JPH0463308A - レンズ駆動装置 - Google Patents

レンズ駆動装置

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JPH0463308A
JPH0463308A JP17023490A JP17023490A JPH0463308A JP H0463308 A JPH0463308 A JP H0463308A JP 17023490 A JP17023490 A JP 17023490A JP 17023490 A JP17023490 A JP 17023490A JP H0463308 A JPH0463308 A JP H0463308A
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光將 大久保
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剛 八道
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戸泉 安司
Shigeru Kato
茂 加藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、ズーミングやフォーカシングなどの目的でレ
ンズを光軸方向に移動可能な撮影レンズを装備したカメ
ラにおいて、レンズを駆動するレンズ駆動装置に関する
[従来の技術] 従来、ズーミングやフォーカシングなと、レンズの移動
によって結像状態を調節する写真用撮影レンズは、カム
筒によってレンズの枠に設けられたビンを案内し、レン
ズの位置関係が設計時に想定された関係に保たれるよう
になっている。
ところか、近年、小形で多機能かつ高性能のしンズが求
められる傾向にあり、たとえば変倍レンズの移動によっ
てピント面か移動する、いわゆるバリフォーカルズーム
レンズなど、レンズの位置関係の組合せが多く、レンズ
の移動が複雑なものが考案されている。
このように、レンズの移動が複雑な場合、これを上記カ
ム筒によって実現することは困難であり、コストもかさ
むため、たとえば特公昭52−15226号公報に示さ
れるように、変倍レンズ群の位置を検出し、この検出出
力をもとに補正レンズ群を独立したモータで駆動する方
法か提案されている。この方法は、近年多く開発されて
いる小形モータと小形かつ高性能の演算装置により、低
コスト、高精度で実現することが容易になってきている
[発明が解決しようとする課題] 特公昭52−15226号公報などに示される構成は、
ズーミングの機能を持つ1群の変倍レンズ群と、それと
は異なるフォーカシングの機能を持つ1群の補正レンズ
群によりなっているが、近年のレンズは更に複雑なレン
ズ移動を伴うものが現れている。たとえば第8図に示す
ような4群のズームレンズは、ズーミングの際は第1群
ないし第4群レンズかそれぞれ異なる量て変倍と、変倍
に伴い移動するピント面の補正を行ない、フォカシング
の際は第2群レンズと第3群レンズがそれぞれ異なる量
で移動する。このレンズは、小形で極めて高性能であり
、撮影至近距離も短い、優れたものであるが、カム筒を
用いずに各レンズ群を独立に駆動しようとすると、以下
に示すような問題が生じる。
すなわち、特公昭52−15226号公報などで示され
るように、ズーム値またはピント位置という1つのレン
ズ状態を示す要素がそれぞれ1つのレンズ群の位置に対
応している構成を甲とすると、この場合は、上記要素に
対応するレンズ群を駆動する場合、あらかじめ想定され
ない結像状態の変動は生じないが、一方、第8図で示さ
れるレンズ構成を乙とすると、この場合は、上記要素に
対応する複数レンズ群の組が駆動される際、相互位置関
係かくずれると、レンズ収差など、思いがけない結像状
態の変動が生じるという重大な問題か発生する。
たとえば甲の場合、ズーミングによって変倍レンズ群を
駆動する場合、ピント面の移動が生しることはあるか、
特公昭52−15226号公報などに示される方法で補
正でき、発生する収差などは設計時に想定した範囲内に
ある。その一方で、乙の場合は、ズーミングにより変倍
に関して移動する第1群ないし4群レンズの相互位置関
係がくずれると、各種の収差が増大するなど、結像状態
が複雑に変化してしまう。
このため、乙の場合は、上記位置関係を保つようにレン
ズを駆動制御する必要がある。上記要素(ズーミングや
フォーカシング)の変化させるべき量を演算装置などに
より、各レンズ群ごとに目的位置などの駆動パラメータ
を算出して駆動制御する方法をとると、演算部の負担が
大きくなってしまい、実用性がなく、また上述した位置
関係の保証も困難であるという問題があった。
そこで、本発明は、複数のレンズ群を独立に駆動してズ
ーミングやフォーカシングなどを行なうレンズにおいて
、ズーミングやフォーカシングなど、同一の機能に係わ
るレンズ群の位置関係のくずれを有効かつ簡単に防止で
き、良好な結像か得られるレンズ駆動装置を提供するこ
とを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明のレンズ駆動装置は、変倍の際に相異なる量を移
動する複数のレンズ群により構成された変倍機能、また
は焦点調節の際に相異なる量を移動する複数のレンズ群
により構成された焦点調節機能の少なくともいずれか一
方を備えたレンズにおいて、前記各レンズ群を単独に駆
動する駆動手段と、変倍状態または焦点状態にその位置
が対応している第1のレンズ群の位置を検出する第1の
位置検出手段と、前記第1のレンズ群と同一の機能に係
わる第2のレンズ群の位置を検出する第2の位置検出手
段と、前記第1のレンズ群の位置に対応する前記第2の
レンズ群の駆動目的位置、またはその駆動目的位置を近
似的に算出するための数式の係数を記憶した記憶手段と
、前記第1の位置検出手段および前記記憶手段の出力に
基づいて前記第2のレンズ群の駆動目的位置を出力する
目的位置出力手段と、前記第2の位置検出手段の出力が
前記目的位置出力手段の出力に相等しくなるよう前記第
2のレンズ群を駆動する駆動制御手段とを具備している
[作用コ すなわち、従来のようにカム筒など用いてレンズ群の相
互位置関係を保つのではなく、同一の機能にかかわるレ
ンズ群の中のレンズの状態と該レンズ群の位置が対応す
る第1のレンズ群の位置に基づき、その位置情報と記憶
された第1のレンズ群と第2のレンズ群との位置関係に
関する情報から第2のレンズ群の駆動目的位置を算出し
、この算出した駆動目的位置に第2のレンズ群を駆動る
ものである。
[実施例] 以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する
まず、第1実施例として、たとえばレンズが4群構成の
ズームレンズに本発明を適用したレンズシャッタカメラ
について説明する。
第8図は本発明に係る各レンズ群の動きを示す図である
。すなわち、図示のように、ズーミングによってワイド
からテレ側に焦点距離を変えると、第1群レンズ、第2
群レンズ、第3群レンズ、第4群レンズはそれぞれ異な
った移動量で焦点面に対し繰出される(図中の実線はフ
ォーカシングが■のときの各レンズの最終面の位置を示
す)。さらに、ワイド(W)、スタンダード(S)、テ
レ(T)のフォーカシング時には、第2群レンズおよび
第3群レンズが第8図の破線のように無限から至近に繰
り出され、それぞれの焦点距離によってフォーカシング
繰出量が異なっている。このようなレンズの動きをする
ズームレンズは、従来から周知のカムなどを用いた枠構
成で作成することは困難である。
そこで、本発明では、たとえば第4図に示すような枠構
成を用いている。すなわち、第1群レンズ71、第2群
レンズ72、第3群レンズ73、および第4群レンズ7
4は、それぞれ1解枠75.2解枠76.3解枠77、
および4解枠78に固定保持されている。2解枠76.
