JPH063582A - カメラシステム - Google Patents

カメラシステム

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JPH063582A
JPH063582A JP16497692A JP16497692A JPH063582A JP H063582 A JPH063582 A JP H063582A JP 16497692 A JP16497692 A JP 16497692A JP 16497692 A JP16497692 A JP 16497692A JP H063582 A JPH063582 A JP H063582A
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JP
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lens
camera
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microcomputer
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JP16497692A
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English (en)
Inventor
Hajime Fukui
一 福井
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の一眼レフカメラにおいては、レンズマ
イコンとカメラマイコンとの間でシリアル通信を行なう
ように構成されている。この公知の通信方式では、たと
えばフォーカス駆動用モータの動作が停止したタイミン
グを検出するためには、まず、カメラマイコンからレン
ズマイコンに対して通信をする必要があり、カメラマイ
コンとレンズマイコンの演算時間が食われていた。本発
明は、カメラマイコンにレンズ内に状態変化を検出する
ための通信を行なう必要をなくし、フォーカス制御を高
速化できるようにしたカメラシステムを提供する。 【構成】 本発明のカメラシステムでは、レンズ内の状
態変化を検出し、レンズ側からカメラへの通信線の状態
を変化させることによりカメラマイコンからレンズマイ
コンへの通信の必要性をなくし、これによりカメラマイ
コンの負荷を大幅に軽減させてフォーカス制御動作を高
速化を可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカメラ本体と、該カメラ
本体に着脱自在に装着される付属品と、によって構成さ
れるカメラシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラとカメラに装着される付属
品との間の情報通信装置として、シリアル通信を行う為
の通信線(同期用クロックライン,送信用データライ
ン,受信用データライン)を用いた情報通信装置が一般
的に使用されている。
【0003】その通信方式の例として、付属品の特定の
状態(例として、交換レンズのフォーカス駆動用モータ
の駆動状態や、絞りの駆動状態)あるいは、付属品の固
有の情報(例として交換レンズの焦点距離や開放Fナン
バーなど)を送信するコマンドを付属品に送信し、続く
通信でカメラにデータを送信する方式が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方式では、フォーカス駆動用モータの動作が停止したタ
イミングを検出する、あるいはズームレンズの焦点距離
を変化させる事にともなう固有光学情報(例として、焦
点距離,開放F値,敏感度など)の変動を検出する為に
は、常に付属品に対し情報通信をする必要があり、この
為のCPUの演算時間の配分はカメラ側CPU,付属品
側CPU双方にとり、非常に大きく、オートフォーカス
の高速化等を行う場合のネックになっていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のカメラシステム
ではCPUの動作中の付属品の状態の変化を検出し、付
属品よりカメラへの通信線の状態を変化させる事により
常に状態の変化を検出する為の情報通信を行う必要をな
くし、これにより通信を行う為のCPUの負荷を大幅に
軽減させてオートフォーカスの高速化等を達成できるよ
うにしたものである。
【0006】
【実施例】図1は本発明の特長を最も良く現わす図面で
