれるようになっている。また、取込/取出
部154は搬送路hから一時保留部121〜124に紙幣を1枚
ずつ取込むと共に、一時保留部121〜124に保留された紙
幣を一括して紙幣収納カセット131〜134に取出す部分で
あり、取込/取出部155は一時保留部121〜124の紙幣を
一括して紙幣収納カセット131〜134に取込むと共に、カ
セット131〜133に収納された紙幣を支払いや回収時に紙
幣取出機構131A〜133Aを介して1枚ずつ搬送路に取出
す部分である。また、搬送チェック部156は搬送路a〜
における紙幣のジャム発生等を、光学センサで紙幣の
流れをチェックすることにより検出するもので、搬送路
チェックの結果はMPU150を介してテラーズマシン300のC
RT表示装置303に表示されるようになっている。収納状
態検知部157はメモリ180の内容から金種別の紙幣収納カ
セット131〜134の紙幣収納状態を検知するもので、「満
杯」,「満杯近し」,「紙幣無し」,「残りわずか」な
どの状態を判断するようになっている。また、収納状態
検知部157は回収/補充カセット140内の紙幣量をも検知
するようになっている。なお、リジェクトカセット134
に関しては満杯のみを防止すれば良いので、「満杯」及
び「満杯近し」について検知して出力するようになって
いる。さらに、補充部158は回収/補充カセット140から
紙幣補充のために紙幣取出機構140A及び取込/取出部17
0を経て紙幣を取込み、搬送路→k→bを経て識別部1
10に送り、ここで正常紙幣と判断されたもの(この場合
には一万円,五千円及び千円紙幣であり、五百円紙幣は
含まれていない)を更に表裏反転部111→搬送路c→f
→g→hを通して一時保留部121〜123に送り、識別部11
0で斜行や厚さ異常が検出された紙幣は搬送路c→f→
g→jを通して回収/補充カセット140に戻す。これに
対し、回収部159は紙幣収納カセット131〜133の少なく
とも1つが「満杯」もしくは「満杯近し」となった時
に、回収のために該当する収納カセットから紙幣取出機
構131A〜133Aを介して1枚ずつ取出し、搬送路→k→
bを経て識別部110に送り、更に搬送路c→f→g→j
を経て収納口177及び入出口142から回収/補充カセット
140に回収する。この場合、識別部110で斜行や厚さ異常
が検知された異常紙幣は、搬送路c→f→g→hを通り
リジェクト用の一時保留部124を介してリジェクトカセ
ット134に収納される。また、取込/取出部170は第7図
で示したカセット140の取込み及び取出しを行なう部分
であり、データ入出力部171は、カセット収納部175に収
納された回収/補充カセット140のデータ記憶部141との
間でデータの入出力を行なうものである。
ところで、メモリ180はRAMとROMとで構成されており、R
AMは後述する金種別計数メモリを有し、ROMは自動入出
金機100の全体を制御するプログラム等を格納してい
る。すなわち、メモリ180内のROMにはプログラムの他に
収納状態検知センサ157に対する収納カセット131〜134
の状態値として、紙幣収納カセット131〜133については
「満杯」は“1000枚”、「満杯近し」は“800枚”、
「標準枚数」は“500枚”、「残りわずか」は“200
枚”、「紙幣無し」は“0枚”という数値が予め設定格
納されており、収納カセット131〜133のいずれかが「満
杯近し」の枚数(800枚以上)となった時に、自動入出
金機100はMPU150を介して回収/補充カセット140との間
で紙幣の回収又は補充を行なう。また、回収/補充カセ
ット140が「満杯」もしくは「紙幣無し」となった時に
は入金取引や出金取引に関係なしに、貨幣管理機200で
当該カセットを回収し、新しい回収/補充カセットを補
充する。また、リジェクトカセット134に関しては、
「満杯」が“500枚”、「満杯近し」が“450枚”に設定
されてROMに格納されており、「満杯近し」が収納状態
検知部157で判断された場合、MPU150はテラーズマシン3
00のCRT表示装置303にその旨を表示し、収納紙幣を手動
又は自動的に取出すようになっている。
貨幣管理機200は相互に接続された2つのマイクロコン
ピュータ(マイクロプロセッサ;以下、単にMPUとす
る)250及び260を有しており、MPU250は主としてカセッ
トの移送を制御するようになっており、MPU260は主とし
て自動走行ユニット240を制御するようになっており、
いずれもアンテナ201及び通信部270を介して自動入出金
機100からのコール信号を受信する。この場合、通信部2
70はコール信号を受信してMPU260に対して走行開始指令
を与えると共に、どの自動入出金機からコール信号が発
信されたかを識別してMPU260に情報を与える。そして、
MPU250にはバスライン251を介して移動駆動部252,シャ
ッタ部253,メモリ280等が接続され、MPU260にはバスラ
イン261を介して誘導部262,メモリ290等が接続されて
いる。ここにおいて、移動駆動部252は入出金機100へ渡
すカセットをモータ224の駆動等によって選択的に行な
