JP2655779B2 - 現金自動取扱機用紙幣自動補充装置 - Google Patents

現金自動取扱機用紙幣自動補充装置

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JP2655779B2
JP2655779B2 JP7050392A JP7050392A JP2655779B2 JP 2655779 B2 JP2655779 B2 JP 2655779B2 JP 7050392 A JP7050392 A JP 7050392A JP 7050392 A JP7050392 A JP 7050392A JP 2655779 B2 JP2655779 B2 JP 2655779B2
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徹 品部
雅昭 湯浅
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Hitachi Information Systems Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、現金自動取扱機におけ
る紙幣自動補充装置に関し、特に人手をかけずに自動補
充を行うとともに、装置の下(例えば、地下)に埋設し
て省スペースと防犯上の利点を図ることができる自動補
充装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現金自動取扱機の土曜日運用は定着化
し、次は日曜、祝日にまで拡大する予定のようである。
ただ、その場合、現金自動取扱機の紙幣装填容量よりも
支払金額が上回ると、銀行員等による紙幣の補充が必要
であり、人手不足の現状では大きな課題である。また、
紙幣切れから紙幣補充完了までは現金自動取扱機が不稼
動時間となるため、顧客のサ−ビス低下となる。紙幣装
填容量は、当然のことながら制限があり(5〜6000枚/
台)、土曜と日曜の2日間の休日で、この容量以上の引
出しがある場合には、一時取扱いを中止するか、長いと
きには時間単位で取扱い中止にする必要がある。一方、
装置を大型にして、紙幣装填容量を増加することも考え
られるが、現金自動取扱機の設置場所は一般に繁華街で
地価が高く、この場合には逆に設置面積の小さい装置が
要求されている。従来の現金自動取扱機では、例えば、
特開昭62−50994号公報の『紙幣還流式入出金装
置における紙幣自動補充方法』に記載されているよう
に、装置内に補充用金庫を持たせて、紙幣ボックス中の
紙幣の過少を紙幣センサで検知すると、顧客センサが利
用者の存在を検知している間は装置を取引可能状態にす
ることにより、貯蔵紙幣の過少時には、装置を停止させ
ることなく紙幣の補充を可能としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に記載された技術では、装置内に補充用金庫を持たせ
ているため、装置が大型化するという問題があった。前
述のように、現金自動取扱機の設置場所は、一般に地価
の高い場所であるため、設置面積の小さい装置が要望さ
れている。本発明の目的は、このような従来の課題を解
決し、設置スペ−スの縮小化、補充紙幣の大容量化とい
う互いに相反する要求を満足させ、しかも防犯強化を図
ることが可能な現金自動取扱機用紙幣自動補充装置を提
供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の現金自動取扱機用紙幣自動補充装置は、現
金自動取扱機の下(地下等)に設置され、内部に装填用
紙幣カセットと空きの紙幣カセットを保管するスペース
を有する紙幣カセット収納庫と、紙幣カセット収納庫と
現金自動取扱機との間で、現金自動取扱機内の紙幣カセ
ットが予め定められた残量以下になった時、自動的に空
きの紙幣カセットおよび装填用紙幣カセットを昇降させ
て交換する紙幣カセット移動機構とを具備したことを特
徴としている。
【0005】
【作用】本発明においては、装置補充用紙幣カセットを
複数個収納する収納庫を装置の下(地下等)に設置し、
装置内にある現金カセット中の紙幣がなくなり次第、自
動的に収納庫内の現金カセットとの入れ替えを行う。こ
れにより、休日稼動日等に発生する装置内紙幣切れか
ら、係員による紙幣補充までの装置不稼動時間をなくす
ことができる。なお、現金カセット中の紙幣の減少は、
カセット内にセンサを設けておき、紙幣残量が予め定め
られた量よりも少なくなったことを検知することによ
り、紙幣カセットの自動補充装置を起動する。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面により詳細に
説明する。図1は、本発明の一実施例を示す現金自動取
扱装置の外観図である。図1において、25は地上に設
置されている現金自動取扱装置、26は現金自動取扱装
置25内に設けられる紙幣取扱い装置(リサイクル
用)、27は紙幣取扱い装置26内に設けられる紙幣カ
セット(金庫)、28は紙幣カセット27の下部に取り
付けられたカセット昇降台、30は装置の下(地下等)
に設けられた紙幣補充装置である。地価の高い場所に設
置されているため、現金自動取扱装置25の大きさは小
型小容量のものであり、かつ交替可能な紙幣カセット2
7を紙幣取扱い装置26内に設ける。紙幣切れをセンサ
が検出すると、紙幣カセット28をカセット昇降台28
により下降させ、紙幣補充装置30内の交替用カセット
(紙幣が充満されているもの)を上昇させて、直ちに現
用の紙幣カセット28として使用できるようにする。紙
幣カセット28の交替期間中でも、装置を稼動状態にす
ることができ、入金、振込み等の取引のみは可能とな
る。また、紙幣カセット28の交替時間は、それほど長
くかからないため、小時間後には出金処理も可能とな
る。
【0007】図2は、図1における紙幣補充装置の側断
面図である。図2において、1は現金自動取扱装置内の
光学式紙幣残量センサ、2は紙幣カセット(図1では2
7)、3は紙幣カセット2内に収納された紙幣、4は紙
幣カセット2内の紙幣をその上に載せるための紙幣押し
