JPH0635721Y2 - 自動車の窓ガラス用周縁モールの係止クリップ - Google Patents

自動車の窓ガラス用周縁モールの係止クリップ

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JPH0635721Y2
JPH0635721Y2 JP7730288U JP7730288U JPH0635721Y2 JP H0635721 Y2 JPH0635721 Y2 JP H0635721Y2 JP 7730288 U JP7730288 U JP 7730288U JP 7730288 U JP7730288 U JP 7730288U JP H0635721 Y2 JPH0635721 Y2 JP H0635721Y2
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JP
Japan
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clip
locking
main body
core material
window glass
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JP7730288U
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JPH02221U (ja
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嘉紀 森田
昭男 小杉
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Nifco Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自動車の窓開口部に収められる窓ガラスの周
縁に沿って装着される周縁モールを窓開口部に係止する
ため取付けられる係止クリップに関する。
[従来の技術] 自動車の窓開口部に嵌め付けられる窓ガラススは周縁モ
ールによって縁取りし、窓開口部との間隙を塞いだり飾
り付けたりするが、この周縁モールの取付けには窓開口
部に対して直接接着剤等を使って止め付けるものと、窓
開口部に予じめ係止クリップを止着しておき、この係止
クリップを介して止め付けるタイプのものとがある。
本考案はこの後者のタイプの止着方法において、周縁モ
ールを止め付ける係止クリップにつき考案されたもの
で、特に本考案は合成樹脂を素材にして成形される係止
クリップ主体の使用時における太陽熱、気温の変化等の
熱による伸縮を抑え、その安定を図る一方、窓開口部の
コーナー部における追随性を改善し安定した取付状態が
得られるようにした係止クリップに関する。
従来この種の係止クリップとして実開昭60−54620号公
報や同61−165814号公報に記載のものが知られるが、こ
こに開示された係止クリップは合成樹脂のみからなるた
め、柔軟性があり窓開口部に対しての装着の際には作業
性に優れる等の利点がある反面、自然条件下で温度の影
響を受けること熱膨張,収縮するため安定性に欠ける欠
点があった。
また合成樹脂製のクリップは柔軟性があるがため窓開口
部のコーナー部に沿って装着する場合自由な屈曲性が得
られる反面、屈曲させた部分に皺が生じ、特にこの皺が
表面に露出する部分に顕著に現われ外観を損ねる問題が
あった。
前記実開昭60−54620号考案はコーナー部に沿って屈曲
させる際に生ずる皺を解消する目的で提案されたもので
あるが、帯板状に長尺に押出成形されるクリップにあっ
ては予じめコーナー部の屈曲に合せてその形状を特定す
ることは困難であり、実用上不向きである。
この様な屈曲の困難性を解消する一つの方法として例え
ば実開昭60−131413号公報や同61−171617号公報、更に
は同59−110216号公報等に記載される考案がある。これ
らの考案はクリップの長手方向に適宜の間隔をおいてス
リットを形成し、このスリットを利用してクリップ主体
をコーナー部の屈曲面に沿って容易に屈曲させるように
したものである。勿論、これらの提案のうち上記スリッ
トを接着剤に対する接触面の開放として考え、接着性向
上の面から提案されているものを含むが、スリットを形
成することによって屈曲性を向上できることは明らかで
ある。
しかし、これらスリットによる屈曲性付与はコーナー部
に対する装着の安定性の上で有効な手段ではあるが、こ
れらいずれの提案も前記熱に対する対応に欠けるもので
あり、使用時に受ける熱の変化による収縮,膨張に対し
ては充分な解決手段とはなっていない。
一方、この熱による収縮,膨張に対する一つの試みとし
てクリップ主体中に金属素材からなる芯材を埋入し、主