う部分であり、シャッタ部253はシャッタ203を開閉する
部分である。また、警報部255は貨幣管理機200の収納カ
セットが無くなった場合のように、異常が生じたときに
ブザーやランプで警報を発生するものであり、誘導部26
2は走行センサ243からの検出信号を入力して、ステアリ
ングコントロール部244と協働して自動走行ユニット240
を床面の誘導帯3(3A,3B…)に沿って走行させるものであ
る。そして、警報部263は自動走行ユニット240に対する
警報を行なうもので、障害物検知センサ206,207及び20
9,210が障害物を検知して停止した時、自動走行ユニッ
ト240の故障発生時、バッテリの充電中などに警報ラン
プ211を点灯又は点滅するようになっている。
ここに、メモリ280は後述するカセット移送プログラム
を格納しているROMと、回収/補充カセット140の取込み
又は取出しを行なうために必要な情報を記憶するRAMと
で構成されており、メモリ290は自動走行ユニット240の
走行プログラムを格納しているROMと、走行時に方向を
制御したり、障害物の検知や電源制御等に必要な情報を
記憶するRAMとで構成されている。
ところで、各自動入出金機100内のメモリ180のRAMは、
第12図(A)に示すようなバッファメモリエリア180B及び
同図(B)に示すようなメインメモリエリア180Mをそれぞ
れ有しており、バッファメモリエリア180Bは金種別の入
金バッファメモリB1〜B4,金種別の出金バッファメモリ
B5〜B7,金種別の回入金(補充)バッファメモリB8〜B1
0及び回出金(回収)バッファメモリB11〜B13を有して
いる。また、メインメモリエリア180Mは同様な金種別の
入金メインメモリM1〜M4,金種別の出金メインメモリM5
〜M7,金種別の回入金メインメモリM8〜M10及び回出金
メインメモリM11〜M13を有し、更に現在の残高を金種別
に記憶する有高メインメモリM14〜M17を持っている。そ
して、入金時には金種別に入金バッファメモリB1〜B4で
加算計数され、取引成立で全ての金種についての入金バ
ッファメモリB1〜B4の内容u1〜u4が入金メインメモリM1
〜M4及び有高メインメモリM14〜M17に加算されて記憶さ
れ、出金時には1枚放出毎に金種別に出金バッファメモ
リB5〜B7に加算すると共に、出金計数パルスCP1〜CP3で
有高メインメモリM14〜M16から減算を行ない、取引成立
で全ての出金バッファメモリB5〜B7の内容u5〜u7が出金
メインメモリM5〜M7に加算されて記憶される。また、紙
幣の補充時には金種別に回入金バッファメモリB8〜B10
で計数され、さらに有高メインメモリM14〜M16に加算さ
れて記憶される。補充処理の終了時に全ての金種につい
ての回入金バッファメモリB8〜B10の内容u8〜u10が回入
金メインメモリM8〜M10に加算されて記憶される。さら
に、紙幣の回収時には1枚放出毎に金種別に回出金バッ
ファメモリB11〜B13に加算されると共に、回出金計数パ
ルスCP4〜CP6で有高メインメモリM14〜M16から減算を行
ない、回収処理の終了時に全ての金種についての回出金
バッファメモリB11〜B13の内容u11〜u13が回出金メイン
メモリM11〜M13に加算されて記憶される。第13図は貨幣
管理機200のメモリ280内のRAMの一部を示すものであ
り、貨幣管理機200が回収/補充カセット140を補充する
時に、自動入出金機100からの補充金種信号を記憶する
補充メモリCB1〜CB3を有している。なお、補充金種信号
は、自動入出金機100のデータ入出力部107及び貨幣管理
機200のデータ入出力部204を介して行なわれる。
このような構成において、その動作を第14図以下のフロ
ーチャートを参照して説明する。
第14図は貨幣取引処理の全体的な動作例を示すものであ
り、待機状態(ステップS1)においては貨幣管理機200
は銀行内の所定位置に待機されるようになっており、こ
の待機状態で専用端子245Aを介して電源制御部245内の
バッテリを充電するようにしている。また、貨幣管理機
200のカセット取込/取出部220には、扉等を開けてカセ
ット供給口213から所定枚数(たとえば800枚)の紙幣が
収納された金種別の回収/補充カセット140が、業務開
始に先立って収納されている。この場合、取込/取出部
220のカセット支持片221A,221Bは全てモータ224の駆動
によって上限位置に達しており、第4図に示す如く上限
位置にあるカセット支持片221A,221Bの載置片227上に回
収/補充カセット140を任意の順に載置する。なお、こ
うして取込/取出部220内に収納する回収/補充カセッ
ト140のデータ記憶部141には、別途データ書込装置等
で、カセット番号,収納紙幣の金種及び枚数が書込まれ
ている。これにより、任意に載置しても、その内容を読
出すことにより対処することができる。また、各入出金
機100のカセット収納部175にも業務開始に先立って回収
/補充カセット140が収納されるが、この回収/補充カ
セット140には万円券,五千円券及び千円券が適当に混