3解枠77、および4解枠78は、1解枠75のカメラ
ボディ79側に延びた中空枠部の内側に光軸方向にのみ
移動可能なように、1解枠75の内周部に配設された振
動体81,82.83によってベアリング85,86.
87方向に押圧されている。したがって、2解枠76.
3解枠77、および4解枠78は、各ベアリング85,
86.87と各振動体81,82.83とによって1解
枠75に対し、光軸方向の位置および光軸中心に対する
ずれが生ずることがなく、しかも、がたなく位置決めさ
れている。
また、1解枠75は、固定枠88の内周部に配設され光
軸方向にのみ移動可能なように、固定枠88に配設され
たベアリング84によってガイドされ、かつ、ベアリン
グ84の対向する位置で固定枠88に配設された振動体
80によってベアリング84の方向に押圧されている。
したがって、1解枠75も固定枠88に対し、がたなく
位置決めされている。なお、89はカバー 90はフィ
ルム面である。
次に、振動体の取付は部の詳細およびリニア型超音波モ
ータの動作について述べる。本実施例では、4つのリニ
ア型超音波モータを用いているが、取付けおよび動作に
ついては同様なので、代表として1解枠75に用いであ
るリニア型超音波モータについて説明する。
第6図および第7図がリニア型超音波モータの詳細を示
す図である。すなわち、中空の円筒体からなる固定部材
である固定枠1 (88)の内部には、同じく中空の円
筒体からなる移動部材である1解枠2(75)が一定の
間隙を有して中心軸線0方向に移動し得るように配設さ
れる。そして、固定枠1と1解枠2との間隙の上部(第
6図において)の一部には、1解枠2の中心軸線O方向
に延びるスライド板3が1解枠2上に固定されていて、
このスライド板3に対向する固定枠1の中程の部分には
、中心軸線O方向の前後方向に長い長方形状の切欠孔1
d(第7図参照)か穿設されている。この切欠孔1dは
後述する振動体12(80)の配設用の孔である。
一方、スライド板3の配設された間隙と反対側の間隙に
は、1解枠2の支持案内機構が設けられている。この支
持案内機構は、本実施例では3本のガイド溝と同各湾内
にそれぞれ配設された複数のベアリングボールからなる
支持体とで構成されている。すなわち、スライド板3の
中心軸線Oを挾む対向位置には、1解枠2の外周面に部
分円弧状凹部からなる直線溝2bが1解枠2の中心軸線
0方向に穿設されており、固定枠1の内周面の直線溝2
bに対向する位置の中程には、固定枠1の中心軸線O方
向に部分円弧状凹部からなる直線溝1bが設けられてい
て、さらに、この両直線溝lb、2bの両側の円周方向
の等距離の位置には、同じく部分円弧状凹部からなる直
線溝1a、2a。
lc  2cが固定枠1の外周面と1解枠2の内周面と
にそれぞれ中心軸線O方向に向けて穿設されている。そ
して、直線溝1a、2a、lb、2bおよびlc、2c
内には、複数のベアリングボールからなる支持体13a
、13bおよび13cがそれぞれ配設されている。
この支持案内機構においては、1解枠2の支持体13b
に対向する位置に配設される振動体12(後述する)を
スライド板3を介して中心軸線O方向に向けて押圧する
と、直線溝1a〜ICおよび2a〜2cと支持体13a
〜13cによって求心作用か働き、1解枠2は固定枠1
に対して中心軸を一致させるように正確かつ精密に配置
される。
また、支持体13a〜13cは、複数個のベアリングボ
ールを固定枠1の中心軸線O方向に配置しているので、
1解枠2は中心軸線の振れもなく支持される。さらに、
1解枠2の支持は、支持体13a〜13cのみによって
行なわれているので、1解枠2および固定枠1は、その
直線溝1a〜ICおよび2a〜2Cのみを高精度に加工
しておけば、1解枠2を固定枠1に対して精度よく位置
決めすることができる。
切欠孔1dは、第6図に示すように、固定枠1の上部中
程の位置にスライド板3に対向して穿設される。すなわ
ち、固定枠1の上周面の中程を中心軸線Oに直交する向
きに切り裂いて平面部を形成し、その平面部の中央部に
軸方向に長い長方形状の貫通孔からなる切欠孔1dを穿
設しである。
したがって、切欠孔1dの軸方向の両側には平面部1d
oが形成され、この平面部1doは振動体12を支持し
たホルダ8の取付部となっている。
振動体12は、屈曲振動子11と縦振動子4とで構成さ
れている。屈曲振動子11は、切欠孔1d内に余裕をも
って配置される大きさの比較的厚みのある矩形の弾性体
5と、この弾性体5よりも短い長さで厚みの薄い矩形状
の圧電体6とよりなり、圧電体6を弾性体5の上面にエ
ポキシ系の接着剤で固着して構成されている。そして、
この屈曲振動子11の圧電体5には、その板厚方向に駆
動用の高周波電圧が印加されるようになっていて、本実
施例の場合には1次の屈曲共振を発生するようになって
いる。この屈曲振動の2つの節の部分で圧電体6の固着
していない弾性体5の下面に、積層圧電体で矩形柱状に
形成される積層板の厚み方向に縦振動する縦振動子4が
屈曲振動子11の板厚方向に縦振動をするように固着さ
れている。
また、屈曲振動子11には、その節の位置で屈曲振動子
11の板幅方向の外側方向に向けてそれぞれ延びる4本
の円柱状の支持ピン7が弾性体5に固着されていて、そ
のピン7の中程には円周方向にホルダ取付用溝部7aが
設けられている。
このように構成された振動体12は、断面がチャンネル
状をなし、振動体12を上方から覆う形状に形成された
ホルダ8に下方から収納されて保持される。すなわち、
ホルダ8は、弾性薄板を折り曲げて形成されていて、そ
の雨垂下壁の支持ピン7に対応する位置には、下方が開
放された円孔状の受部8aが設けられており、その受部
8aの下方開放部は、ホルダ取付用溝部7aの径よりも
若干小径の幅を有する切欠で形成されている。また、こ
のホルダ8の雨垂下壁の中程には、外方に折り曲げられ
て、それぞれ水平に延び出した取付固定部8bが設けら
