JPH0635762B2 - 立体格納装置における制御方法 - Google Patents

立体格納装置における制御方法

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JPH0635762B2
JPH0635762B2 JP21744487A JP21744487A JPH0635762B2 JP H0635762 B2 JPH0635762 B2 JP H0635762B2 JP 21744487 A JP21744487 A JP 21744487A JP 21744487 A JP21744487 A JP 21744487A JP H0635762 B2 JPH0635762 B2 JP H0635762B2
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hawks
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) この発明は、立体格納装置における制御方法に関するも
のである。
(従来の技術) 従来、昇降空間内を上下動可能にした昇降ホークと、前
記昇降空間の側方に設けた格納スペースと同昇降空間と
の間を往復動可能に装設した横行ホークとを、昇降空間
内において上下方向に交差させて格納物を受け渡し可能
にした立体格納装置が提案されている。
この立体格納装置においては、昇降ホークの現在位置、
例えば積載位置より上方から格納物を出庫する際(上方
出庫)にはまず、横行ホークを昇降空間の中央位置へ往
行させ、その往行が完了すると、昇降ホークを所定位置
まで上昇させるように制御している。
ところが、前記制御方法においては横行ホークの往行が
完了するのを持って昇降ホークを上昇させるため、出庫
処理に要する時間が長くかかるという問題があった。
そこで、積載位置より上方から格納物を出庫する場合に
おける昇降ホークの上昇と横行ホークの昇降空間への往
行とを同時に操作するように構成するとともに、昇降ホ
ークより先に昇降空間の中央位置に到達すべき横行ホー
クが先に到達しない時は、横行ホークが前記中央位置に
到達するまで昇降ホークを横行ホークの直前において停
止させるように制御する方法が提案されている。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、前記制御方法においては、昇降ホークを横行
ホークの直前で停止させた後、横行ホークの中央位置へ
の到達を持って再び昇降ホークを移動開始させなければ
ならず、その制御が複雑になるばかりか、再始動のため
に無駄な電力が消費されるといった問題があった。
なお、この問題は、昇降ホークの現在位置、例えば積載
位置よりも下方へ格納物を入庫する際(下方入庫)にも
同様に生じていた。
この発明の目的は昇降ホークを横行ホークの直前で停止
させることなく、横行ホークが昇降空間の中央位置に到
達する時に合せて昇降ホークを移動開始させて、速やか
に格納物の受け渡し動作を行なうことができる立体格納
装置を提供することにある。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) この発明は前記問題点を解決するためになされたもので
あって、昇降ホークが現在位置よりも上方から格納物を
出庫する場合における昇降ホークの上昇又は昇降ホーク
が現在位置よりも下方へ格納物を入庫する場合における
昇降ホークの下降と横行ホークの昇降空間への往行とを
同時に移動操作するように構成するとともに、昇降ホー
クが横行ホークの往行完了より先にその受渡のための高
さ位置に到達するときは、横行ホークが昇降空間に到達
する時間に合せて昇降ホークを遅らせて移動開始させる
ようにしたことをその要旨とするものである。
(作用) 上記した構成により、一旦上昇又は下降を開始した昇降
ホークは、横行ホークが昇降空間に到達すると同時に横
行ホークの直前に達し、速やかに格納物の受け渡し動作
に移行するため、昇降ホークは横行ホークの直前におい