体の収縮,膨張を抑制することが提案されているが、単
に芯材を埋入する方法は剛性が高められることによって
屈曲,柔軟性に欠けることになりコーナー部にそのまゝ
使用することが出来なくなる。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案はこの様な従来の諸種の問題点に鑑み、これを改
善すべく研究開発されたもので、特にクリップ主体の熱
による膨張,収縮を抑制し、安定させる一方、窓開口部
のコーナー部に対してはその屈曲に沿って自由に且つ容
易に屈曲できるようにして装着時の作業性の向上を図
り、保護並びに装飾性の高い係止クリップを提供せんと
するものである。
[問題点を解決するための手段] 即ち、本考案は上述の目的に基づきなされたもので、そ
の特徴とするところは自動車の窓開口部に沿って装着さ
れる周縁モールを係止するため合成樹脂製の帯板状をな
す係止クリップであって、クリップ主体の一側面には周
縁モールを掛止める係止突条を長さの全長に亘り一体に
突設すると共に、クリップ主体の内部には肉厚の中心部
に沿って両端縁部に達しない幅員を有する可撓性金属素
材製の帯板状芯材を長さの全長に亘って埋設する一方、
前記窓開口部のコーナー部に対応するクリップ主体の長
さの途中には一側縁から上記芯材に切込みながらその全
体を切断しない切欠き部を長さ方向に沿って適宜間隔を
おいて複数連設してなることを特徴とした自動車の窓ガ
ラス用周縁モールの係止クリップにある。
以下、本考案の係止クリップにつき図示する実施例に基
づき詳述することにする。
[実施例] 図面第1図は本考案に係る係止クリップの斜視図、第2
図は使用の実際を説明するための取付前における斜視
図、第3図は使用状態を説明する縦断側面図である。
図面において、1は本考案係止クリップのクリップ主体
で、2はこの主体に埋設した伸縮防止用の芯材である。
クリップ主体1は熱可塑性の合成樹脂を素材にして押出
成形によって所要肉厚を有した帯板状に成形し、両側縁
部1a,1bを肉薄にして柔軟性をもたせる一方、一側面に
は並行する二条の係止突起3,4を長さの全長に亘り突設
させてある。芯材2はクリップ主体1の成形時に長さ方
向に沿って全長に亘り埋設するもので、ここでは主体の
肉薄にした両側縁部1a,1bに達しない幅員に形成し、肉
厚に形成した中心部に沿って埋設させてある。
尚、この芯材2はアルミニウムの帯板の如く可撓性を有
し、且つ伸縮性のない素材をもって成形し、主体の屈曲
に対して自由に追従できるものが適当である。
この様に芯材を一体に埋設して形成された本考案クリッ
プは自動車ボディ5に開設する窓開口部6に沿って設け
られる装着窪み7の起立壁8に接着剤9を介して接着し
周縁モール10の係止に備えられる。
第2、3図は窓ガラス11の嵌め付けのため用意される本
考案クリップの使用の実際を図示したもので、窓ガラス
11の嵌め付けに当っては上述の如くして起立壁8の本考
案クリップを固着しておき、次に窓ガラスを装着窪み7
に嵌め入れ、この窓ガラスを窪みの底部12との間に充填
する接着剤13で止め付けたところで窓ガラスの周縁と起
立壁8との間に出来る間隙を通して周縁モール10を差し
入れ、このモールの係止爪14を窓ガラスの周縁部に掛け
止めると共に、逆方向に延ばす係止爪15を本考案クリッ
プの係止突条3(若しくは4)に掛止めることによって
行われる。
上記窓ガラス並びに周縁モールは接着剤13の固化によっ
て固着し、係止クリップはこの固着がなされるまで周縁
モールを定位置に止め付けておくことになる。
ところで、図面に示す本考案係止クリップは窓開口部6
のコーナー部、つまり窓開口部の上縁部から側縁部に至
る起立壁8の曲面部分に対応する長さの一部に一側縁部
1bから切欠き部16を設けたものを示している。この切欠
き部の形成によって本考案係止クリップは上記曲面部分
に追随して密着した状態で無理なく起立壁8に接着でき
るものとなる。
切欠き部16はコーナー部の曲面部分に対応する長さの範
囲に亘り所要の間隔をおいて予じめ複数個連設されるも
ので、この切欠き部は主体の一側縁から横断方向に切込
んで芯材2を切断することのない深さ、換言すれば芯材
の一部2aを残す深さに設けられる。このため起立壁8の
コーナー部曲面に沿ってクリップを接着するとき、切欠
き部16の間隔を利用して自由な屈曲を可能とし、且つこ
の屈曲による皺の発生、特に表面に露出する上縁の一側
縁部1aに出る皺を防止する一方、クリップ主体自体は芯
材2が切断されることなく内部に一部が残ることから切
残された部分においてクリップ主体の伸縮を抑制するこ
とになる。
[考案の効果] 以上、本考案を図面に示す実施例につき説明したが、柔
軟なクリップ主体1の内部に芯材2を一体に埋設し主体
の伸縮、特に熱に対する収縮膨張を抑制する構造とした