れており、その取付固定部8bには固定用ビス10かそ
れぞれ貫通する開孔8Cか穿設されている。
振動体12は、ホルダ8に対して、その支持ピン7のホ
ルダ取付用溝部7aを受部8aにゆるく嵌合することに
よりホルダ8内に振動自在に収納され、しかるのち、ホ
ルダ8の開孔8Cに固定用ビス10を皿ばね9を介して
貫通させ、固定用ビス10を固定枠1の平面部1doに
螺設されたねし孔1eに螺着させることにより、振動体
12は固定枠1の切欠孔1d内に配設される。この配設
された振動体12は、その縦振動子4の下端面が1解枠
2に固定されたスライド板3の上側平面に圧接される。
このように構成された超音波モータの動作原理は、本出
願人が先に提案した特願平1−195767号のものと
同じで、屈曲振動と縦振動の位相差を90°にすること
で1解枠2を、その中心軸線O方向に進退移動するよう
な楕円振動を縦振動子4の端面に発生させる。2つの縦
振動子4は、振動の位相か180°異なって振動するよ
うに構成されているので、屈曲振動による節まわりの振
り子振動の一方向の動作のみを1群−枠2のスライド板
3に作用させる。したがって、これによって1解枠2は
中心軸線O方向に進退移動することになる。
第5図は、第1実施例におけるカメラの概観図であり、
カメラボディ91、半押しくファーストレリーズ)と全
押しくセカンドレリーズ)の信号が出力可能なレリーズ
ボタン92、画角を決定するファインダ用の窓93、図
示しない測距センサへ光を導くための測距窓94、撮影
レンズ95、ズーム操作入力部(ズームボタン)58か
らなっている。
次に、第1図を参照して第1実施例の電気回路の構成を
説明する。図において、511〜514はそれぞれ第4
図の振動体80,81,82゜83に対応するリニア型
超音波モータ、52、〜524は超音波モータ511〜
514により駆動され、枠の動きを検出するエンコーダ
である。エンコーダ52、〜524は、等間隔に目盛を
位相をずらして2列に書込んたスケールと、その読取部
とからなり、スケール上には基準値となる終端位置を示
すもう1列の目盛も書込まれている。この場合、エンコ
ーダ52□については、スケールが固定枠1に、また読
取部が1解枠75にそれぞれ配設されており、エンコー
ダ521〜524については、スケールがそれぞれ2解
枠76.3解枠77.4解枠78に、また読取部が1解
枠75にそれぞれ配設されている。そして、スケールに
対して読取部が移動すると、目盛りの通過位置でパルス
を発生し、出力するようになっている。
53、〜532は方向検出回路であり、エンコーダ52
、〜524が発生する位相の異なる2系列のパルスの位
相反転から移動方向を検出する。
541〜544はエンコーダ521〜524が出力する
パルスと方向検出回路531〜532が出力する移動方
向信号とから絶対位置を検出する位置パルスカウンタ(
アップダウンカウンタ)であり、エンコーダ52、〜5
24か出力する基準位置を示すパルスによりリセットさ
れ、繰出方向のとき等間隔目盛に対応したパルスをアッ
プカウントし、繰込方向のときダウンカウントする。
551〜554は後述する演算制御部5つからの駆動制
御信号に基づいて振動体80,81゜82.83により
構成された超音波モータ51゜〜514を駆動する駆動
回路、56は後述する演算制御なとに必要なプログラム
および各種メモリデータを供給するROM、57は例え
ば実開平1−124515号公報などに示されるような
公知の三角測距方式によるAF(オートフォーカス)モ
ジュール、58はズーミングを行なうためのボタンによ
るズーム操作入力部である。
59は演算制御部で、位置パルスカウンタ541〜54
4の各出力(位置情報)、AFモジュール57の出力(
測距情報)、ズーム操作入力部58の出力を適宜取込み
、超音波モータ511〜514を駆動するための駆動制
御信号を駆動回路551〜554へ出力する。
第2図は駆動回路55□の構成を示すものであり、駆動
回路552〜554も全く同様であるので、駆動回路5
51を代表して説明する。C1はリニア型超音波モータ
51、の駆動を行なう基本となる信号を発生するシグナ
ルジェネレータであり、その詳細を第3図に示す。なお
、シグナルジェネレータC1は、たとえば特願平1−3
37024号公報の第3実施例と同一であるため、詳細
な説明は省略する。
シグナルジェネレータC1で発生された信号は、電力増
幅器C8,C9て増幅され、リニア型超音波モータ51
1に送られる。C2は4バイトのレジスタファイルであ
り、演算制御部59から送られる位置情報が書込まれる
。ここで、演算制御部59は、上記算出された駆動目的
位置の他、そこからあらかじめ定められた微小量だけ手
前にあたる3点の位置をも算出し、レジスタファイルC
2に対して4点分のデータを書き込むことになる。
なお、上記目的位置手前の3点の位置は後述する停止時
の減速点になる。
そして、制御回路C7のアドレス信号により、いずれか
の位置の値をディジタルコンパレータC6へ出力し、デ
ィジタルコンパレータC6は、レジスタファイルC2の
値と位置パルスカウンタ541の値とを比較し、その比
較結果を制御回路C7へ送る。一方、C3は4バイトの
レジスタファイルであり、演算制御回路59から送られ
る事前に算出された速度に対応したリニア超音波モータ
511のP W M信号(パルス幅変調信号)が書込ま
れる。これは上記したレジスタファイルC2内に書込ま
れた4点に達するまでの4速度に相当するものである。
そして、制御回路C7のアドレス信号によって、いずれ
かのPWM信号がシグナルジェネレータC1へ出力され
る。制御回路C7は、駆動回路551内の各ブロックを
制御するものであり、エンコーダ521の基本位置信号
が出力されると、位置パルスカウンタ541をリセット
し、一方、ディジタルコンパレータC6の出力から、被
駆動レンズ群が目的位置の手前の点に達したら、アドレ