て停止することはない。
又、横行ホークが昇降空間の中央位置に到達するまでの
間に既に昇降ホークは移動を開始するため、格納物の受
け渡しに要する時間を短縮することができる。
(実施例) 以下、この発明を自動車用の立体格納装置に具体化した
一実施例について図面に従って説明する。
図面中、操作盤1は自動車用の立体格納装置を駆動制御
及び操作する為のものであって、同立体格納装置の制御
回路Aを内蔵するとともに、第1図に示すように立体格
納塔Pに隣接した地上面に配置している。
本実施例では地上12階、地下5階からなる前記立体格
納塔Pの中央部には、格納物としての車Cを昇降移動さ
せる昇降空間Eを設け、各階に対応する昇降空間Eの左
右両側方には格納スペースX,Yが設けられている。
尚、1階部分に対応する昇降空間Eは車Cが積載位置さ
れる乗入場E1であって、第4図に示すようにその両側
部分は空スペースSとなっており、扉Dを介して前記乗
入場E1に出入り可能となっている。
第3図及び第4図に示すように四角柱状の固定部材2
と、同固定部材2から内方へ所定間隔を置いて複数延設
したホーク3と、同固定部材2の前後両端に対し上下方
向に設けられた支持部材4とからなる一対の左昇降ホー
ク5a及び右昇降ホーク5bは、前記各支持部材4が前
記昇降空間Eの四隅に配設された昇降ガイドレール6に
よって案内され昇降移動可能としている。尚、前記各ホ
ーク3の先端間は所定間隔をなすように構成している。
又、第4図に示すように乗入場E1の床面中央部(地上
面GL)には、危険防止のための乗入場ホークFが設け
られている。そして、前記乗入場ホークFの左右両側に
突設したホーク3は、前記両昇降ホーク5a,5bのホ
ーク3と噛み合い、その間に形成される間隔を塞ぐよう
になっている。さらに、第1図に示すように前記乗入場
ホークFは、地下入庫あるいは地下出庫の際に邪魔とな
らないように、右側の空スペースSの床に設けた乗入場
ホーク収納部K内へ移動するようになっている。
前記各支持部材4は、上端が前記昇降ガイドレール6内
に挿通されたチェーン7の下端に連結され、同チェーン
7が立体格納塔Pの上部に設けられた昇降モータM1に
よって巻上げられることによって前記両昇降ホーク5
a,5bは昇降駆動されるようになっている。さらに、
前記両昇降ホーク5a,5bは常に同じ高さに並んで等
速度で昇降駆動されるように、昇降モータM1の出力軸
に設けられたロータリーエンコーダ8によって常にその
絶対位置が計測され、その高さ位置が制御されている。
前記昇降モータM1は、昇降モータ駆動回路9によって
駆動制御されるようになっている。尚、前記昇降モータ
駆動回路9は、読み出し専用のメモリからなるROM2
8に組まれた制御プログラムに基づいて動作する制御回
路Aに接続されている。
前記ROM28は両昇降ホーク5a,5bが横行ホーク
20の高さ位置の直前(本実施例では約70cm手前)
に到達するまでの所用時間Tuを各階毎に記憶してい
る。又、前記ROM28は横行ホーク20が昇降空間E
の中央位置に到達するまでの所用時間Tsも記憶してい
る。
第1図及び第3図に示すように前記各階の格納スペース
X,Yの前後両側壁には、長四角箱型の横行ローラーフ
レーム10,11を、同じく昇降空間Eの前後両側に
は、中央位置横行ローラーフレーム12を配設してい
る。前記一対の各横行ローラーフレーム10,11,1
2の内側面には同時に回転する4個の滑車14が所定間
隔において設けられている。そして、前記滑車14は各
横行ローラーフレーム10,11,12の一端部に配設
した横行モータM2によって回転駆動されるようになっ
ている。尚、前記横行モータM2は前記昇降モータM1
と同様に制御回路Aに接続された横行モータ駆動回路1
5を介して駆動制御されるようになっている。
横行ローラーフレーム10間に架設したホーク固定部材
16は、両昇降ホーク5a,5bのホーク3先端間の間
隔よりも幅狭に設けられている。そして、ホーク固定部
材16の両側から直角に延設された複数本のホーク17
は、前記ホーク3と互い違いとなるように離間配置され