合して収納されている。この場合、入出金機100及び貨
幣管理機200にはそれぞれタイマ機構(図示せず)が設
けられており、貨幣管理機200は業務開始前に自動的に
回収/補充カセット140を補充し、自動入出金機100は補
充された回収/補充カセットを用いて、各金種別収納カ
セット131〜133へ紙幣を自動的に補充するようになって
いる。
このような貨幣取引処理の準備が完了すると、各自動入
出金機100は入金処理であるか否か(ステップS2)、出
金処理であるか否か(ステップS3)、自動入出金機100
内の収納紙幣(紙幣収納カセット131〜133及び回収/補
充カセット140)に回収又は補充の必要が生じ、コール
信号を発信しているか否か(ステップS4)、事故である
か否か(ステップS5)の判断を行なうようになってお
り、テラーズマシン300の操作部302の入金モードキーが
操作されると、後述する入金処理(ステップS100)が実
行され、同様に操作部302の出金モードキーが操作され
ることにより後述する出金処理(ステップS200)が実行
される。そして、入金処理を行なうと入出金機100内の
紙幣収納カセット131〜133の収納紙幣枚数が増加するの
で、紙幣収納カセット131〜133から回収/補充カセット
140に紙幣を回収する必要があるか否かを判断し(ステ
ップS7)、回収の必要がある場合には後述する紙幣回収
処理(ステップS300)を実行して待機状態となる。ま
た、出金処理を行なうと入出金機100内の紙幣収納カセ
ット131〜133の収納紙幣枚数が減少するので、回収/補
充カセット140から紙幣収納カセット131〜133に紙幣を
補充する必要があるか否かを判断し(ステップS8)、補
充の必要がある場合には後述する紙幣補充処理(ステッ
プS400)を実行して待機状態となる。そして、自動入出
金機100のいずれかの紙幣収納カセットに更に紙幣補充
の必要が生じた場合、又は回収/補充カセット140に紙
幣の回収又は補充の必要が生じた場合には、その自動入
出金機100のアンテナ105を介してコール信号が発信さ
れ、貨幣管理機200に対して貨幣の適正管理を要求する
ことにより、後述するカセット管理処理(ステップS50
0)が実行される。さらに、入出金機100自体に紙幣の詰
り,故障等が発生すると事故として機械自体が停止する
と共に、テラーズマシン300のCRT表示装置303に事故内
容が表示され、事故が解除されると再び待機状態に戻る
(ステップS6)。
先ず、紙幣自動入出金機100の入金処理(ステップS10
0)の動作を第15図のフローチャートを参照して説明す
ると、MPU150は投入口101又は103に紙幣が投入されたか
否かを判断し(ステップS101)、1次側の投入口101に
紙幣が投入された場合には1次側の取込/返却部152を
オンさせ(ステップS102)、2次側の投入口103に紙幣
が投入された場合には2次側の取込/返却部153をオン
させる(ステップS103)。そして、投入口101に投入さ
れた紙幣は取込/返却部152で1枚ずつ取込まれ、搬送
路a→bを経て識別部110に送られ、投入口103に投入さ
れた紙幣は取込/返却部153で1枚ずつ取込まれ、搬送
路e→a→bを経て識別部110に送られて入金紙幣に対
する高級識別が行なわれる(ステップS104)。この識別
部110における識別により、偽券,識別不能券,厚さ異
常券が識別された場合には、異常紙幣として搬送路c→
d→eを経てプール部102Aに送ってから支払返却口102
に返却するか、搬送路c→fを経てプール部104Aに一時
保留した後にテラー側の支払返却口104に返却する(ス
テップS105,S106)。そして、識別部110で正常紙幣と判
断された場合には、表裏反転部111で紙幣の表裏を揃え
た後に搬送路c→f→g→hに搬送すると共に、識別さ
れた金種に対応する入金バッファメモリB1〜B4を「+
1」加算する(ステップS105,S107)。また、識別部110
では投入された紙幣が500円紙幣であるか否かを判断し
ており(ステップS108)、500円紙幣は搬送路hからリ
ジェクト用一時保留部124に収納し(ステップS110)、5
00円紙幣以外の紙幣は搬送路hからそれぞれの該当する
一時保留部121〜123に一時保留する(ステップS109)。
このような入金取込動作を投入口101又は103に投入され
た紙幣の全てについて繰返し、取込終了となった時(ス
テップS111)に該当する取込/返却部152又は153をオフ
とする(ステップS112)。この後、テラーが顧客と入金
枚数や金額等の確認をしてからテラーズマシン300の操
作部302の入金キーを操作することにより、一時保留部1
21〜124に一時保留されている紙幣が取込/取出部154を
介して一括してそれぞれ対応するカセット131〜134に収
納される(ステップS113,S114)。そして、入金バッフ
ァメモリB1〜B4にそれぞれ加算計数されている金種別の
入金データu1〜u4をこれに対応する入金メインメモリM1
〜M4に転送すると共に、有高メインメモリM14〜M17に加
算計数し(ステップS115)、この後に入金バッファメモ