ス信号を変更してレジスタファイルC2およびC3の出
力を変更し、徐々に減速してレンズ群が目的位置で停止
するよう制御する。
以上のように、本駆動回路551は、その内部で演算制
御部5つから送られた目的位置の値および駆動速度に対
応したPWM信号にしたがって位置制御を行なえるため
、1個の演算制御部で複数の駆動回路を制御するのが極
めて容易である。
次に、第9図に示したフローチャートに基づいて、第1
実施例によるズーミング動作について説明する。ズーム
操作入力部58を操作すると、ズーミングモードに入り
、ズーム操作の状態を入力信号から読込む(Fl)。次
に、まずその操作方向を判断しくF2)、繰出方向に操
作されていれば第1群レンズ71は正の速度、繰込方向
ならば負の速度であると判断する(F3.F4)。次に
、全押しか半押しかを判断しくF5)、全押しであれば
高速駆動と判断し、また半押しならば低速駆動であると
判断する(F6.F7)。
次に、第1群レンズ71の現在位置を位置パルスカウン
タ541から読出す(F8)。第1群レンズ71は、ズ
ーム状態と1対1に対応しているレンズ群であるため、
このレンズ群の位置によりズーム状態を判別しているこ
とになる。次に、第1群レンズ71の位置、高速/低速
駆動の判断、および駆動方向にしたがって第1群レンズ
71の駆動目的位置を出力する(F9)。続いて、この
第1群レンズ71の目的位置から、第2群〜4群レンズ
72〜74の目的位置を算出し、出力する(F 10)
。この目的位置の出力方法については後で述べる。
次に、第1群〜4群レンズ71〜74の目的位置、およ
び高速/低速の別に対応した駆動制御用PWM信号を駆
動回路551〜554に送信する(Fll、Fl2)。
これらの後に駆動許可信号を送信することにより(Fl
3)、所定のレンズ群の駆動が開始される。そして、ズ
ーム操作がまだ続いているのか否かを確認しくFl4)
、引き続き操作が続いている場合はステップFlへ戻る
ズーム操作が終了している場合は、駆動回路が各レンズ
群を目的位置へ駆動し終わるまで待機しくF15)、駆
動が終了したところでズーミングモードの動作を終了す
る。
ここで、上記ステップF1〜F14までの繰り返し中は
、ステップF11.F12で目的位置、高速低速の別を
設定し、駆動を開始してから再びステップFil、F1
2に達するまでの時間では、レンズ群が目的位置まで行
き切らないような駆動に用いる記憶データの設定となっ
ている。このため、ズーミング中にレンズが停止、移動
を繰り返すことなく、滑らかに駆動される。しかも、常
に各レンズ群の基本位置の関係を満たすような目的位置
が設定されているため、停止すれば即所定の位置関係に
なっている。
次に、目的位置の算出法について説明する。第10図は
、第1群レンズ71の繰出量に対する第2群、第3群、
第4群レンズ72,73.74の1解枠75に対する基
本移動量(焦点が無限遠に合焦状態での移動量)である
。プラス(+)はレンズ繰出方向、マイナス(−)はレ
ンズ繰込方向であり、ワイド状態からの変化分を示して
いる。
ポイントPZI■で表わされた点は、第1群レンズ71
かximで表わされる位置にいるときの第9群レンズの
目的位置をグラフ上に表わした点である。
この点に対応した第1群レンズ71の位置、および第2
群〜第4群レンズ72〜74の位置がROM56内に記
憶されている。
たとえば、第1群レンズ71がxliで表わされる位置
にいるときにズーム操作を開始し、xljの直前でズー
ム操作を停止したとする。このとき、・まず第1群レン
ズ71の位置をステップF8で検出し、第1群レンズ7
1の位置がxllであると認識し、ズーム操作が繰出(
テレ)方向の低速駆動であったとすると、ROM56の
データを参照し、xllよりも繰出方向に僅かに移動し
た点xli+2を第1群レンズ71の目標位置とする。
同時に、これに対する点P Z 21+2.  P Z
 31+2. P Z 41+2ニ対応する第2群〜第
4群レンズ72〜74のワイド時の位置からの移動量x
 21+2.  x 3i+2.  x 41+2を、
やはりROM56から読出し、目標位置とする。
そして、第1群レンズ71の位置がxli+1に達する
と、上記iをDiに、i+2をi+3に変更し、同様に
目的位置の決定を繰り返していく。高速駆動の場合は、
低速駆動の約3倍の速度が各レンズ群に与えられるよう
になっており、目的位置は前回の第1群レンズ71の位
置がxlならば、i+4に対応した各レンズ群の目的位
置を出力する。
次に、第11図に示したフローチャートに基づいて、第
1実施例によるオートフォーカス動作について説明する
。レリーズボタン92を半押しにしにすると、オートフ
ォーカスモードに入る。まず、AFモジュール57によ
り測距しくF21)、検出可能な出力が得られれば(F
22)、第1群〜第3群レンズ71〜73の位置を読込
む(F 23)。本実施例においては、ズーム状態によ
りフォーカシング時の繰出しが異なり、第12図に示す
ようになっている。したがって、第1群レンズ71の位
置からズーム状態を判断し、第2群レンズ72および第
3群レンズ73の繰出量を、第12図に示すグラフにし
たがってROM56内に記憶された値の参照により出力
し、初期位置(ステップF23によって読出した位置)
に加えることによって第2群、第3群レンズ72.73
の駆動目的位置を出力する(F24.F25)。
次に、AF用にあらかじめROM56内に記憶された第
2群、第3群レンズ72.73の駆動速度を読出しくF
26)、それぞれの値を駆動回路552.553に送信
する(F27.F28)。
その後、駆動許可信号を送信して駆動を開始させ(F、
 29 )  駆動が終了したかを確認する(F30)
。この時点で撮影レンズは合焦状態にある。ここで、セ
カンドレリーズがオンされていれば(F31)、露出動
作を行ない(F 32)、第2群、第3群レンズ72.