ている。
前記ホーク固定部材16,ホーク17及びホーク固定部
材16の前巧両端に対し直角となるように設けられた支
持フレーム18とから横行ホーク20を構成している。
そして、前記支持フレーム18をそれぞれ横行ローラー
フレーム10の各滑車14上に載置しておき、横行モー
タM2を駆動することにより前記横行ホーク20を格納
スペースXから昇降空間Eの中央位置へ、さらに、昇降
空間Eの中央位置から格納スペースXへと往復移動可能
としている。
尚、前記横行ローラーフレーム11にも前記と全く同様
の横行ホーク20が格納スペースYと昇降空間Eの中央
位置との間を往復移動可能に配設されている。そして、
両昇降ホーク5a,5bと横行ホーク20は、前記昇降
空間E内において上下位置に配置された時、上下方向に
交差して車Cを受け渡し可能となっている。
尚、前記横行ホーク20が昇降空間Eの中央位置に往行
すると、後側の中央位置横行ローラーフレーム12の中
央部に設けたリミットスイッチ21が働き、横行ホーク
20が昇降空間Eから格納スペースX,Yの中央位置に
復帰すると、後側の各横行ローラーフレーム10,11
の一端部に設けたリミットスイッチ22が働き横行ホー
ク20は停止する。
各格納スペースX,Yの前後両端壁に対し相対向配置し
た一対の在庫センサ23は、各格納スペースX,Y内に
おける車Cの格納状態を常に検出している。
さらに、前記乗入場E1の前後両側には発光器と受光器
とからなる入口入庫センサ26が設けられている。そし
て、入口入庫センサ26は乗入場E1における車Cの載
置状態を検知して前記制御回路Aに検出信号を入力して
いる。
第2図において前記操作盤1の左側に対し上下方向一列
に設けたリフト階数表示ランプ30は、立体格納塔Pの
地上12階、地下5階に対応して上から順に12,1
1,10,…3,4,5の番号を付している。そして、
前記表示ランプ30は、ロータリーエンコーダ8からの
計測データに基づいて両昇降ホーク5a,5bの位置を
表示すべく、制御回路Aに接続されたランプ駆動回路3
1を介して適宜点灯されるようになっている。
前記各表示ランプ30の左側には各格納スペースXに対
応し、その格納スペースX内における車Cの格納状態を
表示する在庫表示ランプ32Xを、同じく右側には各格
納スペースYに対応した在庫表示ランプ32Yを設けて
いる。
そして、制御回路Aは前記在庫センサ23の検出信号に
基づき格納スペースX,Y内に車Cが在庫中と判断した
場合においては、その格納スペースX,Yに対応する前
記在庫表示ランプ32X,32Yをランプ駆動回路33
を介して点灯するようになっている。
前記在庫表示ランプ32Xの左側に設けた入出庫設定ス
イッチ34は、その表示部が上下に二分割され、上側に
は「入」表示を付した入庫設定ランプ35が下側には
「出」表示を付した出庫設定ランプ36が内蔵されてい
る。前記在庫表示ランプ32Yの右側には同じく入出庫
設定スイッチ37が設けられ、同入出庫設定スイッチ3
7の上側には入庫設定ランプ38が、下側には出庫設定
ランプ39が内蔵されている。
そして、前記在庫センサ23からの検出データと、制御
回路Aに接続され各格納スペースX,Yに対する入出庫
動作及び制御回路Aの演算結果を逐次記憶した読み出し
及び書き換え可能なメモリよりなるRAM29の入庫デ
ータとから制御回路Aが所定の格納スペースX,Y内に
車Cが無いと判断した時には、その入出庫設定スイッチ
34,37はそれぞれ入庫指令スイッチとして働くよう
になっている。
このとき、入庫設定ランプ35,38は制御回路Aに接
続されたランプ駆動回路40を介して点灯するようにな
っている。
又、逆に前記入出庫設定スイッチ34,37は、前記と
同様の手順で制御回路Aが所定の格納スペースX,Y内
に車Cが在ると判断した時には、出庫指令スイッチとし
て働くようになっている。そして、前記出庫設定ランプ
36,39は制御回路Aに接続されたランプ駆動回路4
1を介して点灯するようになっている。
前記操作盤1の右側には、この立体格納装置の電源投入