ある。同図に於て、1はレンズ鏡筒、2は絞り、3は絞
り駆動用モータ、4はピニオンギヤ、5は絞り制御回
路、6はフォーカス駆動用モータ、7はウォームギヤ、
8はフォーカス駆動モータ制御回路、9はフォーカス駆
動用モータ9の軸に接続されたパルス板、10はフォト
インタラプタ、11はパルスカウンタ、12はレンズ制
御マイコン、13はズーム信号検出エンコーダ(焦点距
離検出エンコーダ)、14はズーム信号検出ブラシであ
る。
【0007】21は主ミラー、22はサブミラーで、主
ミラー21の中央部はサブミラー22に測距用の光束を
導く為にハーフミラーとなっている。
【0008】23はフォーカシングスクリーン、24は
ペンタプリズム、25はアイピース、26はフォーカル
プレーンシャッタ、27はシャッタ駆動回路、28はフ
ィルム、29は測光素子、30はフォーカス検出素子、
31はカメラ制御マイコン、32は測光測距開始スイッ
チ、33はレリーズスイッチ、34は電池、35は合焦
状態表示用素子である。
【0009】次にレンズ制御マイコン12の端子につい
て説明する。
【0010】CKはカメラ制御マイコン31とレンズ制
御マイコン12間の通信の同期を取るクロック入力端
子、DATA1はカメラからのデータあるいはコマンド
を入力するデータ入力端子、DATA2はレンズ側のデ
ータをカメラに送信するデータ出力端子、M0〜M7は
8Bitのフォーカス駆動モータ制御端子で、M7は方
向を示し、0で至近方向駆動、1で無限方向駆動を示
す。M6〜M0はフォーカス駆動モータの速度を示すデ
ータで、M6〜M0が’0000000’でフォーカス
モータ駆動停止、’0000001’から’11111
11’になるに従い、フォーカス駆動モータ6は早く回
転する。
【0011】RSTはパルスカウンタ11をリセットす
る為のリセット出力端子で、0でパルスカウンタ11を
リセットする。
【0012】DIRはパルスカウンタのカウンタ方向
(UP/DOWN)決める出力端子で、0でDOWN、
1でUPの設定になっている。P0〜P15はパルスカ
ウンタ11の入力端子で16Bitのデータを入力す
る。ENはパルスカウンタ11のカウント禁止/許可出
力端子で、0で禁止、1で許可の設定になっている。D
0〜D3は絞り駆動モータの4Bit制御端子。Z2〜
Z0はズーム信号入力端子である。
【0013】次にカメラ制御マイコン31の端子につい
て説明する。
【0014】CKはカメラ制御マイコン31とレンズ制
御マイコン12間の通信の同期を取るクロック出力端
子、DATA2はレンズ側データの入力端子、DATA
1はカメラからレンズにコマンドあるいはデータを出力
するデータ出力端子、S1は測距・測光開始スイッチ3
2の入力端子、S2はレリーズスイッチ33の入力端子
である。
【0015】動作説明の前にレンズ制御マイコン12と
カメラ制御マイコン31間のデータ通信について図2を
用いて説明する。同図に於いてCK、DATA2、DA
TA1は前述した通り、カメラ、レンズ間のシリアル通
信を行う為の各信号線である。通信は8bitすなわち
クロック8発が1通信サイクルとなっている。DATA
1はカメラからレンズへのコマンドあるいはデータを送
出する信号線であり、同図の第1通信サイクルでは00
000001Bを示している。DATA2はレンズから
カメラへのデータを送出する信号線であり、同図では第
1通信サイクルの1サイクル前の通信結果のデータが現
れるので、同図に於いて不定である。
【0016】次にカメラ・レンズ間の通信コマンドの例
について図3を用いて説明する。同図ではカメラを基準
としたコマンド体系となっており、第1列目の「コマン
ド」はDATA1の通信1バイト目を表し、通信が2バ
イトに及ぶものは2バイト目も次列に表示している。例
えば00001000Bは「ステータス送信命令」を表
し、第2バイト目はレンズからカメラにレンズの作動状
態を送信する事を表している。
【0017】次にレンズの作動状態を表す「ステータス
信号」について図4を用いて説明する。図4はステータ
ス信号の各ビットの構成例を示したもので、Bit7は
フォーカスモータ駆動中に1になり、停止中は0にな
る。Bit6はフォーカス駆動モータの加速減速時は1
になり、定速時および停止時は0になる。Bit5はフ
ォーカス駆動モータの状態に変化があった場合で、カメ
ラに対して状態変化を未送信の場合は1となり、送信後
は0となる。Bit4はZOOM信号に変化があった場
