JPH0635712Y2 - 車両の空調装置 - Google Patents

車両の空調装置

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JPH0635712Y2
JPH0635712Y2 JP1986057036U JP5703686U JPH0635712Y2 JP H0635712 Y2 JPH0635712 Y2 JP H0635712Y2 JP 1986057036 U JP1986057036 U JP 1986057036U JP 5703686 U JP5703686 U JP 5703686U JP H0635712 Y2 JPH0635712 Y2 JP H0635712Y2
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JP
Japan
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air
instrument panel
duct
openings
vehicle body
Prior art date
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JP1986057036U
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JPS62168910U (ja
Inventor
雄一郎 荒神
勲壮 中本
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、インストルメントパネルに設けられ車室内
に開口する各空調モードの吹出口と、車体に組み付けら
れ、上記各空調モードの吹出口に対応して空調風を吹き
出す各開口部が設けられた空調ユニツトと、上記吹出口
と開口部とを連結する各ダクトとを有する車両の空調装
置に関するものである。
(従来技術) 一般に、車両の空調装置は、車体に組み付けられた空調
ユニツトで空調風を生成し、この空調風を空調ユニツト
に設けられた各開口部から、ダクトを介してインストル
メントパネルに設けられた各空調モードの吹出口へ送
り、この吹出口から空調風を車室内へ吹き出している。
このような空調装置は、車両の製造時に、上記吹出口と
開口部とがダクトで連結されるのであるが、このダクト
は、インストルメントパネルが車体に搭載された状態で
はじめて、上記吹出口と開口部とを連結できる長さに設
定されているので、インストルメントパネルが車体に搭
載されていない状態では、上記吹出口と開口部とを連結
できない。そこで、従来の空調装置は、車両の製造時
に、まず、吹出口が設けられたインストルメントパネル
が、空調ユニツトが組み付けられた車体に搭載され、そ
ののち、上記吹出口と、この吹出口に対応する空調ユニ
ツトの開口部とがダクトで連結される(たとえば、実開
昭55−155617号公報参照)。
ところが、インストルメントパネルには、空調装置だけ
でなく、メータ類等多くの装置が組み付けられているの
で、インストルメントパネルを車体に搭載したのちに、
上記吹出口と開口部とをダクトで連結する従来の空調装
置では、連結の作業性が悪いという問題があつた。ま
た、この作業性の悪さにともなつて、連結不良が生じや
すかつた。
(考案の目的) 本考案は上記のような問題点を解決するためになされた
もので、その目的は、インストルメントパネルに設けら
れた複数の空調モード吹出口と、車体に組み付けられた
空調ユニットの複数の開口部とを、ダクトでそれぞれ連
結する際の作業性を、連結不良を防止しつつ向上させる
車両の空調装置を提供することにある。
(考案の構成) 上記目的を達成するために本考案にあっては、インスト
ルメントパネルに設けられて、車室内に開口する複数の
空調モード吹出口と、車体に組み付けられ、上記各空調
モード吹出口に対応して空調風を吹き出す複数の開口部
が設けられた空調ユニットと、上記各空調モード吹出口
と上記各開口部とをそれぞれ連結する複数のダクトとを
有する車両の空調装置であって、 上記複数のダクトは、上記各開口部との連結部において
1つに結合され、 この1つに結合された連結部と上記各開口部との連結面
がインストルメントパネルの車体への搭載方向に対して
垂直に設定されている、 構成としてある。
上述の構成により、上記各空調モード吹出口に上記各ダ
クトを連結した後、インストルメントパネルを車体に所
定の搭載方向から搭載すれば、上記各ダクトの1つに結
合された連結部と上記各開口部とが、突き合わされ、該
両者は容易に結合されることになる。このため、インス
トルメントパネルを車体に搭載した後に、各ダクトによ
る空調モード吹出口と空調ユニットの開口部との連結作
業が不要となり、連結作業性を向上させることができる
ことになる。