用のキースイッチ48及び運転スイッチ50が設けられ
ている。前記運転スイッチ50は入出庫設定スイッチ3
4,37によって入出庫処理が設定された後、押される
ことによって前記両昇降ホーク5a,5b及び横行ホー
ク20の入出庫動作を開始するようになっている。
前記運転スイッチ50の下方には入出庫設定スイッチ3
4,37によって設定した入出庫処理を取消すための取
消スイッチ51が設けられている。又、前記取消スイッ
チ51の下方には、両昇降ホーク5a,5b及び横行ホ
ーク20の入出庫動作を緊急停止させるための非常停止
スイッチ52が設けられている。
尚、前記各スイッチ48,50,51,52は前記入出
庫設定スイッチ34,37とともに、制御回路Aに接続
されている。
次に、上記のように構成した自動車用の立体格納装置の
作用を第7図から第16図に示す制御回路Aの動作を示
すフローチャート図に従って説明する。
まず、第1図に示すように両昇降ホーク5a,5bの現
在位置が乗入場E1である場合において、想像線で示す
ように地上11階の格納スペースY内に格納された車C
を地上へ出庫する場合(上方出庫)には、作業者は前記
格納スペースYに対応する入出庫設定スイッチ37を押
す。すると、制御回路Aはステップ1において、入出庫
設定スイッチ37がオンされたと判断し、次に、在庫セ
ンサ23及びRAM29に基づいてその出庫設定階にあ
たる格納スペースY内の車Cが在るか無いかを判断する
(ステップ2)。
続いて、制御回路Aは入口入庫センサ26に基づいて乗
入場E1に車Cが在るか無いかを判断するステップ3の
処理動作を行ない、乗入場E1に車Cが無いことを確認
すると、出庫設定ランプ39をオンする(ステップ
4)。そして、制御回路Aは作業者によって運転スイッ
チ50がオンされたと判断すると(ステップ5)、前記
出庫設定階が地上かどうかを判断する(ステップ6)。
この場合、出庫設定階が地上11階であるため、ステッ
プ7に示す上方受け取り動作に移る。
前記ステップ7は第9図に示す上方受け取り動作であっ
て、制御回路Aはまず、ステップA1においてROM2
8に記憶したTs−Tuが0以下であるかどうか判断す
る。即ち、横行ホーク20が昇降空間Eの中央位置に到
達するまでの所用時間Ts内に両昇降ホーク5a,5b
が横行ホーク20の高さ位置の直前(本実施例では約7
0cm手前)に到達するかどうかを判断する。そして、
この11階からの出庫の場合には、両昇降ホーク5a,
5bが上昇に要する時間が長く、前記Ts−Tuが0以
下となるため、制御回路Aは第17図(a)に示すよう
に横行ホーク20の中央位置への往行をスタートさせる
と同時に両昇降ホーク5a,5bの上昇をスタートさせ
る(ステップA2)。そして、制御回路Aは第17図
(b)に示すように両昇降ホーク5a,5bが出庫設定
階の横行ホーク20の水平位置より50cm手前に達し
たかどうか判断するステップA3の処理動作を行う。
次に、制御回路Aは横行ホーク20が中央位置へ達して
いるかどうかを判断し(ステップA4)、中央位置へ達
していれば両昇降ホーク5a,5bをさらに上昇させ横
行ホーク20と交差させる。このとき、両昇降ホーク5
a,5bは、横行ホーク20から車Cを受け取る。そし
て、制御回路Aは両昇降ホーク5a,5bが出庫設定階
の横行ホーク20の水平位置より50cm上方位置に達
したかどうか判断する(ステップ8)。
もし、前記ステップA4において、横行ホーク20が未
だ中央位置へ到達していないときは、横行ホーク20に
異常が生じたことを示しており、制御回路Aは両昇降ホ
ーク5a,5bを停止し、警告ブザー(図示せず)を鳴
らす等の故障表示を行う(ステップA5)。
又、もし前記ステップA1において制御回路AはTs−
Tuが正の値であると判断すると、まず横行ホーク20
の中央位置への往行を開始させる(ステップA6)。そ
して、制御回路Aは横行ホーク20が往行を開始してか
らTs−Tu秒後に両昇降ホーク5a,5bの上昇を開
始させ(ステップA7)、前記ステップA3以下の処理