合でカメラに対して焦点距離を未送信の場合は1とな
り、送信後は0となる。他のBitは未定義である。
【0018】次に図5を用いて、本発明の通信機能に関
して説明する。同図に於いてZ2,Z1,Z0は図1に
於けるズームエンコーダ13の出力を表し、FOCUS
MOTORはフォーカスレンズ駆動用モータ6の駆動
状態を表し、HiでON,LoでOFFを表す。MOT
OR STATUSはフォーカスレンズ駆動用モータ6
の加速状態もしくは減速状態を表し、Hiで加速中また
は減速中、Loで定速駆動中もしくは停止中を表す。M
OTOR SPEEDは同モータの回転速度を表す。C
K,DATA1,DATA2は図2の符号と同じであ
る。同図ではZ2,Z1,Z0,FOCUS MOTO
R,MOTOR STATUS,MOTOR STAT
USは同じタイムスケールであるがCK,DATA1,
DATA2の通信レートは一般的には、非常に高速であ
るので、後者のタイムスケールを拡大して同一図上に表
示してある。
【0019】同図にて、ZOの変化した時点t1ではレ
ンズマイコン12はこれを検出し、通信線DATA2を
Loに引き下げる。カメラマイコン31はこれを検出
し、t2の時点でシリアルクロックと状態変化を送信す
るコマンドをそれぞれCKおよびDATA1端子を通し
てレンズに送信する。シリアル通信クロックが所定回数
送信された時点t3で、レンズマイコン12内で通信割
り込みが発生し、レンズマイコン12はCKを引き下
げ、通信解析処理中(BUSY)であることをカメラマ
イコン31に伝える。このCKがLoである間(BUS
Y中)はカメラマイコン31は通信を行わない。t3か
らt4の間は、レンズマイコン12はDATA1を通し
て送られたコマンドを解析し、例えばそのコマンドが図
3に於けるステータス送信命令の場合は、次回の通信で
レンズのステータスをカメラに送信する準備を行う。以
上の動作が終了するとレンズマイコン12はCKをHi
に戻し、次回の通信を受付可能である事をカメラに送信
する。
【0020】以上の一連の動作がズーム状態の変化が発
生した時点、t1,t5,t6,t7で行われる。
【0021】また、以上はズーム信号の変化が発生した
場合に関して説明したが、フォーカスレンズ駆動モータ
の駆動状態の駆動開始時点t8及び駆動終了時点t1
1、及びフォーカスレンズ駆動モータの加速が終了した
時点t9及び減速を開始した時点t10でも同様の通信
要求がカメラに対して行われる。
【0022】次に以上の動作を行う為のマイコンの動作
を、図6乃至図8を用いて説明する。図6はレンズマイ
コン12の動作を表すフローチャートである。
【0023】〔ステップ101〕レンズ内部のさまざま
なスイッチの状態およびモータの駆動状態等をセンス
し、前回センスした時点より状態の変化がなければ、ス
テップ101をループし、状態が変化していればステッ
プ102にすすむ。
【0024】〔ステップ102〕レンズ内の状態変化に
基づき、例えばズーム信号が変化した場合は、ステップ
103に分岐し、モータの状態が変化した場合はステッ
プ104は分岐する。なおここでは、レンズ内部のスイ
ッチとして、ズームエンコーダを例とし、モータとし
て、フォーカスレンズ駆動用モータを例として説明す
る。
【0025】〔ステップ103〕ズーム信号が変化した
場合は、レンズ内部の変化状態をカメラに送信するステ
ータス信号のbit4を1にセットする。
【0026】〔ステップ104〕フォーカス駆動用モー
タの状態が変化した場合は、その内容に応じて以下の処
理を行う。
【0027】1)フォーカス駆動用モータの通電を開始
した場合。
【0028】ステータス信号のbit5を1にセット
し、フォーカスモータ駆動中に示すbit7を1にセッ
トすると共に、フォーカスモータ加速中を示すbit6
を1にセットする。
【0029】2)フォーカス駆動用モータの通電を停止
した場合。
【0030】ステータス信号のbit5を1にセットす
ると同時に、フォーカスモータ駆動中を示すbit7を
0にリセットする。
【0031】3)フォーカス駆動用モータの加速が終了
した場合。
【0032】ステータス信号のbit5を1にセットす
ると同時に、フォーカスモータ加減速中をしめす、bi
t6を0にリセットする。
【0033】4)フォーカス駆動用モータの減速を開始
した場合。
【0034】ステータス信号のbit5を1にセットす
ると同時に、フォーカスモータ加減速中をしめす、bi
t6を1にセットする。
【0035】〔ステップ105〕レンズの状態が変化し