73を初期位置へ復帰させ(F33〜F38)、フィル
ムを巻上げて終了する(F39)、ステップF31でセ
カンドレリーズがオンしていなければ、ファーストレリ
ーズがオフされているか否かを確認しくF40)、オフ
されていれば初期位置に復帰して終了する(F41〜F
46)。
このように、第1実施例によれば、第1群レンズ71の
位置検出手段の出力により、レンズの状態、すなわちズ
ーム状態を判別し、この出力に基づいて各レンズ群の駆
動目的位置を出力することにより、各レンズ群のズーム
駆動を行なっているため、ズーム操作に応じてズーム状
態を十分な分解能で保持するための、操作部材と結合し
た高精度の絶対量エンコーダや操作により発生するパル
スをカウントするカウンタなどを必要としない。
また、第1解枠75の内周部に第2群〜第4群レンズ7
2〜74が配設されている構造上、第1群レンズ71を
駆動する場合の負荷は他のレンズ群よりも大きく、駆動
速度は遅くなるが、第1群レンズ71の位置検出手段が
基準になるため、基準になるレンズ群の移動に他のレン
ズ群が追従できない可能性が少ない。
また、第1群レンズ71は最も前方にあるレンズ群であ
り、使用者が誤って触れたり、思いがけない外乱に見舞
われたとしても・、他のレンズ群は第1群レンズ71の
位置に基づいて制御されるため、所要の位置関係は保た
れる。加えて、第1群レンズ71の移動ストロークが第
2群〜第4群レンズ72〜74に比べて大きく、最も駆
動時間のかかるレンズ群であるため、第2群〜第4群レ
ンズ72〜74が追従できない可能性が小さい上、第2
群〜第4群レンズ72〜74の移動ストロークが小さい
ことは、ROM56に必要なメモリ容量が少なくて済み
、エンコーダのスケールも短くて済む。
さらに、第2群、第3群レンズ72〜74の位置検出手
段とROM56の記憶データに基づいてフォーカス駆動
の制御も行なうことができ、ズーム状態に応じて異なる
フォーカス形態が選択できるという、カム筒などを用い
る場合と比べ、簡単な構成でより多様な駆動制御が実現
可能である。
この実施例により、ズーミングまたはフォーカシングな
ど、同一機能に係わるレンズ群の位置が撮影時に保証さ
れることは言うまでもない。
次に、第2実施例として、第1実施例と同様なズームレ
ンズを装着する1眼レフカメラに適用した場合について
説明する。
第13図は、第2実施例における1眼レフカメラの概観
図である。すなわち、カメラボディ101には、半押し
くファーストレリーズ)と全押しくセカンドレリーズ)
の信号が出力可能なレリーズボタン102、画角を決定
するペンタプリズムを用いたファインダ103、ファイ
ンダ103へ光を導くクイックリターン式のメインミラ
ー104、メインミラー104に取着され中央部の光を
ボディ底部に配設されたAFモジュール57へ導くサブ
ミラー105などが配設されている。また、撮影レンズ
106の側面には、ズーム操作入力部58およびフォー
カシング操作入力部61が配設されている。
なお、レンズ構成および枠構成などは第1実施例と同様
であるため、その説明は省略する。
次に、第14図を参照して第2実施例の電気回路の構成
を説明する。本実施例は、TTLカメラを想定している
ため、駆動中にレンズ群が設計時に想定していた位置関
係を大きくはずれると、思わぬ像の悪化など、ファイン
ダを覗いている撮影者に不快感を与え、ファインダを覗
きながらの操作を困難にする。このため、本実施例では
、第1実施例よりも細かい位置制御に加えて、与える速
度も考慮して制御する。そこで、第14図に示すように
、第1実施例における方向検出回路531〜534の代
わりに速度検出回路601〜604が設けられ、かつフ
ォーカシング操作入力部61が付加されている。
また、第15図に示すように、駆動回路55、(および
552〜554)には、アップダウンカウンタC4およ
び比較器C5が設けられている。
本実施例の駆動回路551では、レジスタファイルC3
が演算制御部59から送られる4種類の速度信号を読込
み、保持する。比較器C5は、レジスタファイルC3の
値と速度検出回路60、の出力値とを比較し、その比較
結果をアップダウンカウンタC4に出力する。ここで、
もし速度検出回路60、の出力値の方が大きいときは、
アップダランカウンタC4はダウンカウントされ、その
出力(PWM信号)がシグナルジェネレータC1に送ら
れて速度が低下され、逆の場合は速度が上げられる。
制御回路C7は、エンコーダ521の基準位置信号が出
力されると、位置パルスカウンタ541をリセットし、
一方、速度検出回路601に一定周期でリセットパルス
を送り、速度検出を行なわせる。また、制御回路C7は
、アップダウンカウンタC4および比較器C5の出力更
新のためのクロックパルスも送信する。
さらに、第16図に示すように、ディバイダ3およびデ
ィバイダ4への入力信号は、第1実施例ではレジスタフ
ァイルC3からであったのが、本実施例ではアップダウ
ンカウンタC4からとなる。
それ以外の構成は、第1実施例と同様であるので説明は
省略する。
次に、第17図に示したフローチャートに基づいて、第
2実施例によるズーミング動作について説明する。ズー
ム操作入力部58を操作すると、ズーミングモードに入
り、ズーム操作の状態を人力信号から読込む(F51)
。次に、まずその操作方向を判断しくF52)、繰出方
向に操作されていれば第1群レンズ71は正の速度、繰
込方向ならば負の速度であると判断する(F 53゜F