動作を行なう。従って、両昇降ホーク5a,5bは常に
横行ホーク20が中央位置に到達した後、迅速に車Cを
横行ホーク20から受け出すことができる。
制御回路Aは前記ステップ8において両昇降ホーク5
a,5bの上昇を確認すると、ステップ9に示す上方受
け出し動作に移る。
尚、地上11階等の高い所から出庫する場合には、Ts
−Tuは負の値となるため、横行ホーク20と両昇降ホ
ーク5a,5bは同時に移動を開始する(ステップA
2)。一方、Ts−Tuが正の値となる低い階、例えば
3,4階からの出庫の場合には、横行ホーク20が往行
を開始(ステップA6)してからTs−Tu秒間遅れて
両昇降ホーク5a,5bは移動を開始(ステップA7)
することになる。
前記ステップ9は第10図に示す上方受け出し動作であ
って、制御回路Aは第17図(c)に示すようにまず、
両昇降ホーク5a,5bを停止するステップB1の処理
動作を行う。そして、制御回路Aは横行ホーク20を復
行させるステップB2の処理動作を行った後、第17図
(d)に示す状態となる横行ホーク20の復帰完了を確
認し(ステップB3)、両昇降ホーク5a,5bを下降
させる(ステップB4)。
さらに、制御回路Aは両昇降ホーク5a,5bが第17
図(e)に示す状態となる、地上1階(地上面GL)に
達したと判断するステップB5の処理動作を行った後、
両昇降ホーク5a,5bを減速して停止させる(ステッ
プB6)。
制御回路Aは前記ステップ9の処理動作を完了すると、
出庫を行った格納スペースYに対応して点灯していた出
庫設定ランプ36をオフ、在庫表示ランプ32Yをオフ
させるとともに、RAM29に記憶させた入庫データを
クリヤするステップ10の処理動作を行い、地上11階
からの車Cの出庫動作は全て終了する。尚、格納スペー
スXからの出庫動作の場合にも前記出庫動作と同様の処
理動作が行われる。
次に、出庫設定階が地下である場合(下方出庫)には、
制御回路Aは前記ステップ6の処理動作からステップ1
1に示す下方受け取り動作に移る。
このステップ11は第11図に示す下方受け取り動作で
あって、制御回路Aは第18図(a)に示すように両昇
降ホーク5a,5bを下降させ40cm下降したところ
で乗入場ホークFを乗入場ホーク収納部K内へ移動させ
る(ステップD1)。その間、制御回路Aは両昇降ホー
ク5a,5bをさらに下降させ(ステップD2)、出庫
設定階の両昇降ホーク5a,5bの水平位置より両昇降
ホーク5a,5bが50cm下降したかどうか判断する
(ステップD3)。
制御回路Aは両昇降ホーク5a,5bの下降を確認する
と、両昇降ホーク5a,5bを停止させる(ステップD
4)。そして、第18図(b)に示すように横行ホーク
20を中央位置へ往行させた後、第18図(c)に示す
ように両昇降ホーク5a,5bを上昇させる(ステップ
D5)。このとき、両昇降ホーク5a,5bは車Cを横
行ホーク20から受け取る。
そして、制御回路Aは両昇降ホーク5a,5bが前記出
庫階の横行ホーク20より50cm上方に達したことを
判断するステップ12の処理動作を行い、その到達を確
認してからステップ13に示す下方受け出し動作に移
る。
前記ステップ13は第12図に示す下方受け出し動作で
あって、制御回路Aはまず第18図(d)に示すように
横行ホーク20を復帰させる(ステップE1)。そし
て、両昇降ホーク5a,5bが乗入場E1の地上面GL
より40cm上方位置に達したかどうか判断し(ステッ
プE2)、その到達を確認すると両昇降ホーク5a,5
bを停止させる(ステップE3)。
次に、収納部K内に収納されている乗入場ホークFを乗
入場E1の中央部に移動し(ステップE4)、両昇降ホ
ーク5a,5bを40cm下降させる(ステップE
5)。
そして、制御回路Aは出庫を行った格納スペースX,Y
に対応する出庫設定ランプ36,39をオフ、在庫表示
ランプ32X,32YをオフさせるとともにRAM29
に記憶させた入庫データをクリヤする前記ステップ10
の処理動作を行って、この地下出庫動作を終了する。
次に、入庫動作について説明すると、制御回路Aは作業