た事をカメラに伝達する為に、DATA2通信線をLo
に引き下げて、一連の処理を終了する。
【0036】次にレンズの変化をカメラに伝達した後の
カメラマイコン31の処理について図7に基づいて説明
する。
【0037】〔ステップ200〕DATA2通信線がL
oに引き落とされると、割り込みが発生し、ステップ2
00に処理が移る 〔ステップ201〕レンズマイコン12に対して、シリ
アルクロックを送信すると同時に、それに同期して、ス
テータス送信命令を送信する。
【0038】〔ステップ202〕ステップ201での送
信命令に基ずくレンズの状態変化信号を受信し、bit
5が1であればズーム信号が変化しているので、ステッ
プ203に分岐し、bit4が1であればモータの状態
が変化しているので、ステップ208に分岐する。
【0039】〔ステップ203〕オートフォーカス(A
F)の制御中であれば、ズーム信号が変化すると、例え
ばフォーカスレンズの敏感度が変化して、再度オートフ
ォーカスの演算をしなおす必要がある為に、ステップ2
04に分岐し、AFの制御中でなければ、ステップ20
7に分岐する。
【0040】〔ステップ204〕レンズに対して、AF
演算に必要な一連の光学データを読みだす。
【0041】〔ステップ205〕公知の方法で、AF演
算を行ない、フォーカス駆動モータの駆動量を算出す
る。
【0042】〔ステップ206〕ステップ205で算出
した、フォーカスモータ駆動量をレンズマイコン12に
送信する。
【0043】〔ステップ207〕ズーム信号の変化にと
もない、レンズの開放絞り値が変化する場合が有る為
に、公知の方法で露出制御の演算を再実行する。
【0044】〔ステップ208〕モータ駆動状態に変化
がある場合はステップ208に分岐し、ステータス信号
のbit7が0であればフォーカス駆動モータの駆動が
終了したので、ステップ212に分岐し、モータ駆動中
であれば、ステップ209に分岐する。
【0045】〔ステップ209〕ステータス信号のbi
t6が1であれば、フォーカス駆動モータが加速中もし
くは減速中であるので同時点での測距演算は行わないの
で、ステップ214に分岐し、bit6が0であれば、
フォーカス駆動モータは定速駆動中であるので、測距演
算を行う為にステップ210に分岐する。
【0046】〔ステップ210〕公知の方法で、AF演
算を行ない、フォーカス駆動モータの駆動量を算出す
る。
【0047】〔ステップ211〕ステップ210で算出
したフォーカスモータ駆動量をレンズマイコン12に送
信する。
【0048】〔ステップ212〕フォーカス駆動モータ
が停止した場合は、最終的な合焦状態の判断の為に再度
公知の方法で、AF演算を行なう。
【0049】〔ステップ213〕レンズの絞り値を加味
し、最終的な合焦状態の判断を行い、合焦状態であれば
ステップ215に分岐し、合焦状態でなければ、ステッ
プ214に分岐する。
【0050】〔ステップ214〕ステップ212で求め
たフォーカスモータ駆動量をレンズマイコン12に送信
する。
【0051】〔ステップ215〕不図示の発音体を発音
する、もしくは合焦状態表示灯を点灯し合焦状態を表示
して終了する。
【0052】次にレンズの変化をカメラに伝達した後の
カメラマイコン31の処理について図7に基づいて説明
する。
【0053】〔ステップ300〕DATA2通信線をL
oに引き落とした後、カメラより通信が行われ、所定数
のシリアルクロックが送信されると、レンズマイコン1
2では通信割り込みが発生し、ステップ300に処理が
移る 〔ステップ301〕CK通信線をLoに引き下げ通信処
理中であることをカメラに伝達する。
【0054】〔ステップ302〕レンズの状態が変化し
た事をカメラに伝えるデータ送信要求の為にLoに引き
下げていたDATA2通信線をHiに戻す。
【0055】〔ステップ303〕カメラからの通信内容
に応じて、フォーカス駆動等の駆動関係コマンドであれ
ばステップ304に分岐し、データ送信コマンドであれ
ば、そのコマンドに応じてステップ305もしくはステ
ップ306に分岐する。なお、データ送信コマンドの例
として、レンズの駆動状態を送信するステータス送信コ
マンドおよび、レンズの焦点距離を送信する、焦点距離
送信コマンドの2種類を説明する。
【0056】〔ステップ304〕駆動コマンドの内容に
応じて、フォーカス駆動モータの駆動/停止,絞りの駆
動/停止等の処理を行う。
【0057】〔ステップ305〕ステータス送信コマン