リB1〜B4の内容をクリアする(ステップS117)。なお、
ステップS113で一時保留部121〜124に保留されている紙
幣をカセット131〜134に収納しない場合には、一時保留
部121〜124を手で取出して一括して外部に取出して返却
するか、別途設けられた搬送手段で自動的に一枚ずつ搬
送して返却する(ステップS116)。以上により、入金処
理が終了する。
次に、第16図のフローチャートを参照して自動入出金機
100の出金処理を説明すると、出金処理の動作に先立っ
てテラーはテラーズマシン300の操作部302で出金モード
キーを指示すると共に、テンキー等で出金額を入力する
ことにより必要金種が自動的に判別され、該当するカセ
ット131〜133の紙幣が取込/取出部155及び紙幣取出機
構131A〜133Aを介して1枚ずつ搬送路に取出される
(ステップS201)。そして、取出された紙幣は搬送路
→k→bを経て識別部110に送られて低級識別が行なわ
れ(ステップS202)、異常紙幣の場合には搬送路c→f
→g→hを経て一時保留部124からリジェクトカセット1
34に収納され(ステップS203,204)、正常紙幣は表裏反
転部111で紙幣の表裏を揃えられて後に搬送路cに送ら
れると共に、出金バッファメモリB5〜B7の該当するメモ
リに「+1」加算計数する(ステップS205)。この時、
出金計数パルスCP1〜CP3が出力され、対応する有高メイ
ンメモリM14〜M16から「−1」ずつの減算が行なわれ
る。そして、MPU150は出金の要求が1次側であるか2次
側であるかを判断し(ステップS206)、1次側の要求の
場合には搬送路c→d→eを経てプール部102Aに搬送し
(ステップS207)、2次側の要求の場合には搬送路c→
fを経てプール部104Aに搬送し(ステップS208)、入力
された出金額となるまで上述の動作を繰返す(ステップ
S209)。入力された出金額となって取出し動作が終了す
ると(ステップS209)、テラーはCRT表示装置303の表示
を見て支払がOKであるか否かを判断し(ステップS21
0)、OKの場合には操作部302の支払キーを操作すること
によりプール部102A又は104Aに一時保留されている紙幣
が支払返却口102又は103に搬送され(ステップS211)、
出金バッファメモリB5〜B7に加算計数されている金種別
の加算計数データu5〜u7を出金メインメモリM5〜M7に転
送し(ステップS212)、リジェクト用一時保留部124に
保留されている紙幣をリジェクトカセット134に収納し
た後(ステップS213)、バッファメモリB5〜B7の内容を
クリアする(ステップS214)。
なお、紙幣収納カセット131〜133から紙幣を1枚取出す
毎に、有高メインメモリM14〜M16に出金計数パルスCP1
〜CP3が減算信号として入力されているので、有高メイ
ンメモリM14〜M16の枚数データは収納カセット131〜133
の収納枚数と常に一致するようになっている。また、上
記ステップS210で支払額がOKでない場合には、テラーが
操作部302の回収キーを操作することによりプール部102
A又は104Aの保留紙幣が回収され(ステップS215)、バ
ッファメモリB5〜B7がクリアされ(ステップS216)、再
放出が必要であるか否かを判断し(ステップS217)、再
放出(出金処理)の場合には上記ステップS201に戻って
上記動作を再度行なうことになる。
次に、第17図(A),(B)及び第18図(A)〜(C)のフローチャ
ートを参照して紙幣管理処理(ステップS300,S400)及
びカセット管理処理(ステップS500)の動作例を説明す
るが、第17図(A)は紙幣自動入出金機100の紙幣回収処理
の動作例を、同図(B)は紙幣補充処理の動作例を示し、
第18図(A)〜(C)は主に貨幣管理機200側のカセット管理
の動作例を示している。
まず、第17図(A)に示す紙幣自動入出金機100の回収動作
を説明すると、自動入出金機100の紙幣収納カセット131
〜134の紙幣の収納枚数は収納状態検知部157で常時検知
されており、カセット131〜133のいずれかが「満杯近
し」の“800枚”以上となった時には収納紙幣カセット
から紙幣を回収/補充カセット140に回収する必要があ
り、このような紙幣の回収処理が必要な場合には、先ず
回収部159をオンさせ(ステップS301)、取込/取出部1
55及び紙幣取出機構131A〜133Aを介して該当するカセッ
ト131〜133から紙幣を1枚ずつ取出し、搬送路→k→
bを経て識別部110に送る(ステップS302)。識別部110
では送られて来た回収紙幣の識別をなし(ステップS30
3)、異常紙幣については表裏反転を行なうことなく搬
送路c→f→g→hを経て一時保留部124を介してリジ
ェクトカセット134に収納し(ステップS304,S305)、正
常紙幣については表裏反転部111で紙幣の表裏を揃えた
後に搬送路c→f→g→jを経てカセット収納部175に
収納された回収/補充カセット140に紙幣を送出して回
収する(ステップS304,S306)。このとき、回出金バッ
ファメモリB11〜B13に紙幣の取出しに対応して「+1」