者の入出庫設定スイッチ34,37のオン操作をステッ
プ1において確認した後、格納スペースX,Y内に車C
が在るか無いかを確認する(ステップ2)。
制御回路Aは格納スペースX,Y内に車Cが無いことを
確認すると(ステップ2)、第8図に示すステップ14
の処理動作を行う。このステップ14において制御回路
Aは乗入場E1内に車Cが在るか無いかを入口入庫セン
サ26によって判断し、乗入場E1内に車Cが在ること
を確認すると、入庫設定ランプ35,38を点灯するス
テップ15の処理動作を行う。
次に、制御回路Aは前記入庫設定階が地上かどうかを判
断する(ステップ16)。そして、制御回路Aは、入庫
設定階が地上であると判断した時(上方入庫)は、ステ
ップ17において運転スイッチ50のオン操作を持って
からステップ18に示す上方受け渡し動作に移る。
前記ステップ18は第13図に示す上方受け渡し動作で
あって、制御回路Aはまず第19図(a)に示すように
両昇降ホーク5a,5bを上昇させる(ステップF
1)。そして、制御回路Aは両昇降ホーク5a,5bが
前記入庫設定階より50cm上昇したかどうかを判断し
(ステップF2)、その上昇を確認すると両昇降ホーク
5a,5bを停止させる(ステップF3)。続いで、第
19図(b)に示すように制御回路Aは横行ホーク20
を昇降空間Eの中央位置へ往復させた後、第19図
(c)に示すように両昇降ホーク5a,5bを下降させ
る(ステップF4)。このとき、両昇降ホーク5a,5
bは横行ホーク20に車Cを受け渡す。
そして、制御回路Aは両昇降ホーク5a,5bが入庫設
定階より1階分下降したかどうか判断し(ステップ1
9)、その下降を確認するとステップ20に示す下降復
帰動作に移る。
前記ステップ20は第14図に示す下降復帰動作であっ
て、制御回路Aは第19図(d)に示すように横行ホー
ク20を復帰させるステップG1の処理動作を行うと同
時に、両昇降ホーク5a,5bが地上1階の地上面GL
に到達したかどうか判断する(ステップG2)。制御回
路Aは両昇降ホーク5a,5bが地上1階に到達したと
判断すると(ステップG2)、両昇降ホーク5a,5b
を停止する(ステップG3)。
そして、制御回路Aは入庫設定ランプ35,38をオ
フ、在庫表示ランプ32X,32Yをオンさせるととも
に、入庫設定階に対する入庫データをRAM29にセッ
トするステップ21の処理動作を行い、この地上入庫動
作を終了する。
次に、入庫設定階が地下である場合(下方入庫)には、
制御回路Aは前記ステップ16において地下と判断し、
運転スイッチ50がオンされるのを待つ(ステップ2
2)。そして、制御回路Aは運転スイッチ50がオンさ
れたと判断すると、ステップ23に示す下方受け渡し動
作に移る。
このステップ23は第15図に示す下方受け渡し動作で
あって、制御回路Aはまず両昇降ホーク5a,5bを4
0cm上昇させた後、乗入場ホークFを収納部K内へ移
動すると同時に、第20図(a)に示すように横行ホー
ク20を中央位置へ往復開始させる。尚、この乗入場ホ
ークFが収納部K内へ移動する間に横行ホーク20は中
央位置へ到達する。次に、制御回路Aは両昇降ホーク5
a,5bの下降を開始させ(ステップH2)、両昇降ホ
ーク5a,5bが入庫設定階の50cm手前に達したこ
とを判断すると(ステップH3)、第20図(b)に示
すように横行ホーク20が中央位置へ達しているかどう
かを判断する(ステップH4)。
前記ステップH4において横行ホーク20が中央位置に
達していれば、そのまま両昇降ホーク5a,5bは下降
し、横行ホーク20に車Cを受け渡す。そして、制御回
路Aは両昇降ホーク5a,5bが入庫階より50cm下
降したかどうか判断した後(ステップ24)、ステップ
25に示す上昇復帰動作に移る。
もし、前記ステップH4において、横行ホーク20が未
だ中央位置へ到達していないときは、横行ホーク20に
異常が生じたことを示しており、制御回路Aは両昇降ホ
ーク5a,5bを停止し、警告ブザー(図示せず)を鳴
らす等の故障表示を行う(ステップH5)。