54) 次に、全押しか半押しかを判断しくF55)、
全押してあれば高速駆動に対応した第1群レンズ71の
速度、半押しであれば低速駆動に対応した第1群レンズ
71の速度を出力する(F56.F57)。
次に、第1群、第2群レンズ71.72の現在位置を位
置パルスカウンタ54..542から読出しくF58)
、その第1群、第2群レンズ71゜72の現在位置から
フォーカス状態を算出し、記憶する(F 59)。この
第1群レンズ71の値から、後述する方法により第1群
レンズ71の駆動目的位置を出力する(F 60)。次
に、出力された第1群レンズ71の目的位置および上記
記憶されたフォーカス状態に対応した第2群〜第4群レ
ンズ72〜74の目的位置についても算出し、出力する
(F61)。また、同時に第1群レンズ71の位置と既
に出力されている第1群レンズ71の速度から、第2群
〜第4群レンズ72〜74の速度を算出し、出力する(
F62)。
本実施例では、既に述べたように、駆動回路551〜5
54は、位置および速度の制御機能を持っているため、
レジスタファイルC2およびC3へ目的の速度と位置を
送信しくF 63゜F64)、その後に駆動許可信号を
送信することにより(F65)、所定のレンズ群の駆動
が開始される。そして、ズーム操作がまだ続いているの
か否かを確認しくF66)、引き続き操作が続いている
場合はステップF51へ戻る。ズーム操作が終了してい
る場合は、駆動回路が各レンズ群を目的位置へ駆動し終
わるまで待機しくF 67)、駆動が終了したところで
ズーミングモードの動作を終了する。
ここで、上記ステップF51〜F66までの繰り返し中
は、ステップF63.F64で目的位置、速度を設定し
、駆動を開始してから再びステップF63.F64Fに
達するまでの時間では、レンズ群か目的位置まで行き切
らないようになっている。このため、ズーミング中にレ
ンズが停止、移動を繰り返すことなく、滑らかに駆動さ
れる。しかも、常に各レンズ群の基本位置の関係を満た
すような目的位置が設定されているため、停止すれば即
所定の位置関係になっている。
次に、フォーカス状態の算出および記憶方法と、目的位
置および駆動速度の算出方法について説明する。
第18図は、第1実施例で示したように、第1群レンズ
71の繰出量に対する第2群〜第4群レンズ72〜74
の1解枠75に対する基本移動量(焦点が無限遠に合焦
状態での移動量)を示すものである。図中、プラス(十
)はレンズ繰出方向、マイナス(−)はレンズ繰込方向
であり、ワイド(W)状態からの変化分を示している。
それを第1群レンズ71の繰出量で微分して定数を掛け
たものが第19図であり、第1群レンズ71の速度に対
する第2群〜第4群レンズ72〜74の速度比を示して
いる。すなわち、第19図に示すような速度関係で駆動
してやれば、レンズ群の位置関係は常に第18図に示す
曲線上にある。
一方、本実施例では、フォーカシング時のフローティン
グ量がワイド、スタンダード、テレの間も連続的に変わ
る。しかし、ズーミング時の僅かなピントのずれは至近
時を除けばさほど気にならないため、本実施例ではズー
ム操作終了時にのみ初期フォーカス状態に正しく復帰す
れば、ズーム操作中は第19図に示す速度関係でレンズ
を駆動すればよいという考えに基づいている。すなわち
、ズーム時の基本となる第1群レンズ71の位置に対応
した第1群レンズ71の速度に対する第2群〜第4群レ
ンズ72〜74の速度比をROM56に記憶しており、
第1群レンズ71の位置を読出すことにより、各レンズ
群のズーム時の駆動速度が出力できる。
次に、フォーカス状態の記憶方法と、各レンズ群の最終
位置の出力方法について説明する。ズーム操作により、
第1群レンズ71がX′からX′の位置まで移動した場
合を想定する。たとえば、第1群レンズの位置X (P
I )は、X (Pj ) −X (BPi ’ ) 
+X (FPi ’ )とかける。
ここで、X(BPi  )は、ズーミングによるワイド
基本位置からの移動量であり、X(FPi  )は、フ
ォーカシングによる基本位置(無限遠状態)からの移動
量である。まず、X (BPi ’ )については、第
18図に示す第4群レンズ74の移動曲線上の有限個の
データ点の第1群レンズ71に対する基本移動量(xl
X (BPII) ) 、 −=、  (xn 、 X
 (BI’Jn) ) 。
・・・が記憶されている。その点はBPjl、・・・B
Pjn、・・の記号で示される。この有限個のデータ点
の間を直線補間する。図から明らかなように、上記の点
が十分細かければ、充分な精度でX (BPi ’ )
が出力できる。これを式で書くと、ズーミング終了時の
第1群レンズ71の位置をX′、それを挾むデータ点の
位置をX。、  Xfiヤ、とすると、 と書ける。
一方、X(FPi’)については、第20図に示すよう
に、有限個のある合焦被写体距離ごとに、第1群レンズ
71の繰出量(ズーミング)に応じた有限個のデータ点
群(Lll、・・・、Ljh、・・・)があり、データ
点群Llhに含まれるデータ点は、F P ihl 、
・・・、FPihj、・・・の記号で示されている。こ
こで、hは無限遠から至近に向かって単調増加する整数
である。X(FPi’)は次のように算出する。まず、
ズーミング開始前における第1群レンズのフォーカシン
グによる基準位置からの繰出量が、LlhとL 1h+
1との間FP2とする。このとき、このFP2 を囲む
4つのデータ点をF Pihj 、  F Pihj+
1 、  F P1h+1j 。