ドの場合は、図6のフローチャートにて説明した、レン
ズの状態変化が発生した場合のステータスを次回の通信
にてカメラに送信する為に、不図示のシリアル通信の為
のDATA2バッファに書き込む。
【0058】〔ステップ306〕焦点距離送信コマンド
の場合は、焦点距離エンコーダ13に応じた焦点距離デ
ータを次回の通信にてカメラに送信する為に、不図示の
シリアル通信の為のDATA2バッファに書き込む。
【0059】〔ステップ307〕レンズマイコン12の
通信解析処理が終了した事をカメラに伝達する為に、C
K通信線をHiに戻し、次回の通信が行えるようにし
て、通信割り込み処理を終了する。
【0060】なお、ステップ300からステップ307
の通信割り込み処理の処理中も図6で説明した状態の変
化が発生しえるが、その場合は一連のコマンドの送信が
終了するまで、DATA2通信線を引き落とさないのは
言うまでもない。
【0061】<実施例2>第1の実施例では、レンズの
状態に変化が生じた場合のカメラへの通信要求は、DA
TA通信線と兼ねて行っているので、通信要求が発生し
た場合の初回のシリアル通信は、レンズからのデータと
して、必ず0しか帰せず、1回のデータ通信はダミーと
なってしまうが、第2の実施例では、レンズマイコン1
2とカメラマイコン31の間に、通信要求の専用線を持
っているので、通信要求が発生した初回の通信より、レ
ンズの状態をカメラに伝達する事ができるので、実施例
1より一層高速な通信を行う事ができる。
【0062】図9は本発明の第2の実施例を表す図面で
あり、その構成及び符号は第1の実施例と合致させてあ
るので、異なる部分のみ説明する。
【0063】レンズマイコン12のRQはレンズからの
通信要求を行う為の通信線であり、第2の実施例におい
ては、レンズの状態が変化した場合(例として、ズーミ
ング動作により、ズームエンコーダ13に変化が生じた
場合、あるいはフォーカス駆動モータの状態が変化した
場合(駆動/停止,加速中/定速駆動/減速中)にLo
に引き下げ、カメラマイコン31に対して通信を要求す
る。
【0064】カメラマイコン31のRQINはレンズの
通信要求を検出する為の入力端子で、第2の実施例に於
いては、Loに引き落とされると割り込みが発生する割
り込み入力端子となっている。
【0065】次に図10を用いて、第2の実施例に於け
る通信機能に関して説明する。同図に於いてZ2〜DA
TA2までの各信号線は第1の実施例と同じであるの
で、説明を省略する。
【0066】同図にて、ZOの変化した時点t1ではレ
ンズマイコン12はこれを検出し、第1の実施例で説明
したステータス信号を、不図示のシリアル通信バッファ
に書き込み、通信線RQを引き下げる。カメラマイコン
31はこれを検出し、t2の時点で、状態変化を検出す
る為のシリアルクロックをレンズマイコン12に送信す
る。シリアル通信クロックが所定回数送信された時点t
3で、カメラマイコンはレンズの変化を示すステータス
情報を受信するので、この情報を解析し、例えばズーム
信号に変化がある場合で測距演算中である場合は、測距
演算をやり直す為に、レンズの焦点距離,敏感度等の一
連の光学データの通信を行う。一方モータの状態が変化
した場合は、第1の実施例に示したようにその状態に応
じて、測距演算を開始する等の処理を行う。
【0067】以上の一連の動作がズーム状態の変化が発
生した時点、t1,t5,t6,t7および、フォーカ
スレンズ駆動モータの駆動状態の駆動開始時点t8及び
駆動終了時点t11,及びフォーカスレンズ駆動モータ
の加速が終了した時点t9及び減速を開始した時点t1
0で行われる。
【0068】次に第2の実施例に於けるマイコンの動作
を、図11〜図13を用いて行う。
【0069】図11はレンズマイコン12の動作を表す
フローチャートである。
【0070】〔ステップ401〕レンズ内のさまざまな
スイッチの状態およびモータの駆動状態等をセンスし、
前回センスした時点より状態の変化がなければ、ステッ
プ401をループし、状態が変化していればステップ4
02にすすむ。
【0071】〔ステップ402〕レンズ内部の変化状態
に基づき、例えばズーム信号が変化した場合は、ステッ
プ403に分岐し、モータの状態が変化した場合はステ
ップ404に分岐する。なおここでは、レンズ内部のス
イッチとして、ズームエンコーダを例とし、モータとし
て、フォーカスレンズ駆動用モータを例として説明す
る。
【0072】〔ステップ403〕ズーム信号が変化した
場合は、レンズ内部の変化状態をカメラに送信するステ