の加算計数が行なわれると共に、有高メインメモリM14
〜M16にも回出金計数パルスCP4〜CP6が入力されて減算
計数されるようになっており、当該カセット内の収納紙
幣が標準枚数の500枚となるまで上記回収動作が繰返さ
れ、500枚となった時に取出終了となる(ステップS30
7)。なお、カセット131〜133内の紙幣の収納枚数は、
これに対応する有高メインメモリM14〜M16のメモリデー
タによって判断される。こうして、一金種についての取
出しが終了すると、次に他金種についても同様な回収動
作が必要であるか否かを判断し(ステップS308)、他金
種についての回収が必要な場合にはステップS302に戻っ
て上述と同様な回収動作を行なう。そして、他の金種に
ついての回収が必要ない場合には回収部159をオフし
(ステップS309)、回出金バッファメモリB11〜B13の内
容u11〜u13を回出金メインメモリM11〜M13に転送し(ス
テップS310)、回収処理を終了する。
また、第17図(B)に示す紙幣自動入出金機100の紙幣補充
処理動作を説明すると、自動入出金機100の紙幣収納カ
セット131〜134の紙幣収納枚数は収納状態検知部157で
常時検知されており、カセット131〜133のいずれかが
「残りわずか」の“200枚”以下となった時には、回収
/補充カセット140から紙幣収納カセット131〜133に紙
幣を補充する必要がある。このような紙幣の補充処理が
必要な場合には補充部158をオンさせ(ステップS40
1)、紙幣取出機構140A及び取込/取出部170を介して回
収/補充カセット140から紙幣が1枚ずつ放出される。
こうして、回収/補充カセット140から放出された紙幣
は搬送路→k→bを経て識別部110に送られて紙幣の
識別が行なわれ(ステップS402)、異常紙幣は搬送路c
→f→g→jを経て回収/補充カセット140に返送され
る(ステップS403,S404)。また、正常紙幣は表裏反転
部111で紙幣の表裏が揃えられた後、搬送路c→f→g
→hを経て該当する金種別の一時保留部121〜123に保留
されると共に、該当する回入金バッファメモリB8〜B10
に「+1」の加算計数が行なわれる(ステップS405,S40
6)。この場合、カセット131〜133の収納枚数は有高メ
インメモリM14〜M16で把握されており、その収納枚数が
標準枚数に設定されている500枚となるまで上記補充動
作を繰返す(ステップS407)。そして、収納枚数が500
枚となって取込終了となった場合には、更に他金種につ
いての紙幣の補充が必要であるか否かを判断し(ステッ
プS408)、他金種についての補充が必要な場合には更に
上述の補充動作を繰返す。
他金種についての補充が必要でない場合には補充部158
をオフし(ステップS409)、一時保留部121〜124に保留
されている紙幣を取込/取出部154を介して一括して紙
幣収納カセット131〜134に収納する(ステップS410)。
そして、回入金バッファメモリB8〜B10に加算計数され
ているデータu8〜u10を回入金メインメモリM8〜M10及び
有高メインメモリM14〜M16に転送し(ステップS411)、
補充動作を終了する。
次に、カセット管理処理を主に貨幣管理機200側の動作
について第18図(A)〜(C)を参照して説明すると、貨幣管
理機200は通常時には所定位置に待機しており、自動入
出金機100のいずれかからのコール信号をアンテナ201及
び通信部270を介して受信すると(ステップS500)、MPU
260が通信部270からの走行開始指令に従って自動走行ユ
ニット240の走行駆動部241を介して駆動輪242を駆動す
ると共に、いずれの入出金機からコール信号が発信され
たかを判別することにより、貨幣管理機200はコール信
号を発信した自動入出金機に向って走行を開始する(ス
テップS501)。なお、自動入出金機100が通信部160を介
してアンテナ105からコール信号を発信するのは、回収
/補充カセット140の収納紙幣が予め定められた上下限
枚数(たとえば上限枚数1000枚,下限枚数50枚)を越え
た時、もしくは紙幣収納カセット131〜133が回収/補充
カセット140から紙幣の補充を行なっても、尚「残りわ
ずか」の枚数以下となっている時である。また、コール
信号を受信しない場合は事故であるか否かを判断してお
り(ステップS502)、事故の場合には警報部255から警
報を発する(ステップS503)。貨幣管理機200は障害部
検知センサ206,207及び209,210で管理機の走行方向及び
その床上に障害物が無いか否かを検知し(ステップS50
4)、障害物が検知された場合には走行を停止すると共
に(ステップS505)、警報部263を介して警報ランプ211
を点滅又は点灯する(ステップS506)。その後、警報が
解除されるのを待ち、つまり障害物が除去されるのを待
ち(ステップS507)、障害物が無い場合と同様にステッ
プS508のステアリングコントロールに進む。このステア
リングコントロールでは、走行センサ243が床上の誘導
帯3,3A,3B,…の位置ずれを検出し、その位置ずれがゼロ