F P ih+1j+1とおくと、FP2′の直線FP
1hj。
F P fhj+1と直線F P1h+1j 、  F
 P1h÷1j+1に対する縦軸方向の距離の比を算出
する。この比をa:l−aとすると、フォーカス状態は
rh+aである」と記憶する。つまり、LlhとL I
h+1とが類似かつ近接しており、その間の同一距離合
焦点は、縦軸方向に対してリニアな関係が保たれるとす
るのである。この考え方により、最終点FPi’のフォ
ーカス繰出量X(FPj’)は、第1群レンズ71の停
止位置をX′とおくと、X(FP、、、、1a川(x’
−度X(F、Pjhl+1)+(xl+1−介X(FP
lhl)1(x −x4)+(x+中t−x”) により容易に求められ、精度も充分である。
このとき、フォーカス状態を表す数の整数部がh、小数
部がaである。なお、高速/低速の切換方法は、第1実
施例と同様であるが、本実施例のズーミングの場合は前
記ズーム状態を示す数りを変化させて記憶データを読出
せばよいことになる。
次に、第21図に示したフローチャートに基づいて、第
2実施例によるパワーフォーカシング動作について説明
する。パワーフォーカシング時は、第2群レンズ72お
よび第3群レンズ73の移動1こより行なわれるか、そ
の第2群レンズ72および第3群レンズ73の目的位置
の算出法は、前述したズーミングの場合とほぼ同様で、
フォーカス状態を示す数jを変化させ、記憶データを読
出すことにより行なわれる。
すなわち、フォーカシング操作入力部61を操作するこ
とにより、パワーフォーカシングモードに入り、フォー
カシング操作を読込み(F71)、操作方向を検出しく
F72〜F74)、全押しか半押しかをも検出する(F
75〜F77)。続いて、ズーム状態を示す第1群レン
ズ71の位置、および第1群レンズ71の位置と合せて
フォーカス状態を示す第2群レンズ72の位置を読出し
くF78)  ズーミングの場合と同様に、第2群レン
ズ72および第3群レンズ73の駆動目的位置を出力し
くF79.F2O) 、フォーカシング操作入力部61
の半押し、全押しの別から、ROM56内に記憶された
数値の参照により第2群レンズ72の駆動速度を出力し
くF81)、フォーカス状態と第2群レンズ72の駆動
速度から第3群レンズ73の駆動速度を算出し、出力す
る(F 82)。
ここでは、ズーミングと異なり、ズーム状態によってフ
ォーカシング時の第2群レンズ72と第3群レンズ73
の速度比が、第22図に示すように3種類記憶されてお
り、ズーム状態の最も近い速度比を読出して第3群レン
ズ73の速度を算出している。
以下、ズーミングと同様に、第2群レンズ72および第
3群レンズ73の目的位置と速度を駆動回路55□、5
53へ送信しくF 83゜F84)、駆動許可信号によ
って駆動を開始させる(F85)。そし七、フォーカシ
ング操作が引き続き行なわれているか否かを調べ(F 
86)、操作が終了していればレンズ群が全て停止した
かを確認した後(F87) 、パワーフォーカシングモ
ードの動作を終了する。
次に、第23図に示したフローチャートに基づいて、第
2実施例によるオートフォーカス動作について説明する
。まず、レリーズボタン102を半押しにしにすると、
オートフォーカスモードに入す、AFモジュール57に
より焦点検出が行なわれ(F91)、それに基づいてデ
フォーカス量が算出される(F 92)。次に、ズーム
状態に対応している第1群レンズ71の位置と、フォー
カス状態を示す第2群レンズ72の位置をカウンタ54
+、542から読込む(F 93)。次に、第2群レン
ズ72の繰出量を演算により算出する(F94)。これ
は、ズーム状態(第1群レンズ71の位置)に対応した
複数の算出式の係数がROM56に記憶されている。本
実施例の場合、たとえば特開昭64−59312号公報
に示されるように、係数α、β、γが複数組記憶されて
おり、駆動量ΔXは ΔX−α(β+d)+γ・d−(α/β)の式により近
似的かつ充分な精度で算出される。
これを先に読出した第2群レンズ72の位置に加えるこ
とにより、第2群レンズ72の最終位置が算出され(F
 95)  その位置に対応したフォーカス状態数から
ズーミングの場合と同様な方法で第3群レンズ73の目
的位置か算出される(F 96)。
その後、第2群レンズ72、第3群レンズ73の目的位
置、目的速度を駆動回路552,553に送信しくF9
7.F98)、駆動許可信号の送信によって駆動が開始
される(F 99)。そして、駆動の終了を確認した後
(Floo)、再度焦点検出を行ない(F 101) 
 デフォーカス量を演算して(F 102)  合焦し
ているかを調べる(F 103)。合焦していなければ
ステップF93に戻り、合焦していればオートフォーカ
スモードの動作を終了する。
このように、第2実施例によれば、第1群レンズ71の
位置検出手段の出力によりズーム状態を、また、第2群
レンズ72の位置検出手段と演算制御部59によってフ
ォーカス状態を、それぞれ検出して駆動制御を行なって
いるため、ズーム状態やフォーカス状態を検出する専用
の手段が不要である。また、上記のように動作する1つ
のレンズ群に対して他のレンズ群の位置や速度を算出し
てイルため、上記1つのレンズ群の駆動速度を変更すれ
ば、変更前と全く変わらない手順で容易に他のレンズ群
の制御も可能である。さらに、速度による制御を行ない
つつ駆動するため、1眼レフカメラに用いてもファイン
ダ像の劣化も少なく、良好なズーミングやパワーフォー