ータス信号のbit4を1にセットする。
【0073】〔ステップ404〕フォーカス駆動用モー
タの状態が変化した場合は、その内容に応じて以下の処
理を行う。
【0074】1)フォーカス駆動用モータの通電の開始
した場合。
【0075】ステータス信号のbit5を1にセット
し、フォーカスモータ駆動中を示すbit7を1にセッ
トすると共に、フォーカスモータ加速中を示すbit6
を1にセットする。
【0076】2)フォーカス駆動用モータの通電を停止
した場合。
【0077】ステータス信号のbit5を1にセットす
ると同時に、フォーカスモータ駆動中を示すbit7を
0にリセットする。
【0078】3)フォーカス駆動用モータの加速が終了
した場合。
【0079】ステータス信号のbit5を1にセットす
ると同時に、フォーカスモータ加減速中をしめす、bi
t6を0にリセットする。
【0080】4)フォーカス駆動用モータの減速を開始
した場合。
【0081】ステータス信号のbit5を1にセットす
ると同時に、フォーカスモータ加減速中をしめす、bi
t6を1にセットする。
【0082】〔ステップ405〕前記ステータス信号を
付図示の通信バッファに書き込む事により、次回のレン
ズ→カメラ間通信にてカメラにレンズの状態変化を伝達
できる。
【0083】〔ステップ406〕レンズの状態が変化し
た事をカメラに伝達する為に、RQ2通信線をLoに引
き下げて、一連の処理を終了する。
【0084】次にレンズの変化をカメラに伝達した後の
カメラマイコン31の処理について図12に基づいて説
明する。
【0085】〔ステップ500〕RQIN通信線がLo
に引き落とされると、割り込みが発生し、ステップ50
0に処理が移る 〔ステップ501〕レンズマイコン12に対して、シリ
アルクロックを送信する事により同時にDATA2入力
端子にレンズの状態を示すステータス信号が受信され
る。このステータス信号に基づき、bit5が1であれ
ばズーム信号が変化しているので、ステップ502に分
岐し、bit4が1であればモータの状態が変化してい
るので、ステップ507に分岐する。
【0086】〔ステップ502〕オートフォーカス(A
F)の制御中であれば、ズーム信号が変化すると、例え
ばフォーカスレンズの敏感度が変化して、再度オートフ
ォーカスの演算をしなおす必要がある為に、ステップ5
03に分岐し、AFの制御中でなければ、ステップ50
6に分岐する。
【0087】〔ステップ503〕レンズに対して、AF
演算に必要な一連の光学データを読みだす。
【0088】〔ステップ504〕公知の方法で、AF演
算を行ない、フォーカス駆動モータの駆動量を算出す
る。
【0089】〔ステップ505〕フォーカスモータ駆動
量をレンズマイコン12に送信する。
【0090】〔ステップ506〕ズーム信号の変化にと
もない、レンズの開放絞り値が変化する場合が有る為
に、公知の方法で露出制御の演算を再実行する。
【0091】〔ステップ507〕モータ駆動状態に変化
がある場合はステップ507に分岐し、ステータス信号
のbit7が0であればフォーカス駆動モータの駆動が
終了したので、ステップ511に分岐し、モータ駆動中
であれば、ステップ508に分岐する。
【0092】〔ステップ508〕ステータス信号のbi
t6が1であれば、フォーカス駆動モータが加速中もし
くは減速中であるので同時点での測距演算は行わないの
で、ステップ515に分岐し、bit6が0であれば、
フォーカス駆動モータは定速駆動中であるので、測距演
算を行う為にステップ509に分岐する。
【0093】〔ステップ509〕公知の方法で、AF演
算を行ない、フォーカス駆動モータの駆動量を算出す
る。
【0094】〔ステップ510〕ステップ509で算出
した、フォーカスモータ駆動量をレンズマイコン12に
送信する。
【0095】〔ステップ511〕フォーカス駆動モータ
が停止した場合は、最終的な合焦状態の判断の為に再度
公知の方法で、AF演算を行なう。
【0096】〔ステップ512〕レンズの絞り値を加味
し、最終的な合焦状態の判断を行い、合焦状態であれば
ステップ515に分岐し、合焦状態でなければ、ステッ
プ513に分岐する。
【0097】〔ステップ513〕ステップ511で求め
たフォーカスモータ駆動量をレンズマイコン12に送信
する。
【0098】〔ステップ514〕 不図示の発音体を発
音する、もしくは合焦状態表示灯を点灯し合焦状態を表
示して終了する。
【0099】次にレンズの変化をカメラに伝達した後の