制御回路Aは前記ステップ24において両昇降ホーク5
a,5bの下降を確認すると、ステップ25に示す上昇
復帰動作に移る。
前記ステップ25は第16図に示す上昇復帰動作であっ
て、制御回路Aはまず両昇降ホーク5a,5bを停止す
る(ステップJ1)。そして、制御回路Aは乗入場ホー
クFを乗入場E1へ復帰させる(ステップJ2)ととも
に、第20図(c)に示すように横行ホーク20を復行
させる(ステップJ3)。制御回路Aは前記横行ホーク
20の復帰完了後、第20図(d)に示すように両昇降
ホーク5a,5bを上昇させる(ステップJ4)。
続いて、制御回路Aは両昇降ホーク5a,5bが地上面
GLに到達したかどうか判断し(ステップJ5)、その
到達を確認すると両昇降ホーク5a,5bを停止させる
(ステップJ6)。
そして、制御回路Aは前記ステップ21と同様に入庫設
定ランプ35,38をオフ、在庫表示ランプ32X,3
2Yをオンさせ、RAM29に入庫データをセットする
ステップ26の処理動作を行ない、この地下入庫動作を
終了する。
従って、本実施例の立体格納装置においては、上方出庫
の場合に両昇降ホーク5a,5bと横行ホーク20とを
同時に移動開始するように構成するとともに、両昇降ホ
ーク5a,5bが横行ホーク20より先にその高さ位置
に到達するときは、横行ホーク20が昇降空間Eに到達
する時間に合せ横行ホーク20の中央位置への往行を開
始させた後、Ts−Tu秒後に両昇降ホーク5a,5b
の移動を開始させるため、上方出庫処理に要する時間を
最大限短縮することができる。尚、下方入庫の場合に
は、乗入場ホークFを収納部K内へ移動させる間に横行
ホーク20の中央位置への移動を完了させるようにして
いるため、下方入庫を速やかに行うことができる。
又、本実施例の立体格納装置は、二つに分割した一対の
昇降ホーク5a,5bを用いるとともに、横行ローラー
フレーム10,11,12側に設けた横行モータM2に
より、横行ホーク20を往復駆動するようにしているた
め、横行ホーク20にその移動のための駆動源を設けた
場合にその電源コード等が両昇降ホーク5a,5b及び
チェーン7の上下移動に干渉するといったことはなく、
両昇降ホーク5a,5bを動かしながら連続的に車Cの
受け渡しを行なうことができる。尚、昇降空間Eの前後
に格納スペースを設け、その左右両側壁に横行ホークを
支持するローラーフレームを設けた場合には、昇降ホー
ク5a,5b間の前後に隙間が形成されるため、その部
分において両昇降ホーク5a,5b及びチェーン7の上
下移動に干渉することなく、エアー,油圧シリンダ、チ
ェーンコンベア等により横行ホークを前後に駆動するよ
うにしてもよい。
さらに、両横行ホーク5a,5bのホーク3は、一つの
昇降ホークを用いる場合に較べその長さをほぼ1/3と
することができ、車Cの荷重による撓みや曲がりはほと
んど発生しないため、横行ホーク20に設けたホーク1
7との間で車Cを確実に受け渡しすることができる。
又、この実施例の入出庫設定スイッチ34,37は格納
スペースX,Y内に車Cが在る場合には出庫スイッチと
して働き、無い場合には入庫スイッチとして働くため、
作業者の操作ミスによる事故の発生を未然に防止できる
ばかりか、その操作も極めて容易なものとすることがで
きる。
尚、この発明は前記実施例に限定されるものではなく、
地上あるいは地下にのみ格納スペースX,Yを設けた立
体格納装置に具体化したり、乗入場ホークFを設けない
格納装置においては地下入庫の際に両昇降ホーク5a,
5bの下降と横行ホーク20の往行とを同時に操作する
ように構成するとともに、両昇降ホーク5a,5bが横
行ホーク20の往行完了より先にその高さ位置に到達す
るときは、横行ホーク20が昇降空間Eの中央位置に到
達する時間に合めて両昇降ホーク5a,5bを遅らせて
下降開始させるようにしてもよい。又、昇降空間Eの右
あるいは左側方にのみ格納スペースX,Yを設けた立体
格納装置を具体化したり、車C以外のものを格納する立
体格納装置に具体化する等、この発明の趣旨から逸脱し