しかも、この場合、連結作業に際し、上記各空調モード
吹出口に上記各ダクトを連結すると、各ダクトはインス
トルメントパネルに対して片持ち状となるが、該各ダク
トが、上記各開口部との連結部において1つに結合され
ることから、互いに支え合うことになって、該各ダクト
が、インストルメントパネル側から外れたり、該インス
トルメントパネルに対して撓んだりすることを防止でき
ることになる。しかも、1つに結合された連結部と上記
各開口部との連結面が車体に対するインストルメントパ
ネルの搭載方向に対して垂直に設定されていることか
ら、該連結部と各開口部とは、その両者の当接関係をも
ってストッパとして機能することになり、車体に対する
インストルメントパネルの搭載の際の作用力が、該連結
部と各開口部との当接後にずらす(横ずれさせる)ため
の力として作用することを防止できることになる。この
ため、上記1つに結合された連結部と上記各開口部と
が、正確に突き合わされることになり、該両者の連結不
良を防止できることになる。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面にしたがつて説明する。
第1図は、この考案の一実施例による車両の空調装置の
分解斜視図である。同図において、空調ユニツト1は、
車体28(第3図)に組み付けられる。この空調ユニツト
1は、ブロアユニツト2と、ヒータユニツト3と、この
ヒータユニツト3とブロアユニツト2を連結するエアダ
クト4とからなり、ブロアユニツト2からの送風が、エ
アダクト4を経てヒータユニツト3に導入され、ここ
で、上記送風が所望の空調風となる。
上記ヒータユニツト3には、上記エアダクト4が連結さ
れる送風導入口5と、導入された送風が出てゆく開口部
6,7,8,9が設けられている。
10はデフロスタホースであり、フロントガラス(図示せ
ず)に対応するデフロスタ吹出口10aを有する。デフロ
スタホース10には、サイドデミスタホース11が連通して
おり、このサイドデミスタホース11は、サイドガラス
(図示せず)に対応するサイドデミスタ吹出口11aを有
する。12はサイドベントホースであり、車室内側部(図
示せず)に対応するサイドベント吹出口12aを有する。1
3は車室内中央(図示せず)に対応するセンタベント吹
出口である。上記デフロスタホース10、サイドデミスタ
ホース11、サイドベントホース12、およびセンタベント
吹出口13はインストルメントパネル29(第3図)に、あ
らかじめ組み付けられている。
上記デフロスタホース10は、ダクト16によつて、上記ヒ
ータユニツト3の開口部7に連結される。また、サイド
ベントホース12は、ダクト17によつて、上記ヒータユニ
ツト3の開口部8に連結される。さらに、センタベント
吹出口13は、ダクト18によつて、上記ヒータユニツト3
の開口部8に連結される。
II方向からの矢視図である第2図において、上記ダクト
16,17,18は、ダクト16の上記開口部7(第1図)に対す
る連結面16a、ダクト17の上記開口部8(第1図)に対
する連結面17a、およびダクト18の上記開口部8(第1
図)に対する連結面18aが連結面19aとして1つに結合さ
れている。つまり、第1図のダクト16,17,18が1つの結
合ダクト19を構成している。
ヒータユニツト3の開口部7,8は、III−III断面図であ
る第3図に示されるように、ヒータユニツト3が車体28
に組み付けられた状態で、上記結合ダクト19との連結面
7a,8aがインストルメントパネル29の車体28への搭載方
向20に対して垂直に設定されている。
また、結合ダクト19は、デフロスタホース10、サイドベ
ントホース12(第1図)、およびセンタベント吹出口13
に連結された状態、つまり、インストルメントパネル29
に組み付けられた状態で、上記ヒータユニツト3との連
結面19aが、インストルメントパネル29の車体28への搭
載方向20に対して垂直に設定されている。また、結合ダ
クト19とヒータユニツト3との間には、シール部材27が
設けられている。
ヒータユニツト3には、送風導入口5からヒータコア21
への送風量を制御するエアミツクスドア22が設けられて
いる。さらに、ヒータユニツト3には、ダクト16、つま
り、デフロスタ吹出口10aおよびサイドデミスタ吹出口1
1a(第1図)に対応するデフロスタドア23と、ダクト1
7、つまり、サイドベント吹出口12a(第1図)に対応す
るサイドベントドア24と、ダクト18、つまり、センタベ
ント吹出口13に対応するセンタベントドア25が設けられ
ている。上記各ドア23,24,25は、それぞれが対応する上
記吹出口10a,11a(第1図),12a(第1図),13から車室
内へ吹き出す空調風を、設定された空調モードに応じて
制御する。
また、開口部6から車室内の前席足元に吹き出す空調
風、および、開口部9からダクト14,15(第1図)を介