となるようにステアリングコントロール部244を介して
走行輪242の方向を制御することにより、コール信号を
発信した自動入出金機100まで走行し、その手前に設け
られている停止マーク(4A,4B)の位置で停止する(ステ
ップS509,S510)。この位置で、紙幣自動入出金機100の
接続部108A,108Bと貨幣管理機200の接続部202A,202Bと
を機械的に接続して固定し(ステップS511)、データ入
出力部107及び204を介して自動入出金機100との間でデ
ータを通信できるようにし、MPU250は紙幣自動入出金機
100からカセット回収指令又はカセット補充指令、ある
いはそのいずれもが入力され、更にカセット補充のため
の金種信号が入力されて補充メモリCB1〜CB3に記憶され
る。
このようにして自動入出金機100と貨幣管理機200の接続
が完了すると、第18図(B)に示すようなカセットの回
収,補充処理(ステップS520)が行なわれ、その後に貨
幣管理機200は第18図(C)に示すような待機位置へ戻る戻
りの動作を行なって(ステップS550)、カセットの回収
及び補充動作を終了する。先ず、第18図(B)に示すカセ
ットの回収,補充処理を説明すると、貨幣管理機200は
シャッタ部253を介してシャッタ203を開き(ステップS5
21)、移動駆動部252を介してコンベア233をII位置から
I位置に回動し(ステップS522)、第7図及び第8図に
示すようにコンベア233を自動入出金機100の導入ガイド
108Cのローラ172上に載置する。コンベア233が導入ガイ
ド108Cのローラ172上に載置されたことが別途センサに
よって確認されると、入出金機100のMPU150はシャッタ
部151を介してシャッタ109を開き(ステップS523)、回
収/補充カセットを回収するのか又は補充するのかを判
断し(ステップS524)、回収する場合にはMPU250はコン
ベア230及び233をモータ231及び232の駆動によって逆転
させる(ステップS525)。これと同時に、自動入出金機
100のMPU150は取込/取出部170のコンベア173及び174を
逆転させ(ステップS526)、カセット収納部175に収納
されているカセットを外部に移送し、これと同時にカセ
ット取込/取出部220の指定された金種(カセットが載
置されていない支持片)のモータ224を駆動して、駆動
機構223を介してスクリュー棒222A及び222BをCCW方向に
回転することによりカセット支持片221A及び221BをD方
向に下降させ、カセット支持片221A及び221Bがコンベア
230のよりも下方の所定位置となった時に、モータ224を
停止させて待機している。入出金機100の取込/取出部1
70のコンベア173及び174が逆転されることにより、カセ
ット収納部175に収納されている回収/補充カセット140
は入出金機100の外方に移送されて第8図の140Aに示す
ような位置まで移送され、更に貨幣管理機200のコンベ
ア233及び230が逆転されていることにより更に移送さ
れ、ついには貨幣管理機200の所定位置(回収を指示さ
れた金種位置,すなわちカセット支持片221A及び221Bの
待機位置)に達したか否かを判断し(ステップS528)、
所定位置に達した場合には貨幣管理機200のコンベア230
及び233を停止すると共に(ステップS529)、入出金機1
00の取込/取出部170のコンベア173及び174も停止する
(ステップS530)。こうして回収されたカセット140が
所定位置に達すると、MPU250はカセット取込/取出部22
0のモータ224を駆動することにより、カセット支持片22
1A及び221Bを上昇させ、カセット支持片221A及び221Bが
上昇することによりコンベア230上に移送されて来て停
止しているカセット140の底面に載置片227の上面が当
り、そのままカセット140を載置して上昇する(ステッ
プS531)。そして、この上昇によりカセット140が所定
位置に達した時に、モータ224の駆動が停止される(ス
テップS532,S533)。これにより、コール信号を発信し
た自動入出金機100からの回収/補充カセット140の回収
処理が終了する。
この後、MPU250はカセットの補充が必要であるか否かを
判断し(ステップS534)、カセットの必要な場合にはカ
セット取込/取出部220のモータ224を駆動することによ
り、データ入出力部228を介して回収/補充カセット140
のデータ記憶部141の内容を読出し、第13図の補充メモ
リCB1〜CB3に記憶された内容と比較し、補充メモリCB1
〜CB3に指示された金種のカセットを下降し(ステップS
535)、カセット140がコンベア230の上に載置され、カ
セット支持台221A及び221Bが所定の停止位置に達した時
にモータ224を停止させる(ステップS536,S537)。そし
て、貨幣管理機200のコンベア230をモータ231で正転さ
せると共に、モータ232を駆動することによってコンベ
ア233を正転させ(ステップS538)、更に自動入出金機1