カシングの操作が可能である。
なお、前記第1および第2実施例において、ズーム操作
入力部、フォーカシング操作入力部などの操作入力部は
ボタン形式以外のもの、たとえば特開昭63−1771
18号公報に示されるような電子ダイヤルを用いてもよ
く、その操作によって出力される信号も多段階であって
もよい。
また、各レンズ群の目的位置や駆動速度を出力する方法
も、全てROMなどに記憶したり、記憶データを補間す
る方法の他、係数を記憶した数式により近似的に算出し
てもよい。
また、前記実施例で示した焦点検出手段は、赤外線や超
音波を用いたアクティブ方式など、様々なものか利用可
能である。
さらに、本発明対象のレンズは、ズーム機能のない多群
フォーカシングレンズで、そのようなレンズのフォーカ
シングに本発明を応用することも勿論可能であり、レン
ズ間隔を変えてレンズのMTFなどの特性を変化させる
システムにも応用できることは言うまでもない。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明によれば、カム筒などを用い
た従来のレンズ駆動装置よりも小型で複雑なレンズ移動
にも対応できるレンズ駆動装置に応用でき、シンプルな
構成と最小限の演算部への負担によって、あるレンズ状
態要素に係わるレンズ位置関係のくずれを防止し、良好
な結像が得られるレンズ駆動装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第12図は本発明の第1実施例を説明する
ためのもので、第1図は電気回路を示すブロック図、第
2図は駆動回路を詳細に示す構成図、第3図はシグナル
ジェネレータを詳細に示す構成図、第4図はレンズ構成
および枠構成を示すズームレンズの断面図、第5図はカ
メラの概観図、第6図および第7図はリニア型超音波モ
ータの詳細を示す構成図、第8図は各レンズ群の動きを
示す図、第9図はズーミング動作を説明するフローチャ
ート、第10図は第1群レンズの繰出量に対する第2群
ないし第4群レンズの第1群レンズに対する基本移動量
を示すグラフ、第11図はフォーカシング動作を説明す
るフローチャート、第12図(a)はワイド時の被写体
距離に対するレンズ群移動量を示すグラフ、第12図(
b)はスタンダード時の被写体距離に対するレンズ群移
動量を示すグラフ、第12図(c)はテレ時の被写体距
離に対するレンズ群移動量を示すグラフ、第13図ない
し第23図は本発明の第2実施例を説明するためのもの
で、第13図は1眼レフカメラの概観図、第14図は電
気回路を示すブロック図、第15図は駆動回路を詳細に
示す構成図、第16図はシグナルジェネレータを詳細に
示す構成図、第17図はズーミング動作を説明するフロ
ーチャート、第18図は第1群レンズの繰出量に対する
第2群ないし第4群レンズの第1群レンズに対する基本
移動量を示すグラフ、第19図は第1群レンズが一定速
度で動く場合の第2群ないし第4群レンズの移動速度を
示すグラフ、第20図は第1群レンズの繰出量に対する
第2群レンズおよび第3群レンズの基準位置からの繰出
量を示すグラフ、第21図はパワーフォーカシング動作
を説明するフローチャート、第22図はフォーカシング
時の第2群レンズに対する第3群レンズの速度比を示す
グラフ、第23図はオートフォーカス動作を説明するフ
ローチャートである。 51、〜514・・・リニア型超音波モータ、52、〜
524・・・エンコーダ、53.〜534・・・方向検
出回路、541〜544・・・位置パルスカウンタ(ア
ップダウンカウンタ) 551〜554−・・駆動回路
、56−ROM、57−AFモジュール、58・・・ズ
ーム操作入力部、59・・・演算制御部、601〜60
4・・・速度検出回路、61・・・フォーカシング操作
入力部、71・・・第1群レンズ、72・・・第2群レ
ンズ、73・・・第3群レンズ、74・・・第4群レン
ズ、75・・・1群枠、76・・・2群枠、77・・・
3群枠、78・・・4群枠、80〜83・・・振動体、
84〜87・・・ベアリング、88・・・固定枠、92
,102・・・レリーズボタン。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 変倍の際に相異なる量を移動する複数のレンズ群により
    構成された変倍機能、または焦点調節の際に相異なる量
    を移動する複数のレンズ群により構成された焦点調節機
    能の少なくともいずれか一方を備えたレンズにおいて、 前記各レンズ群を単独に駆動する駆動手段と、変倍状態
    または焦点状態にその位置が対応している第1のレンズ
    群の位置を検出する第1の位置検出手段と、 前記第1のレンズ群と同一の機能に係わる第2のレンズ
    群の位置を検出する第2の位置検出手段と、 前記第1のレンズ群の位置に対応する前記第2のレンズ
    群の駆動目的位置、またはその駆動目的位置を近似的に
    算出するための数式の係数を記憶した記憶手段と、 前記第1の位置検出手段および前記記憶手段の出力に基
    づいて前記第2のレンズ群の駆動目的位置を出力する目
    的位置出力手段と、 前記第2の位置検出手段の出力が前記目的位置出力手段
    の出力に相等しくなるよう前記第2のレンズ群を駆動す
    る駆動制御手段と を具備したことを特徴とするレンズ駆動装置。
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