して後席に吹き出す空調風を、設定された空調モードに
応じて制御するヒータドア26が設けられている。
上記構成において、インストルメントパネル29は、あら
かじめ、このインストルメントパネル29に組み付けられ
ているデフロスタホース10、サイドベントホース12(第
1図)センタベント吹出口13に、結合ダクト19が連結さ
れたのち、車体28に搭載される。
このとき、上記結合ダクト19の連結面19aと車体28に組
み付けられているヒータユニツト3の連結面7a,8aと
が、インストルメントパネル29の車体28への搭載方向20
に対して垂直であるので、インストルメントパネル29が
車体28に搭載されると同時に、上記結合ダクト19の連結
面19aとヒータユニツト3の連結面7a,8aとが突き合わせ
られて、連結される。
したがつて、従来のような、インストルメントパネル29
を車体28に搭載したのちの、第1図の吹出口10a,12a,13
と開口部7,8との連結作業が不要になるので、空調装置
組み付けの作業性が向上する。また、第3図の上記結合
ダクト19の連結面19aとヒータユニツト3の連結面7a,8a
とは、突き合わせという簡単な方法で連結されるので連
結不良が生じにくい。
(考案の効果) 本考案は以上述べたように、インストルメントパネルに
設けられた複数の空調モード吹出口と、車体に組み付け
られた空調ユニットの複数の開口部とを、ダクトでそれ
ぞれ連結する際の作業性を、連結不良を防止しつつ向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図この考案の一実施例による車両の空調装置の分解
斜視図、第2図は第1図のII方向からの矢視図、第3図
は第1図のIII−III断面図である。 1…空調ユニツト、7,8…開口部、7a,8a,19a…連結面、
10a,12a,13…吹出口、16,17,18…ダクト、20…搭載方
向、28…車体、29…インストルメントパネル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】インストルメントパネルに設けられて、車
    室内に開口する複数の空調モード吹出口と、車体に組み
    付けられ、上記各空調モード吹出口に対応して空調風を
    吹き出す複数の開口部が設けられた空調ユニットと、上
    記各空調モード吹出口と上記各開口部とをそれぞれ連結
    する複数のダクトとを有する車両の空調装置であって、 上記複数のダクトは、上記各開口部との連結部において
    1つに結合され、 この1つに結合された連結部と上記各開口部との連結面
    がインストルメントパネルの車体への搭載方向に対して
    垂直に設定されている、 ことを特徴とする車両の空調装置。
JP1986057036U 1986-04-16 1986-04-16 車両の空調装置 Expired - Lifetime JPH0635712Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986057036U JPH0635712Y2 (ja) 1986-04-16 1986-04-16 車両の空調装置

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JP1986057036U JPH0635712Y2 (ja) 1986-04-16 1986-04-16 車両の空調装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62168910U JPS62168910U (ja) 1987-10-27
JPH0635712Y2 true JPH0635712Y2 (ja) 1994-09-21

Family

ID=30886372

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986057036U Expired - Lifetime JPH0635712Y2 (ja) 1986-04-16 1986-04-16 車両の空調装置

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Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60113715A (ja) * 1983-11-24 1985-06-20 Nippon Denso Co Ltd 自動車用空気調和装置

Also Published As

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JPS62168910U (ja) 1987-10-27

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