板、5は紙幣補充装置30における保守用扉、6は交替
用の紙幣カセット2を出し入れするための紙幣カセット
出入扉、7は紙幣切れ紙幣カセットを下降させた後、交
替用紙幣カセットを上昇させるためのカセット昇降台
(図1では28)、8はカセット駆動ベルトモ−タ(M
4)、9はカセット昇降台7を上下に昇降させるための
ギャ棒であるスパイラルギャ(上下動作ギャ)、10は
紙幣が満杯になっている交替用の紙幣カセット(装填
用)、11は交替用の紙幣カセット10を出入口の方向
に水平移動させる装填カセット駆動ベルト、12は装填
カセット駆動ベルト11を駆動させるための駆動ベルト
モ−タ(M3)、13は下降されて保管されている紙幣
切れの紙幣カセット(空カセット)、14は空カセット
13を奥の方向に移動させるための空カセット駆動ベル
ト、15はその空カセット駆動ベルト14を駆動する駆
動ベルトモ−タ(M2)、16はカセット昇降台を駆動
するためのカセット昇降台駆動モ−タ(M1)、17は
垂直方向回転を水平方向回転に変換するための90°変
換ギア、18は紙幣補充装置30内の制御を行う制御コ
ントロ−ラパッケ−ジ、19は現金自動取扱装置側の紙
幣カセット2を出し入れするための紙幣カセット入出
口、20は光学式紙幣残量センサ1の光を通過させるた
めに設けられた紙幣残量センサ光透過窓、21はカセッ
ト昇降台7の上の安定した位置に紙幣カセット2または
10を移動させるためのカセット駆動ベルトである。な
お、図示されていないが、交替用カセット10が昇降台
7に乗ったことを検出するためのセンサが、紙幣補充装
置30壁の上段の少し上方の手前側と奥側に設けられ
る。
【0008】先ず、現金自動取扱装置25が稼動中に、
実装されている紙幣取扱い装置26内の紙幣カセット2
において、光学式紙幣残量センサ1が予め定められた残
量以下になったことを検知したとき、紙幣残量を紙幣カ
セット2から現金自動取扱装置25内の紙幣ボックス
(図示省略)内に移し、紙幣カセット2を空きにした
後、現金取扱装置25の下の地下に設置されている紙幣
補充装置30を起動させる。紙幣補充装置30が装填用
紙幣カセット10と交換すべく、以下の動作を行う。す
なわち、空き紙幣カセット2は、上下に移動するカセッ
ト昇降台7に既に乗っているので、これを紙幣補充装置
30の下段カセット収納スペ−スに移すために、モ−タ
16に結合された90°変換ギヤ17によりカセット昇
降台7を、図2の(A)に示す位置まで移す。次に、空
カセット2を下段に収納するために、駆下段上の動ベル
ト14およびカセット昇降台7上の駆動ベルト21をそ
れぞれモ−タ15およびモ−タ8を起動して、左方向に
同一速度で動かし、空きカセット2を移動する(図2中
の矢印および)。
【0009】次に、カセット昇降台7を図2の(B)の
位置まで上昇させた後に、装填用紙幣カセット10を現
金自動取扱装置内に移動するため、モ−タ12およびモ
−タ8を起動して、上段の駆動ベルト11と昇降台7上
の駆動ベルト21を同一速度で右方向に回転させ、昇降
台7に乗せる。なお、前述のように紙幣補充装置30の
上段の少し上方の手前側の壁と奥側の壁の両方に、検知
センサが設けられている。例えば、センサの一方は発光
ダイオ−ドで、他方は受光トランジスタにすれば、装填
用紙幣カセット10が昇降台7に乗った時点では、受光
トランジスタは光が遮断されて受光できなるため、乗っ
たことを検知できる。これにより、昇降台7の駆動ベル
ト21と上段の駆動ベルト12の移動を停止させる。次
に、モ−タ16を起動させて、スパイラルギャ9を回転
させることにより昇降台7を(C)の位置まで上昇させ
る。これにより、紙幣取扱い装置26内に紙幣カセット
を設定して、動作を終了する(図2の矢印および
)。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
現金自動取扱装置の設置スペ−スを増加せずに、紙幣装
填容量を増大させることができるので、土曜、日曜、祝
日等の連休があっても、紙幣切れを生じることがなくな
る。その結果、人手不足による省力化が可能となり、か
つ地下埋設の補充装置であるため、防犯上の利点があ
る。
【0011】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す現金自動取扱装置と紙
幣補充装置の外観図である。
【図2】図1における紙幣補充装置の側断面図である。
【符号の説明】
1 光学式紙幣残量センサ 2 紙幣カセット 3 紙幣 4 紙幣押し板 5 保守用扉 6 紙幣カセット出入 7 カセット昇降台 8,12,15,16 駆動ベルトモータ 9 スパイラルギャ 10 紙幣カセット(装填用) 11,14,21 駆動ベルト 13 紙幣カセット(空カセット) 17 90゜変換ギャ 18 制御コントローラパッケージ 19 紙幣カセット入出口 20 紙幣残量センサ光透過窓 25 現金自動取扱装置 26 紙幣取扱い装置 27 紙幣カセット 28 カセット昇降台 30 紙幣補充装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現金自動取扱機のに設置され、内部に
    装填用紙幣カセットと空き紙幣カセットを保管するスペ
    ースを有する紙幣カセット収納庫と、該紙幣カセット収
    納庫と現金自動取扱機との間で、現金自動取扱機内の紙
    幣カセットが予め定められた残量以下になった時、自動
    的に空きの紙幣カセットおよび装填用紙幣カセットを昇
    降させて互いに交換する紙幣カセット移動機構とを具備
    したことを特徴とする現金自動取扱機用紙幣自動補充装
    置。
JP7050392A 1992-03-27 1992-03-27 現金自動取扱機用紙幣自動補充装置 Expired - Lifetime JP2655779B2 (ja)

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JPH05274521A JPH05274521A (ja) 1993-10-22
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