ことから使用時に変形することがなく外観を損なうなど
の問題を有効に回避することができる一方、コーナー部
においては芯材の一部に亘って切断する切欠き部16の形
成によって伸縮抑制の効果を残したまゝ自由な屈曲性が
得られる結果、作業性を妨げられることなく実施できる
効果がある。
また、切残された主体部分は芯材の切残りによって補強
された状態が維持されることからここに無用な皺が発生
せず美麗に固定できる利点がある。
また更に、合成樹脂を素材に成形されるクリップ主体の
柔軟性が芯材によって補強されるため装着窪みに添わせ
る際、窪みの形状に整合させ易く作業性に優れる利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示したものであり、第1図は
斜視図、第2図は装着を説明する斜視図、第3図は使用
状態を説明する縦断面図である。 1…クリップ主体、1a,1b…クリップ 主体の側縁部、2…芯材 3,4…係止突条、16…切欠き部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車の窓開口部に沿って装着される周縁
    モールを係止するための合成樹脂製の帯板状をなす係止
    クリップであって、クリップ主体の一側面には周縁モー
    ルを掛止める係止突条を長さの全長に亘り一体に突設す
    ると共に、クリップ主体の内部には肉厚の中心部に沿っ
    て両端縁部に達しない幅員を有する可撓性金属素材製の
    帯板状芯材を長さの全長に亘って埋設する一方、前記窓
    開口部のコーナー部に対応するクリップ主体の長さの途
    中には一側縁から上記芯材に切込みながらその全体を切
    断しない切欠き部を長さ方向に沿って適宜間隔をおいて
    複数連設してなることを特徴とした自動車の窓ガラス用
    周縁モールの係止クリップ。
JP7730288U 1988-06-13 1988-06-13 自動車の窓ガラス用周縁モールの係止クリップ Expired - Lifetime JPH0635721Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7730288U JPH0635721Y2 (ja) 1988-06-13 1988-06-13 自動車の窓ガラス用周縁モールの係止クリップ

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JP7730288U JPH0635721Y2 (ja) 1988-06-13 1988-06-13 自動車の窓ガラス用周縁モールの係止クリップ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02221U JPH02221U (ja) 1990-01-05
JPH0635721Y2 true JPH0635721Y2 (ja) 1994-09-21

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ID=31302296

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JP7730288U Expired - Lifetime JPH0635721Y2 (ja) 1988-06-13 1988-06-13 自動車の窓ガラス用周縁モールの係止クリップ

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016153128A1 (ko) * 2015-03-23 2016-09-29 (주) 재화산업 윈드 쉴드 글라스용 브래킷 지그 및 이를 이용한 브래킷의 본딩 방법
JPWO2019225001A1 (ja) * 2018-05-25 2021-02-12 Ykk株式会社 シート止着具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2016153128A1 (ko) * 2015-03-23 2016-09-29 (주) 재화산업 윈드 쉴드 글라스용 브래킷 지그 및 이를 이용한 브래킷의 본딩 방법
JPWO2019225001A1 (ja) * 2018-05-25 2021-02-12 Ykk株式会社 シート止着具

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Publication number Publication date
JPH02221U (ja) 1990-01-05

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