カメラマイコン31の処理について図13に基づいて説
明する。
【0100】〔ステップ600〕RQ通信線がLoに引
き落とした後、カメラより通信が行われ、所定数のシリ
アルクロックが送信されると、レンズマイコン12では
通信割り込みが発生し、ステップ601に処理が移る
〔ステップ601〕CK通信線をLoに引き下げ通信処
理中であることをカメラに伝達する。
【0101】〔ステップ602〕レンズの状態が変化し
た事をカメラに伝えるデータ送信要求の為のRQ通信線
をHiに戻す。
【0102】〔ステップ603〕カメラからの通信内容
に応じて、フォーカス駆動等の駆動関係コマンドであれ
ばステップ604に分岐し、データ送信コマンドであれ
ばステップ605に分岐する。なお、データ送信コマン
ドの例として、レンズの焦点距離を送信する、焦点距離
送信コマンドを説明する。
【0103】〔ステップ604〕駆動コマンドの内容に
応じて、フォーカス駆動モータの駆動/停止,絞りの駆
動/停止等の処理を行う。
【0104】〔ステップ605〕焦点距離送信コマンド
の場合は、焦点距離エンコーダ13に応じた焦点距離デ
ータを次回の通信にてカメラに送信する為に、不図示の
シリアル通信の為のDATA2バッファに書き込む。
【0105】〔ステップ606〕レンズマイコン12の
通信解析処理が終了した事をカメラに伝達する為に、C
K通信線をHiに戻し、次回の通信が行えるようにし
て、通信割り込み処理を終了する。
【0106】
【発明の効果】以上説明したように、CPUの動作中の
付属品の状態の変化を検出し、付属品よりカメラへの通
信線の状態を変化させる事により常に状態の変化を検出
する為の情報通信を行う必要をなくし、従って通信を行
う為のCPUの負荷を大幅に軽減する事が可能となり、
オートフォーカスの高速化を達成できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した交換レンズ及びカメラのブロ
ック図
【図2】レンズ・カメラ間の通信を示したタイミングチ
ャート
【図3】レンズ・カメラ間の通信の例を示した命令表
【図4】ステータス信号の説明図
【図5】レンズ・カメラ間の通信を示したタイミングチ
ャート
【図6】第1実施例に於けるレンズ制御マイコンの動作
を示すフローチャート
【図7】第1実施例に於けるカメラ制御マイコンの動作
を示すフローチャート
【図8】第1実施例に於けるレンズ制御マイコンの動作
を示す第2のフローチャート
【図9】第2実施例に交換レンズ及びカメラのブロック
【図10】第2の実施例に於けるレンズ・カメラ間の通
信を示したタイミングチャート
【図11】第1実施例に於けるレンズ制御マイコンの動
作を示すフローチャート
【図12】第1実施例に於けるカメラ制御マイコンの動
作を示すフローチャート
【図13】第1実施例に於けるレンズ制御マイコンの動
作を示す第2のフローチャート
【符号の説明】
1…レンズ鏡筒 2…絞り 3,6…モータ 12,31…マ
イコン 21,22…ミラー 26…シャッタ 29…測光素子 30…測距素子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラ本体との間でデータ交信を行う機
    能を有する付属品が着脱自在に装着されるカメラシステ
    ムにおいて、 カメラ本体と付属品との間のデータ交信を直列で行う為
    の端子と、 該付属品の種々の情報の各アドレスに固定記憶された固
    定記憶手段と、 該情報の記憶されているアドレスを設定するアドレス設
    定手段と、 該付属品がアクチュエータを持つ場合は、該アクチュエ
    ータの作動状態を検出する作動状態検出手段と、 該付属品の状態を示す接点部材の状態を検出する為の接
    点部材状態検出手段と、 上記固定記憶手段の情報もしくは、上記アクチュエータ
    の作動状態を示す情報もしくは、上記接点部材の状態を
    示す情報の少なくとも一つ以上の情報をカメラ本体に出
    力する出力手段を備るマイクロコンピュータを持つと共
    に、該情報の状態変化を検出する検出手段を持ち、該情
    報の状態が変化し、かつ前記マイクロコンピュータが活
    動状態である時に前記データ交信を直列で行う為の端子
    の状態を変化させ、付属品の状態変化をカメラ本体に伝
    達する事を特徴とするカメラシステム。
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