00のコンベア173及び174を正転させる(ステップS53
9)。このように、コンベア230,233及びコンベア173,17
4を正転させることにより、コンベア230上に載置されて
いる指定金種の回収/補充カセット140は貨幣管理機200
から紙幣自動入出金機100に移送され、ついには自動入
出金機100のカセット収納部175に収納され、所定位置に
達したことが別途センサによって確認されると(ステッ
プS540)、MPU150はコンベア173及び174を停止し(ステ
ップS541)、貨幣管理機200のMPU250はカセット取込/
取出部220のコンベア230及び233を停止する(ステップS
542)。このようにしてカセットの補充処理が終ると、
紙幣自動入出金機100のMPU1150はシャッタ部151を介し
てシャッタ109を閉め(ステップS543)、貨幣管理機200
のMPU250は移動駆動部252を介してコンベア233をI位置
からII位置に回動し(ステップS544)、その後にシャッ
タ203を閉める(ステップS545)。
なお、ステップS524でカセットの回収を要求していない
場合にはカセットの補充を要求していることになるの
で、ステップS535にスキップしてカセットの補充を行な
うことになる。また、ステップS534で補充を要求してい
ない場合には、ステップS543にスキップしてカセット回
収の処理を終了する。以上により、自動入出金機100か
らコール信号が発信された場合のカセットの回収,補充
処理が終了する。なお、回収された回収/補充カセット
は出納室に運ばれ、新たに紙幣が補充されない限り、入
出金機100に補充されることはない。
こうしてカセット管理が終了すると、貨幣管理機200は
所定の待機位置に戻るか、コール信号を発信した他の自
動入出金機の位置まで進んで同様なカセット管理を行な
うが、この例では所定の待機位置に戻る動作例を第18図
(C)に示して説明する。戻りが開始されると自動入出金
機100との接続を解除し(ステップS551)、貨幣管理機2
00は障害物があるか否かを判断して、障害物がある場合
には警報ランプ211を点滅又は点灯し(ステップS552,S5
53)、障害物がない場合に上述と同様に走行を行ない
(ステップS554)、その走行路に障害物がある場合には
走行を停止して警報ランプ211を点滅又は点灯する(ス
テップS555〜S558)。そして、障害物がない場合には上
述と同様なステアリングコントロールを行ない(ステッ
プS559)、所定の待機位置まで走行して停止する(ステ
ップS560,S561)。
ところで、営業終了時に自動入出金機100は、金種別紙
幣収納カセット131〜133から回収/補充カセット140へ
紙幣を回収し、その回収/補充カセット140を貨幣管理
機200が自動回収して出納室等へ運搬する。
なお、上述の実施例では貨幣管理機200は内蔵した電源
制御部245内のバッテリでカセットの取込み取出しの駆
動電力を供給するようにしているが、自動入出金機100
との接続後に入出金機100からのコネクタにより電力を
供給してもらい、カセット回収,補充処理の電源とする
ようにしてもよい。また、自動入出金機100のデータ出
力部107及び貨幣管理機200のデータ入力部204をそれぞ
れのシャッタ109及び203内に設け、シャッタ109及び203
を開けてデータの授受を行なうようにしてもよい。さら
に、自動入出金機の紙幣収納カセットは入出金処理で兼
用するようにしているが、入金用及び出金用に個々の収
納カセットを設けて管理するようにしてもよく、自動入
金機及び自動出金機のように全くの別装置で処理を行な
うようにすることも可能である。この場合、回収専用カ
セット,補充専用カセットを取込み又は取出すようにす
ればよい。また、貨幣管理機200の誘導方法は光学セン
サによる例を挙げて説明したが、電磁誘導による方法
(たとえば特公昭50-231110号)も可能であり、無線や
光による三点位置を検出する方法によって誘導すること
(たとえば特開昭54-114690号)も可能であり、複数台
の自動入出金機からコール信号が発信された場合には、
予め決められた優先順位に従って貨幣管理機をその自動
入出金機に移動するようにすればよい。さらに、上述の
実施例では紙幣についての管理を説明しているが、硬貨
についても応用することが可能である。
発明の効果; 以上のようにこの発明によれば、自動走行する貨幣管理
機によって貨幣取引装置に対する貨幣の回収,補充を回
収/補充カセットにより自動的に行なうため、テラーや
出納に何ら手をわずらわす必要がなくなり、テラーは顧
客との応対に専任でき、効率の良い窓口での取引業務を
行なうことができる。また、多量の現金をテラーの窓口
と出納との間でやりとりする必要がなくなり、重量のあ
る現金カセットを持ち運びすることも不要となり、テラ
ーにとっては労力の軽減となる。さらに、貨幣取引装置
内に滞留する現金の量を適正に管理することが可能とな
る利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による銀行窓口のレイアウト例を示す
外観図、第2図はこの発明における紙幣自動入出金機の