ない範囲で任意に変更してもよい。
発明の効果 以上詳述したように、本発明によれば昇降ホークが現在
位置よりも上方から格納物を出庫する場合における昇降
ホークの上昇又は昇降ホークが現在位置よりも下方へ格
納物を入庫する場合における昇降ホークの下降と横行ホ
ークの昇降空間への往行とは同時に操作され、前記昇降
ホークが横行ホーク20の直前の位置に到達した時には
既に横行ホークの往行は完了され、処理動作に要する時
間を短縮することができる。
さらに、もし昇降ホークより先に中央位置への往行を完
了すべき横行ホークが先に往行を完了しない時は、横行
ホークが往行を完了する時間に合せて昇降ホークはその
移動を開始するため、横行ホークとの間で格納物を迅速
に受渡できるばかりか、昇降ホークの始動に要する電力
消費を必要最小限に抑えることができるといった産業利
用上優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を具体化した自動車用の立体格納装置
の立体格納塔の縦断面図、第2図は同じく操作盤を示す
正面図、第3図は立体格納塔の横断面図、第4図は同じ
く立体格納塔の地上一階部分を示す横断面図、第5図は
操作盤の要部拡大正面図、第6図は立体格納装置の電気
ブロック回路図、第7図から第16図は制御回路の動作
を示すフローチャート図であって、第7図は地下及び地
上出庫動作を示すフローチャート図、第8図は地下及び
地上入庫動作を示すフローチャート図、第9図は上方受
け取り動作を示すフローチャート図、第10図は上方受
け出し動作を示すフローチャート図、第11図は下方受
け取り動作を示すフローチャート図、第12図は下方受
け出し動作を示すフローチャート図、第13図は上方受
け渡し動作を示すフローチャート図、第14図は下降復
帰動作を示すフローチャート図、第15図は下方受け渡
し動作を示すフローチャート図、第16図は上昇復帰動
作を示すフローチャート図、第17図(a)〜(e)は
両昇降ホーク及び横行ホークの上方出庫動作を示す図、
第18図(a)〜(d)は両昇降ホーク及び横行ホーク
の下方出庫動作を示す図、第19図(a)〜(d)は両
昇降ホーク及び横行ホークの上方入庫動作を示す図、第
20図(a)〜(d)は両昇降ホーク及び横行ホークの
下方入庫動作を示す図である。 操作盤……1、昇降ホーク……5a,5b、横行ホーク
……20、入出庫設定スイッチ……34,37、制御回
路……A、昇降空間……E、乗入場……E1、立体格納
塔……P、格納スペースX,Y。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】昇降ホーク(5a,5b)を上下動可能に
    した昇降空間(E)と、同昇降空間(E)の左右又は前
    後の少なくとも一方に複数段設けられた格納スペース
    (X,Y)と、同格納スペース(X,Y)と昇降空間
    (E)との間を往復動可能に装設された横行ホーク(2
    0)とよりなり、同横行ホーク(20)と前記昇降ホー
    ク(5a,5b)とを格納物(C)の受渡のため互いに
    交差可能にしてなる立体格納装置において、 前記昇降ホーク(5a,5b)が現在位置よりも上方か
    ら格納物(C)を出庫する場合における昇降ホーク(5
    a,5b)の上昇又は前記昇降ホーク(5a,5b)が
    現在位置よりも下方へ格納物(C)を入庫する場合にお
    ける昇降ホーク(5a,5b)の下降と横行ホーク(2
    0)の昇降空間(E)への往行とを同時に移動操作する
    ように構成するとともに、昇降ホーク(5a,5b)が
    横行ホーク(20)の往行完了より先にその受渡のため
    の高さ位置に到達するときは、横行ホーク(20)が昇
    降空間(E)に到達する時間に合せて昇降ホーク(5
    a,5b)を遅らせて移動開始させるようにしたことを
    特徴とする立体格納装置における制御方法。
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