概略的な機能構成を示す図、第3図はこの発明に用いる
貨幣管理機の概略的な機能構成を示す図、第4図は貨幣
管理機のカセット取込/取出部の一例を示す機構図、第
5図及び第6図はその一部を示す構造図、第7図及び第
8図は紙幣自動入出金機の取込/取出部の詳細を示す斜
視図、第9図はカセット取込/取出部の他の例を示す機
構図、第10図は紙幣自動入出金機の制御系を示すブロッ
ク図、第11図は貨幣管理機の制御系を示すブロック図、
第12(A)及び(B)は紙幣自動入出金機内のメモリのバッフ
ァメモリ及びメインメモリの構成例を示す図、第13図は
貨幣管理機内のメモリの構成例を示す図、第14図はこの
発明の全体的な動作例を示すフローチャート、第15図は
入金処理の動作例を示すフローチャート、第16図は出金
処理の動作例を示すフローチャート、第17図(A)及び(B)
は紙幣回収及び補充の動作例を示す紙幣自動入出金機側
のフローチャート、第18図(A)〜(C)はカセットの管理動
作例を示す貨幣管理機側のフローチャートである。 1……顧客側、2……テラー側、3……主誘導帯、3A,3
B……副誘導帯、4A,4B……停止マーク、100……紙幣自
動入出金機、101,103……投入口、102,104……支払返却
口、105……無線アンテナ、107……データ出力部、108
A,108B……接続部、110……識別部、111……表裏反転
部、121〜124……一時保留部、131〜134……紙幣収納カ
セット、150……マイクロコンピュータ(MPU)、152,153
……取込/返却部、154,155……取込/取出部、157……
収納状態検知部、158……補充部、159……回収部、160
……通信部、180……メモリ、200……貨幣管理機、201
……アンテナ、202A,202B……接続部、205……データ入
出力部、206,207……障害物検知センサ、208……バンパ
ー、209,210……障害物検知センサ、211……警報ラン
プ、213……カセット供給口、220……カセット取込/取
出部、240……自動走行ユニット、241……走行駆動部、
242……走行輪、243……走行センサ、244……ステアリ
ングコントロール部、245……電源制御部、250,266……
マイクロコンピュータ(MPU)、252……移動駆動部、262
……誘導部、270……通信部、280,290……メモリ、300
……テラーズマシン、301……デスク、302……操作部、
303……CRT表示装置。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】貨幣の入金処理及び出金処理を行なう貨幣
    取引装置に内蔵されている金種別カセットに収納されて
    いる貨幣の現在量を検知し、予め定められた上下限数量
    に対して過不足を生じたときに、別に内蔵されている回
    収用兼補充用カセットと前記金種別カセットとの間で貨
    幣の回収又は補充を行なうと共に、前記回収用兼補充用
    カセットに収納されている貨幣の現在量を検知し、予め
    定められた設定範囲外となったときに、走行可能な貨幣
    管理機を前記貨幣取引装置に接続して前記回収用兼補充
    用カセットを回収又は補充し、前記貨幣取引装置の貨幣
    量を適正に管理するようにしたことを特徴とする貨幣管
    理方法。
  2. 【請求項2】内蔵した金種別カセットに収納した貨幣に
    より入金処理及び出金処理を行なうと共に、別に内蔵し
    た回収用兼補充用カセットとの間で貨幣の回収又は補充
    を行なうようになっている複数の貨幣取引装置と、回収
    用兼補充用カセットを搭載して走行可能な貨幣管理機と
    を具え、前記各貨幣取引装置及び前記貨幣管理機に両者
    の間で通信を行なう通信手段を設けると共に、前記各貨
    幣取引装置に内蔵されている前記金種別カセット内の各
    収納貨幣量及び前記回収用兼補充用カセット内の貨幣量
    を検知する貨幣量検知手段と、この貨幣量検知手段によ
    って前記回収用兼補充用カセット内の収納貨幣量が予め
    定められた設定範囲外となった時に前記通信手段を介し
    てコール信号を発信するコール手段と、前記貨幣管理機
    との間で回収用兼補充用カセットの取込み又は取出しを
    行なう取込取出手段とを設け、前記貨幣管理機に回収用
    兼補充用カセットを搭載するためのカセット収納部と、
    前記コール信号を受信して前記コール信号を発信した前
    記貨幣取引装置に走行して接続する走行接続手段と、接
    続された前記貨幣取引装置との間で前記回収用兼補充用
    カセットの取出し又は取込みを行なう取出取込手段とを
    設け、前記各貨幣取引装置と前記貨幣管理機との間でカ
    セット単位の貨幣管理を行ない、前記各貨幣取引装置に
    内蔵された前記金種別カセット内の貨幣量を適正に管理
    するようにしたことを特徴とする貨幣管理装置。
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